3941(24/9/1)-3960(24/10/13)

今日の禁断 ウジエ


 今年はサンマがたくさん獲れているのだそうですね。ですから、きのう近所のスーパーに行ったら、大量に並んでましたよ。
 こんな風に、2本入りと3本入りのパックにして販売されていました。
 お値段も、3本で499円、2本だと398円と、まあ、最近のサンマとしてはリーズナブルですね。でも、同じ2本入りのパックで、赤いトレーに入っているのは598円というのは、なんなのでしょう。見た目、青いトレーのサンマと同じように見えるのですが。どちらも「北海道産生さんま」と書いてありますけどね。結局、どちらも買ってくることはありませんでした。
 そして、今日はニューフィルの指揮者練習です。いつもだと、土日の2日間に連続という日程でみっちり練習が出来るのですが、今回の橘さんの場合はスケジュールがタイトで、1日しか取れていませんでした。結局、懸念されていた台風の影響は全くなく、隣の建物なので楽器運搬もすんなり行われたようですね。「ようです」というのは、私は前半は降り番だったので、その現場には立ち会っていませんでした。
 それでも、練習開始直後には会場に着いていて、いつものようにまず写真を撮っていましたね。ここは、たまに使っている、日立システムズホール仙台のシアターホールなのですが、客席で聴いていると、なんだか異様な反響がしていましたね。金管のパルスなどが、もろに「やまびこ」になって反響しているのですね。これは、音楽ホールとしてはあるまじき音響設計です。確かに、その後吹いてみても、なんだかとても吹きずらかったような気がします。
 それでも、橘さんは、とても丁寧にブルックナーの第2楽章を作り上げていっていました。第3楽章も、やはり丁寧に見てくれましたね。ただ、時間があまりなかったので、それ以外の楽章はあっさりと触っただけ、あとは1ヶ月後、ということになってしまいました。やはり、1日だけというのは辛いですね。
 そんな中で、1楽章などは、しっかりアナリーゼまでしてくれていました。きちんと、どの部分にソナタ形式のパーツが来ているかとか、ブルックナーの場合はテーマが3つあるので、それぞれがどれなのかを教えてくれましたね。こういうことをきっちり教えてくれた指揮者は、あまりいなかったような。佐々木さんあたりは、やってくれていたかもしれませんけどね。
 ただ、途中で冷房が止まってしまったようで、かなり会場内が暑く感じられるようになってきました。そのせいか、終わったらぐったりしてしまいましたよ。
Aventure Number : 3941 date : 2024/9/1


今日の禁断 クリスマス


 きのうのニューフィルの練習では、指揮者練習の直後ということもあって、欠席者が何人かいました。その中の一人が、「くるみ割り人形」の1番フルート担当だったので、降り番だった私が代わりに吹くことになる、ということを、当日になって知らされました。まあ、私としては、そういう事態にも対応できるように、いつでも準備をしているので、別になんということはないんですけどね。実際、ちょっと前にも、その時には練習が始まってから急に帰らなければいけなくなったというので、急遽私が替わったことがありましたからね。
 ただ、その時は特に大変な曲はなかったので(フラッター・タンギングは得意です)大丈夫でしたが、今日やることになっている曲では、最後の「ワルツ」にかなりの難所がありました。
 チェレスタとハープで演奏するテーマをクラリネットとフルート、ピッコロがユニゾンで重ねる、という部分なのですが、以前ピッコロのパートを準備なしで吹いたら見事に討ち死にだったので、フルートを吹く時こそはちゃんとやろうと、練習はしてました。まあ、その甲斐あってか、きのうは何とか乗り切れましたけどね。
 それよりも、「葦笛の踊り」の1番フルートを吹けたのがうれしかったですね。1度はこの曲のこのパートをオーケストラの中で吹いてみたいと思っていたので、その「夢」がかないました。
 そして、そろそろ本番へ向けて、色々と動きが出てきました。それがチラシの印刷です。ちょっと前にゲラが出来てきたので、少し手直しをして、今週にはもう印刷が出来上がってきます。ただ、私としては、今回の会場の萩ホールへのアクセスを、チラシに入れてほしいと思っていたのですが、その時点で入れるのは無理だということで、断念せざるを得ませんでした。そこで、せめてサイトからでもチラシが出来た時点で公開しようと思って、それを作ってみました。
 まあ、写真は、こんなこともあろうかと以前撮っておいたもので、こちらでも1回公開してありましたね。それを、このホールのサイトにあった案内図(転載フリー)とドッキングさせたものです。オリジナルの路線だと実情に合っていないので、そこは直しておきました。現物はこちらでご覧になれます。
 これを作っている途中で、一番上の写真の中に、地下鉄の駅にあるイベント・ボードが写っていたことに気づきました。そこには、その時のイベントのポスターが貼ってあったのですが、この際ですから、今度のうちのチラシを貼っていただこうと思いました。まだ手元には完成品は届いていなかったのですが、まあ、その前の2校でも大丈夫でしょう。
  こんなにちっちゃくなってますからね。さっきのPDFを拡大すれば、もっと大きいのが見れますよ。
Aventure Number : 3942 date : 2024/9/4


今日の禁断 ティーズ


 そして、チラシの「完成品」が届きました。
 最初の段階では、同じような絵柄で、これともう一つのものが提示されていました。でも、私はこれを見た途端に、ついにここまでのレベルに達したのか、と、印刷屋さんを褒めてやりたくなりましたから、当然のようにこちらを選びました。この建物が、ザンクト・フローリアン修道院だと分かる人には、このデザインに込められた「ブルックナー」と「くるみ割り人形」という2つの情報を、見事に融合させたセンスに驚かされるはずです。
 ということで、デザイン自体はすんなり決まったのですが、細かいところで直しが入って、最終的にこれになりました。というか、この画像には、印刷されたチラシにはない情報までが加えられています。それと、裏面の情報にも、1ヶ所足らないものがあったことに、今になって気づきました。
 このデータが届いたのは、今日の午前中、そこですぐに公式サイトを更新して、前回の案内図のリンクも作りました。そして夕方には、現物のチラシとポスターがいつもの練習場に届いたので、それの袋詰めの作業がありました。ポスターの方はいつものように丸めて持って行けるように、前もって「帯」を作っておきました。
 以前の演奏会のチラシを切って、ノリで貼り付けました。こんな風に佐々木さんや新田さんの顔が見えるものもあります。
 これを使って、ポスターを丸めていったのですが、しばらくするとそれを保存しておく箱が小さすぎることに気づきました。楽器倉庫の中を見ても大き目の段ボール箱などは見当たりません。と、このポスターが梱包されていた箱の中に、緩衝のために、同じ大きさの段ボールが何枚か入っていることに気づきました。それで、倉庫にあったガムテープを使ってそれを箱にして、丸めたポスターを置いておくようにしました。
 でも、こんなに大きくなくてもよかったんですね。
 ただ、来週の練習は分奏なので、これがみんなの手に渡るのは、その次の週になってしまいます。私の分はもう持ってきてありますから、すぐに置きに行けますけどね。
Aventure Number : 3943 date : 2024/9/6


