1421(09/10/27)-1440(12/2)

今日の禁断 ビットレート

 この間は、新しいレコーダーを使ってニューフィルのリハーサルを録音してみたのですが、やはり色々とやってみなければ分からないところが出てきていました。1日目には録音レベルを「オート」にして録音したところが、再生してみるとなんだかレベルが低すぎます。用心してかなり低めの設定になっていたのでしょうね。そこで、2日目には「マニュアル」に挑戦です。なんせ、レコーダーを客席に置いて私は演奏しているのですから、聴きながらレベル(フェーダー)の調整など出来るわけがありません。そこで、始まる前のガヤガヤという音を頼りに、とりあえず適当なところに固定します。シンバルの強打などがあってもきちんと0dB以下に収まっているので、多分大丈夫なはず、しかし、一応用心のためにリミッターもONにしておきましょう。これは使わないに越したことはないのですが、万一オーバーしたときには取り返しのつかないことになりますからね。
 さらに、問題は、録音時間です。最高の音質で録音していると、一つのファイルには1時間しか入らないのだ、とマニュアルには書いてあります。もし1時間を超えたときには、どうなるのでしょう。そこで終わってしまうのでしょうか。
 そして、その日の練習が始まってみると、なんと末廣さんは休憩も取らないで全4楽章を通してしまいましたよ。ですからレコーダーは1時間半回しっぱなし、終わったところでおそるおそる見に行くと、予想通り2つ目のファイルが出来ていてそこで録音が続いていましたよ。止まることはなかったので一安心。でも、多分楽章の途中でファイルが変わっているので、そこでつながないといけないでしょうね。
 様々な問題を抱えて、ひとまず録音は終了、家へ帰ってプレイバックをしてみると、マーラーの曲は予想以上にダイナミックレンジが広いものでした。もういたるところでリミッターがかかっていて、なんとも惨めなことになっていましたよ。まあ、売っているCDでもこのぐらいのはありますから、仕方がないのでしょうが、次からは思い切り低めに設定ですね。ファイルの切れ目も、やはり3楽章の途中でした。これは、レコーダーの付録で付いてきた編集ソフトで簡単につなぐことが出来て、楽章ごとのファイルが出来上がりました。これをスピーカーで聴いてみると、つぶれてしまったフォルテはちょっと、ですが、例えば一番最後の弦楽器のピアニシモなどは、まさにSACDみたいなふんわりとした感触が良く出ている音が聞こえましたね。さすがです。
 せっかくですので、これをネットにアップして、みんなにダウンロード出来るようにしようと思ったのですが、CD並の音質に圧縮すると優に100MBを超えるどでかいファイルになってしまいます。私の使っているホームページの容量は、一応100MBまではタダですが、それを超えると5MBにつき180円(+税)払わなければなりません。今75MBぐらいすでに使っているはずですから、これをアップしたのでは確実に超過してしまいます。それで、思い切り圧縮してとりあえずアップ、掲示板からリンクしてあります。
 ただ、やはりそれでは「音が悪いです」と言われそうなので、さっき、その重たいファイルもアップしました。実は、サーバーの容量は月1回の計測で、その時点で計ったものが一月分の使用料となります。それが月初めの15日間のどれか、ということなので、今月末まではいくら使っても大丈夫(なはず)なのですよ。つまり、今は安全日。さっき見てみたら、265MBにもなっていましたから、「危険日」までにはちゃんと削除しておかないと。
aventure number : 1421 date : 2009/10/27


今日の禁断 クリスマス

 先週の練習日に新聞社が取材に来たとお伝えしましたが、その記事がきのうの河北新報に掲載されました。こちらで、スキャンしたものを見られます。写真入りで、詳細に演奏会の概要を述べてくれていますね。あいにく写真には木管はオーボエしか入っていなかったので、私は写ってはいません。
 記事の中に「本番は100人あまりが参加」とありますが、確かに考えてみればそのぐらいにはなってしまうのでしょうね。木管はオーボエが4本の他は全て5本という、ほとんど「5管編成」ですし、弦楽器も限りなく16型に近い編成ですからね。
 実は、今日から本番まで3日連続の練習ー本番が続きます。これまでも末廣さんの指揮者練習の時には弦のエキストラなどが来ていましたが、ここに来て全員揃うことになり、その多さにちょっとびっくりしているところです。今日の出席者だと、セカンドあたりは半分がエキストラになっていましたね。この前あたりからはコントラ・ファゴットも入って、初めてソロを聴かせてくれていました。それと、打楽器も特別なものが用意されていましたよ。これは1楽章の「葬列」のところで使われる、「低い音のグロッケン」と指定された楽器です。大きな金属片がぶら下がっているものでしたが、今日は出番がなく、実際の音は明日にならないと聴くことは出来ません。
 てっきり時間いっぱいやるのだと思っていたら、定時の30分前には「今日はこれまで」といって終わってしまいましたよ。なんか、拍子抜けですが、このぐらいのペースで本番を迎えるのがちょうどいいのかもしれませんね。ただ、珍しくフルートパートにも注文が出されていたので、そこは少し気を入れねば。
 ところで、煩わしいでしょうが連日レコーダーの話題です。色々やってみると、「ライン入力」というのが見つかりました。これは、アナログ入力をデジタル・データに変えることが出来る、いわば「A/D変換機」になるわけですよね。だったら、LPレコードをデジタル化して、そこからCDを作ることだって出来るはずです。添付ソフトには確か「CDを作る」という機能もあったはずですし。そこで試しに、手元にあった「シンガーズ・アンリミテッド」のLPから実際にCDを作ってみる手順を確認してみました。その前に、しばらく聴いていなかったそのLPをかけてみたのですが、いやあ、いい音ですね。ちょっとCDでは聴くことの出来ないようなみずみずしい、とても潤いのある音です。そこで、それをCDの規格の16bit/44.1kHzと、DSD並のスペックである24bit/96kHzとでデジタル化して、聴き比べをやってみました。その違いは歴然としていましたね。DSD並ではほとんど元の音と変わらないものだったのですが、CD並ではなんとも平板な音に変わっていましたから。なにより、コーラスのメンバーそれぞれの声が、完全に埋もれて聞こえてしまうのですよね。

 LPのCD化は、見事成功しました。ちゃんとトラックナンバーも入っています。古いLPは持っているけど、もうかける機械がなくて聴くことが出来ない、という方は、お役に立てますよ。しかし、CDプレーヤーでかけられるCDを作るには、CDと同じフォーマットでなければいけませんから、到底LPと同じ音では聴くことは出来ないのですね。CDってのは、その程度の規格だったのですよ。
aventure number : 1422 date : 2009/10/29


