今日の禁断 |
斉太郎節 |
きのうと今日は、合唱団の合宿でした。もちろん、コンクールの東北大会へ向けての強化練習です。あいにく私としてはお彼岸の真っ最中ということもあって、フルコースの合宿、つまりお泊まりはちょっと無理、日帰りにしてもらって特に自販機関係のメンテを行います。一晩留守にすると、この期間は確実に空になってしまうカラムが出てしまいますから、みすみすお客さんを逃してしまうことになってしまいますからね。
会場は、七ヶ浜町にある生涯教育センターとかいうところでした。メンバーはずっとここと使っているそうで、お馴染みさんなのですが、私はもちろん行ったことはありませんから、ネットで前もって場所を確認です。初めての道ですが、目印も分かりやすくまず迷うことはなさそうです。ただ、きのうはまず同じ時期にやはり東北大会へ向けて熱い練習を繰り広げている愚妻の合唱団の合宿場へ愚妻と、プラスお仲間を2人朝早く送っていかなければなりませんでした。そこは去年と同じ森郷のキャンプ場、対向車が来るとすれ違えないほど細い山道を通らなければならないような地の果てです。実は、私の合唱団とここを掛け持ちしているメンバーも数人いて、そこにたどり着いたらたまたまその人に「あっちは少し遅れます」とか言われたりして。
帰ってから一旦職場によって、いよいよ七ヶ浜へ向かいます。最近行った仙台港のあたりで産業道路に入ると、広々とした道路はガラガラ、全く迷うことなく30分前には会場に着いてしまいました。
小高い丘の上のかなり広い敷地には、その「生涯学習」の他に、なんとサッカーのスタジアムなどのスポーツ施設などもてんこ盛り、なんでも、町内に東北電力の発電所があるので、そこからの税金が使い切れないほど入ってくるのだとか。窓からは海が一望の下(フェリーが見えますか?)手前にはアスレチック風の公園が広がっています。
合宿といえば、「コール青葉」で行っていたものがありましたが、あちらがとてもこなしきれないほどの曲を練習するのに、こちらはコンクールの課題曲と自由曲だけですから、思い切り集中して濃密な練習となります。きのうは、この間のI先生とは別のI'先生にご指導を仰ぎます。同じようなお名前でも、その練習ぶりは対照的、あちらは「ひらめき」を大切にしていたようですが、こちらは緻密なアナリーゼで知的に迫ります。そんなタイプの異なる先生たちのご指導を受けられるのも、この合唱団の魅力の一つです。
県大会では、私はいかにも練習不足という状態で参加していましたから、今回はきちんと積極的に演奏に寄与出来るようになりたい、というのがテーマです。そのためには暗譜は欠かせません。ですから、合宿の間は努めて楽譜を離すようにして暗譜のためのシミュレーションです。その甲斐あって、今日あたりはどうやら本番で楽譜を離しても大丈夫なのではないか、というぐらいのところまでこぎ着けました。
練習時間があと1時間となったとき、指揮者が「これからお客さんが来ます」と言って、椅子を並べて客席を作り、本番通りに並ばされました。本当に10人ほどの「お客さん」が来て、そこでミニコンサートです。もちろん、私は全曲暗譜で歌ってみました。終わったらやんやの拍手、なんと、その人たちはきれいに剥いた梨をお土産に持ってきてくれましたよ。
なかなか楽しい合宿でした。来週のコンクールの本番は、のびのび歌って来れそうです。 |
aventure number : 1403 |
date : 2009/9/21 |
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