1501(10/4/2)-1520(5/13)

今日の禁断 ずんだ

 一応「禁断」と「おやぢ」を交代で、というローテーションで書いているものですから、またまた今年も4月1日はエイプリル・フールのネタでは「禁断」を書くことは出来ませんでした。というのはウソで、とっておきのネタは(合唱から引退します、とかね)用意していたのですが、なにしろきのうの「マタイ」のリハが10時過ぎまであったものですから、それから帰ってきて書くのは面倒くさくなってしまって、ストックのあった「おやぢ」をローテーション通りに作った、ということでした。
 そして、いよいよ今日は本番です。なにかと問題を抱えたままの本番になってしまいましたが、なんとしてもフルート(実際はオーボエ・ダモーレですが)のオブリガートのあるアリアだけは絶対に決めたいな、という意気込みで臨みます。これまでコケてしまったらなんにもなりません。
 その前に、まずはお弁当を頂きます。去年はおにぎりとバナナ、というメニューだったものが、今年はちゃんとおかずの入ったおにぎり弁当になりました。

 まずは一通り通すリハですが、やはり1曲目はとんでもない曲であることを再確認、なんせ、管楽器はフルート2本しかないものですから第2コーラスの掛け合いの部分まで吹かなければなりません。マジで、休みなし、ほんとに1小節はおろか、1拍も休みを取ることが出来ない吹きっぱなしですよ。それでパート譜3ページ分、どう頑張っても、途中で集中力がなくなるのは分かっていますから、逆に緊張していないと。ですから、きのうのリハでちょっとあぶなくなりかけたので、念のため合唱のポイントの歌詞を、パート譜に書いておくことにしました。
 本番前に受付のあたりでブラブラしていると、顔見知りの人が来たりします。その中に、今回の新メンバーTよんの奥さんで、元ニューフィルのメンバー、○すりさんも。こんなところでお会いできるなんて、と、せっかくですから、私のカメラを渡して写真を撮ってもらうことにしました。たくさん撮ってくれましたが、祭壇の十字架をバックにしたこんな構図のも。

 これだと、今回大幅に充実した低弦(チェロ2本+コントラバス1本)が入らないので、もう1枚、フルメンバーのショットです。チェロの前に座っているのが、今回も聖書朗読を担当された「国会議員」の今野東さんです。

 本番は、やはりなにが起こるか分かりません。1曲目ではつい緊張が緩んだ瞬間に、見事に落ちてしまいましたよ。さいわい、書いて置いた「Sehet」の歌詞の部分で何ごともなかったように戻れましたが、これがなかったらどうなっていたか。この曲さえ終わってしまえば、あとは余裕で演奏できます。「角田第九」みたいに、これもフルートの精進の度合いが前の年より進歩しているかどうかを見極める尺度になっていくのかもしれませんね。
 合唱の方で、「どうぞご精進下さいませね^0^★」というコメントを返してくれたのが、「かおるせんせ」でした。前々回(もう「バックナンバー」に入ってしまいました)リンクを張ったせんせのブログ、なぜかあの「禁断」をせんせがご自身でコピーされてコメント、それに対するコメントとして、結果的には「禁断」に対するコメントを頂いたのですよ。「こんなのがあるよ」と教えた人がいたのですね。それに私が今度は自分でコメントしたら、それの返事がさっきのフレーズでした(複雑ですね。現物を見た方が早い?)。もう逃げられません。
aventure number : 1501 date : 2010/4/2


今日の禁断 64ビット

 このサイトの熱心なファンでしたら、きのうの更新でトップページの「おやぢの部屋」のバナーが若干変わっていたのに気がついたはずです(って、そんなところまでみている人なんているか?)。いや、もし気がついた人がいたら、ご連絡ください。ニューフィル定期のチケットを差し上げます。
 変わったのは、そのバナーに埋め込んである文字のフォントです。諸事情で、今まで使っていたフォントが使えなくなってしまったのですよ。それで、とりあえず別のフォントにした、ということなのです。なぜフォントが使えなくなったか、といいますと、パソコンのOSが変わったからなのですよ。というか、ついに新しいパソコンに買い換えて、それがきのう手元に届いたのです。今までのはXPでしたが、今度のは当然「7」です。これで、私のOS遍歴は「95」、「98」、「XP」、「Vista」、「7」と、5人目(「人」って言うか)になりましたね。「7」と言うだけあって、これは「95」から数えて7番目のOSなのでしょうから、そのうちの5人と付き合った私は、結構発展家、というか、浮気者。それぞれ個性があって面白いのですが、変わるたびにこんな風に使えなくなるフォントが出てくるというのは、本当に困ったものです。
 「手元に届いた」と書きましたが、新しいパソコンを買うにあたっていろいろ検討した結果、お店で売っているものではなく、自由にカスタマイズできる通販の「DELL」にしてみようと思いました。何より、余計なソフトが付いていないのでかなりお安く買えますし。それと、最近のノートパソコンはディスプレイが横長になった分、キーボードにも余裕ができて、テンキーまで付いているのが増えているのですね。ですから、私が選んだのは、Inspiron 1564という、テンキー付きキーボードのものです。CPUはインテルのCore i5、HDDは500GBです。もうちょっとお金を出すとブルーレイ対応になるのですが、そこまでは必要ないので、DVDドライブです。あと、最近はHDMI端子も付いているんですね。色も選べて、私が買ったのは「アイス・ブルー」という、鮮やかな青です。ネットで見た時にはもっと明るい色だと思ったのに現物はもうちょっと暗め、こればかりは手に取るまではわかりません。
 買い替えるきっかけは、今までのがあまりにも遅くなってしまったから。いやあ、それに比べるとこの新機の速いこと。同じ無線LANなのに、今まで動画でしょっちゅう止まっていたのが、いとも滑らかに見られるようになりました。まあ、そのほかのことは、おいおい使いこなしていくうちにご報告です。
 そんな新しい機械のセットアップなどは、本当はやっている時間がないほど、今日は忙しい予定でした。朝の10時から、マンションの管理組合の総会、やっと採決が終わったので、すぐ飛びだして若林まで行って、練習に参加、その前にお昼を食べながら次回のパート決めです。なぜか若林の狭いステージに、反響板を全部使っていたので、なんだかすごく狭い感じでしたね。というよりは、ヴァイオリンのエキストラの人が揃ったので、急にメンバーが増えたから、なおさら狭く感じたのでしょうね。いや、ニューフィルは定期直前になると俄然いい音になってきます。

 そのあと、今度は旭ヶ丘で「フルートの会」の練習ですが、その前に駅前のヨドバシに寄って、セットアップに必要なものを買いそろえ、ついでに、久しく行ってなかった「フレッシュネス」で、大好物のベーコンエッグバーガーと、フライドポテトに舌鼓。
aventure number : 1502 date : 2010/4/4


今日の禁断 サリエリ

 この間「ゴールデンスランバー」を見に行ったときに、利府のMOVIXで昔の映画を集中して上映する企画の告知のようなものが貼ってありました。そこに「ウェストサイド物語」などというタイトルがあったので、また見れるのかな、と思ったら、それはすでに前の日に終わっていたのでした。とてもがっかりしてしまいましたね。

 ネットで調べてみると、それは、別に利府だけの催し物ではなく、なんだかものすごく大がかりなキャンペーンだということが、最近分かりました。それは「午前十時の映画祭」というもの、詳細は上のバナーからのリンクをたどって行ってみて下さい。全部で50本の「名作」を、全国25のシネコンで順次上映していく、という企画です。最初は、一斉に同じものを上映するのかと思ったのですが、そうではなく、あるフィルムを1週間上映したあとは、1週間休み、その間に次のシネコンに運んで、そこでまた1週間上映、というローテーションを繰り返すという、考えてみたら当たり前のやり方でした。プリントはそれぞれのタイトルに1セットしかないものを、1年かけて全国に回していくのですね。「ウェストサイド」は、何と利府からスタート、だから気がついたときにはもう終わっていたのですよ。
 このスケジュールを見て、私がぜひ見たいと思ったのは、「アマデウス」と「2001年」でした。どちらもDVDはすり切れるほど(もののたとえです。本当にすり切れることはありません)見ていますが、劇場で見たのなんて、いったいいつのことでしょう。しかも、「アマデウス」は劇場では見ていないディレクターズ・カット版ですから、この機会を逃す手はありません。今となっては突っ込みどころ満載のデタラメな設定の作品となってしまいましたが、大画面で見たら、さらに突っ込みどころが見つかるかもしれませんよ。
 そして、「2001年」は、なんたって音楽です。こちらで検証したように、その元ネタについては詳細に調べ尽くしてありますから、劇場の音響システムと対峙してそれらを体で感じてくるつもりです。
 もし見逃しても、別の場所に行けば見ることができる、というのがこのシステムのメリットなのでしょうが、あいにくそうするには上映館数が少なすぎますよね。利府の隣は秋田、とかね。あの広い東京都でも2館しかありませんし。何でも、これからも継続して同じような企画を続けるようですから、次回には期待しましょう。タイトルも、50本の中で私が本当に見たいと思ったのは3本しかなかったというのも、ちょっと寂しい感じ。本当に大画面で見てみたい、例えばミュージカルの映画などが「ウェストサイド」しかないのですからね。「サウンド・オブ・ミュージック」や「マイ・フェア・レディ」などは、劇場でしっかりインターミッションを入れて、見てみたいものですね。そして、なんといってもぜひ見たいのがロイド・ウェッバーの出世作「ジーザス・クライスト・スーパースター」のノーマン・ジューイソンによる映画版。あの砂漠の中のセットは、大画面でこその迫力です。
aventure number : 1503 date : 2010/4/6


