今日の禁断 |
教授 |
ニューフィルの定期が間近に迫ってきたことは、先週あたりからチラシやチケットの見本が飛び交っていたのからも分かります。そうなってくると、そろそろいつもの「企画書」が必要になってきます。ですから、昨日あたりまでに、ほぼ完成品に近いものを用意して、チケットの印刷が完了したらすぐ作れるようにはしておきました。ただ、実際に「ブツ」が出来上がってくる予定がはっきりしないことには、なかなか最後の仕上げまでには取りかかれないというのは、怠け者の性です。そこで、その辺の見通しを聞いておこうと事務局に電話をしたら、「もう出来上がって、今日の練習にみんなに配ります」というお返事、もう事態はそこまで進んでいたのですね。それから慌てて企画書を作り上げ、明日には発送できるように準備を進めてしまいましたよ。ほんと、こういうことは、何かきっかけがないことには、なかなかやろうという気にはならないもので。
飛び交っていたのは、印刷見本だけではありません。前回書いた合唱団の放送の件では、収録が終わった時点では「月曜日か火曜日」という事しか分からずに、この演奏会に関する様々なサイト(その中には、私が作った仙台練習のためのサイトもあります)でも、そのどちらの日かは特定できないまま、不確かな情報だけが飛び交っていたのです。結局、昨日の放送の分ではやらなかったので、その時点で自動的に「今日」だと言うことにはなったのですが、今朝の新聞の番組欄に「杜の都の青春を、演奏会で再び」という見出しが出たことで、それは確実なものになりました。この時間はもちろん家にはいませんから、DVDレコーダーをセットして出勤です。
ニューフィルの練習が始まる頃、「そろそろ放送されているのかなあ」などと思いながらも、雑念を払って演奏に集中です。そして、休憩になった時に、後ろの方から「○○さん、映ってませんでしたね」という声が聞こえました。それは、少し遅れてきたしできさん。何でも、車の中でたまたまテレビを見ていたらやっていたのだとか。「ずいぶん年を取っていた人が多かったですね。○○さんなんか、最年少じゃないですか?」と、かなり正直な指摘です。確かに、見た目はそんな感じなのでしょうが、でも、もっと若い人もいるんですがね。
家へ帰って、早速録画をチェックです。そうしたら、なんと、番組の一番最初のヘッドラインで、すでにその一部が流れているではありませんか。結構、大きく取り上げてくれたようですね。実際のものは、番組の終わり近く、かなり早送りをして、やっと見つかりました。練習の模様だけではなく、今までの流れとか、今回の演奏会で初めて演奏する曲の作者安野さんや森さんのことまで紹介するという、かなりきちんとした取材でした。しかし、確かに、映像で見る限りでは、年を取った人ばかりのように見えますね。でも、二人いる指揮者はどちらも私の後輩、でも、貫禄というのでしょうか、とてもそんな風には見えないような風格があるのでしょう。そのうちの一人がインタビューを受けていましたが、おそらく「感慨」と言っていたのに字幕では「考え」となっていました。これだとかなりニュアンスが変わってしまいます。
最後に仙台のスタジオから、演奏会の案内をしていましたね。しかし、これを見て聴きに行きたいと思っても、もはやチケットは完売です。なにしろ、「開演間際に来たのでは、空席を探すのは難しいので、早めに入場するように呼びかけて下さい」という告知が飛び交っているほどですから。 |
aventure number : 0722 |
date : 2006/3/7 |
|