今日の禁断 グーグルマップ


 今週は土日に何の予定もなかったので、落ち着いて買い物などに行けました。近所のスーパーには、こんなコーナーがありましたね。
 あんまりたくさんあるので、戸惑ってしまうのでしょうね。
 それはそれとして、今日の朝一で、別のスーパーに夕食用のお弁当を買いに行ってみました。休みの日には料理はしないことが多いもので。そこで、最近気に入ってるのが、北環状線のブランチにあるコープのお弁当です。ここは、他のコープに比べて品ぞろえが豊富なので、色々選べて重宝しています。シューマイは絶品ですし。
 ところが、開店直後だったせいか、そのお弁当売り場はまだ品物があまりできてなくて、スカスカでした。買おうと思っていたチャーハンと唐揚げのセットも、全く見当たりません。やっぱり、お昼ごろにならないと、ここが一杯にはならないのでしょうね。そんな恨めしそうな顔をしてふとバックヤードをガラス越しにのぞいて見ると、そこでお弁当を作っている女性と目が会いましたた。そうしたら、その人はわざわざ外に出てきて、「何かお探しでしょうか?」と聞いてきましたよ。ですから、私はそのお弁当を欲しいのだと言ったら、「今お作りしますので、ちょっとお待ちください」と言って中に入って行き、しばらくして出来上がったお弁当を私のところに持ってきてくれたのですよ。もうすでに、チャーハンも唐揚げも出来上がっていたのですが、まだそれは詰め合わせるラインには乗っていなかったので、わざわざ作ってくれたのですね。そんなことができるお店だとは思っていなかったので、ちょっと感激です。
 その後は、金曜日にもらってきたチラシとポスターの私の担当分を、いち早く配達してきました。まずは、ご近所の水の森、そして三本松。ここでは、「チラシは10枚もあれば大丈夫です」と言われて、20枚を返してよこしました。ここは前回から、私が来るようになっていたのですが、何かいまいち相性が悪いというか、行くたびになんかいやな気持になる、というセンターですね。
 気を取り直して、旭ヶ丘に向かって、市民センターとイタリアン・ティーズです。ティーズには、その返された分も一緒にして、50枚置かせてもらいましたよ。ここはもう常連ですから、その場でカウンターに並べておきました。そこからは北環状線から長命ヶ丘に入って、愛の鐘通りをまっすぐ行った南中山で最後です。
 こんな風に、(ほぼ)一筆書きで行けるようにコースをとったのですが、結局全部回るには1時間半ぐらいかかりましたね。もっとたくさんの場所をお願いしている方もいますけど、まあ、ボチボチとやってみてください。チラシとポスターは、再来週までお渡しできませんけど。
Aventure Number : 3944 date : 2024/9/8


今日の禁断 ヴィ―ナス


 きのうは、ニューフィルの木管分奏の日でした。ですから、会場もいつもの旭ヶ丘の大ホールではなく太白区の市民センターです。そこは、地下鉄の駅の真上なので、地下鉄を使った方が時間的には早いのでしょうが、きのうは、この間作ったチラシとポスターのセットを持って行かなければいけなかったので、車で行くことにしました。確か、入れ放題で600円という駐車場が、会場のそばにあったはずですから。
 ただ、そこが空いていない時に他に捜したりすることも考えて、まずは現地に着いた後で晩御飯を食べることにしました。いつもは、「とらのこ」なんかで食べてから行くのですけどね。
 そこで、近所に手ごろなお店がないか調べてみたら、すぐお向かいにサイゼリヤがありました。ここは、他のお店に入ったことがあったのですが、それはたぶん10年ぐらい前のことですから、メニューも変わっているでしょうね。当然、注文はタブレットで、もしかしたらロボットもいるかもしれませんね。
 もちろん、そこは初めて行ったお店なのですが、その内装はこれまで行ったお店とは全然違ってました。建物自体も、よくあるのは一戸建てですが、ここはビルの1階のテナントでした。そして、その中はなんとも地味な、モノクローム主体の暗いものでした。他のお店のようなボッティチェリの複製など、どこにもありません。
 スタッフに案内されたのは、窓際の、2人が向かい合って座るようになっている席でした。それが壁全体に並んでいるのですが、その間には仕切りがあるので、前後に座っている人の姿は見えません。女性と向かい合っていちゃいちゃしても分からないような配置ですね。ただ、テーブルがとても狭いので、2人分の料理を乗せることはかなり難しそう。
 意外なことに、そこにタブレットはありませんでした。その代わり、メモ帳が置いてあって、そこにメニューの番号を書き込んでスタッフに渡すようになっていました。受け取ったスタッフは、それを見て、きちんと注文したものであるかどうかを確認してくれます。
 まあ、料理は予想以上においしかったですね。なんと言っても、その値段から想像されるものとは、全くレベルが違っていましたね。この界隈にある別のファミレスとは大違いです。今度は、台原のサイゼリヤに行ってみましょうかね。
 食べ終わったら、駐車場に戻って、楽器を入れた重たいカバンと、さっきのチラシとポスター、それと、木管のメンバー全員に渡すチケットとチラシの袋を人数分入れた段ボール箱を持って、会場に向かいます。それほどの距離はないのですが、なんせ気温が高いものですから、もうへとへとになってしまいましたよ。会場に着いたら、汗だくです。
 そこで、カバンを開けてみると、いつも分奏の時に持ってきていた譜面台がありません。他の荷物に気をとられていて、すっかり忘れていたのですね。仕方がないので、椅子を重ねて、そこに楽譜を置いて演奏しましたよ。
 忘れたのはそれだけではありませんでした。広報係として今日来るはずのメンバーの分だけ用意していたはずなのに、ポスターはきっちり持って行ってもらう場所の分だけあったのですが、チラシが入った袋が、人数分しかなかったのですよ。何を勘違いしていたのでしょうね。まあ、とりあえず1か所だけ行っていただいて、残りの分は来週の練習の時に持って行っていただきましょうね。
 練習では、このようなポリリズムが全然合わなかったので、見かねたオーボエのSTさんが「三連を6拍にとったら、合わせられるよ」と言ったのですが、そこではやってみませんでした。それを、今日一人で試してみたら、見事にはまるようになりました。さすが。
 終わって駐車場の料金を払おうとしたら、いつの間にか700円に上がってました。それでも、道路は空いていたので、家まで20分しかかかりませんでしたよ。これだったら地下鉄より早いですね。
Aventure Number : 3945 date : 2024/9/11


今日の禁断 ナタリー


 来月になると、竹内まりやの新しいアルバムが発売になりますね。
「Precious Days」というタイトルのこのアルバム、何でも、オリジナルアルバムとしては10年ぶりになるのだそうですね。「Trad」というのが、その、10年前に出ていたアルバムですね。このリンクを読んでいただければわかるように、これを聴いた時の失望感はかなりのものでしたから、今回のアルバムはもう買わないつもりです。いつものことですが、山下達郎が自身のラジオ番組でそのプロモーションを買って出ていて、アルバムにも入っている最新シングルをかけまくっているのですが、それを聴くにつけ、その10年前の失望感がさらに募ってきていましたからね。
 まあ、以前から分かっていたことですが、彼女がこのところ作っている曲は、どれを聴いてもそれまでの曲のパーツを切り貼りしたもののようにしか思えないのですよ。今回のシングルにしても、確かにナポリなどを使った斬新さはあるものの、途中の転調などはまさに彼女のパターンでしかありませんからね。
 そして、こちらで書いていた彼女の代表作である「駅」にしても、今となってはやはりダニエル・ビダルのパクリとしか思えません。
 彼女のアルバムは全て購入してきた私ですが、何事にも終わりがあるように、私の彼女に対する「押し活」は完全に終わっています。これからは、忘れられない過去の名曲を聴きつつ、この、かつては偉大だったアーティストを偲ぶことにしましょう。
 なんでも、今回のアルバムでは、なぜか最近人気を集めている「カセットテープ」でのリリースもあるそうですね。オーディオファイルである達郎がそんなことを許したのも、ちょっと信じられません。まあ、彼は絶対に自分のアルバムをカセットで出したりはしないでしょうけどね。
 どうせ、そんな「懐かしい」フォーマットで出すのだったら、カセットではなく「EP」の現物でも出してほしかったですね。これは、達郎が「シングル」で「クリスマス・イブ」を出していましたから、出来ないはずはありません。つまり、いまだにまかり通っているこのようなでたらめを一掃するには、ここで「これが『EP』なのよ」と言ってくれるインフルエンサーが必要なのですよ。そうすれば、最近デジタルの世界でも頻繁に使われているこの言葉に対する理解も、さらに広がることでしょうし。
 あ、でも、そもそもカッティング・エンジニアが「EP」のことを知らないのですから、作るのは無理?
Aventure Number : 3946 date : 2024/9/13


今日の禁断 プロポーザル


 仙台市が新しく作ろうとしている音楽ホールについては、今年の1月末にかなり具体的な内容が明らかになっていたので、それについてはさんざん書かせていただきました。仙台市に直接意見書のようなものを送ってもいましたね。でも、それからかなり日時が経っても、それ以降の動きは全く伝わっては来ませんでした。たとえば、実際に設計を行ったりするところなどは、そろそろ決めないとだめなのでは、と、心配していたところでした。
 そうしたら、今日の朝日新聞に、その設計者が決まったという記事が掲載されていたではありませんか。そこにはモノクロの写真もありましたね。そこで、他の新聞ではどんな扱いなのか調べてみたら、地元紙の河北新報では、すでに8日深夜のネット記事に、同じものが掲載されていました。どうやら、その日にコンペが行われて、そこで設計者が一つに絞られていたようですね。そこには、朝日と同じ写真のカラー版がありました。

(ホールの内部?)

