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なぞの美女、Madame de la Tour の最新CD情報。

(00/3/7-00/3/27)

作曲家別索引

この画像は風夢さん(http://plaza.harmonix.ne.jp/~furm/)のご好意により使用させていただきました


3月27日

MOZART
Requiem
B. Weil/Tafelmusik
Tölzer Boys Choir
SONY/SK 60764(輸入盤)
ソニーレコード/SRCR 2533(国内盤 524日発売予定)
団長さんがお亡くなりになったとのこと。心からお悔やみ申し上げます。
モーツァルトのレクイエムの新しいCDが出たので、それを紹介させて頂くことで、気持ちだけでも皆さんに伝われば。
ヴァイル指揮のターフェルムジークが採用した版はランドン版。マスターのページでご存じだと思うけど、ジュスマイヤーが補作する前にアイブラーという人が最初に行ったオーケストレーションを復元したものだそうです。"Dies irae"から"Confutatis"までが、細かいところでジュスマイヤー版とはちがっています。
ちょっと聴いた感じでは、このアイブラーのほうが編曲のセンスは良かったみたい。ところどころでジュスマイヤー版にはないようなひらめきが感じられるのは、私だけでしょうか。例えば、"Dies irae"のティンパニのトレモロ。これだけで「怒りの日」がぐっと表情豊かなものになっています。
最近はコンサートでこの版を取り上げる合唱団も増えているとか。それにしては録音は少なくて、これが確か3枚目のCDのはず(これまでに出てるのは、ハノーヴァー・バンドの初録音とショルティのライブ盤)。ショルティ盤は厳密にランドン版には従ってなかったみたいだけど、このヴァイル盤も"Lacrimosa"の一部で音を上げて、自然な感じに直しています。これはレヴィン版でもやっていることで、十分納得できる処置でしょう。
演奏ですが、とてもきびきびとした音楽の運び方で、緊張感あふれるものになっています。最近はやりの癒し系とは一線を画した、厳しい表現、こんなのもたまにはいいものです。
合唱はテルツ少年合唱団。実は、この合唱団はバイヤー盤の初録音にも参加していたのですね。で、その時はかなりひどい歌い方だったのが、ここではまるで人が変わったかのような(確かに人は変わってますよね)素晴らしい演奏。
ときおり見せる少年ならではの不安定さぐらいは笑って許してしまえるぐらい見事な変身ぶりに、すっかりうれしくなってしまいました。

3月23日

BACH
Mass in B Minor
M. Pearlman/Boston Baroque
TELARC/2CD-80517
この曲は、前にリリンク盤を紹介したことがあったわよね。マスターのページによるとモーツァルトのレクイエムのレヴィン版を録音しているのは、今のところリリンクとパールマンの二人だけでしょう。それで、ほとんど同じころにロ短調ミサを録音。これって偶然なのかしら。私の勝手な想像なんだけど、もしかしたらこの二人はライバル同志だったりしてね。
で、この演奏。
オーケストラのアンサンブルはとても素晴らしいわ。たとえば「アニュス・デイ」のヴァイオリンのユニゾンなんかは最高。このパートをこれだけ音楽的に弾いている演奏ってなかなか無いわよ。かなりロマンティック、音はたっぷり伸ばしてるし、ビブラートもかけまくり。あんまりオリジナル楽器っぽくないのね。
そうなのよ。ボストン・バロックっていうのは、オリジナル楽器のグループなんだけど、たとえばオランダあたりのこてこてのアーティストなんかとはちょっと違うの。アメリカ人のおおらかさというのかしら、あんまり奏法とかにはこだわらないみたいね。だから、特にオリジナル楽器だってことを意識しないで聴けるのよ。人によってはそれが物足りなく感じるかもしれないわね。
でもね、変なところにはこだわっていて、合唱のパートを一部ソロで歌わしてるのね。これって昔、やっぱりアメリカのリフキンって人がやってたことよね。あれは全部一人で歌うようにしていたんだけど、これは2ヵ所だけ。いきなりソロになるとびっくりするけど、なかなか効果的ではあるわね。
ただ、だれかが「オリジナル楽器で一番遅れているのは声楽」と言っていたけど、ここでもソリストの様式感がいまいちなのね。早い話が、19世紀の歌い方で18世紀のバッハを歌ってるってこと。薄いあっさりした響きのオケをバックに、朗々と歌い上げるというのは、ちょっと聴いていて辛くなるものがあるわ。
あと、合唱のレベルがやはりリリンクには勝てないわね。
モーツァルトもそうだったけど、総合的にみてリリンクの圧勝ってとこかな。

