1481(10/2/21)-1500(3/31)

今日の禁断 軍人


 きのう20日というのは、MOVIXデーとかで、そのシネコンでは誰でも1000円で映画が見られるんですね。かなり前から毎月やっていたのは知っていましたが、今まで実際にその恩恵に預かることはありませんでした。でも、きのうたまたま時間が空いたので、MALLに行ってきましたよ。その前に何をやっているか調べたら、「アバター」は、なんとすでに満席でした。まあ話のタネに見ておこうとは思ったのですが、予告編で出てくる青い生物の顔がとことん私には嫌悪感を抱くものでしかないので、わざわざ3Dでそんな気持ち悪いものを見ることもないでしょう。
 それで、実際に見たのは「バレンタインデー」でした。なんたって超豪華キャストですし、思いっきり楽しめそうなストーリーでしょうから、ストレス発散には手頃でしょう。
 お話は、タイトル通り、バレンタインデーの日に起こるさまざまなカップルのエピソードを並べたものです。全く関係のなさそうな人が次々と出てくるので、最初はちょっと戸惑いますが、おそらくこの監督(ゲイリー・マーシャル)のことですから、きちんとつながりを考えているはずだ、と思って見ていたら、やはりなんとも粋なつながりがゾロゾロ出てきて、安心させられます。一番無関係だと思っていた飛行機の中のジュリア・ロバーツとブラッドレイ・クーパーは、最後にとんでもない人とつながっているのが分かった瞬間は、ちょっと感動ものでしたよ。
 もちろん、メインはアシュトン・カッチャーとジェニファー・ガーナーという「親友」同士なのですが、ジェニファーの「恋人」として登場するのが、パトリック・デンプシーという、「グレイ」のレギュラーです。お医者さんであるのと、二股かけているというのが、「グレイ」と共通しているのは、ねらっていたのでしょうね。もう一人、「グレイ」からはエリック・デインが出ていました。でも、この人はお医者さんではありませんでしたが。「クリミナル・マインド」のジョー・マンテーニャが、「ウィンカーを出せ」とか言うだけのほんの端役で出ているのも面白いですね。
 興味があったのは、アメリカでのバレンタインデーのあり方でした。どうやら、日本とはまったく違って(というか、日本の方が故意に違えているのでしょうが)チョコレートのやりとりなどは行われず、「花」を贈るのが習慣のようですね。しかも、それは別に女性からだけ贈るのではなく、男性からも贈るもののようでした。いや、どちらかというと「男性から」というのが、この映画では強調されていましたね。ですから、この日に忙しいのはチョコレート屋さんではなく、花屋さんということになります。
 舞台はLAですから、当然街中が出てくるのですが、その中にフツーにウォルト・ディズニー・コンサートホールなんかがあったのには驚きましたね。ちょうどその前で花屋さんのトラックが追突されて荷物をばらまいてしまうので、かなり長い時間写っていましたよ。あの建物は目立ちますから、すぐ分かります。ドゥダメルの大きなタペストリーのようなのが、正面に貼られているのですね。別にタイアップではなさそうですが、LAの風景の中に溶けこんでいるドゥダメルって、なんだか素敵ですね。
 そんな隅々の、本筋に関係のないところまでしっかり楽しめる作品でした。
aventure number : 1481 date : 2010/2/21


今日の禁断 ロンドン

 チラシやポスターの現物が出来上がって、いよいよ宣伝活動も本格的に始動することになりました。実際に現物が届いた、という連絡があったのがきのうの夕方でしたので、とりあえずポスター、チラシ、そしてプレゼント用のチケットと袋など、必要なものだけを運び、それに同封する企画書や御挨拶の文書などをプリントアウトして、その日の作業は終わりです。
 今日になって、それらの素材の袋詰め作業です。こういう仕事は年中やっていますから、すぐに終わります。送り先によって中身が微妙に違っていますので、間違いのないように入念にチェックです。遠くのホールなどには、最初のうちだけはわざわざ行ってもらって顔つなぎをしてありますから、今では品物を送るだけでしっかり展示してもらえるようになっていますしね。午前中に全部まとめてメール便で送ったので、早ければ明日にも先方には届くことでしょう。
 あとは、チマチマと、行けるときにポスターとチラシを配って歩けば、私の仕事は完了です。それは車に積んでありますから、何かのついでにちょっと寄ってこれる、というわけです。ただ、そんな印刷物には、最近は植物性のインクが使われていますから、車の中が臭いのなんのって。その匂いをなくすためには、早いとこ配り終わる必要があるということになるのですよね。
 匂いといえば、この間中職場の私の部屋につながるエアコンの室外機が故障していたため、代わりに普通のファンヒーターを使っていたのですが、その匂いは大変なものでした。やっと先週、午前中いっぱいかかった大工事の末、元通りになったのでファンヒーターは撤去したのですが、その匂いが部屋中に染みついてしまったのですね。なまじ機密性の高い造りなものですから、なかなか匂いが抜けません。困ったものです。
 練習の方は、いつものように旭ヶ丘での合奏です。少し早めに設定した締め切り通りに、マジメに次回の「かいほうげん」の原稿を書いてくれた人がいたので、まずその彼の写真を撮ってみると、次第にかいほうげん作成モードになっていきます。多分、今週行われる団員の結婚式の二次会の写真を入れれば、紙面は充分に埋まっているはずですので、来月半ばの指揮者練習の頃には発行出来るようになるのではないでしょうか。今回の末廣さんの連載は、「iPodなの」(ここ、笑うところです)を聴き耽っているマエストロのイラストが入るのでしょうか。

 そうそう、末廣さんといえば、3月7日に上野で行われる都民響の招待状が、2枚(それぞれ2名まで入場可)も当たってしまいました。あいにく私は合唱の強化練習があって行けないので、もし希望される方がいれば差し上げますよ。曲目はマーラーの5番です。
aventure number : 1482 date : 2010/2/23


今日の禁断 ゴールウェイ

 バンクーバー・オリンピック、盛り上がってますね。いろんな意味で。私が一番印象深かったのは、スケルトンで公式シールを剥がして失格してしまったという事件です。いったい、あのコーチはなにを考えていたのでしょう。
 そして、お約束通りフィギュアスケートの女子は、今の時点で最高潮に達していますね。明日になったらどうなるか分かりませんが、今日のうちならなんだって言えてしまいます。
 それにしても、きのうのショート・プログラムはすごかったですね。ああなってくると、スポーツと言うよりは「コンクール」みたいな感じになりませんか?「音楽を表現する力」なんてのが問われるのですからね。
 その音楽では、やはり浅田選手の「ワルツ」に注目でしょう。なんたって、たった今、その曲を練習しているというのですから。なんというタイミングなのでしょう。ところが、もう私たちは体に染みついているこの曲をテレビで聴いていると、なんだかあちこち違って聞こえてきませんか?なんだか2小節ぐらいカットしている、みたいな。そんなのが気になると、何をおいても調べてみたくなるのが私の性、手元にはスコアもありますし、さっそく調べてみましたよ。
 その結果が、これです。黒いラインがオリジナル、A(→音源)、B(→音源)、C(→音源)と3つのテーマが登場、非常にかっちりした構成ですね。

