バックナンバー14

(00/11/3-00/12/29)


11月3日

 「文化の日」なんだそうです。オーケストラ活動を通じて、地域の「文化」向上に貢献している私たちの、定期演奏会の前日リハ、なにやら「文化」的なイベントの真っ最中という市役所前を通って(七夕音頭の振り付け講習会がどの程度文化的なのかはさておいて)、県民会館へ。そう、久しぶりのことですが、本番と同じ会場でリハがやれることになったのですよ。
 本日の目玉はなんと言っても歌手の皆さんとの初顔合わせ。その前に、いつものハープのおねぇさんも入っての「時の踊り」です。やはり、ハープが入ると、この曲は見違えるようになりますね。ハープってこんなに目立つ、というか、浮き上がって聞こえる楽器だったのかという印象はさておいて。
 さて、おまちかね、3人の歌い手の皆さんの登場です。「朱鷺の踊り」をやっている間に、遠くのほうで発声練習をしているのが聞こえてきましたから、期待はいやがうえにも高まります。
 曲順に、ということで、まずは「乾杯の歌」。梅沢さんの澄んだテノールが聞こえてくると、会場内はオペラハウスに変わりました。続いて高橋さんの艶やかなソプラノ。2曲目は、立花さんのバリトンが加わって「ドン・ジョヴァンニ」。立ち位置の調整とか細かい注文も出されて、なかなか緊張も高まっていきます。今までオケだけでやっていたのとは、ルバートのかけ方が全く違っていますから、最初はちょっとした混乱状態。しかし、何度かやっているうちに、お互いの音楽が少しづつ歩み寄っていくのが良くわかります。これこそ生きた音楽というものでしょう。
 梅沢さんのソロの「トゥーランドット」や、立花さんのソロの「アンドレア」もそんな感じ、やはり、最初は戸惑いを隠せません。しかし、このお二人の二重唱の「ドン・カルロ」は、ちょっと様子が違います。前にも書きましたが、この曲はシェーナ、つまり、ドラマを進行させる部分から始まっていますが、ここがいかにも「オペラ」という感じ。ロドリーゴが、ドン・カルロが、目の前で歌っているのです。これはほんとに感激もの。思わずピッコロを吹くのにも力が入ります。
 高橋さんのロジーナは降り番ですから、ゆっくり聞いていられます。多彩な装飾を施され、技巧の限りを尽くしたコロラトゥーラは、まさに至芸。こんな間近で聴けるなんて、なんと幸せなことでしょう。
 と、いつになく興奮気味の日記ですが、やはり、歌が入って何が起こるかわからないというスリルを味わうのは、とても楽しいものです。お客さんに完成された演奏をお届けできるかということはさておいて。
 そんなわけで、すっかり本番をやったような気分になってしまいましたが、本当の本番は明日。どうなりますことやら。 

11月4日

 いよいよ本番。ニューフィル始まって以来の、オペラのステージが入った演奏会です。昨日のリハで私たち(少なくとも私)が感じた歌と一緒に演奏することの楽しさが、はたしてお客さんには伝わるでしょうか。
 ゲネプロは、基本的には1回通して終わりですが、やはりまだやり慣れていない「アンドレア・シェニエ」や「ドン・カルロ」は、打ち合わせがかなり必要な段階を出てはいません。最終的には本番勝負、まあ、それもスリルがあってなかなか良いではありませんか。
 ゲネプロが終わっても、ヴァイオリンやチェロはステージに残ってパート練習。こんなことは今まではなかったこと、なんか、鬼気迫るものを感じたのは私だけでしょうか。
 開演時間となってステージに出てみると、3階席までお客さんが入っていて、隙間もほとんどありません。これだと、もしかしたら聴衆は1000人を超えているかもしれませんよ。
 オペラのステージは、「ツカミ」としての「乾杯の歌」が効を奏して、いきなりの大拍手。「ブラヴォー」などという声もかかります。曲が進むにつれて、観客と演奏者の熱気がどんどんあがっていくのが良く分かります。「ドン・カルロ」が終わる頃には、拍手もさらに盛り上がり、1回引っ込んだ歌手の方々が、もう1度呼び戻されるほどです。
 最後の「メリー・ウィドウ」にはじつは仕掛けがあって、もともとはバリトンとソプラノのためのラブソングなのですが、そこにテノールを加えた三角関係ヴァージョンになっています。バリトンソロの後半に、いきなりテノールが上手から現れるという演出とあいまって、会場の空気は最高潮となりました。
 もちろん、演奏していた私たちも、存分に楽しめたはずだと決め付けるのは、私が割とヒマだったので、歌を十分に聴くことができたせいでしょうか。最後の方は全くの降り番でしたから、ピッコロが飛び出したことなども忘れて、すっかりお客さんモードで楽しんでしまいました。歌手の呼吸を伺いながら(本当に顔を覗き込みながら)指揮をしていた岩村さんや、それに合わせようと必死になっている弦楽器の人たちは、決して「楽しい」だけでは済まされないでしょうがね。
 後半の「悲愴」では、この盛り上がった気分をいかに変えるかというところで、他の人たちは苦労していたみたいですが、私の場合、休憩時間に、中学校の時の担任の先生に何十年ぶりかに再会したといううれしくも懐かしい事件があったために、なかなか演奏に集中できなかったという、苦労がありました。
 今午前4時。打ち上げから帰ってきて、ほとんど寝ながら書いています。アクセス数に見られる、次の日までに日記を更新してほしいという無言の圧力を跳ね返すだけの図太さがない私は、こうして、日々キーボードに指を走らせているのです。

