今日の禁断 |
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きのうは、1日サイトや「かいほうげん」の仕事をしていたような気がします。サイトというのは、「おやぢ」の原稿書きですね。このところ、ストックが全くない状態が続いていますから、少しでも余裕が持てるようにと、時間があるうちに書きためておこうという魂胆です。もちろん、そんな先を見据えた仕事がうまくいくわけがありません。やはり「締め切り」というものがあってこそ、人は初めてなにかをしようという気になるのでしょうね。
その成果が、「オペラ座の怪人」のBDのレビューとなりました。本当にこれは見ごたえのある映像でしたね。なんって、ファントムを演じたラミン・カリムルーという人はすごすぎ。彼の最初の「デュエット」である「The
Phantom of the Opera」で、彼の声が聴こえてきた瞬間、これは今まで聴いて来たすべてのファントムを超えるものだと思ってしまいましたよ。この張りのある伸びやかな声は、劇団四季の高井さんなんか、目じゃありません。そして、それに続く「The
Music of the Night」では、今度はガラリと表情を変えて、まるでささやくように切なく迫ります。もういっぺんに彼のファンになってしまいました。
このBDには、「Love Never Dies」というミュージカルの予告編がおまけのトラックに入っています。なんでも、これは「オペラ座」の後日談なのだそうですね。同じロイド・ウェッバーが作曲したもので、おととしロンドンで初演、その時には、このカリムルーがファントムを演じていたのだそうです。あいにく、これから映像が出てくるものは、そのロンドン版ではなく翌年のオーストラリアのカンパニーのものなのが残念ですが、まあ、これもおそらく買って見ることになるのでしょう。
この新作ミュージカル、ネットでは、かなりの酷評があちこちで見つかりました。まずストーリーがつまらないんですって。まあ、それはそうでしょうね。なんでも、ファントムは死んではいなくて、アメリカで大成功を収めているのだとか。一方のクリスティーヌは、ラウルと結婚して子供をもうけたものの、結婚生活はあまりうまくいっていなくて、それがひょんなことからアメリカで歌うことになって、そこでファントムと再会する、という、確かにとんでもない話です。いや、もっとひどいのは、彼女の子供は、実はラウルではなくファントムとの子供だった、という結末です。そんなもの、見たくないよォ、と思う反面、「音楽は素晴らしい」という声もかなり聴こえてくるので、何のかんの言ってもやっぱりロイド・ウェッバー節にハマってしまうんでしょうね。アマゾンで注文したら、なんとカリムルーがソロCDをリリースすることも分かり、それも一緒に予約してしまいましたよ。
「かいほうげん」の方は、写真を選んでレイアウトする、という作業ですから、とっかかりさえすればあとはどんどん進んでいきます。しっかり作りこんで、これはそのまま印刷できるのではないか、というほどの、完成度の高いものが出来上がったような感触でした。
しかし、今日になって職場のプリンターで印刷してみて全体を眺めると、なんだか足らないものがあるような気がしてなりませんでした。もっと他のものが入らなければならないのに、無駄にスペースが空いている、という感じが強くしたのですね。長年の勘で、こういう時には少し待ってみた方が良いものが出来ることは分かっていますから、まだ時間もあることだしすこし放っておくことにしました。
結局、しばらくすると足らなかったものはわかりました。あと2つ、「小ネタ」が残っていたんですね。それをはめ込んでみたら、見事に紙面全体が引き締まってきましたよ。なんて、自画自賛です。あ、末廣さんが龍にまたがっている「日本むかしばなし」もありますよ。 |
aventure number : 1841 |
date : 2012/1/30 |
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