3861(24/2/28)-3880(24/4/12)

今日の禁断 オーランド


 きのうは、新しい「かいほうげん」の発行日でした。でも、今回はだいぶ早くにすべてのページが埋まるということになっていたので、もう1週間前にはすでに完パケが出来上がっていました。ですから、その時点で印刷を始めても良かったのですが、これまでの経験で、発行間際に訂正が必要な出来事が起こる、ということが分かっていましたから、ギリギリ伸ばしていたのですよね。
 予想通り、ギリギリになってチラシのミスが見つかったり、次の定期演奏会の細かい曲目候補が届いたりと、様々なことがあったので、待っていたのは正解でした。
 ただ、私としては、早く印刷と製本をやってみたかったという事情がありました。最近、それに必要なアイテムを新しく買いそろえていたものですから、それで実際に製本作業をやってみたかったのですよね。
 それは、こういうものでした。右端にあるのが、紙に折り目を付ける機械です。以前のプリンターだと、こんなものはいらなかったのですが、新しくして印刷スピードが速くなると、とても手作業では追い付かないのですよ。以前は、印刷が終わると製本も終わっている、という感じだったものが、印刷はとっくの終わっているのに、ひたすら紙を折ったりホチキス止めを延々とやっていなければいけませんでした。そこで、これまでは1枚ずつ折って4枚重ねていたものを、4枚重ねて一度に折る、というやり方を考えてみました。でも、それは手でやるのはとても精度が低く、これまでのクオリティを保つことが出来なかったのですよ。
 それで、ネットで色々調べていたら、こんな道具が見つかりました。ちょっと高かったのですが、とてもシンプルな構造のようなので、思い切って買ってみました。それを実際に使ってみると、なんかうまくいきません。今まで手で折っていた方がだんぜんきれいなんですよね。でも、ある時、ちょっとしたコツがひらめいたので、それをやってみると、ほぼ、今までと同じものが出来るようになりました。
 そして、ホチキスも新しくしました。これまでのは、もう気が付いたら20年以上使っていて、針は太いし、かなり強い力が必要になっていました。新しいモデルは、もうウソみたいに軽い力で留められます。
 この2つを駆使して、見事、印刷が終わると同時に製本も終わっている、という、前の状態を再現できるようになりました。トータルの時間は短いので疲労もずっと少ないし、もう元には戻れません。
 その新しい号では、この間ここに書いていた仙台市が計画している新しい音楽ホールについて書いていました。それを見た人が、きのうから仙台市のパブリックコメントの募集が始まっていると教えてくれました。それで、そのサイトを見てみると、以前目にした計画書のPDFがあったので、改めて詳しく読んでみたら、以前はなかった(見落とした?)情報が見つかりました。サントリーホールなどの音響設計を担当した会社の人が、このホールの売りである音楽ホールとオペラハウスの転換構造について書いていたのですね。これまでは、新聞報道にあった九州の田舎の小さなホールがモデルだったということで、それについてさっきのレポートをまとめていたのですが、ここでは、アメリカで最近作られた大ホールがモデルとして取り上げられていたのですよ。
 そこで、その「スタインメッツ・ホール」というものを調べてみました。
 これがコンサートホールの形、
 そしてこれが、プロセニアムがついた劇場の形ですね。
 つまり、ここでは、さっきの九州のホールのようなチマチマしたやり方ではなく、バルコニーの客席まで含めて、床から天井までのユニット(「カセット」というのだそうです)を、ステージの後ろに格納しておいて、コンサートホールにする時には、それを丸ごと前に動かしてくるのですね。
 つまり、上の上の写真の赤枠の部分が、「カセット」の先なんです。何の違和感もなくフィットしてますね。
 さらに、左右の壁面に凹んだ部分がたくさんありますが、これは中新田のバッハホールにもある、残響時間を変えるための装置のようなのですね。
 まあ、仙台市も、このぐらいのスケールで考えているのだったら、この計画でもいいかな、という気になってきましたね。とは言っても、これは維持費がとんでもないことになるのではないでしょうかね。それに、これだと、オルガンを付けるのはまず無理でしょう。
 オルガンと言えば、だいぶ前に「世界初」とか言って「回るオルガン」を設置していたホールがありましたが、そのオルガンは問題だらけだったそうですね。ふつうの、サントリーホールにあるぐらいのオルガンでいいので、ぜひ設置してもらいたいと思っているのですが。
Aventure Number : 3861 date : 2024/2/28


今日の禁断 フィッシング


 朝ドラで、「買い物ブギ」が出てきましたね。だいぶ前からそうじゃないかと思っていたのですが、その通りになりました。結局、実話が元になっていれば、そんなにいい加減な脚本も出ては来ない、ということなのでしょう。
 今日はそのフルバージョンが初めて公開されたのですが、その最後のフレーズ、「あーしんど」のメロディは、移動ドだと「ラ→1オクターブ下のソ→ラ」となっています。この後半の全音の上昇という音型は、この曲の少し後に作られた、美空ひばりの大ヒット曲「リンゴ追分」の冒頭と、全く同じです。なんて、こんな単純なモティーフですから、いくらでもあるのですけどね。
 それで、私の親などは、「買い物ブギ」の最後を「あーしんどーのはなびらが〜」なんて歌って、面白がってましたね。のどかな時代でした。
 このごろでは、そんなのんきな人たちが、ネットでコロっと騙されてクレジットカードの番号を教えたりしてひどい目に遇ったりしますから、用心が必要です。実際に、私のところにもかなり巧妙なメールが届いたりします。最近来たのが、これです。
 まず、最初の赤い枠の中を見て、これはヤバいな、と思いましたね。この日付の日は「金曜日」ですからね。メールが届いたのが今日の3時なので、おそらくその前の日を設定したのでしょうが、うるう年だとは気づかなかったようです。
 そして、その下の緑の枠の追跡用の番号ですが、これを佐川のサイトに入れてみると、
 全くの架空の番号だったことが分かります。
 そんな確認をしないですから、その上の「再配達の日時を以下よりご指定下さい」というリンクを開くと、本物そっくりのフォームが出てくるので、そこに記入すると情報が抜き取られるのでしょう。スマホではそこまで開けましたが、これはPCメールだったので、PCでクリックすると、
 こんなMcAfeeの警告が出ましたよ。
 ご丁寧に、その下の3つのURLはしっかり本物になってますからね。私でさえ、PCで確認するまでは、これはもしかしたら本物なのではないか、と思っていましたから。
Aventure Number : 3862 date : 2024/3/1