(外観)

 さらに、ネットでは、「みやぎ建設新聞」というところが10日にアップした記事も見つかりました。こちらはさすがに業界紙とあって、そこで落選した他の設計事務所の名前まで、しっかり書かれていましたよ。
 まず、こちらに、その3紙の新聞記事をまとめてみました。差しさわりがあるので、認証を設けてあります。IDに私の苗字、PWに私の名前をローマ字で入れていただければ、閲覧できます。
 読んでいただければ、それらは基本的に同じ情報を伝えていることが分かるはずです。当たり前ですね。
その骨子は、
  1. 音楽ホールは、コンサート、合唱コンクール、オペラ、舞台演劇の4つのジャンルに対応して、仕様が変わる。
  2. 音楽ホールの周りに、バルコニー席、ロビー、テラスなどが集まる。
  3. 震災のメモリアルコンサートの時は、大ホールの壁を開放して、建物全体が使われる。
  4. 被災地の木材を多く使って建設される。

 というもののようですね。ただ、依然として、私が抱いていた音楽ホールとは全くかけ離れたものになってしまうのだな、という印象はぬぐえません。
 1.では、相変わらずホール内を演目によって形を変える、というアホなプランが貫かれています。前の計画だとそれは2つのパターンだったものが、ここでは4つに増えていますし。そして、「コンサート」と「合唱コンクール」とでパターンが変わる、というのは、全く理解できない発想です。合唱団のコンサートの時は、どうすればいいのでしょうね。というか、なぜ「合唱コンクール」などという珍しいものがここに登場しているのでしょうね。「吹奏楽のコンクール」の方が、需要がありそうなものですけど。
 そして、2.も、それぞれの記事で微妙に表現が変わっていて、その実態がいまいちイメージできません。それを説明しているのが上のイラストなのでしょうけど、これも不思議な絵ですねえ。天井付近に浮遊している板の上に人が乗っているというのは、いったいどういうシチュエーションなのでしょう。
 3.が、もしかしたらこのイラストが表現していることなのかもしれません。確かに壁がなくなって、いますからね。
 4.は、今のトレンドなので、何も言えません。
 そして、なんと言っても不安なのが、設計者が、あの大阪万博の「リング」を作っていた人、ということです。あんなしょうもないアイディアをここに持ち込まれたりしたら、目も当てられません。これは、朝日の記事だけには「大阪・関西万博の会場デザインをてがけ、発案した木造巨大屋根『リング』には『建設費が高すぎる』という批判もあった」というネガティブな記述がありましたね。
 唯一期待を持てるのが、建設新聞だけにある「音響コンサルは永田音響設計が担当」という記述です。まあ、豊田さんが直々に手掛けるとは到底思えませんけどね。でも、こんなでたらめな設計の中で、まっとうな音響を作り上げるのは至難の業ではないでしょうか。
Aventure Number : 3947 date : 2024/9/15


今日の禁断 サンドウィッチ


 きのうの仙台市のホールに関する新聞記事を何度も読み返していたら、さらに突っ込みどころがいっぱい見つかりました。まずは、そのロケーションについて。
 それは、建設が予定されている、かつては仙台商業高校があった場所の地名です。そこは、私はてっきり「川内」だと思っていました。「仙商=川内」と、当然のように認識してましたよ。ですが、本当は「青葉区青葉山(河北)」、「青葉山エリア(朝日)」、「青葉山地区(建設)」と、いずれの記事にも「青葉山」とあるように、「青葉山」という住所なのですね。この写真の右下の枠内がそう呼ばれている地域なのだそうです。その中の北半分(赤い部分)が建設予定地ですからね。
 それに対して、「川内」というのはこの地域。
 道路1本隔てて、「青葉山」なんですね。「山」でもないのに。
 というか、私あたりは、その西側に広がる、本当の「山」の部分が「青葉山」だと思っていたのですが、それは住所としては「荒巻」と呼ばれているのだそうです。
 正確には「大字荒巻字青葉」になるのでしょう。この「大字(おおあざ)荒巻」というのは、かつては仙台の市街地の北部と西部に広がる広大な地域の総称だったのですが、都市化が進んでそれらは大字の「荒巻」が外れて、「小字(こあざ)」のみで、「貝ヶ森」とか「川平」のように呼ばれるようになっていき、現在ではこの枠内の地区だけになっています。
 いずれにしても、この「青葉山」という地名は、「山」そのものではなく、単にその山に隣接した地域、という意味しか持ってはいないのでしょう。ただ、一応そんな住所になっているので、当然のように「青葉山のホール」みたいな呼び方が、このようにほぼ定着していますが、これは何とかしてほしいものです。私にとっては、「青葉山」というのは、時折熊が出没するような丘陵地帯のことなのですよ。こんな「開放的」な建物がそんな名前を名乗ったら、間違えて熊さんなどが入ってくるかもしれませんよ。
 そして、やはり気になるのが、音楽ホールを用途によって形を変えてしまうというかなり手荒な方式です。これは、「コンサート、合唱コンクール、オペラ、舞台演劇の4パターンに対応できる可変型を採用(河北)」、「コンサート時のサラウンド型、合唱コンクール時のプロセニアム(額縁舞台)型、オペラ、舞台演劇の4パターンに対応して仕様が変わる(朝日)」、「コンサート、合唱コンクール、オペラや舞台演劇など演目に応じたパターン転換(建設)」というように、どの記事でもしっかり取り上げていますから、すでに決定事項となってしまっているようですね。
 しかも、建設新聞では、もっと具体的に「舞台上部を成すフライタワーは鉄骨トラスとする」という、専門的なことまで示されています。「フライタワー」というのは、県民会館のような普通の多目的ホールのステージの上に高く広がっていて、吊り物を収納している空間のことです。下のようなさる多目的ホールの断面図の赤丸の中ですね。その中には、「コンサート」用の反響版(赤い部分)も見えますね。
 つまり、これを作るということは、必然的にプロセニアム・タイプのホールになる、ということです。もちろん、これは朝日の記事にあるような「サラウンド」、つまり「ヴィニャード・タイプ」のホールには全く必要のない部分です。ということは、この形にする時には、ステージの上に天井を設置することになるのでしょう。そんなホールを、以前紹介していました。こちらをご覧ください。
 ただ、「サラウンド」と言っているのですから、当然ステージの後ろにも客席が設置されるはずですから、やはり、以前ここで取り上げた「スタインメッツ・ホール」みたいな、移動式の客席を使うのでしょうか。その詳細はこちらで。
 でも、どちらのホールもなんだかなあという感じでしたね。特に今回の設計者が強調しているのが「開放性」のようですから、それともそぐわないのではないでしょうか。いったい、設計者はどんな「仕掛け」を考えているのか、とても興味があります。でも、全く期待はしていません。仙台市はこの計画のスタート時点で、すでに間違った方向に走り出していたのですからね。
Aventure Number : 3948 date : 2024/9/16