 そして、赤い矢印が競技に使われた音源です。やはり、あちこちカットがありますね。同時に、繰り返し(二重の赤い矢印)を行っている部分もありました。
 例えば、最初に出てくるBのテーマは省略しても、最後にまた出てくるので問題はないのですが、一番引っかかるのが、A'のテーマの後半に施されている無惨なカットです。練習番号6と12は全く同じカットですが、最初の2小節のカットはともかく、そのあとの4小節のカットはちょっとひどいのではないでしょうか。音を聴いてみてください。オリジナル(→音源)とカット版(→音源)です。
 どうです?このカット、かなり無理があるようには聞こえませんか?この部分は、4小節かけて半音ずつ音が下がって次につなげるという、音楽的に重要な役割を持っています。それを省いていきなりここに行ってしまうのは、まるで初めてのデートでホテルへ行ってしまうようなものなのではないでしょうか。やはり、もう少し慎み深くオトコをじらすのが、女性のたしなみなのでは(笑)。
 ちなみに、浅田さんのフリーでの音楽「鐘」は、ピアノのための前奏曲op.3-2をオーケストラに編曲したもの。これも、原曲は前々回の定期で、オフチニコフさんがアンコールで弾かれた曲ですね。こんなにニューフィルと縁がある浅田さんって。
aventure number : 1483 date : 2010/2/25


今日の禁断 メレンゲ

 ニューフィルの団員(一人は元団員)同士がご結婚する、というおめでたいことが今日行われました。その二次会にご招待されたので、行ってきましたよ。確か去年も今ごろやはり二次会に行ってきたことがありましたね。その時に買ったダークスーツが、また役に立ちます。ほんと、これは今までに何度となく着る機会があって、なかなか賢いお買い物でした。
 会場は、SS30の最上階にあるレストラン「ステーカリー30」です。今まで何回か来たことがあり、その度においしい思いをしたことがあったので、しっかり期待をします。ところが、あまりに期待しすぎたために、私はなんと予定の2時間前に着いてしまいましたよ。行ってみると、確かに案内の看板はあるのですが受け付けもなにもありません。ボーイさんが「なにかお探しでしょうか?」と聞いてきたので、「この二次会に来たんですが」というと、いかにもバカにしたような顔をしてそのボーイは「それは4時半からになっておりますが」ですって。なんか、「2時半から」というのが頭にあったのですよね。
 仕方がないので、車で来ていましたから一旦外に出て、きのう配りそこねたチラシなどをまた配りにでも行くことにしましょう。そうなんですよ。昨日まとめて配ってしまおうと思ったら、なんと3箇所も予定外の休業日(1件は、早すぎてまだ未開店)だったのですよ。そのうちのひとつは今度の演奏会場の萩ホール。きのうは入試があったので、休みだったのでしょうか。いつもはチラシだけでポスターは貼ってもらえないのですが、今回は会場を使うのでもしや、と思ってポスターも持っていったのですが、やはり「スペースがありませんので」と、断られてしまいましたね。そういう、その場所で公演するものの宣伝スペースも、ちゃんとしたホールには必要なものなのでは、と思うのですがね。
 そして、いよいよ正規の時間になったので、また地下の駐車場から、一旦エレベーターを乗り換えて30階へ向かおうとすると、手を振りながら走ってくる女性がいました。私に向かって手を振っているようなのですが、心当たりがありません。と思って近づいてくるのを見たら、なんとK子さんではありませんか。結婚式にも出たということで、おめかしをしていた上にヘアスタイルがいつもと全然違っていたので、分かりませんでしたよ。
 そんな、華やかな人に交じって、遠くに住んでいるはずの思いがけない人達がどんどんやってきます。新郎新婦の人脈なのでしょうね。H子さんなどはチェロケースまで抱えてきました。式で演奏したのだそうです。パイロットのGくんも来てましたし。
 新婦の妹さん(Mさんにそっくり!)の司会で二次会は始まりましたが、その前に「乾杯のリハーサル」などというのがありました。そこで乾杯の音頭を指名されたのが、若手のホープYちゃんです。リハーサルを2回もやって、やっと本番の乾杯です。

 終わりごろには、「ビンゴゲーム」などが行われて盛り上がります。賞品は新郎新婦が選んだグッズ。そこでRちゃんが当てたのは、「ゴールデンスランバー」のエキストラがもらったグッズです。新婦が出演していたんですって。開けてみたら、仙台市のマークが入ったハタでした。
 料理は、ちょっと期待はずれでしたが、ニューフィルの人達や、新郎の関係者の山形フィルの人達とのたのしいお話で、とても素敵な時間を過ごせました。どうぞ、末永くお幸せに。
aventure number : 1484 date : 2010/2/27


今日の禁断 クラリネット

 きのうの津波は大変でしたね。実際にはそれほど大きな被害でなかったのが、不幸中の幸いでした。しかし、車でお昼頃のラジオを聞いていたら、事態は非常に緊迫しているものだったのが良く分かりましたね。海に近い住人には避難勧告が出たとか、それからしばらくしたら、「勧告」だったものが「命令」に変わったとか、津波がやってくるとされている1時半が近づくにつれて緊張感が増していくのが、リアルタイムに体験できました。
 ラジオでは、海岸地方の人達にインタビューをしている音声などを伝えていましたが、50年前の大津波を体験しているというある老人が、「昔の津波を知っている人はもういないので、若い人達にその様子を伝えているところなのっしゃ」などと得意げに喋っていると、スタジオにいるアナウンサーは、「○○先生のお話では、今回は50年前とはタイプが違うそうなので、昔と同じにはならないということですよ」と、せっかくの熱弁に水を差したりして。「生」ならではの対応ですね。
 そんなやりとりは、車で萩ホールへ向かう時に聞いていたものでした。そこでは愚妻の合唱団の定期演奏会が開かれることになっています。実は、その前の日にそのラジオと同じ放送局にお勤めの合唱仲間から、「チケットが欲しい」との連絡があったので手配してあったのですが、おそらくこれでは彼は来ることが出来ないでしょうね。あとで聞いたら、当の合唱団のメンバーでも、防災関係のお仕事のため、そちらに向かわれてしまったので演奏会に出られなくなってしまったぐらいですからね。
 前にここで合唱を聞いたときには、バックがオーケストラでしたが、今回はピアノ伴奏だけ。そのピアノが蓋を全開にしていました。他のホールではまず半開なのですが、確かにこのホールでは、ステージの後ろ(山台が後ろに固定されているので、広いステージの一番奥に合唱団は立っていました)にいる合唱はよく響くみたいですね。前の方にあるピアノは、蓋が全開にもかかわらず、大きすぎるということはありませんでした。これは、オーケストラだけの時にはどういうことになるのでしょうね。打楽器や金管はしっかり響くけど、弦はちょっと貧弱、というようなバランスにもなりかねません。ニューフィルにとってはちょっと辛いことになるのかもしれませんね。
 コンサートは、いつものこの合唱団のように、とても楽しいものでした。私は2階席の一番前に陣取って、M10で録音です。曲ごとにトラックを入れて、そのままCDに焼けるようにしておきます。一番の期待は木下牧子の「方舟」。実は、さっきのチケットを頼まれた人は「コール青葉」のメンバーで、今年は出られないので東京に聴きにだけ行くそうなのですが(本番は再来週)、その「予習」のために聴きに来たかったそうなのです。そう、あちらもこの同じ曲をやるのですよ。愚妻はとてもそんな余裕はないのでそちらには出ませんが、別な団員で両方とも歌う人がいるんですね。おそらく、全く別な曲を歌うほどの体験になるのではないでしょうか。

 終わってからもロビーで1曲歌うという話を聞いていたので、それに間に合うように席を立って、それもしっかり全曲録音してしまいましたよ。こんなもの、他に誰も録音なんかしてないでしょうね。しかもCDのスペックで。
aventure number : 1485 date : 2010/3/1


