今日の禁断 |
フルーティスト |
きのうは定期演奏会後の最初の練習でした。普通ですと、これが次の定期へ向けての「初練習」になるのですが、今回はちょっと状況が違っています。今年の春に予定していた演奏会が中止になってしまったので、改めて来年の春に、全く同じプログラムで「リベンジ」をすることになったんですね。今年は、ですからすでにもう半分以上の日程を消化してしまった時点で宙に浮いてしまったものですから、その「続き」として、練習が再開された、ということになるのです。
まあ、一度やっていたことをまた始めるのだから、別に何ともないだろう、と、普通は思うのでしょうが、私の場合はそうはいきません。本来ならその演奏会でメインのトップを吹く予定だった人が、やんごとない事情で今回は出られなくなってしまったのですよ。そうなると、必然的にその役目が私のところにまわってくることになります。ですから、私としては他の人からは「1周遅れ」ぐらいの感じでスタート・ラインに立つことになってしまいます。とは言っても、実は、私はこの曲(チャイコフスキーの4番)は、前にニューフィルでやった時にトップを吹いていたので、一応本番モードの練習は経験していますから、まあ何とか追いつけるかな、という感じではいるのですがね。
そんな、案外お気楽なテンションで最初の練習に臨みました。人が揃ってみると、他のパートでもメンバーが替わっているところもあったので、なんだか安心します。これならノーミスで通せるかな、とか甘い考えでいたのですが、やはりこの曲は大変でした。なにしろ1楽章が長すぎます。つい、集中力がなくなってしまいますね。そして、フィナーレの怒涛のオブリガート。これを、早目のテンポでさらっていたら、かなり遅めに演奏していたので、もうガタガタ、小節の頭でヴァイオリンを追い越してしまいましたよ。そんなわけで、あと半年、みっちりやらなければならないポイントだけは、やたらと見つかってしまいました。
そのあとは、恒例の懇談会(反省会)です。キーワードは「下半身デブ」でしたね。いつものように録音して、もう今日のうちにテキストを起こしてしまいました。というのも、こういう変則的なスケジュールになってしまったので、あと1ヶ月もしないうちに今度は団員総会が開かれてしまうので、さっさと議事録を作っておかないと、大変なことになってしまいますから。ですから、次の「かいほうげん」には2回分の議事録が掲載されることになります。初体験というか、前代未聞ですね。
初体験といえば、Facebookもなんだか新鮮な体験がどんどんやってきています。きのうまでは「お友達」が3人しかいなかったものが、今日になったら9人に増えているのですからね。そのきっかけをつくったのは、合唱仲間のイギリス人、ソッチーさんでした。お国に帰ってしまったのでしばらく連絡がなかったのですが、いきなり、なぜかニューフィルのページの「ファン」になってくれたのですね。それで、「お友達リクエスト」を送ったら、即座に承認してもらえました。それからは、合唱団つながりで芋づる式にどんどん「お友達」が増えて行ったのですよ。愚妻に話したら「ネズミ講だね」ですって。もう辞めてしまった合唱団の方が、今やっているオーケストラより「お友達」が多いというのは、なんだか変ですね。
私からはあまり積極的には「リクエスト」を出さないのは、ソッチーさんのようにすぐには承認してもらえない人も中にはいるからです。この間の映画「ソーシャル・ネットワーク」のエンディングは、ザッカーバーグが、分かれてしまった恋人に「リクエスト」を送って、その返事が来ないかどうか何回もリロードを繰り返す、というシーンでしたね。あの気持ち、よくわかります。あ、私の場合は別に「別れた恋人」とかじゃありませんけど。 |
aventure number : 1821 |
date : 2011/12/21 |
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