今日の禁断 IBM

 新しいパソコンは、なかなか快調に私の生活の中に入り込もうとしています。とは言っても、やはり全く新しいメーカーですし、全く新しいOSですから、何かと使い勝手は異なってきますね。しかし、そこは私ならではの適応性で、日々体になじんできていますよ。というか、何か別のことがあったほうが、やはり挑戦意欲がわいてきます。
 XPにはなかったのに、Vistaになって付いたのが、最近まで使っていたファイルをすぐ開ける機能です。これは、かつては95にはあったのに、なぜか98からはなくなってしまっていました。そんな風に、一旦削除した機能でもまた復活させるというのは、なんともポリシーが欠けている感じですね。ですから、これも7になったらなくなってしまうのでは、と、不安な予感はありました。
 案の定、7のスタートメニューには、この「最近使ったファイル」という項目はなくなっていました。「やはり」と、その時には思ったものです。これがマイクロソフトのやり口か、と。しかし、しばらく使っているうちに、そのスタートメニューの中でアプリケーションを選ぶところが、ポインターを乗せるとそれこそ最近使ったファイルが現れるようになっていることに気付きました。そういうことだったのですね。しかも、これには「画鋲」アイコンがあって、そのファイルのうちから「必ず表示されるもの」として保存しておくことができるようになっていました。これは便利です。確かに、ちょっと使わないでいるとすぐ消えてしまうものですからね。そんなわけで、マイクロソフトはさらに使いやすい物を目指して頑張っていることがわかりました。なんてね。
 処理速度が格段に上がったのも、即座に実感できました。毎日サイトの更新に使っているソフトは、更新したファイルだけを選別して送信する「一括送信」という機能が付いています。ですから、そのためにはサイト内のすべてのファイルを一旦スキャンすることになるので「ジュラシック」のような莫大なファイル数を抱えるサイトでは、今まではとんでもない時間がかかっていました。あんまり遅いので、最近では更新し終わったもの一つずつ送る「ファイル送信」という、いわば「手動」のモードで送るしかありませんでした。これだと時間はかかりませんが、送信のタイミングが違ってくるので、トップページは前の日のままなのに、リンク先だけ変わっていた、などということになっていたはずです。別に、そんなことで文句を言ってくる人はいませんが、私としてはちょっとみっともない状態が何秒か放置されている、というのが耐えられないものでした。それが、これからは何のストレスもなく送れるようになったのですから、大躍進です。

 しかし、実物が届くまでは全く気付くことのなかった、大きな欠点があることが、実際に使ってすぐわかりました。このパソコンには、USBのスロットが3つ付いているのですが、それは左サイドに1つ、右サイドに2つという配置になっています。しかも、どちらも手前の部分なのですね。私は基本的にマウスを使うことにしているので、このスロットがとても邪魔なのですよ。とりあえずマウスのUSBは左サイドに持って行けましたが、そうすると左のスロットはそれでいっぱいですので、USBメモリーは右サイドに入れるしかありません。これがなんとも邪魔で。
aventure number : 1504 date : 2010/4/8


今日の禁断 カルメン

 いよいよ、今日から来週の日曜日にかけて、怒涛のスケジュールが詰まった週が始ります。今日は「フルートの会」のリハーサル、明日は本番、火曜日、金曜日はニューフィルの指揮者練習で、本番が土曜日、翌日曜日はパリンカの集中練習なのですからね。
 まず、今日は「フルートの会」。なぜか今年は前日リハまで本番会場のコンサートホールを借りていました。そのことは聞かされていたはずなのに、まず愚妻を片平の市民センターに送って行ったあと青年文化センターの地下駐車場に着いた時には、すっかり忘れていて、いつもの練習室へ足が向かっていたのですから、習慣とはおそろしいものです。一緒に着いた人が、「コンサートホールですよ」と言ってくれたおかげで、間違わずに済みました。そう、タイトなスケジュールの間には、愚妻の送り迎え、というメニューも加わっているのですよね。今日はちょうどあちらとこちらが同じ時間、終わってからも、すぐ迎えに行かなければなりません。
 コンサートホールでは、初めて出演メンバーがほぼ全員そろったので、ステージの上はびっしり詰まっていました。これだけみるとなかなかの壮観です。いや、エキストラの金管や木管が入るだけで、音楽もきちんと人に聞かせられるほどのレベルにまで上がるのですから、素晴らしいことです。なんせ、フルートやトロンボーン、そしてチェロやコントラバスには仙台フィルのメンバーまで加わっているのですからね。
 すごいメンバーは私のアルトフルートのパートにも及んでいました。いつもはほとんど一人だけしか合奏に参加していなくて、2人も揃おうものならびっくりされてしまうほどのパートなのですが、今日はなんと5人も集まったのですからね。明日はもう一人増えて6人になりますし。そのために、わざわざ東京から駆けつけてくれた人もいました。それは、さるフルートメーカーの店長さんで、今まで何回もこんな形で「友情出演」してくれたこともある、おなじみの方です。それと、かつてのメンバーの息子さんで、今では日本一レベルの高い音楽大学に入っている人まで加わっています。もう、これだけのメンバーが揃えば、文句なしの演奏が聞かせられますよ。
 ところが、練習が始まってみると、曲の楽譜がありません。実は私ですら、今日まで一体本番で何を演奏するのかという全容がわかっていなかったぐらいで、最初にやった曲などは、先週の練習のときに初めて渡されたのだそうです。もちろん私は持っていませんでしたし、東京から来た人にも渡ってはいなかったそうなのです。なんか、こんなところはかなりお粗末。なんたって、全員揃うのが本番前しかないのですから、そこで楽譜がないなんて、致命的ですね。
 まあ、それでもリハーサルは順調に進み、やっと合奏の楽しみを味わえるほどにはなりました。しかし、1年間活動をしていて、そんな風に感じられるのがたった2日しかないというのは、なんだかとてももったいないような気がします。
 すくなくとも、パリンカや、そしてニューフィルでは、もっと多くの機会に、そんな喜びが味わえます。それが、今私が優先的に活動している最大の理由なのですがね。そのニューフィルでは、この間の定期演奏会のときに撮った全員の写真が手元に来ましたので、さっそくそれを公式サイトのトップページに張り付けて、ごく小規模なリニューアルです。もちろん、この写真からは、録音用の三点吊りのマイクはケーブルも含めて完全に消えています。
aventure number : 1505 date : 2010/4/10


今日の禁断 矢印

 きのうのすさまじい日程は、無事にこなすことができました。リハーサル開始が朝の9時45分だった「仙台フルートの会」は、いつものように淡々とスケジュールをこなし、本番を迎えます。吹いている途中で、全く意識していないのに難しいパッセージがすらすら吹けてしまうという、奇跡的なことが起こったりして、それだけ集中できていたのでしょうね。客席の一番前に座っていたおやじが、「ブラボー!」と何度も叫んでいましたが、この男は前にニューフィルにも来て派手にブラボっていた人によく似ていたような。
 お昼ご飯をロビーで食べていると、エキストラで参加していた仙台フィルのYさんが、「この後、4時から別のところで練習なんですよ」などと話していたので、「実は私も」と言ったら、「それなら、遅れても大丈夫ですね」なんて。実は、この前の合唱の練習のときにYさんが来ていたのは、知っていたのですよ。
 コンサートが終わったのが4時15分前、全力で着替えて本町付近にある教会へ向かいます。心配なのは駐車場。前にも行ったことがあるので、そんなにたくさんは駐められないのは知っていましたから、前もって付近のコイン駐車場も調べておきました。運よく、私が教会に着いた4時10分の時点では、まだ3台ほどは駐められそうでしたので、セーフ。中に入って礼拝堂の扉の前に立つと、とても美しいハーモニーが中から聞こえてきましたよ。なぜか、同じ時間に終わったYさんが着いたのは、それから30分ぐらい経ってからでした。ファゴットのMさんも出るんですね。
 その練習も6時前には終わったので、片平市民センターには6時ちょっと前に着きました。この3地点、車で行くと結構近いんですね。ここでは、今まで私が休んだ日に限って練習していた三善晃の難曲を、ローテーションに入っていないのに練習してくれました。先週、私が休んだ時にあまりにひどかったので、今週もやったのだとか。これは私にとってはすごくラッキー、やっと本気でさらう気になれました。1日だけで1本の本番と2本のリハーサル、まるで芸能人ですね。
 そんなわけで、この日は無事に終われましたが、その前から一つ、私は解決できない問題に直面していました。数日前、サイゼリヤに行ったときに置いてあったキッズ・メニューの表紙に、「間違い探し」があったのですよ。これは前からやっていたもので、だいたい食べ終わるまでには全部わかっていました。しかし、そこにあった新しいバージョンは、ちょっと様子が違っていましたよ。「10個」間違いがあるというのに、どんなに見直しても5個しか見つけることはできません。この私が、ですよ。せめて「6個」でも見つかれば確かに10個あるのだな、と思われるのですが、こんなに見つからないともしかしたら5×2で「10箇所」なのではないか、などと弱気になってしまいます。
 結局それ以上は見つけることができず、あんまり口惜しいので写真に撮って改めて家で探すことにしました。それでも、全部見つけたのは、それから2日後だったのですからね。なんでも携帯サイトで解答を見つけることが出来るのだそうですね。もちろん私は全部自力で見つけました。これが、その問題です。挑戦してみてください。

