3381(21/2/12)-3400(21/3/26)

今日の禁断 ソーセージ


 昨日は昼間は結構ヒマがあったので、ニューフィルの公式サイトの指揮者関係を少し手直ししてみました。このサイトの「歴史」というページには、これまでのコンサートの一覧表があって、そこの指揮者の名前からそのプロフィールと、これまでに共演したコンサートのリストがあるページにリンクされるようになっています。ただ、最近はそのリンクを作るのをかなり長期間おろそかにしていました。他意はないのですが、今では指揮者のプロフィールなどはいくらでもネットで見ることができるので、わざわざ作ることもないな、とは思っていたんですね。そうすると、最近ではかなり頻繁に共演していただいている指揮者でも、パッと見てその共演記録が分かるページがなくなっていたんですね。まあ、末廣さんだけはきちんと更新していたのですが、新田さん、篠崎さん、橘さんなどが、そんなわけでほったらかしになっていました。
 ですから、今では、その「歴史」のページの指揮者の名前をクリックすれば、ほぼ(まだ手つかずの方もいます)、これまでの記録がわかるようになっています。最近の「常連指揮者」は、その4人ということになるのでしょうか。
 それから、休みなのに練習があったので、そこで今度の定期演奏会のチラシとチケットをもらってきました。やはり、もう出来ていたんですね。ですから、今日は早速、そのチケットをもって県民会館に行って来ようと思いました。チケットを預かってもらうためですが、その前に、「販売依頼書」の確認です。これはホール専用の様式で、前に使ったもののコピーはあったのですが、どうもここは定期的にヘッドが変わるようで、前回はその前の用紙を使ったらその名前が違っていて使えなかったので、それをまず確認しておく必要がありました。電話で聞いてみたら、案の定そこが変わっていたので、新しい様式をFAXで送ってもらいました。そうしたら、ご親切にその他に必要な書類のリストまで送ってくれたのですが、その中に、これまでは出したことのなかった「販売座席表」と「購入者連絡先記入用紙」などというものが入っていました。コロナがらみで、なにかと規制が厳しくなっていますから、チケットを預かるときにもそんなものが必要になっているのでしょうか。
 念のためまた電話で聞いてみたら、「販売座席表」は指定席を販売するときのものなので、要りませんでした。そして、もう一つの方も、これはやはりコロナのため、チケットを売った時点で連絡先を書いてもらうようになっているということだったのですが、うちの場合はチケットにそういう欄があるので必要はないことがわかりました。
 結局、今まで通りのやり方で、何の問題もなく受け取ってもらえました。ですから、県民会館では今日からもうチケットの販売は始まっています。
 ただ、昨日の委員会で、私が提案した、中止になった時のチケットの扱いを楽にするようにプレイガイドごとに印をつけたらどうか、という話は、「あなたはお客さんを信じていないのですか?」という、全く見当はずれのバッシングによって、却下されてしまいました。払い戻しを希望する人からは、郵便でチケットを送ってもらって現金書留で返金するんですって。なんだかなあ、という感じです。
 でも、私は、持って行ったチケットには、全部プリンターで印を付けておきましたよ。ごくささやかな抵抗心からです。
 それにしても、絶対に演奏会は中止にはならないと信じているだけではなく、秋の演奏会に向けても会場が使えなくなるのに、空いているほかの施設を予約してまで強引に練習を続けようとするエネルギーには圧倒されます。そんな無理をしなくてもいいのに、と思っている人はたくさんいるはずなんですけどね。
 まだ日があるのに、次の練習日だと遅くなるということで、こんなのを頂きました。
 左手前は、噂の「ソシソン・オ・ショコラ」でしょうか。ありがとうございました。去年は「お返し」は5月になるまでできなかったんですよね。今年はどうなることでしょう。
Aventure Number : 3381 date : 2021/2/12


今日の禁断 ディノス


 最近、我が家の土曜日の恒例行事となっているのがパン屋巡りです。そんな中で、泉区の上谷刈にある「マルシェ」というお店が一番気に入って、そこには必ず行くようになっていました。何しろ種類が豊富で、これまでにできるだけ違うものを食べてきたのですが、まだまだ食べていないのが残っています。そのどれを食べてもおいしくて、ほとんど外れがないというのも、ちょっとすごいことです。私の一番のお気に入りはシナモンロール、毎回これは欠かせません。サンドウィッチも種類が豊富、1袋に2つ入っているのですが、これだけでおなかがいっぱいになってしまいます。
 その棚の脇には、ドリンクの棚もあって、珍しいものも置いてあります。そこに、今まで気が付かなかったのですが、新しいジンジャーエールのボトルがありました。
 私がいつも飲んでいるのはウィルキンソンなので、正直カナダドライは甘すぎるように感じるのですが、この「プレミアジンジャーエール」というのは、おろし生姜がそのまま入っているというので、ちょっとそそられました。確かに、底に生姜が沈殿していますよね。量も380mlと少なめなので、1回で飲めそうですし。
 大量のパンと、このジンジャーエールを1本買った後は、北環状線通りを走って、今度は川平の「パンセ」へ向かいます。ここでは、「マルシェ」を知った後はあまり魅力がなくなったのですが、ブドウパンだけはずっと食べているので、それを買いました。
 その道すがら、ちょうど加茂、長命ヶ丘、南中山という3つの市民センターのそばを通るので、それぞれにできたばかりのチラシを置いてきましたよ。そこでいったん家に帰って、さっき買ったパンとジンジャーエールでお昼ご飯です。ジンジャーは、やはりカナダドライの甘さがいくら生姜を入れてもしっかり残っていて、残念ながら私の好みではありませんでした。
 さらに、午後には、バイパス沿いの家具屋巡りです。その途中で「T's」の前を通ったので、そこにもチラシを置いてきました。目的はテレビ台。
 以前、新しいテレビを買ったときに、それまでの台をそのまま使っているのがなんとも情けなかったので、ちゃんとしたのが欲しかったんですよね。ただ、ネットなどで色々探してみても、「テレビ台」というのは、決まって高さがとても低いものしかないのですよ。ですから、実際にお店に行って背の高いテレビ台を探してみようと思ったのです。
 でも、東京インテリアでもニトリでも、そういうものは全然ありませんでしたね。そうしたら、この間買っておいたカタログに、1つだけ、理想的サイズのものがあることがわかりました。
 左にある机は外して、さっそく、注文してしまいましたよ。送料が結構高いのですが、それはカタログのクーポンで賄えました。
Aventure Number : 3382 date : 2021/2/13


今日の禁断 リクシル


 まさに「10年ぶり」の揺れでしたね。録画してたドラマを見ていたら突然あの時のような不気味な揺れが襲ってきて、スマホでは「地震です」と叫び続けていました。まずは、10年前のようなことだけは避けようと本棚を押さえようとしましたが、そんな暇もなくどんどん本やCDが倒れかかってきます。結局、あの時と同じ、足の踏み場のない部屋になってしまっていました。
 もう、本棚そのものが倒壊しているのですから、仕方がありません。同じことを繰り返すなんて、ダメですね。
 でも、ほかの部屋では、物が倒れるようなことはありませんでした。それらはしっかり防災対策を施してありましたから、食器戸棚なども、倒れないのと同時に、扉も開かないようにしてあったので、食器が散乱することはありませんでした。中にあった食器がほんの少し割れたぐらいで済みましたから、これは確かに学習の成果でしょう。
 今朝になって、職場の様子も気になってきました。特に連絡もなかったのでそんなにひどいことにはなっていないのだろうと思いつつ、とりあえず様子を見るために行ってみました。
 そこで、社長に様子を聴いてみると、開口一番、「位牌堂のナンバリングをしておいて、本当に良かった」といわれました。そう、去年の夏ごろに、それこそ10年前に、過去帳が中に入った位牌がバラバラになって大変な思いをしたのを教訓に、それぞれのパーツに同じ番号を付けて、その番号の場所に置くようにする、ということを私がやっていたのですが、その成果が見事に表れたというのですね。もう、簡単に復旧できたのだそうです。自分の部屋では何の対策も取らなかったのに、ほかのところではしっかり意味のあることをやっていたのでした。
 私の職場は、こんな感じ、これは、最初から棚は補強してあったので、予想通りCDなどは無事、ほんの少し本が上の方から落ちていただけでした。
 でも、このぐらいだったら、30分ぐらいできれいに片付けることができましたよ。
 ただ、リヤスピーカーの一つが床に落ちて、傷がついてしまいました。
 床には、そのあとが残っていました。
 家に帰って、片付けに励みます。何とか足場を確保して、棚を元通りにすることはできました。
 AVシステムも、何とか復旧出来ました。それで確認してみると、夕べ予約していた番組が2つ録画できていませんでした。揺れが来たときに、アンテナケーブルが抜けてしまったようですね。それをつなぎ直すのも、一苦労でした。
 そして、ホームセンターで突っ張り棒を買ってきて、棚の補強です。
 これで、次の地震の時も大丈夫・・・って、もうあの揺れを味わうのは勘弁してほしいですね。
 しかし、同じことを考える人がいるようで、1軒目では売り切れでした。
Aventure Number : 3383 date : 2021/2/14