今日の禁断 コンサートホール


 1ヶ月ほど前に発表された、仙台市の新しい音楽ホールの計画については、ここで私の意見を書いてきました。先日からは、仙台市はパブリックコメントの募集を始めているので、せっかくですので、そこに投稿しようと思っています。一応、こんなことを書いて送ろうと思っています。なにかご助言があれば、お寄せください。
 仙台市が、今回新しい音楽ホール建設についての具体的な計画を発表したことに際して、市民の意見を聞く機会を設けて下さったので、この件についての意見を述べさせていただきます。
 私は仙台市内のアマチュアオーケストラ「仙台ニューフィルハーモニー管弦楽団」の団員として、活動を行っています。日頃から、仙台市の音楽ホール事情については、非常に情けない思いをさせられてきました。ここには、本格的な音楽専用のホールというものが一つもないのですからね。その前に、この「音楽専用のホール」についての個人的な定義をさせていただくと、「適切な音響設計がなされている」、「最低でも1000人以上の入場が可能」、「オルガン(もちろんパイプオルガン)が設置されている」という3点になります。近年、東京のサントリーホールを皮切りに、多くの都市にこの3つの条件を満たす音楽ホールがたくさん作られるようになりました。しかし、「楽都」と呼ばれているはずのこの仙台市には、そのようなホールが一つもありません。プロのオーケストラである仙台フィルが定期演奏会で使用しているのは、仙台市が建設したたった800人しか収容できない中ホールですし、オルガンはありません。そんなホールで国際コンクールを行っているということ自体が、とても恥ずかしいことではないでしょうか。東北大学の萩ホールは、きちんとシューボックス型のコンサートホールとして新たに改修されていますが、残念なことにやはりオルガンがありません。
 そんな状況ですから、近年は、仙台市では外国からの本格的なオーケストラの招聘などは、全くなくなってしまっているはずです。かつて、まだどこにも本格的な音楽ホールがなかった時代には、カラヤン指揮のベルリン・フィルだって仙台にやってきたものですが、新たなホールが各地に出来てしまえば、川崎や札幌には日常的に外国のオーケストラが訪れているのに、それらの都市と肩を並べるこの仙台市では、そんな当たり前のこともかなわなくなってしまっているのです。
 ですから、遅きに失した感はありますが、この度の音楽ホールの建設計画については、そんな貧しい状況を一新させるだけのものがあると、喜びを隠せません。
 そこで、まず、その概要について知りたいと思ったのですが、新聞記事などで得られた情報によると、それは普通のコンサートホールではなく、建物内部をフレキシブルな構造にすることによって、劇場型のホールにも転換できるものだということが述べられていました。てっきり、サントリーホールのようなヴィニヤード型か、オペラシティのようなシューボックス型か、どちらかのような本格的なコンサートホールが出来るのだと思っていましたので、これには驚きましたし、失望もしました。
 私自身、仙台市ではなく、宮城県の関係で開かれた、新しいホールに関する公聴会のようなものに実際に出席して意見を述べた経験があるのですが、そこでは、オーケストラのコンサートだけではなく、オペラなどにも対応できるようなホールが欲しい、という意見が、オペラ関係者から出ていたように記憶しております。これは、切実な問題なのでは、と思います。ただ、理想的には、コンサートとオペラではそれぞれ、同じ音楽ホールとは言っても要求されるものが全く異なりますから、コンサートホールとオペラハウスをそれぞれ別に建設する必要があります。実際に東京や札幌では、そのようなことが行われています。おそらく、仙台市の場合は、そこまでの予算はとても無理だったので、今回のような形の落ちついたのではないかと推察するのですが、それは非常に残念な決定でした。
 それでも、一応それがどのようなものかを確かめるために、報道の中にあった「さいき城山桜ホール」というのがどのようになっているのか、そのウェブサイトで確かめていました。その結果、それは、シューボックス型のホールの途中にプロセニアムの壁を降ろして、劇場型に変えるという、なんとも安直な構造だということが分かりました。何より、それ以外に音響的な変更は加えられないようですので、劇場としてはかなり問題がありそうな気がします。
 しかし、1月に公開された資料をよく読んでみると、最後の方に、サントリーホールを建設した永田音響設計の方が執筆されたコラムが目に入りました。それによると、やはりコンサートホールを劇場にも変換できるホールとして、アメリカの「スタインメッツ・ホール」の名前を出されていました。そこで、やはりインターネットでこのホールのことを調べてみました。それは、先ほどの日本のホールとは段違いに壮大なプランで、ステージと客席と天井が一体化されたパーツを、丸ごと移動させて、2種類のホールに転換させていたのですね。さらに、全ての壁面に、宮城県の「バッハボール」にあるような、残響時間を変えることができる装置が設置されています。これでしたら、ほぼ理想的な形で、コンサートホールとオペラハウスの両方を満足させられる施設になるはずです。おそらく、仙台市が作ろうとしているものも、このような方策がとられるのではないか、と推測します。
 ただ、そのアメリカのホールの動画などを見ると、この変換作業はとても大規模なもののように思えます。おそらく、維持費もかなりかかるのでは、という気がします。そして、このような形では、サントリーホールやミューザ川崎、札幌KITARAのように、ステージの後方にオルガンを設置することは、まず不可能です。
 オルガンの件に関して気になるのは、どの資料にもこの楽器に関する記述がないことです。もしかしたら、今回のホールの計画には、オルガンの設置は含まれてはいないのでしょうか。もしそうだとしたら、最初に挙げた3つの要素の一つが欠けてしまう、ということになります。そのような事態になれば、今以上に「楽都」という呼び名の虚しさが募るだけでしょう。そのようなことだけは、絶対に避けてほしいと、切に願っています。
 ま、こんな意見は、一顧だにされないでしょうけどね。
Aventure Number : 3863 date : 2024/3/3


今日の禁断 セキュリティ


 昨日のニューフィルは分奏の日だったので、木管は太白文化センターが会場でした。ただ、先週、今度の演奏会のチラシやポスターで間違って名前が書かれてしまっていたさる公共施設から、「チラシとポスターにプレイガイドとしてうちの名前が書かれているが、こんなものは展示することは出来ないから、直したものを持って来い」という電話があったのだそうです。それを聞いて、私がちゃんとした(というか、単なる「黒塗り」ですが)チラシなどを持って行くことになっていたのですが、手元にポスターががありませんでした。それが置いてあるのが旭ヶ丘の市民センターなのですが、そこは練習日にしか入れません。そこで、最も有効に時間を使うために、まず車は職場において、地下鉄で太白まで行き、そこに荷物を置いてまた地下鉄で旭ヶ丘に7時ごろに着いてポスターをゲット、すぐに太白にまた地下鉄で戻る、というプランを立てました。その頃旭ヶ丘につけば、その日は新しくトレーナーを引き受けてくださった仙台フィルの副指揮者の方を写真に撮ることもできるでしょうし。
 ということで、見事、こんな写真が撮れました。ポスターも入手できたので、7時7分の地下鉄に乗ったら、7時25分には太白に着いてしまいました。計画通りです。
 ところが、そこで楽器を出して組み立てていると、カバンの中に入れたはずのパート譜が見当たりません。もしかして、スケジュールに夢中になっていて、入れるのを忘れてしまったのでしょうか。焦りましたね。他の人に聞いても、私のパートのパート譜を持っている人はいませんでしたし。私は、全員分のパート譜を常に持っているんですけどね。
 また地下鉄に乗って、職場まで戻らなければいけないなあ、でも、その頃には練習も終わっているなあ、などと考えていたら、カバンの脇に、ここに来たときに組み立てておいた譜面台があって、その上にパート譜が置かれていたではありませんか。そうでした、戻ってきたときに少しでも早く練習に加わろうと、そこまで準備していたのですよね。すっかり忘れてました。いやあ、本当に良かった。
 そんなこんなで、昨日はあわただしく過ぎたのですが、今朝になって、上の写真と、その前にやはり弦分奏で仙台フィルのコンサートマスターにトレーナーになっていただいた時の写真と一緒にFacebookにアップしました。こんな恵まれた団なので、ぜひ興味のある、特に弦楽器の人たちは入団してください、といったようなキャプションも付けておきましたよ。
 それが功を奏して、公式サイトから連絡を取ってくる人がいるかもしれないので、一応メールフォームをチェックしようと思いました。実は、最近、ここで使っているメールフォームの調子が悪いようなんですよね。案の定、ニューフィルの団員募集からリンクしているメールフォームが、おかしくなっていました。記入しようとすると「これは危険なサイトなので使わないでください」みたいな警告が出るのですよ。とりあえず、去年の11月までは普通にメールが届いていたようなので、ごく最近こんなことになってしまったのでしょうね。
 これは、プロヴァイダーから提供してもらったフォームデコードを使っているので、それを見てみたら、1ヶ所、確かに変わっているところがありました。以前は
  <form ACTION="http://cgi.○○○/cgi-bin/formdecode.cgi" METHOD="POST">
だったものが、
  <form ACTION="https://cgi.○○○/cgi-bin/formdecode.cgi" METHOD="POST">
に変わっていたのですよ。なんせ、これを作ったのは20年前ですから、その頃はSSLなんてありませんでしたからね。もしかしたら、なにか連絡があったのかもしれませんが、その手のものはまず開きませんから、気が付かなかったのかもしれません。その、プロヴァイダーのページも一変していて、以前はきちんと理解できたものが、ものすごく面倒くさい書き方になってましたね。おそらく、今初めてこれを見ても、自分でメールフォームを作ることは出来ないでしょうね。とりあえず、その「s」を書き足したら、普通に送信できるようになりました。
 ただ、これは自分でやっても当てにならないので、試しにどなたかこちらのフォームに適当なことを書いて送信していただけたら、さいわいです。届いたらすぐこちらから連絡しますが、丸1日経ってもそれがない時には、お手数ですが、普通にメールかなんかで教えてください。
Aventure Number : 3864 date : 2024/3/6


