今日の禁断 |
桜 |
ゴールデン・ウィークは練習で始まりました。何の因果で、連休まで練習があるような団体と関わりを持ってしまったのかは分かりませんが、これはなかなかつらいこと。まずはきのうのフルートの会です。しかし、これは、実は私サイドが練習をせざるを得ないような状況を作ってしまったので、仕方がありません。毎年(ほぼ)恒例の「かやの木コンサート」を、今年もお願いすることになって、そのための練習なのですからね。本番は6月の3日ですが、今回はあいにく屋外ではなく、ホテルの宴会場で演奏することになっていますので、ぶらっと散歩がてら聴いて頂く、ということは出来ないでしょう。残念。
そして、今日は先週もやった「百周年」の合唱です。先週は「第九」でしたが、もう一曲この演奏会のために委嘱された「祝典曲」という新しい曲の最初の練習です。岡崎光治さんという仙台の作曲家に作って頂いたものなのですが、この方は実は私の合唱団のOBで、個人的にもいろいろ関わりがあります。この前の東京での「コール青葉」のコンサートでも指揮をお願い、私の拍子木をとてもおもしろがってくれました。この曲は3管編成のオーケストラと、ソプラノソロ、オルガン(ポジティーフ)ソロ、そして合唱のために作られたものなのですが、なんでも最後の楽章では客席に金管のバンダも入るという大規模なものです。楽譜はだいぶ前に出来上がっていたそうなのですが、合唱用のボーカルスコアの印刷が終わったのがつい2、3日前、したがって、今日渡された楽譜を初見で歌う、ということになってしまいました。
例によって受け付け担当のOBとしては、本日の会場、国際センターに早めに到着して、その楽譜をみんなに渡す役目が待っています。と、現役の学生などが、「もう頂いてます」とか言ってます。どうやら、すでに現役の合唱団にはコピーが行き渡っていたようなのですね。
この会場は、私は中に入るのは初めて、かなり大きな宴会場を2つに仕切ったうちの一つなのですが、かなりの広さがあります。何よりもガラス張りで外に広がっている三の丸の景色がよく見えるのが、開放感を誘います。先週の若林は完全な密室、そこにぎゅうぎゅう詰めになって、しかも暖房が切れないというお役所仕事のためにとても大変な思いをしたのとは対照的です(次回から、またその若林になりますが)。岡崎さんの曲は、とてもイメージのはっきりしたもの、すでに音とりを終わっている現役に助けられて、結構面倒な音程も難なく歌えてしまいます。時折、「この部分ではヴィオラが・・・」とか、「ヴァイオリンのソロで・・・」とか言っていますから、どんなオーケストレーションなのか、知りたくなってしまうのは、オケマンの性でしょうか。正直、オケに交ざって一緒に演奏したくなってしまいましたよ。
練習が終わったら、この祝典曲だけが演奏される、この施設のホールを見に行きました。コンサートの本番は県民会館ですから問題ないのですが、その次の日にここで行われる祝賀行事での演奏の下見です。もちろん、ここも私は初めて。ほぼ若林や広瀬と同じスケールのステージですから、ここにフルオケと200人の合唱が乗るのはちょっと無理なのでは、という感じ、客席をつぶせばもっとステージが広がるのですが、それは入場者の面で不可能なのだとか。さあ、どうなるのでしょう。
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aventure number : 0961 |
date : 2007/4/29 |
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