今日の禁断 宮沢賢治

 日曜日に合唱団のコンサートに行ったばかりなのに、また合唱を聴いてきました。なんと、指揮者は3日前と同じ早川さんです。こんなにすぐ本番が控えているなんて、すごいですね。というか、早川さんはある意味今仙台で最も輝いている合唱指揮者なのではないでしょうか。
 この前は混声でしたが、今日は女声、10人ちょっとの小編成の合唱団です。早川さんは別にもっと大きな編成の女声合唱団の指揮もしているのですが、その中のメンバーが集まって作られたもののようですね。

 今日は奇しくも桃の節句、ステージには本物のおひな様まで飾られて、まさに「ひな祭りコンサート」でした。なにしろ、後半のステージが始まる前に、「うれしいひなまつり」をフルコーラス、お客さんも一緒に歌わされたりしたのですからね。プログラムの中に歌詞が入っていたので、もしや、と思ったのですが、やっぱりそうでした。
 この写真では、指揮者の他にえらく華やかな女性もステージに立っていました。まるで宝塚の男役のようなこの方は、作曲家のなかにしあかねさん。しばらく前に仙台の女子大の音楽科の教授に就任されて、たびたび名前は聞いていたのですが、作曲家としてのなかにしさんを知るようになったのは、本当にここ1、2年のことでした。何回か女声合唱団が取り上げた曲が、えらくキャッチーだな(というか、最後の曲などはもろクリシェを使ったほとんどヒット曲のノリですし)と思っていたら、その曲の楽譜が、なんと去年の売り上げランキングの上位を占めていたとか知って、びっくりしているところです。その曲を、作曲者自身のピアノ伴奏で演奏する今日のコンサートでも、「仙台で出来た合唱曲」などとプログラムに書いてあったのですが、そのあたりの経緯をご本人がこのように語っていたわけです。確かに、仙台発の合唱曲が、今では全曲の女声合唱団によって歌われるようになっているのですね。
 実は、3日前のコンサートで歌われたのも、このなかにしさんが、その合唱団の委嘱で作った曲だったのです。その時にもやはりステージでこのように指揮者の早川さんとお話していましたから、こんな短い間に仙台で最も輝いている指揮者と、仙台だけではなく全国で最も輝いている作曲家とがステージ上で語り合う、という光景が見られたことになります。
 そちらの委嘱曲の方は、さっきの女声合唱曲とは似ても似つかない、ハードな仕上がりの曲でした。それを、この合唱団はコンクールの自由曲として持っていったのですね。県大会と東北大会でその演奏を聴いて、それを完璧にこなした合唱団の力に驚くとともに、なかにしさんの作風の幅広さにも驚嘆することになったのです。
 こういう動きに身近に立ち会えるというのも、合唱団に関係するようになったからなのでしょう。オケだけをやっていたのでは、なかなか味わえない体験です。
aventure number : 1486 date : 2010/3/3


今日の禁断 プリウス

 今週は、なんとも大変な一週間でした。先週の土曜日には愚妻の合唱団が次の日の本番に備えて集中練習だというので、朝早く送っていくことになりました。その前に、1日中やっていますからお昼ご飯を買っていかなければ、と、すぐそばのセブンに入ります。買い物が終わって駐車場を出ようと道路の前で車を停めて左右を確認、右に曲がろうとしました。真っ正面には別の大型店があって、その駐車場から出てくる車も停まっていたので、それをやり過ごしてから行こうと思っていると、いきなりその車がまっすぐものすごい勢いでこちらに走り出したではありませんか。私は避けることも出来ません。そのまま正面衝突ですよ。なんとめんどくさい。とりあえず愚妻はタクシーに乗ってもらって、私は事故の処理ですよ。
 相手はなんだかおろおろしている、気の弱そうなオヤジでした。しきりに「私が悪いんです」と謝っています。そんなこと、言われなくても分かりますよ。私はただ停まっていただけなのに勝手にぶつかってきたのですからね。なんでも、買ったばっかりだったんですってね。あの欠陥車。そのまま一緒に修理工場に行って、その相手に修理の費用を保険で払ってもらうことに話は決まったのですが(これも、当たり前)、そのオヤジが保険会社の人と携帯で話しているあいだに、何だか様子が変わってきました。私が衝突したときに車を動かしていたのではないのか、などと話しているようなのですよ。そして、あろう事か、私の保険会社にも事故の報告をして欲しい、などと言い出しましたよ。そんなこと、出来るわけないじゃないですか。私は100%被害者なのに、なんで私の保険が関係してくるのでしょう。その日は正式な職員がいないので、週明けの月曜日に改めて私に電話をよこす、というのですよ。もう、その日は頭に来て眠れませんでしたよ。○いおい損保というのはなんという保険会社なのでしょう。
 結局、月曜日に電話をよこしたその○いおい損保の担当者は、当事者が全面的に自分の責任を認めたと、当たり前のことを言って来たので、まずは一安心、代車などの手配が付き次第、修理にはいる、ということになりました。その代車も水曜日に届いて、今は修理待ちの状態、こっちの要求通り同じ車種が手配できました。
 そんな状況を挟んで、愚妻の合唱団のコンサートがあったのはご存じの通りですね。その時に録音したものを、来週同じ曲を歌う「コール青葉」の掲示板からダウンロード出来るようにしておいたら、なんか微妙なリアクションがありましたね。
 というわけで、何かとゴタゴタしていたので、予定を変更、気晴らしにあさって東京に行ってくることにしました。末廣さん指揮の都民響でマラ5です。実は、車をぶつけられた前の日に、仙台でも外国のオケがマーラーの「巨人」を演奏していたのですが、それがどうにもつまらないものだったので。アマオケで口直しなんて、プロオケの水準も地に落ちたものです。その日の仙台の聴衆も最悪、1楽章が終わったときに拍手、それで懲りたかと思ったら、2楽章が終わったところでも拍手ですからね。たまにしか来ない外国のオケを、こんな客の中で聴かなければいけないなんて。もちろん、都民響のお客さんは絶対にそんなことはないはずですから。
aventure number : 1487 date : 2010/3/5


今日の禁断 上野

 というわけで、末廣さん指揮の都民響を聴きに東京へ行ってきました。結局、当選した招待ハガキを欲しいという人はいなかったので、一応2枚とも持っていきます。もしかして、東京で聴きたいのだがハガキを持ってない、という人に偶然会うかもしれませんからね。
 いや、それは全くの冗談、そんなことはあるはずがありません。しかし、まず1枚目を交換、それが結構前の席だったので、少し時間をおいて、開場直前にもう一度、今度は2枚目を交換したら、まあいくらか良い席かな、と、モギリの前にある座席表を見に行ったら、後ろから「○○さんじゃないの!」という、聞き覚えのある声が聞こえてきました。それは、なんと千葉在住の前コンマスS子さんではありませんか。いやあ、こんなところで知り合いに会うとは、なんという偶然でしょう。
 それだけではなく、中に入ったらやはり「こんにちは」と、今度はチェロのSさんに声をかけられましたよ。なんで東京にいるのでしょう。そんな偶然が2つも重なるなんて、ちょっとすごいことです。
 曲目はハイドンの「ロンドン」と、マーラーの5番ですから、まずは前の方の席でハイドンを聴いてみることにしました。とは言っても、ニューフィルでのモーツァルトのように、編成はかなり大きめです。案の定、席が前過ぎて、管楽器の人が殆ど見えません。フルートが活躍する曲ですが、それを吹いている人が全く見えないのが、ちょっと、でした。弦楽器は、さすが、磨き上げられていましたね。それに、反応の敏感なこと。やはり、こういうアマオケを聴くのは大きな刺激になります。
 マーラーでは、もう少し後ろ、全体が見渡せる場所に移ります。弦はもう少し増えていて、コントラバスは10本、かなりの迫力です。こちらはもう、末廣さんの思い通りの音楽を、ものすごいハイテンションで聴かせてくれていました。つい、この間聴いただらしのないプロオケのマーラーと比較してしまいますが、音楽の生々しさから言ったら、こちらの方が格段に迫ってくるものがあります。仙台でツアーの途中の手抜きのプロオケを聴くよりも、確実に良い演奏が期待できる東京のアマオケを聴きに来た方が、ずっと満足できるなんておかしいですね。
 もちろん、アマチュアならではの傷は多々ありました。3楽章までソロを吹いていた女性のホルン奏者は本当に素晴らしかったのですが、肝心の、第5楽章の頭で大事なソロを吹いた男の人は、かなり不本意な出来でしたしね。あとは、ティンパニの音程が、かなりヤバかったような気がします。
 でも、弦楽器の素晴らしさは、そんな傷を全く目立たないものにしていました。第4楽章はありがちなしっとりした歌い方ではなく、もっと逞しさが強調されたもの。特に内声の充実ぶりが、そのコンセプトを見事に表現していたのではないでしょうか。