今日の禁断 ナナコ


 まずは、数日前の私のブログのランキングから。「音楽」というジャンルで、普段は10位台か20位台の間を上下しているのですが、たまにベスト10内に入ることがあるので、一応記録として残しておきます。
  私は5位でしたが、7位と10位の人は常に私の上にいたので、嬉しかったですね。もっとも、次の日には10位台に落ちてしまいましたけどね。あとでログを調べてみたら、朝の5時ごろに同じ人が何回もリロードしていたみたいですね。
 こうやってランクが上がって行くのは楽しいものですが、物の値段のランクが上がるのは、いやですね。それが、今まではその上がり方がそれほど大きくなかったものが、昨今はもう信じられないほどの増額になっていますから、困ります。さらに、値段を上げるのではなく、ポイントサービスをやめる、という形で実施的な値上げを図っていた所を見つけました。それは、いつも利用している近所のスーパーなのですが、毎月1日に電子マネーに2万円チャージすると200ポイントが付与される、というサービスが、来月から廃止されるというのですよ。1ポイントが1円と交換できるので、200円分のサービスがなくなるということです。大した額ではありませんが、そんなところでケチってどうするの、という感じですね。
 そして、極め付きが、来月から実施される郵便料金の値上げです。63円だったハガキが85円になるんですって。なんと35パーセントのアップですよ。消費税の3.5倍じゃないですか。まあ、年々年賀状も減っているようですし、郵便そのものの利用者も減っているのだから仕方がないというのでしょうが、そんな「自然減」を消費者が肩代わりするというのには、とても納得できません。そして、その実施のやり方も、なんとも薄汚いものでした。
 普通「値上げ」をすると分かっていると、それが安いうちに買っておこうという動きが出るのは自然なことですよね。逆に、その分、一時的に消費が伸びるので、業者にとってはありがたい現象のはずです。ところが、このハガキなどは、そういうことが全くできないのですよ。つまり、63円のハガキをいくらたくさん買ったとしても、10月1日になれば、そのままではもう紙くず同然となってしまって、使うことが出来なくなってしまうのですからね。
 今日、職場で、世話人さんたちに向けて、さるイベントの案内を往復ハガキで連絡することになったのですが、そのハガキがちょっと足らなかったので郵便局に買いに行きました。今だったらまだ126円で買えますからね。そうしたら、それを受け取った時に郵便局の人が、「お出しになるのは今月中ですか?」と聞くので、やっぱりな、と思い、そうだと答えました。さらに、その人は「返信も今月中ですか?」と聞くので、それもそうだと答えました。そうしたら、「もし、返信が来月になると、あと22円分切手を貼ってください」と言うのですね。つまり、今は片道63円で出せるののだが、10月になってから返信すると、同じハガキの半分は、もはやそのままでは使うことが出来なくなる、ということなんですね。なんという、セコいやり方なのでしょう。
 ところが、帰ってきてそのハガキの文面を確認すると、返信は「10月末まで」となっていました。だとしたら、返信の部分にはその「22円分の切手」を貼らないといけないじゃないですか。ですから、もう1回郵便局に行ったら、ちゃんと、その「22円切手」というのががあるんですね。なんという周到さ。思わず笑ってしまいましたよ。
 たとえば、「20円切手」というものはすでにあるのですから、「20円」の値上げだったら、そのまま使えます。でも、「22円」だったらこんな半端な切手を印刷する経費が必要になってくるのですよ。そんなものまでが、この値上げ分に含まれているのだとすると、おのずとこの組織がどこを向いて仕事をしているのかが分かってきませんか?
Aventure Number : 3949 date : 2024/9/18


今日の禁断 ウンスク


 今週のニューフィルの練習は木曜日のきのうでした。そこで、お約束通り、この間晩御飯を食べたサイゼリヤの、台原バージョンに行ってみることにしました。このお店に来るのは、たぶん、10年ぶりぐらいになるはずです。その頃は、ニューフィルの練習が終わった後に、委員会をやるために来たことが何回かありました。昔はそのようなことをやっていたのですよね。そのあとは、震災があって私の職場で練習をするようになった関係で、委員会だけはそこでやることになりました。でも、何しろ時間が遅いのがネックだったので、今では練習とは別の日の夕方にやるようにしてますけどね。
 それで、どんだけ変わっているかと思ってそこに行ってみたのですが、まず駐車場の段階で何にも変わっていなかったのには、ちょっと拍子抜けでした。お店の中も、テーブルや椅子の場所まで変わっていないようでしたね。内装もおそらく変わってはいないようでした。なんか安心しますね。
 ここで食べてみたのは、この間食べたのとは別の鳥料理でした。
 最初はデミグラスソースをつけないで一口食べてみたら、肉がなんだか臭くてまずいんですよね。塩味だけが強くて、風味が全然ありません。まあ、値段が値段ですから、そんなものなのでしょう。と思いつつ、今度はデミグラスをつけて食べてみたら、その肉が全然臭くなくなったのですよ。まさに魔法のソースですね。そうやってごまかしているので、こんな肉でもきっちり食べられるようになるのですね。頑張ってください。
 その前の日に、こんなコンサートがありました。
 大井さんというのは、クセナキスの「シナファイ」という超絶技巧が求められるピアノとオーケストラのための作品をルクセンブルクのオーケストラと録音して、そのアルバムが日本でもブレイク(テレビでも紹介)した時のソリストです。その頃、ルクセンブルクに転勤になったニューフィルのメンバーに、そんな人がいるんだよ、と教えてあげたら、なんと彼女はルクセンブルクで大井さんとお知り合いになってしまったのですよ。そして、仙台にもやってくる、という情報までいただき、私とも会えるようにセッティングをしてくださいました。
 そこで、甘党だという情報もあったので仙台駄菓子をお土産にして、仙台フィルの定期演奏会の時に会いに行きました。そうしたら、後半は隣の席が空いているので、一緒に聴きましょう、となりましたね。
 それ以来、SNSなどでコンサートの案内は頂いていたのですが、それはいつもパスしていました。そうしたら、こんなコンサートがある、というのが届きました。これはもう、私にとっては絶対に聴きに行かなければいけないものだ、と思いましたね。スコアまで買ってしまった「エオンタ」を生で聴ける機会など、これを逃せがもう一生ないはずですからね。でも、平日のソワレ、しかも、会場が豊洲ということは、日帰りはまず無理です。やむなく涙を飲みましたよ。会場もキャパが300と小さいところですから、もうチケットもないかもしれませんしね。
 でも、あとでSNSで当日券もあったことを知りました。しかも、思いもかけないメジャーなブログでもその模様が紹介されていたりしたので、やっぱり行っておけばよかったなあ、という思いは募ります。残念なことをしました。
Aventure Number : 3950 date : 2024/9/20


今日の禁断 ハイエース


 数日前、街中を車で走っていたら、こんなバンを見かけました。
 いったいこれは何だ、と思ってしまいましたよね。ただ、左上に「こだまのどら焼」と書いてあるので、かろうじてこれが「どら焼」の断面だと分かりました。ここのどら焼は、あんこの中に求肥が入っているんですよね。ですから、最初はその部分が肉の脂身に見えてしまって、ハンバーガーなのかな、と思ってしまいましたね。
 それにしても、巨大などら焼ですね。というか、こんなリアルな写真だと、実際にこんなのが荷物となって積まれているのでは、と思ってしまいますよね。そうなると、これは「布団」に見えなくもありません。いずれにしても、インパクトのある仕掛けですね。
 これが、元の画像でしょうね。
 実は、このどら焼屋さんの創業者が、職場の顧客だったので、私もご本人にお会いしたことがあったのですが、その頃はこんな奇抜なことは絶対にやらないだろうという、温厚な方でしたね。でも、代替わりして、やはり時代に合わせてこんなことを始めるようになったのでしょう。
 ただ、不思議なのは、後ろのウィンドウをこんなフィルムで遮ってしまったら、運転する人は後方の視野が失われてしまいますよね。いや、私の車には、後にカメラが付いていて、ルームミラーでそれがモニターできるようになっていますから、ごく普通に使っていますけどね。ただ、こんな商用車に、そんな設備があるものなのでしょうか。
 それで、ちょっと調べてみたら、やはりこの車には、オプションでそういう「デジタル・ミラー」が付けられるようになっていました。
 これが、そのカメラです。確かに、さっきの車には、全く同じものが付いていますね。ただ、この写真にそのカメラの横にもう一つ黒いものがありますが、これはワイパー用のノズルなのでしょう。前の車にはそれがないのは、このカメラがあれば、ワイパーを使う必要がないからなのでしょうね。
 実際、こういう商用車では、運転手の後ろに山積みに荷物を載せたりすると、後が見えなくなってしまいますから、そもそもウィンドウ自体が用をなさないので、こんなカメラが使われるようになっているのでしょうね。
 私の車のデジタル・ミラーは、もう使い始めてから8年目になりますが、それまでのアナログ・ミラーからはなんの問題もなく移行できました。視野も広くなっていましたしね。ただ、最近、後ろをLEDのフロントライトの車が走っていたりすると、それが点滅しているように見えるのが面白いですね。つまり、動画と同じことで、カメラでは静止画を撮ったものを、短い間隔のフレームでモニターに送っているのですが、LEDというのは高速で点滅しているものですから、その「消えている」部分がフレームに入ってしまって、そういう見え方になるのですよね。肉眼では、絶対に点滅しているのわ分かりませんけどね。
 こだまのどら焼は、小倉とずんだとバターの3種類ですが、三島食品の「人名ふりかけ」は全部で10種類あるようですね。近所のスーパーでは、8種類しかありませんでした。
Aventure Number : 3951 date : 2024/9/22