 これが解答です。
aventure number : 1504 date : 2010/4/12


今日の禁断 エピス

 ふう、やっと終わりました。公式サイトの日程表のデザインをいじっていたら、どんどんドツボにはまってしまって、直したいところがいくらでも出てきたものですから、それをいちいち片づけていたら、こんな時間(もう少しで明日です)になってしまいましたよ。
 今まで使っていたのは、ふつうのテーブルでした。いや、テーブルといってもご飯を食べたりお勉強をしたりするときに使う、4本足の家具ではありません。Tableにはそういう「机」という意味だけではなく、「表」という意味もあるのですが、そちらのほう、縦横に線で区切ってある、あれのことです。ウェブの世界では、気取って「テーブル」なんて言っているのですね。もちろん、私のことですから、それなりの工夫はしてただのテーブルとはちょっと違う、ふつうの罫線で出来た「表」なんですけどね。
 そういう風に、タグや、スタイルシートで作るテーブルのほかに、画像を使って罫線をおしゃれに仕上げる技もあることは、知ってはいましたし、その仕組みもうすうすは分かっていたのですが、実際に作る機会がなく、今日まで来てしまいました。何より、そんなテーブルを作る「素材」(といっても、「板」とか「丸棒」じゃないですよ)に良いものが見つからなかったもので。
 しかし、前によく行っていたサイトにしばらくぶりに行ってみたら、そんな、理想的な画像テーブルがありました。そこで、その素材をダウンロード、少し手直ししてほんのお試し程度にあれこれやってみたら、なんだかかっこいいテーブルが出来そうになったので、あとはもうのめりこむ一方です。実際にやってみないとわからない問題点も、ずいぶん見つかりましたし、久しぶりにサイト作りの楽しみを味わいました。そんなわけで、がらりとイメージが変わったはずの日程表を、見てみてください。ただ、デザインの都合上、横幅を固定してありますので、小さなディスプレイだと横スクロールが必要になってくるかもしれません。ブラウザやOSによって不具合が出てくることもあるかもしれませんので、何かおかしなところがあれば、お知らせくださいね。
 日程表のデザインが変わったからといって、もう本番までには1回しか練習がないことには変わりはありません。きのうは、旭ヶ丘に田中さんをお迎えしての練習でした。今までホールでずっとやってきたものですから、かなりデッドな旭ヶ丘ではずいぶん勝手が違っていたようですね。最初のころにアクセルでやったこともありましたが、あの頃はまだ仕上がる前でしたからあまり問題はなかったのでしょうが、ここに来て旭ヶ丘だと、ホールではごまかせないような問題がずいぶん出てきていたようでした。私も、この段階ではありえないようなつまらないミスが出たりして、なんともきつい練習でしたよ。
 あさっての萩ホール、合唱ではさんざん使っていましたが、いよいよオケでの初体験となります。自分で吹くのも楽しみですが、「エロイカ」をやっているときに、いろんな場所で聴き比べてみるのが、すごく楽しみです。
aventure number : 1505 date : 2010/4/14


今日の禁断 エロイカ

 いよいよ明日は定期演奏会の本番。ですから、今日は最後の前日練習となります。会場は本番と同じ萩ホール、合唱ではさんざん使ってきましたが、オケでステージに乗るのはこれが初体験、なんだか緊張しますね。
 ただ、「すでに山台は組まれているので、ステージのセッティングはそんなに時間がかからないはず」と言われていたのとは実情は全く違っていました。今ある山台をもう少し広くして使いたい、という要望だったのでしょう、そのためのパーツを持ってきて、新たに山台を組まなければならなかったのです。ところが、このホール、客席はきれいになりましたが、一歩裏に回ると50年前とおんなじで、そのパーツは、ステージ裏の細い階段を2階分上がったところに置いてあるというのです。それが20個以上必要だというので、人海戦術でその細い階段を一人で一つずつ持って降りてこなければなりません。私などは、そこを2往復してしまいましたよ。もうこれだけでばててしまい、もうフルートを吹く力は残っていません。

 そのパーツは、こんな風に組み立てて、その上に山台を乗っけて、完成です。その上に椅子を並べる段になって、またまた今度はエレベーターで1階降りて、ものすごく離れたところにある倉庫から持ってこなければなりません。まるで迷路ですよ。
 そんな苦労をしてセッティングが終わったところで、予定より15分押しでリハーサルがはじまります。田中さんは開口一番、「皆さんの椅子の並べ方は素晴らしいですね」と、全く予想もつかない方面からほめられてしまいましたよ。別に、我々は普通にやっていたのですが、他のアマオケでは、そんなことすらもちゃんとできないようなところがあるのだそうですね。
 音を出し始めると、なんともいえない豊かな響きに包まれるのが分かります。その響きが非常に暖かいのですね。それと、低音がとてもしっかり聞こえてきます。自分で吹いていても、トゥッティのときでさえ音に響きが乗っている感じがします。高音などは、明らかにしっかり残っているように聞こえますし。ただ、歌っていた時もそうでしたが、お客さんが入るとガラリと響きが変わってしまいますから、それは明日確かめることになりそうです。合唱のときには、お客さんが入ったときのほうが歌いやすかったような記憶がありましたが、果たしてどうなのでしょうか。
 後半はもう出番がないので、せっかくですからホールのいろいろな場所で聴いてみることにしました。考えてみれば、フル編成のオーケストラをここで聴くのは初めてですし。まず、1階席の一番後ろで聴いてみました。予想されたことですが、ここは頭上に2階席があるので、もう響きが完全に消えています。なんだか遠くのほうで鳴っているかんじ、ここはおそらく最悪のポジションでしょうね。そこからもう少し前に行って、2階席がなくなると、とたんにホール全体の響きの中に包まれる感じになります。これは、前から感じていたように、とてもふんわりとした柔らかい響きです。
 その次に、まだ実際に聴いたことのない左右のバルコニー席に行ってみました。ここで聴く音は、まさにショッキング。豊かな響きはそのままに、生々しいまでに解像度の高い楽器の音が聞こえてきます。オンマイクで録音されたものを聴いている感じですね。ここから見える景色は、今まで仙台にあったホールでは決して見ることのできないものでした。オケを聴くなら、ここが絶対のお勧めです。

 実は、今まで何度も聴いていた2階席が、かなり問題の多い音であることも分かってしまいました。ステージの前に出ている楽器だけが、なんとも貧弱な音に聞こえるのですね。この前の「ロ短調」を聴いたときにも、それは感じられたこと、大編成のものを聴くときには、ここは避けたほうがよいのかもしれません。とは言っても、このホールでちゃんとしたオーケストラを聴く機会がこれからあるのかどうか。
aventure number : 1506 date : 2010/4/16


今日の禁断 ギャロップ

 なんと、朝起きたら窓の外では雪が降っているではありませんか。それも、ハンパではない、あの、冬に降るのとおんなじ雪ですよ。とんでもない異常気象、よりによってニューフィルの定期演奏会のときにこんなものが降るなんて。一応、本格的な雪は朝のうちだけでしたが、それでも一日中寒々とした小雨が降り続く、という、休みの日にわざわざ出かけるのはちょっといやだな、と思うようなお天気でした。会場の萩ホールの前も、こんな風にうっすらと雪化粧ですよ。ブルーシートが貼ってありますが、これはどうやらお花見の席取り、いや、向こうのほうにはマジで「お花見」を挙行しているグループが、見えませんか?なにも、こんな日にやらなくとも。