今日の禁断 エレクトロン


 先日の地震、確かに揺れは大きかった割には、私の感触としては被害は少ないような気がしていました。もちろん、10年前の地震の教訓として様々な対策がなされていたこともあったのでしょうが、建物の大規模な崩壊のようなことはあまり耳にはしていません。
 とは言っても、確実に被害は出ていて、東北新幹線などは「10日前後」は全線の運行は出来なくなっています。不思議なのですが、この「10日前後」というのは3日ほど前に発表された数字なのですが、それが、いつまでたっても「10日前後」のままなんですよね。このまま「10日前後」が続いたら、来週の週末に予定されているニューフィルの指揮者練習に、指揮者が来られなくなってしまいますよ。
 まあ、これはまだ推定の域を出ないのですが、地震の被害は新幹線以外にも出ていて、なんと、その演奏会が行われるホールがかなりの被害を受けていた、と言うのですから驚きです。そのニュースを知ったのは、昨日の木管分奏の時です。その日は仙台フィルの方がトレーナーとしていらっしゃっていたのですが、そういう情報がホールから団に伝えられていた、と言うのですよね。ただ、その時もあくまで非公式の情報で、詳しいことはよく分からないが、2〜3ヶ月は使えないのでは、ということでした。
 その件はニューフィルの団長にも伝えられました。団長は、今朝になってあわててホールに電話をしてその詳細を知らせてもらい、私とインペクにプレイガイドでのチケットの販売と広報活動を停止するように指示を出したようです。しかし、仙台フィルにはホールから連絡が行ったのに、同じホールを使うニューフィルには、連絡が来なかったのはなぜなのでしょう。
 私も、このホールにはすでにチケットを納品していましたから、電話をして販売を一旦中止してもらうようにお願いしました。さいわい、まだ1枚も売れてはいませんでしたね。そのときに、どんな被害状況だったのか聞いてみたら、今の段階では、直接工事に携わるところではない、「下見の下見」という感じでの調査があっただけということでした。ただ、それだけでも間違いなく2〜3ヶ月はかかる工事が必要だというのですから、4月17日のニューフィルの演奏会までには、復旧は無理だ、ということになりますね。
 まったく、そもそもコロナ禍の中で演奏会を開くというだけでかなり無理があるというのに、新幹線は止まるは、ホールは使えなくなるはでは、踏んだり蹴ったりですね。普通はこれだけのことが重なれば、まずは開催の是非を検討するのが普通の団体なのでしょうが、そうはいかないのがニューフィルのしぶといところです(褒めてません)。今のところは、本番の1週間前に土日とも指揮者練習のために大きなホールを押さえてあるので、おそらくそこを使うことになるのではないでしょうかね。いずれにしても、日程を変更するにあたっては、まず団員とオープンに討議をする場を持つことが必要だ、と、やはり普通は考えるのでしょうがね。
 私は、とりあえずチケット販売を止めたのですが、すでに5カ所にチラシを配ってしまっています。まあ、それはいずれ、シールを貼ったものに差し替えることになるのでしょうね。去年と同じタイミングで、ミスをやってしまいました。
 いずれにしても、そのことをネットで公にするために、公式サイトとSNSを更新しました。その時に、公式サイトのデザインが、ちょっといびつなテーブルになってしまっていました。
 なぜこんなことになってしまうのか、まったくわかりませんでした。可能性のありそうなところを全部チェックしてみたのですが、元に戻りません。途方に暮れて、ソースを眺めていたら、「1000」という数字が目に入りました。これは、この中に埋め込んであるFacebookの縦のサイズのはずでした。これは、公式サイトの方の縦のサイズよりも小さくなるように設定していたのですが、今回、チラシやチケットの画像を全部外してかなりサイズが小さくなっていたので、Facebookの方が大きくなってしまって、テーブルからはみ出した分、こんなゆがみが生じていたことがわかりました。ですから、それを「800」に直したら、見事に元に戻ってくれましたよ。
 ほんとに、コロナと地震とのダブルパンチで、ひどい目に遭っています。
Aventure Number : 3384 date : 2021/2/17


今日の禁断 ダリ


 前回いちゃもんを付けた「10日前後」というのは、「事故が起こってから10日前後」という意味だったようですね。ですから、事故が発覚してからちょうど10日目の24日にめでたく再開できることになりました。よかったですね。でも、当初は東京までだと1時間余計にかかるそうですから、ご注意を。
 そんなわけで、私の部屋も1週間近く経ったところで元通りに復旧することができました。いや、この際なので、もはや絶対に見ることはないVHSのテープはすべて廃棄することにしました。そして空いた隙間に、今まであちこちに重ねて置いた最近のお気に入りの文庫本を、きちんと整理して並べてみましたよ。シリーズもので、何巻まで買ったのかわからないようなものも、これで新しいのを買うことができます。いや、その前にすでに重複して買ってしまったものが何点かあったんですけどね。
 そして、もうこんな大惨事にはならないようにするため、棚から本が飛び出さないような工夫も行ってみました。
 このように、桟にヒートンを打って、その間に、両端に手芸用の「カニカン」を付けたタコ糸を張ってみたのですよ。タコ糸はテグス結びで固定しますから、ほどけることはないはずです。
 本を取りたいときは、こんな風に簡単に外せますから、便利です。
 このやり方が気に入ったので、職場のリア・スピーカーにも応用してみました。
 今回は、これが唯一の落下物だったので、これで次回は落ちることはないでしょう。
 明日で地震から1週間、その間に余震も何回かありましたが、さいわい軽いもので済みました。でも、10年前の震災では、1か月後に同じぐらいの揺れが来て、せっかく片づけたこの部屋がまためちゃめちゃになってしまったので、油断は禁物です。とりあえず、突っ張り棒はもう2本は欲しいので、明日は探しに行きましょう。入荷してないかもしれませんがね。
Aventure Number : 3385 date : 2021/2/19


今日の禁断 ハイエイト


 先週の地震の後に私の部屋では壁沿いの手作りの本棚が見事に倒れてしまったのですが、それを修復する時にはきちんと天井との間に突っ張り棒を入れて補強しようと思いました。それで、近くのホームセンターに行ったのですが、必要な長さのものはもう最後の1箱(2本入り)しか残っていませんでした。とりあえずそれを買ってきて、セットしたのですが、やはりあと2本は必要だったので、昨日、また同じ店に行ってみました。そうしたら、そこでは入り口のすぐそばに、大々的にコーナーを作って、突っ張り棒だけを大量にディスプレイしているではありませんか。もう「売るほど」ありましたよ。とても素早い反応ですね。私は1箱あればよかったので、早速買ってきました。
 そして、補強が完璧になったところで、今度は中身が飛び出さないようにタコ糸張りの作業です。この辺りは、棚板が足らなくて平積みになってしまいましたから、こんな風に蜘蛛の巣状になってしまいました。
 ちなみに、最上段は「8ミリビデオ」です。これなんかも、もう再生する機械がないのですが、大切な記録なので捨てられません。
 あの地震の時には、私の部屋以外でも少しの被害はありました。台所では、まず冷蔵庫の上の天井が、突っ張り棒で固定してあったものに突っ込まれて、穴が開いてしまいました。固定した場所がよくなかったのですね。
 それは、やはりホームセンターで小さな壁紙を買ってきて、ふさぎました。
 あとは、食器棚の扉の蝶番が割れてしまっていました。
 これも、同じ蝶番を買ってきて、交換しました。10年前には、やはり別の棚の扉の蝶番が壊れて交換したのですが、その時はサイズは同じでもねじ穴の位置が変わっていたのでちょっと苦労しましたが、今回は全く同じものが手に入ったので、そのままのねじ穴で、楽勝でした。
 夕べの11時過ぎには、1週間前の同じ時間にあの地震があったのだなあ、と、ちょっと不思議な気持ちになりましたね。今回は、お亡くなりになった方が一人もいなかったというのが、幸いでした。
 