今日の禁断 ファクシミリ


 この間のニューフィルの練習では、ブルックナーの第4楽章をほとんど通しでやっていました。その時に、私は、なんということもないところでフルートのソロを落としてしまったのです。幸い、この曲の場合、フルートソロはそれほど重要なものではないので、そこでは練習指揮者はもちろん気が付いていたのでしょうが、決して突っ込むことはありませんでした。でも、その時の私の心境は、まさに何が起こったのか分からなかったという状況でしたね。これまで何回もその個所は練習していたのですが、一度も落ちたことはありませんでしたから焦りましたね。
 それで、次の日に冷静にそこを分析してみたら、そこに入る前の休みの小節を数え忘れていたことが分かりました。意外と休みの多い曲なので、結構休みが続くことがあって、そこを勘違いして、まだあと何小節かあるな、と思っているうちに落ちていた、という状況だったのでした。
 ご存知だと思いますが、オーケストラの曲の楽譜には、普通は小節番号と、練習番号(記号)というものが入っています。小節番号の方は、普通はスコアだとページの始め、パート譜だと段の始めに書いてあったりしますし、場合によっては10小節ごとぐらいに楽譜の下に小さく書いてあったりしますね。そして、練習番号というのは、曲の中での音楽的な切れ目のところに番号、またはアルファベットで入っています。小節番号はもう楽譜が出来た時に決まっていますが、この練習番号は、基本的には作曲家が入れます。そうでないときは校訂者、あるいは出版社が入れることもありますね。それは、楽譜の上か、上と下の両方に、かなり大きな字で、記入されています。それを見て、指揮者はどこから始めるか指示をするのですね。もちろん、小節番号で指示を出す人もいます。
 ということで、それらの番号は、練習を効率よく進めるために必要なものになっていますから、どんな作曲家の作品にも入っています。そして、ブルックナーにもそれは入っているのですが、彼の場合、練習番号はアルファベットで自筆稿に記入しているので、そのまま楽譜には印刷されていますが、その印刷楽譜には、それとは別に小節番号が、かなり大きな文字で、楽譜の上に書いてあるのです。
 これは、私が今使っているブルックナーのパート譜の一部です。
 2段目にある「N」というのが練習番号ですね。ここで曲想が変わっています。そして、その先の「200」というのが小節番号です。これは、ブルックナーが入れたものではありません。ただ、この小節番号というものには、音楽的な意味は一切ないにもかかわらず、ここでは、その「200」は、そのパートが休みの間でも、その番号のところはわざわざ休みの途中にもしっかり記入されているのですよ。
 たとえば、その2段下の「P」の後では、12小節、つまり4小節が3つと切れの良い部分なのに、その中に「230」と「240」を入れるために、それが1小節+10小節+1小節に強制的に分けられてしまっているのですよ。これは、全くもって邪魔くさいやり方です。我々は、休みを数える時は、だいたい4小節とか8小節という、切りの良い数で区切って数えるという習慣がありますから、こんなことをやられるのは非常に迷惑なんですよね。ですから、私はここは、わざわざ4小節ごとに書き換えてありますよ。
 こんなアホな小節番号を入れたのは、新しいブルックナー全集を校訂したロベルト・ハースでした。さらに、その時にハースは、ブルックナーがもっと大切なことを楽譜に込めていたことを、完全に無視していました。
 これは、上のパート譜の「S」からの部分の自筆稿です。

 スコアの一番下に、番号が記入してありますね。これは、ブルックナー自身が付けた番号で、1から始まって、切りのいいところでまた1から始まるという数列です。それは、Sからだと2、8、4という数字で終わっています。つまり、それぞれ2小節、8小節、4小節で一つの単位になっているということを示しているのですね。ですから、私もパート譜の休みの部分をそのように分けておきました。これだったら、音楽の流れに従った切り方になるので、ストレスなく休みを数えることができるはずです。
 つまり、そんな重要なことを、ハースはそのスコアには全く反映させていなかったのですよ。そして、それと全く同じ版下を使って、違うところだけ手書きで直すという安直な「校訂」に終始したレオポルド・ノヴァークも、その部分を踏襲していました。
 先日お亡くなりになったベンヤミン・グンナー=コールスは、そんな国際ブルックナー協会に嫌気をさして、「新原典版」を作ろうとしたのでしょうね。彼のスコアの下段にはには、しっかりこの数字が記入されています。
 自筆稿はIMSLPで簡単に見ることができますから、ぜひご覧になってみてください。
Aventure Number : 3952 date : 2024/9/25


今日の禁断 ヴェンダース


 WOWOWで、評判の映画「Perfect Days」を放送していたので、さっそく録画して、きのう見てみました。各方面で絶賛されていたのですが、確かにそれが納得できる、素敵な映画でしたね。
 この映画の舞台は現在、21世紀の東京ですが、その中に登場する主人公の住居は、おそらくは20世紀半ばに建てられたと思われる2階建てのアパートです。ただ、それは、部屋の中に階段があって2階に行けるという「メゾネット」タイプなんですよね。これはセットではなく、既存の物件に手を入れて使っているそうですが、あの時代にそんなしゃれたアパートがあったということに驚かされます。その2階の窓からは、スカイツリーが見えるというのが、すごいですね。ここで、21世紀と20世紀が同居している、という設定が生まれます。メゾネットなのにお風呂がないので銭湯に行く、というのも、ギャップですね。そして、その2つの時代をつなぐものとして頻繁に登場しているのが、首都高速道路でしょうね。
 これが2階の寝室です。隣にもう一部屋あって、そこには主人公が拾ってきた草花が置かれています。ここでは、向かって左の壁に本棚と、「カセット」の棚があるのですよ。
 これが本棚。殆どが文庫本、これは彼が行きつけの古本屋さんで1冊100円で買ったのでしょうね。でも、すごい量ですね。
 そして、その隣にあるのが、
 なんと、カセットテープとカセットデッキではありませんか。ここでも21世紀と20世紀半ばが同居していますね。そして、このカセットテープが、物語の中では大活躍していました。彼の仕事はトイレの掃除ですが、そこに向かう時にたくさんの荷物を積んで乗って行くミニバンには、カセットのオーディオが付いているのですよ。今の車では、カセットはおろか、CDすらももはやかけられなくなっていますからね。そして彼は、目的地までの行き来の間に、お気に入りのカセットを毎日聴いているのですね。全部、その時代に買い揃えていたのでしょうね。
 ただ、彼もおそらく知らなかったのでしょうが、ひょんなことから仕事仲間と一緒に行った、下北沢のヴァイナル・ショップで、このようなカセットが1本8000円とか、1万円以上で売買されていたのですね。これには、私も驚きましたね。というか、私はカセットはあくまで録音する時に使うツールで、録音されたものを買うという習慣は全くありませんでしたからね。それが、現代では新譜をカセットで出す人がいるような時代になってしまいました。
 もう一つ、石川さゆりがあがた森魚のギターで「朝日が当たる家」を歌うシーンなどは、その国籍も時代もジャンルも超えた組み合わせに絶句しましたね。
 そして、もちろん、ここでの主役である公衆トイレの美しさには、驚かされます。まさに、現代の奇跡ですね。確か、この映画の発端はこれらの渋谷区のトイレのPRだったはず。それは大成功でしたね。
 そんな、時代の混在という現象は、どこにでも転がっています。私がよく通っている道の脇は、以前はこんな風になっていました。
 そもそも、下の駐車場の部分も、かつては鉄工所が建っていた場所なのですが、そこがなくなって、その後ろにあった崖の上にある民家が見えるようになりました。そこには、その崖に面した階段を歩いていかなければたどり着けないのですが、そこに、買い物袋を持って登っていたお婆さんの姿をよく見ていたものでした。
 それが、1週間ほど前に、こんなことになっていて、その建物は姿を消していましたね。20世紀半ばが、一つ消えてしまったのです。
 普通は、それを「昭和」とか言ったりするものでしょうが、文化や流行というものは決して「元号」によって変わるものではないと常々思っているものですから、敢えて「20世紀半ば」と書いています。したがって、「昭和歌謡」などという言い方は、大嫌いです。
 アパート内部の写真は「シネマドリ」様から拝借しました。
Aventure Number : 3953 date : 2024/9/27