今日の禁断 オアシス


 この間出した「かいほうげん」は第298号、もうちょっとで300号の大台に乗ることになります。別にそんな目標を目指して作ってきたわけではなく、ほとんど趣味の領域で好きなことを続けていたらいつの間にかこんなになっていた、という感じですけどね。
 これを最初に作った頃には、まだ私はコンピューターというものには全く触れたことはありませんでした。とりあえず会報を作るために、ワープロは買って、それでしばらく作業をしていました。もちろん、レイアウトなどは出来ませんから、テキストだけを作ってそれをプリントしたものを切って貼り付ける、というやり方で、ページを作っていましたよ。
 でも、コンピューターだと、そのようなことが画面を操作するだけで自由自在に出来るのだ、という情報が次第に伝わってきたので、ついに当時のWindows95を購入、それに入っていたMicrosoft Wordを使って、それ以来ずっと作るようになりました。それから、もう25年も経っていたことを、バックナンバーを調べて分かりました。こうなると、もう「歴史」ですね。
 ですから、もうWordに関しては、その機能はほとんど知り尽くしているような気になっていましたね。たまに変な挙動が出てくることがありますが、それはおそらく、同じファイルを何回もコピーして使い続けると、そのようなエラーが起きるのだということだって、最近知るようになりましたからね。
 そんな時、私とブログのランキングを争っている人のブログのタイトルを見たら、なんだか私と同じようなことをやっているような気がしたので、読んでみました。そうしたら、やはり、町内会かなんかの会報のようなものをボランティアで作っていたという話が書いてあって、それをWordで作っているというのですよ。なんか、親近感がわきましたね。その彼も、いろいろ試行錯誤を繰り返していたようで、Wordを使うにあたってのちょっとした知識なども、そこで披露していました。
 それは、私にしてみれば、もうすでに知っていることばかりだったので、奴でもこんなもんなのか、と思ったのですが、その中に一つだけ、知らないことがありました。それは、文章の中に全角と半角を混在させたときの体裁の調整について、という項目です。どういうことかというと、
 これは、この間の「かいほうげん」に載せた文面の一部ですが、赤枠の中のように、全角文字の文章の中に半角文字や数字が入っていると、その間に少し空白ができるんですよね。これは、私もすでに気が付いてはいて、これだけは嫌なので何とかしてほしいと思っていたのですが、それはもうどうしようもないのだとあきらめていたのですね。でも、これを変えることは出来たのです。
 Wordには「段落」の中に「体裁」という項目があるのですが、そこのこの赤枠の中のチェックを外すと、
 どうです。見事に半角文字が文章の中に溶け込んでいませんか?
 たぶん、こんなことは誰でもすでに知っていたのでしょうね。本当に今更ですが、これでやっと一ついやなところをなくすことができるようになりました。ブログの主には感謝です。
Aventure Number : 3865 date : 2024/3/8


今日の禁断 ラフマニノフ


 きのうと今日は、喜古さんとの2回目の指揮者練習でした。
 会場は1年半ぶりの岩沼市民会館です。ご近所に車のないヴァイオリンの団員さんがいて、いつもだと送ってくれる人がいるのですが、今回はその人が都合が悪いということで、私が送り迎えをお願いされていました。ですから、前もってきのうは午後2時開始だったので、それに間に合うようにと12時半に迎えに行くことになっていました。ですが、定時にご自宅に伺うと、声をかけても出てきません。ご高齢なので、なにかあったのかな、と心配になったのですが、しばらくして、奥から顔を出して「12時半でしたっけ?」なんて言ってました。
 それでも、5分後には準備が出来て、スタートです。かなり道が混んでいたので、間に合うかどうか心配だったのですが、なんとか15分前にはたどり着きました。
 喜古さんのご指導は、あまり細かく止めないで、長く通した後細かいところを注意、というやり方ですから、私のように小節を数える時間が長い人には、いい訓練になりますね。本番モードで、どのぐらい集中していればいいのか、シミュレーションが出来ました。もちろん、その指示はとても的確で、ぶっ飛んだ比喩が飛び交うのが、楽しいですね。なんだっけ、「一夜だけではなく、もっと長いお付き合いを」なんて譬えが出てきたこともありましたね。
 いや、そういうことではなく、もう曲の隅々までどのように演奏するのか、という設計が完璧に出来上がっていて、それを私たちに伝えてくれる、ということなんですね。それが当たり前なのでしょうが、すごいことです。
 送り迎えは、もちろん帰りもあるのですが、私の場合は最後の曲が降り番なので、その間は待っていなければいけません。それで、その間に、近所にファミレスがあることを調べておいたので、そこに行って晩ご飯を食べてこようと思っていました。そうしたら、やはり降り番のYちゃんも、同じように他の人の車で一緒に来たので、私と一緒に食べに行く、ということになりました。
 そのファミレスは、ホールから車で2分、という近さです。ただ、何しろ土曜日の夕方ですから、待っているお客さんが2組ぐらいありました。でも、そのぐらいだったらすぐに呼ばれるだろうと、待っていました。その間にメニューを見て、とにかく時間がないから、サラダバーなどはやめようね、などと話していたのですが、出てくる人は何組もいたのに、一向に前の人が呼ばれる気配がありません。そのうち、ちょっと時間的にヤバいな、ということになりました。私が調べた時には、ホールの近所にはコンビニもなかったようなので、どうしようもありません。
 そうしたら、Yちゃんは、スマホで近所にあるセブンを見つけてくれましたよ。国道の向こう側なんですね。私は、そこまでは探していませんでした。
 結局、そこにも数分で着いたので、普通に買い物をして暖めてもらい、ホールに帰って一緒に食べました。ご主人と一緒に新国に「トリスタン」を見に行くんですって。いいなぁ。
 岩沼といえば、この前来たときにはこんな手書きの掲示がありましたね。
 それが、今回はディスプレイに変わっていました。
 もちろん、内容もきちんとしていましたね。
 でも、ステージの脇に、こんなのが置いてありました。
 やっぱり、ここの職員さんは面白い人が揃っているようですね。
 でも、こんなマジメなお知らせも貼ってありました。