11月7日

 定期演奏会、ご苦労様でした。じつは、今あの時のビデオを見ながらこれを書いています。例によってほとんど神業としか思えない仕事の速さで、人数分のビデオを作ってきてしまったしできさんのおかげです。おまけに、CDも一部分はすでに出来ているというのですから、すごいもの。
 本番のときは分かりませんでしたが、歌手の皆さんの表情が素敵です。オペラというのは歌うだけではなく、役になりきって人格までも演じるものなのですね。冷静に聴けば言いたいことはいくらでもありそうですが、これだったら、お客さんがあれだけ熱狂したのも納得です。
 前から気になっていたのですが、高橋さんが歌われたロジーナのアリア、ものすごい装飾が付いていましたが、あれはマリア・カラスのコピーなのですね。
 さて、今日は例によって反省会。まだ演奏会の余韻があるうちにやっておくのは正解です。それで、今月末にはもう次の演奏会を控えているので、その曲も前半に練習です。フルートパートはYUMIさんが外国へ行ってしまうのでしばらくお休み。その代わり、しばらくご無沙汰だった亮クンが、久しぶりに復帰してきました。
 曲は名曲集。ビゼーのカルメンやアルルの女、それにルロイ・アイダーソンです。ビゼーは確か前にやったことがあるはずなのに、ソロの部分などはすっかり忘れてしまっていました。指揮の崇サンは、例によって納得のいくまで何度も何度も弾きなおしをさせますから、その間にやっと思い出しましたが。アンダーソンはやったばかりなので(私は降りてましたが)なんなく本番モード。「トランペット吹きの休日」などは、3人の名手の完璧なソリ。もし、見学の人がいたりしたら、このトランペットを聴いてびっくりしたことでしょう。そのぐらい素晴らしいプレイでしたよ。
 8時半ごろからは反省会。1時間ちょっとでしたが、なかなか重大な問題点も指摘されていましたね。この議事録をまとめて「かいほうげん」に掲載するのは私の仕事なのですが、来週発行なんて言ってしまいましたから、明日からまた地獄の日々が始まることでしょう。「おまえにだけは言われたくない」ような発言もありましたが、もちろんノーカットで。
 この会の最後に和紀クンから爆弾発言が。「今回限りでニューフィルを休み、ふつうの男の子にもどりたい」というものです。まあ、充電は必要なこと。一皮剥けて、また帰ってきてくれることでしょう。そういえば、「ふつうの女の子」になったしのぶとさとこも顔を出してましたっけ。人生いろいろ。私もいつかは「ふつうのおやぢ」に戻る日が。

11月10日

 私がニューフィルのほかに所属している団体として、「仙台フルートの会」というのがあります。つい先日も演奏会を開いたばかりですが、ヴァイオリンとヴィオラのパートをフルートに置き換えてシンフォニーオーケストラのレパートリーを演奏するという、ユニークなことをやっているグループです。プロも含めて、他のオーケストラの団員もメンバーなのですが、オケについてのいろいろな情報を交換できる場にもなっています。
 この間も、石巻市民響のKさんから、とても貴重な情報を頂きました。ベルリンフィルのフルートパートのオーディションの模様が報告されているサイトがあるというのです。22才の若さであのベルリンフィルの首席フルート奏者の地位を射とめたエマニュエル・パユが、前シーズンをもって退団したというニュースとともに、パユの後任が誰になるのかということは、世界中の音楽愛好家の関心事でした。その、もっともホットな情報がこのサイトで得られるというわけです。
 このサイトは、フランスを中心に活躍されている新進フルーティスト、瀬尾和紀さんの公式サイトというものです。オーディションの結果については実際にご覧になっていただくとして、このサイトで感心したのは、瀬尾さん自身がお書きになった数々のエッセイの素晴らしさです。これまでに出場された世界コンクールでの体験などが、じつに生き生きと、的確な批判眼を持って綴られているのです。コンクールに出場できるほどの高次元の音楽的な才能と、ついつい引きずり込まれてしまうほどの見事な文章のセンス、この2つを備え持つ瀬尾さんには、少なからず羨望の念を抱いたものです。
 そこで、ぜひリンクしたいと思い、掲示板に書き込んだところ、このサイトの管理人の方とともに、フランスにいる瀬尾さん自身からもご返事をいただきました。それだけではなく、瀬尾さんはこちらの掲示板にまでわざわざいらっしゃって、書き込みをなさってくれたのです。こんなこと、なかなか出来ることではないと思うのですがねぇ。
 その瀬尾さんが、なんと、仙台でリサイタルを開かれます。12月6日水曜日の午後7時から、イズミティの小ホールです。ドップラー、プーランク、ピアソラなどの定番のプログラムに混じって、「ファイナルファンタジー」などのゲーム音楽を作っている植松伸夫の新作の初演などもあります。仙台では、最近とみにまともなフルーティストのコンサートが少なくなっています。私などは、エミリー・バイノンを聴くために、わざわざ横浜まで出かけていったぐらいですから。そんな渇きを癒すためにも、ぜひこのリサイタルには足を運びたいと思っています。また、今年中には初のCD(ホフマン/フルート協奏曲集)がNAXOSレーベルから発売になる予定です。こちらの方も楽しみですね。