 しかし、お花見はともかく、定期演奏会は予定通りに開催されなければ、各方面に迷惑をかけてしまいます。なにはともあれ、ゲネプロです。プログラムとは逆に、エロイカから始まりましたから、降り番の私は楽屋(立派な液晶モニターがありました)や客席で聴いています。いろんな指揮者がいますが、田中さんの場合のゲネプロの位置づけは、あくまで最後のダメ出し、妥協を許さずにどんどん要求を出しているようです。必然的に時間は長くかかることになり、結局エロイカだけで2時間近くかかってしまいました。それからが、やっと私の出番です。
 実は、私が今回トップを吹いている「仮面舞踏会」には、最後の曲のおしまい近くに、フルートのカデンツァのようなものがあります。弦楽器が薄くコードを流している中を、私がちょっとややこしい半音階を吹くという場面、いつもは何の注文もないのですが、ゲネプロでそのバックの弦楽器に「この『繊細な』ソロを消さないように、少し小さく弾いてください」という要求を出してきましたよ。確かに、きちんとエキストラが入って充実した陣容になったので、ちょっと大きすぎたのでしょうね。しかし、これは私にとってはとんでもないプレッシャーになってしまいました。「繊細」ですって。その指示を受けてもう一度やり直したら、見事に指が絡まってしまいましたよ。楽屋に戻ってそこをさらってみると、何回やってもまともに吹けなくなってしまっていましたよ。いったい、本番はどうなってしまうのでしょうか。
 しかし、本番の雰囲気は独特のものです。やはりアクセスが不便だったのと、こんなお天気が災いして、集客は芳しくありませんでしたが、このホールはキャパが小さいので、かなりの「大入り」感があります。そうなると、俄然燃えてくるのでしょうか、問題の個所も難なく吹けてしまうから不思議です。ただ、やはり緊張感はかなりのものでした。終わってから客席を撮ってみようとしても、手が震えてしまって、こんな風にしか撮れませんでしたよ。

 そこでもう出番は終わってしまったので、急いで着替えて、2階の後ろのほうであとは「エロイカ」を聴きます。なんか、とてもがっちりとした、格調の高いベートーヴェンを聴くことが出来たな、という気がします。いろいろほころびはありましたが、大きな流れを見失うことはなかったのは、田中さんの忍耐強い励ましのおかげでしょう。
 アンコールの「春の声」は、こんなふざけた季節を吹っ飛ばすような、軽快そのものの指揮ぶりでした。
 打ち上げも、いつになく和やかに指揮者とのお話が繰り拡げられた、楽しいものでしたよ。
aventure number : 1507 date : 2010/4/17


今日の禁断 ツタヤ

 定期演奏会のCDとDVDは、きのうの夕方にはもう自宅に届いていました。相変わらずの、しできさんの早業です。しかし、あいにくその時間は私はパリンカの練習中でした。ニューフィルの本番の翌日に、こちらは強化練習のスケジュールが入っていて、午後1時からみっちり8時間の、ほとんど「合宿」状態の練習でした。でも、練習の密度は濃いものでしたから、疲れてはいるものの何か心地よいものでしたね。声も少し楽に出すことが出来るようになったみたいですし。
 それは、幸町の市民センターでずっとやっていたのですが、さすがに晩ご飯の時間には休憩になります。そこで、みんなそれぞれに、お弁当を食べたり、近くのお店に食べに行ったりすることになります。ジャスコあたりは、歩いてすぐ行けますしね。しかし、私は、前から目をつけていた「フォレオせんだい」に行ってみることにしました。かつての日本たばこの工場跡地、かなり広大な敷地に、最近オープンした複合施設です。前にも電機屋とか、あとはかなり充実した本屋さんがあったので、のぞいてみたことがありました。その時に、食べるところもいっぱいあったようなので、その中から探してみようかと。結局手軽なところで、「モスバーガー」に入ってみます。駐車場は車を駐めるのにも苦労するぐらい混んでいたのですが、そこはガラガラ、新しいお店はウッディなインテリアで、なかなか快適でした。私が食べ終わったころ、同じメンバーのサト・サブ夫妻が入ってきたりして。
 まだ時間があったので、本屋さんに行ってみると、音楽関係の書籍売り場に、ちょっと気になる本が平積みになっていました。タイトルは「アマチュア・オーケストラの楽しみ」とかいうもので、タスキにあの茂木大輔さんの写真とコメントが入っています。てっきり、そんな茂木さんあたりが書くような本だと思って、中を開いてみたら、オーケストラの本番や指揮者の写真が、何か見たことがあるような気がします。って、これはみんな私の知り合いじゃないですか。M先生とか、Eくんとか。会場も青年文化のコンサートホール、実は、この本は地元のアマオケのコンサートマスターの方が(おそらく)自費出版されたものなのですね。装丁も、以前ニューフィルの印刷物のデザインを手がけていたEくんですし、きっと茂木さんのコメントも、彼がもらってきたのでしょう。
 本を書かれたご本人は私は面識がないのですが、そのオーケストラのことはよく知っています。実は、そこが出来るときに母体となった別の団体に、かつて私も関係していたものですから、ホームページを作っていた方から相談を受けたことなんかあったのですよね。そのオーケストラが設立される頃にはもう疎遠になっていたので、正確にどんな経緯だったのかは噂でしか知らなかったのですが、そのあたりが結構生々しくこのコンマスによって書かれていたので、ちょっとびっくりもしてしまいましたね。確かに「そうだったのか」と思い当たる節もありますが、ちょっとご本人が目にしたらどうなのか、と思ってしまいます。
 DVDは、やっと今日になって見ることが出来ました。今回の撮影担当の方は、かなり音楽を知っている方のようで、ソロがあるところできっちりとそこをアップにしてくれていました。前回のように、あわててパンするようなことは、一切ありません。かなりの下準備があったのでは、とにらんでいるのですが。
aventure number : 1508 date : 2010/4/19


今日の禁断 ティガー

 新しいパソコンを使い始めてからあと少しで3週間になります。今までパソコンを買い替えた時には何かとトラブルが多かったものですが、今回はほぼすんなり移行できたでしょうか。まあ、私が慣れてきたこともあるのでしょうが、OSやメーカーもそれだけ進歩しているということでしょうか。データを移すにしても、今ではUSBメモリー1本で済んでしまいますしね。かつてはMOを使っていたのですが、新しいパソコンでMOドライブがどうしても認証されないので、わざわざ新しいのを買ったりしていましたからね。しかし、最近は、めっきり見なくなりましたね。MO。
 前に書いたように、一つ、問題はありました。マウスを使おうとするとUSBメモリーがとても邪魔になっていたのです。そこで、もう少し小さなものがないか探してみました。それは、近所の○ーズデンキで、いとも簡単に見つかってしまいましたよ。外に出ている部分が、ほんの数ミリしかないというすぐれもの。でも、考えてみればSDカードなども、あんなに薄くても16ギガとか入ってしまうんですから、こんなことは簡単なのでしょうね。

 2つのメモリーを並べて入れてみたのが、上の写真です。下の短いやつだったら、マウスを使っても全然邪魔になりません。あまり小さくて、持ち運びのときに不安なので、ストラップをつけておきました。
 今度の「7」が今までと違うのは、画面の一番下にあるタスクバーがかなり幅広くなったことです。そこにあるアイコンも大きくなって、実際に開かれているアプリケーションがはっきり表示されるようになっているのがいいですね。同じアプリで何種類か開いているときには、そのアイコンが重なったように表示され、そこにポインターを置くと、こんな風にそれぞれの画面が浮き出てきます。そこをクリックすれば、目的のウィンドウが開くという仕組みですね。

 ただ、いいことばかりでもありませんでした。今までのパソコンはDVDは普通のものしかかかりませんでした。デジタル放送などを録画したCPRMには対応していなかったのですね。でも、いまどきは、ツタヤで3000円もしないで買えてしまうDVDプレーヤーでさえ、CPRM対応になっていますから、新しいパソコンでそれが出来ないわけがありません。いそいそと、その日録った「コロンボ」かなんかのDVD-Rをスロットに入れてみました。そうしたら、「Power DVD」というソフトが起動したのですが、なんと「このディスクはプロテクトがかかっているので再生できません」というメッセージが出てしまいましたよ。いまどきCPRM対応じゃないなんて。仕方がないので、ふつうのDVDをかけてみたら、今度は「リージョンが違います」という表示です。なんですか?当然「リージョン2」のDVDですよ。念のため「リージョン0」を入れてみたら、これもやはりかかりません。なんと、どんなDVDも再生できないことになってしまいましたよ。
 仕方がないので、メールで相談です。結局指示通り「Power DVD」を再インストールしたら、問題はすべて解決しました。出荷時のインストールに問題があったのでしょうね。お粗末なことです。ただ、救いは、数日後担当者から「その後、問題はないでしょうか?」という電話がかかってきたことです。今まで、ここまで丁寧な対応を見せてくれたメーカーはありませんでした。
aventure number : 1509 date : 2010/4/21