今日の禁断 スターリン


 最近、夢の中にあるメロディが現れてきました。こんなメロディです。
 目が覚めても、これが頭の中で鳴っていて、とても気になります。なんか、だいぶ昔に聴いたことがあるような気がするのですが、それが何の曲だったのかは、全く分かりません。
 ところが、しばらくすると、確かダークダックスあたりが、こんな「ロシア民謡」を歌っていたな、という気になってきました。この男声カルテットは、多くのロシア民謡をレパートリーにしていたはずでした。その歌詞まで断片的に思い出したので、それで検索したら、それは「泉のほとり」という曲でした。
 これなら、良く知っていますし、歌詞も全部思い出せました。
泉に水汲みに来て 娘らが話していた
若者がここに来たら 冷たい水あげましょう
緑の牧場に髭面の 兵士がやってきて
冷たい水を飲みたいと 娘たちに頼んだ

美しい娘さん 髭面を見るな
兵士にゃ髭も 悪いものじゃない
私は陽気な若者

ふた月もの戦いで 髭も髪も伸びたのさ
このむさくるしいなりを 娘さん許してくれ
そこへ床屋の兵隊が来て 「髭面は集まれ」
みるみる若者は魔法の 水で洗ったようになった

美しい・・・(リフレイン)

楽しみの時は過ぎた 今しばらくさようなら
平和を戦い取って またみんなで踊ろうよ
矢のように駆けてゆく 勝利の日目指し
若者に名残は尽きぬ 娘の歌は流れる

美しい・・・(リフレイン)

そして、楽譜です。
 3番までの歌詞がある歌でしたが、私の記憶では、2番までしかなくて、この3番はYouTubeのダークダックスの音源を聴いて拾ったものです。そうなると、それまでは兵士などは登場するものの、なんかのどかな雰囲気が漂っているなあ、と感じていたものが、もうちょっと突っ込んだ意味が感じられるようになりました。「平和を戦い取って」という歌詞ですね。もっと直接には、「これから敵の兵隊を殺しに行って」ということですよ。
 そこで、ちょっと調べてみたら、そもそもこの曲は「ロシア民謡」ではない、ということが分かりました。つまり、「民謡」のような伝承歌ではなく、新たに作られた歌だったのです。正確には、セルゲイ・アルィーモフ(作詞)とアナートリー・ノヴィコフ(作曲)によって作られた「軍歌」だったのですよ。戦争を鼓舞する歌ですね。出来たのは1944年、「ソ連」時代、第二次世界大戦の頃ですね。こちらにその元の歌の音源がありますが、歌詞の一部は
僕らは 2カ月続けざまにドイツ人をやっつけた 
娘たちよ、僕らの服装を許しておくれ
                                                      という、生々しいものなのだそうです。現在のロシアそのまんまですね。
 そんなことまで分かってしまったのですが、このダークダックスのバージョンを聴いてみると、夢の中に出てきたものとは微妙に歌い方が違っているような気がしました。夢の中では、Bメロの最後、16小節に向かってリタルダンドをかけ、その小節の最後の2つの八分音符にはそれぞれフェルマータが付けられていて、それらの音符は二分音符ぐらいの音価で歌われていたような記憶があったのですね。ダークダックスの演奏では、そんな極端なことはやっておらず、あっさりと歌っていました。だとしたら、そんな「臭い」演奏の記憶は、どこから来ていたのでしょう。
 そうしたら、きのうのお昼ごろに、買い物に行くために車に乗っていたら、その時にかけていたのがNHK-FMだったので、「みんなのうた」が始まりました。その日は、「ともだちの歌」と「夏休み日記」という2曲がかかるようでしたが、そのタイトルは数週間前にも聴いたような気がするので、今月のレパートリーだったのでしょう。いずれも、大昔に放送されていたような古くさい録音だったような気はしますが、曲は全く覚えていませんでした。
 そして、1曲目の「ともだちの歌」が始まりました。そうしたら、それはまさに「泉のほとり」そのものだったのですよ。歌詞はすっかり変わっていますが、メロディは全く同じです。それと同じものはネットでは聴けませんが、似たような音源がありました。そして、そこでは先ほどのリタルダンドとフェルマータがしっかり演奏されているではありませんか。これが、私の夢の元になったもの、数週間前に聴いた音楽だったのですね。
 元歌が作られたのが1944年、ダークダックスのバージョンが発売されたのが1960年、さらに、「ともだちの歌」が放送されたのは1964年です。まだ、ダークの曲が広く知られている時期のはずなのに、あえてこんな歌詞でカバーしたというのは、どういうことなのでしょう。
ある年の夏の海で ぼくらは知り合ったのさ
燃えるような太陽が 二人をともだちにした
青い海白い砂浜 空は澄み渡り
僕らは瞳を輝かせ たくさんの話をした。
いつの日も朗らかに 元気よく歌おう
離れていても心は一つ 僕らはいつも仲間さ
 「軍歌」のメロディから、こんなしょうもない歌詞が生まれるなんて、逆に感心してしまいますね。ただ、このバージョンでは4小節目の最初の二分音符が、オリジナルの3度上の音になっています。それをもって「別の曲だ」と主張しているのかもしれませんね。
 あるいは、この時期のNHKは、「みんなのうた」のために新しい曲を提供しようと躍起になっていたのかもしれませんね。以前も、こちらで紹介したように、イングランド民謡で「Early One Morning」という、恋人から別れを告げられた悲しさが歌われている曲を、そのメロディにサイクリングをしているさまを語ったアホみたいな歌詞をつけて「走れ並木を」というタイトルで歌わせていたことを、思い出しました。それは、「ヘイ!」という掛け声が入ったりしていて、オリジナルのメロディのもつしっとりとした情感を台無しにしていました。
Aventure Number : 3954 date : 2024/9/29


今日の禁断 パス


 やってしまいました。
 今日は、毎月恒例の会場抽選結果の発表の日でした。つまり、そういうシステムで、2カ月先の練習会場の予約が抽選で決まるようになっているのですよ。何しろ、最近は会場不足で、いつも全部が「あたる」ことはかなり難しくなっています。今回も、1日はダメでしたね。それでも、10日には「リベンジ」がありますから、何とか取れるんですけどね。
 それで、今回もちょっと隙間もありますが、12月の予定がほぼ決まったので、公式サイトの日程表の更新作業を始めました。私の場合、元のファイルは自宅にあって、それをサーバーに送信して更新を行うのですが、職場でも、そのファイルをダウンロードして、それを更新して送ることができます。ただ、あくまで本体のファイルはきちんとしておきたいので、その更新したファイルはクラウドに上げて、それを自宅のPCに送ることにしています。
 今回も、そういう手順でやっていたのですが、まず、自宅でその更新された日程表をつぶさに眺めたら、なんだかテーブルの幅が小さいので、1行の文字がつぶされて2行になっているところが見つかりました。それで、まずそれを直そうと思って、まず、自宅のファイルのテーブルの幅を広げる作業を行ってしまいました。そして、それをアップして、文字がきっちり1行に収まるようになっていたのを確認して、そのファイルを更新し、職場で作ったファイルは消去してしまったのですよね。その結果、確かに幅は広がったものの、内容は今日の抽選結果が反映されていないものになってしまっていました。日程が更新されたものは、もうどこにもなくなっていたのですよ。大失敗です。
 仕方がないので、職場でやった手順を思い出して作り直そうと思ったのですが、それには、職場に置いてきた別の資料も必要なことが分かって、明日やり直すことにしました。ですから、今の時点では、一番下に間抜けな言い訳が表示されています。
 まあ、月の始めはなにかと煩わしいことがあるものですから、仕方がありませんね。きのうからは、郵便料金が上がっていますからね。いつもこの時期、本番の1ヶ月前には、ニューフィルの友の会の方々にチケットを送ることになっています。ですから、今年の場合は10月の始めに送ればいいのですが、今回だけは、値上げ前の、先月の30日に送ってありました。少しでも安いうちに送りたいですからね。
 ですから、同じことを考える人は多いのではないかと思いながら北仙台の郵便局に行ってみたら、予想通り、窓口はごった返していましたね。その行列は、仙山線の北仙台駅まで続いていましたよ・・・というのはもちろんウソですが、人が多かったのは事実です。2つある窓口では足らずに、もう一人、窓口の横から受け付けている職員さんがいたぐらいですからね。なにしろ、10月に入ったら、それまで持っていたハガキも、そのままでは出せなくなるのですから焦りますよね。
 そして、その日は、「敬老乗車証」まで「値上げ」になっていました。これは、バスや地下鉄の運賃が、ある年齢以上になると1/10になる、というサービスです。それが、きのうからは1/4になっていました。つまり、200円の区間だったら、今までは20円で乗れたのに、今は50円に上がった、ということです。なんと、「2.5倍」の値上げですよ。
 ただ、それはチャージの時に、同じ1万円をチャージするのに、今までは1000円で済んでいたものが、2500円に上がった、ということです。ですから、チャージの上限は12万円なので、それを超えない分は前もって満額までチャージしておけば、次にチャージするまでは1/10で乗れる、ということですね。つまり、「駆け込み」が可能なのですよ。まあ、私の場合はあまり使いませんから、まだ10万円以上残っていましたが、結構周りでは焦ってチャージした人はいたようですね。まあ、それなりに防護策はあったわけです。
 ところが、郵便料金は違うんですね。その違いがどこから来ているのか、きちんと言い訳がされているようですが、正直、ほとんど理解できません。
Aventure Number : 3955 date : 2024/10/2