 今まで無料で使えていた駐車場が、4月からは有料になるのだそうです。まあ、逆に無料で誰でも止められたというのがありえないのですから、これは仕方のないことでしょう。ただ、一応利用者には減免措置があるそうなのですが、我々のように6時間以上使う人にとっては、この減免の恩恵は全くないんでしょうね。出番が3時間しかない人だったら無料になるのでしょうが。
Aventure Number : 3866 date : 2024/3/10


今日の禁断 ソニー


 私の生活には欠かせないアイテムのブルーレイレコーダーが、突然不調になりました。番組予約が出来なくなったのですね。というか、予約のための番組表の受信が出来なくなっていたのですよ。まずは、受信状況が悪くなったのかをチェックですが、他の部屋にあるレコーダーでは、なんの問題もなく受信できているので、やはり機器の問題なのでしょう。幸い、それ以外の機能は異常がなかったので、溜めてあった番組は無事なようでした。今の機器に買い替えたのは6年半前のことでしたね。その前の機器も、実は6年半で壊れていたのですよ。どうやら、これは6年半できちんと壊れるように設計されているようですね。保証期間が5年ですから、これだったら文句は言われないということなのでしょうか。
 いずれにしても、それが見つかったのが朝だったので、とりあえずその日の夜の録画に間に合わせるために、職場から即刻開店直後のヨドバシに行って、新しいのを買ってきましたよ。基本的に同じタイプ、4Kなどというものは、まだまだ必要ないのでパスです。ただ、今まではダブルチューナーだったので、それはトリプルチューナーにしました。実際に、同時に3つの番組を予約するということが必要になってきたのものですから。日曜日の10時台ですね。
 そのまま自宅に戻って、セッティングとテストまでやって、職場に戻ったのは1時間半後でした。もちろん、予約もやっておきましたよ。まず、これで一安心、これはあと何年もってくれるのでしょう。その頃は、もうブルーレイなんかなくなっているかもしれませんね。
 昨日は、ニューフィルの普通の練習、キビキビした中に緊張感もあった指揮者練習とは大違いでしたね。なんせ3番フルートは暇なので、そんなことばかり考えています。そこで、練習している曲の中に、ちょっとおかしなところがあったので、それを2番の人のパート譜と比べてみたのですが、それもおかしくなっていました。さらに、ユニゾンでヴァイオリンも一緒の場所なので、その辺のヴァイオリンの楽譜を見せてもらったら、やはりそれも変でした。こういう、同じフレーズが3回出てくるのですが、2番目だけが別の音になっているんですよ。
 1回目

 2回目

 3回目
 赤枠の最後の音が2回目だけ違ってますね。
 指揮者のスコアも、同じ音、つまり、そのスコアからパート譜を生成させていたのですから、当たり前ですね。ごく最近浄書された楽譜のようですが、小節番号もなんだかいい加減ですから、おそらくスコアから間違っていたのでしょう。
 念のため、あとで、手元にあった音源(サブスクですけど)を聴いてみたのですが、全て、3ヵ所とも同じ音(F#)で演奏していましたね。
Aventure Number : 3867 date : 2024/3/13


今日の禁断 ナッツクラッカー


 私は、ニューフィルでは「友の会」の事務局も担当していますから、会員さんにチケットを送ったりする仕事があります。その時には、一応担当者として私の携帯番号も一緒に送ってあるので、なにか連絡がある時には電話がかかってきます。今日来たのも、そんな電話。かなり大口の会員さんです。そこは、いつも大口なので領収証を送っているのですが、その電話では、会費が非課税であるとの証明が欲しい、などという面倒くさいお願いを言ってきました。あと、インボイス番号を教えてくれ、とか。まあ、うちは消費税は払っていないことを伝え、相手も、具体的には但し書きに「無課税」という表記を入れるだけでいいというので、双方が納得したのですが、その時に、「振替を送るときの手数料が廃止になってますよ」などということを教えてくれました。
 それは、おととしの年末あたりから適用されることになった、現金で振替を送るときには、普通の料金のほかに、払う人が110円の手数料を払わなければいけなくなる、という制度でした。ニューフィルの場合は、チケットを送るときに料金受取人払いの振替用紙を送っているので、それまでは会員さんは会費だけを送ってくれればよかったのに、これによって110円余計に支払うことになってしまうのです。ですから、その110円はこちらで支払うので、会員さんは会費から110円を差し引いた金額で送金してくれるようにお願いしていたのですね。
 しかし、昨年の末に、こんなお知らせが出ていたのでした。
 理由についてはいろいろ書いてますが、要はお客様から抗議の声があったから、じゃないでしょうか。どう考えても、この制度はあまりに安直なやり方ですからね。誰も納得しなかったので、やむを得ず「廃止」にしたのでしょう。
 それにしても、なんともお粗末なやり方でしたね。よくもこんないい加減なことをやってくれたな、と思ってしまいます。その後始末にしても、こんな「お知らせ」だけで済ませようとしてましたからね。職場ではもっと大規模に振替を扱っているのですが、これに関しては、加算料金のことも、その廃止のことも、全く何の連絡もありませんでしたからね。
 まあ、でも、反対意見を誠実に受け止めた、という姿勢だけは評価したいですね。今の世の中、お上が決めたことは、福島の原発の汚染水の海洋廃棄にしても、宮城県の病院移転の件にしても、さらには、国のマイナンバー制度にしても、あれだけ住民が反対しているのに、決して「廃止」になることはありませんからね。
 その時に為政者が言うのが、決まって「きちんと説明します」という文言です。「説明」というのは、相手に自分の考えを押し付けることじゃないですか。この言い方には、他人の意見に耳を貸す姿勢が、全く感じられません。困ったものです。
 ニューフィルの次の演奏会のプログラムの最終的な選曲の時にも、やはりこのような「自分の意見を押し通す」という姿勢が見られましたね。まあ、結果的には異存はないのですが、その過程に「またか」という思いが生じてしまったのは残念です。
 その結果、いつの間にかこういう曲が入っていましたね。
 冒頭で、フルート3本が「フラッター・タンギング」を披露するんですよ。最初にこの音源を聴いた時には、この時代にこの奏法はありえない、と思ったのですが、物の本によると、有名な曲でこの奏法が使われたのは、これが史上初なのだそうです。私はフラッター・タンギングは得意ですから、なんてことはないのですが、これが苦手、という人もいますね。ちょっと時間が長すぎるようなので曲の中でカットする場所も出てくるようなことを言ってましたから、このあたりもカットされるかもしれませんよ。
Aventure Number : 3868 date : 2024/3/15