今日の禁断 東京農大

 定期演奏会は、無事終わりました。末廣さんの情熱的な指揮は、ニューフィルをまた一つ高いレベルにまで押し上げてくれたようです。
 きのうは、県民会館(いわゆる東京エレクトロンホール宮城)でのリハーサル、5時間からステージの設営があるので、5時ちょっと過ぎに行ったら、ちょうどトラックが着いて楽器を運び込んでいるときでした。まだ団員は少ししかいなかったので、山台組みはちょっと待ってようか、というタイミングで、末廣さんが登場です。接待係が楽屋に御案内しようと思ったら、「ぼく、これを見てます」と言ってます。確か「お茶ペン」に、そんな、会場に早く行ってセッティングを見るのが好き、みたいなことを書いていましたよね。
 だいぶ人が集まって、山台の組み立てが始まると、末廣さんは本当に興味深そうに眺めています。山台が出来て打楽器を運び、椅子と譜面台を並べて、譜面台には台紙を置く、そんな一連の作業を見れて、本当に楽しそうでした。ステージが出来てしまうと、「楽しい時間が終わりましたね」ですって。
 その日のリハーサルは、全曲をほとんど通すだけ、という感じでした。やはりちょっと物足りないような気はします。
 そして、今日は本番です。最初はモーツァルトをやっていましたが、前の日のように軽く通す、と言うのではなく、かなり止めて、今まで言わなかったような重大な指示を出したりしています。これは、末廣さんの作戦なのでしょうか。マーラーになっても、本番の前だからこそ、ここでぜひ言っておかなければ、というような指示がどんどん出されますから、緊張はいやが上にも高まってきます。本番へ向けてのこの手綱さばき、さすがですね。
 最初のモーツァルトのステージは客席で聴いていたのですが、お客さんはかなり入っているように見えました。空いているのは前の方だけ、これだったら1000人を超えているのではないか、という感触です。休憩時間中に、楽譜の確認のフリをして客席を撮ってみました。

 マーラーは、ものすごいハイテンションの指揮ぶりでした。それまでやったことのないようなとてつもないルバートなどが飛び出して、思わず「やってやろうじゃないか」という気になりますよ。他の指揮者では、なかなかこういうことはなかったような気がします。汗のかき方も、ハンパではありません。聴いていた人の話では、燕尾服の背中まで、汗がしみ出していたそうですよ。終わって袖へ出てみると、なんと末廣さんは椅子に座ってグッタリしていますよ。いつもは立って待ちかまえてくれていたのに。よっぽどお疲れになったのでしょうね。実際、打ち上げでの挨拶では、足がパンパンになってしまっていたとおっしゃっていましたよ。
 その打ち上げでは、「なにも言うことはありません」と、最高の賛辞です。しかし、「オーケストラは、崩れることも多い」と言い添えるのも忘れません。やはり、今回も末廣さんは大切なものをニューフィルに置いていってくれました。
 あ、入場者数は998人ですって。
aventure number : 1423 date : 2009/10/31


今日の禁断 国分町

 定期演奏会は、皆さん本当にお疲れ様でした。なんだか、今でも頭の中にマーラーのヘンテコなフレーズが飛び交っています。きのうは合唱団の練習だったのですが、今やっているのがタリスの「エレミア哀歌」、そんなシンプルで流れるような旋律線を歌っている間にも、3楽章の素っ頓狂な叫び声が聞こえているという、シュールな状態は、いつまで続くのでしょう。
 そんな練習の最中に、携帯メールが。開けてみると、仕事の超早いしできさんから、DVDを郵便受けに入れておきました、という連絡でした。えっ、まだ演奏会が終わって丸1日も経っていないというのに。さっそく帰りに見てみると、ごっそり入っていました。まず最初に見るのはバックステージ&打ち上げ編。その中には、以前私が書いた「レコードをCDに出来ます」という案内を真に受けて、末廣さんが昔々に指揮をしていた大学オケのレコードを持ってきた人がいて、末廣さんのサインをもらっているところがありました。そのあと、私はそれを預かってCDにする(というか、もう出来ました)ことになるのですね。


 こんなサイン入りのジャケットですが、2枚組のダブルジャケットですから、見開きになってオケの写真が入っています。その中に・・・

 これは誰ですか〜。なんせ1985年ですからねぇ。
 しかし、このレコード、三点吊りのワンポイントですが、バランスはともかくとてもいい音ですね。どうやら、まだ1度もかけたことのなかったミント盤のようですね。たまにスクラッチが入りますが、音自体はとても柔らかいものでした。保存状態がよければ、こんなのもあるんですね。データは残っていますから、欲しい人はご一報を。
 その打ち上げの席で盛り上がっていたのが、「あずきペプシ」でした。Nさんのブログが発信地。そこで、私もゲット、

今飲んだところです。
 う〜ん。あずきソーダ、確かに気持ちは分かりますが、なにか重大な勘違いをしているとしか思えません。まあ、世の中にはこれよりもっとひどい勘違いもありますがね。その筆頭が「甘い抹茶」。演奏会のゲネプロが終わってお昼を食べていると、ヴァイオリンパートからフルートパートへ差し入れがありました。それが、なんと抹茶味のクリームが入ったクッキー。こういうとき私は、どんなリアクションを返せばいいのでしょうか。そういえば、「うにプリッツ」というのもありましたね。
aventure number : 1424 date : 2009/11/2


今日の禁断 オーディション


 きのうは、久しぶりのなにもない休みの日だったので、「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」を見に行ってきました。邦題で英語のスペル、というのは珍しいですね。とは言っても原題はただの「THIS IS IT」ですから、やはりそれだけでは分からないと、余計なものが付いてはいますがね。
 最初は2週間限定の上映(私は、これを「2日間限定」と勘違いしていました)だったものが、あまりに興行成績がよいもので、急遽さらに2週間延長を許可してもらったということですから、もしかしたらチケットが買えないかもしれないと、かなり早めに行ってみます。しかし、利府のMOVIXでは、「殆ど空いてますよ」という返事、後ろ寄りのど真ん中が簡単に取れてしまいましたよ。というか、映画が始まっても、利府で一番広い500人収容の4番シアターは、ほんの数十人入っているだけでした。私の列なんか3人しかいませんよ(2人+1人、私はもちろん○人)。これでは2週間で打ちきりかも。
 この映画の内容は、誰でもご存じのことでしょう。マイケルが亡くなる直後に予定されていた大規模なコンサートのリハーサルをシュートしたものです。リハーサルとは言っても音楽もダンスも殆ど本番のレベルに完成されていますから、それを大画面で見るのはほとんどコンサートの会場に行っているようなもの、確かにすごい音でした。というか、これだったら会場のPAよりもはるかにクオリティの高い音なのではないでしょうか。なんでも、東京あたりの映画館では曲が終わると拍手が湧いたそうですが、もちろん利府のこんなガラガラなところではそんなことはあり得ません。やはり、上演直後に来れば良かったな。
 印象的だったのは、ステージの後ろにあるLEDスクリーンのものすごい画質です。ほとんど映画のスクリーンと変わらないぐらいの解像度のように見えてしまいます。そこで写すためだけに、わざわざスタジオで撮影したというのですから、ハンパではありません。それと、マイケルと並んでギターを弾いていたブロンドの女性ギタリスト、オリアンティ・パナガリスですか、かっこよかったですね。
 もちろん、それ以上にすごかったのが、マイケル自身です。不幸なことにその晩年はミュージシャン、アーティストとしての姿はかなり歪曲されてしか伝わっては来ませんでした。しかし、ここで見られるマイケルの才能には、やはりものすごいものを感じてしまいます。彼がこれほどまでに卓越したミュージシャンであるとともに、その根っこにある音楽に対する情熱、あるいは音楽の力を信じる強い心が、リハーサルのはしはしから痛いほど伝わってきます。
 そして、なによりも、これだけの準備を重ねていたにもかかわらず、そして、この映画を見る限りそんな兆候は全く見られなかったにもかかわらず、マイケルの死によってこのコンサートが実現しなかったことに、涙さえ湧いてきました。