11月14日

 「かいほうげん」は無事に印刷できました。カラー化してから4回目の発行。やっとファイルの作り方のコツとか、仕事のペースとかが分かってきました。印刷は1週間前から始めてましたから、昨日までに3枚が出来上がっていて、残りの表紙と裏表紙を直前に書き換える余裕すらありましたしね。おまけに日程表まで作ってしまうという手際の良さ、これからもこんな風に順調に行くと良いのですが。
 たまたま両方が同じ日に発行ということで、ちょっとした仕掛けを施してみました。日程表は、新しく発行したものをきちんと区別するために、いつも透かしの画像を入れているのですが、今回用いたのが「かいほうげん」の中にある赤ちゃんの写真。みんなそれを見て、「いったいだれ?」という顔をしていました。でも、あれだけミエミエのヒントが出ていれば、簡単に分かることでしょう。(団員以外の方は、いったい何のことなのか分からないでしょうが、我慢してください。)
 さて、その日程表にもある通り、今週と来週は、「希望園」の曲目の練習。曲順にということで、最初にビゼーの「カルメン」。しかし、出席は極めて悪く、弦楽器は半分もいません。さらに、肝心の打楽器が誰もいないものですから、「闘牛士」は思い切り間抜け。無声映画の弁士の伴奏みたいな(なんという例え)なんとも間が抜けた音楽になってしまいます。そういえば、最近こういう感じを味わっていないとおもったら、このところの打楽器はいつでも誰かがきちんといて、必要な音を出してくれていたのですね。いなくなって初めて、打楽器の存在がいかに大切かということが思い知らされました。
 「ファランドール」のテンポが変わってフルートソロが出てくるところになっても、まだ打楽器はいなかったので、クラと二人でえらく大変な思いをしましたが、そのうち真樹クンが現れたので、やっと救われました。しかし、あそこはタンブリンではなく、タンブーラン、小太鼓が正解でしょうね。
 結局打楽器は1人しか来なかったので、アンダーソンではいろいろ大変だったみたいですね。「犬の声」までもやらされるとは。本番では、管で手の空いた人がお手伝いをさせられるとか。あっチャンあたりも、真剣に雪橇の鈴のたたき方を練習してましたっけ。
 全体練習は少し早めに終わって、各パートごとのアンサンブルの練習に充てられました。ところが、木管の場合は、何も決めてなかったので、ちょっと混乱気味。結局、打ち合わせ不足で、誰が主体的に動くかということがはっきりしなかったため。こうなったら来週までに何か見繕わねば。

11月17日

 小澤征爾がついに、というか、やはり、というか、再来年の「ニューイヤー・コンサート」の指揮者に決まりましたね。あ、もちろんお正月にあちこちで行われる単なる「新年演奏会」ではなく、固有名詞としてのニューイヤーコンサート、あのウィーン・フィルが元旦に行う、正確には「ノイヤール・コンツェルト」のことですけどね。全世界に衛星生中継され、2週間後にはライブCDが発売になるというあれです。とりあえず、これで12月のコラムの心配はなくなったというわけで、よかったよかった。
 ここで演奏されるのは、もちろんヨハン・シュトラウスの作品。ワルツやポルカ、行進曲などですよね。もちろんその他のジャンルでも彼は作品を書いています。その代表的なものがオペラですね。「こうもり」とか「ジプシー男爵」それから、最近話題になったのが、「シンプリチウス」。これは先日の「おやぢの部屋」でも紹介されています。そして、今日の「おやぢ」で取り上げられていたのが「ナクソス島のアリアドネ」ですね。えっ、それって同じシュトラウスでも「リヒャルト」の方では?
 いえいえ、とんでもない。「ナクソス〜」はれっきとしたヨハン・シュトラウスの作品なのですよ。「おやぢ」にはジャケットの表の写真しかありませんでしたが、裏側を見てみると…
 ねっ。しっかり「Johann Strauss(1864-1949) Ariadne auf Naxos 」と書いてあるでしょう?しかし、ヨハン・シュトラウスってこんな最近まで生きていたのですね。いやはや。
 というわけで、今回もミスプリントのお話でした。上の写真はたまたま入荷直後のものを手に入れたのですが、間違いに気付いたメーカーが回収を図ったため、今では店頭で見かけることはないはずです。そのうちシールかなんかで修復された商品が出回るでしょうから、これはとても貴重なアイテムとなるはずです。

