1201(08/8/15)-1220(9/22)

今日の禁断 茶花

 トップページのキリ番、あまり気にしていなかったので気が付かなかったのですが、きのう職場で見てみたら、もうすぐ87万じゃないですか。その時はあと70カウント、家へ帰ってからマーキーを出していたのでは絶対間に合わないと思って、そこでダウンロードしたものを更新してサーバーへ送ります。結果的には、キリ番+10になったのは7時過ぎでしたから、そんな必要もなかったのですがね。
 そんな短時間のマーキーでしたから、今回のコメントはあまり目にした方はいないかもしれませんね。それは「今年の夏は自販機のドリンクが売れません」というものでした。去年はお茶関係が売り切れになってしまったため、近所の酒屋さんに行って買ってきたり、それでも足らなくてなんと他の自販機から買ってくる、などということをやってしまったのに懲りて、今年は充分に在庫を用意しておきました。もちろん、新しい機械に替わっていますから、カラムも余裕がありますので、お茶などは複数のカラムにセットして、補充が間に合わなくなるような事態に備えます。こういう設定の変更なども、もうすっかり慣れたものです。ご存じでしょうが、ドリンクの自販機の場合、メーカーや機種が変わっても、操作部分は全く同じものを使うようになっています。キーの配列や手順は、ですから新しい機械でも何ら変わることはありませんから、仕事はいたって順調に進むようになっています。これはすごいことなのかもしれませんね。パソコンのキーボードでさえ、メーカーが変われば配列はまちまちなのですからね。
 しかし、そんな周到な用意をしていた時に限って、あまりお天気が良くありません。その結果、去年は補充が追いつかないほどの売れ行きだったのに、今年はなんとも楽な、ということは売り上げがかなり少ない、ということになってしまったのです。暑い時もあったんですけどね。
 と、こんなコラムを書くのを仕事にしている女性が主人公のドラマ「SATC」が、なんと映画化されて、もうすぐ日本でも公開されるそうですね。ちょっとカタカナで書くのは恥ずかしいタイトルの超人気ドラマでしたが、そんなタイトルが災いしたのか、私は見られる環境にありながらもそれを見ることはありませんでした。まあ「フレンズ」のようなものだろうと思って。それと、主人公のサラ・ジェシカ・パーカーのルックスが、なにか馴染めなかったんですよね。
 それが、映画の公開に合わせて全6シリーズ、94のエピソードを一挙に放送するということになりました。しかも、10日間でそれを放送するというのですから、1日9話以上、とてもリアルタイムで見るわけにはいきません。といって、録画しておこうにも、ハードディスクが常にかつかつのその日暮らし状態ですから、そんな50時間(1話30分)もの空きなどあるわけもありません。ですから、録画するそばからDVDに落とす、という作業を毎日行いつつ、ひたすら見続けることになります。今のペースは1日せいぜい3話、全部見るまでに一月かかってしまいますね。まあ6年分のものを一度に見ようというのですから、仕方がありません。
 いや、最初はそんなに期待していなかったのですが、見始めてみるとしっかりハマってしまいましたよ。到底好きにはなれないと思っていたサラが、意外に可愛いことがわかって、後はもう一直線。「独身女性の本音」とやらを、毎回楽しんでいるところです。
aventure number : 1201 date : 2008/8/15


今日の禁断 プリウス


 「SATC」の鑑賞は、順調に消化されています。そして、見ていると、色々面白いことにも気づかされます。なにしろ、最初の第1シーズンなどは、かなり圧縮をかけて保存されたのがはっきり分かるほどの、ひどい画質だったのですからね。WOWOWでは、まさかこんなになって再放送されることは予想していなかったために、いい加減な保存しかしていなかったのでしょうか。あるいは、なにしろこの第1シーズンは今から10年前ですから、まだデジタル録画などは一般的ではなかったのでしょうか。
 確かに、ドラマだけを見ている分にはそんな昔のものとは思えない、ぶっ飛んだ台本なのですが、よくよく観察してみると、明らかに今とは違うところが見つかります。その最大のものが携帯電話。今見ているのはもう第3シーズンに入ったところなのですが、主人公の女性4人は、誰1人として携帯を使っていないのです。ミランダの家には、なんとダイヤル式の電話機までありますからね。キャリーも外では公衆電話を使っていましたね。でも、ほんとのお金持ちのビッグあたりはちゃんと携帯を使っていますから、もう少しするとみんなも使うようになるのでしょう。現に、映画版の予告編を見ると、キャリーはウェディング・ドレスを着ているところにビッグから「式にでられない」という電話を受けて、持っていた携帯を取り落とす、というシーンが見られますからね。
 実は、これを見る時にちょっとした失敗をしてしまいました。なにしろ、大量の録画ですから、頭から順番に見ていたつもりだったのに、なぜか見落としてしまった分があったのです。確かに、キャリーはビッグと分かれたはずなのに、次のシーズンになったら何ごともなくそれこそ電話をしたりしていたので、ずいぶんいい加減な進行だな、と思っていました。ま、こういうのは良くあることなので、またか、と思っていたのですが、実際は4回分ぐらいの見落としがハードディスクに残っていて、それを見てみたらその中で2人はちゃんとヨリを戻していたんですね。
 現代では、ニューヨーク在住のセレブではなくとも、携帯電話などはもうすっかり日常品になってしまいました。さらにそんなものよりもっとすごいツールも続々登場しています。なにしろ、街中の道路沿いの風景が、インターネットで簡単に見られるのですからね。これは、ご存じ、Googleの「ストリートビュー」というやつです。アメリカのものは前からあったのですが、それの日本版が8月5日に公開されたというのです。それを見ると、その威力はとんでもないものであることが分かってしまいました。いつも通り慣れた道の回りの画像が、そのままパソコンで見えるのですからね。今は、あそこにあったビルが改修中だ、などというのがモロに分かってしまいます。確かにこれは、個人情報などではかなり微妙な問題を抱えているのでしょうね。
 こんなリアルな写真、どうやって撮ったんだろうという疑問は当然湧いてきます。そこでネットを調べてみると、その仕組みは簡単に分かりました。全方向撮影のカメラとGPSを積んだ車を、全国の道路に走らせて画像を集めていたのですね。ですから、たまに道路の右側を走っている画像だと思っていると、それは後ろ向きのものだったりします。
 これは役に立つのでは、と、今度使うことになる多賀城の市民センターへの曲がり角などはどうなっているのか、と思ったら、これが使えるのは仙台市内だけでした。残念。しかし、もしかしたらこれはあまりにもプライバシーを侵害したものだとして、運用が停止になってしまう可能性もあるかもしれませんよ。楽しめるのは今のうちだけかも。
aventure number : 1202 date : 2008/8/17


今日の禁断 ラフマニノフ

 先週はお盆休み(正確には、旧盆休み)だったので、ニューフィルの練習(正確には合奏)はありませんでした。その前の週の練習は木管だけのパート練習(正確にはセクション練習)だったので、今日は本当に久しぶりの、旭ヶ丘(正確には、旭ヶ丘市民センター4階大ホール)での全体練習となります。ただ、いつもより少し遅めに行ったのに、まだ2人しか来ていないというのは寂しいところです。
 実は、8月の初めにJAO(正確には、日本アマチュアオーケストラ連盟)の大会が四国の高松で行われていました。それに、ニューフィルから参加した人もいたものですから、「高松のお土産です」とか言って、机の上にプログラムや、名物の瓦せんべいなどを置いていました。あんな遠くまで、はるばる行ってきたなんて、ご苦労様です。早速「今度の『かいほうげん』の発行は、いつですか」などと聞いてきた人もいましたし、またまたバラエティに富んだ報告書(正確には原稿)と写真を見ることが出来ることでしょう。楽しみですね。