 そして、今日はいつもの女声合唱団のコンサート。お目当ては元キングズ・シンガーズのメンバー(ビル・アイヴスと交代したテナー)ボブ・チルコットが作った「A Little Jazz Mass」です。タイトルの通り、ジャズのトリオの伴奏が入る小粋な曲ですが、そのために呼んだ榊原さんというピアニストはピアノは弾かず、もっぱらハモンドっぽい音のキーボードで軽く絡んでいただけだったのが、ちょっと物足りませんでしたね(ピアノは、合唱団専属のクラシックのピアニスト)。彼がちゃんとピアノを弾いていたら、少なくともバンドはもっとちゃんとしたグルーヴが出せたはずなのに。
aventure number : 1425 date : 2009/11/4


今日の禁断 切りん

 定期演奏会のDVDは、打ち上げ編だけ見たところで放っておいてありました。なんたって一生に一度体験すればいいと言われているマーラーの9番ですから、そうそう見たり聴いたりするようなものではありません。この曲を聴く前と後では人生観までも変わってしまうのだそうですので、それなりの準備が必要です。今の人生観をそんなには変えたくもありませんし。
 とは言っても、演奏以外にちょっと気になっていることがあったので、ついに見ることにしてしまいました。演奏を聴いた(見た)人が、曲の途中でティンパニのまわりになんだか白い玉のようなものが飛んでいるのが見えた、というのですよ。もちろん、私にとってティンパニは後ろですから演奏中に見えるわけはありません。そんな不思議なことがあったのなら、確かめるのはDVDしかありません。
 見始めると、カメラを操作している人があまりこういうことに慣れていないことが分かりました。やたらとカメラをあちこちに振るのですよね。それがかなり速い動きなので、見ていると目が回ってしまいます。1台のカメラだけで撮るのはなかなか難しいものですが、こんなに落ち着きのないのは初めてです。それでも、どこで「玉が飛ぶ」のか分かりませんから、モニターから目を離すわけにはいきません。かなりの苦行ですね。
 それが起こったのは、第3楽章の終わりごろ、中間部のゆったりとした部分が終わったすぐあとでした。ティンパニのHさんの華やかなマレットさばきに見とれていると、いきなり白いピンポン球のようなものがHさんのまわりを飛び跳ね始めたではありませんか。それも2つ。

 最初はマレットの先が抜けてしまったのかと思いました。しかし、手元のマレットを見ると別に形は変わっていないように見えました。でも、Hさんはやおらそのマレットを置いて、別のマレットを使い始めましたね。いや、DVDを何度も巻き返して見たからそれだけのことが分かったので、それはほんの一瞬のことでしたから、気が付いた人はあまりいないのではないでしょうかね。それを発見した人は、ちょっとすごいですね(あとでHさんに聞いてみたら、やはりマレットが壊れたのだそうです)。
 もう一つ、打ち上げの時に「弦を切りました」とおっしゃっていたヴァイオリンのSさんですが、私の座っているところから彼の姿はよく見えたので、いつの間にそんなことがあったのかな、と思っていました。ですから、それもDVDで確認です。例によってカメラは常に左右に動いていますから、その瞬間は見つけることは出来ませんでした。ヴァイオリン・パートがフレームインしたときには、すでに弦の切れた楽器は2プルトのSさんの手を離れて、最後部のプルトまで手渡しされているところでした。

 そう、これが弦が切れたときの正しいマニュアル。切れた人は、一つ後ろの人の楽器と交換、それを繰り返して一番後ろまで楽器を送り、最後の人が袖に引っ込んで弦を張り替え、また戻って逆の手順で切った人のところへ楽器が戻り、何ごともなかったように弾き続けることになるのです。でも、この時引っ込んだIさんは、結局曲が終わるまで戻っては来ませんでした。
 それにしても、そんな、袖に引っ込むIさんを最後まで追いかけたこのカメラマンって、いったい・・・。
aventure number : 1426 date : 2009/11/6


今日の禁断 ココモ

 きのう親戚の結婚式があったので、東京まで行ってきました。有明にあるホテルで式を行ったので、我々のように遠くからやってきた人は、同じホテルに泊まることになります。新橋駅から「ゆりかもめ」に乗っていくと、いつか行ったお台場の観覧車などの脇を通ったあとに、東京ビッグサイトが見えてきて、その向かいが目指すホテルでした。なんか、ビビってしまいます。

 黒い礼服姿の若い人達がたくさん歩いてくるので、さすが、いっぱい結婚式があるのだな、と思ったら、それはビッグサイトで開催されている就活のイベントへの参加者でした。
 若いカップルが、自らプロデュースしたのだという披露宴は、なかなか楽しいものでした。司会が、ホテル専属の村瀬なんたらという割と有名な声優の人、トム・クルーズばりのカクテル・ショーなども披露してくれて盛り上げてくれます。

 夜中まで親戚たちの二次会に付き合わされて寝不足のところを、せっかく東京まで来たのだと、「劇団四季」の「アイーダ」を見に行きました。とは言っても、この演目は特に見たかったというものではなく、その日の予定を調べたら適当なものはそれしかやっていなかったので選んだ、というだけのものです。少し居眠りモードの体調で、最後まで起きていることが出来るか、不安です。
 しかし、全く期待していなかったそのミュージカルは、なんとも素晴らしいものでした。終わった瞬間には「すごすぎる!」とさえ思ってしまったほどです。これは、機会があったらぜひとも劇場で味わって頂きたいものです。ネタバレになってしまうので細かいことを書けないのが(いや、絶対になにも知らないで見た方が心を打たれるはずです)残念ですが、これはヴェルディの「アイーダ」と同格に語ることの出来る作品です。というか、言ってみればヴェルディ版の「スピンオフ」という感じですね。あちらでは、幕が開いたときにはラダメスはアイーダにラブラブ・モードになってしまっていたのですが、こちらでは、そこに至るまでの経過が丁寧に描かれます。最初のシーン、船に乗せられて連れられて来るところなどは、帆船を模したセットがまるで「トリスタン」を思わせるものでした(いや、その前のシーンこそが最も重要なものだったのですがね)。
 もちろん、ミュージカルですからサービス旺盛なダンスのシーンはてんこ盛りです。でも、これだって考えてみればヴェルディ版の凱旋行進のシーンが持っていたサービス精神と何ら変わるところはないわけですしね。ミュージカルだけのキャストというのも登場して、人間的な憎愛や葛藤ははるかに細やかに描かれます。アムネリスなどは、なんとおいしい役になっていることでしょう。
 最後の最後のシーンで、私が予想していたのと全く同じ結末が登場したときには、感激のあまり涙が止まらなくなってしまいました。なんという素晴らしいエンディング、ディズニーの作り出す絶妙のプロットを、甘く見てはいけません。こういう形のハッピー・エンドだってあるのですね(ネタバレか)。
 キャストも全員がとても素晴らしい歌を聴かせてくれました。誰一人としてレベルの低い人がいないというのが、すごいところです。アイーダ役の濱田さんは、「ウィキッド」でも素晴らしかったですよね。ラダメスの金田さんも、最近この役を始めたばかりだと言うことですが、素晴らしい声、この2人のデュエットは最高でした。
aventure number : 1427 date : 2009/11/8