11月21日

 ここ二、三日は、個人的に何かとあわただしい日々でした。病院で死を迎えるというのはどういうことなのか、人間の死に対して、医療というものはどういう意味をもつものなのか、などと、柄にもなくまじめに考えざるを得ないような事態に遭遇していたのです。
 そんなわけで、土曜日の「希望園」コンサートはまず出られないだろうし、今日の練習も出席できないことを前提にして、いろいろと手を打ってきました。いざやってみると、なかなか色々あるもので。
 ところが、こういうことはなかなか予定通りには進まないもので、何とか今日は欠席しなくても良いような状況になってしまったので、多少のかっこ悪さを辛抱して、いつもどおりに練習場へ行ってみました。案の定、前もって連絡をした人たちは、「何しに来たんだ?」みたいな怪訝な表情でしたね。パートのことやもろもろこまごまと指示をしたあっチャンなどはその筆頭。「来れるんだったら、あんなにごちゃごちゃ言われることはなかったよ〜」と、明らかな不満顔。まあ、しかし、そんな邪魔者顔にもめがず、亮クンが欠席なのをいいことに、気持ちよく1番フルートのパートを吹かせていただきました。なぜか、本番で吹かなくて良いという事態になるとスラスラ吹けるようになるものです。
 先週とはうって変わって、今回は打楽器が勢揃い、それはいいのですが、「闘牛士」では張り切りすぎて、崇サンに「もっと小さく」と注意される始末。無ければ文句を言われるし、あったらあったで散々な目にあうなんて、つくずく打楽器というのは割の合わない商売なのですね。しかし、アンダーソンあたりは、スライドホイッスルとか、ムチとか、おいしい打楽器も十分に堪能されたことでしょう。あのエキストラの人は、無知蒙昧(あっ、変換ミスだ!「ムチもうまい」と書こうとしていたのに)。
 全曲みっちり練習しても、8時半ごろには全体練習は終わってしまいました。もちろんこれは予定のうちで、残った時間は、やはり「希望園」のレパートリーで、各楽器の紹介を兼ねたアンサンブルの練習に充てられたのです。各パートごとに、思い思いにいろいろな曲をやっていましたが、私はもちろん出番はないので、技術委員会の会場へ。ちょうどいい時間だったものですから、こんな日記を書いています。下手をしたら技術委員会をやっている間に内職をするハメになると思っていたのですが、予想外の展開で、いつもより早くアップです。

11月28日

 疲れきった体に鞭打って練習です。何でそんなに疲れているかというと、ご存知のようなハードスケジュールのため。お葬式が終わったといっても、さらに7日ごとの法要とかもろもろの用事で田舎との往復が続く毎日でした。
 今日からは角田の「第9」演奏会へ向けての練習。今回は「第9」の4楽章と一緒に演奏するのは、ドヴォルジャークのスラブ舞曲です。まず前半はそのスラブ舞曲3曲(1、8、10番)をしできさんの指揮で。私の担当はピッコロ。本当はピッコロは苦手だったのですが、この間の定期でプッチーニやヴェルディのピッコロパートを吹いて以来、なんか今までとちょっと変わって、ほんの少しだけ自信みたいなものがついてきたものですから。
 自信というのは恐ろしいもの。1番のピッコロは、今まで吹いたことがないほど楽に音が出てくるではありませんか。これでこれからは、私もピッコロ吹きとして恥ずかしくない人生を始めることが出来ることでしょう。8番も出だしの高音Gが難なく出せて、もうすっかり楽勝モード。ピッコロがこんなにも楽しいものだったとは。
 しかし、世の中はそんなに甘いものではありません。この8番というのは、ピッコロパートはほとんど休みなく吹いていなければなりません。そして、「決め」のフレーズの頭に高音Gがひっきりなしに出てくるというすさまじいもの。だんだん口に力が入ってきて、そのうちそのGがあやしくなり始めました。そうなると、もう他の音もメロメロ。やはり、苦手意識を克服するためには、もう一努力必要なのでしょう。
 後半は鎌サンの指揮で「第9」の4楽章。他の木管のトップは、オーボエが理恵ちゃん、ファゴットが未央ちゃんといういきのいいメンバーになっていました。この若手に刺激されて、おぢさんも今までとはちょっと違う音を出せそうです(私は1番)。
 今日のところは、確実に音を捕まえるという狙いからか、鎌サンは相当遅いテンポでやっていました。おかげで、いつも引っかかる早くて難しい場所はなんなくクリア。しかし、弦だけが例のテーマが出てくる部分をしつこくやらされていると、待っている間に疲れた体にはつい睡魔が。
 弦と言えば、ヴァイオリンのパートがずいぶん違っていましたね。さっちゃんは今回はセカンドのトップ。そのほか、半分ぐらいの人が入れ替わっていたみたいです。ところが、コンマスをやる敬一郎クンがいないものだから、セカンドのトップがチューニングの仕切りとか、面白いことになってましたっけ。
 終わって外に出たら、なんだか雪のようなものがちらついていました。今年の冬は久しぶりに寒くなるのかもしれませんね。