3月22日

HINDEMITH
Kammermusik Nr.2,3,6&7
K. Abbado/BPO
EMI/CDC 556831 2(輸入盤)
東芝EMI/TOCE 55156
(国内盤426日発売予定)
ヒンデミットの室内音楽集です。
ドイツ語でKammermusikというと普通、室内楽の事ですが、ヒンデミットの場合はあえて室内音楽と訳すようですね。
既に発売済みの1,4,5番も素晴らしかったのですが(さすがベルリンフィル!)この2,3,6,7番も期待に違わぬ出来と言えましょう。
2番でピアノを弾いてるフォークト。ベートーヴェンの協奏曲ではやけにかっちりと演奏していたのですが、ここでは自由に弾きまくりです。わざと下手っぽく弾いてるのでしょうか?良くわかりませんが。(シャイー盤のブラウティガムは、やけに美しく演奏してました。)妙に生々しい音が心に残ります。
チェロのゲオルク・ファウスト。私の友達がこの人の大ファンで、この新譜を教えてあげたら大喜びしてました。初めて聴いたけど、良く響く音。私もファンになりそう。
次のヴィオラ・ダモーレ。これが素晴らしくて。
自身優れたヴィオラ奏者であったヒンデミットが、わざわざこの楽器のために書いた曲で、さまざまな語法が詰まった興味深い作品。
クリストの艶やかな音がとても美しい。確かに騒々しいんだけどこの音色が、ある意味、品の良さを醸し出していますね
7番はオルガン。何でも弾いてしまうマーシャルのソロ。
これはホント楽しい。ポリフォニックの追求をしていると見せかけてるんじゃないかしら。
ストラヴィンスキーじゃないけど「バッハに帰れ」って感じ。 でもアバドが演奏するとこてこての現代曲になってしまいますね。
20年代のヒンデミットって、かなりきわどい作品を書いてた時期(今日のニュースとか、行きと帰りとか)。 そんな頃に、バロック的な形式を用いて書かれたこれらの曲。 どういったアプローチがふさわしいんでしょうか?
シャイーとアバドを聴き比べて考えたまだむでした。

3月21日

SCHUMANN
Liederkreis Op.39
B. Terfel(Bar)
M. Martineau(Pf)
DG/447 042-2(輸入盤)
ユニバーサル・ミュージック/POCG-10269(国内盤 426日発売予定)
春が近くなると、何となく聴きたくなるシューマンのリーダークライスです。それも1番有名なOp.39ね。
去年はちょうど今頃、マティアス・ゲルネの演奏がリリースされて大喜びしたんだったわ。今年はむちむちターフェルで「春の夜」を楽しみましょうか。
以前ビデオでサロメを見たの。タイトルロールはマルフィターノ。 で、ヨカナーンがターフェル。実に演技過剰で、舞台で身をくねらせていたわね。何とも人間くさいヨカナーン。そういう持ち味の人なのよね。
このアルバムでもそう。
もちろん声も張りがあって素晴らしいんだけど、やはりやり過ぎね。 こんなにオペラ調に歌っちゃっていいの?
でも、曲によっては、それが素晴らしい効果を生み出すのね。「二人の擲弾兵」なんかは、もうドラマティックの極み。でもリーダークライスはなんだか馴染めなくて。
一曲ごとの思い入れが強ければ強いほど、「もうやめて」って感じ。
ゲルネはひたすら控えめだったけど、ターフェルは強気ね。
ただ、これは好みの問題。例えば有名な献呈。(Op.25 No.1)
この曲の歌詞、邦訳するとすごくクサイ。 「あなたは私の魂、私の心、無上の喜び、苦しみ、世界・・」なんて恥ずかしい。でもきっとこんな事を言ってもらうとうれしい人もいるのでしょう。
そんな人にはオススメよ。
あとピアノのマルティノーが素晴らしい。歌と対等なピアノパート。とにかくシューマンらしく弾いてくれてる。内声部を大切にしてメロディーを浮かび上がらせてくれる人。
でも、私は控えめなゲルネの方が・・・。