今日の禁断 クリシェ

 土曜日から結婚式のために東京に行ったときには、ちょうどうまい具合に12000円で3日間乗り放題というパスが発行されていました。年に数回、それぞれ10日間ぐらいしかやってないので、たまたま用事があるときにそれにあたるとほんとにラッキー、な思いが出来ます。7月に金沢や富山に行ったときにも、それが使えたので行ったということでしたし。でなければ、金沢なんてまず行くこともなかったわけで、まんまとJRの思うつぼにはまったことになりますね。
 今度の東京行きは、2日間楽しい思いをして帰ってきましたが、考えてみたらまだ1日分パスが残っていました。6枚まで買える座席指定券も、まだ2枚しか使っていませんから、それを使わないのはもったいない、という、変な貧乏人根性がはたらいて、仕事が終わったあとに新幹線で盛岡まで行ってこようと思いました。愚妻が去年のコンクールで盛岡に行ったときに連れて行かれた焼き肉屋の冷麺がすごくおいしかったので、タダで食べに行きたいと言ったものですから。いや、タダなのは交通費だけで、料理代はしっかり払わなければいけないのですがね。そんなわけで、盛岡までの往復の指定券を買ってもまだ余っていたので、もし帰りに乗り遅れたときのために、一つ遅い列車の指定券も買って、盛岡まで小旅行です。
 前もってネットで場所を調べておいたので、駅前にあるその「ぴょんぴょん舎」というお店はすぐ分かりました。中に入ると広い吹き抜けになっていて、客席は2階にもあります。階段の途中に古いストーブやタンスなどが置いてあって、ちょっとレトロな感じ、全体の内装はモダンなので、絶妙のコーディネート、かなりおしゃれですね。
 私は、韓国料理よりは焼き肉、ですから、お肉を注文、それは、今まで食べたことのないような柔らかなお肉でした。ハラミ(横隔膜ですね)などは、仙台のかなり立派なお店で食べたときにはとても硬かったという印象があったのですが、これは全く別物、まるでカルビみたいにとろけるような柔らかさです。
 頼んだ肉はすぐなくなってしまったので、少し値段の安い盛り合わせを追加注文したら、それも柔らかさは全く変わりませんでした。安い肉でもしっかり吟味しているのですね。これで、今回のパスは、フルに使い切りました。
 ところで、土曜日に仙台を発つときに、発車の時に流れる音楽を録音してみました。もちろん、M10を使ってです。この間の女声合唱団の時に伴奏をしていた榊原さんがこの曲を作っていたのだということを聞いて、「なるほど」と思ったものですから。これはだいぶ前から使われていたものなのですが、聴くたびにその発車音楽にあるまじき壮大なスケール、言い方を変えれば強いメッセージ性に、強い違和感をおぼえていました。発車ベルの代わりなのですから、なにも考えさせられることのないような音楽の方が、こういう用途には合っているのではないか、と。
 録音してみたものを聴き返してみると、それはものすごいノイズに覆われていました。逆に、実際に録音してみて初めて気が付いたのですが、駅のホームというのはほんとにやかましいところなのですね。停車中の新幹線は、「ゴーゴー」という低周波のものすごい音をたてていますから、それがもろに音楽にかぶっているのですよ。EQを使って低域を少しカットしたら少しは聴きやすくなりましたが、それでもちょっと聴き取りにくいかもしれません。こちらで、私の言う「メッセージ性」を確かめてみて下さい。
aventure number : 1428 date : 2009/11/10


今日の禁断 花火

 おとといは、定期演奏会が終わってから最初の練習でした(あ、ニューフィルね)。毎年恒例の「角田第九」へ向けての練習となります。このところ、フルートのトップはずっと私が吹いていますが、他の木管は去年とは別の面子、オーボエとファゴットは若手の起用(?)で新鮮さをアピール、でしょうか。そうですね、その二人は私に比べると半分以下の年齢なのですからね。
 一年ぶりの「第九」、やはり大変な曲ですね。正直、マラ9なんかよりずっと大変です。あくまでフルートパートに限っては、ですが。何回もやったから慣れる、などということは永遠にないほどの、山あり谷ありのパートです。私の場合、スロースターターですから、終わり近く、4楽章あたりになってやっと本来のペースがつかめた感じ、本番までのコンディション作りが課題です。
 一通り通したあとは、これも恒例の演奏会の反省などを話し合う「懇談会」、この議事録を作って「かいほうげん」に載せるのが私の仕事ですから、まずは録音です。今まではMDを使っていたのですが、今回からはもちろんM10の登場です。実は、これを買ったのは高音質で生録をするのと同時に、こういう会議の録音に使う、というのが大きな目的でした。マイクの感度も、大きなホールの遠くに座っている人の声もしっかり入るはずだ、というのは、確認済みでしたから。いつものようにオケの配置のままの椅子にバラバラに座っている団員の真ん中あたりにそのM10を置きます。レベルメーターも付いていますから、モニターも万全です。あとでテキストを起こすときにやりやすいように、発言の直前にトラックマークを付けておきましょう。
 話の内容は、いつもの通りパートリーダーが順番に反省や感想を述べていきます。でも、私に回ってきたときには、今さら反省、と思って勝手なことを喋ってしまいました。その前に「大曲を演奏して」と言ったあと、「大曲・・・たいきょく・・・おおまがり」と囁いてみたのですが、見事にスベッてしまいましたね。わたし的には最近秋田新幹線に乗ったのでこの字だったら「おおまがり」、だったのですが、そういうことを言ってはいけない場だったのですね。
 今日になって、それを聴きながらテキストを拾います。前のMDでは、モーターの駆動音がそのままノイズになっていたのが、今回は全く聞こえません。遠くを走る救急車の音までクリアに入っていて、大成功。ただ、あまりに感度が良すぎて、トラックマークのボタンを押したときに、かなり大きなノイズが入っていました。これからはリモコンですね。
 そういえば、あの演奏会の打ち上げの時に「あずきペプシ」の話をしていた人が、「もっとすごいのがある」と言っていたのですが、今日になって職場にその現物を送りつけてきました。

 これがそれ。「ルートビア」またの名を「サロンパス味の炭酸飲料」というのだそうです。辛口のジンジャエールは飲めても、これに手を出そうという勇気は、今のところ私にはありません。でも、このパッケージ、なかなか素敵ですね。泡も描いてありますし。なにも知らなかったら飲んでいたかも。
aventure number : 1429 date : 2009/11/12