 練習は、いつもの通りシンフォニーと「アンタール」の半分ずつをそれぞれ合わせる、というものです。「アンタール」では、久しぶりにフルートパートの全員が揃ったので、1楽章に出てくるフルート3本による難所を合わせることが出来ました。やっと、3本揃った時の響きが聞こえるようになったわけです。しかし、これがぴったり決まって、どの場所も美しく聞こえる、と言うにはまだまだほど遠い段階である、というのも、しっかり確認できてしまいましたよ。私などは、本来は3番のパートなのですが、どうも今度の指揮者練習(正確には、本番指揮者による練習)では1番を代わりに吹かなければならない公算が大きいものですから、最近は1番しかさらっていませんでした。そうなると、簡単なはずの3番がきちんと吹けないようになっているのですから、困ったものです。実は、あした、フルートパートだけが集まって練習することになっていますので、そこでみっちり形を整えることにしましょう。
 練習が終わると、今度は場所を変えて技術委員会です。来年秋の定期演奏会の曲目は「マラ9」(正確にはマーラー作曲の交響曲第9番)に決まったのですが、その前の春の演奏会の曲がまだ決まっていないので、その話し合いです。
 と、ここまでに「正確には」という注釈が何回も出てきて、さぞや煩わしかったことでしょう。何ごとにも正しい言葉の使い方というものがあるものですが、この委員会の中で、ちょっと正確でない使い方が当然のように使われていたものですから、それについて突っ込んでみようと思いまして。
 それは「チクルス」あるいは「ツィクルス」という言葉。これはドイツ語ですが、語源的には英語の「Cycle」に相当します。音楽用語として使う場合には、ある特定のテーマに沿った演奏会などの催しの集まりを指し示します。つまり、「ベートーヴェンの交響曲のチクルス」と言った場合には、ベートーヴェンの9曲の交響曲を何回かに分けて全て演奏する複数の演奏会のことをあらわすのです。したがって、例えば「チャイコフスキー・チクルス」といったものは、一晩のコンサートでは実現は不可能、そういう場合は「チャイコフスキーの夕べ」ぐらいにしておかないと、内輪で使う分にはかまいませんが、よそで使うとちょっと恥をかいてしまいますよ。
aventure number : 1203 date : 2008/8/19


今日の禁断 石井屋

 きのうは、お約束通りフルートパートのパート練習でした。3人だけで集まって、パートの中の音をきちんと合わせよう、という練習です。考えてみたら、木管全部で集まる練習はいつもやっていますが、フルートだけ、というのはずいぶん久しぶりのような気がします。いや、私ともう一人の古参は前にもやったことがありますが、新参者のMさんにとっては初めての体験なのでは。
 3人だけですから、お互いに都合を聞きあって、スタートも6時半にしました。もちろん、ほぼ定刻に「全員集合」です。広くて天井の高い50畳の会館の部屋に、椅子を三つだけ並べて、真ん中に丸くなって練習が始まります。そんなに暑くはないので、冷房はいらないかな、とも思ったのですが、吹いているうちにどんどん体が温まっていきますから、やはりエアコンのスイッチは入れなければ。
 もちろん、チェックするのは「アンタール」の中で、3声でハモる部分です。まずはロングトーンで音程をチェックした後、徐々にテンポを上げて本来の形に持っていく、という練習を、繰り返し繰り返し行います。普段、合奏の会場などでの休み時間などには絶対出来ないような、精密な調整が行われます。なんと言っても、音程を合わせるのがとても大変な作業、フルートの場合、高い音ではどうしてもコントロールがききにくくなりますから、そこをお互いに聴き合いながらの微調整、とても大変な作業ですが、それがぴったり合った時の快感は、何にも代えがたいものです。一度そのツボが分かってさえしまえば、あとはみんなとやった時にも大丈夫なはず。それが終わると、今度は縦の線を揃える作業。これも、十六分音符の幅で揃えるのですから、とても大変です。しかも、あるところでは最初の音が一つ抜けている(休み)形なので、なおさらタイミングが合いません。
 そんなことを本当に集中してやっていると、いつの間にか1時間半休みなしに練習していたことに気づいてしまいました。確かに、集中力が途絶えて、音も(臨時記号がいっぱい付いていて、これも大変)間違えるようになってきたので、ひとまず休憩です。なんと、数日前に誕生日を迎えた人がいたというのと、それをおぼえていた人がケーキを買ってきていた、という偶然が重なって、そこで俄のバースデーパーティーが始まります。なかなか和やかなパート練習、またやりたいですね。
 それからまためいっぱいの集中力を要求される練習が続いて、なんとか目標にしていた箇所のチェックは終わりました。終わってみると、なんかすごく疲れたような気がします。考えてみれば、これだけ休みなく音を出しているという機会は、オーケストラの場合は殆どありませんから、疲れるのは当たり前です。でも、それは心地よい疲れ、乗り越えれば確実にその先にはワンランク上の状態が待っていることが期待される疲れでした。
aventure number : 1204 date : 2008/8/21


今日の禁断 HMV

 仙台にタワーレコードが出来たのはずいぶん前のことになります。その時には、今ではゲームセンターになってしまった「シャル長崎屋」というファッションビルの中にあったはずですね。今、そのビルの前を通っても、もはやそんな面影はなくなっているのですが(なんせ、地下には食料品などを扱うスーパーが入っているのですからね)、タワーが出来た頃はこのビルもかなり「おしゃれ」だったような気がします。輸入盤CDが、今みたいにそのまま売られているのではなく、LP向けの棚に合わせてちょうどLPを半分に切った大きさの箱の中に入っているというディスプレイ、いかにも「アメリカのショップ」という感じがしたものです。もっとも、クラシックではこういうのはあまりなかったような気がしますが。この店では、クラシック売り場はしっかりブースの中にあって、かなり広いスペースをとっていましたね。
 そのあと、このお店は今の「フォーラス」に移転します。こちらもやはりクラシックの専用ブースが設けられていました。しかし、ある日、一夜にして、このクラシックの部分がお店から消えてしまったのです。ブースの境目は壁となり、そこには他のお店が入っていたのです。クラシックの売り場はどうなったかというと、ほんの一角に棚が設けられているだけ、事実上の「撤退」でした。
 そんな寂しい状態になってしまったので、もはやこのお店に行くことは殆どなくなっていました。たまにいってみても、商品の並べ方は雑然としていますし、そもそもクラシックの担当の店員がいないのではないか、というほどの、いい加減な管理でしたからね。
 そんなお店が、駅前に新しくできたパルコに移転するということは、つい最近知ったばかり、なんと言ってもあのパルコに入るのですから、かなりおしゃれなお店に変わるのではないか、という期待を持って、オープン初日の今日、行ってきましたよ。

 確かに、8階の窓にはタワーのロゴが見えますね。しかし、なにしろ土曜日のオープンですから、お客さんの数はハンパではありません。私が行ったのはお昼過ぎですが、駅前のペデストリアン・デッキには、プラカードを持ったアルバイトが、「パルコの最後列」などと案内を出していますので、長蛇の列に並ばないことには、中に入ることは出来ません。もっとも、その列はかなり順調に流れているよう、それでも、新しくできた「エスパル2」の入り口から、お隣の「アエル」まで、折り返しで行列は出来ていました。