Aventure Number : 3386 date : 2021/2/21


今日の禁断 プログラム


 昨日は、火曜日なのに祝日だったので、今月2回目の1時間早いスタートのニューフィルでした。でも、早く始まった分、終わりに時間が余るので、そこで技術委員会を開くというせこい予定になっていました。このところ、練習場の問題やらなんやら、頭を悩ますことがたくさんありましたから、それらの件についての討議になるのでしょう。
 その前に、練習の間の休憩時間に、軽い打ち合わせがありました。そこでは、この間書いたように、地震で改修工事が必要になってしまい、結局5月末までの休館が決定した県民会館の代わりに、その前の週に取ってあった名取市文化会館大ホールにシフトするということが正式に決定されました。いや、もうすでにそれ以外の選択肢はなかったので、早々と修正用のシールなども印刷屋さんに発注してあるという手際の良さですから、まさに「出来レース」、誰も反対する人なんかいませんでした。
 ただ、そのシールが出来てくるまでには、チケットもチラシも配るわけにはいきません。それが来週のことなので、その時に各自シールをもっていって、自分のチケットや、チラシ、そして、市民センターなどでチラシ配りを頼まれている人も、それにそのシールを貼って、再度広報活動も開始される、ということになるのですね。
 ですから、まずはネットでの宣伝、ということで、まだ現物はないのですが、きっとこんなものになるだろうということで作ってみたのが、こんな画像です。
 これをニューフィルのFacebookにアップしたら、佐々木さんご自身もシェアしてくださいました。
 必要な情報は、確実に変更になっているはずです。ただ、フォントはちょっと違ってくるでしょうね。なんせ、使い慣れないGIMPですから、なかなか思うようなフォントが出てこなくて。でも、後でマニュアルを見て探してみても、元のチラシと同じフォントはなかったので、いずれにしても全く同じものは作れなかったんですけどね。
 これをよく見てもらうと分かるのですが、下の方に書いてあるプレイガイドの中から、使えなくなったホールの名前は削除してあります(絶対わからないでしょうが)。ですから、今日はそこに行って、預けたチケットを引き取ってくることにしました。前もって電話をしてみると、一応「引取書」を出してくれというので、「売上0」の引取書を作って持っていきました。
 ホールは休館していますが、事務所はやってました。でも、なんだか職員さんが少ないですね。そこで、チラシ置き場を見ると、まだニューフィルのチラシが置いてありましたよ。前に電話でチケットの販売は止めてくれと言ってあったので、チラシも当然取り払っていると思っていたのに、これはちょっと意外、というか、いい加減。ですから、まずはそれを全部抜き取って、「持って帰りますね」と対応した職員さんに言ったのですが、「そうですか」という無反応な答えでした。チケットを確認して帰るときも、ふつうは、ホールでの事故でこちらの演奏会が中止になって、こんなことをしなければいけなくなったのですから、「申し訳ありません」ぐらいの言葉はあるのでは、と思っていたのですが、それもありません。いや、別に謝らなくても、ここが使えなくなってどんな対応をしたのか、ぐらいは知ろうとするのではないでしょうか。そんな問いかけも一切なし、情けないですね。
 考えてみたら、シールを貼って直す部分は日付と会場だけですから、もしかしたらそのホールの名前は残ってしまうかもしれませんね。その時はマジックで消すのでしょうか。消し忘れがあってここにチケットを買いに行った人が、いやな思いをすることだけは避けたいですね。あの職員さんの対応では十分あり得ますから。
 でも、練習が終わった後の委員会では、そんな嫌な思いを一掃するような素敵な展開が待っていました。きちんと説明したことが相手に伝わって納得してもらえるというのは、なかなかないものなのですが、そんな大切な気持ちをまだ持っている人もいることがわかって、とてもうれしくなりました。まだ、捨てたものではありません。
Aventure Number : 3387 date : 2021/2/24


今日の禁断 ナハトムジーク


 おとといのニューフィルの練習の時には、今度の定期演奏会の日程と会場が変更になる、ということが伝えられました。そして、その後での委員会では、もう一つ重要なことが決定していたのです。それは、その次の定期演奏会の曲目に関することです。それが、指揮者である末廣さんの了承も得られたので、どんなことが決まっていたのかを記録しておきたいと思います。まあ、極めて主観的な議事録、といったところです。
 去年の今頃は、もう練習は中止になっていましたね。そして、しばらくして、予定されていた春の定期演奏会が正式に中止となってしまったんですね。その演奏会は、丸1年延期して、今年の4月には、ちょっと細かい変更はありましたがなんとか予定通り開催できそうなところまで来ています。
 それで、去年の時点では、その年の秋に70回のキリ番となる定期演奏会となることから、マーラーの「交響曲第7番」という大曲を演奏することが決まっていました。ですから、春は中止になっても、秋になればコロナも終息するだろうということで、マーラーのパート譜も渡されて、各自練習再開に向けてさらっておくように、と言われていましたね。ところが、コロナはそんな、半年でなくなってしまうほど甘いものではありませんでした。そこで、マーラーは1年後にやることにして、もう少し編成も小さく取り組みやすい曲に変更して「オータムコンサート」という名前で秋の演奏会を行ったのですね。
 ところが、1年経っても世の中はまだまだ元に戻ることはありませんでした。とは言っても、何とか秋の演奏会はしっかりと対応策を講じていたために何事もなく終わらせることができたので、その後の今年の春の定期演奏会が終われば、当然のことのように次は1年遅れのマーラーをやることには、何の抵抗もないように思えたのでしょう。年初めの団員総会では、しっかり秋にはマーラーによる定期演奏会の敢行が提案され、それは承認されていたのです。同時に、「練習を休んでしまえば、確実に腕が落ちることが身に染みた。これからは各自十分に感染対策を行って、決して練習が中断することがないように気を付けていこう」というアナクロな檄までが飛ばされていましたね。
 ただ、その時に「とても、今の状況ではマーラーはできないのではないか」という切実な思いを口にしていた人はいました。でも、それは先ほどの檄に押しつぶされてしまっていたのではないでしょうか。正直、これはとてもまずい状況なのではないか、と、私は思いましたね。私が一番まずいと思っていたのは、パートによって職場からの要請で練習に出てこれない人がいるために、マーラーをやるためには練習の段階でもエキストラが必要になってくる、ということです。例えば、オーボエのパートでは、現状は5人のメンバーのうちの3人までは、コロナが終息するまでは練習には参加できないようになっているのです。半分以上がエキストラの状態で本番を迎えてもいいのでしょうか。せっかくのマーラーなのですから、きちんと全員がそろえるようになる時まで待つことはできないのでしょうか。
 その後、練習場がコロナの予防接種の会場となるために使えなくなるということや、さらには大きな地震のために、一時その会場が閉鎖されたりしても、「マーラーをやろう」という強固な意志は決してなくなることはありませんでした。配布された半年間の予定表には、会場を別なところに移して、それによって打楽器が入らなくなってしまうようになっても、とにかくなにがなんでもマーラーに向かって突き進むという予定が書きこまれていましたね。
 そして、もはやその問題は解決済みだ、と言わんばかりに、さらにその先の予定、来年の春の指揮者を選ぶための会議が招集されることになりました。ここで一度立ち止まって、メンバーの本音を聞いたうえでの議論を行わないことには、もうなし崩し的に事が運んでしまいます。それを停めるための、これが最後のチャンスなのでは、と思いました。
 もちろん、逆に私のような考えが少数派で、大勢としてはマーラーで突き進むことに異存はない、ということになっても、それは構いません。多くの犠牲を払ってもそれをやることに確固たる意味が見いだせるのなら、それはそれで従うのに吝かではありません。ただ、この件に関してはなにしろ真剣に討議する機会がなく、気持ちはあっても言い出せなかった人がたくさんいるのでは、という感触は確実にあったので、とにかく討議の場だけは作らなければ、という気持ちは強くありましたね。
 そして、練習が終わった後に技術委員だけが残って会議が始まりました。最初は、淡々と来年の指揮者候補についての話が進められていきます。このままでは、議論すらできずに終わってしまうのかな、と思いかけたころに、「その前に話し合うことがあるのでは」と口火を切った人がいました。案の定、それに対して「マーラーをやらないという理由があるのなら、教えてください」という高飛車な切りかえしがありました。そこで、私もエキストラの件を取り上げて援護射撃です。そうしたら、これまでマーラー推進派だと思っていた人が、パート内の事情でやはりこのままではエキストラに頼らざるを得なくなる状況になってしまうので、「この状況でマーラーをやってしまうのはもったいない」と、さらに援護してくれたのです。
 結局、それで流れが変わりました。終わってみれば、「コロナが終息するまで、マーラーは白紙撤回」という、私が思っていた以上の、とてもうれしい結果が出されていたのです。「コロナの終息記念にマーラー」、なんて素敵なことでしょう。
 でも、そんなフレーズ、どこかで聞いたことがありますね。「コロナに打ち勝った証としてのオリンピック」でしたっけ?それは、よく似た言い方のように見えますが、実は全くの別物だ、ということに注目する必要があります。私たちは、別にコロナに勝とうなんてことは思ってはいません。あちらがいなくなったら、マーラーをやりましょう、というスタンスです。でも、オリンピックは、出来もしないことをぶち上げて、力ずくで成し遂げようとしている、非常に醜い「戦い」なのです。もちろん、勝ち目はありませんし、そんな欺瞞に乗せられる人なんか、いるわけがありません。
Aventure Number : 3388 date : 2021/2/26