今日の禁断 宮崎駿

 そういえば、もう世の中はほとんど「年末」モードになっているのですね。久しぶりに繁華街へ行ってみたら、あちこちに大きなクリスマスツリーが立っていましたっけ。なんだか、今年の後半はものすごく慌ただしく過ごしたような気がしますので、まだまだやり残したことがたくさんあるような気がします。そんなのを一つ一つ処理していくのが、これからの年末へ向けての私の仕事です。
 まず、何はともあれインフルエンザの予防接種です。もちろん「新型」という、最新型のウィルスに対応した予防接種は受ける「資格」がないので、「通常型」という毎年やっているタイプのものになります。でも、これもなんだか「ブツ」があまり出回っていないらしくて、受けられる病院が限られているのだとか。さらに、早く行かないと「打ち切れ」になってしまうという噂も。
 さいわい、毎年行っているかかりつけのお医者さんでは潤沢に「ブツ」があるようで、今日行ってみたら「予約の必要はありません」とか書いてありましたね。まあこれで、ひとまず安心、というか、気が休まります。まさに気休め。
 その病院では、定期的に胃の内視鏡検査も受けていました。これもしばらく受けていなかったような気がするので、ついでに前に受けた日を調べてもらいます。多分、今年中には受けないといけなかったはず。ところが、カルテを見ていた婦長さんは、「5月に受けていますね」と言っています。思わず「今年のですか?」と聞き返してしまいましたよ。半年前に受けたような記憶は全くなかったものですから。でも、そうなんですね。今年の後半があまりに忙しかったので、そんな記憶ははるか彼方のものになっていたのでしょうね。ですから、これは別に今年中にやる必要はなさそうです。
 それとは逆に、例年行っていた東京とか那須での練習はもうありませんから、そちらの方は少し楽になりそう。でも、たまには東京に行ってないとどんどん新しいものから遠のいてしまうかもしれませんね。現に、先週行った東京駅の「大丸」などは、男子トイレがものすごいことになっていましたよ(女子トイレもすごかったのかもしれませんが、それは私には決して知ることの出来ないものです)。なにしろ、12階などでは外壁が全面ガラス張り、そこへ向かって用を足すのですから、まるで崖の上から「立ち○ョン」をしているような気分になれますよ(崖の上のホウニョウ)。あ、もちろん、「男子」と「ガラス」の間にはちゃんと「便器」がありましたけどね。
 もう少し下の階だと、そこまで前衛的ではありませんが、なぜかこんな風に壁が丸くなっていて、その内側に便器が付いています。外側に付いていなくて良かったですね。

 あと、今年中にはこの間の「ルートビア」を飲まなければいけないのかもしれませんね(発送元からは、矢の催促です)。というか、いよいよ「禁断」のネタがなくなったときには、これの試飲レポートを書かなければいけなくなってしまいます。そんなことにならないように、日々「健全」なネタを探しておかないと。
aventure number : 1430 date : 2009/11/14


今日の禁断 カメレオン

 何かと週末は行事が多いもの、きのうも、知り合いの出ている合唱団のコンサートに行ってきました。しかし、会場が電力ホールというのがちょっと、です。街の真ん中にあるので交通アクセスは申し分ないのですが、なにしろホールとしてのクオリティがかなり劣っているものですから。
 その最大の欠点は、開演前に待っているスペースの狭さです。このホールは7階にあるので、エレベーターで上がらなければなりません。エレベーター自体は6、7台ありますし、とても高速なので、なんの問題もないのですが、降りたところのスペースが恐ろしく狭いのですよ。指定席ならゆっくり行っても良いのですが、このようなコンサートでは間違いなく自由席、開場前に並んでいるお客さんで、そこはごった返したしまうのです。最初のうちはきちんと列が出来ているのですが、そのうちに足の踏み場もないほど人が増えてきて、エレベーターの扉が開いたらその前は人にふさがれている、という状態になってしまいます。そうなるともう秩序もなにもありません。エレベーターから出ようとする人と、それを阻止しようとする人でその場はまさに地獄、時には流血の惨事が引き起こされることも・・・。
 まさか、そんなことまでは起きませんが、エレベーターから出てきた人がどこに並んだらよいのか迷っている、ぐらいの混雑は間違いなくあります。なにより、満員電車並みの人混みがたまりません。ですから、それを避けるためには、開場を早めてお客さんをエレベーターホールに貯めないようにするのが一番なのですよね。前にここを借りたときにも「開場は、出来れば1時間前にはお願いします」と言われたものでした。
 きのうの主催者は、そんな忠告を無視したのでしょうか。結局開場したのは35分前。それでも客席には入れずに少しホワイエで待たされましたから、リハーサルが押していたのでしょうかね。
 さらに、決定的な欠陥は、残響が殆どない、ということです。これはコンサートにとっては致命的なことなのですが、このホールが出来た頃には「多目的」全盛でしたから、こんな設計は当たり前だったのですね。それを補うために、このホールには「画期的な残響を付ける装置」というものがあったのだそうですが、今ではそんなものを使う人などありません。というか、そんなものでエコーを付けられたりしたら、いやですよね。

 それでも、お客さんはほぼ満員、合唱団は全員暗譜で伸び伸びと歌っていました。そこで気が付いたのが、プロセニアムとステージの反響板との間の隙間(矢印)です。普通はここはつながっているはずですから、これも音響的にはマイナスなのではないでしょうか。と思って、昔のニューフィルの写真を探してみたら、ありました。末廣さんが最初に来たときの写真が。

 ほ、細い・・・。と言いたくなりますね。でも、これを見てみると、こんな前の写真でもやはり同じところに隙間がありましたね。

 実は、この合唱団のコンサートには、ゲストが出演していました。慶應ワグネルという、男声合唱界では名門の大学合唱団です。これを聴くのも楽しみでした。ただ、期待していたほどではなかったのは、最近もっと素晴らしい合唱団をCDなどでさんざん聴いてしまったせいなのでしょうか。しかし、密かに録音したものを聴いてみたら、6曲の無伴奏の組曲を、最初に音を取っただけで、曲の間はそのまま続けて演奏していたのに、最後まで全く音が下がっていませんでした。私自身の経験ではこれはまさに奇跡、やはり、そういうスキルは大したものなのですね。
aventure number : 1431 date : 2009/11/16


今日の禁断 バッハ

 もう街中はクリスマスモード全開ですね。今日のニュースでは、仙台の繁華街「国分町」にクリスマスツリーが設置された、というニュースをやっていましたよ。全部で200本ですって。緑っぽいLEDがいっぱい付いた豪華なもの、すごいですね。でも、酔っぱらいにあんなきれいなツリーはもったいないような気もしますが。壊されたりはしないのでしょうか。
 この映像を見ると、おそらく今年の飾りの流行なのでしょうか、光が上から下に動いて、まるで滝のように見える電飾がありました。透明のホースのようなものの中に一列にLEDが並べてあって、それが流れるように点滅しているのですね。パチンコ屋なんかでも使っていたような。でも、これは本当にきれいですね。この間、タワーレコードに用があって駅前のパルコに行ったら、その滝(というか、木の葉のしずく、かな)のような光を見て軽い感動をおぼえたのが、この電飾の初体験。みんなきれいだと思ったのでしょう、ネットにはこのツリーの画像がたくさんあったので無断拝借、丸の中にあるのが、その「ホース」です。ちょっとスティル写真では分からないでしょうが。