 中に入ると、エスカレーターは人でいっぱいです。あんな事故があったばかりですから、お店の人はかなり神経質になっているのが良く分かります。「エスカレーターは混んでおりますので、階段をご利用下さい」などと、無茶な要求をされても、とても8階まで階段を使う気にはなれません。
 新生タワーは、そのエスカレーターを降りてすぐにありました。なかなか落ち着いた感じの色でまとまっていて、今までのちょっとケバいインテリアとはひと味違います。クラシックのコーナーは一番奥、ジャズと一緒にちょっと引っ込んだところにありました。でも、品揃えは今までのお店と殆ど変わってはいませんでしたね。やはり、昔のような潤沢なものに戻るのは、もう不可能になってしまっていたのですね。ただ、専門のスタッフのような人が1人いたような。でも、この人、なんだか前は他のショップでクラシックを担当していた人に良く似ています。ヘッドハンティング、なのでしょうか。
aventure number : 1205 date : 2008/8/23


今日の禁断 幸楽苑

 毎日冷たい雨が降る日が続いています。お盆が過ぎれば涼しくなるというのは、この辺の常識ですが、これではあまりにも極端、なんという夏なのでしょう。これで、お彼岸もこんなに涼しいのでは、暑いお盆を見込んで仕入れた「茶花」や「爽健美茶」の大量の在庫がさばけなくなってしまいますよ。そう、この間「自販機のドリンクが売れません」と書いたのですが、これは別にうちに限ったことではなかったようなのです。メーカーの営業の人が定期的にご機嫌伺いにやってくるのですが、その人も「今年のお盆は、散々でした〜」と頭を抱えていましたっけ。なんでも、彼の担当地区では例年の半分以下の売り上げしかなかったんですって。
 このところの雨の中、車で遠くまで出掛けることが多くなっています。雨の日はどうしても窓ガラスの内側が曇ってしまいますから、デフロスターとしてのエアコンは欠かせません。燃費は低くなりますが、それは仕方がありませんね。と書いて、ちょっと不安になってきました。私としては「燃費が高い」=「燃費が良い」という認識なのですが、そうではなく「燃費が高い」のは「燃費が悪い」という風にとらえている人もいるのではないか、という気がしてなりません。なんだか、テレビに出て喋っているような人でも、そのように解釈していると思えるような話し方をしていますからね。しかし、もちろん「燃費」というのは、「リッター10キロ」というように、ガソリンの単位量あたりの走行距離のことですから、この値が大きい、つまり「高い」ほど「良く」なるものなのですよね。
 そんな「低い」燃費の状態でどこへ行ったかというと、終末の恒例行事、合唱の練習です。それが、最近は私だけではなく愚妻の分まで加わってしまっています。今までは週末の集まりは同じ所だったものが、最近入ったのが週末に練習をやっている合唱団だったものですから、そちらへ送っていく、という仕事もこなさなければならなくなったのです。それが、おとといは富沢の市民センターという、地図の上では知っていても実際には行ったことのなかったところです。そこで、どう走ったらよいか、例のGoogleで調べます。すると、昔の住宅地図には載っていなかったような新しい道路が出来ていて、そんなに面倒くさくなくいけそうな感じ、仕上げは「ストリート・ビュー」で、曲がり角の目印を確認すれば、一度も行ったことがなくても迷わずにたどり着くことが出来る、はずです。実際、それはあっけなく実現できました。走っている時に見える景色が、前もって見たことがある、というのは本当に安心できるものです。
 実は、この合唱団が使うところというのが、こんな風に今まで馴染みのなかったところばかり、そこへ行くたびに場所を調べて、今では殆どの市民センターの在処が分かるようになってしまいました。最初に行った福室の市民センターなんて、良く地図だけで行けたな、と思うほどの辺鄙なところでしたけどね。
 ですから、今度の定期のチラシを、「アッシーくん(死語)」のかたわら、片っ端から置いてくるつもり。
aventure number : 1206 date : 2008/8/25


今日の禁断 丸善

 土曜日にパルコがオープンしたためか、駅前はなんだか活気づいているような気がします。いえ、実際に行ってみたわけではないのですが、駅にののかちゃん(だれそれ?)を送りに行った人が、「駅前がものすごく混んでいた」と言っていたものですから。
 そんな、新しいファッションビルが出来たことによって、一番町あたりのファッションビルは危機感を募らせているのでしょうね。「タワーレコード」を持って行かれてしまった「フォーラス」では大規模改修をしているようですし、「141」では、建物自体がお隣の「三越」に買収されてしまって、「閉店」してしまいました。これから内部を大幅に改造して、新生三越として再スタートするのでしょうね。
 まあ、そんなことは別段ファッションには興味のない私にはなんの関係もないことなのですが、その「141」の中にあるホールでこの週末にニューフィルが練習を行うとなると、話は俄に身近なものになってきます。このビルには、そんなホールを含む仙台市の施設がテナントとして入っているのですよ。それが、現実に「閉店」のセレモニーで、最後に入り口のシャッターが閉まる(変な言い方ですね)のを見たりしていると、このビルはもう他の人は中に入れなくなってしまっているのだと思ってしまいますからね。ですから、果たして、練習の時に6階にあるそのホールに入ることが出来るのか気になるじゃないですか。
 ですから、そのあたりがどういうことになっているのか、この施設のサイトなどに行って捜してみようと思いました。しかし、そこには「閉店中も通常通り営業しています」という通り一遍の案内はあるものの、本当に知りたいこと、出入り口はどうなっているのか、とか、エレベーターなどは使えるのか、といった情報は何一つ示されてはいなかったのです。出来れば、きのうの練習の時にみんなに伝えたいと思っても、これではどうしようもありません。まっ、だれか他にも直接案内が行っているかもしれませんから、そちらに任せましょうか。
 確かに、他の人、インペクさんなどは楽器の搬入について、エレベーターは混雑するので時間に余裕を見た方がよい、というようなことは知っていましたので、それにしたがって集合時間を少し早めよう、みたいな話はありました。しかし、肝心の、どこから入ったらいいか、というようなことは彼でも分からないということでした。まあ、現地に行ってみれば案内の紙ぐらいは貼ってあるでしょうから、それを見ればいいのでしょうが、
 しかし、こんな大事なことをネットで告知していないはずはない、となおも粘ってあちこち捜してみたら、やっと目指すものが見つかりました。こんなわかりにくいところにあったなんて。これはニューフィルの掲示板からリンクしてありますから、ご覧になってみて下さい。結局具体的にはなにも分からないのですが、もしかしたら、仙台市の担当の人すらも、実際に工事が始まってみないとどうなるのか、良く分からなかったのかもしれませんね。はたしてニューフィルの人たちは無事に中に入れるのか、そして、無事に練習を行うことが出来るのか、それは今後の「禁断」で詳細に語られることでしょう。
aventure number : 1207 date : 2008/8/27