12月3日

 もはや、世の中は師走。それに加えて、今年はなんでもかんでも「今世紀最後の」という枕詞をつければ盛り上がると信じ込んでいるかわいい人たちがたくさんいるために、ただでさえうっとおしい年末が、いつにもまして埃っぽくなっています。
 そんな慌しさとは一線を画して、公式HPの掲示板はなかなか楽しい展開になっていますね。この掲示板、設置したのはだいぶ前なのですが、「ジュラシック・ページ」の掲示板である「ジュラシック・ボード」の陰に隠れて、ほとんど利用されていませんでした。「JB」の方は、この間の定期演奏会の前後には、いろいろな連絡の書き込みが連日のようにあって、その即効性をいかんなく発揮したものです。
 ところが、本来「JP」というのは団員以外の人も数多くアクセスしてくだっさっているために、掲示板の方も団には関係のないものも含まれていて、ややもすると大事な連絡が埋もれてしまう可能性が出てきたため、団内の書き込みは、思い切って公式掲示板に振り分けるような策を講じてみました。これがまんまとあたって、当初考えていたような掲示板の棲み分けが成功したのです。御協力ありがとうございました。
 さて、先ほど書いた「楽しい展開」、ご覧になれば分かることなのですが、もし、よくわからない方がいるときのために、ちょっと補足説明をしてみましょうね。
 書き込みの中に、たびたび「ソース」という言葉が登場しますね。HPの画面というのは、「HTML」という、暗号のようなものを、ブラウザが解釈して今このように目に見える形にしています。ブラウザの上のほうにあるメニューバーの「表示」というところをクリックし、出てきたメニューからさらに「ソース」をクリックすると、「HTML」が現れます。これが、その画面の元になっている素材、「ソース」なのです。
 HTMLには、さまざまな約束事がありますが、とりあえず、「<!--」と「-->」で囲まれた範囲の文字は、画面には表示されないということを覚えておきましょう。その上で掲示板のソースを見てみると、これに囲まれた部分に「Remote Host:」というところが見つかるはずです。ここに、何を隠そう、掲示板の送信者のホストコンピュータの情報が隠されているのです。
 書き込みフォームの「メール」の欄にメールアドレスを入れると、画面ではリンクがついて、ポインターを乗せるとタスクバーにアドレスが出ますから、発信先を知られたくないときには、「メール」欄を空白にして置けばよいのですが、こうやってソースを覗くと、簡単に分かってしまう(ただし、分かるのはプロバイダーだけですが)というのが、「楽しさ」の仕掛けだったのです。
 まあ、やってみたまえ。ワトソンくん。 

12月5日

 ついにカウンターが6万を超えてしまいました。まあ、一月のアクセスが5千以上あるのが当たり前になった昨今ですから、当然といえば当然ですが、やはり感慨深いものがあります。
 12月に入って最初の練習日、私はひそかな期待をもって、駐車場のそばのセブンイレブンへ行ってみました。毎年この季節になると店頭に現われるもの、そうです、お汁粉缶が出ていないかどうか見に行ったのです。世の中、ままならないことの方が多いのですが、この期待は裏切られることはありませんでした。ホットケースには、いつもの見慣れたパッケージのお汁粉缶(最初に「お汁股間」て変換されちゃった。や〜らし〜。)が入っていたのです。
 もちろん、一缶買っていって、ホールの前で今シーズンの初物を心ゆくまで味わいました。この上は、去年のように途中でなくなったりしないで、冬が終わるまで、きちんとお店に置いてあることを切に願うものです。
 ヴァイオリンや低弦はたくさん来ているのに、ヴィオラは二人しかいないというアンバランスな出席状態で、練習は始まりました。先週同様、スラブと第9です。ピッコロに関しては、先週の日記に書いてしまったので、ものすごいプレッシャー。自分で自分の首を絞めたようなものですが、どうも私の場合は、プレッシャーが良い方向に働くことの方が多いみたいで、先週よりは楽に吹けるようになっていましたね。ところが、この季節、楽器が冷えているとキーに水滴が詰まりやすくなって、いくらクリーニングペーパーで吸いとっても、あとからあとから出てきて、紙が何枚あっても足りません。とうとう、残り少なかった一箱を使い切ってしまって、演奏中にあわててスペアを取りにいったりして。本番の会場はもっと寒いので、今から心配。
 ところで、りっちゃんがしばらく姿を見せないと思っていたら、なんと、社員旅行で香港に行っていたのだそうです。それで、例によってピアノの上にはお土産が。その箱には、栗の実が書いてあって、「天津甘栗功克力」という文字が入っています。開けてみると、銀紙に包まれた栗の形をしたチョコレート。ということは、「功克力」が「チョコレート」に相当する漢字なのでしょう。どんな味がするのか、こわごわ口に入れてみたら、なかなかおいしいごく普通のチョコレートでした。あっチャンなどは、欲張って3個も食べてしまって。だから、ピアノのそばにいなかった弦の人などには、おすそ分けは行かなかったことでしょう。ごめんなさい(と、私が謝る必要はないのですが)。
 お汁粉で始まり、チョコレートで終わった今日の練習、あっチャンからの「お〜いお茶」のプレゼントもあって、とても充実したものでした。