今日の禁断 コダーイ


 おとといはニューフィルの指揮者練習、1日だけのスケジュールで会場は多賀城市文化センターの小ホールです。ここの大ホールはだいぶ前に定期演奏会で使ったことがありましたし、その他にも震災後に多賀城市が主催する「第9」で依頼演奏を行っていましたね。その時には秋川雅史さんがゲストに呼ばれてました。いや、別に秋川さんが「第9」でテノール・ソロを担当したというのではなく、あくまで彼の持ち歌の「千の風〜」を別のステージで歌ったということなんですけどね。前の日のリハでは、一緒に歌う小学生たちに熱心に歌唱指導を行っていましたね。
 小ホールの方は、入ったことはありました。宮城県の合唱祭が毎年ここで2つのホールを使って行われていて、私の合唱団は大ホールで歌ったのですが、他の合唱団を聴くために小ホールにも行きました。なかなかコンパクトで、いいホールだと思ったのですが、そこで練習すると聴いた時には、あのステージでは狭すぎるのでは、と思ってしまいましたね。
 しかし、それは杞憂でした。ホールに入ってみたら、ステージで使う椅子を別の場所から持ってきてそれを客席からステージに上げているところでした。ステージは迫で前の方に広がっていて、後ろの反響板もありませんから、実際には、下の図「センターステージ」というところの奥まで使えて、この倍の広さがありました。
 ただ、そのスペースが逆三角形になっているので、打楽器の配置はちょっとイレギュラーになりましたけどね。
 このホール、なんだか、上野の文化会館の小ホールのような感じがしませんか?あるいは、行ったことはありませんが、ベルリンのフィルハーモニーの室内楽ホールをこぶりにしたような感じ、とか。
 ところが、この日はかなり寒くて、文化センターのロビーは暖房完備で暖かくなっていたのに、ホールに入ると全く暖房がきいてません。あまりに寒いので、ダウンコートを着たままで演奏しようか、と思ったぐらいです。もちろん、即刻暖房は入れてくれたようなのですが、いくら時間が経っても全く暖かくならないのには困りましたね。
 最初にやったのが「くじゃく」だったのですが、そんな寒さのせいでしょうか、いつもなら楽々吹けるピッコロ・ソロの最初のコブシで指が絡まって音符が並びません。そこは即刻指揮者から「音がぼやけている」というご指摘です。なんとか暖かく感じられるようになったのは、後半のシューマンになってからでしょうか。
 この日の佐々木さんは、地震で県民会館が使えなくなったという知らせを聞いて、マジで演奏会が再度中止になるのだと思ったのだそうです。そもそもこの演奏会は、1年前に行われていたはずのものですからね。それが、たまたま1週間前の指揮練のために土日に名取のホールが確保できていたので、まずはほとんど支障がなく開催できる見込みになったことをとても喜んでいたようです。名取のホールも最近使われていて、とても良いホールだと楽しみにされていました。練習も、軽い雑談を随所に挟みながら、とても楽しそうに進められていて、あっという間に終わってしまったような気がします。
 このホールは、施設全体で感染対策には力を入れているようでした。入り口にはサーモメーターが常設されています。
 さらに、練習後には、ホール内の除菌を行うための道具も用意されていて、客席のシートやステージで使った椅子などを団員が総出できれいにしていました。
 手すりなども、しっかり除菌していましたね。
 こういう、みんなが率先して仕事をするニューフィルが、大好きです。
Aventure Number : 3389 date : 2021/3/1


今日の禁断 エレクトロン


 仙台市のコロナウィルスワクチンの接種方針が決まったようで、これまで4月以降の予約が凍結されていたすべての市民センターの中から、15の施設だけが使われることになったそうです。その中には、ニューフィルのいつもの練習場も含まれていたのですが、それらはすべて使われるのは土日と休日だけで、平日は普通に借りられるようになりました。まあ、これで、ほぼ以前と同じ条件で借りることができることになったので、まずは、楽器倉庫の問題などは解決したことになりますからよかったですね。もちろん、感染がさらに進んで、施設そのものが使えなくなるという可能性がこれでなくなったということではありませんよ。
 とりあえず一つの課題はクリアできたところで、昨日の旭ヶ丘での練習の前には、久しぶりに「とらの子」でご飯を食べました。相変わらずおいしいお米を堪能して、車を置いてきた駐車場へ向かいます。それは、坂道沿いにかなり歩いたところにあります。ちょうど真ん中辺に来たあたりで、後ろから「お客さま!」というような声が聞こえてきました。振り返ると、そこにはさっきのお店の店員さんがスマホを片手に立っていました。「これ、お客様のお忘れものではないでしょうか?」ですって。確かにそれは私のスマホ、うっかりしてテーブルの上に置いたままで会計をして出てきていたんですね。それを発見した彼女は、全速力で登りの坂道を息を切らせながら走ってきたのでしょう。もちろん、わたしは「こんなところまで、わざわざありがとうございました」と、丁寧にお礼を言いました。
 それが縁で、彼女と私とはお付き合いを始めるようになりました。
 というのは、映画でのお話でしたね。これも、前作同様、成田凌の怪演が見ものでしたね。
 昨日の練習では、やっとチケットやチラシを訂正するシールが渡されました。ご存知のように演奏会の日程や会場が変わってしまったので、それを貼り付けて訂正しなければいけないのですよ。チケットはともかく、チラシは今回もいらないだろうと思っていたのですが、いつの間にか大量に印刷することになってしまっていたので、仕方なくいつも通り市民センターには全部配布するというにしてしまいました。ただ、その際にポスターはなくして、チラシも今まで50枚ずつだったものも30枚に減らしています。その担当をお願いした人たちにも、シールをもっていってもらって各自貼り付けてもらうことになりますね。ご苦労様です。こんなことになるのなら、チラシも配らないようにしておけばよかったのですが、それを決めたときはちょっとそんな雰囲気ではありませんでしたからね。
 とにかく、自分が蒔いた種には違いありませんから、今日はほとんどそのシール貼りで過ごしました。
 チケットは数も少ないのですぐに終わりました。こちらは特段問題もありません。ところが、チラシのシールは問題が多すぎ。
 最初に使ったのはこんな感じで、長方形になっていますから、数字を全部隠そうとすると、指揮者の名前の下の赤い線が消えてしまいます。これはデザインの要なので、仕方なくちょっと上が残ったところで妥協しなければいけません。
 しかし、やっているうちに、シールのサイズがかなり違っていることに気づきました。これよりもっと上下の幅が広いのがあって、それだと下のチケット代の上が少し欠けると同時に、上の赤い線も完全に消えてしまいます。
 そして何よりも、インクで指が真っ黒になってしまうんですね。印刷もムラが多くて、なんだか、裏焼きになった活字が見えたりします。さらに、裏面の剥離紙には、真ん中に切れ目が入っているのでとても剥がしやすいのですが、その切れ目がいろんな位置にあって、物によっては2か所が切れているものもあります。大量に作業をしていますから、こんなのが出てくるとひと手間多くなってしまって腹が立ちますね。
 それと、予想通り、プレイガイドで余計なところを消すことはできませんでした。その件は、公式サイトではちゃんと断ってあります。リンクしてあるPDFではマジックで消しておきましたけど。
 まあ、それでもチラシ600枚、チケット100枚を、全部貼り終わりました。その中には、「友の会」への発送分もあります。ただ、それを発送する時に、出来れば今回の一連の出来事を記した新しい「かいほうげん」を入れたいので、それをまず作ってからですね。来週中には出来上がるように、鋭意準備中です。
Aventure Number : 3390 date : 2021/3/3