今日の禁断 交通局

 このところ、変なお天気が続いていますね。あちこちでとてつもない大雨が降って浸水災害に遭ったというようなニュースが毎日のように伝わってきています。もちろんそれは他人事ではなく、このあたりでもいつにない大雨が急に降ったりしますから、傘は手放せません。
 夕べあたりは、雨は降ってはいたのですがそんなに大したことはなかったので、つい油断をしていました。このところの恒例、夜の練習の送り迎えで片平の市民センターに行った時には、雨は殆ど降ってはいませんでした。ちょうど手元に定期演奏会のチラシが少しあったので、ついでに受付で「チラシを置かしてもらえませんか?」ときいてみます。その職員(館長さん?)は、まずチラシを見て、後援団体のところをチェックしているようです。そして、そこに仙台市の後援があることを確かめると「これさえあれば、いつでも受け付けますよ」と言ってくれました。ここはニューフィルの練習で使ったことはなかったので、置いてもらえるかどうかちょっと不安だったのですが、そういうことならば、どこの市民センターだって大丈夫ですね。逆に「仙台市の後援なのに、なんで置いてくれないの?」とすごむことだってできるわけですし。
 そんな具合で、満足のいく対応に嬉しくなって、家へ帰り、サイトの更新などをしていると、今度はお迎えの時間になります。もう1度出掛けようとドアを開けると、なんだか雨が降り始めたような音がします。これでは、傘を持っていかないことには、濡れてしまいます。ところが、エレベーターを降りて外へでてみると、まさにたたきつけるような雨になっているではありませんか。駐車場に出てみると、地面は水たまりどころではなく、濁流に近いほど水であふれています。くるぶしぐらいまで浸かってしまうほど、ズボンの先はびしょ濡れです。
 「バケツをひっくり返したよう」というのは、こういうことを言うのでしょうね。車に乗ってワイパーを最速にしても、視界を確保するのが困難なほどです。それだけでなく、雨がまるでカーテンのようになって、対向車の姿も見えません。ヘッドランプでやっと分かる程度です。ですから、運転もほんとにこわごわです。そういえば、この車にはフォグランプが付いていたはずだったことを思い出して、こういう時にこそそれが役に立つのだ、と、スイッチを捜したのですが、一体どこにあるのか分かりません。運転中ですからそんなにていねいに捜すことも出来ないので、ひとまずあきらめます。
 10分ほど走って、細横丁のあたりに来たら、雨はだいぶ小降りになりました。まさに集中豪雨というか、殆ど局地的な降りだったようですね。そこで、信号待ちの間にもう1度調べてみると、フォグランプのスイッチはウィンカーのスイッチの根本に付いていました。この次に使う時までに、果たしてそこを憶えていられるでしょうか。
 帰り道では、殆ど雨はやんでいました。道路を見ると、北三番丁のあたりから急に濡れ方が変わっているのが分かります。このあたりが、豪雨の境目だったのですね。
 なんて言ってたら、今夜はものすごい雷、一体どうなってるんでしょう。
aventure number : 1208 date : 2008/8/29


今日の禁断 甚家

 新田さんとの第1回目の指揮者練習が終わりました。土日にみっちり6時間ずつ、久しぶりに密度の濃いリハーサルを堪能しました。
 おとといはお昼過ぎから。車は置いて、地下鉄で会場の141へ向かいます。地下鉄を降りて、ふつう通りに141に通じる出口へ行ったらば、ふつう通りにエスカレーターが動いていました。そう言えば、地下1階の食料品売り場はすでに三越の一部となっていましたから、ここは休まないでそのまま営業しているのでしょう。しかし、1階まで行ったところでエスカレーターはおしまい、その先には柵がしてあって、入れません。ですから、あとはエレベーターでホールがある6階まで昇ります。

 そのホール、何度かコンサートで行ったことがありますが、何だか様子が違っていました。そもそもは、可動式の客席とステージがあるというホールなのですが、その客席を全部収納して、フロア全体を練習場として使っていたのです。写真の左にある引き出しみたいなのが、その座席。
 この日は「アンタール」で私がトップを代奏することは分かっていたので、自分のパートより一生懸命練習しておきました。ところが、最初にやる予定の「中央アジア」でも、トップ担当が少し遅れる、という連絡が入ってしまいました。仕方がありません。来るまで代わりに吹くことになってしまいました。新田さんの練習はまさに時間通りの正確さで行われますから、もちろん定時に始まります。最初はまず1回休みなしに通してみますので、これも始まってしまったらとりあえず最後の大ソロまで吹かなければなりませんね。吹き終わったところで本吹きと交代です。
 そしていよいよ「アンタール」。普段の練習の時にも吹いたことがなかったので、最初の長いソロでは見事に他のパートと1拍ずれてしまって、合奏が止まってしまいました。でも、いつも苦労している三声の部分は、思ったよりずっとテンポが遅かったので、それほどみっともなくはなかったようです。しかし、慣れない曲のトップを吹いている間にもうクタクタになってしまって、最後の交響曲の本来のパートもかなり大変でした。なにしろ、第1楽章を「ひとつ振り」で始めたものですから、最初のファゴットと一緒のソロのタイミングが全く分からず、二人して落ちてしまいましたからね。2楽章の最後などはもうバテバテ、最後のフルートだけの部分、増和音になるはずのものを見事にマイナーにしてしまって、「新境地ですね」などとからかわれてしまいましたし。
 まあ、色々ありましたが、やはり新田さんの本当に私たちを信頼してくれた指揮ぶりには、時間を忘れるほどの集中力がありました。同時に、まだ出来ていないところの厳しい指摘も、いつも通り、これからの課題は山積です。
 前から気づいていたのですが、新田さんは非常にきれいな声で、正確なソルフェージュを聴かせてくれていました。あんな美しい声、指揮者にしておくのはもったいないほどです。

 終わってからの懇親会にも顔を出してみました。なかなか、みんなで新田さんの話を聴く、という感じにはならなかったのですが、折を見て「アンタール」の稿の話などをさせてもらいました。初稿のコピーを持ってきているので、「あとでお見せします」ということになったのですが、今日になったら丸ごと渡してくれて、「今度来るまでお貸しします」ですって。これにはもう大感激。
 あ、そうそう、今日練習と同じ時間に行われていた合唱コンクールの県予選で、愚妻の合唱団は見事県代表に選ばれました。なんでも、出場団体の中で最高の成績だったとか。
aventure number : 1209 date : 2008/8/31


今日の禁断 おはぎ

 おとといの指揮者練習の日は、朝から雨が降っていました。お天気がよければ車を職場に置いて、そこから地下鉄まで歩くのですが、こんな雨の日に傘をさして重たい荷物を持ってかなりの距離を歩くというのは、ちょっと気が進みません。そこで、雨に濡れなくて済むような行き方を考えました。まず、旭ヶ丘の駐車場に車を入れて、そこから地下鉄に乗る、という戦法です。この駐車場はなんせ1時間100円という信じられないほどの安さですから、半日置いておいても1000円もかかりません。駐車場は屋内ですし、そこから地下鉄の駅まではほんの少し外に出るだけで済みますし。
 そんな感じで、集合時間の9時半に間に合うように地下鉄を降りて、前の日のように地下からエスカレーターで行こうと思いました。そうすれば、全く雨に当たらずに済みますからね。ところが、その時間にはまだ三越が開いていないので、エスカレーターは止まっていますし、そこへ行くドアも開いてはいませんでした。私の完璧な雨よけのコースは、最後の最後で破綻を迎えてしまいましたよ。
 仕方がないので、その脇の出口から一旦外へ出て、市役所に面した入り口から入ることにしました。一番町側は入れないようになっていますが、ここは開いているのは前の日に確認済みです。しかし、そこも、ものものしいガードマンが入り口の前に立ちはだかっていて、1人1人にあくまでていねいさを装って「なんの用事で来たのだ」という意味のことを尋ねています。ふつうにホールに来ただけなのに、まるで不審者扱い、いや、そんな雰囲気に圧倒されて、「ホールに来ました」という言葉がなかなか出てこなくて、オタオタしているのですから、本物の不審者になったような気分です。もうちょっと遅く来れば、もうガードマンはいなくなっていたそうですけどね。
 この日は、お昼休みが1時間以上用意されていました。新田さんを囲んでどこかで昼食を、なんて話もあったみたいですが、結局取り残された我々は、せっかくですから地下のフードガーデンで、とびきりのお弁当でも買ってみようということになりました。同じパートの人+αで地下に降りていくと、あちこちに別のグループが、やはりお弁当を物色していましたね。いつも指揮者練習というと辺鄙な場所でしかやらないものですから、たまにはこんなのも楽しいものです。
 その日に新田さんから預かった「アンタール」の初稿のスコアは、もちろん原本ではなくコピーです。それが膨大な枚数なので、ちょっと見にくいと思い、1枚の用紙に4ページ分、つまり両面印刷の見開きでコピーし直してみました。元のコピーが大きめの用紙に乱暴にコピーしてあるものですから、そのままでは見開きにはなりません。そこで、一旦曲がりや余白を修正してきちんとコピーしたものを、全部のページ分用意、それを2枚ずつ両面コピーして真ん中を綴じるという、お馴染み「かいほうげん」のスタイルで楽章ごとに製本しているところです。自分のために作るだけではもったいないので、もう1部同時に作って、新田さんにも差し上げようと思っているところです。
 このスコア、ちょっと見てみただけでなかなか面白いところがいっぱいありました。これで1ネタ作れるかも。
aventure number : 1210 date : 2008/9/2