 電飾が好きなのは指揮者の末廣さん、なんでも「魔笛」を演奏したときに、こんなキラキラ光る電気仕掛けのフルートを作らせたそうですね。

 というわけで、最新のイラストも届いたので、今度の「かいほうげん」のために末廣さんのエッセイの版下を作ることにしました。そろそろ手を付けておかないと、間際になって慌てることになりますからね。今回のテーマは「ハイドン」なのですが、なぜかイラストが「チマキ」というのが面白いところです。もちろん、それはきちんと文章の中にあるのですが、例によって全く関係のない話を「マクラ」に持ってくるという末廣さん独特の手法ですね。要するに「嫌いなもの」の代表として「チマキ」が出てきたわけです。その流れで「食わず嫌い」の話になったときに出て来たのが、なんとマイケル・ジャクソン、クラシックばっかり聴いてきたので、そういう方面の音楽はほとんど知らなかったのが、実際に聴いてみるとその素晴らしさに感動した、というのですね。まさに食わず嫌いの音楽版ですね。その文章の中で「マイケルくん」と書いているのがおかしくて。おそらく、昔のジャクソン・ファイブの頃のイメージがあって、今でもまだちっちゃいままでいるのだと錯覚しているのかもしれませんね。実際はあちらの方が末廣さんより一つ年上なんですけどね。
 あのエッセイを書いた頃にはまだ映画は上映されていませんでしたが、果たして末廣さんは「This Is It」はご覧になったのでしょうか。27日まではやっているそうですよ。
aventure number : 1432 date : 2009/11/18


今日の禁断 ベルリン

 寒くなりましたねえ。きのうは、朝出掛けるときに吐く息が白くなりました。私にとっては、これは今シーズン初めてのことです。温暖化なんて、本当に起こっているのでしょうか。
 しかし、地球が年々暖かくなっている、というのはもはや間違いのないことなのだそうだと言われてきましたが、研究者の中には、必ずしもそうではない、という説を唱えている人もいるのだとか。うん、たしかに、そういうことはあるのかもしれませんね。でも、今の世の中、全人類が「温暖化」を防止するために戦い、ひいては、それが「地球を救う」ことになるのだ、と声高に叫ばれているのですから、たとえ正しいことでも自説を貫くのは難しいのではないでしょうか。昔いましたね。「地球は動いている」と言っても、誰からも相手にされなかった人が。
 仮に温暖化は進んでいるのだ、ということにしてみると、その原因は「温暖化ガス」でしょうかね。でも、これも二酸化炭素などが温暖化に関与しているのかどうか、というのは必ずしも確実なものでもないのだそうです。なにしろ自然界の話ですから、二酸化炭素を減らせば必ず温暖化は防げて、温暖化さえなければ地球がダメになることはないのだ、と単純に言えるようなものであるわけがありません。もうちょっと簡単な話では、東西を隔てた壁がなくなれば、ドイツには輝く未来が待っている、と誰しもが信じていたものが、たった20年でそれは全くの誤りだったことが分かってしまったのですからね。多くの要因が絡み合って成り立っている自然界、そんなに単純な解決策があるわけがありません。
 そこでとても気になるのは、そんな、決して確実なことではないことで、お金のやりとりが行われている、ということです。割り当てられた二酸化炭素の削減が達成できないときには、割り当て以上に削減出来ているところからその分を「買う」ことが出来る、というのですね。いったい、どこからそんな発想が出てくるのでしょうね。仮に二酸化炭素を減らすことが地球を救うことになるのだと、みんなが頑張っているのだとしたら、それを「金」で解決するなんて、いったい地球をなんだと思っているのでしょう。
 いや、実は、もっとすごいことが行われているのですってね。それは、そんな削減量の売買の「市場」がある、というのですよ。そちらの方面には全くのシロートですから、なにも言う資格はないのかもしれませんが、扱うモノがモノだけになんか間違っているような気がしてならないのですがね。
 ですから、もし地球が滅びることがあるとすれば、それは二酸化炭素や温暖化のせいではなく、そんなモノを扱って金儲けをしようとする人間自身のせいなのではないか、と真剣に思ってしまいます。いや、そもそも、ここまで地球をダメにしたのは、他ならぬ人間そのものだったのですけどね。
 それこそ、私のように笛を吹いたり歌を歌ったりしてたくさん二酸化炭素を排出している人は、そんな「市場」のお世話にならなければならなくなりますよ。
aventure number : 1433 date : 2009/11/20


今日の禁断 日本語

 このところ、「おやぢの部屋」ではちょっとした新機軸を打ち出しています。前回は、バッハの曲の版による音符の違い、そして今回は有名なヒット曲がさるマイナーなクラシックの曲のパクリだったことを分かりやすく比較するために、実際の音源をリンクさせてみたのです。こういうことは、だいぶ前にはMIDIを使ってやっていました。なんせ、このサイトのウリは版による音の違いの検証でしたから、それを実際の音で聴けるようにすれば訴求力は大きくなりますからね。中には、フルオケのスコアをそのままMIDIにする、などという無謀なこともやったこともありました。
 しかし、最近ではMIDIには全くのご無沙汰、なにしろOSが変わったら今まで使っていたシークエンサー・ソフトが使えなくなってしまったものですからね。一度、フリーソフトを探してみたこともあったのですが、なかなか良いのがなくて。しかし、最近ではそんな比較をするようなコンテンツもほとんど作らないようになっていたので、もうMIDIの作り方すら忘れてしまっていましたよ。というか、今ではあんな根気のいる仕事はもうやりたくないような。
 それに変わって使ってみたのが、今回のような音源(mp3)のファイルです。M10についてきた音源編集ソフトもだいぶ使いこなせるようになってきて、ここに使ったようなほんの数秒の断片を抜き出すようなことが、いとも簡単に出来るようになったのです。厳密なことを言えば、ここで使っているのは著作物ですから、こんな風にネットで流すのは違法なのかもしれませんが、こんな5秒や10秒のものが、果たして「著作権」の対象になるものなのか。なんたって、著作権料は時間でカウントですから、1分以下は無視できるのではないでしょうか。というのは屁理屈、著作権協会の人が見ていても、突っ込まないでくださいね。
 先日ニューフィルのリハーサルをアップしたときにはHPの容量を大幅に超過してしまってヒヤヒヤものだったのですが(ちゃんと「生理」が来ましたから、ご安心下さい)、今回は音だけ分かればいいのでビットレートも思い切り低音質のものにしてもかまいませんでした。そうなると、ファイルが普通の画像程度の重さになってしまうので、なんの心配もいりません。また使うこともあるでしょう。
 実は、今日の合唱の練習で「箱根八里」などという曲を練習したのですが、その2番の歌詞の譜割りがちょっと馴染まないものだったので、YouTube(これも、著作権は大丈夫なのか、心配になるものばかり)をいくらか聴いてみたら、2種類の譜割りがあることが分かりました。こんなのを並べてお聴かせするようなことも、いずれは出来ることでしょう。
 この合唱団、もうすっかり生活の中に溶けこんできました。なかなか居心地もいいし、背伸びをしなくても楽しめます。
aventure number : 1434 date : 2009/11/22