 もちろん、末廣さんはかっこよかったですよ。あと、退場の前(アンコールはありませんでした)に、団員が全員で一斉にお辞儀をしていたのも、気持ちの良いものでしたね。ニューフィルもやってみません?
aventure number : 1488 date : 2010/3/7


今日の禁断 飛騨高山

 おととい東京に行ったのは、もし運が良ければ末廣さんに会えるかもしれない、という期待があったからです。ちょっと個人的にお願いしたいことがあったものですから。でも、実際には他の人には運良く(というか、偶然)会えたものの、肝心の末廣さんには、なんせ楽屋への入り口が分からないものですから、会うことは出来ませんでした。でも、いいんです。「聴きに行った」というのをきっかけにメールを打てばいいんですからね。
 お願いしたかったのは、「かいほうげん」への寄稿でした。お気づきでしょうが、今出ている最も新しいのは「118号」、今週の土曜日にはさらに「119号」が出ることになっているので、もう少しで、なんと「200号」という記念すべきキリ番を迎えることになるのですよ。自分でもびっくりするくらいの数字ですが、これも日々の積み重ね、というやつなのでしょうかね。ということで、それを記念して末廣さんになにか書いてはいただけないか、ということを考えたのですよ。実は、「100号」の時には、こんな原稿を頂いていました。ですから、今回ももしかしたら書いて頂けるかも、という「ダメモト」なのですが、ただお願いするよりは「コンサートに行きました」と書き添えた方がなにかといいのでは、と。
 そんなことを携帯メールで送ったときには、そもそも返事など来ないかもしれない、と思っていました。お忙しい方ですからすぐに読むとも思えませんし。ところが、です、メールを出して数分したら、もう返事が来てしまいましたよ。とんでもない即レス、私からメールが来るのを待っていたほどの対応です。もちろん、原稿は書いて頂けることになりました。今度はどんなものがいただけるのか、とても楽しみです。でも、前は確かノーギャラでしたが、今では著作も出している「エッセイスト」ですから、どのぐらいの原稿料を請求されるのか、ちょっと心配。まさかタダってことは・・・。
 ところで、上野でコンサートを終わってから、せっかくだから東京で遊んでいこうと山手線に乗ったら、「岐阜」などというローカルな地名が車内にあふれていました。

 これは、ATOKの広告だったのですね。ATOKを使わないと「ギフトセット」が「岐阜とセット」に「誤変換」されてしまうという「ネタ」です。ATOKのサイトでは動画まで流れてますね。正直、「岐阜」などという地名は普通は馴染みがないもの、それを敢えて使ったところも、意外性を高めていて、インパクトがありますね。私なんか、漢字で書けって言われても書けませんよ。そもそも「岐」とか「阜」って、なんなんでしょう。
 動画で見ると、このオチは「抱き合わせにされた福井県もかわいそう」なんですって。そういえば、最近まで福井県と石川県の位置関係が分からなかったことを思い出しました。「誤変換」に「誰も知らない地名」が加わって、極上のギャグが誕生したんですね。
aventure number : 1489 date : 2010/3/9


今日の禁断 enn

 きのうの雪はすごかったですね。なんでも、3月になってからこれだけ降ったのは5年ぶりなのだとか。量もすごいものでした。なにしろ、車のドアを開けようと思っても、下側が雪に覆われているのですからね。こんなに深く積もったところで車に乗ろうとしたのは、生まれて初めてのような気がします。
 ですから、職場へ行く坂道などはとても登れそうになかったので、石段の下の駐車場に停めようと思っても、そこに行くまでのほんのちょっとした勾配ですら登れなくなってしまって(あ、まだ代車です)、一旦石段を登ってスコップを持ってきて、タイヤのまわりの雪をどける、という作業をしなければいけませんでしたよ。朝から大汗をかいてしまいました。
 この雪の凄さは、その時、境内の松の木がこんなことになっているので、思い知らされます。矢印のところが、雪の重みで折れてしまっていますね。

 あとで見てみたら、被害はこれだけではありませんでした。

 反対側の枝が、これは見事に折れて下に落ちてしまっていましたよ。去年は別の松の木が根っこから倒れるということがありましたが、この木はとても丈夫で、今までいくら雪が降ってもこんなことにはならなかったのに。400年近く生きていると、あちこち弱くなってくるのでしょうか。やっぱり、金沢の兼六園みたいな「雪吊り」が必要だったのでしょうかね。
 そんな大雪の中、突然見ず知らずの4人の若者が職場にやってきました。弘前のバンドのメンバーで、ツアーの途中、仙台でライブがあるので、メンバーの一人がずっと来たいと思っていたこの場所に、みんなでやってきたというのです。話を聴いてみると、その「とおるくん」は、私の母の妹の娘の息子(分かります?)なのだそうです。母あたりは話には聞いていたらしく、すっかりうち解けて数時間盛り上がっていきました。なんか、そんな人を引きつけるような魅力が、メンバー全員にあるようですね。
 話を頼りに、そのバンドのサイトなどがないかと思って探してみたら、「ココロネ」というそのバンドはすぐ分かりました。リンクにメンバーそれぞれのブログもあって、とおるくんはさっそくその事をアップしていましたよ。写真付きで。
aventure number : 1490 date : 2010/3/11