今日の禁断 ジョージア

 さ、寒いですね。この時期にこんなに寒いなんて。ただ寒いだけではなくて、すごく暖かかった日の次がバカ寒い、というパターンなので、なおさら寒く感じられます。前の日より10度以上温度がちがうなんていうものすごい落差ですから、たまったものではありません。そんな、まるで夏のように暖かかった日に、しばらくぶりで竹やぶに行ってみました。去年のシーズンにはタケノコを掘れるだけ掘った甲斐があって、新しい竹はそんなには伸びてはいないようでしたが、もうすっかり枯れて茶色になってしまった竹が、あちこちに見られます。本当は、チェンソーを使って切ってしまえばいいのでしょうが、今回はその前に、完全に立ち枯れになってちょっと押しただけですぐ倒れてしまうものだけを片づけることにしました。いや、それが結構あったものですから、それを1か所にまとめるだけで、なんだか竹やぶの中が見違えるようにきれいになってしまいましたよ。
 しかし、枯れた竹というのは、片づけるのが大変ですね(こんなものを実際に片づけたことがある人なんて、そんなにいないでしょうね)。下のほうはまっすぐで問題はないのですが、先のほうになるに従って、枝が多くなってきます。その枝をそのままにしておくと、かなりかさばるので、いちいち鉈で払わなければなりません。そんなことをやっているともうシャツなんか汗びっしょりになってしまいますよ。
 でも、当然のことながらまだタケノコが出てくる気配は全くありません。こんな気候ですから、はたして今年はちゃんと出てこれるかどうか。いつもだと連休中にタケノコ掘り大会をやっていましたが、おそらくもっと先になるのではないでしょうか。
 実は、職場においてある自販機は、毎年お彼岸のころには「ホット」を売るのをやめてしまいます。だいたいその頃になると、そんな温かい飲み物を買う人なんかいなくなるので、商品を無駄にしないように(一度温めた缶コーヒーを冷やして売ることは、自販法によって禁じられています、なんちゃって)早めにやめるようにしているのですね。しかし、こんな、まるで冬のような寒さがこんなに長く続くのなら、もう少しやっていてもよかったな、と、今更ながら後悔しているところです。現に、「もう、暖かい飲み物は売ってないんですか?」と聞いてきたお客さんが何人かいたそうですからね。
 いずれにしても、こんなヘンな天候が続くと、体調がおかしくなってしまう人も出てきてしまいます。きのう「セクハラ、いや、ハセクラ」の練習に行ったら、ニューフィルのチケットをあげた人に「風邪をひきそうだったので、用心してコンサートに行きませんでした」と、さかんに謝られてしまいました。確かに、あの冷たい雨の中をやってきたら、風邪ぐらいひいてしまって、肝心のこちらの本番に出られなくなってしまったかもしれませんね。
 その本番も、あさってになりました。なんとも段取りが悪くて、前日や本番のスケジュールがはっきりしたのがきのうのことだったというお粗末さですが、聴きに来る人には何の責任もありません。かおるせんせ以来、間違いなく息の当て方が変わって楽に歌えるようになったという実感がありますので、それを本番で試してみるつもりです。
aventure number : 1510 date : 2010/4/23


今日の禁断 お花見

 4週間連続本番というハードスケジュールも、やっと終わりを迎えることになりました。きのうと今日は、萩ホールの主催コンサート、「支倉常長が聴いた音楽」という、なかなか興味深いものでした。催し物自体は、単なるコンサートではなく、常長の業績を歴史的に解説しながら、その当時の、常長が通った場所で演奏されていたはずの音楽を実際に聴いてもらう、というものです。そこで、東北大学の平川教授という日本史の先生と、当時の音楽に造詣の深い皆川達夫さんが対談形式で解説をするというコーナーが、メインになります。その合間に、合唱やショームのバンド(モダン楽器のオーボエで代用)演奏が入りますが、その指揮は今井邦男さん。そして、最後に、皆川さんが特別に合唱の指揮をするというのが、目玉です。私は、そこで演奏される、アンドレア・ガブリエリの16声のミサで、合唱団の一員として参加していました。
 きのうは、その皆川さんをお迎えしてのリハーサルでした。ここで初めて、我々はこのコンサートの全容を知ることが出来ることになったのです。ステージの後ろにはスクリーンが立てられて、常にそこに写真や映像が映されています。ステージも、照明の関係でかなり暗め、最初に出て行くときに、山台の階段で足を引っ掛けそうになった人がたくさんいるぐらいです。そして、そこで「生」皆川さんの指揮で実際に歌うための練習が始まります。

 なんでも、コンサート当日に83才になるのだそうですが、その指揮ぶりはとてもエネルギッシュで、熱いものがありました。でも、皆川さんはダジャレがお好きだったのですね。「Gloria」の最初にはグレゴリアン・チャントが入るのですが、そのソリストに向かって「ちゃんと歌ってね」などと、ベタなダジャレで迫ったりして。「Christe eleison」を、「栗捨て、えれえ損」などと言ったものですから、中にはすっかりハマって、笑いが止まらなくなってしまった女子の合唱団員もいましたしね。
 今日は、本番に先立ってリハーサルを最初から見せてもらいます。我々の出番は最後なので、それまではただ見てるだけ。こんな風に、対談や演奏が、凝った照明の中で繰り広げられます。


 皆川さんのお誕生日だということで、今井先生の代わりに発声練習を行ったうちの指揮者は、サプライズで「ハッピー・バースデー」を歌うための仕込みを、練習の最後に行いました。「ディアたっちゃん」ですって。それを、リハーサルの最後に皆川さんご自身が、別の曲のつもりで指揮を始めたら歌い始める、という段取りだったのでしょうが、ちょっとした手違いで見事にハズしてしまって。まあ、「たっちゃん」は歌ったのですがね。
 一通りリハーサルが終わると、先生たちは我々の控室の隣の部屋でお昼ご飯、かなり豪華なお弁当ですね。真ん中にあるのは、おやつの「支倉焼」ですね。ちなみに、出演者にはお弁当は出ないので、各自お弁当を持参です。

 それから先は、本番まで何もすることがありません。なにしろ、さっきのえらく凝った照明のテストをするために、リハのときにも本番と同じ黒服を着ていなければなりませんでしたから、そんな窮屈な状態でおよそ3時間、これは本番以上に、結構大変なことでした。しかし、ホールは1階席はほぼ満席、2階席も半分近く埋まっていて、先週のニューフィルのときより確実にたくさんのお客さんが入っていました。きっと、楽しんでいただけたのではないでしょうか。私たちも、満員のお客さんの前で皆川さんの指揮で歌えたのですから、うん、楽しかったですよ。
aventure number : 1511 date : 2010/4/25


今日の禁断 オケコン

 定期演奏会が終わって1週間以上、いよいよニューフィルも次の秋のコンサートに向けての練習が始まりました。最初の日は、後半に懇談会(つまり反省会)があるのが恒例となっていますが、その前にはコンサートのレパートリーの初合わせとなります。普通ですとそこにはメインの曲目が入るのですが、今回のメインはとても1週間やそこらではさらいきれないような難曲ですから、あえてそれは時間をおくことにして、前半の2曲をやることになっていました。私の今回の担当は、そのメインの曲だけなので、その2曲は降り番、ですから、今日は楽器を持たないで前半を聴いて、後半の懇談会に参加しよう、というつもりでした。
 ですから、まず練習の前に「とらのこ」かなんかに行って、五目焼きそば(モヤシ抜き)でも食べようかな、なんて考えていました。仮に誰かが休んでも、あと一人いるのでまず私が吹くことはないでしょうし。ところが、いざ、食べに行こうかな、と、職場を出ようとしたときに、「急に行けなくなったので、代わりに吹いてください」というメールが来てしまいました。もう一人も定時には来られないそうなので、私が吹くしかありません。それは、ホルストの2番パートなのですが、ピッコロ持ちかえ、そのピッコロが結構目立つパートなので、すぐにでも会場に行って音出しをしなければいけません。この前のコンサートでもピッコロは吹いたのですが、それはほんの一瞬しか出番がありませんでした。しかし、今回のパートはかなり長いもので、ほとんどソロっぽいものですから、間違ったらものすごく目立ってしまいます。まさか吹くことはないだろうとろくすっぽさらっていませんでしたから、恥をかかない程度には準備をしておかなければ。どうやら、今回も代吹きの機会は何度となくやってきそうな予感です。
 会場に着いた時にはまだそんなに人は集まってはいませんでしたが、ヴァイオリンに見慣れない女性が3人ほどいましたね。そのうちの一人はもう中に入って弾いています。後の二人は見学でしょうか。そうしたら、もう一人、今度はよく知っている、だいぶ前にご出産のために退団なさった人が現れましたよ。再入団ですね。何とも心強いことです。
 いよいよ、合奏が始まりました。ホルストは、練習の甲斐あって、私的には楽勝でしたね。全体も、特に破綻はなく通っていたようですし。しかし、次のブリテンになったら、そうはいきません。これは私は吹くことはないので、スコアを見ながら聴いていましたが、なんせ、止まらずに最後まで通すことすらできない、まさに難曲でした。ひょっとしたら、メインのバルトークより難しいのかもしれませんよ。
 ここで、最初の練習は終わり、あとは連休明けの、さらに1週間後ですから、きっとこの間にしっかり練習しておけ、ということなのでしょうね。
 ヴァイオリンはいくらか人数が増えそうな期待がありますが、ファゴットと打楽器ではこの曲に合わせてぜひとも新しいメンバーが必要なのだそうです。それを受けて、公式サイトでも大々的に募集の告知を行うことにしました。あ、ファゴットの場合は経験者に限る、ということです。我こそは、という方の参加を、お待ちしています。
aventure number : 1512 date : 2010/4/27