今日の禁断 NML

 このサイトでは、「アクセス解析」というものを導入しています。そういうものを提供しているサイトがあるので、指定のバナーを貼り付けたりして、解析をやってもらっているのです。今まで何度となく使い始めてはダメになる、ということを繰り返してサイトを渡り歩き、やっと今使っているものに巡り会い、かなり長いことお世話になっていました。しかし、これも実はだいぶ前からなんだか怪しげなことになっていたんですね。「アクセス・ランキング」などは、もう3年以上前から全く更新されなくなってしまっていたのですよ。おそらく、その時点で、もうこのサイトはダメになっていたのでしょうね。別に管理もしなくても、プログラムにしたがって黙々と解析だけをこなしていた、という感じでしょうか。
 そこが、きのうになって突然、解析画面が「ハードウェアを更新して、サーバーを移転するため、丸1日サービスを停止します」というようなテキストだけになってしまいました。これにはちょっとびっくり、まだ管理しようとする意志は残っていたのですね。ただ、そのテキストの中に文字化けしている部分があるのが、ちょっと気になりますが。いったいどんなものになるか、ちょっと楽しみでした。
 しかし、今日になってみたら、その解析画面にはアクセスすらできなくなっていました。というか、もはやそのURLは存在していない、という感じになってしまったのです。もちろん、ドメインが変わった旨のメールなども届いてはいません。もしや、と思って、トップページなどを見直してみると、そこに貼り付けてあったバナーが消えています。これはスクリプトでリンクされた画像ですから、もともとのサイトがどっかへいってしまったということになるのですよね。いったいどこへ行ったのか、あるいはネットの世界から消滅してしまったのか、もはや私に知る術はありません。
 ということで、アクセス解析とは、何度目かの「別れ」を味わってしまいました。付き合っていた時期が長かった分、ちょっとダメージが来ています。一番困るのが、今まで長いことかけて築きあげてきたアクセス元の解析結果です。データを積み重ねることで、完全に特定は出来ないまでも、常連さんを識別できるぐらいにはなっていました。名前は分からないけど、いつものお馴染みさんが来てくれていれば、それだけでなにか親しみが湧いていたものでした。
 まあ、また新しい出会いを求めて、ネットをさまよい歩くことになるのでしょう。しばらく見ていないうちに、もっと色んなことが出来るようになっているかもしれませんからね。
 それと似たようなことで、今までメンバーとして認証を通してアクセスできていたサイトで、相手がいきなりパスワードを変えてしまったために入れなくなってしまった、ということがありました。ちょっと珍しい曲を聴きたいときなどに重宝していたのですが、ある日訪ねてみたら認証が全く通りません。それこそなんの連絡もなし、ですから、困ったものです。というか、ネットを通しての信頼関係ほど脆いものはないことを再確認です。
aventure number : 1435 date : 2009/11/24


今日の禁断

 たいていのブログでは、エントリーに対する最新のコメントがすぐ表示されるようになっています。もっとも、色々セキュリティの問題もあって、コメントを書き込んだからといってそれがすぐブログに反映されることはまずありません。大抵は、管理者がログインして、公開しても差し支えのないものだけを承認して、他のイタズラっぽいものは削除するように設定されているはずです。
 私の場合も、ログインしてコメントやトラックバックが来ていないかをチェックするのが日課、中にはとんでもないマニアックなものがあって、ちょっとタジタジとさせられるものがあったりします。
 きのうも、そんなチェックをしてみたら、3年ぐらい前のエントリーにコメントが入っているのが分かりました。そう、コメントの表示は、どんな昔のものでも、ブログに残っているものであれば必ず表示されるのですよ。私の場合、CDの新譜紹介がメインですから、アーティストなどで検索すれば、そんな古いものでも見つかって、コメントの対象となるのですね。そのコメントの内容は、「デューク・エイセスのメンバーの飯野さんが、お亡くなりになりました」というものです。当然、それは彼らのCD紹介へのコメントでした。

 これには驚いてしまいました。飯野さんというのは、デューク・エイセスのトップテナー(向かって左端)の人ですが、実はこの方の前任者の谷口さんという方も、やはりお亡くなりになっていたのですよね。なにか、このパートには悪しき因縁でもあるのでしょうか。
 このエントリーにも書いた通り、私は谷口さんがメンバーだった頃のこのグループが大好きでした。ですから、飯野さんに替わった時には、確かに上手な人ではありましたがかなりの違和感があったものです。でも、次第に、これが彼らの新しいスタイルなのだ、と納得できるようにはなってきましたね。最近では他のメンバーも70歳を超えてきて、さすがにハーモニーもあぶなくなってきましたから、そのぐらいのユルい感じもいいかな、と。
 しかし、実際にそんな年になってもきちんとしたコーラスを続けているのは、殆ど奇跡です。このグループが創立されたのは1955年ですって。来年はなんと「55周年」を迎えるのだそうですよ。バリトンの谷さんなどは創立以来のメンバーですからね。トップテナーなどは、谷口さんでもすでに3代目、飯野さんの後釜は、実は彼が闘病生活に入ることが予想された時点ですでに大須賀さんという方に決まっていたそうです。ちょっと冷たいような気もしますが、これもショウビジネスの世界なのでしょうね。同じタイプのコーラスグループでも、慶應ワグネルの同期生という仲良し同士が作った「ダーク・ダックス」は、セカンドテナーが離脱しても、新しいメンバーを入れるということはせずに3人で頑張っていますが、やはり音楽的には「いくらなんでも」という気にはなってしまいます。
 飯野さんの訃報は新聞にも載りませんでした。こんなコメントでもなければ、気が付かないところでした。謹んでご冥福をお祈りいたします。
aventure number : 1436 date : 2009/11/26


今日の禁断 サントリー

 最近の常連さんにはあまり知られていないことかもしれませんが、私はこんなところの会員になっています。いや「会員」とはいっても、別にちゃんとした組織があるわけではない、ほんのサイト上のお遊びなのですがね。というか、このサイト自体が私が会員登録をしたすぐあとから全く更新されなくなってしまった、いわば「幽霊サイト」なのですが。それでも、コンテンツだけはしっかり残っていて、今でもその存在だけは知ることが出来るという不思議な「会」です。私のコメント(会員ナンバー39)もしっかり残っていますし。
 そんな私ですから、「ジンジャー」と名が付く飲みものが発売されると、とりあえず試してみないわけにはいきません。今日行った「ウジエスーパー」に、こんな妖しげなネーミングの「ジンジャー」があったのを見つけ、買ってきました(買ってきたのは1本です)。

 およそ「ジンジャー」らしくない、ピンクの着色料、そして、まるでラブホの看板のような装飾のロゴは「LOVE MODE GINGER」ですよ。極めつけは、サイドに付けられたファスナー、「下げてちょうだぁ〜い」みたいに煽っていますよ(あ、もちろん印刷ですが)。どんだけ「オトナ」の味がするんだか、期待しちゃいますね。
 でも、実際に飲んでみると、味はほとんどお子様向け、クリスマスの時に華々しく店頭に並ぶ「シャンメリー」みたいな甘ったるいものでした。「ゼロ」というだけあって、人工甘味料の味が、やたら舌に残ります。肝心のショウガ味はほんの申しわけ程度、これだったらカナダドライの方がまだ「オトナ」です。パッケージに騙されてはいけません。
 やはり、辛口のウィルキンソンを超える「ジンジャー」はないことを再確認、なんせ、これは常に買い置いていつでも飲めるように冷蔵庫で冷やしてありますからね。練習で夜遅く帰ってきたときに、お向かいの「セブン」で買ってきたパスタなどには、絶好の取り合わせです。そんなわけで、おとといのニューフィルも、後半は降り番だったので早く帰れるはずだったのに、急遽欠席者が出たためにピッコロを吹かなければならなくなり、最後までおつきあいでしたから「セブン」に行ったらパスタの棚はほとんど空っぽでした。「ウィンナー入りペペロンチーノ」しかなかったので、それが夕食です。
 開けてみたら、ウィンナーだと思っていたのは、なんと人間の親指ではありませんか。でも、気にしないで食べてみたら、なかなかの味でしたよ。