今日の禁断 蛙まんじゅう

 今日、3月13日は、毎年行われている「コール青葉」の演奏会の当日でした。しかし、私はあいにくこの日に指揮者練習が入ってしまったので、そちらはパスさせて頂いています。その代わり、と言ってはなんですが、愚妻が一人で東京まで行って、演奏会そのものは聴いてくるという事になっていました。ですから、けさはまず朝早く仙台駅まで愚妻を送っていきます。
 そのあと、私は一人で雑用をこなしたあと、指揮者練習のために岩沼まで向かうことになるのです。今日のメニューは私が乗っている曲がメイン、しかし、最後に降り番だったはずの「エロイカ」も、本吹きが都合で遅れてくるというので、それまで私が代わりに吹いていなければなりません。なんでも、その人が会場に着くのが6時半過ぎだというのですが、私はそこでバトンタッチしたあとで、また仙台駅に今度は出迎えに行かなければなりません。新幹線が着くのが7時半、果たして、それまでに岩沼からたどり着くことが出来るでしょうか。
 渋滞を見越してだいぶ早めに家を出たので、岩沼のホールに着いたときにはまだ大型楽器などは来ていませんでした。それどころか私より前に来ていたのが3人ぐらいしかいませんでしたよ。私は、早めに行って練習したかったのと、新しい「かいほうげん」を持ってきたので、それを配る仕事があったので、早く来て正解でした。でも、この「かいほうげん」は、慣れない車(まだ代車です)のトランクに積んでおいたので、走っているうちに中身が出てしまっていて、トランクを開けたときに地面に落ちてしまいましたよ。強い風も吹いていたので、危うく吹き飛ばされるところでした。もしかしたら、今日渡ったものの中には少し汚れているものあるかもしれませんが、勘弁してくださいね。
 「かいほうげん」はもちろんきのうのうちに印刷してあったのですが、その時に、ついでですからこの次の定期の曲目に決まった「サマセット・ラプソディ」のスコアも、いくらか印刷しておきました。手に入りにくいスコアなので、PDFをダウンロード出来るようにしてあるのですが、それを普通のプリンターでプリントしても使いづらいので、いつも使っている、両面印刷で製本まで出来る複合機でプリントして、きちんと綴じた形になったものです。これを、みんなに配って余った「かいほうげん」の隣に置いておいたら、ほとんど持っていってもらえましたね。せっかくですから、今度の練習の時にも、もう少し作って持っていくことにしましょう。
 肝心の指揮者練習、今回の田中さんは、より細かいところまでしっかり仕上げようと、かなりしつこい練習を繰り返していましたね。こういうきっちりした、というか、基本的な練習は久しぶりのような気がします。例えばオクターブをきちんと揃える、といったようなことを、このぐらいみっちりやってもらうと、オケとしてのスキルがずいぶん上がってくるのではないでしょうか。こういう、どちらかというとトレーナーとしての役割の方に、もっと見てもらう機会があるといいのでしょうがね。
 私の出番が終わったあとで、アンコールの曲の練習もありました。これも、本番では吹くことはないので、私にとっては嬉しい機会です。なかなかやることのないウィンナ・ワルツ、田中さんは結構変化を付けようとしているのに、オケの方がそんな余裕のないのがちょっと残念。でも、何回かやっているうちに「コツ」のようなものがつかめてきたのかもしれません。
 そのあと、「エロイカ」をやっている途中で、やっと本吹きがやってきたので、交代して仙台駅へ向かいます。途中かなりの渋滞にあったにもかかわらず、新幹線が着く10分前に駅には着けましたよ。今年の「コール青葉」も、ずいぶん充実していたようですね。でも、来年もちょっと出るのは無理でしょうね。
aventure number : 1491 date : 2010/3/13


今日の禁断 まっさかさま

 修理に出していた車が、きのうやっと返ってきました。1週間と言っていたものが、実際は10日以上かかってしまったことになりますね。いや、実はおととい出来ていたのですが、なにしろその日は岩沼まで行かなければなりませんから車を取りに行っている時間はありません。で、きのうも、朝早く美容院の予約を入れてしまったあとで、その車の連絡があったものですから、まずそれを済ませてからでないと車は返せません。代車はレンタカーなんですよね。「わ」ナンバーの。ですから、1日分の料金が加算されてしまうのでしょうが、それは私のせいではありません。でも、いつもの旭ヶ丘の美容院でのカットのあと、急いで工場へ持っていったら、なんだかレンタカー屋さんのような人がウロウロしていたみたいな。私がキーを返したら、すぐその人に渡していたので、きっとそうだったのでしょう。もう次の予約が迫っていて、焦って取りに来ていたのかもしれませんね。それも、私のせいではありません。
 修理と一緒に、定期点検も受けたところ、バッテリーがかなり消耗している、というので、それも即交換してもらうことにしました。そうなんですよ。今まで2回、出先でバッテリーが完全にダメになってしまって大変な思いをしたことがあるものですから、これはもう先手をうって交換することに、なんのためらいもありません。すっかりきれいになって、パワーアップされた愛車は、なんだか新鮮に見えました。
 きのうは午後からは愚妻の合唱団の練習なのでまずはその送り迎え、そのあと、今度は私の合唱団の練習なので、家へは帰らず仙台駅まで行って、そこで降ろして私は片平へ向かう、というコースをとることにしました。駅前のロータリー付近はかなり渋滞していて、車を停めるまでちょっと時間がかかりそうだったのですが、急に前にいたタクシーがハザードランプを点けました。別に客を降ろすわけでもなく、変だな、とは思ったのですが、消し忘れかな、と思っていると、なんだか停止している車が少し揺れているように感じられました。風が強いので、車が動かされたのかな、いや、もしかしたら地震?などと考えて周りを見ても、別にビルが揺れたりガラスが割れて落ちてきたり、歩道橋がひん曲がって崩れ落ちたり、その上を歩いている人が必死にしがみついたり、あるいは落とされた人が車の屋根の上に落っこちたり、なんてことはなかったので、ちょっと不思議でした。FMラジオも、別に変わったことはやってませんし。でも、念のためAMにしてみたら、「ついさっき、大きな地震がありました」などと臨時ニュースをやっているではありませんか。やっぱり、さっきのは大地震だったのですよ。人は降っては来ませんでしたが。
 そのうち、仙台駅に着いたら、駅のアナウンスで「新幹線も、在来線も運行を見合わせています」と言っているのが聞こえました。その程度の地震ではあったのですね。実は、その前の日の夜中にも、かなり強い地震を感じたばかり、なんだか怖いですね。さっきの美容院の店長さんは、その時には地下鉄の駅にいたそうです。地下鉄は止まりはしなかったけど、ずいぶんゆっくり運転していたそうですよ。貴重な体験ですね。
 そのあと、1週間休んでしまった合唱団で、気持ちよく歌ってきました。三善の曲が、なんだかとても居心地よく感じられます。
aventure number : 1492 date : 2010/3/15


今日の禁断 リクルート

 きのうのニューフィルの練習は、私は前半は降り番だったので、ゆっくり行ってみます。ホールに着いたときには「エロイカ」の1楽章をやってましたが、いつも「かいほうげん」や日程表を置いておく机がまだ出てなかったので、まずそれを運んでこようと思いました。ただ、その場所には譜面台の台車とかが置かれていたので、それをどかして。と、そこになんだか見慣れないものがありました。段ボールの大きな箱に入った、なにか海草のようなもの。箱の横を見てみると「わかめ」なんて書いてあります。そういえば、確か漁協かなんかにお勤めの人がメンバーにいましたね。
 予想通り、「エロイカ」が終わったときに、団長が○○さんからの「わかめ」の差し入れです。という案内がありましたね。それを聞いて、主に女子の団員が、そのわかめの箱に殺到したのは、言うまでもありません。少しでもたくさん袋に詰めようと、まるで特売場のように血眼になっていますよ。

 それでも、なんせ一箱ですから、わかめはなかなかなくなりません。私は次の出番なのでしっかり練習しておこうと席に向かいますが、この分だったら帰るときにも充分残っているでしょうから、その時に私の分ももらっていきましょう。
 しかし、何ということでしょう、「仮面舞踏会」が終わってその箱を見てみたら、わかめはすっかりなくなってしまっているではありませんか。おそるべし、ニューフィル女子の力。
 そんな辛いことのあった次の日(つまり今日)ちょっと嬉しいことがあったので、外食にしようとロイホに行ってみました。いや、2割引のクーポンがあったからなんですがね。しばらく行ってなかったので、新しいメニューになっていましたが、その中でこんな案内に思わず目が止まります。