今日の禁断 ミヤテレ


 仙台市が建設を計画している音楽ホールの設計者が決まったというニュースは、先月中ごろの「禁断」でご紹介してました。こちらのバックナンバーの、9月15日と16日の分をご覧になってみてください。
 ただ、その時の新聞記事に掲載されている写真では、その建物の外観がいまいち分かりにくかったので、もっとちゃんとしたのがなかったのかな、と、あちこち探してみたら、テレビのニュースの動画の中に、実際のコンペの会場で、その模型やイメージ画像などが紹介されているシーンがありました。これは初めて見るものだったので、キャプチャーしてみました。もとの映像はこちらです。
 まずは、模型です。
 写真よりは、格段に具体的な形が分かりますね。新聞記事などを読んでもなかなかイメージが分からなかったのですが、これを見ればどんなものなのかははっきりわかります。この「屋根」のようなものが、「床」にもなっていて、ホールの周りに設置されているのでしょうね。ですから、その屋根の上で人が休んだりすることが出来るのでしょう。
 そして、これだと一見、それは外と一体になった空間のように見えてしまいますが、いくら「開放感」がテーマだと言っても、そんな吹き曝しではあまりにも無防備ですね。よく見ると、周りにはきちんとガラスの仕切りがあるようですから、一応建物の外側は密閉されているのではないでしょうか。
 それが、もう1枚の画像では、よく分かります。
 こんな風に、ガラスの壁を隔てて、「自然」と向き合うようになるのでしょう。でないと、端から落っこちてしまいますからね。
 ですから、前に見ていたこの不思議な画像も、何となく実際の状況がイメージできるように感じられてきます。
 何しろ、この図ときたら、ステージの演奏者たちが座っている椅子や楽器も見えませんから、「あるはず」のものを大幅に省略したものなのでしょうから、コンサートホールの壁や天井も省かれているのでしょうね。まあ、客席に座っている人がいるあたりがホールの内部なのでしょうね。
 ですから、逆に、見る人にとっては、さまざまな状況を想像してしまうことにもなってしまいます。たぶん、音楽ホールには絶対に必要なオルガンも、書かれていないだけなのだ、とか。とにかく、こんな実際にはあり得ないようなものではなく、もっと具体的に目に見えるものを提示してほしかったですね。
 そして、なんとしても知りたいのが、どうやったら「4種類」の場面に対応してホール全体のフォーメーションを変えることができるのか、ということです。
 いや、たとえそれが提示されたとしても、基本的に「コンサートホール」と「オペラハウス」を同じ建物で成立させようとしているのでは、到底理想的なホールは作れないはずです。ちょっと見た目の斬新な、ただの多目的ホールしかできないのでは。そんなものに400億円近くの税金を使ってほしくはありません。
Aventure Number : 3956 date : 2024/10/4


今日の禁断 オペラハウス


 前回の「禁断」で、仙台市が予定しているコンサートホールのことを書きましたが、それを読んだ方から、「技術提案書が公開されていますよ」というコメントを頂きました。そうしたら、まさに前回のアップと同じ日に、市のサイトにそれがアップされていましたよ。現物はこちらです。そこには、その決定された設計事務所のものだけではなく、応募したほぼすべての技術案内書がアップされていましたね。
 とにかく、その決定されたものを見てみると、これまでメディアで紹介されたこと以外の情報が満載でしたので、うれしくなってしまいましたね。これで、作ろうとしているホールの全貌がほぼ分かるようになりましたからね。
 まずは、報道にあった「4つのタイプ」というものの具体的な図面がありました。
 これで、なぜ「合唱コンクール」だけが別の項目になっていたかが分かります。そのようなときには、ステージの後ろの客席は必要ないので、こんな風になるのでしょうね。あとは、「演劇」と「オペラ」の違いは、オーケストラピットの有無でした。
 ですから、これは、想像していた通り、かつてご紹介した、アメリカの「スタインメッツ・ホール」と同じ方式で、ステージの転換を行うようになっていたのですね。
 それは、こういうものでした。演劇などのプロセニアム・タイプのステージにする時には、後ろの客席を丸ごと移動して舞台裏に収納していたのですね。
 今回の技術案内書にも、同じような図面がありました。
 分かりやすいように赤、青、緑の線で区別してありますが、ステージの後ろと側面を囲む客席は3つの部分に分かれていて、それぞれ、舞台裏の同じ色の部分に収納するようにしているのですね。
 まあ、それで、とりあえず座席の配置だけは変換できることは分かりました。しかし、同じ技術案内書にあった、ホールの断面図を見たら、愕然としてしまいました。
 ここでも、赤い線で示したのが、ステージの後ろの座席の移動の模様です。上には反響版がかぶさっているのですね。そして、その上には、しっかりフライタワーがあります。ですから、天井からステージにかけての曲線は、まさに、全国にこれまであったプロセニアム・タイプの「多目的ホール」そのものではありませんか。つまり、このホールは、基本的にはプロセニアタイプ、そして、ステージの周りに可動式の客席を加えただけのものなのでした。
 代表的な音楽ホールであるサントリーホールは、こんな断面図です。
 もちろん、フライタワーなどはありませんから、天井は、ステージの上では客席より高くなっていますね。ですから、
 このように、ステージ裏の客席の後ろには、大きなパイプオルガンを設置することもできます。これこそが、音楽ホールのあるべき姿でしょう。
 ところが、ただの「多目的ホール」に過ぎない新しい仙台市のホールだと、
 おそらく、客席からはステージの上には「反響版」がかぶさって、このように見えるのではないでしょうか。もちろん、音響的にも、大きな期待はできないでしょうね。そもそも、技術案内書には「オルガン」の文字は全く見当たりません。オルガンがないものを「音楽ホール」とは、とても恥ずかしくて呼べません。
 一見、最新の技術を取り入れた先鋭的なホールのように見えますが、結果的にはただの多目的ホールに過ぎないものなのだ、という認識が、この技術案内書によって再確認できました。本当に無駄なものを作ろうとしているのですね。
Aventure Number : 3957 date : 2024/10/6