今日の禁断 セブン

 最初の指揮者練習も終わり、いよいよ定期演奏会へのカウントダウンが始まろうとしています。それに合わせて、ポスターやチラシ、そしてチケットなどの印刷物も出来上がり、そんな「実弾」をばらまき始める頃には、いやが上にも本番へ向けてのテンションが上がっていくことでしょう。私の場合はそれが仕事になっていますから、いつも通りにチラシ配りの手配に余念がありません(といっても、まだ忙しくて本格的に動き出すのは来週になりますが)。今回は会場が仙台市内ではない、というのが、一つのネックになっています。ですから、宣伝活動も少し別の方面への働きかけが必要になります。そこで、各方面からのご意見にしたがって、多賀城周辺の高校への働きかけをやってみることにしました。実際に学校を訪問して直接お願いするのも一つの手ですが、そこまで大事にするのは私の手に余るので、お願いの文書を添えてチラシとポスターを送るぐらいのことにとどめることにしました。招待券も付けましたから、学校にポスターぐらいは貼ってくれることでしょう。
 ポスターが大きいので、4つ折りにしてもA4の封筒には入りませんから、B4の封筒を使います。このぐらいになると郵便で送るのではお金がかかりすぎ、そこがメール便のいいところで、半額以下の送料で済むはずです。確か、この大きさだったら160円ですからね。そこで、そんな封筒を5つ作ってコンビニに持っていったら、「全部で400円です」なんて言われてしまいました。これはA4の封筒の料金ですよね。そこで一瞬、考えてしまったのですが、やはりここは正直に間違いを正してあげた方が良いと思い、「800円じゃないんですか?」と言ってあげました。こんな善行の報いは、きっといつかあるはずです。
 いつも北の方のホールへ届けてくれる「び」さまは、メールをしたらすぐやってきて持っていってくれました。その時にくれたお土産がこれです。

 「針がなくても紙が綴じられるステープラー」と書いてありますが、一体どんな仕組みなのか、みただけでは分かりません。試しに紙を集めて綴じてみたら・・・
(表)
(裏)
 どうです、本当に針もなにもないのに、しっかり紙が束ねられていますよね。つまり、紙の一部を切り抜いて、それを「こより」のようにして固定する、という仕組みだったのですよ。素晴らしいじゃないですか。まだまだ、世の中には知らないことがいっぱいあります。
 知らないことと言ったら、こんなコーラの缶に、いつの間にかキャリーが印刷されていたんですね。

 もっとも、この「ノーカロリー・コーラ」は、もう終売になっていて、今では「ビタミン・プラス(だったかな)」という品種に変わってしまいましたから、これは貴重品、まだ自販機の中に数本残っていますよ。
aventure number : 1211 date : 2008/9/4


今日の禁断 フィナーレ

 「ミディアム」というアメリカのドラマにハマっていることは前にも書きました。霊能者アリソン・デュボアが、その力を使って事件を解決するという、分かりやすいお話です。とにかく、脚本に隙がありませんから、最後には必ず納得して満ち足りた気分になれるというものです。もちろん、そんな殺伐とした事件と同時に、ごくふつうの夫婦愛や家族愛もていねいに描かれているというのが、嬉しいところです。
 ところで、そのドラマの中で主人公のアリソンの携帯電話の着信音が必ず登場するのですが、それが色んなところでよく耳にするものなのです。他の映画やドラマでもよく出てくるので、もしかしたらあちらの携帯の標準の着信音なのかな、と思ったりもしてしまいます。日本の場合だと「着うた」とか、ずいぶん凝ったものが使われていますが、これはちょっと陳腐な、そう、昔だったら自分で着信音を作る、という機能が付いていましたが、そんな感じの「音」です。これが、その楽譜とです。

 実は、今の私の携帯が疲労骨折状態で満身創痍となってしまい、後釜のことも考えなければいけなくなってきたので、ちょっと気に入ったデザインの新しい機種を、最有力候補として検討中なのですよ。そこで、サイトでちょっと調べていたら、全く偶然なのですが、この携帯の着信音が、そのアリソンの着信音と同じものだということが分かりました。その、フィンランド製の携帯には標準装備されている着信音は、「ノキア・チューン」と呼ばれて、著作権の登録もされているそうなのです。なんでも、その「ノキア」は世界最大のシェアを誇っているのだとか。つまり、その製品の着信音が、ほとんど「携帯の着信音」の代名詞のように、使われているのですね。
 さらに調べてみると、この音には元ネタがあるそうで、それはあの「アルハンブラの思い出」という有名なギター曲を作曲したタレガが作った「グランド・ワルツ」という、やはりギターの曲なのだそうです。この安っぽいメロディは、とてもあんな美しい曲を作ったタレガのものとは思えませんから、ちょっと意外な気がしてしまいません?そこで、その元ネタを捜してみました。そんな時に役に立つのがNML、こちらのトラック25、13秒頃に着信音が現れますから、別にログインしなくても聴けますよ。確かに、紛れもなくタレガが書いたメロディではありますが、いくらなんでもここだけ取って「タレガの作品」と言われてしまうのはあまりにもかわいそうな気がしますよね。
 最初にアリソンの着信音を聴いた時に、これは「ジュラシック・パーク」に出てきた音なのでは、と思いました。正確には3作目の「ジュラシック・パーク3」で、「携帯」ではなく、「衛星電話」の着信音として、かなり重要な役割を持ったものでした。そう、この音が遠くから聞こえてきたので、これを持った人が近くにいるのだと安心したら、実は彼は恐竜に食べられてしまっていて、それは恐竜の腹の中で鳴っていた、というものでしたね。結局、その恐竜の糞の中から取り出すことになるのでした。
 しかし、DVDがあったので見直してみたら、これは良く似た感じではありましたが、全く別のメロディでした。こんな楽譜とです。

 そういえば、映画の中ではウィリアム・H・メイシーが「うちの店のCMソングだ」と言ってましたね。これも、おそらく元歌は立派な曲なのでしょう。
aventure number : 1212 date : 2008/9/6