今日の禁断 エイチ


 このところ、土日にニューフィルの指揮練などの用事が入っていたので、昨日は久しぶりのフルに休めた土曜日でした。そこで、愚妻とランチに行くことにしました。なんでも、最近お友達と一緒に食べたところがおいしかったので、私にも一緒に行ってみない? というお誘いでしたね。
 そのお店は、県庁から旧NHKの方に向かっていったところにあるということで、車は県庁の前にある駐車場に入れることにしました。この駐車場は、別に県庁に用事がなくても止められる有料駐車場で、そんな街中にしてはかなり料金が安いので、休日などはかなり入るのに待たされる、ということは聞いていました。でも、まあ、かなり広そうだし、回転も速そうなので、それほど待たなくても大丈夫なような気はしてましたね。
 ところが、行ってみると、もう道路に8台ぐらいの車が並んでいました。やっぱり、待たなければいけないようですね。それで、予約もしてあったので、愚妻だけお店に行っててもらって、私は駐車場に入るまで車で待っていることにしました。経験上、長くても30分も待っていれば入れるはずですからね。
 ところが、それからいくら待っても、中から車が出てくることはありません。完全に膠着状態になってしまいましたね。それでも、いつの間にか列は先に進んでいて、私の後ろにも車が並ぶようになったので、もう少し我慢してみようと思いました。やがて、1時間以上待った末に、ついに駐車場の入り口までたどり着きました。私の前には1台しかありません。いやあ、長かったなあ、と思っていたら、その、前の車が突然列から離れてどこかへ行ってしまったのですよ。せっかく待っていたのに、ここまで来て諦めるなんて、と思って、駐車場の方を見てみたら、
 こんな看板が目に入りました。なんと、ここは終点ではなく、ゲートはそのはるか先なんですって。このように、あと6台分は待たないといけません。これまでのペースだと、あと1時間はかかってしまいます。もうランチタイムは終わってしまうかもしれません。それより、一人で待っている愚妻は、怒り狂っていることでしょう。
 それで、遅きに失した感はありますが、私も列を離れ、ちょっと遠くになりますが、市役所前の地下駐車場に停めることにしました。
 そこに行ってみると、なんだか賑やかなイベントをやっているので、やはり道路まで入車の列が出来ていましたが、こちらはもうスイスイ中から出てきますから、もう、すぐに停めることが出来ましたよ。もっと早くこちらに来ていればよかったですね。なんせ、あんな料金ですから、長時間停めても大したことはないので、みんな時間をかけて買い物をしたり、このイベントに参加してたりしていたのでしょうね。
 それから、小走りでお店に向かいます。
 それは、ビルの地下にあるこんなイタリアンのお店でした。
 これは、お店のサイトからの写真ですが、今は、テーブルの間に仕切りが置いてありましたね。愚妻は、二人掛けのテーブルに憮然として座っていました。でも、駐車場のせいですから、仕方がありません。
 料理は、ランチのコースを頼みましたが、素晴らしかったですね。



 特に、メインのパスタが、アラビアータで、ベーコンが入っているように見えたのですが、食べてみたらそれはキャベツ、それがもうとても甘くて、信じられないほどのおいしさでした。
 店員さんは、シェフともう一人のフロア担当の男性2人だけ、ほぼ満席だったので忙しそうでしたが、こまめにお客さんに気を配っているようでした。
 私がデザートを食べ始めた時に、その彼が、「駐車場が混んでたんですって?」なんて話しかけてきました。近所の駐車場も教えてくれました。たぶん、待っている間に愚妻と話をしていたのでしょうね。それでも、こんな気さくに応対してもらったことなんて殆どありませんでしたから、なんか、うれしくなりましたね。近いうちにまた行くことになるでしょうね。
Aventure Number : 3869 date : 2024/3/17


今日の禁断 エルプフィルハーモニー


 仙台市が、大震災から20年も経った頃にやっと完成するという防災センターとコンサートホールが一体化した複合施設についての具体的な案を提示したのは、1月末のことでしたね。その後、2月10日には、その建設現場のすぐそばの国際センター会議棟でシンポジウムが開催されていましたね。よっぽど、実際に行ってみて、意見を述べる機会があればなにか言ってこようかな、とも思っていたのですが、そのことを知らせた市役所のサイトでは、「後日動画が配信されます」とあったので、それだったらその動画が見られるまで待ってみようと思いました。
 その「後日」というのが、いつだか分からないので、とりあえずまめにそのサイトを覗いていたのですが、開催されてから1ヶ月経っても、配信が始まる気配はありませんでした。なにか、まずいことが起こったので問題にでもなっていたのかな、などと思って、もう調べるのはやめていたのですが、数日前にやっとそれが始まったようですね。
 それは、そのシンポジウムを編集せずにノーカットで収録したもののようでした。つまり、案内では「2時から4時半まで」とあったのですが、実際にその通りに進行されていて、この動画の尺もしっかり2時間半になっていたのですよ。
 まずは、仙台市長の型通りのあいさつ、そして、行政の担当者による、この施設の概要を、以前の資料をそのまま読み上げるという「儀式」に続いて、2人の「専門家」による「基調講演」というのがありました。最初に話したのが、横浜のみなとみらいホールの館長だという、この方です。
 この方は、東京芸大の出身で、音楽に関する知識はしっかりあり、さらに、コンサートホールについても、かなりきちんとした知識を持っていました。ただ、話された内容は、コンサートホールや音楽そのものについてではなく、「音楽やホールが、社会に貢献できることは何か」といった、もっぱらソフト面でのお話だったのには、がっかりしましたね。まあ、そのお話の内容自体は、かなりすごいことで、こんなことまでホールがやっているのだな、と、感心するばかりでしたけどね。確かに、税金で成り立っている公立のホールだったら、それに見合うだけの「社会貢献」が必要なのは当然のことなのでしょう。というか、今の、例えばニューフィルが演奏会の時に使わせていただいているホールでは、こんなことまでやってはいるのだろうか、と思ってしまいましたね。まあ、知らないところでやっているのかもしれませんが、実際に使わせてもらって、そこのスタッフが税金に見合うだけのサービスを与えてくれたような思いをしたことは一度もありませんでしたからね。宮城県民会館の音響スタッフやチケットの担当者などは最悪でした。
 その次の基調講演は、神戸からやってきたという、音楽には何の縁もないような、もろ、「社会貢献」の専門家さんのようでした。
 のっけから、その前の講演の方をほめちぎるなど、ミエミエのお世辞から始めるというそつのなさで、やはり自ら手掛けた「社会貢献」の数々を並べ立てていましたね。もちろん、こんな話には何の興味もありませんから、ここは早送りです。
 そして、次のコーナーが、このお二人に、仙台市のアドバイザーのお二人を交えてのパネルディスカッションです。
 司会がこの方、手慣れた様子で、「ディスカッション」を仕切って行きます。手元にある紙は、参加した市民にあらかじめ書いていただいた質問のようですね。これらは、すべてこのディスカッションの人たちに渡されたのだそうです。それと、最後にアンケートも書かされていたようですね。
 この方は、もっぱら交通整理に徹していたようですが、しっかり話を誘導して、好ましい形に持って行くという意識がミエミエでしたね。それと、マイクの持ち方がへたくそで、なんて言っているのかよく聴こえませんでした。
 もう一人のアドバイザーは、建築の専門家でした。この人の話が、私には一番面白かったですね。これまでの流れで「社会貢献」だけに話が行ってしまっていたのを、何とか「ホールそのもの」に持って行こうと、敢えて「空気が読めない」ふりを演じていたのではないでしょうか。そこで、「建築については、皆さんのご意見もしっかり取り入れていくつもりです」とおっしゃっていたのが、うれしかったですね。本当にそんなことができるかは別として。
 これは、こちらで見ることができます。
 それと、あさってまでは、こちらでパブリックコメントを受け付けているようです。
Aventure Number : 3870 date : 2024/3/20