 ・・・
 まさかね。でも、皮が破れているあたりが、爪そっくりですよね。
 サイト関係のご連絡。アクセス解析は、不思議なことに何ごともなかったように回復しました。一時はサイトは開いているのにログが全く収集できていない、という状態だったのが、しばらくするとなかったはずのそのロゴがいきなりあらわれたりして、ちょっと混乱させられましたがね。あとは、半年ぶりの新コンテンツです。
 あとで気が付いたのですが、ジンジャーのロゴは、「SATC」のパクリでしたね。どうりで。
aventure number : 1438 date : 2009/11/28


今日の禁断 ビバヒル


 「のだめ」の最新巻、第23巻が発売になりました。この最新巻は、同時に「最終巻」でもあるのですね。なんと8年も続いたという「のだめ」の連載も、とうとう終わってしまう日がやってきたのです(って、雑誌ではとっくに終わっていましたが)。
 毎回さまざまな楽器が単行本の表紙を飾ってきました。第1巻はもちろん主人公の楽器であるピアノでしたが、この最終巻もやはり同じピアノだったのは、ある意味当然のことでしょう。「ピアノに始まり、ピアノに終わる」でしょうか。この表紙絵、同時にさまざまな突っ込みを許すものでもありました。なにしろ、楽器のことなんかなにも知らない人が書いているのですから、その道のプロが見たらおかしなところだらけ、いや、中にはトライアングルのように「絵」を書くプロとはとても思えないような不思議なデッサンもありましたね。でも、そんなところも含めての「のだめ」の魅力だったのでしょう。
 それだけ楽しませて頂いた表紙絵、最後も存分に楽しませて頂きました。見て下さい。赤い丸で囲んだ鍵盤の低音部分、「シ」の部分から左に数えていくと、一番下の音がやはり「シ」になっていますね。普通のピアノだと「ラ」になるはずなのに。つまり、白鍵が1枚足らないのですよ。黒鍵はちゃんと足りていますから、どこかで黒鍵と白鍵の関係がおかしくなっているのでしょう。確かに、普通は2つの白鍵の間に黒鍵があるものなのに、1枚の白鍵のすぐ上に黒鍵があるところがありませんか?確か、昔マリンバを書いた時にも、同じようなことをやっていましたね。

 私が「のだめ」を初めて知ったのはいつだったのか、「禁断」のバックナンバーを調べてみたら2003年の4月8日だったことが分かりました。その時点で出ていた単行本は5巻だけ、まだまだあのブレイクまでには時間があったころです。ですから、いわば私は「先駆者」として、あの社会現象にまでなった大騒ぎを冷静に見るだけのことが出来たわけです。あの時にこのマンガを教えてくれたHくんは、今はどうしていることでしょう。
 正直、この話は当初の構想を大幅に超えてしまったものになってしまっていたのでは、という思いはずっとありました。広げた風呂敷をどうやってたたむのか、最後のあたりはもっぱら興味の対象はそのあたりだったような気がします。ですから、このままグダグダと、それこそブームが去ってしまわないように続けられるのではないか、とさえ思っていました。言ってみれば外国のテレビドラマのようなものですよね。本当は1シーズンで終わるつもりだったものが、あまりの評判の良さについ次のシーズン、さらにはその先のシーズンとズルズル続けていくパターンです。最後のころには設定まで変わっていたりしているものですが、なによりもどのように「終わらせる」かが、とても難しくなってしまっています。そんな長寿ドラマが、納得のいく終わり方を見せた例を、私は知りません。
 「のだめ」の場合も全く同じ。この最終巻などは、どうやったらスマートなエンディングにもっていけるか、それだけを考えて書いているようにすら思えたものです。こんな終わり方をするくらいなら、もっともっと続けて欲しかったのに。そして、もっともっとおかしなところに突っ込む楽しみを与えて欲しかったのに。
 そう、いまだかつて、「クラシック」がマンガの世界でこれほどの広がりを見せたことはありませんが、それは同時に極めて高い次元での「突っ込み」の楽しみを与えてくれた現象でもあったのです。それがなくなってしまったなんて、残念でたまりません(あ、まだ映画が残っていたか。しかも2本も)。
aventure number : 1439 date : 2009/11/30


今日の禁断 えずこ


 「今年も『第9』の季節がやってきました」というのは、世間一般の「第9のシーズンですねぇ」という意味と、実際に演奏する立場の人の思いという意味の二通りに取れますね。もちろん、これは「今年も『角田の第9』の季節がやってきた」という、長年同じところで「第9」のオケを演奏している私たちの感慨です。
 きのうは、本番での指揮者、寿一さんを迎えての初めての練習でした。その時の寿一さんの第一声が「今年もどうぞよろしく」というもの。これって、普通はお正月ごろに交わす挨拶のような気がしますが、12月にもなってまだお正月気分が・・・。
 1年ぶりの寿一さん、なんだか少しお痩せになったような気がしたのですが、指揮台に上りジャケットを脱ぐと、その下のお体は去年とほとんど変わっていませんでした。着痩せするたちなのでしょうか。相変わらず軽妙なトークを交えながら、練習は時に厳しく、時に楽しく進みます。毎年毎年「今年のニューフィルは」みたいな感想が出ていたものですが、今回はかなり甘め、というか、おべんちゃらモード、「安定感がありますね」という、なかなか聞いていて嬉しいものでした。おそらく、そんな安定感を支えたコントラバスが「7人」という大人数の出席者だったせいなのでしょう。
 いや、コントラバスだけではなくヴィオラは「10人」ですからね。「このパートに来ると、なにか特典でもあるんですか」と、寿一さんはびっくりしていましたね。確かに、これだけいれば安心できるような感じがありますね。
 考えてみたら、今年は寿一さんとの「第9」は13回目になるのですね。ということは、あの末廣さんの「10回」を超えて、ニューフィルとの共演が最も多い指揮者が寿一さんなのですね。同じ曲だけで13回なんて、ちょっとすごいことです。
 そんなデータは、ニューフィルの公式サイトを見ればすぐ分かります。作った人が言うのもなんですが、これだけきっちりと毎回の演奏会のデータや写真をアップしているなんて、ちょっとすごいのではないでしょうか。とは言っても、この間の50回定期は、まだ表紙しかできていませんが、これは「かいほうげん」とリンクしているので、もう少し待っていて下さいね。
 いや、実は、この「第9」関係のページも、ちょっと更新がおざなりになっているところが見つかって、焦って直したばかりなのですがね。というのも、合唱の練習日程を知りたくて「角田第九」のサイトを見ていたら、今までの演奏会のことを知らせるためにニューフィルのサイトにリンクしている部分があったからです。あいにく、サイトのサーバーを変更したことが伝わっていなかったのでリンクが切れていましたが、なぜかそこに3年前とそれ以後の二つのリンクがありました。一つは寿一さんを紹介したページ、それ以後は直接演奏会のページ。そこで、寿一さんのページを見てみたら、そこに付けていた演奏会のページへのリンクが、最近は付けられていませんでした。惰性、というのでしょうか。毎年のことでページを作っても、そのリンクを作るのをすっかり忘れていたのですよ。2年分。
 もちろん、さっきの「13回」というのは、ちゃんと直したページを見て分かったことです。
aventure number : 1440 date : 2009/12/2

09/12/4-10/1/9