今日の禁断 ニッサン


 チラシのシール貼り作戦、大変でしたね。私あたりは、日常的に1000枚以上のあて名シール貼りをやってますからなんということはありませんが、やり慣れない人には苦行だったことでしょう。あれをやっているときには、ちょと前の石原さとみが出ていたドラマを思い出していましたよ。「校閲ガール」でしたっけ。あの場合は、表紙の文字の間違いを見落として、全部印刷されたときにそれに気づき、その部分だけシールを貼って直す、ということでしたね。かなりの量(数万部)だったようで、大勢の人が印刷所で徹夜して作業を終わらせたんですよね。あれを見たときに、初めて実際のシール貼り作業のことを知ったのでした。今回も、すぐにシールが出来てきたということは、印刷屋さんでは日常的にこういうケースが起こっていて、それに対応してきたからなのでしょう。
 まあ、今回のシールのクオリティについては、かなりお粗末だと言わざるを得ませんが、貼り終わったものだけを見せられれば、誰もそんなことには気が付かないはずです。というのも、きのう、ちょっと町中に行く用事があったので、ついでに私の担当のところを3つばかり回ってみたのですが、その最後に行った「市民活動サポートセンター」では、担当の人が全然気づきませんでしたからね。その担当の人は、さすが「サポートセンター」というだけあって、チラシを渡したときには「ここまでになるのは大変だったでしょうね」と言ってくれたりしてましたね。やはり、このところはそういうことをやりたくてもできないケースを、多く見てきているからなのでしょう。そんなリアクションに乗せられて、こちらもいろいろしゃべってきて、その中で会場と日程が変わって急遽シール貼りをしたのだ、と言ったら、「あ、本当だ、全然わかりませんでした」と言っていたんですよ。こんなフレンドリーな対応は、普通の市民センターではなかなか見られません。
 実は、今日も、車のリアワイパーのゴムを交換するためにディーラーに行かなければいけなかったので、その近辺、北環状線沿いの市民センターに行ってみました。それらは、すでに先月早々にチラシ配りを終わらせてしまったところで、出来るだけ早く訂正したものと差し替える必要がありましたからね。
 そこでまず行ったのが南中山市民センターです。ここでは、対応してくれたおばさんが、会場が変わったことを告げると、「それは大変でしたねえ」と、やはりフレンドリーなリアクションを取ってくれて、すぐに、掲示してあった前のチラシを持ってきてくれました。普通の市民センターでも、こんな人はいるんですね。その引き取ったチラシを数えてみたら1枚も減ってなかったので、幸いまだ誰の手にも渡っていなかったようですね。
 そのあと行った長命ヶ丘市民センターでは2枚、加茂市民センターでは1枚、それぞれなくなっていたようです。まあ、仕方がありませんね。その加茂では、チラシのラックにジュニア・オケと、合唱団「パリンカ」のチラシも置いてありました。最近は合唱団の演奏会もぼちぼち開かれるようになっているようですが、何事もなく開催できるように願っています。
 感染対策として、様々な方策が挙げられていて、ニューフィルでもそれに従って進めていくようですが、なんといっても最大の感染対策は、お客さんをあまり入れないことに尽きるのではないでしょうか。なんせ、いくら広いとは言っても、密閉された空間に何百人もの人が入るのですから、リスキーなのは当たり前ですよ。ですから、今回はホールの方で特に制限を設けていないので、チケットをたくさん売って満席にしましょう、などと言うのは非常にまずいことなのだと思っています。
 このホールは使用料が高いのでそんなことを言っているようですが、別に団員のノルマを下げる必要はないのですから、この前の演奏会のようにお客さんは半分ぐらいになるようにしてほしいものです。
 シール貼りまでしてチラシ配りをしてるくせに、といわれるとつらいですね。まさにジレンマというやつです。
Aventure Number : 3391 date : 2021/3/5


今日の禁断 ガーリック


 今回の私のチラシ配りの担当は、全部で17ヵ所でした。いつもはもっと少ないのですが、本来の担当者で「コロナ休団」の人がいるものですから、その人の分も引き受けていました。でも、その人が名乗りを上げてくれる前には私が行っていましたから、場所は全部分かっています。
 ただ、17ヵ所といっても、そのうちの2ヶ所は現在改修工事中なので休館だということがわかっていたので、実質的には15ヵ所ということになりますね。そのうちの5か所はチラシが出来てすぐに行ってきたのですが、その後チラシを訂正しなければいけなくなったので、そこだけは早めに新しいのに交換しなければいけませんから、おとといそのうちの3か所までは行ってきてましたね。幸い、そこでは全部で3枚しかなくなってませんでしたから、とりあえず間に合ってました。その前の日にも2ヶ所行ってありますから、残るは10ヵ所です。
 その10ヵ所を地図の上に並べてみると、見事に方角がバラバラになっていますね。私のところには「残り物」だけしかないので、こういうことになってしまいました。こうなったら、チマチマ行くよりも、まとめて全部行ってしまう方が楽です。さいわい、今日は何の予定もなかったので、こんな風にしっかり順番を決めて、少しでも無駄を省けるようなルートを考えてみました。
 自宅を9時15分に出て、最初は@の福沢市民センター、ここはそんなに遠くはありません。そこから仙台駅の東口に向かい、Aのパルシティです。その後は、X橋→広瀬通→西道路と、距離はありますがスピードは出せる道をひた走ってBの落合市民センターです。そして、今度は逆のコースで中ノ瀬橋まで出て大橋経由で川内方面へ。まずCの博物館へ行ってみます。
 ところが、ここはこの間の地震のせいで休館になっていました。市民センター以外の情報はなかったので、うっかりしてました。でも、その後のDの萩ホールは、普通に受け取ってくれました。ホールは使えませんけどね。メタセコイアも寒々しいですね。
 しかし、次に行ったEの美術館でも、
 そうなんですって。次に来るときには、この辺りはしっかり調べておかないと。でも、もう少しするとここの近くに引っ越す人がいるみたいですから、その人に頼んでもいいですね。
 さらに、今度は286号線経由でモールの前を通ってひたすら南下、Fの柳生市民センターへ向かいます。その後、方角的にはその真東にあるGの中田市民センターへ行けばいいのですが、あいにく途中を東北本線に阻まれているので、少し北に戻って陸橋を渡り、旧4号線に出てまた南下です。時間は11時半になっていました。ですから、途中で「かつ膳」というおいしいとんかつ屋さんでお昼ご飯にしようと思っていたのですが、昨日ネットで調べたら去年の3月に閉店していることがわかりました。その前を通ったら、建物はそのままで、看板だけ「かおる」と変わっていましたね。「か」だけ同じです。
 その後は、中田から旭ヶ丘まで最長距離を走ります。まずはHの旭ヶ丘市民センター。ここでは、チラシ置き場を見てみたら、もう4枚しか残っていませんでした。26枚も持っていかれてしまったのですね。手遅れでした。そこで、12時半、最後はIのT'sですから、もちろんお昼ご飯もここで食べていきましょう。中に入ると、先月来た時には気づかなかったのですが、パーティションがテーブルの間に設置されていました。
 テーブル席はほぼ満席、結構繁盛しているようですね。ここでも、すでに11枚なくなっていました。
 待望のアラビアータでおなかは一杯。家に着いたのは1時15分だったので、ちょうど4時間で、仙台市を端から端まで走ったことになります。お天気も良かったし、快適なドライブでした。
Aventure Number : 3392 date : 2021/3/7