今日の禁断 ティーズ


 さらに前回からの追加です。現在、鋭意「かいほうげん」の制作中なのですが、そこに新しい音楽ホールの情報も入れようと、だいぶ前に4ページ分のファイルを作っていました。そこで主に使っていたのは、新聞記事をスキャンした画像ですね。しかし、そこに、さらに新しい情報が加わったことになったので、全面的にそれを改訂しなければいけませんでした。そうなると、新聞記事などはどうでもよくなってきて、メインがあの技術提案書のスキャン画像になってしまいます。その他にも、新たに別の文献からも画像をスキャンして、もちろん、テキストもほぼ全部新しいものに変わってしまいましたよ。その結果、ページ数も1ページ増えてました。
 それは、今週に入ってからのこと、その前の週末には、市内では「せんくら」が開催されていたようですけど、私は全く興味はなかったので全然チェックはしていませんでした。それで、土曜日は愛妻と買い物に行った時に、旭ヶ丘のイタリアンでランチをしようと思って、とりあえず予約を入れておこうと、電話をしました。そうしたら、普段だとすんなり取れるものが、なんか時間によってはもう一杯になっている、みたいな雰囲気で、「何時ごろをご希望ですか?」などと聞いてきました。ですから、一番早い時間を言ったら「それでしたら大丈夫です」と、なって、無事予約は取れました。
 それで、ちょっと遅れてその時間に行ってみたら、まだ駐車場は空いていたので、まあいつもと同じだな、と思いました。ただ、予約席以外は満席でしたね。私の席は入り口が見えるところだったので、しばらくしてからちょっと見てみると、いつの間にか、お客さんが待っていましたよ。予約しないできた人が、座れなくていたのですね。何人かはカウンターに行きましたがテーブルはもう一杯なので、あとは空くのを待っていなければいけません。
 私たちが帰るころには、そのお客さんの列はお店の外までつながっていましたね。長いことこのお店には来てますが、こんなのは初めて見ましたよ。そこではたと気が付いたのが、その日は「せんくら」をやっている日だった、ということでした。なんせ、すぐ近くにはその「本拠地」である青年文化センターがあるのですから、そこから徒歩で来れるこのお店には、コンサート前後の人が殺到するのは当然のことですね。センター内にあるレストランに比べたら、ずっとおいしいですからね。
 最近、ここのマスターが体調を崩してお店を閉めていた、みたいな噂がありましたが、今では普通に営業しているようですね。味もボリュームも文句なしのメニューですし、なんたってランチだとそれがコーヒーも付いて1000円以下で食べられるのですから、ちょっと信じられないような気がします。私が練習前によく行っていた中華だと、何を食べても1000円を超えるようになってしまいましたからね。
 ということで、最近はもっと安いサイゼリヤにも行くようになりました。きのうの練習前にも、寄ってみましたよ。安いだけでなく、練習場までの経路の途中なので、急ぐ必要が全くありませんからね。
 そこで、席に案内されたので、また「メニューは紙に書いてください」と言われるのだと思っていたら、別の紙を指さして、「注文の仕方が変わりました」ですって。それを見ると、スマホで注文するようですね。確かに、テーブルにはこんなQRコードが置いてあります。
 ですから、それを読み取って、サイトを開くと、注文モードになります。
 あとは、メニューを見て、欲しいものの番号を記入して送信すれば、注文は完了です。この前来た時にはタブレットがなかったので安心していたら、こんなことになっていたのですね。東京あたりだと、もうだいぶ前からこれに変わっていたようです。スマホを持っていない人はどうすればいいのでしょう。と思ったら、店員さんを呼び出すブザーは、まだちゃんと残ってましたね。
Aventure Number : 3958 date : 2024/10/9


今日の禁断 ブルックナー
 

 もはや旧聞に属しますが、この間の日曜日はニューフィルの指揮者練習でした。いつもだと、指揮者練習は土日の2日間にわたってみっちり行われるのですが、今回の指揮者の橘さんはとてもお忙しくて、なかなかまとまった時間が取れず、1日だけ、という日が多くなっていました。そんな日が、10月中に3回あって、そのまま本番に臨む、というパターンですね。そんな、まさに「追い込み」のスタートとなるのが、この日の練習でした。
 その会場が、やはり最近は市内の練習会場がなかなかキープできない、という現状を反映して、お隣の名取市にある文化センターでした。ここにはホールが大、中、小と3つあって、大では本番をやったこともありますし、練習には何回も使っていましたが、中ホールは聴きに行ったことしかありませんでした。というか、そこではステージがオーケストラの練習には狭すぎて、使えません。そして、今回使うようになったのはもっと小さい小ホールでした。
 ご覧のように、「ホール」とは言ってもステージや座席はありませんから、練習に使うには十分な広さがあります。
 これが向かい側。右手の壁は開放することもできるみたいですね。
 その、向こう側のスペースは、一応「ホワイエ」となっていますが、さっきの壁を外して、客席として使えるのかもしれませんね。今回は、こんなテーブルを置いて、荷物を置いたり、昼ご飯を食べたりするスペースになっていました。
 いつも、指揮者練習の時には、私が降り番の曲から始まっていたので、こんな風に練習が始まる前に行くことはなかったのですが、この日はパートで一人別の予定があってこられない人がいたので、私が代わりに吹くことになっていて、最初からこんな写真も撮ることが出来ました。
 逆に、練習が始まってしまうと、写真は撮れないので、これはまだチューニングも始まっていないタイミングで、後に行って撮ったものです。
 最初の写真には螺旋階段が写っていましたが、これを登ると周りのテラスに上ることができることを、後になって気が付きました。そこから写真を撮っておけば良かったなあ、と、後悔しているところです。まあ、また来ることもあるでしょう。
 とは言っても、ここは何しろ演劇のステージとしても使えるような構造になっているので、天井がやたら高くなっています。ですから、楽器を吹いていても、自分の音が全然返ってこないんですよね。そこで、無駄な力みが出てきて、結局いい音が出ないという悪循環です。再登場は無理かも。
 それでも、前半の2番フルートの代役は、まずはそつなく吹けたでしょうか。でも、後半の1番は、結構きつかったですね。でも、ソロを吹いた時などは、橘さんがちゃんと名前を呼んでくれるので、うれしいですね。これは、しっかりシーティングを書いた紙を、コンマスが用意しているためです。たまに、漢字を読み間違えたりしますが、それでも、なんかあったかい気がしていいですね。
 その時点で、もう本番まで1ヶ月を切っていました。でも、その次の合奏ではいきなりソロで落ちたりして、みんなを驚かせてしまいました。もうそんな凡ミスは許されない時期なので、気を引き締めなければ。
Aventure Number : 3959 date : 2024/10/11


今日の禁断 ウジエ


 暑すぎた夏もやっと終わって、最近はさすがに秋っぽい季節になったな、と感じられますね。私の部屋など、夜はとても寒いので、とうとう電気ストーブを出してしまいましたよ。
 そして、今年は何とかサンマもいくらかは安くなっていると聞いて、お店をのぞいてみると、とてもサンマとは思えないような、細い魚ばっかりなので、がっかりしてしまいます。それでも、去年もおととしも結局値段が高すぎて食べてはいなかったので、まあ気持ちだけでも味わおうと、その細くて短いサンマを買ってきましたよ。
 焼きあがったサンマを皿に盛ると、そのあまりの小ささに驚いてしまいます。果たして、これをサンマと呼んでいいのか、と思ってしまいます。でも、食べてみると、毎年味わっていたあの味だったのには感激でしたね。まあ、このぐらいの方が希少価値があって盛り上がるのかもしれませんね。

(この写真はあくまで参考です)
 あとは、秋の味と言えば「芋煮」ですよね。さっきテレビの「なにこれ」で、山形県のスーパーではこの時期には薪の束を売っている、という「珍百景」を紹介していましたが、それは別に山形に限らず、宮城県のスーパーでもやっていることですからね。
 というか、そんな風にスーパーに並ぶようになったのは最近のことで、かつては自分の家にあった薪を持ち寄って芋煮に向かったという記憶がありますよ。私が高校時代に初めての芋煮に行った時には、自転車の荷台に薪の束を縛り付けて、確か八幡町のあたりに向かって走って行ったような気がします。でも、その途中の、大学病院前の丁字路で、当時は市電が走っていたので道路が線路ででこぼこしていて、そこに乗り上げたら振動で、縛ってあった薪がほどけて、道路一面に撒き散らした、ということがありました。まあ、その場で気が付いて、その薪を拾い集める、なんてことが出来たほど、交通量は少なかった時代の話です。
 その薪を、河原の石を集めて作った炉の中で燃やして、その上に鍋を乗せて芋煮を作るんですね。そのころ住んでいた自宅では、薪で沸かすお風呂だったので、普通に薪を燃やすことをやっていて、その芋煮の時もとても要領よく火を熾していたら、仲間に感心されていましたね。
 今年も、そんな季節で、ニュースなどでも紹介されるようになっていました。そこで、きのうは、「芋煮でカセットコンロのボンベが爆発した」、という事故のニュースが伝えられていました。なんでも、カセットコンロの上でバーベキューをやっていたら、爆発したようですね。その映像を見ると、見事にボンベは割れていましたが、なんて幼稚なことを、と思ってしまいましたね。
 これが、爆発したカセットコンロの現物のようですね。これで見る限り、おそらく上に乗せた網のようなものが加熱されて、その熱がボンベに伝わって中のガスが膨張して爆発したのではないでしょうか。なんか、熱に対する初歩的な知識がなかったのではないか、という気がします。というか、芋煮にカセットコンロを持って行く、という発想に、なにか強烈な違和感が伴ってしまうのは、高校時代の芋煮の記憶が今でも残っているからでしょうか。
Aventure Number : 3960 date : 2024/10/13

24/10/16-24/11/27