3月20日

JOSEPH MARX
The Three String Quartets
Lyric Quartet
ASV/CDDCA1073
今回はマルクス(1882-1964)の弦楽四重奏曲です。
この作曲家もたぶんあまり知られてない人でしょうね。歌曲の好きな人の間で「イタリア歌曲集」などがほそぼそと聴かれてたくらいで、もちろんCDなんかも極端に少なくて。
作風は、言わずと知れた後期ロマン派。(まだむ好み!)ワーグナー、R・シュトラウス、シェーンベルクからツェムリンスキー。あのあたりの不健康な音。そうよね?マスター。
そんなマイナーな作曲家マルクスが、一昨年突然有名になっちゃった。それというのも、あのまだむ御贔屓のアムランが、これまた大好きな指揮者ヴァンスカと録音したロマンティック・ピアノ協奏曲(HYPERION CDA 66990)がすごく良かったせいね。「こんな美しい曲聴いたことないです。」なんて感激してた人もいたくらいよ。(だから、こちらもおすすめね。)
シベリウスの得意なヴァンスカの事、オケパートから過剰な色気を廃して、すっきりとまとめてくれて聴きやすいわ。
で、この四重奏。こちらはもう爛熟しまくり。わざと古いスタイルをつかって書かれた3曲で、形式もしっかりしているのだけど(ハイドンやモーツァルトへのオマージュなんだって)それがかえって、妙なアンバランスをもたらしているのね。
このリリック四重奏団て、以前ドホナーニの弦楽四重奏曲の録音があったわね。この時代の作品が得意なのかしら。
ロマンティックな音とはこういうものなのね。心行くまで味わわせていただきました。

3月18日

MAHLER
Symphony No.1
R. Kuberik/Bavarian RSO
AUDITE/95.467
あまり趣味が偏り過ぎてるから、マスターに怒られちゃった。「マニアばかり見てるんじゃないんだからね」だって。きついお言葉。落ち込んじゃうわ。
だったら書いてやろうじゃないのさ。(あら、はしたない)
去年、クーベリックのマーラーの5番が、突然大騒ぎになったわよね。1981年のライブ録音。いろんなところでこぞって絶賛されまくってたわ。名盤だって。
というわけで、2匹目のドジョウをねらっての第2弾は79年の1番「巨人」。オケはもちろん手兵のバイエルン放送交響楽団ね。
基本的には5番と同じ感じ。クーベリックの持ち味の隅々まで行き届いた配慮。アゴーギグとかテンポルバートという、思い切りテンポを動かすやりかたで、とっても豊かな表現になっているのね。で、オーケストラのほうも、さすが長年一緒にやってきた間柄だから、クーベリックの思いを見事にくみとってこわいくらい隙のないアンサンブルで応えているのよ。
ちょっと人工的な感じもしなくはないけど、要所要所でこのルバートをやられると、思い切りぞくぞくするのは確か。「参りました」って感じね。
でもね、ちょっと醒めてるっていうか、最後まで盛り上がらないで終わっちゃうのは、まだむは好きじゃないわね。3楽章や4楽章の中間部ももっと歌ってもらいたいし。
ライブだから、傷も多いわね。1楽章のフルートなんか、クラリネットとかけあいでカッコーの鳴き声を模倣するところで完全に1拍ずれてるのね。これなんかは致命的なミス。
それからね、3楽章の頭のコントラバスがものすごくうまいんだけど、この曲の場合、うま過ぎるってのも考えものね。だって、それに続くファゴットやチューバとあまりにニュアンスが違い過ぎるんですもの。
これは美し過ぎる私(ひと)にも言えることね。

3月17日

VILLA-LOBOS, NOBRE
Brazil
Elias Arizcuren/
Cello Octet Conjunto Ibérico
CHANNEL CLASSICS/CCS 15598
今回はちょっと個人的な話。
ブラジル風バッハ第5番の事。
あれは4年前、ある人からこの曲をすすめてもらったの。
彼は無造作に積まれたCDの山の中から、おもむろに1枚取り出して「いい曲だから聴かせてあげる」って。
当時、ヴィラ=ロボスは「三つの星」しか聴いたことのなかった私にとって、なんとも衝撃的で胸を揺さぶるサウンドだったの。
「でもバッハっぽくないね」と言ったら大笑いして、曲の説明してくれたっけ。
スタイルを模倣しているのね。確かにそうね。
アマオケでチェロを弾いていた彼は、「実演もこなした事がある」と得意そうに話してくれたわ。歌手なしで、フルートで代用したんだって。
彼とは事情があって、半年で離れ離れになってしまったんだけど、この曲はずっと好き。先日読んだ小説の中でも効果的に使われていてもう一度聴きなおそうと思っていたところにこの新譜。
「コンフント・イベリコ チェロ八重奏団は、弦楽四重奏のような緻密な合奏能力を披露してくれたかと思うと、地中海的な情熱をもった、まるでちょっとした室内オーケストラのようなスケールの大きさも見せてくれたのだ。」と、新聞や雑誌で大絶賛のアンサンブル。現在活躍している著名な作曲家の作品も数多く初演し、作品を献呈されているというから実力はお墨付き。
リズムが生命とも言うべきこれらの曲をここまで完璧に演奏してくれれば、もう言うことなし。ソプラノも情熱的。上手いとか下手とかでは推し量れない何かが必要ね。
で、例の彼とは1週間前再会したのね。すかさずこのCD見せて「あの時きかせてくれたよね」って言ったら、内容よりも、ジャケの絵で喜んでいたのよね・・・。
そんなものかしら。