今日の禁断 パプリカ

 地元仙台が誇るユルキャラ、「むすび丸」は、そもそもはJRが主導になって展開された「デスティネーション・キャンペーン」という、ほんの数ヶ月だけのイベントのために作られたものでした。しかし、その期間が終了した後でも、その愛くるしいキャラの人気は衰えることはなく、引き続き宮城県全体のイメージ・キャラクターとしての地位を確保したのですね。なんでも、正式に宮城県の「観光PR担当係長」なるものに就任しているのだとか、こうなると、単なるキャラクターではなく「管理職」ですから、大した「出世」ですね。
 もちろん、多くのユルキャラのように、この「むすび丸」にも、多くのキャラクター商品が存在します。携帯ストラップなどは、何種類もあるようです。私がほしいのは、観光関係者などがイベントのときに着ている、背中に「彼」が書いてあるスタジャンなのですがね。
 そして、ついに、こんなものまでもが出来てしまいました。

 「むすび丸」をかたどった「おむすび」が入った駅弁なんですって。でも、なんか変な気がしませんか?そもそもこのネーミングの由来は「おむすび」だったのですから、なんとも当たり前の話のはずですよね。それをわざわざ大騒ぎするなんて。単に本来の姿に戻っただけなのではないか、と。いや、最初のDCの段階では、確か、こんな頭だけのキャラだったはずですから、それに手足をつけて「ユルキャラ」にした時点で、本来の「おむすび」から離れてしまった、というのが、今回の違和感の理由なのではないでしょうか。

 違和感といえば、先週の土曜日に見てきた「のだめカンタービレ最終楽章 後編」でも、やはりあのスタンディング・オベーションは違和感が残るものでした。茂木さんも著作の中で述べられていたように、クラシック・ファンにとってはあり得ない光景だとしても、それはドラマを盛り上げるうえで必要なことだったのだそうです。しかし、たとえば今回は本物の「テルミン」を登場させてくれて、マニアですら感心させられるような「演奏」を見せてくれているというほどのリアリティを追及しているこの作品が、いかにドラマ性が大切だからといってこんな「間違った」シーンを作っているというのは、なんとも残念なことに思えます。もっとお粗末だったのは、その「スタンディング・オベーション」が起こるのが、ラヴェルのピアノ協奏曲の第1楽章の後だったことです。いや、それは、どこかの地方都市でのコンサートのように、お客さんが曲の最後だと思って間違えたのではなく、演奏そのものが第1楽章だけで終わってしまっていたのですよ。ラヴェルのト長調のピアノ協奏曲って、3楽章までありませんでした?
 正直、この映画は、テレビで放送されたものの完全な続編という位置づけで、原作をほぼ忠実に再現してくれたものでした。あのマンガの世界で流れていた音楽を実際に聴かせつつ、現実の人間が演じているのを体験するのは、とても素晴らしいことだったに違いありません。しかし、同時に、クラシック音楽の「常識」を、ドラマや映画に反映させることがいかに難しいかということに、またしても思い知らされてしまいました。まあ、でも、世の中にはもっとひどい設定の音楽にかかわる映像が氾濫しています。ですから、こんな「のだめ」ですら、極めてまともなものとしてとらえられてしまうのでしょうね。もしかしたら、それが映画などの限界なのかもしれません。
aventure number : 1513 date : 2010/4/29


今日の禁断

 連休初日、やっと暖かい日差しが戻ってきましたね。でも、夜になると厚いコートが必要なぐらい寒いというのは、まだまだ本調子の天気ではない、ということなのでしょうか。
 この連休中には、やらなければいけないことが山積みです。うちのマンションは持ち回りで町内会の役員が決まるために、だいたい10年ぐらいの周期で役員をやらなければなりません。今年が、そんな「当たり」の年になっているものですから、何かと面倒くさい思いをしなければなりません。ただ、実際の仕事は、もうこれが3度目になるので、やることは大体予想が付くようになっていて、それほどストレスを感じることはありません。役員の引き継ぎのときに、今までの資料として、印刷物などのデータもひと箱渡されましたから、それを開いてひな型にすれば書類も簡単に作れるわけです。ただ、そのデータも初期のものはフロッピーに入っていましたが(実は、私が前の役員を引き受けた時に作ったフロッピーもありました)最近のノートパソコンではもはやスロットがなくなっていて、実質的に使うことはできません。ですから、おととしあたりから、それはUSBメモリーに変わっていましたね。そんな時代の流れも、「町内会」なんてものから感じることが出来ます。そもそも、最初のころはパソコンすら使っていなかったのですからね。前の前のときには、「OASYS」のフロッピーで引き継ぎをやっていましたからね。そんな町内会の基本的な名簿のようなものを作るのが、私の連休中の宿題になっていたのでした。
 あとは、今回の連休に向けては「おやぢ」のストックを全く作れなかったので、それも暇を見て作らなければなりません。自宅でそれをやるのはかなり難しいことなので、もしかしたら少し穴があいてしまうかもしれませんね。まあ、たまにはいいでしょう。
 というのも、きのうになって「ホームページを作ってくれ」という依頼が入ったものですから、それに時間をとられてしまって、というか、そういう新しいことになるとつい興味がそちらにばかり向いてしまう、という私の性分のせいで、きのうの夜からついさっきまで、ずっとそれにかかりきりになっていたのですよ(あ、もちろん、家事の合間に、ですよ)。今まで、いろんなサイトを作ってきましたが、最近また新しい「技」をおぼえて、ちょうどそれを使ってニューフィルの公式サイトを少しかっこよくしていたところなので、今回はそれをそのまま応用しようと思いました。その前に、まずタイトル用のバナーを作ろうと、こちらはPHOTOSHOPの機能を最大限に使って、文字や画像のレイアウトをいろいろに変えて試作品を作ってみます。そんなことをやっていると、本当に時間のたつのは早いものですね。ゆうべは、かなり遅くなったのでそろそろ歯を磨いて寝ようかな、と思ったら、何だか様子が変なことに気付きました。いつもだと、その時点ではパジャマを着ているはずなのに、まだ昼間の格好だったのですね。そう、すっかり夢中になっていて、お風呂に入るのをすっかり忘れていたのですよ。
 きのうはバナーを作るのでおしまい。今日になって、他のパーツも組み上がって、どうにかサイトが完成しました。まだコンテンツが足りないので、最終的な形ではないのですが、とりあえず今の時点でのクライアントの要求には合致しているはずです。
 その現物はこちら。私の仲間が、なんと、カーネギー・ホールに行って歌ってくるというのですよ。私はとても実際に演奏に参加することは出来ないので、せめてサイト作りで、この企画に参加、というところです。
aventure number : 1514 date : 2010/5/1