12月7日

 行ってきました。瀬尾さんのリサイタル。1110日の日記でご紹介した、瀬尾和紀さんの仙台でのリサイタルが、昨日、イズミティの小ホールで開催されたのです。
 少し早めに会場に行ってみると、入り口付近にかなりの人が集まっています。「これは!」と思ったのですが、大半は向かいの大ホールでの矢野顕子のコンサートのお客さんでした。それでも、開演時間間近になると、列などが出来ていましたが。私がこのリサイタルに行った目的は2つ、仙台フルートの会の事務局長に、この間の演奏会のビデオを渡すことと、ここでしか入手できないCDを買うこと。あはは、肝心の「フルートの演奏を聴く」がありませんでしたね。冗談、冗談。瀬尾さんごめんなさい。
 そう、でもCDについては、瀬尾さんのデビューアルバムは、普通のお店に並ぶのはもうちょっと先になるので、ここでしか買えないというのは本当なのです。しかも、この前に行われた北九州のリサイタルでは、CDが完売してしまったという情報が、例のサイトから流れてきていますので、なおさら心配になって、少し早めに来てみたのです。
 だから、入ってすぐに向かったのはCD販売のコーナー。でも、ご安心下さい。品物はちゃんと山積みされていましたよ。なんと、私が最初のお客さん。
 会場には、例によってヒレカツ先生がいらしてました。さっき「JP」をのぞいてみたら、もう演奏評がアップされていましたよ。さすが、筆の早い先生の仕事振りには、いつもながら感服させられますね。
 負けじと私も、「おやぢの部屋」でCDを紹介してしまいました。こういうアイテムは私の担当。というより、これに関しては本家おやぢよりも私のほうが先に手に入れることができるので、速報性がウリの「おやぢ」では当然の成り行きです。もちろん、おかげさまで、世界中のどこよりも早く紹介記事を発表することが出来たことでしょう。
 演奏の素晴らしさも相まって休憩時間には、CD売り場には長蛇の列。やはり北九州と同じく、見事に完売してしまいました。あっチャンや、お久しぶりのYUMIさんみたいに、一足おそくて涙をのんでいた人もたくさんいました。やっぱり、早めに買っておいて良かった。
 そんな中に、元ニューフィルの和紀クンもいました。なんでも、このページを読んで、ここにくる気になったのだとか。こんなにお客さんが入ったのも、私のページが少しは役に立ったのでしょうか。
 終演後は、ほんの少しですが、瀬尾さんご本人とお話が出来ました。サインまで頂いたりして。HPなどで想像していたのとはちょっと違って、とてもていねいな方なので、とまどってしまいましたが。しかし、パワフルな中にも繊細さを秘めた演奏振りとは、見事に合致しているのですね。

12月12日

 今日は、平成121212日。別にどうという事はないのですが、なんかうれしいですね。
 今年の冬は、雪も多いし、寒くなりそう。夕べから降っていた雪は朝になってもやまなくて、今年初めての積雪となりました。それで、例によって朝から雪かきです。お昼過ぎには晴れてきたので、雪かきをした所は乾いてしまいましたが、夕方には気温が下がってきて、地面が凍っているところも。古川から通ってくる裕史クンの話だと、北部ではまだ雪が大降りで、練習場につくまで4時間以上かかってしまったそうです。
 「お寒うございます」と、年寄りのような挨拶で、「角田第9」の指揮者、佐藤寿一さんの練習が始まりました。最近はずっと角田はこの方。前々回は別な指揮者だったのですが、その時は私は休んだので、もう第9はすっかり寿一さんばかり。あちらも、毎年毎年同じ曲をやってるわけですから、その年によって何か目玉がないと退屈してしまいます。それで、今年のキーワードは「音色をそろえる」ということになったようですね。ここは一つ、「お互いに聞きあって音色を合わせるつもりでいれば、他のことも合ってくる。」という寿一さんの言葉に、耳を傾けてみようではありませんか。
 「第9」を1回通したところで、いきなり「木管のアンサンブルが悪い」と言われてしまいましたが、まあそれはある意味当然かも。今までやったことのないメンバーですから、お互い探りあい。これが、本番が終わるまでにはどう変わっていくか。温かく見守ってみてください。
 毎年やってて、音楽の流れはもう分かっているはずなのに、全然指揮についていかないというのも不思議なことですね。たとえば、Bに入る前に思い切りアッチェルをかけるのはもうさんざんやっていたはずなのに、弦の人たちのトロいこと。この辺がきちんとできるようにならないと、末廣さんについていくのはむずかしいのでしょうかね。
 技術委員会で、その末廣さんのコメント(FAXの巻物!)が紹介されましたが、出席さえクリアできればマーラーの5番だってやれなくはないのですね。がんばって出席者を確保して、末廣さんの指揮でまたマーラーをやりましょう!と言ってみても、全く現実味がわかないのは、それがどれだけ大変なのか、身にしみて分かっているからなのですがね。
 やはり、現実的なのは「第9」ですか。となると、次の年の角田も、第9の全曲の予定なのでしょうから、これは思い切り楽ができる選曲ということになりますね。しかしな〜。