今日の禁断 マツクイムシ


 職場には、たくさんの樹木があります。なんせ、天然記念物の「マルミガヤ」なんてのもあるぐらいですからね。これからだと、桜の木が見ものですね。ピーク時には一斉に花が咲いて、わざわざこれを見るためだけにやってくる人もいますよ。
 ただ、中には、もはや命を終わらせるような樹木もあります。そんな桜の木に囲まれてひときわ立派な枝ぶりを誇っていた松の木が、最近害虫のせいでほとんどの葉が枯れてしまっていました。
 専門の樹木医などにも見てもらったのですが、これはもう伐採するほかに方法はないということでした。何しろ、その下には墓石がありますから、そこにお参りする人に何かあったりしたら大変ですからね。
 それで、まずは出入りの植木屋さんに見積もりを取ってみたら、これだけの枝が墓石に当たらないように切るには、松の木の周りに足場を組んで作業をする必要があるということで、何百万円もの費用が掛かることがわかりました。えらいことですね。
 ただ、それ以外にも実際にこの辺りの伐採をお願いしたことのある業者もいたので、そこにも見積もってもらったら、そちらはクレーン車を入れて作業を行えば、80万円ぐらいで出来る、ということでした。そこは、何回も現場に来てくれて、間違いなくそれで出来るということだったので、お願いすることにしました。
 そして、昨日からその作業が始まりました。
 11時頃に、準備が整いました。トラックの後ろにあるのがクレーンです。竹藪への入り口当たりの広いところにしっかり固定させて、思い切りアームを伸ばして松の木の上で待機です。木のそばには、高所作業車が設置されていて、そのゴンドラに乗った作業員が、まず枝にロープをかけ、このクレーンの先のフックに固定させます。そして、その枝の根元をチェーンソーで切って、それをクレーンで持ち上げ、そのまま手前のトラックの荷台に運んで、そこでさらに別の作業員が小さく切断する、という手順のようです。
 最初の枝が切り取られた瞬間です。
 ほんの少し、枝がなくなりましたね。そんな危険な作業を用心深く続けていきます。
 午後4時ごろになると、かなり枝も少なくなりました。この後は、幹を切る作業です。上の枝にロープをかけて、それをクレーンが支えています。
 切り終えました。そのまま、上へ運びます。
 今朝来てみると、こんなところまで来ていました。
 午後には、こんな切り株しか残っていませんでした。
 あたりは切り屑が広範囲に散乱しています。作業員の方々がまんべんなくそれらを集めていました。ご苦労様でした。
Aventure Number : 3393 date : 2021/3/10


今日の禁断 ダンス


 ニューフィルの定期演奏会が1週間早まったので、何かとあわただしいことになっています。気が付いたら、もう開催まで1ヶ月を切ってしまっているのですからね。大体この時期になると、私の場合は知り合いにチケットを送ったりしていますし、公式には「友の会」にもチケットを発送することになります。
 その「友の会」の場合、チケットと一緒に「かいほうげん」も送っています。まあ、オーケストラの活動の状況などを知っていただくためですね。ただ、今回はタイミング的に、最新の情報、例えば演奏会の日程が変わったこととか、その原因となったホールのこととかを載せた「かいほうげん」は、その中には入れられないと思っていました。
 でも、それが次に送るとき、今度の秋に読まれることになってしまうと、いかにも間抜けですね。ですから、何とか頑張って発送に間に合わせようとしていました。作る分にはほとんどページは埋められそうなので大丈夫だったのですが、問題はそれを配るタイミングなんですね。ニューフィルの場合、全体の合奏を2回やった後に、分奏かパート練習を1回はさむという練習のローテーションが決まっています。ですから、全体合奏の週しかみんなには配れないのですが、今回は最短の全体練習の日だとちょっと「友の会」の発送には遅すぎるのですよ。
 そこで、仕方なく、「友の会」向けだけ先に印刷して、そのあと団員に配るという2段階の発行を考えてみました。具体的には、今日は「友の会」のために印刷して、それを発送、そして、来週の火曜日に間に合うように、残りを印刷する、というスケジュールです。
 ところが、その間には、もう一つ仕事が入ってしまいました。今年の秋の演奏会の曲目だったマーラーが、急遽ほかの曲に差し替えられることに決まったので、その選曲のための希望曲を集めたリストを、今日までに作らなければいけなくなったのですよ。ですから、このところは「かいほうげん」と「リスト」を並行して作っているという状態でした。
 それでも、何とか予定通りに仕事は進められました。ですから、まず今日のお昼前には「友の会」のチケットなどワンセットを発送し終わり、夜に行われる選曲会議の資料も完成しました。
 実は、「友の会」の分として発送した「かいほうげん」には、ちょっとスペースを空けてありました。それは、その会議で決まるであろうことをそこに差し込んで団員に配るためです。単に発行日を変えるだけではなく、別バージョンを作ることになったのですね。
 その決定事項は、選曲に関することではありません。それは、おそらくもっと先にならないと決定しませんから、いくら何でも今回は間に合わないと思っていました。そうではなく、入れたかったのは今回の演奏会のチケットノルマの金額です。なんせ、いろいろ制約が多い中での開催ですから、チケットはそんなに売れないだろうということで、通常より低い金額のノルマになっていたのですが、そうなると、団の活動そのものに支障が出てくるので、それをどうするかということも、その会議で決めることになっていたのです。
 結局、それは、私が思っていたような方針になることは決まりました。ただ、それは一応次の全員合奏の場でみんなに諮るということになりました。となると、そこですでにそれが「かいほうげん」に書いてあったらフライングになってしまいますね。だったら、そこで決定したものを入れて、次の週末の指揮者練習の時に発行することにしましょうね。そんな風に融通が利くのが、一人でやっていることのメリットです。
 それにしても、今日の会議の会場はうるさかったですね。いつも使っている市民センターの別の階の会議室なのですが、大きな部屋をパーティションで区切って2部屋にしていて、その隣ではかなりの大音量で元気な音楽をかけているものですから。もう、筒抜けですよ。
Aventure Number : 3394 date : 2021/3/12


今日の禁断 シャトレーゼ


 ニューフィルの公式サイトには、「おまけ」として市内の主にオーケストラ関係のコンサート案内が掲載されています。それが、このところその数が少なくなって、かなり寂しいことになってしまっています。特に、4月の分などは1件しかありませんよ。去年あたりはもともとはたくさんありましたが、その後軒並み中止になって、みんな「消し線」が引かれるようになってしまったんでしたね。それが、今年はもともと何も予定がなくなってしまう、という状態です。
 同じように、もっと幅広くクラシックのコンサート全般を案内しているサイトが、ニューフィルでもお世話になっている「仙台・杜の都コンサート」というサイトです。コンサートのマネージメントなどを行っているところなので、チラシを持ち込んだところはここに掲載されるようになっています。その演奏会案内が、一時4月の予定を見ようとするとエラーが出てしまう状態が続いていました。そのあと、ニューフィルのコンサートの案内が出るようになるとやっとつながるようになったんですね。その時には、その4月のページにはニューフィルの分しかありませんでした。つまり、このページにはコンテンツがないことにはエラーになってしまうようになっていたのでしょうね。ですから、オーケストラだけではなく、すべての音楽関係のコンサートが、4月にはこれまでなかったほどの少なさになっている、ということなのですよ。
 きのう、ちょっと買い物があったので三越に行ったついでに、プレイガイドに寄ってみました。まず、ガラス棚のカウンターの中を見てみると、その中の様子が変わっていました。これまでは、チラシを縮小コピーしてチケットぐらいの大きさにして並べていたのですが、昨日は原寸のチラシが置いてあります。つまり、大きなチラシを並べても十分なぐらいコンサートの数が少ないということなんですね。かつては縮小しないと全部は並べられなかったぐらいたくさんあったのに。
 さらに、ちょっと目を上げてみると、すぐそこにしっかりニューフィルのチラシがぶら下がっているではありませんか。ほかのコンサートを差し置いて、こんな晴れがましいところに展示されているなんて、なんか恥ずかしくなってしまいますね。そのぐらい、コンサートの絶対数が少ないということなのですね。
 でも、こんなことは二度とないでしょうから、記念に写真を撮ってみようとしたのですが、なんだか周りにはデパートの店員のお姉さんたちがずらりと並んでいたのでちょっとスマホをかざすのはためらわれました。ですから、この写真はたまたまお姉さんの死角になったかなり遠いところから撮ったので、それをトリミングしたらこんなぼやけた写真にしかなりませんでした。
 もちろん、こんなことになったのはコロナのためです。このところ、仙台でもなんだか「第4波」ではないかと思われるような感染者の増加が見られたりしていますからね。はたして、あと1か月なにごともなく練習ができて、本番を迎えることができるのでしょうか。とりあえず、今まで凍結状態だった市民センターの貸し出し予約がやっと始まるようになって、きのうはその最初の抽選があったそうです。でも、せっかく借りられるようになっても、1年前のようにそれが使えなくなる、ということもありうるのですからね。
 三越に行った後、中山にあるお菓子屋さんに行ってみたら、駐車場は満車、空き待ちの車でごった返していました。そんな日だったんですね。
Aventure Number : 3395 date : 2021/3/14