今日の禁断 ドラジェ


 現在、鋭意「かいほうげん」の制作中です。これまでの流れだと、大体1カ月半のインターバルで発行していたようですが、今回は前号を出してからまだ1ヶ月も経っていません。でも、出来ることなら演奏会の前には発行しようと頑張っているところなのですよ。つまり、演奏会の時に初めて団員が見ることになるプログラムに掲載されている曲目解説を、できればその前に見せてほしい、という希望が出されていたものですから、それをかなえてあげよう、という企画なのです。
 そういうことは、以前何度かやったことはありました。たとえば、新田さんがいらしたときには丸ごと曲目解説を書いていただいて、それをすぐに載せるとか、最近はあまり出番がなくなりましたが、私が書いていた時には、原稿をそのまま載せていましたからね。
 ですから、タイミングもいいのでそれを今回もやってみようと思いました。それで、プログラムの担当者に聞いてみると、原稿はもう来週には集まりそうだということなので、余裕で載せられそうでした。ただ、最近は、そのプログラム担当の人が、メインの曲を執筆しているのですが、それがなかなかマニアックな上に達筆で、しかも長いんですよね。ですから、ページ数が読めないのですよ。それで、一応、どのぐらいになるのか、あるいは原稿が間に合わないかもしれないので、いつものような16ページではなく、20ページでまず用意しておいて、最悪の場合にも対処しようとしています。
 そんな作業、前回の時にはなんだかとてもやりずらい時がありました。Wordで作っているのですが、時折漢字変換が出来なくなったり、コピペが出来なくなったりしていたのですね。最新のWin11なのに。それで、色々調べてみたら、ファイル自身に問題があるのではないか、というアドバイスが見つかりました。Wordというのは、表に現れないところで色々面倒くさいことを行っているようで、それが溜まってくると不具合が起きるようになるというのですよ。特に、私の場合は、ほとんどレイアウトが決まっているファイルをそのまま次の号に使いまわして上書きをするというのを日常的にやっていますから、それがいけなかったようですね。考えてみたら、もうかなりの回数、そんなことを繰り返していたはずですからね。
 ですから、今回は全てまっさらのファイルを用意して、そこにテキストだけを前のものからコピーして新たに書き直す、ということをやってみました。そうしたら、全回起きていたトラブルは全くありませんでしたね。このまま、何事も起きなければいいのですが。
 Wordに関しては、もう一つ不思議なことも発見しました。Wordの中にURLを書き込むと、そこに自動的にリンクが出来るというのは知ってました。ただ、印刷してしまうとそれは使えないので、常にそのリンクは外して、テキストだけ残していましたね。最近になって、それをPDFにすると、そこにリンクが出来るということを発見しました。PDFだったらこれは重宝しそうですね。ですから、「かいほうげん」の場合も、これまでは音声ファイルを聴いてもらうためにQRコードを入れるということはやっていたのですが、そこにURLも一緒にしておけば、PDFから直接リンクさせることもできますよね。
 それで、今回、それを実際にやってみました。その際に、何種類もある音源が最後の数字だけ変えてある物だったので、最初に一つURLを書いて、あとのものは、その変わった部分の上に別の数字を書き換える、ということをやって、テストでリンクできるかどうか試してみました。そうしたら、最初のところからはちゃんとリンクできたのですが、その後の上書きのものからはリンクできなかったのですよ。そのURLを見てみると、たとえば、「〜01.pdf」の「01」の上に「02」を書いたものは、「~0102.pdf」と認識されているようなのです。つまり、「履歴」まできちんと表現してくれているのですね。なんというおせっかい。もちろん、すべて新しく書き直したら、無事リンクできるようになりましたけどね。
 その部分だけ、こちらにアップしてあります。
 そう言えば、チェレスタで有名な「金平糖」というのは、本当はこんなお菓子なんですってね。
 英語だと「Sugar-Plum」。
Aventure Number : 3871 date : 2024/3/22


今日の禁断 セブン


 今日は、3年ぶりとなる大腸内視鏡検査に行ってきました。これが5回目となります。最初に、検便で引っかかったのでこの検査を受けたのが2016年、その後翌2017年、2年後の2019年、やはり2年後の2021年と受けてきて、その次も2年後に受けるつもりだったのですが、この間にコロナがあったせいですっかり年代の感覚がなくなってしまっていて、3年後の今年になってしまいました。確か、「1〜2年後にまた受診してください」と言われていたはずだったのに。
 いつも、やってもらう病院は決まっているので、あわてて予約を取りに行ったら、先生は、「そのぐらい間を空けても大丈夫ですよ」と言ってくれましたから、ホッとして予約を取って、その日が今日でした。
 1回目に受けた時には、安定剤を使ったので、検査している間はもう完全に寝ていて、起きたら全てが終わっていた、という状態でしたね。ですから、あとで写真を見せられて、ポリープを切除したことが分かった時には、それをリアルタイムで見れなかったことがすごく残念でした。自分の体の中の手術の様子なんて、普通は見えませんからね。
 ですから、それ以降は、安定剤を使わないで、しっかり目を開いて検査の様子を見ることにしてありました。でも、その後は切除するほど大きなポリープも出来てはいなかったので、それを見る機会はありませんでした。
 ですから、もう、最初に切除してから8年も経っているので、そろそろポリープも育っていて、今回こそは、それを切ったり、その後をクリップで止めたりというような作業を実際に見れるのを楽しみにしていました。
 いつものように、午前中いっぱいは自宅で大腸の中を洗浄する薬をひたすら飲んで、それをひたすら出す、ということを繰り返していました。その洗浄剤が、以前はもう気持ち悪くなって飲みたくなくなるような味だったのですが、慣れてきたのか、あるいは改良されたのか、今回はそれほど抵抗なく飲めてしまいましたね。「出す」方も、しっかり自分でコントロールして出来るようになっていて、時間通りにすっかりきれいになった「液体」が出てくるようになりましたし。
 検査の予約は1時からだったのですが、30分前には来てほしいということで、ほぼその時間に病院に着いたら、いつものように着替えをさせられました。要は、後にスリットが入った紙パンツに履き替えるんですよね。そのために個室に案内されて、そのパンツと、「検査着」に着替えさせられます。もちろん、それは、鍵をかけて一人でやるのですが、なんせ3年ぶりなので、「検査着」というのは、どういうのだろう、と思ってしまいました。確かガウンのように裾が長いような記憶があったのですが、それを着てみるとそんなに長くはなく、紙パンツが見えるぐらいの短さでした。モデルチェンジをしたのかな、と思いましたね。
 それで、着替えが済んだので、外に出ると、看護師さんがあわてて走ってきて、「ズボンを穿いてください」なんて言ってますよ。確かに、そこには上着の他にズボンもありましたね。なんか変だとは思っていたのですが、さっきは「着替えてください」とは言っていたけど「ズボンを穿け」とは言っていなかったので、そんな勘違いをやってしまいました。看護師さんは「誰も見ていなかったので、良かったです」なんて言ってましたが、わたしはもろ変態者になっていたのですね。恥ずかしい。
 結局、検査の間中、モニターを見ていたのですが、今回もポリープは小さいのしかなかったので切除の対象にはならなかったのだそうです。次は「2〜3年後」だそうです。
 終わった時に看護師さんが、「ポリープは取っていないけど、おなかが空いているからと言って、急にガッツリ食べたりしたらダメですよ」と言っていました。私は、きのうは1日中準備のためのレトルトパックでしたし、今日は朝から何も食べていないので、終わったらガストあたりでこんなのを食べてみようと思っていたのですが、
 それはあきらめて、こっちにしました。
 今年のは、おかかも入っていて、さらにおいしくなってましたね。
Aventure Number : 3872 date : 2024/3/25