 なんと、パンケーキが食べ放題だというのですよ。なにしろ、いつもは3枚編成なものが、今は最初は「5枚編成」、しかも、そのあとは好きなだけ「お代わり」が出来るのですからね。私は、ここのパンケーキが大好き、普通のところより薄くって密度が高いのがお気に入りなんです。それがいくらでも食べられるなんて、なんという幸せなことでしょう。そういえば、店に入ってきたときに、そばのテーブルにいた2人連れの女子が両方ともパンケーキを食べていましたね。これだったんですね。
 もちろん、私はそれを注文、出来れば最初から10枚重ねにして欲しかったのですが、やはりお約束通りまずは5枚から。さっきのとなりの女子たちも、見てみるとお代わりしていますね。しかも2回も。その度にバターとメープルシロップも追加してくれるんですね。しかし、この5枚重ね、結構食べ甲斐がありますね。一緒にサラダなども頼んでしまっていましたし。ですから、お代わりにさらに3枚頼んだら、もうそれだけでお腹がいっぱいになってしまいましたよ。
 あ、これは平日限定のサービスです。土日に行ったって、やってませんから。しかも、店舗・時間限定
aventure number : 1493 date : 2010/3/17


今日の禁断 ビール

 私の合唱団では6月に定期演奏会があります。まだ3ヶ月もあるというのに、もう早々とチラシやポスターが出来上がってきました。年1回の定期ですので、準備もニューフィルのような年2回の団よりも早めに始まるのでしょうね。さっそく、近所の市民センターに置いてきましたよ。ついでに、ニューフィルのチラシも一緒に。
 まだ入ったばかりなのに、この演奏会に向けて私にも仕事が回ってきています。全員体制で一丸となって準備に当たる、ということなのでしょう。プログラムの編集の手伝いもやらされそうなので、とりあえずオケでは絶対にあり得ない「歌詞」の編集をやっているところです。これはなかなかやりがいのある仕事、ただ歌うだけでなく、実際にその歌詞をタイプすると、きちんと意味が分かるようになります。「終戦」という方言の歌詞では、他のパートが歌っている歌詞とつながった全体が見えてきたときには、なんだかホロッとしてしまいましたね。
 その他に私がやらされたのが、チラシやポスターの写真の修整です。前にも全体写真からうしろの旗やマイクスタンド、果ては譜めくり用の椅子を消したことがありましたが、もう一つ、伴奏者の顔写真の修正もやっていたのです。いえ、「顔」の修正ではなく(そんな必要は全くありません)、あくまで「背景」の修正ですからね。

 こんな感じで、もともとはさるお店の中で撮ったものなので、後ろに棚が写っていたものを、完全に「消して」しまいました。いえ、実際は「消した」のではなく、人物だけを切り抜いて、別の背景に「貼り付けた」のですけれどね。
 写真といえば、この間発行した新しい「かいほうげん」の中にある写真にも、多少修正が加えられています。それは、この写真、金管アンサンブルのエンディングです。

 キャプションには「メンバー全員が勢揃い」みたいなことを書いたのですが、実は、この写真には最初は2人分の顔が、私の席からは隠れていたので、写っていませんでした。

 拡大すると、こんな感じ。これ(アフター)と

これ(ビフォー)ですね。

 演奏しているときにはちゃんと写っていたのが、立ち上がったら、見事に前の背の高い人の陰になってしまったのですね。

 Rちゃんはすぐ分かったのですが、Cちゃんは印刷直前まで気づきませんでした。人数を数えてみるとどうしても1人足らないので、やっと分かって慌ててそこも修正しました。

 幸い、その前の曲でこんなショットがあったので、「素材」は充分、これを貼り付けて、さっきの「全員写真」が完成したというわけです。
aventure number : 1494 date : 2010/3/19


今日の禁断 モノクロ


 きのうは愚妻の合唱の練習が、久しぶりに富沢の市民センターで行われることになっていました。もちろん私が送り迎えをするのですが、そんな遠くに行くときには、家まで往復するだけで時間がかかってしまうので、すぐそばのモールで時間をつぶしたりします。練習が6時から9時までなのでその気になったら映画を見ることも出来るのですが、なかなかそんなに都合のよい時間にやっていることはありません。
 ところが、きのうはなんと新作の「NINEナイン」が、6時20分開始、8時25分終了という、これ以上はないという理想的な上映時間だったのですよ。これだったら、愚妻を富沢に置いてから楽々映画を見て、終わってすぐ迎えに行けますよ。
 でも、なんせきのうはお彼岸の真っ最中ですから、私の職場は大混雑、おそらく街中もかなり混んでいるでしょうから、普段は30分もあれば行けるところを、1時間の余裕を見て出発することにしました。ところが、きのうの渋滞は、予想をはるかに超えるものすごいものでした。どこまで行っても渋滞がなくならないのですよ。これだと、富沢まで行ってからモールに引き返したのでは映画の開始時間に間に合いません。仕方なく、モールの前で降りてもらって、あとは地下鉄で行かせ、私はモールの駐車場へ。シネコンに着いたのは開映10分前でした。
 そんなギリギリの状況で見ることになった「NINEナイン」ですが、ただ「ブロードウェイミュージカルの映画化」というぐらいの予備知識しか持っていないで見たものですから、正直ちょっと入り込んでいけないものがありました。なにしろ監督が「シカゴ」のロブ・マーシャル、あの映画もはっきり言って私には退屈な作品でしたからね。なにしろ、ミュージカルに必要な音楽が、全く面白くないというところが、「シカゴ」とおなじ、いたずらに煽り立てるだけで、心に迫ってくるものがないのですね。素直にいいな、と思えたのはニコール・キッドマンが歌っているナンバーだけだったような気がします。
 ストーリーも、なんだかフェリーニの「81/2」が下敷きになっているような感じで、いかにもミュージカルには不向きな内容、まあ、映画として見る分には面白いのでしょうがね。あとで確認してみたら、やはりこれは確かにフェリーニでした。主人公の映画監督の名前まで同じですし、タイトルも「81/2」をもう少し進めて「9」なんでしょうね。最初は、出てくる女性が「9人」かと思って、一生懸命数えていたのですが、そんなにはいませんでしたし。
 ですから、ミュージカルだと思わないで見れば、これはなかなか刺激的な映画でした。正直、音楽やダンスはジャマですね。まあ、それが「ファッショナブル」なのだ、といわれればそれまでのことなのでしょうが、主人公とさまざまな女性とのからみが、音楽があるためにかえって曖昧になっている点が多すぎるような気がします。
 一番印象的だったのが、ソフィア・ローレン。もうかなりの年のはずですが、その美しさと貫禄は、他の「若い」女優をはるかに圧倒しています。歌はヘタですが。一緒に出ていたジュディ・リンチと同じ年齢だなんて、とても信じられません。
aventure number : 1495 date : 2010/3/21


今日の禁断 米沢牛

 ヴォルフガング・ワーグナーが亡くなったそうですね。享年90歳という大往生、この長寿社会、別に珍しいことではありませんが、彼の場合亡くなる直前まで「現役」を貫いていたのですから、もはや世間から忘れられてしまった「過去の偉人」の死亡記事とは、重みがまったく違います。もちろん、彼、並びに常に並列で語られていた彼の兄の「業績」が、その記事を飾るのは当然のことです。しかし、その「兄」に関しては、「『新バイロイト様式』の創始者」という今までのプロフィールが繰り返されているのも、やはり当然のことなのでしょうね。いくらそれをひっくり返すような事実が明らかになったといっても、それが世間に認められるまでには、まだまだ時間が必要なのでしょう。
 そんなドイツの片田舎のスキャンダルには縁がなくとも、62万石の城下町、仙台の「偉人」に関しては、なにかとつながりが出てきたりします。何といっても、彼を主人公にしたオペラが作られたりしているのですからね。前にも書いたことですが。そのセクハラ、ではなくハセクラ(支倉)常長つながりのイベントが、来月開催されます。

