今日の禁断 |
ビットレート |
この間は、新しいレコーダーを使ってニューフィルのリハーサルを録音してみたのですが、やはり色々とやってみなければ分からないところが出てきていました。1日目には録音レベルを「オート」にして録音したところが、再生してみるとなんだかレベルが低すぎます。用心してかなり低めの設定になっていたのでしょうね。そこで、2日目には「マニュアル」に挑戦です。なんせ、レコーダーを客席に置いて私は演奏しているのですから、聴きながらレベル(フェーダー)の調整など出来るわけがありません。そこで、始まる前のガヤガヤという音を頼りに、とりあえず適当なところに固定します。シンバルの強打などがあってもきちんと0dB以下に収まっているので、多分大丈夫なはず、しかし、一応用心のためにリミッターもONにしておきましょう。これは使わないに越したことはないのですが、万一オーバーしたときには取り返しのつかないことになりますからね。
さらに、問題は、録音時間です。最高の音質で録音していると、一つのファイルには1時間しか入らないのだ、とマニュアルには書いてあります。もし1時間を超えたときには、どうなるのでしょう。そこで終わってしまうのでしょうか。
そして、その日の練習が始まってみると、なんと末廣さんは休憩も取らないで全4楽章を通してしまいましたよ。ですからレコーダーは1時間半回しっぱなし、終わったところでおそるおそる見に行くと、予想通り2つ目のファイルが出来ていてそこで録音が続いていましたよ。止まることはなかったので一安心。でも、多分楽章の途中でファイルが変わっているので、そこでつながないといけないでしょうね。
様々な問題を抱えて、ひとまず録音は終了、家へ帰ってプレイバックをしてみると、マーラーの曲は予想以上にダイナミックレンジが広いものでした。もういたるところでリミッターがかかっていて、なんとも惨めなことになっていましたよ。まあ、売っているCDでもこのぐらいのはありますから、仕方がないのでしょうが、次からは思い切り低めに設定ですね。ファイルの切れ目も、やはり3楽章の途中でした。これは、レコーダーの付録で付いてきた編集ソフトで簡単につなぐことが出来て、楽章ごとのファイルが出来上がりました。これをスピーカーで聴いてみると、つぶれてしまったフォルテはちょっと、ですが、例えば一番最後の弦楽器のピアニシモなどは、まさにSACDみたいなふんわりとした感触が良く出ている音が聞こえましたね。さすがです。
せっかくですので、これをネットにアップして、みんなにダウンロード出来るようにしようと思ったのですが、CD並の音質に圧縮すると優に100MBを超えるどでかいファイルになってしまいます。私の使っているホームページの容量は、一応100MBまではタダですが、それを超えると5MBにつき180円(+税)払わなければなりません。今75MBぐらいすでに使っているはずですから、これをアップしたのでは確実に超過してしまいます。それで、思い切り圧縮してとりあえずアップ、掲示板からリンクしてあります。
ただ、やはりそれでは「音が悪いです」と言われそうなので、さっき、その重たいファイルもアップしました。実は、サーバーの容量は月1回の計測で、その時点で計ったものが一月分の使用料となります。それが月初めの15日間のどれか、ということなので、今月末まではいくら使っても大丈夫(なはず)なのですよ。つまり、今は安全日。さっき見てみたら、265MBにもなっていましたから、「危険日」までにはちゃんと削除しておかないと。 |
aventure number : 1421 |
date : 2009/10/27 |
|