今日の禁断 シュープラザ


 昨日の雪には驚きましたね。お彼岸も過ぎれば、普通はあり得ないのですが、もう日中から降り始まっていて、見る見るうちに積もってくるのですから、いったい今はいつなのか、と思ってしまいましたよ。このままだと、夕方には職場から帰る坂道も、車が登ってこれなくなるぐらいに積もってくるかもしれません。そこで、早めに融雪剤を撒きに行きました。
 雪が降っている最中ですから、カッパを着て長靴を履いて一輪車に融雪剤の袋を積んで、坂道に向かいます。そこで、車が通った後の轍にそって、ひたすら融雪剤を撒いていきます。これで、帰り道は大丈夫でしょう。
 帰るころには、雪はかなり積もっていて、車も久しぶりに雪降ろしです。それよりも、足元の雪がシャーベット状になってもうぐじゃぐじゃですから、買ったばかりのスニーカーが水満たし、靴下まで濡れている感じが分かります。
 このスニーカーを買ったのは、土曜日でした。まだ2、3日しか履いていないというのに、こんな目に遭ってしまうとは。というか、私にしては珍しく、前に買ってからまだ3ヶ月ぐらいしか経っていないのに、新しいのを買っていたのですね。それは、「スケッチャーズ」という、その頃は聞いたことのなかったブランドだったのですが、お店で履いてみた時に、そのソフトな履き心地にすっかり気に入ってしまって、即座に買ってしまっていたものでした。それは、履き続けるうちに本当に足にフィットして、もう、歩くのが楽しくなってくるような柔らかな履き心地だったのですね。大体、私が気に入ったものは、それをまた買おうと思っている頃にはもうなくなってしまっている、というパターンが多かったので、これも、まだあるうちに買っておこうと、新しく買ってみたのですね。
 もちろん、それも同じように足に馴染んでくれました。それが、こんな目に遭ってしまうなんて、かわいそうですね。
 買ったのと同じものが、ネットにありました。本当は、これとはちょっと違って、赤い色のものが欲しかったのですが、お店にはサイズがなかったんですよね。でも、これでもロゴは赤いので、大丈夫です。
 昨日はニューフィルは分奏、木管は宮城野文化センターが会場だったので、途中のフォレオの丸亀製麺に久しぶりに行ってみました。そうしたら、野菜のかき揚げが、こんなに小さくなってました。
 以前は、このお皿からはみ出すぐらいのボリュームで、食べるのに苦労したというのに、このチマチマとしたいでたちは、どうでしょう。もしかしたら、大きすぎるという意見があったので、変えたのかもしれませんが、これは単なる値上げですよね。幸い、きつねうどんの油揚げは前と同じ大きさだったので、許しましょう。
 練習会場の駐車場でも一苦労です。雪で白線が見えなくなっているのと、暗いのとで、駐車には自信のある私でも、ちゃんと入れるのにずいぶん苦労してしまいましたよ。そして、外に出たらものすごいシャーベット。もう、泣きたくなりました。
 練習は、やはり雪のせいで遅れてくる人がいたので時間通りには始まらず、予定の曲をやってみたら、まだまだ時間があったのですが、この雪なのでそれで終わりにすることになりました。その頃にはもう雪はやんでいて、雨に変わっていましたね。車も少なくなっていたので、渋滞もなく、すぐに帰れました。
 帰ったら、すぐにスニーカーをストーブの前に置いて乾かしました。今朝になったら、まだ少し雪は残っていたので、長靴を履いて、スニーカーは持って行きました。職場で、まず雪かきをしましたが、帰るころには何もしないところもすっかり乾いていましたね。逆に、雪かきをして集めたところだけ雪が残っているのですから、これだったら最初から何もしない方が良かったな、と思ってしまいます。今ごろはそんな雪なんですね。
 一度濡れたスニーカーは、さらに柔らかくなって足に馴染むようになっていました。
Aventure Number : 3873 date : 2024/3/27


今日の禁断 ビバホーム


 もう3月も終わり、確実に季節は春に向かっています。となると、いよいよ、毎年の恒例行事の準備に取り掛からなければいけなくなります。それは、「タケノコ掘りたいかい?」です。コロナになって以来、なかなか大っぴらには出来なかったのですが、今年はおそらく何事もなく開催できることでしょう。去年は不作の年だったようですが、それが2年続くことは考えられませんし。
 それで、いつもやっているのが、それに備えての、古くなった竹の整理です。竹は、いつまでも生えているように思われるかもしれませんが、確実に寿命があって、そうなると立ち枯れの状態になってしまいます。それはもう根っこも無くなっているので、自然に倒れてしまいます。倒れなくても、ちょっと横になっているのを軽く押してやると、倒れてしまいます。そんなのが毎年20本近く出てくるので、それを処分しなくてはいけません。
 まずは、その倒れた竹を、外に出さなければいけません。しかし、そのままでは、隙間なく生えている竹の間に倒れているのですから、引っかかって運べません。そこで、まずはチェーンソーで半分に切ってから運びます。
 その次に行うのが、竹の枝を切ることです。一本の竹には、30本ぐらいの枝が付いているので、それをまず鉈で切り取って、パイプ状になった太い竹を、チェーンソーでさらに短く切るのですよ。
 ところが、その枝切の段階で、今まで使っていた鉈が、かなり切れ味が落ちていることに気づきました。いや、だいぶ前からそれは気づいていたのですが、何とかだましながら作業をしていたのですね。でも、もうこうなると作業効率が落ちてしまいますから、新しいのに買い替えることにしました。研ぐ、という選択肢もあるのでしょうが、それはちょっとハードルが高いので。
 それで、新しい鉈を買うために、近所のホームセンターに行ってみました。そして、工具売り場に行ってみたのですが、ナイフ類はあるのに鉈はどこにもありません。それで、店員さんに聞いてみたら、それは園芸用品だから別の場所だ、と言われました。それで、言われたところに行ってみたら、確かに様々な園芸用品、鍬とかスコップなどがたくさん置いてありました。草刈り鎌もいろんなサイズがありましたね。でも、鉈はありませんでした。まさか、と思いましたね。鉈を置いてないホームセンターがあるなんて。
 仕方がないので、Amazonに注文しましたよ。
 これで、来週は枝切りは快調に進むことでしょう。
 今年は、枯れている竹がいつもよりかなりたくさんあるような気がします。去年の倍ぐらいあるかもしれません。まあ、ボチボチやっていれば、いつもの連休の頃には作業は終わっているでしょう。
 「かいほうげん」の編集は順調に進んで、もう完成版が出来てしまいました。予定通り、プログラムの曲目解説も入れられましたよ。ですから、明日の指揮練の時でも配れないことはなかったのですが、その中にある新入団員の承認が終わっていないので、実際の発行は来週になってしまいます。
 今回も、間近になって予想外の情報が入ってきました。私が担当している「友の会」の会員さんの中で、以前団員だった人がいるのですが、その人からの会費が、この2年ぐらい滞っていたのですよ。そうしたら、数日前、やっと入金があったというので、振替用紙が届きました。そこには、その方が2年前にお亡くなりになっていたことが娘さんによって書かれていたのです。だから、送金がなかったのですね。そういう事情の人はこれまでも結構いました。そういう方は、もちろん、それで脱会することになるのですが、その振替の文面では、その件には触れられてはいませんでした。まあ、この方もお辞めになるだろうと思いながら、電話をかけてみたら、その娘さんが出てきて、今後も会員を続けられる、ということを告げられたのですよ。これは、初めてのケースです。父親の跡を継いでニューフィルのために会員でいてくれるなんて、感謝しかありません。
 そんなことで、まずはその方の訃報と、会員継続の情報を、差し込みました。
Aventure Number : 3874 date : 2024/3/29