 この人はキリスト教を広めようとしていた藩主伊達政宗の命を受けて、ヨーロッパまで行ってローマ法王に会ってきた、という偉い人なのですが、使命を果たして意気揚々と帰ってきたら彼の故国はキリスト教を認めない国になっていた、という、なんとも間抜けな結末の持ち主です。
 それはともかく、彼が実際にヨーロッパに行ったのは間違いのないことなので、その時にもしかしたら聴いたかもしれない(理解できたかどうかはともかく)音楽を集めたものが、このコンサートなのです。重要なのは、私も、そこに出演する、ということ。合唱にかかわっているうちに、とうとうこんなことになってしまいました。とはいっても、未だにコンサートの全容はおろか、私が歌う曲の全貌さえも見えてこないという状態なのですけどね。もう3回ほど練習をやっているのですが、そもそも最初は自分が歌うパートさえも分からないという有り様でしたし。何となく分かってきたのは、合唱が2つ、ソリストが数人、それに管楽器のアンサンブルが加わる、というあたりでしょうか。私の担当は2つの合唱のうちの小さい方。大きい方は仙台で最も有名な合唱団がそのまま出るのですが、私の合唱団は大学のOBを中心にした寄せ集め、その中には私が入っている男声合唱団も入っています。私は二股をかけているのですね(ちょっと意味がちがうかも)。
 まあ、そんな合唱はともかく、他のパートはドラマ仕立てになっていて、なかなか楽しめるような感じ、興味のある方はぜひいらしてみて下さい。「萩ホール」ご自慢の照明も登場するはずですよ。レーザーだけはやめて欲しいものですが。
aventure number : 1496 date : 2010/3/23


今日の禁断 マグロ

 ついこの間、末廣さんに「かいほうげん200号記念」の寄稿をお願いしたら快諾してもらえた、ということを書いたばかりなのに、今日、早々とその原稿が届いてしまいました。締め切りは4月いっぱいということでお願いしてあったのが、1ヶ月以上も早く来たのですから、びっくりしてしまいましたよ。「ストリング」の編集部の人達は、末廣さんの原稿に関しては安心していられることでしょう(あっちは、締め切りになっても出来なかったりして)。
 字数も、「ご自由に」とお願いしてあったのが、出来たものはなんと4,000字、原稿用紙にして10枚の大作です。だいぶ前、「100号記念」で書いて頂いたものが3,500字ですから、それよりも多いのですよね。気になる原稿料ですが、おそるおそる伺ってみたところ「いいですよ」ということ、太っ腹ですね。
 内容について早く公表したいのはやまやまなのですが、やはり「かいほうげん」のために書いて頂いたものですから、やはりそちらで最初にご覧になって頂く、というのが筋でしょう。楽しみに待っていて下さい。かなり「過激」な内容ですよ。いや、「歌劇」かな?これが載る「200号」は、今度の定期演奏会の後の懇談会の話を入れますから、定期の次の次の練習日あたりに発行になるのでしょうが、そのあとは連休ですし、その次の週も、今のところ会場の旭ヶ丘が抽籤に外れてしまったので、もしかしたらその日もお休み、そうなると5月の半ば過ぎになってしまいますね。あと2ヶ月、どうしても、その前に読んでみたい、という人がいれば、こっそり覗かせるのは吝かではありませんが。
 もちろん、読めるのは団員に限ります。ですから、この末廣さんの原稿だけでなく、「かいほうげん」の現物を読んでみたいと思われた方は、ニューフィルに入団すればいいのですよ。ヴァイオリンなどは今ちょっと少なめ、ぜひ、いらして下さい。
 という呼びかけに応じたのか、先週は外国の方が入団希望ということで、さっそく合奏に参加なさっていましたね。しかし、ちょっとスケジュールが厳しいので、実際に入団するのは今度の定期以降になるのだとか。ちょっと残念、と思っていたら、今日も別の男の方が見学にいらしてましたね。この方はどうだったのでしょうか。なにしろ、今日の練習と来たら、木曜日のせいもあるのでしょうが、普段は殆ど休まない管楽器でもあちこちに穴が目立ちました(フルートは全員出席ですが)。ですから、弦楽器は、いつもの半分程度だったでしょうか。やはり、なにかもの足りませんね。
 気が付けば、もう定期演奏会まで1ヶ月を切ってしまいましたよ。今度の会場の萩ホールはなにかとネガティブな話題には事欠きませんが、敢えてそれらには目をつぶり、新しくなった音のよいホールで楽しんでもらおう、という意欲を前面に出して、本番まで頑張りたいものですね。ほんと、欠点を数え上げたらきりがありません。前向きに行きませんか?
aventure number : 1497 date : 2010/3/25


今日の禁断 大地讃頌

 仙台は合唱が盛んなところですから、いろいろな団体のコンサートがひっきりなしに行われています。それだけ合唱にかかわる人も多いということになるのでしょうが、中には長年合唱を続けている、という人だってたくさんいるはずです。そんな合唱人のお手本のような人達のある意味「リサイタル」が開かれました。ワンクッション入ったおつきあいですが、その人たちだけではなく、ゲストにはいろんな合唱団が出演、その中には直接の知り合いもいっぱいいるので、まずは他の予定がない限りは足を運ぶことになります。
 それは、「O兄弟合唱生活60周年コンサート」というものでした。兄と弟の2人合わせて60年ではなく、それぞれが60年以上合唱をやってきた、という恐ろしいお二人が、主人公です。「狩人」や「ビリー・バンバン」、あるいは「Kinki Kids」(いや、同じ堂本でも、光一と剛史は兄弟じゃないし)などは足元にも及ばない活動歴ですね。いや、別にお二人はずっと一緒にやってきた、というわけでもなく、それぞれが別の道を歩みながら、合唱だけはずっと続けていた、ということになるのでしょうが。でも、最初のステージでお二人だけで歌った時などは、そのハーモニーはなにかひとつのチーム、という感じがありましたね。お兄さんはバリトン、弟さんはテノールですが、声が見事に溶け合っているのですね。
 でも、このコンサート全体では、どちらかというとご兄弟のキャラがかなり違っている面が強調されていたような気もします。お兄さんは合唱一筋、ですから、ゲストの合唱団に全てかかわっていたのでその度に「団員」として歌われていましたが、弟さんはもっぱらソロで頑張っていたみたいですね。プロのピアニストや、「本物」のソプラノの方と一緒に歌われたり、人脈の広さと、活動範囲の広さをアピールしていましたっけ。
 最後には、アンコールとして出演者全員による合唱が披露されました。

 会場はイズミティの小ホール、ご覧のようにとてもステージだけでは立ちきれないで、花道にまではみ出していました。全然響かないこのホールですが、この時ばかりはさすがに音が満ちあふれていましたね。
 出演者がこんなにいるのですから、それに比例してお客さんもいっぱい入りました。写真ではまさに満席、最前列まで空席がなく、びっちり埋まっているように見えるはずです。いや、実は、キャパが400しかないこの小ホールでは、そもそもこんな幅広い人脈を持つ人達のコンサートに来るお客さんは収容しきれないことは分かっていたようなのですね。なにしろ、前売り券を買わないで来た人は、中に入ることは出来なかったようですし。それどころか、チケットを持っていても、遅く来たらもう座る場所はなくなっていて、あちこち空いていたところを詰めてもらっても座りきれず、とうとう通路に座る人まで出てきましたよ。もちろん、後ろには立っている人もいます。
 ところが、最初のステージが終わったところで出てきたMC担当の人は、開口一番「消防法に違反しているので、通路に座ったり後ろに立ったりしている人は、ロビーに出て下さい」ですって。それはないでしょう。せっかくチケットを買って(ま、殆どは「頂いて」でしょうが)やってきたのに、「中には入るな」というのは、消防法以前にお客さんに対する契約違反が問題になってしまいますよ。入場料を返還した、というような形跡もありませんでしたしね。
 まっ、ニューフィルでもこんなことをやらなければいけないほどお客さんが集まってくれれば、嬉しいのですがね。萩ホールだったら、それも可能?
aventure number : 1498 date : 2010/3/27


