今日の禁断 |
プジョー |
「かいほうげん」を作るためには、まずこの前の総会の議事録を、録音してあったMDから起こさなければなりません。おとといの練習の時に、そのMDが手元に戻ったので、早速その作業を始めることにしました。マイク1本でも、部屋の隅々まできちんと音を拾ってくれているはずですが、小さな声でボソボソ喋っていた人もいたので、ヘッドフォンをつけて聴き取り開始です。まだ会議が始まっていないうちにテストで回していた分をまず聴いてみると、いつものようにしっかり録音されていたので、まずは一安心です。ところが、その先が全く聞こえてこないのですよ。もしかしたら、最初に録音していたあとで少し時間があったので、そこで一旦停止して、会議が始まった時にもう1度録音ボタンを押したのですが、それが作動していなかったのかもしれません。あるいは、最後まで居ることが出来なかったので他の人に預かったもらったのですが、その人がなにかおかしな操作をしたために誤って消去してしまったのでしょうか。なにしろ、一度録音を停止すればそこで新たにトラック・ナンバーが付くはずですから、最低2トラックはなければいけないものが、ディスプレイを見てみても1トラックしか表示されていないのですからね。
もう、目の前は真っ暗です。録音の時にレベルは振れていたのでいつものようにきちんと録れているものだと思っていましたから、メモもとっていませんでしたからね。今さら思い出して書き起こすなんて、不可能です。私が帰ったあとの30分ぐらいは、その記憶さえ全く存在していませんし。
しかし、念のために、と、別のMDデッキでかけてみると、そこにはきちんと2トラック入っているではありませんか。再生してみると、しっかり会議の模様が録音されていましたよ。助かった!どうやら、録音したプレーヤーでは「グループ」という機能で、トラックがひとまとめにされてしまったようですね。それを解除して再生したら、きちんといつものように聞こえてきましたよ。あとは手慣れた作業ですから、すぐにテキストは拾えてしまいました。
まるで、ミステリーのような結末でしたが、そんなミステリーの古典ともいうべき「刑事コロンボ」が、BSのハイビジョンで再放送されていますね。ハイビジョン、つまりブルーレイ対応でリマスターというのがウリなのだそうですが、確かに画面は鮮明になったもののサイズはスタンダードですから、我が家のようなブラウン管では縦も横も縮小された画面という、みっともないものになっていますね。
そんなことよりも、なにしろ30年以上前に作られたものを、その当時日本語に吹き替えしたものですから、今の吹き替えとはまさに隔世の感があります。ほんとに、昔はこんな吹き替えだったことが、思い起こされてきます。こんないい加減な吹き替えだったから、いまだに字幕にこだわるような映画の見方になってしまったのかもしれません。とにかく、セリフが一杯一杯で全く余裕がないのですよね。ただ台本を読んでいるだけで気持ちなどは込めようもありません。それに比べると、最近の吹き替えは本当に色々な面で進歩したものです。
決ずしも制作順に放送されているわけではないのではっきりは分かりませんが、最初の頃は「うちのカミさん」とは言わないで、「家内」とか「奥さん」と訳していたのですね。 |
aventure number : 1281 |
date : 2009/1/22 |
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