12月19日

 1週間のご無沙汰でした。このところ練習日以外にも日記を更新することが多かったので、物足りなく思われてはいませんでしたか?まあ、ネタがないときには無理をしないのが一番。おやぢみたいに体を壊してしまっては何にもなりませんから。(どうやら年内いっぱいは執筆は無理みたいですから、私1人の仕事では更新のペースが遅くならざるをえません。)
 今日は「かいほうげん」の発行日。発行部数は130部ですから、相当な量になります。こんな日に限って、仙台は真冬とは思えないような大嵐、ものすごい雨と風で、印刷物が濡れないように傘をさしたお陰で、下半身と鞄はびしょぬれです。体を張って雨から守り抜いた「かいほうげん」、粗末に扱ったらばちがあたりますよ。
 こんな嵐のせいでしょうか、練習の方は出席が極めて悪く、とても悲惨な状態でした。なにせ、木管の前列には私1人しかいないのですから。今年最後の練習だというのに、なんということでしょう。
 前半は「第9」でしたが、後半は同じ角田でやる歌伴のために、本番の指揮者が来てくれました。とりあえず全曲合わせてみようということです。ところが、本番でこれを吹く亮クンが残業で欠席。代吹きをやろうと思ったら、譜面は亮クンが持っていってしまっていて、スペアもありません。幸い、殆どが1、2番が一緒に書いてあるものでしたから、1枚の譜面をあっチャンと仲良く見るということで、何とかしのぐことは出来ましたが。
 殆どは前回やったことのある曲なので、オケについてはまず問題はないでしょう。ただ、指揮者の方が初めてということで(オケを振るのも初めてみたいです。)、問題が出るとすればこちらのほうかも。
 あっチャンもその時きちんとやっているのに、「やった覚えがない」などと寝ぼけたことを言ってましたっけ。私と一緒の車で行ったんじゃありませんか。あの美しい思い出は、もう過去のものになってしまったのですね。うっ、うっ…。
 終わってからの技術委員会では、予想通り「第9」がメインプロに決定。今の私たちは、マーラーをきちんとできるような環境にはないということが、露呈されてしまうという、とっても「残念な」(崇サン)現状が確認されてしまったということです。今日みたいな出席状況では無理もないと、あきらめてしまうほかには道は無いのでしょう。
 何はともあれ、今年はこれで練習はおしまい。年が明ければすぐ角田の本番です。体に気をつけて、また来年も楽しくやっていきましょう。といっても、日記は年内もまだまだ続く予定です。

12月23日

 高橋薫子さんがクリスマスソングを歌っているCM、見ましたか。松たか子が出演しているクリスマスケーキのCMですね。普段テレビなど殆ど見ない私でも見たことがあるぐらいですから、露出頻度はかなり高いものだったのでしょう。商品の性格上、期間限定なのが残念ですが、あれだけ大々的にクレジットが表示されれば、確実にお名前は印象に残ることでしょう。その証拠に、彼女の自主制作のCDが飛ぶように売れているそうです。これがきっかけになって、一躍有名になったりしたら、共演した私たちも何かと鼻が高いでしょうね。
 このように、「ニューフィルと共演した人には、何か良いことが起こる」というジンクスがあることは、かなり前から関係者の間では指摘されていました。そもそもの始まりは末廣さんがポーランドのコンクールで優勝したこと。最初にニューフィルと「展覧会の絵」を共演した直後でした。その末廣さんの推薦で、「火の鳥」での忘れがたい共演が実現した下野さんは、その演奏会の打ち上げの席上で大フィルの指揮研究員に選ばれたことを発表。その後は大フィルの定期を振ったりと、とんとん拍子に出世して、ついには民音の指揮者コンクールで優勝してしまいました。来年には、NAXOSからCDもリリースされる予定ですしね。
 最近では、定期演奏会の直前にフィンランドのコンクールでの入賞を果たした「熊さん」篠崎さんも忘れることは出来ません。フィンランドから喜びのメールを下さった篠崎さん、今ではロンドンに本拠地を移して、世界を股にかけての大活躍です。岩村さんだって、N響の副指揮者といえば、とんでもないステータス。これからは、以前にも増してビッグになっていくことでしょう。
 そこへ持ってきて、今回の高橋さんです。これだけ良いことが立て続けにあると、先ほどのジンクスの信憑性には、もはや疑いを抱く余地など全く無いことを認めざるを得ないのではないでしょうか。
 これだけの実績があるのならば、これからは、「ニューフィルと共演してビッグになろう」を合言葉に、才能ある若い指揮者が大挙して押しかけてくることでしょう。なんてね。
 さて、明日はクリスマスイブ。皆さんは誰とラブラブな夜を過ごすのでしょう。私は、明日は相手の都合が悪いので、一日早くイタリアンレストランに行ってきました。もちろん、メニューはピザ。なんたって、「タバスコの夜」ですからね。