今日の禁断 眉毛

 キリスト教徒でない限りあまりぴんと来ないことなのですが、もうすぐ「復活祭」というお祭りの日がやってくるそうなのです。なんだか難しい「法則」によって、毎年その日を決めているのですが、「日曜日」というのは決まっています。そして、そのすぐ前の金曜日が、イエス・キリストが十字架に架けられた日、つまり「聖金曜日」となるのですね。今年は、4月2日がその日にあたります。去年は確か4月10日でした。
 なぜ、キリスト教徒でもないのにそんなことを知っているかというと、去年からその日に行われる「音楽礼拝」で、バッハの「マタイ受難曲」を演奏しているからなのですよ。その今年の分のリハーサルが、きのう行われました。メンバーは去年と同じニューフィルのピックアップメンバー、というか、私の仲良しで平日でも都合のつく人、ということですから、そんなに多くはありません。いや、管楽器は私のフルートだけという薄さなのですがね。まあいいじゃないですか、巷では「OVPP」ってのが大流行ですからね。
 大半は去年やった曲と同じ、今年はそれにレシタティーヴォを少し加える、といった程度なので、簡単にリハーサルは終わるのでは、と思っていたら、なんのなんの、このレシタティーヴォはとっても大変なものなのだ、というのを思い知らされることになります。イエスのセリフの時に入る弦楽器が、なかなかソリストと合わないのですね。指揮者は合唱に関してはベテランですが、オケは振り慣れていないので、なかなかオケの団員には的確な指示が出せないのが、もたついたひとつの原因、「この人、大丈夫なのかしら?」みたいな空気が、YさんやMさんから漂っているのを、私は見逃しませんでしたよ。あと1回練習がありますから、そこで何とかしましょうね。
 休憩時間に指揮者がオケのメンバーを紹介してくれました。今年初めて参加、今はニューフィルをお休みしているTよん(と書け、というMさんからの指示)が、実は大学時代に確か講義を聴いたことのある大先生のお孫さんであることが判明、確かに、名前を見れば(指揮者は、それですぐ気が付いたのだとか)分かったはずなのに、何年も一緒にいて気が付かなかったなんて、ねっ、のすりさん。
 練習は5時までの予定、ちょっと押してしまったので、私はそこからすぐそばの片平市民センターに、今度は合唱の練習に駆けつけます。いつもは6時からなのですが、きのうは坂本かおるさんという今大評判の合唱の先生のレッスンということで、スタートが早まっています。「絶対遅れるな!」というメールが回ってきていたのに(でも、レッスン開始には間に合いました)。
 坂本さんは、年齢不詳、綾戸智恵と水森亜土と平野レミを一緒くたにしたようなハイテンションのキャラのおばはんでした。いつもはもっぱら小学生などを相手にしている「金賞請負人」ということなのですが、我々のようなオトナの「男声」合唱団に来るのは初めてなのだそうです。でも、いつものように「かおるせんせいはねぇ」みたいに、まるで小学生相手に話しているような口調は、なかなか新鮮。なんせ、我々は「おとこのこ」ですからね。
 ハイライトは、メンバーを大きな輪に並ばせての個人レッスン、みんなが見ている前で一人一人声を出させられるのはかなり緊張しますね。完全に舞い上がっている人もいたりして(いや、私あたりがその最たるもの)。でも、おそろしく分かりやすい指導法で、「ガガガガ」とか「パコパコ」なんてやらされている間に、画期的に声が変わっていくのですから、すごいものです。私も乗せられて出したことがないような声が出たような気になってしまいましたよ。うん、この人はただ者ではありません。
 おばはんは「ブログに書くから、見てね〜っ」って言いながら、風のように去っていきましたっけ。ものすごく忙しい方のようで。そのブログがこれです。
aventure number : 1499 date : 2010/3/29


今日の禁断 カーネギー

 3月ももう今日で終わりですね。パリンカに入って本格的に合唱を始めてからというもの、確実に忙しくなってきたという実感がありますが、来月になると毎週週末には本番があるというものすごいスケジュールになっていました。
 まず、あさっての金曜日(ま、一応週末ということで)、教会での「マタイ」の本番です。これは明日の夜もう1度リハーサルをして、次の日に本番、まあ、こうなったら勢いでなだれ込むしかありません。一応指揮者から「案内のお願い」が来てましたので、ご紹介を。
仙台東一番丁教会では、イエス・キリストの受難日を記念し、バッハ作曲「マタイ受難曲」を抜粋演奏いたします。お忙しい中とは存じますが、お運びいただけると幸いです。

2010年4月2日(金)午後7:30-8:30
仙台東一番丁教会(片平東北大・北門前)
演奏:仙台東一番丁聖歌隊、管弦楽

第 1曲 合唱 「来たれ、娘たちよ、わたしの嘆きをともにせよ」
第 2曲 語り手(テノール) 「イエスはこれらの言葉を語り終え」
第 3曲 合唱 「心から愛するイエスよ」
第10曲 合唱 「わたしこそその人」
第12曲 レシタティーヴォ(ソプラノ) 「わたしの心は涙に溺れるほどです」
第13曲 アリア(ソプラノ) 「私はあなたにこころを差し上げます」
第14曲 語り手(テノール) 「皆は讃美を歌ってから、オリーブ山へ出かけた」
第15曲 合唱 「わたしを識別してください、わたしの守り手」
第16曲 語り手(テノール) 「ペトロは答えて言った」
第17曲 合唱 「私はここでこそみもとに立ちたい」
第21曲 語り手(テノール) 「僅かに離れて行き、うつ伏せに倒れ伏し」
第22曲 レシタティーヴォ(バス) 「救い主は父のみ前に倒れ伏す」
第23曲 アリア(バス) 「喜んでわたしも身を屈める」
第40曲 合唱 「わたしはみ前から逃れ出ましたが」
第56曲 レシタティーヴォ(バス) 「そうだ!もとより私たちの内なる肉と血こそ」
第57曲 アリア(バス) 「来たれ、甘い十字架よ とわたしは言おう」
第68曲 合唱 「わたしたちは涙しつつひざまずき」
 ご都合の付く方は、ぜひお越し下さい。もちろん入場無料です。
 そして、次の週の11日(日)は、「仙台フルートの会」の本番です。フルートオーケストラで「運命」などをやります。なぜか、いつもは土曜日に練習をやっていたのですが、今年は殆ど日曜日、もろにパリンカの練習と重なってしまって、殆ど行けてません。ですから、その前の日曜日は合唱を休んで行くつもり。この本番の日も、コンサートは2時からなのですが、それが終わってすぐ4時からの「セクハラ」の練習に駆けつけなければいけません。それが終わるとパリンカの練習、「3本立て」になってしまいました。
 そして、次の17日(土)はニューフィルの本番です。次の日はパリンカが午後1時からの集中練習なので、かなりきつそう。
 最後の週、25日(日)は、セクハラの本番です。これも、3時からの本番が終わるとパリンカに行くことになります。
 こんな具合で、超過密スケジュール、殆ど「分刻み」で移動、なんてことになっています。こんなことが続くのはたまったものではありませんから、これからはニューフィルとパリンカ以外の予定は極力なくすようにしていくつもりです。ですから、ニューヨークなどにはとても行けません。フルートの会だって、もう潮時かも。
 ↓キリ番にもなりましたし。
aventure number : 1500 date : 2010/3/31

10/4/2-5/13