今日の禁断 ピーマン


 宮城県が、東京都を抜いて「1番」になってしまいましたね。でも、それがコロナ感染者数の人口に対する割合だというのですから、ぜんぜんうれしくありません。というか、やりきれない気持ちですね。様々な理由が考えられるのでしょうが、間違いなく言えるのは、これ以上の感染を防ぐためには、大人数で集まることは控える、ということではないでしょうかね。
 とりあえず、来月に控えたニューフィルの演奏会も、少なくともお客さんでホールをいっぱいにする、などということは絶対に避けるべきでしょうね。それを見越して、私が担当している広報活動でも、大ぴらにはしませんがかなり「控えめ」な方針を取ってきました。さらに、会場が県民会館から名取市文化会館に変わった時点で、ホールでチケットを売ってもらうこともやめようと思っていました。正直、あそこまでチケットを持っていくのは大変ですからね。
 ところが、まあ予想されたことですが、ホールに問い合わせがあったというので、チケットを置いてもらえないか、という依頼が私のもとに届きました。まあ、そういう方針なら持っていくしかありませんが、やはりこんな状況ですからわざわざ集客につながることをやる必要もないのでは、問い合わせには当日券で対応してもらったらどうだろうという提案をしてみました。でも、それは受け入れてはもらえませんでしたね。なんでも、「実際に買ってもらえないと、どのぐらい売れるか見当がつかない」といういかにももっともらしい理由からなのだそうです。要は、発想の根本が私とは全く違うのですから、反論しても無駄ですね。
 ほんとに、今日からお彼岸に入ったというのに、もうこれから先はそんな時間は取れそうもないので、仕方なく名取くんだりまで行ってきました。まあ、最近は早く走れる道が出来たので、時間的にはそんなにかかりませんでしたけどね。
 途中で長町のモールの前を通ったら、外装がすっかりリニューアルされてましたね。ここでは知り合いが2人働いています。
 名取のホールの事務室は久しぶりでしたが、やはりいずれも同じく塩ビシートで窓口が覆われていました。そこに入る前に体温をセンサーでチェックすると36.5度。正確ですね。デパートあたりのやつだと1度ぐらい低く出ますからね。受付で出てきたのは、いかにもできなさそうな若い男でした。前にここに来た時にはとてもてきぱきと仕事をしていた美しい女の方が印象的でしたが、今回は外れ、イライラさせられるような仕事振りでしたね。全くの偏見ですが、お役所関係では男の人より女の人の方ができる場合が多いですね。というか、最近は窓口では男の人の方が珍しくないですか?
 ただ、このホールの場合は、チケットを買った人の連絡先はすべて聞いているのだそうです。ですから、もし演奏会が中止になって払い戻しが必要な時も、ここから直接電話して連絡を取れるようになっています。これは親切ですね。今回だって中止になる可能性がないわけではありませんから。
 それが終わったらちょうどお昼時だったので、近くのイオンのレストラン街に行って、このお店で食べてきました。適当にメニューの写真を見て注文したのですが、全くの不正解で、味はいまいち、でも揚げたてなのでまずまずおいしかったです。カウンターで、揚げたのをそのまま目の前に置いてくれるのですが、その人が女の方、天ぷら屋さんで女の人が揚げているのを始めて見ました。「いまいち」だったのは、あくまで私のチョイス・ミスですから、彼女のせいではありませんよ。
Aventure Number : 3396 date : 2021/3/17


今日の禁断 ボンボン


 このところ、ニューフィルをめぐる情勢はコロコロ変わっています。いや、ニューフィルなどという狭いエリアだけではなく、もっと大きなところで、矢継ぎ早にいろいろなことが起こっているので、もはや収拾不可能状態。
 まずは、昨日発令された宮城県限定の緊急事態宣言です。あれだけ大々的に「第1位」と報道されたのでは、黙っているわけにはいかないと、速攻で宮城県と仙台市合同という形での発令が行われたのですよ。その内容は、かなり漠然としたものでしたから、具体的にどんな規制が行われるのかはいまいちわかりませんでしたが、これまでの例ではコンサート関係ではまず入場者制限が行われるはずですね。ただ、以前に行われた練習場の使用自粛勧告のようなものはないようなので、とりあえず演奏会は開けそう、ただ、間違いなく定員の半分しか入れられないことにはなるでしょうね。
 そこで、私は、おとといチケットを持って行ったばかりのホールに連絡しようと思いました。まずは、チケットが売れすぎないようにする必要がありますから、とりあえず発売を停めてもらわないと。その前に電話番号を調べるためにそのホールの公式サイトに行ってみたら、なんとうちのコンサートのチラシが大々的にアップされているではありませんか。その下には「好評発売中」というバナーまで付いていますよ。これはまずいですね。まずこれを削除してもらわなければ。
 ということで、電話をしたらこの間のできない男はいなくて別の女性が出てきたのですが、チケットの販売は快く中止してもらえましたし、サイトの件もOKしてくれました。それから数分してさっきのサイトを見てみたら、すでにチラシの画像は削除されていましたよ。仕事が早くて気持ちがいいですね。まだチケットは1枚も売れていないようで、これで、仮に中止になったとしても払い戻しの心配はなくなりました。
 そうしたら、今回の緊急事態宣言によって、仙台市の職員が不要不急の外出、ということで、コンサートの練習や本番に参加することを自粛してもらうように要請されていることを知りました。その結果、実際に木管パートのかなりの人がもう本番(緊急事態の最後の日)には出られないことが決定してしまったのです。会場についての使用自粛はないと思って油断していたら、こんなところで重大な影響が出ていたのでした。おそらく、県の職員も同じような扱いを受けるのでしょうし、さらにニューフィルの中でかなりの人数を占める公立校の教職員も、それと同じことを求められるはずです。現実には、団員で民間企業の社員でも、そういう理由で演奏会に出られない人が出ています。こうなると、もう演奏会を開くという選択肢はなくなってしまいますね。
 とりあえず、明日の指揮者練習は予定通り行われることになっていますが、そうなるとそれ自体も何の意味も持たなくなってしまいますよね。どうするのでしょう。
 あ、でも、明日に予定していた「かいほうげん」の発行が出来なくなってしまいますね。もうすでに「友の会」の分だけは発送してあるのですが、それから大幅に改訂されたものが、団員用として印刷されています。
 それと、WDPも、もう渡せなくなってしまいます。去年は5月になってから「リモート」で渡したんでしたよね。まさか1年経っても同じことが続いているなんて、思ってもみませんでした。
Aventure Number : 3397 date : 2021/3/19


今日の禁断 バス


 宮城県の緊急事態宣言のさなか、昨日はニューフィルの指揮者練習が若林文化センターで行われました。弦楽器はエキストラも本番に近い人数が参加して、とても充実している半面、木管セクションでは外部での活動の自粛を求められているために参加できない人がいるために、正規のメンバーが出られなかったり、パートによっては全員欠席という、本番直前の指揮者練習ではありえないことになっていました。フルートも、4人のうちの2人が欠席です。
 そんな中で、指揮者の佐々木さんは、完璧に本番の前のテンションで練習を進められていました。最初は中曲のコダーイから始まったのですが、その冒頭からしてなんとも言えない緊張感が漂っていました。なんか、これは本番なのではないか、という気になってしまうほどの集中力のある演奏です。結局、気が付いてみたらいつの間にか終わっていましたよ。フルート・パートが活躍する第14変奏では、1番の本吹きが自粛中だったので代吹きになったのですが、危なげなくピッコロにつなげてくれて、私ものびのびと吹くことができました。始まる前はオーボエがなかったらどういうことになるのだろうと思っていたのですが、正直、きっかけはほかのパートでもやっていたり、全くないところは適宜佐々木さんが歌ってくれたので、何の問題もありませんでした。
 私にしてみればもうこれで本番がなくてもいいな、と思えるほどの充実感がありました。逆に、その後の返しの方が私はヤバくて、エンディングではとうとう落ちてしまいましたからね。
 次は、前曲のリスト。こちらは本吹きが誰もいないので、私が一人で吹くことになってしまいました。そうしたら、後ろに座っているクラリネットも、代吹きだったんですね。私は何回かこれまでの練習でこのパートを吹いていましたが、おそらく彼は初めてのはず、でも、こんな、本番ではありえないような組み合わせがとても気持ちよかったんですね。なんか、後ろの音の気持ちがわかるような気がして、それにこちらも楽々と合わせられるというか(相手がどう思っていたかはわかりませんが)、不思議な体験でした。
 そして、最後にメインのシューマン、これは正規のメンバーでの演奏です。まず、第1楽章は全部通してしまいました。佐々木さんに言わせれば、最初こそ緊張感があったものの、次第に緩んできたということでした。でも、なんか達成感のようなものは確かにありましたね。そんな感じで、とても内容の濃いリハーサルが進んでいきます。ただ、2番は少しヒマなところがあるので、LINEで来ていない人たちの事務連絡などを書き込んでいたら、突然スマホが鳴り出しました。演奏中なので慌てて音を切ろうとしたのですが、ほかの人のスマホもなんだか音を出しています。そうしたら、いきなり、この間のような大きな揺れが襲ってきました。みんな立ち上がって、楽器を片手にウロウロしています。私は、とりあえずステージの反響版が落ちてきたら怖いので、オフステージの方に避難すると、ホールのスタッフが来て、「反響版の下にいてください!」と大声で叫んでいます。そういうマニュアルなのでしょうが、これは逆に怖かったですね。まあ、特に何事もなく、揺れは収まったので一安心ですが。もちろん、そこで練習は中止です。もっともっと佐々木さんと演奏していたかったのに、こんなことで最後を迎えるなんて、やり切れませんね。
 とりあえず自宅の家電にかけたら、全然つながりません。これには焦りましたね。携帯はつながるのですが出てくれません。ですから、大急ぎで自宅に向かいますが、道路沿いのお店などは普通に営業しているようなので、それほどの被害はなかったのでしょうか。と、車中のスマホに自宅から連絡がありました。無事だったようですね。ただ、ガスが出なくなっている、というのです。それはこの間もなったことですから、その復旧の方法を教えてやりましたよ。まずは一安心です。
 マンションにつくと、エレベーターが止まっていました。あたりまえですね。仕方がないので7階まで歩きます。10年前は、ここを水をいっぱいに入れたバケツを両手に持って何往復もしたなんて、とても信じられません。自宅について、私の部屋を見てみたら、この間とは大違い、本棚から落ちていたものは全くありませんでした。一つ、棚板が外れていましたが、中身はしっかり支えられていました。防災対策が見事に功を奏していたのですね。
 ニューフィルは、混迷を極めています。前にも書いたように、4月11日は物理的に無理ですが、その代替案を巡って、来週は様々な動きがあるのでしょうね。
Aventure Number : 3398 date : 2021/3/21