今日の禁断 小組曲

 今日は、この間に続いて2回目のフルートだけのパート練習でした。みんなの都合が合ったので、ふつうの合奏よりも早め、6時のスタートです。大昔は、ニューフィルも6時に合奏を開始する、という時代もあったのですが、20年も経つとしっかり1時間遅くなっていました。もちろん、こちらは3人とも定時に集まります。
 会場はいつもの会館、昼間はかなり気温が上がったものの、夜ともなればひんやりとした感じさえしてきます。これはほとんど秋の気配、そういえば、スズムシでしょうか、かなり大きな鳴き声を立てている虫がいましたね。練習が始まった頃は結構うるさくて気になったのですが、真剣に吹いているとだんだん気にならなくなり、いつの間にか鳴きやんでいましたっけ。今回は、休憩時間にはケーキはありませんでしたが、アンサンブルの話になって、「アルビージのトリオ、知ってますか?」と聞いてきた人がいました。その楽譜なら、確か持ってたはずですので、「あるかもしれない」といって、楽譜をまとめておいてある職場の仕事部屋に行ってみたら、確かに記憶通りしまってありました。それを持ってくると、「さすが」みたいな感じで、ちょっと尊敬されてしまったみたい。
 早速、3人揃っていますから初見で合わせてみたら、なかなかのものでしたよ。フルートだけのアンサンブルなんてしばらくやっていませんでしたから、とても新鮮でした。もちろん、「アンタール」もしっかり練習して、あしたはふつうの合奏となります。
 もはや本番まで1ヶ月ちょっと、チケットプレゼントも始まっていますから、ぜひお申し込み下さい。
 それはそうと、我が家の茶の間のテレビが、とうとうダメになってしまいました。私用のテレビは別に書斎にあって、それはHDDレコーダーのチューナーからつないでいるので、BSデジタルも地デジも見ることが出来ます。もちろん、だいぶ前に買ったブラウン管テレビですが、それはまだまだ使えます。しかし、こちらのほうはスイッチを入れても画面の中央に線が1本横に出るだけです。それがたまに広がってフルサイズの画面になることもあるのですが、しばらくするとまた見えなくなってしまう、という繰り返しです。地デジを見ることも出来なかったので、新しい地デジ対応のテレビに買い換えるという、まさに決められたレールに乗った選択を迫られることになりました。そんなわけで、置く場所などの関係から27型の液晶テレビが、ついに我が家にもお目見えすることになったのです。
 そんな小さめのサイズですが、今までのブラウン管に比べたら格段に大きな画面になっていました。なによりも、ハイビジョンサイズの横長画面は、なかなかの迫力ではあります。こういうのをみてしまうと、私の部屋にも同じようなものが欲しくなってしまいますね。しかし、小さいなりにも私のブラウン管は、なかなか味のある画面を提供してくれています。なによりも、液晶特有の残像感がないのがいいですね。それと、液晶の場合センターからずれた位置から見ると色がガラッと変わってしまってがっかりしてしまいますし。
 なんて言っていますが、そんなに遠くない将来には買い換えることになるのでしょうね。それより、茶の間のVHSデッキを、地デジ対応のHDDレコーダーに替える方が先でしょうがね。
aventure number : 1213 date : 2008/9/8


今日の禁断 上品の郷

 広報係としての仕事、チラシとポスター配りは順調に進んでいます。やっと時間が取れるようになったので、きのうの午後一杯を使って、私の担当の市民センターなどを廻ってきました。なにしろ、あちこちに散らばっているところですから、効率よく廻るための経路を色々考えてきたのですが、何度かやっているうちに最も短いものが固まってきたようです。それは、このようなものです。スタート地点は西の端、広瀬文化センター。ここはいつ行っても感じのよい応対をしてもらえますから、スタートとしてこれ以上の場所はありません。最初から嫌な思いをしていたのでは、そのあとの仕事がはかどりませんからね。そのあとは、西道路を西公園まで行ったところで右折、大橋を渡って博物館、美術館というコースです。ただ、美術館は改修中なので今回はパス。そこから中ノ瀬橋を渡って左折、市民会館の前まで来たら、こちらも改修中ということで入り口が閉まっていました。そのまま定禅寺通りを右折できればよかったのですが、車を停めたのが交差点の先だったので、もう少し先を右折、木町通りを通って、もう一度定禅寺通りに出れば、そこがメディアテークです。さっき木町通りを曲がらないで細横丁まで行ってしまうと、行き過ぎですからもう一度戻らなければなりません(つまり、私も間違えたということ)。
 この、いつ見ても悲しくなってしまうほどみっともないデザインの建物では、今までに何かと不愉快な思いをさせられてきましたが、前回は受付場所が変わっていたので驚かされた体験をしっかり踏まえていったら、どんなぞんざいな扱いを受けてもそれほど気にはならないのですから、不思議なものです。ただ、道路に車を停めておいたら、出てきた時に駐車違反を摘発する民間の方がそばをウロウロしていたので、慌てて乗り込んで発進です。そこから国分町を北上すれば、レコードライブラリーに行けるはずでした。しかし、なぜかうっかり前を素通りしてしまったのでここもパス。あとは東二番丁に出て、ひたすら南下、286号線に入って、モールの前を通り、長町駅前の太白区市民センターです。そのあとは、旧4号線を北上、宮沢橋への反対側の道を入っていくと、三百人町へ抜けられますから、そこから若林区文化センター、その帰りは連坊小路経由で東口へ出て宮城野区市民センターになります。さらに、ガードの下から45号線に出て、駅前通を左折、シルバーセンターへ行けば、ほとんど全てのところへ届けることが出来ているはずです。
 実は、数日前、愚妻の実家のお墓参りに行ってきました。久しぶりに高速を使ったら、なんとそのお墓のすぐそば(ほんとに10分ぐらいのところ)に新しくインターが出来ていました。しかも、その新しく作られた部分は「無料」なんですよ。いまどきタダで高速を使えるところがあるなんて、びっくりしました。そこに行く途中で、下道にある「道の駅」の案内表示がありました。高速はそれこそ出入り自由ですから一旦降りてそこに寄ってきたのですが、その中には「情報コーナー」のようなものがあって、駅長さんらしき人がポスターを貼っているところでした。そこで、ニューフィルのポスターが車に積んであったので、「これを貼っていただけませんか?」と聞いてみると、快く承知してくれましたよ。あり得ないとは思いますが、ニューフィルの人がここに行ってポスターを見つけたら、さぞやびっくりすることでしょう。「び」さまのお陰で、このあたりのホールにはしっかり貼ってあるはずですが、まさかこんなところになんてね。
aventure number : 1214 date : 2008/9/10


今日の禁断 まだむ

 きのうの「おやぢの部屋」、紹介した本の中身よりも表紙の方で突っ込みどころが多かったものですから、「レビュー」というにはほど遠い内容になってしまいました。まあ、たまにはこういうこともやらないとストレスが発散できません。というより、このネタは私にとっては久しぶりに手応えのあるものでしたので、中身そっちのけでのめり込んだというわけでして。
 そもそも、この本を本屋さんで見つけた時点で、これはLPのジャケットと同じものであることは分かりました。ただ、手元にはもうLPの現物はなくなってしまっていたので、代わりにCDのジャケットを見てみたところが、見事にその写真が裏焼きだったのですよね。ふつう、LPをCD化する時には、レタリングなどは多少変更するでしょうが写真などはそのまま使うはずですから、当然初出のLPも裏焼きだったのだと思いました。その間違いが、この本が出たお陰でやっと正されたのだな、と。しかし、同じCDでも後に出た「オリジナルス」などで使われている写真は、最初のLPのジャケットに近い(「近い」というのがミソ、決して全く同じものではありません)ものなのですが、それは表紙と同じ向きだったのですよ。そうなると、「オリジナルス」ではなく、もともとのLPのジャケットの画像が欲しくなるじゃないですか。そこで、ネットであちこち探し回ったら、中古レコード店のサイトでそれは見つかりました。ただ、それは部分的に欠けていて、完全なものではありません。こんなことになるのなら、持っていたLPを手放すのではなかったと後悔しても、それは後の祭りなのですね。
 一縷の望みを託して、昔からの雑誌などをしまってある納戸に行ってみました。もしかしたら、発売された時の雑誌に広告などが載っているのではないか、と。そうしたら、なんと、すぐ目に付くところに1968年の分の「レコード芸術」を束ねたものが見つかりましたよ。その1月号には、出たばかりのそのLPの写真が、今と同じように雑誌本体よりも遙かに立派な紙を使ってカラーで印刷されていたではありませんか。40年も前の写真がこんなに簡単に見つかってしまうなんて、まさに奇跡です。これで、完璧なジャケットが揃い、見事に「おやぢ」に使うことが出来たのです。
 この写真を、発表された順序に上から並べてみました。LP、CD、本の順序です。