今日の禁断 総務

 大型連休真っただ中ですが、今日はほぼ1日中、外に出ないで生活していました。遊びに行きたいのはやまやまなのですが、連休中に片づけなければいけないことが山積みなものですから。
 今日のところは、愚妻が台所の片付けなどをやっている間に、私は町内会の名簿作りです。去年の役員さんが作ったものをひな型にして、私が使いやすいように手を加えて今年使うためのものにする、という作業なのですが、人が作ったファイルというのは何かと私の知らない仕掛けが入ったりしていますから、それを直すのに手間取ったりしますね。いや、逆にそんなことをやっていると、今まで知らなかったことが分かったりしますから、それなりの収穫はあるのですが。特に、私の場合エクセルはあまり深く使ったことないので、目の前にお手本があると役に立つことがいっぱい見つかりますよ。そんなものの一つが、セルの中の改行です。実は、今直していたファイルは、前の前の年のものを、前の年の人が直したものなのですが、その中で、新しく記入したセルだけが他と書式が違っていたのですよ。つまり、その部分だけ改行が出来ていないのですよ。前の年の人がその前のファイルを直したときに、きっと私同様「セル内改行」のやり方が分からなかったのでしょうね。
 私は、そんなみっともないことはいやなので、いろいろやってみました。まず、ふつうにEnterキーを使ってみましたが、これだと下のセルに移ってしまうので改行は出来ません。ネットで調べたら、正解はAlt+Enterなんですってね。うん、これだときれいに改行が出来ました。
 しかし、このAltとかCtrl、Shiftといった、それ自体では機能しない補助キーは、いまだに使い方がよく分からないことがあります。というか、アプリケーションによって同じことをやるのに別のキーを使ったりしていますからね。たとえばWordなんかだと、「移動」させるときは単にドラッグするだけですが、Ctrlと一緒にドラッグすれば「コピー」になりますよね。ところが、同じことをPhotoshopでやるときには、CtrlではなくAltなんですよ。この違いは一体何なのでしょう。そういえば、さっきのエクセルのときも、まずCtrlでやってみましたから。
 そんな作業の合間を縫って、この間から少しずつ手がけているオフィシャルサイトのミニ・リニューアルです。日程表はほぼ完了したので、それを他のページにも及ぼそう、というわけです。ここで使っている「技」というのは、前にも書いたように画像を使って「テーブル」を作るやり方です。
 まず、「材料」を調達します。それは、全部で9つの「部品」から成っています。
1 2 3 4 5 6 7 8 9

 まず、「下地」として、縦横それぞれ3つずつマス目のある「テーブル」を作ります。

1 2 3
4 5 6
7 8 9

 この「テーブル」のパラメーターを操作して、罫線の太さが「0」になるようにします。そうなると罫線が見えなくなるので、便宜上セルに色をつけておきます。
1 2 3
4 5 6
7 8 9

 この「下地」に、さっきの「部品」を番号順にはめ込んでいけば、こんなテーブルが出来上がります。

ここで重要なのは、4隅の「1」、「3」、「7」、「9」
以外は、画像をそのままセルに挿入するのではなく、画像
を「背景」として設定することです。
そうすることによって、この「5」のセルなどは、あの小さな
素材が、中身に応じて繰り返し敷き詰められ、このような
平面になるのです。

 そんな感じで、公式サイトの「演奏会の案内」もこのデザインでリニューアルが終わっています。ついでに、来年春の定期演奏会も、指揮者が確定したので追加しました。実は、その先、来年の秋も、ニューフィルの「創立30周年記念」ということで、すでに末廣さんの内諾は得ているのですが、なんせ会場がまだ予約もできないので、おおっぴらにはしないでいるところです。
aventure number : 1515 date : 2010/5/3


今日の禁断 FEFEFE

 連休中にやらなければならなかったことは、まずまず終わったでしょうか。町内会の資料は出来上がりましたし、ホームページを新しく作ったり、手直ししたりする作業も、かなりはかどりました。ニューフィルの公式サイトなども、だいぶおしゃれに変身したはずです(まだ手をつけていたいページのほうがはるかに多いのですが)。そんな作業の中で、今日になって、公式サイトにはとんでもない「間違い」が潜んでいたことが発覚したのです。それは、バックグラウンドに使っていた画像が、「真っ白」ではなかったということです。トップページ以外はフレームを使ったレイアウトになっているのですが、そのメニューの部分と本体との間に、かすかに色の違いがあることに気が付いたのですね。このデザインに変更してからもう10年になるのですが、その間にそれに気が付かなかったなんて。いや、今までのパソコンでは、それは全く気付かないほどの違いだったものが、新しいパソコンになって、ほんのわずか違っているのが分かったのですね。パソコンで使われている色を表わすのには、赤・青・緑の割合を、それぞれ256段階で示すことになっています。「256・256・256」だと、「白」になるわけです。しかし、確かめてみると、バックグラウンドの画像の「白」は「255・255・255」だったのですよ。256分の1だけ「暗く」なっていたのが、分かってしまったのですね。
 まあ、でも、連休の最後の日ぐらいは、そんな仕事をしないで遊びに行ってもいいでしょう。お天気もいいし、ドライブにでも繰りだすことにしましょうか。まずは泉の「タピオ」で、母親の誕生日のプレゼント選びです。去年はここでタオルハンカチに名前を入れてもらったものをあげたら、えらく喜ばれたものですから、何かあるのでは、という胸算用です。でも、いろんなお店を見てみても、なんかパッとするのがありません。まだ日があるので、また別に機会に、とも思ったのですが、最後に入った「石見銀山」のお店で、ちょっと面白いものを見つけたので、それに決定です。プレゼント用にラッピングしてもらったら、こんなにおしゃれ、また行きたくなってしまいましたよ。

 それから、毎年の連休のお約束、「厚揚げ」を食べに定義山に向かいます。ところが、愛子を過ぎたあたりからものすごい渋滞になって、全然車が進まなくなりました。さすが連休、と思ったのですが、どうやら事故のようですね。ラジオの交通情報で、まさにこのあたりが「事故の影響で渋滞」と言っていましたから。全く動かない車の中では、ラジオでアニソンの特集をやっていました。普段こういう曲はあまり聴かないのですが、「ドラゴンボール」の主題歌で、最後の部分が何度聞いても「あの便所」と歌っているのが、おかしかったですね。本当は「アドベンチャー」らしいのですが、張り切って歌っているので絶対「あの便所」にしか聞こえませんよ。
 渋滞のせいで、やっと定義山に着いたころには、油揚げ屋さんはそろそろ店じまいの体制になっていて、厚揚げのほかに食べたかった田楽は「今おわったところなのっしゃ〜」ですって。
 そこからもう1か所。評判のおはぎを売っている秋保の「さいち」に向かいます。

 しかし、やはり渋滞のせいで・・・。
aventure number : 1516 date : 2010/5/5


今日の禁断 米糠

 あさっては「母の日」ですね。母の日にはカーネーションを贈る、というのが古くからの習わしとのことで、花屋さんの店先は大賑わい、というようなニュースがブラウン管(死語、液晶ディスプレイのこと)から流れていましたっけ。ところで、その「習わし」の一環としての「白いカーネーション」という風習は、今でもあるのでしょうか。最近はとんと聞かないようになっていますから、これもおそらく「死語」と化しているのかもしれませんね。知ってます?お母さんのいない人は、母の日には「白いカーネーション」をあげるのだ、という「掟」。なんでも、息子の嫁から白いカーネーションをプレゼントされて、お姑さんが激怒した、などという話があるそうですね。おそらくお嫁さんは、そんな「掟」は知らずに、無心に白いカーネーションを贈っただけなのでしょうね。
 まあ、それはそれで意味があることなのかもしれませんが、考えてみれば子供にとってこれほど残酷な仕打ちもないのではないでしょうか。母親のいない子は、白いカーネーションしか贈ることが出来ないというのは、はっきり言って「いじめ」ですよね。そんなこともあって、最近ではあまり行われなくなって、自然に知られることがなくなってきたのでしょうか。それは確かに正しい時代の流れなのでしょう。しかし、そこでいまだに昔の「掟」に縛られているお姑さんとの間に意味のない葛藤が生まれるのも、ちょっと困ったことですがね。
 「おかあさんのばか」という合唱曲も、そういう時代的な背景があったからこそ感動を呼ぶ作品です。事故で母親を失った小学生の詩を読んだダーク・ダックス(これも「死語」)が、中田喜直と磯部淑に依頼して作った合唱組曲なのですが、この中に「白いカーネーションはいや」という曲があります。
今日は母の日/去年の母の日には/お料理の上手なお母さんに/エプロンと赤いカーネーションをあげた/
お母さんが死んじゃった今年は/白いカーネーションが本当だけど、私はいやよ/
白いカーネーションは見るのもいや/赤いカーネーションを3本と/一番先に咲いた庭の赤いバラを一つ/私は祭壇に供えた/
 間違っているかもしれませんが、私がおぼえているのはこんな歌詞です。いやぁ、タイプしているうちにウルウルしてきてしまいましたよ。いたいけな少女に、こんな思いをさせる「掟」は、やはりなくなったほうがいいのでしょう。
 次の週、15日の土曜日に、今年の「筍掘り大会」が実施出来そうになりました。今年の異常気象のおかげで、果たして出てくるのか心配だったのですが、桜と同じで平年より1週間程度の遅れでちゃんと生えてきましたので。一応、日程を決めるために、毎年来てくれているご家族に「筍、掘りたいかい?」とメールを出したら、「掘りたいです(^◇^)」というご返事、これで決定です。普通だったら、あと1週間ぐらいは生え続けるはずですから、混ざりたい人は15日の午後3時ごろに、竹やぶに来てみてください。
aventure number : 1517 date : 2010/5/7