今日の禁断 セリア


 もうすでに公式サイトやSNSでご存知かと思いますが、ニューフィルでは今度の定期演奏会を中止することを決定しました。それは、昨日の臨時団員総会でのこと、その前に、先週の金曜日に私は生まれて初めてZoomなるものを体験していました。その前の、技術委員会の中での一斉メールの流れでは、どうも今度の定期演奏会を開くのは無理なのでは、という空気がありました。私などは、その前の指揮者練習もやる意味がないのでは、と言ってましたね。そのあたりのことを、急遽Zoomで直接話し合おうということで、いきなりその招待メールが届いたのですよ。私はまず、インストールから始めなければいけませんでした。
 そして、そこに参加した時には、もはや話の流れは予定の4月11日の演奏会は無理なので、その先の代替日の検討という新しい段階に入っていましたね。5月になれば空いているホールがあるので、そこを予約するかどうか、という話でした。その段階で、なんか方向が間違っているのではないか、という気はしていたのですが、なにしろZoom初体験としてはその対応に精いっぱいで、自分の気持ちを整理して話すことなんかはとてもできませんでした。
 それが混迷の始まり、結局その日は指揮者の都合が悪いので、別の指揮者を立てるのか、などというような話にまで広がった挙句、もう1日、4月29日に急にホールが空いて、その日だったら指揮者も大丈夫、などという選択肢まで現れてしまいましたよ。
 それやこれやで、とりあえず練習日の予定だった昨日を、前半を臨時総会にあてて、後半に練習ということになりました。結局、その総会では、きちんと今の情勢を客観的の分析できるだけの材料が提供されたため、代替案の予定日までに通常の練習ができるようになるとは思えないということで、潔く今回の演奏会は中止することに決まりました。そして、4月いっぱいは練習も休むということにもなりました。私は、正直なところ、どこかの代替案は受け入れられて演奏会は実施、ただし、緊急事態宣言の間は練習は休む、という線で収まると思っていましたから、ここまでの展開にはちょっと驚いています。後半の練習はもちろんありません。それを期待していた人はがっかりしたでしょうね。
 しかし、今日になって、仙台市長が市の施設の使用自粛要請を行うかもしれない、などというニュースがあったりすれば、やはりそこまでする必要は確かにあったのだ、と納得させられました。たぶん、ニューフィルは最善の選択を下したのだと思います。
 そうと決まれば、その後の私の仕事は決まっています。これまで手分けして配りまくっていたチラシの対応です。でも、すでに私の中では腹案があって、中止でも延期でも対応できるようなプランはできていましたから、ここは「中止プラン」の敢行となります。
 まずは、中止になった案内のシール作製。もちろん、別に「延期バージョン」も考えていました。
 シールを貼ったチラシを、百均で買ってきたクリアホルダーに入れます。それをそのまま、市民センターのチラシ置き場においていただいて、いらなくなったチラシを廃棄してもらうようにお願いします。
 そんなことを書いた文書を添えて、封筒に入れます。
 これが完成品。封筒のふたを貼り付けるセロテープを、ほとんど使い切りました。なんせ、全部で66個ですからね(それだけの場所に、20人近くのメンバーが配ってくれていました)。あて名シールを作るためにその分の住所を入力しましたが、ほとんどサイトからのコピペですから、そんなに時間はかかりませんでした。あとは、普段行っている袋詰めの1/20の量ですから、すぐに終わり、すでに発送してあります。
 明日は、「友の会」向けに、こちらは文書だけ(たった8通)を郵送するつもりです。それで私の仕事は終わり、あとは5月までゆっくり英気を養いましょう。いや、まだ一つ、あさってまでの別の仕事もあったっけ。
Aventure Number : 3399 date : 2021/3/24


今日の禁断 ゼンハイザー


 予想通り、仙台市では市民センターや図書館、さらにはホールまで使えなくなってしまうような通達が出されてしまいましたね。何をいまさら、という気がしませんか?「緊急事態」というのは本来そういうことなのですよ。どうして、発令と同時に行わなかったのか不思議です。
 ただ、それが適用されるのが、明日の27日からなんですね。これも不思議なことなのですが、こういうのがお役所の仕事なのでしょう。ですから、今日、ニューフィルは市民センターを借りて選曲のための会議を開くことになっていて、まあ、その時はまだ規制されていないので集まれるだろう、と思っていました。でも、やはりそんなところで理屈を言うのもおかしいかな、という感じはありました。案の定、そこを突いてきた人がいて、結局十分な感染対策をしたうえで集まれる人は集まるが、基本的にリモートで参加することを推奨する、ということになりました。もちろん私はリモートです。本来は私がやらなければいけない資料のコピーも、データを送ってリアル会議に出る人に任せます。
 私は、これで2回目となるZoomですが、かなり慣れてきたので、まあ、普通に会議には参加できましたね。実は、この間は画面に映るホストの顔がとても荒くなっていたので、何となく私の部屋ではWI-FIが弱いな、という感じがありました。確かに、この間ルーターの位置を変えたときに、以前よりは届かなくなっていて、時にはネット接続が切れてしまうようなこともありましたから、確実に弱くはなっているはずです。そこで、この際、無線LANではなく有線LANにしてみようと思いました。たまたま、いつ買ったのかわからない、20メートルのLANケーブルが見つかったので、それを使ってルーターから私の部屋までつないでみました。そうしたら、当たり前ですが、見違えるようにネットが早くなりましたね。
 それで、今日の会議でも、ホストの顔が普通のHDのスペックで見えるようになりました。さらに、音もスピーカーではなくヘッドフォンで聴くようにしたので、ホストがいる市民センターに集まったほかの人の声もはっきり聞こえてきましたよ。
 明日からの「使用禁止」に伴って、今年もまたたくさんのコンサートが中止に追いやられています。今度の日曜日に予定されていたさるアマオケも、ギリギリになって中止の決断を下したようですね。どこでも、様々な葛藤があったことでしょう。こればっかりは決まったマニュアルなどありませんから、その都度多くの異なる思惑と戦わなければいけません。私は、そういうことは本当に苦手だったのですが、最近はかなり図太くなってきたように感じています。でも、そうやって対処しているうちにも、人を傷つけることだけはないように、と心がけています。
 これが、今回の演奏会のチラシの「第3稿」です。いや、正確には「第4稿」。去年も同じデザインでしたから。練習の段階からだと足掛け3年関わってきたことが、終わりました。目に見える形での成果は残りませんでしたが、確実にその間の体験は、貴重な思い出として残っています。
Aventure Number : 3400 date : 2021/3/26

21/3/28-21/5/12