 もちろん、「おやぢ」にも書いたように正しいのは2番目の向きの写真です。ですから、それに気づいたメーカーはCD化にあたって、こちらの写真を使ったのでしょう。しかし、なぜか出版社の人はそれには気づかなかったのでしょうね。
 そして、そんな「裏焼き」云々よりも重大なことが、この写真には秘められていたことも、すぐ分かりました。この写真でしたら、人物がいるかいないかはよりはっきり分かることでしょう。おそらく、最初のLPではデザイン的な面で、文字に人物がかかってしまうのでそれを消してしまったのでしょうね。CDにしたときには別に文字は関係ないのですから、その時点で元に戻しておけばよかったものを、ちょっとしたリサーチを怠ったためにこの2人の人物は40年の間ドイツ・グラモフォンレーベルのジャケットからは消えたままだったのです。
 私にとっては、こんなことを「発見」するのは無常の喜びです。これに関わっている間は、なんと幸せな気分でいられたことでしょう。しかし、世の中にはそんなことにはなんの価値も見いだせない人がいます。おそらくそういう人の方が遙かに多いことでしょう。いや、確かに私と同じ価値観を持っていたと思っていた人が、実はそうではなかったことが分かってしまって、なんともやりきれない気持ちになっているところです。
aventure number : 1215 date : 2008/9/12


今日の禁断 ハニーホール

 仙台に新しく誕生した「川内萩ホール」に行ってきました。おそらく、中に入って実際に合唱の練習をしたなどというのは、私たちが最初のことでしょう。さらに、その中で撮った写真をwebで公開するのも、これが最初になるはずです。
 実は、半年前にこのホールの改修工事中の写真を撮っていました。それと、ごく最近のものとを比較してみて下さい。


 2階部分の窓のうち、両サイドの外側のものがふさがれていることが分かりますね。この階は、ホールの中では1階席の後部にあたります。なぜこうなったのか、それが、このホールの全面改修の鍵となっています。
 ホールに入ったとたん、有機溶剤の匂いが鼻を突きました。いかにも塗装が終わったばかりという、感じです。最近の主流である木材の生地を生かしたものではなく、塗料を厚ぼったく塗ったという、ちょっと趣味の悪い内装です。仲間の1人が「プラモデルみたい」と言っていましたね。


 ステージはかつての面影は全くありませんが、客席を見てみると2階席などは昔の姿とほとんど変わっていません。変わったのは1階席。かなり横幅が狭くなって、その分がバルコニー席となっています。実は、ロビーからホールの中に入る扉の部分が、異様なほどのスペースがありました。つまり、その分の壁面がまるまる中に寄ってきたのですね。その結果、窓がなくなってしまいました。このあたりが、おそらく音響的に大きな影響を持っているのでしょう。

 ステージも、奥行きがおそらく今までの3倍近くになっています。これだけあれば大人数の合唱付きのオーケストラでも軽々乗ってしまいます。それでも余った部分には、オルガンを入れていただきましょう。


 椅子にはテーブルが付いています。会議などにも利用しようということなのでしょう。荷物が多い時など、便利かもしれません。前の席との間隔も充分取ってありますから、遅く来た人も楽々入れます。


 ステージを見てみたところ、いたるところにゴムの緩衝材が入っていました。上の写真はステージの前面と床の間、下の写真はステージの縁、この黒いゴムがまわりに全て入っています。これも、音響的な意味があるのでしょう。

 みんなが歌っている間に2階席からその音を聴いてみました。これは、ちょっと驚くほどの、とても豊かな響き。特に低音がとても伸びやかに届いてきます。残響はたっぷり付いていますが、悪名高いさるホールのような締まりのないものではなく、音を豊かに聴かせるもの、とても美しい響きです。ついに仙台にも、まともな音楽ホールが誕生したのでは、という予感のようなものが、確かに感じられました。
 もう少しすると、ここでさまざまなコンサートが開かれることでしょう。仙台の音楽事情も、これで少しはマシなものになればよいのですが。
aventure number : 1216 date : 2008/9/14


今日の禁断 ワコール

 88万のキリ番は、3日前に出ました。この次には888,888というおめでたいキリ番が待っています。奮ってご応募下さい。
 この連休はなかなかバラエティに富んだ生活が出来ました。1日目は「ジャズ・フェス」を見ながらチラシを街中のお店に置いてくるという仕事です。どうせ駐車場は一杯だろうと、地下鉄で広瀬通まで行ってまずは新星堂。そこから中央通りを歩いていくと、一番町との交差点のあたりでなにやらスタッフがガイドブックなどを配っています。それは基本的にタダなのですがカンパを強要されるのがイヤで、こっそりもらおうとすると、「袋も差し上げていますが」と、いまどき珍しいポリ袋のサービス。カンパもしないのにそこまでとは、と思い、それはていねいにお断りします。そこから少し先に、もう一つカンパ場があったのですが、そこにいるおねえさんが私の方になにやらサインを送ってきますよ。気があるのでしょうか、と思ってよく見ると、それは知り合いでした。スタッフだったんですね。せっかくだから、そこへ行ってカンパをしてみます。

 さっきの袋はここでも配っていましたが、どうやらそれは最近引っ越したタワーレコードが提供したもののようですね。おそらく引っ越したことをみんなにお知らせするために、こんな地図入りの袋をわざわざ作ったのでしょう。それこそ、「石を投げればぶつかる」ぐらいたくさんの人がこの袋を持っていますから、その狙いは見事に的中、でしょうね。HMV経由でレコライまで行って、店長さんに「今度『アンタール』やるんですよ」と言ってみたら、「し、渋いですね」と返されてしまいました。
 実はこの日は市民会館で合唱の練習、この間来た時には入り口が閉まっていたのですが、工事のない週末は開いていて、会議室などは使えるようになったいたのですね。ちょっと早く来すぎたので、ちょうど西公園でやっていたア・カペラのグループを聴いてみます。

 女声2人に男声3人という編成、なかなか声が溶け合って心地よいコーラスでした。
 次の日は、この間の「萩ホール」でしたね。あの時2階席で聴いた音は、ちょっと忘れられないようなものでした。本当に楽しみ、ぜひニューフィルでも使ってみたいですね。ただ、あの内装は・・・。私は、巨大な「味噌樽」の中にいるような気になりました。
 連休の最後の日は、仙台港へ行ってきました。新しく出来た「アウトレット・モール」のそばには、今度指揮者練習をやるホールがあります。どのぐらいの影響があるのか、それも確かめる意味で。確かに、渋滞はものすごいものでした。45号線から仙台港へ向かう道が、ほとんど進まないのですよ。これは確かにかなり早めに出ないと、音出しに間に合わないかもしれませんよ。
 モールの中は、意外と狭め、軽井沢あたりに比べるといかにもちゃちな感じがしてしまいます。しかし、なんと言っても「東北最大級」と言うだけあって、あちこちで「青森弁」や「秋田弁」のイントネーションを聴き取ることが出来ました。
aventure number : 1217 date : 2008/9/16