3月15日

MELODIES FRANÇAISES
Véronique Gens(Sop)
VIRGIN CLASSICS/VC 545360(輸入盤)
東芝EMI/TOCE 55154
(国内盤426日発売予定)
フランス物4部作の最後、今回はヴェロニク・ジャンスの歌うフランス歌曲集です。
この人は、どちらかというとバロック物が得意で、ヘンデルやモーツァルトでの素晴らしいアリア集の録音があるわね。
どちらかと言うと硬質で煌くような声で歌われるフォーレは、アメリンク、スゼーの全集に慣れ親しんでいる私にとって、すごく新鮮。(何しろあの全集は「フォーレは禁欲的であれ」って感じだったから聴く時もそれなりの心構えが必要だったのね。)
ところが、ここで歌われてるフォーレは何とも色っぽいの。「シルヴィアに」って愛の歌だったのね。と再確認してしまったわ。ユゴーの詩につけた「蝶と花」。フォーレ16歳の時の習作ね。単なる有節歌曲で「つまらない」と評する人もいるわ。でも彼女が歌うと素晴らしい曲に聞こえるから不思議。
ドビュッシーの「ビリティスの歌」。この曲は言葉の意味と韻律を重視して、話すように歌うことによって少女の微妙な心の移り変わりをうまく表現しているの。これがものすごくいい。聞き惚れてしまったわ。
シェーファーで聴いたばかりの「華やかな宴」。同じ曲でもこんなに違うなんて。(当たり前か)
とにかく面白く聴けましたね。どちらがいいか?とは言えませんが。
プーランクもなかなか。でも、ジャンスはちょっと真面目すぎかな。 「愛の小道」なんて、ちょっとにやにやしながら聞きたい気がするから。
言葉を大切にして、その上で、曲の持ち味を最大限にいかす。ただものではないな。これからも楽しみな人です。

3月13日

ROUSSEL
Concertos pour Orchestre
J.-Q. Queyras(Vc)
A. Tharaud(Pf)
D. Stern/Ensemble Orchestral de Paris
VALOIS/V4846
フランス音楽にはまってたら、ついにこんなところまで。
今日はルーセル。
私、この作曲家にはあまり馴染みがなくて、いままで耳にしたのは昨年国内盤で出たプラッソンとトゥールーズ・キャピタルの「エヴォカシオン」と、昔マルティノンが振ってた管弦楽作品を少し位かな。
あまり印象もなくて、「ふーん」と思ったくらいだけなのね。
今回なぜこれをえらんだか?それは、ただただジャケがかっこ良かったから。曇った空、うねる波、飛ぶかもめ。いいわぁ。(このところ、ここのレーベルのジャケットはいつも凝ってるの)
ルーセルって25歳まで海軍軍人だったから海のイメージなのかも。
で、買って帰って良く見たら、ピアノを担当しているのはタロー。以前フォーレの室内楽でちょっと触れた「アーンの五重奏」のピアニストで、その時も良かったのよね。はじけるようなリズム。少し固めの音で、バルトークなんかいいんじゃないかな。と思ったわ。
だからこの協奏曲も楽しく聴けたわよ。躍動感と茶目っ気たっぷり。
チェロを弾いてるのがまたまた注目株の若手、ケラス。
この人のブリテンの無伴奏組曲を持ってて、これはまだむお気に入りの1枚。
「これはいい物を手に入れた」って感じ。
とても面白かったわ。マルティノンのルーセルはもっとふわふわしてたけど、スターンはしゃきしゃきしてるのね。ちょっとストラヴィンスキーみたいな味わいかな。
ただライナーに書かれてる曲順が間違ってるようで、ピアノ協奏曲から始まる事になってるのに、とうとうピアノ無しで3楽章終わり。私、ルーセルはあまり詳しくないので、「こういうものか」と信じちゃったわ。
結局印刷ミスみたい。国内盤なら即刻回収ね。