今日の禁断 夜の女王


 「のだめ」の映画は、好評上映中、あのハッピー・エンドで、もはやこのお話はそれこそ「fin」を迎えたのだと思っていましたが、どうやら、外国のテレビドラマのように、そう簡単に終わるようなことはなかったようなのですね。きのう、たまたま街のCD屋さんに行ってみたら、なんと「のだめ・#24」というのが、並べてあったのですよ。最終巻として「#23」が出て、もう雑誌の連載も終わっているのだとばかり思っていましたが、実はまだまだ連載(隔号?)は続いていたのですね。
 表紙には「アンコール・オペラ編」とありますから、言ってみれば、ドラマの「スピンオフ」のような感じなのでしょうか。でも、主役は本編と一緒ですから、ちょっと違うのかも。それにしても、「アンコール」と言えば、ふつうはコンサートの最後に小曲を演奏するものですが、それが「オペラ」というのは、どんだけ豪華なことなのでしょう。というか、2時間のコンサートのあとで、アンコールで3時間の「オペラ」をやられてしまったら、いくらなんでもお客さんは帰ってしまいませんか?
 まあ、そんな意地悪を言わないで、全23巻に対する「アンコール」ととってあげましょうか。でも、なんだかこの1巻だけではとても済まなさそうな感じですよ。このお話は、真一が日本の市民オペラからの依頼で「魔笛」を演奏することになって、かつての仲間のR☆Sオケを指揮する、という設定なのですね。ですから、ここで描かれるのは、実際にオペラを上演する時のプロセスということになります。「のだめ」本編では、オーケストラの内幕など、あまり知られていないとされることをかなりマニアックに紹介して、それがクラシック・ブームの一助となったのでしょうが、それをオペラでもやってみよう、という発想なのでしょう。キャスティングから始まって、リハーサルの模様が細かく紹介されることになります。それと同時に、ここでは「魔笛」の筋書きが、そのリハーサルの過程でやはり紹介されるという、二重の「啓蒙」の構造が隠されていうのですね。ですから、今回は茂木さんの手は借りないで、「二期会」が取材協力としてクレジットされています。
 そんな構造の中で、もはや世界中のオーケストラから共演の依頼が殺到するようになった「ピアニスト」であるのだめが、そんな暇などないはずなのに、なぜか真一にくっついて日本にやってきます。そこで、オペラのリハーサルの中での「恋のライバル」が何人か現れることになって、屈折したラブストーリーが展開することにもなるのです。
 ここでも、二ノ宮さんは音の出ないマンガの世界で、精一杯「音楽」を聴かせようと努力をなさっています。題材がとてもなじみ深い「魔笛」ですから、そのシーンを描けばそれに連想して音楽を思い浮かべるのは難しいことではないでしょう。というか、これを見て、実際にCDなりDVDを見てみようという人も出てくるのでしょうね(というか、何千円もする「限定版」には、ちゃんとCDが付いているようですね)。しかし、ストーリーの展開で、これをやろうとしても、必ずしも成功していないところも見受けられます。たとえば、オーディションでパミーナ役の人が歌っているところでは、正直、いったい何が起こっているのか、「絵」を見ているだけでは全くわかりませんでした。おそらく「あまりの上手さに、みんな驚いた」という情景だったのでしょうが、それを伝えるためには、二ノ宮さんのテクニックはあまりにつたな過ぎます。
aventure number : 1518 date : 2010/5/9


今日の禁断 落合

 連休中はあんなに暖かかったというのに、一転してこの寒さ、いったいどうなっているのでしょうね。ほんとに、毎日何を着ていったらよいのか迷ってしまいます。いや、迷うほどたくさん服を持っているわけではないのですがね。

 ですから、毎年今頃はとっくに散っている職場の桜も、まだこんなに残っています。でも、同じ敷地内にあるハナミズキは、何だか様子が変でした。全部で3本あるのですが、そのうちの白い花を咲かせるものは、片方は満開なのに、

もう片方はほとんど花が開いていません。

 さらに、赤い花を咲かせるはずのこちらは、花が出る気配もありませんよ。

 やはり、こんなに寒暖の差が激しくなるような異常気象のもとでは、植物の機能がおかしくなってしまっているのでしょうか。自然はもっとたくましいものだと思っていたのですが、こんな風に案外ひ弱なものもあるのですね。もちろん、このハナミズキは最初からここに生えていたものではなく、建物を建て替えた時に植えたものですから、微妙に「自然」とは隔たっているのかもしれませんが。
 その点、もうずっと昔からこの場所で生え続けていた筍は、たくましいものです。たまに出てこないときは、本当に見事なほど何も出ない、というぐらい徹底している代わりに、今年みたいな天候でも生えるとなればその勢いはものすごいものですからね。

 今日のぞいてみたら、こんな感じ、もうそこらじゅうから顔を出していますよ。「筍、掘りたいかい?」は、休みの日でないとダメなので今度の土曜日に設定したのですが、本当はもう2、3日早いほうがよかったのかもしれませんね。当日にまでには、ちょっと伸びすぎてしまっているかもしれませんから、掘るのに少し苦労しそう。そのつもりで、気合を入れてきてください。ですから、大量に採れることが予想されますので、ニューフィルのメンバー以外の方でも大歓迎ですよ。土曜日の3時ごろ、来てみてくださいな。場所が分からない方は、私まで。
 実は、この間の日曜日には、パリンカはお昼過ぎから夜までという、集中練習でした。そこで、朝のうちに7本ほど掘っておいて、それを持って練習会場に行ったのですよ。同じ時間に愚妻も練習があったので、そちらに送って行ったら少し遅れてしまい、もう発生練習(と、どこかのプログラムに書いてありましたっけ)が始まっていましたが、私が筍の籠を見せると、みんな「おー」というような顔をしていました。持って行った7本はその場で全部売り切れ(いえ、お金なんかとりませんよ)、夜の部だけに来た人は、そんなものがあったことすら知らなかったことでしょう。
aventure number : 1519 date : 2010/5/11


今日の禁断 ハイフェッツ

 新しく作った「合唱団『萩』」の公式サイトは、出来たばかりのころはほとんどアクセスもなく、まさに開店休業のような状態でした。まあ、言ってみれば案内のチラシをそのままサイトにしただけのようなものですから、それは当然かな、とは思っていました。しかも、私は実際に練習や、ましてや本番に参加するわけではないので、正直それほど身を入れて更新するつもりもありませんでしたし。
 しかし、やはりインターネットというのは何かと便利なツールです。即効性、というのか、いろいろ細かい情報を即座に流すのには格好の道具なわけで、そのサイトがらみでもどんどん「これを載せてください」ということで、主催者、というか、発起人のような人が書いた文章がどんどん回ってきますから、それをアップしていくうちに、サイトはどんどん成長していきます。それに伴って、アクセスも右肩上がり、こうなってくると、俄然面白くなってくるのが、私の性分、最初からあまり全体像を考えないで作っていたので、どんどん手直しが始まって、やめられなくなってしまいます。本当に細かいところですが、しばらく前に比べるとよりきれいに見えるように更新されていますので、たまにのぞいてみると面白いですよ。今だと、カーネギーホールの座席表、などというものまで見ることが出来ますから。
 そう、前にも書きましたが、このプロジェクトは、仙台や東京の合唱関係者が、合唱団を結成してニューヨークのカーネギーホールに行って歌ってくる、というものです。実際に行くのはあとちょうど1年後なのですが、それへ向けてのメンバーの募集などを、今行っている最中らしいのですよ。男声合唱は、間宮芳生の「コンポジション3番」などという難曲を歌わなければいけないので、かなりハードルは高いのですが、要は、それだけ志を高く持ってきちんとしたコンサートをやってくる、という意気込みがあるということなのでしょう。決して、物見遊山気分で観光ついでに歌も歌ってくる、などというレベルのものではないはずです。そのあたりは、今日新たに加わった発起人のコメントを読めば、納得がいくはずですよ。我と思わん方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
 この公式サイトは、かなり力を入れて作っているつもりなのですが、サイトというものはブラウザやOSによって見え方が違ってくるので、今の私の環境で見えるのと同じものが、他の人のパソコンで見えているとは限りません。そこで、とりあえずIE以外にも、と、Firefoxをインストールしてみました。それで、あちこち見て回って問題がないか確かめてみたのですが、ブログ版「おやぢ」でさっそく問題が発生しているのが分かってしまいましたよ。行間が微妙に違っているので、コメントの最初が画像に回り込んで、おかしなインデントが付いているのですね。改行を入れれば済むことですが、いまさら、ですね。もうすでに1000件以上のエントリーがあるので、それを全部直すなんて、とても出来ません。というか、こんなことは知らないほうがよかったな、と、ちょっと後悔しているところです。
 あと、気になるのはMacですね。特にフォントがどんなふうに見えているのか、誰か教えてください。
aventure number : 1520 date : 2010/5/13

10/5/15-/6/20