今日の禁断 高松

 来年の秋にはマーラーの9番をやるということはもう決定したのですが、その前の春の演奏会の曲目の方もやっと決まりました。ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番と交響曲第2番という、途方もないプログラムです。なんとヴァイタリティのあるオーケストラなのでしょう。
 そんな決定事項もあったので、「かいほうげん」もやっとタイミングとして発行出来ることになりました。実はだいぶ前からネタだけは集まっていたので、その気になれば今日にでも発行は可能だったのですが、ちょっと引っかかることがあったものですから、それが片づくのを待っていたところです。そんな途方もない曲目の上に、さらにもう1曲加えたらどうか、という提案があったので、それを処理しなければ「正式発表」というわけには行かなかったのですよ。なんとも身勝手なその提案、常識的にはとても受け入れられるものではないのですが、一応技術委員会として討議を尽くさなければなりませんからね。もちろん、当然のごとく、そんなごり押しを認めるほどの非常識な人間が集まった委員会ではありませんでしたから、なんの異論もなくその案は却下され、晴れて曲目の正式決定を見たのでした。
 やはり、アマチュアの団体は練習が楽しくなければ意味がありませんよ。なんでも、ファースト・ヴァイオリンはこの間の新田さんとの飲み会での話を真に受けて、トランプでババを引いた人がコンマスをやるようになっているのだそうです。そのぐらいのお遊びがあっても、一向にかまわないですよね(あっ、「ババ」と言っちゃいけないんだ。「ジョーカー」ですね)。
 で、「かいほうげん」ですが、せっかくですからこの間の「アンタール」の初稿のスコアを調べた結果も盛り込みたいと思って、このところ集中してチェックをしていたところです。その甲斐あって、なかなか面白いものにまとまったので、それも掲載することにしましょう。今回を逃すと演奏会が終わってしまいますから、なんの意味もなくなってしまいますしね。楽章ごとに小節を数えることから始まったのですが、ほとんど変わってはいないだろうという予想は見事に裏切られて、細かいところでちょこちょこと削ったり加えたりしていましたね。こういう作業を実際にやってみると、そのような手を加えた時の作曲者の気持ちのようなものが感じられるようになってくるから不思議なものです。そういう意味で、この曲の見方が立体的になっているようにも感じられます。全く偶然ですが、この曲の解説を演奏会のプログラムに書くように頼まれてしまいました。ですから、こういうことをやったことが「かいほうげん」だけではなく、お客さんの目に触れるプログラムの上でも生かされるということになるのですね。なんか、すごく効率の良い仕事をしているような気になってきます。
 ただ、この初稿の原稿、出来上がってみるとそれだけで4ページ分になっていました。もうすでに16ページ分のものが出来上がっているので、当然のことですが今回は20ページのものになってしまいます。土曜日の指揮者練習の時には、発行出来るはずですよ。
aventure number : 1218 date : 2008/9/18


今日の禁断 扇風機

 今日はお彼岸の入り、もうすっかり秋の気配ですね。暗くなるのもずいぶん早くなりました。きのう家へ帰ってきた時には、あたりはもう真っ暗、西の空がこんなきれいに見えましたよ。

 合唱コンクールの県大会を最高の成績で通過、東北大会に進むことになった愚妻の合唱団は、その1週間後に盛岡で行われるコンクールに備えての合宿を行うことになっていました。例によって、その会場までは私が車で送っていくことになります。そこは、利府町にある森郷キャンプ場というところ。かつては、設備が充実しているということで、仙台市内の合唱団がこぞって合宿を行った場所として知られていたところです。実は私も、ここで2回ほど合宿に参加したことがあります。大きなホールにグランドピアノが置いてあって、合唱の練習には最適のところでした。夜になると近くにあるキャビンの二段ベッドに泊まることになります。確か一部屋に6人ぐらい寝られたような気がします。
 しかし、最近ではそんな辺鄙なところまで行かなくても、もっと快適な合宿会場がたくさん出来ましたので、もはやここを使う合唱団はいなくなったのでしょうか、とんと噂を聞かないようになっていました。。もう廃業してしまったのかな、とか思っていたところです。
 確かに、昔そこに行ったはずなのですが、地図を調べてみても一体どうやって行ったのか、全く思い出せません。あのころですから車を持っている人なんかいませんから、電車で利府駅まで行って、そこからバスにでも乗ったのでしょうか。しかし、そこは路線バスが走るようなところではありませんし。
 地図を頼りに利府街道から横道に入ると、まわりには近所の農家の人がなし売り場を開設していました。今が最盛期ですね。さらにダムの手前で細い道にはいると、その先は舗装もしていない山道になっていました。向こうから車が来てもすれ違うことも出来ないぐらいの狭い道、ところどころにそんな車のための待避場所が用意されています。ダムの上にかかっている細い橋を渡ると、キャンプ場が現れました。

 その建物は、確かに見覚えがありました。ここがメインホールのはずです。向かい側にはキャンプファイアのための広場もありました。でも、ずいぶんボロボロになったような気がします。何十年かの間、しっかり営業を続けていたのですね。
 あまり懐かしかったので、上に行ってそのホールの中に入ってみました。

 真ん中に大きな暖炉のあるホールは、確かにあのホールでした。管理人のような人がいたので聞いてみたら、やはり出来てから40年以上経っているそうです。それと、今通ってきた道も、ダムが出来て新しくなった道なのだとか。以前は別な道があったそうなのです。しかし、やはりどうやって来たのかは思い出すことは出来ませんでした。
aventure number : 1219 date : 2008/9/20


今日の禁断 ブルゴーニュ

 きのうも、先週に続いて「萩ホール」で練習がありました。この前は建物の正面が工事中でむき出しだったのですが、たった1週間ですっかりコンクリートが流し込まれ、ほとんど完成状態になっていました。駐車場も、かつては砂利を敷いただけの場所だったものが、しっかりアスファルト舗装されて白線も引いてありましたね。ただ、スペースはいかにも少なめ、ここに入れるためにはかなり早く来ないとダメかも。


 きのうはオーケストラとの初合わせでした。そこで、広報係の私としては、オケのメンバーにチラシを配ろうと思っていました。ホールに入ったらもうステージの上にはオケの椅子と譜面台が並んでいたので、そこにチラシを置いてまわります。客席を見ると、バルコニーにバンダの譜面台があったので、そこにも漏れなくチラシ配布です。
 そのオケは、当然去年と同じ大学オケですが、1年たって卒業した人もいたのでしょう、メンバーは少し変わっていたようです。もちろん、しっかり同じ人が残っていたパートもあって、フルートのトップも同じ人でした。相変わらず微妙な音程で、肝心なところでやる気をそがれてしまいます。でも、オーケストラはこのホールで聴くととっても柔らかい音がしています。本当は客席で聴いてみたかったのですが、とてもそんなヒマはありませんでした。
 練習が終わって帰る時に、入り口にチラシとポスターが置いてありました。もちろん、ニューフィルのものであるわけではなく、それはこのホールの主催コンサートのもののようでした。

 なんと、大晦日と元旦をまたいでの「ジルベスターコンサート」を行うのだとか、ソリストがどこかで見たことのある人だというのは、このホールのプロデューサーがかつてそういうことを手がけていた人だ、ということのあらわれなのでしょう。そう、どうやらこのホールは、単なる貸しホールではなく、独自の企画を打ち出して活動することを目指しているようですね。
 ただ、このチラシを見てみると、そこに書いてある英語の単語が、いくら辞書を引いても載っていません。「BURGUNDY」ならあるのですがね。まさかミスプリントなどであるわけはありませんし(だったりして)。
 チラシには、新しく出来たこのホールのサイトの案内がありました。トップページにあるホール外観の写真が改修前のものであることに気づく人など、あまりいないでしょうね。でも、サイトのデザインなどはさすが、建物の平面図や座席表などがPDFでダウンロー出来るのがいいですね。今はまだ「準備中」ですが、そのうちには使用料金などもここで分かるはずです。リーズナブルなものであれば、ぜひニューフィルでも指揮者練習の時などに使ってみたいものですね。
aventure number : 1220 date : 2008/9/22

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