3月11日

CHAUSSON
Poème, Symphony
Dutoit/OSM
DECCA/458 010-2(輸入盤)
ユニバーサル・ミュージック/POCL-1925国内盤426日発売予定)
相変わらずフランス物ばかり聴いてるまだむです。とれびあんです。
で、今日はデュトワ・モントリオールのショーソンを。
デュトワはやっぱりフランス物がぴったりね。ちょっと肌触りは冷たいんだけど、独特の語り口がいいのね。
ショーソンの交響曲は何となくフランクを思わせる構成のがっしりした曲で、演奏によっては、限りなくドイツ寄りになってしまう危険性をはらんでいるの。フルネ・オランダ放送響の名演があるんだけど、これは実におしゃれで小粋。とても明るいショーソン。結構情熱的。ミュンシュも聴いたけどこちらはまさにフランク。かちかち。
で、デュトワはその中間。まあ、いいとこどりかな。うねるような音の流れを生かしつつも、きっちりポイントを押さえてるの。「くるぞ」って所で盛りあがるのがとても気持ちいい。
それが、「愛と海の詩」では一転して印象派の音になってるから面白いわね。バリトンのル・ルーもなかなか。大抵女声で歌われるこの曲。でも確かにドラマティックな表現も必要だからこれでいいのかも。この間のシェーファーとは全然違う味わいね。水の花での浮揚感がたまらなく良かったわ。
詩曲でヴァイオリンを弾いてるのは、あのシャンタル・ジュイエ。
ただしこの曲だけは以前出てたのをもう一度カップリング。
私は初めて聴いたのだけど、匂い立つようなとでも言えばいいのかな。ほんと色っぽいんだから。でもちょっとデュトワは冷静ね。そのミスマッチがかえって素敵。
当分フランス物にはまるつもり。
でもほんとのシロカネーゼはイタリアブランドが好きなのよ。

3月7日

DEBUSSY,CHAUSSON
Mélodies
Christine Schäfer(Sop)
Irwin Gage(Pf)
DG/459 682-2(輸入盤)
ユニバーサル・ミュージック/POCG-10261(国内盤 325日発売予定)
今、フランス物にはまってるまだむです。(つい最近まで「北欧だ。」なんて騒いでいた?気が変わったわけじゃないの。もちろんバルビローリのシベリウスはお気に入りよ。)
で、今回はシェーファーのフランス歌曲ね。この人は、以前アバドとモーツァルトやR・シュトラウスのオケ伴歌曲を録音してたの(DG 457 582-2) 。だけど、何となく線が細くて、はっきり言ってオケに負けていたのね。(そこ行くとカリタ・マッティラはすごかったわね。アポロの巫女の歌なんてぞくぞくしちゃった。/DG 445 182-2
オケを向こうに回してドラマティックに歌うタイプではなさそう。確かに、彼女の柔らかな歌声はフランス歌曲にピッタリかも。
で、ドビュッシー。
私、昔アメリンクで聴いてちょっとなじめなかった経験があるのね。以来ドビュッシーから遠ざかっていたんだけど、これを聴いて考えが変わった感じ。「華やかな宴」ってこんなに表情豊かな曲だったんだ。その上ゲージのピアノがいいの。もう感動しちゃった。
フランス語の発音が少し?のところもあるんだけど、(ヴェルレーヌは難しいもんね)何しろ声の微妙なコントロールが素晴らしいの。
操り人形のラ・ラ・ラのルフランを聴いてみて。「詩句の持つリズムを楽句に与える」と形容された彼の歌曲の真髄に触れる事ができるから。
ショーソンの方が収録曲が多いんだけど、やはりドビュッシーがいい。
もしかしたら、ショーソンの歌曲ってベルリオーズやワーグナーの影響を受けているからかしら。ちょっと物足りないかな。
そういえば「リラの花咲く頃」は他の新譜で聴いたばかり。でも、あちらはバリトンだから比べられないわね。こちらは次回。

もっとあります。こっちを見てね。


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