12月27日

 夕べの雪は大変でしたね。私は、なぜかクリスマスを避けてレストランでフランス料理などを食べることになって(誰と!)SS30に行ったのですが、道路の渋滞はすさまじいもの。行きは1時間、帰りはなんと1時間半もかかってしまいました。まあ、でも、おいしい料理を食べられたのですから、そんなことは気にはなりません。
 私が○○ちゃんと一緒に食事を楽しんでいる間、市内某所では「オーケストラの饗宴〜若い芽による協奏曲の魅力〜」の打ち合わせが行われていたのでしょうね。崇サン、敬一郎くんご苦労様でした。その結果、このコンサートの詳細が決まったようです。実際の内容は技術委員長の敬一郎くんによる掲示板への書き込みを見ていただくことにして、何はともあれ、やっと予定が確定してよかったですね。
 さて、この結果を見てみましょう。2日ともヴァイオリン協奏曲2曲、ピアノ協奏曲1曲というのは、私の予想通り、というか、ブルッフを弾く人が3人にもなった時点で、これ以外の組み合わせは無いと思っていました。あとは、ヴァイオリン協奏曲がブルッフ2曲の場合はピアノ協奏曲はベートーヴェン、ブルッフとメンデルスゾーンの場合はピアノはメンデルスゾーンというのも、当然のバランス。人に聞いてもらう演奏会としては、こんなものでしょう。もちろん、3曲とも別な曲になった、ニューフィルが出演する3月31日のほうが、より聞きごたえはあるのではないでしょうか。
 共演する方のうち、私が実際に聴いたのはピアノの人だけです。本選の時にはとても伸び伸びとした弾き方をされていましたから、きっと私たちをリードしてくれるぐらいの豊かな音楽性をお持ちになっているはず。勉強させてもらいましょう。メンデルスゾーンのピアノ協奏曲などというマイナーな曲は、あまり聴いたことはないでしょうが、例によってデモテープを準備することも出来ますから、きちんと仕込んでおきましょうね。
 生憎ヴァイオリンの方は聴いてはいませんが、以前「この人は…」といった人とは別の方ですから、あの時述べたような危惧は無いとは思います。
 それよりも、敬一郎くんメールによると、指揮者の大井さんはこのページをご覧になったことがおありになるとか。こういう事態に対して、私が取るべき態度というのは、何も聞かなかった振りをしていつもどおりのサイト運営を心がけること。いまさらじたばたしても始まりませんものね。

12月29日

 いよいよ今年も押し迫ってきましたね。恒例の忘年会シーズン、私の場合は昨日が仙台フルートの会、そして、今日がニューフィルというわけです。といっても、今日の連絡がしできさんから来たのは昨日の飲み会の最中、場所なども決まっていなくて、とりあえず集まってみましょうということでした。
 というわけで、約束の時間に約束の場所まで行ったのですが、まだ誰も来ていません。10分ぐらい過ぎたところで、しびれを切らしてしできさんに電話をしたら、「今そこに行くところです。あっ、見つけました。」と、すぐ目の前に携帯を手にしたしできさん。そのうち、あっチャン、りっちゃん、和重クンと集まって、あとはさっちゃんを待つばかり。ところが、30分待ってもさっちゃんが来ないので、まさかいないだろうと思って自宅に電話したところが、出たのがまさにさっちゃんご本人。「今手が離せなくて。二次会には出られるわ。」という返事だったので、結局5人だけのつつましい忘年会となりました。
 「鍋が食べたい」というしできさんの希望をくんで、行ったところは稲荷小路の「○△□」。確か、ヴィオラもこのあたりで盛り上がっているはず、こちらも頑張らねば。
 とは言っても、私はもともと下戸。殆ど飲めないのに加えて、この間の定期演奏会の次の日には、大して飲んでもいないのにひどい二日酔いで、頭は痛いわ、嘔吐(何年もそんな目に会っていなかったので、吐き方さえも忘れていました。)はするわで、さんざんだったのに懲りて、お酒は極力飲まないように心がけていたところ。他の人も、それにあわせたのか、5人いて飲んだのはビール3本だけ。あとはジンジャーエールとウーロン茶というつつましさ。とてもヴィオラに太刀打ちなどは出来ません。でも、本当は、この位の方が私は好き。正直言って、とめども無く飲みまくる人というのはちょっと抵抗があります。昨日などは、私以外の6人でもってワインを5本空けるという、私にしてみればとてつもない消費量。到底ついてはいけません。反対に、本当は飲めるのに絶対飲まないという人も、偽善者っぽくていやですね。
 その代わり、チゲ鍋、鎌焼、鰊の塩焼き、鶏の唐揚げ、お刺身、納豆はんぺん、焼そば、焼おにぎり、鮭茶漬け、生牡蠣などをお腹いっぱい食べて、私は満足。明日は車で遠出をしなければいけないので、おそらくヴィオラも混じって一層混迷の度を深めるであろう二次会は遠慮して、早々に帰ってきましたとさ。皆さんも良いお年を!

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