今日の禁断 ブルックナー


 昨日と今日は、最後の指揮者練習でした。つまり、あと2週間で本番を迎えるということになるのですね。そんな重要なリハーサルなので、会場も奮発して多賀城市文化センターという立派なところを使わせてもらっています。
 ここに行くには、利府街道から仙台港に向かう新しい道を使うと早く着きます。ただ、その道は、以前はまだ工事中で、途中で2車線が1車線になってしまうところもあって走りにくかったのですが、今回は全てがしっかり2車線になっていて、もうすんなりと車が進みます。ですから、自宅から1時間かからないで着いてしまいましたね。
 ホールに入ってみると、なんだかロビーがとても新鮮な感じがしました。どうやら、去年の7月まで、大規模改修工事を行っていたようですね。まず、絨毯が新しくなっていました。そして、ロビーの壁やドアも新しく塗装を施したようで、まだ塗料のにおいが漂っていましたね。
 さらに、ステージの床が、真新しいものに変わっていました。
 「檜舞台」というやつでしょうかね。
 客席なども、以前はシミがあったりしてましたが、すっかり張り替えたようですね。
 ただ、反響版などは、全く変わっていなかったような気がします。
 劇的に変わっていたのがトイレでした。もちろんウォシュレット完備ですし、洗面所もすっかりリニューアル、温風の乾燥機までありましたね。
 ここは、かつては定期演奏会の時にも使っていましたね。市内の大きなホールが全然取れなかったので、ちょっと遠くですけどここにしたのですね。ただ、やはりその時はお客さんは少なかったですね。そんな大ホールですから、このように反響版もしっかり本番通り設置していただいています。たとえば、この前の指揮練の時に使った中ホールだと、ステージが狭く、フルメンバーが入ると左右の反響版は使えないのでこんな風になっていました。
 昨日の曲順は、最後が降り番だったので帰ってきてしまいましたが、今日は、その曲が最初。ただ、その次に出番の曲があるので、楽器を吹くために、練習が始まる前に着いて、音出しをしていました。そして、その降り番の曲を客席で聴いていたのですが、このホールは素晴らしい響きでしたね。ニューフィルの音が、とても豊かな残響を伴って聴こえてきます。それでいて、それぞれの楽器の音はくっきりと聴こえるのですよ。今回本番に使うホールは、響きは豊かですが、オーケストラだともう楽器の音が混ざり合ってすごいことになってしまいます。もう、こんなホールではオーケストラは聴くものか、と思ってしまいますよね。合唱なんかだと、なんの問題もないんですけどね。
 練習の方は、全曲通しをやっていました。交響曲も、全楽章続けて通しました。やはり、実際にやってみると、かなりの集中力が必要であることが分かりましたね。何しろ、今回のパートは休みがとても多くて、ついうっかり小節を数え間違えたり、入るところで一瞬ビートが分からなくなって、落ちてしまったりと、散々でした。これが、あと2週間で解消できるのかが、課題です。
 今日は、次の演奏会のパート分けも行いました。私はメインの1番、休みを数え続ける苦行からは解放されそうです。
Aventure Number : 3875 date : 2024/3/31


今日の禁断 プレゼント


 今回の「かいほうげん」は楽勝のようでした。もう中身は全部揃っているし、逆に揃いすぎて増ページにするほどですから、あとはページ割と細かいレイアウトだけでしたからね。それで、もう発行予定の前の指揮練の時の土曜日には、全ページが完成していて、印刷だってできる状態でした。ただ、この中には新入団員のページがあったのですが、それがまだ正式には承認されていなかったので、指揮練の時にそのためだけに技術委員会を開いてもらって、承認してから正式発行、という形になっていました。
 つまり、非公式には1部だけは発行されていました。それは、指揮者の喜古さんに差し上げるために、印刷しておいたのですね。まあ、プログラムの曲目解説なども載せましたから、読んでもらってもいいかな、と。
 ですから、普通に団員に配るものも、その1部だけのものとは全く同じになるはずでした。ところが、それから、印刷を行った月曜日までの間に、それを眺めているとどんどん直したいところが出てきてしまったのですよ。ミスタイプも見つかりましたし、なんか、ページがスカスカだったので、画像を少し大きくしてみた所もありましたね。さらに、写真が入手できなかったので、テキストだけを用意していたところに、急にその写真がSNSにアップされたのですよ。それは、分奏と時に最近新しくトレーナーとして来てくださった人が指導に当たっているところのショットでした。そういうケースが何件かあって、他の人の場合はほぼ私が写真を撮ることが出来たのですが、その人の場合は、会場がそれぞれ離れていたので、どう頑張っても撮れなかったんですね。
 そんな、欲しくてたまらない写真があったので、ぜひ、その写真を撮った人に使わせてほしいと連絡したら、アップされた以外の写真までも一緒に提供してくれましたよ。ですから、それらを紙面に載せるために、レイアウトを大幅にやり直して、団員向けのバージョンが出来上がったのです。ですから、喜古さんのところに行ったものは、もうファイルは上書きしてしまいましたし、プリントしたものは手元には残っていないので、世界に1部だけの「かいほうげん」になってしまいましたね。
 そんなわけで、月曜日の午前中には、いつもより4ページ増しの20ページの「かいほうげん」が100部刷り上がりました。ところが、その夜になって、肝心のことを書き忘れていたことに気が付いてしまいました。私は、自分で撮った写真以外は一応©の表記を入れるようにしていたのですが、さっきのトレーナーさんの写真にそれを書き忘れていたのですよ。ですから、火曜日の午前中は、そのためのシールを印刷してせっせとそれを貼り付けていました。シール自体は、他の仕事でやったことがあったので、簡単に作れましたし、貼る作業も、思っていたより楽でした。
 これが完成品です。なんと、次回は「300号」になるんですね。いつの間にかそんなになっていました。
 そこで、たったいま思いついたのですが、この300号を記念して、ニューフィルに縁のある方、指揮者の先生とか元団員の方々などに、ニューフィルに関する思い出などを書いていただいて、それを次回に掲載出来ないだろうか、と考えました。一応、4月いっぱいが締め切りということで、当てにせずにお待ちしております。私宛に直接メールでも、SNS経由でも、ニューフィルの公式サイトのメールフォームでも、なんでも結構です。よろしくお願いします。
Aventure Number : 3876 date : 2024/4/3


今日の禁断 チャイニーズ


 やっと、前の朝ドラが終わりましたね。淡谷のり子やエノケン、そして美空ひばりと、それぞれになかなかの演技を見せてくれていて、まあ、面白くなかったと言えば嘘になりますが、やっぱりあの主人公の容姿だけは、ちょっと我慢の域を超えていましたね。セットもしょぼかったですしね。一番いやだったのは、オープニングテーマの映像でした。あの、なんとも醜悪な人形は、いったい何だったのでしょうか。あれを見ただけで吐き気を催してしまいましたよ。
 そして、新しいシリーズが始まりました。まずは、そのタイトルバックがとても和むものだったことに一安心です。肝心のテーマ曲は、この人の歌にしてはあまりインパクトがありませんけどね。
 そして、ドラマの本編は、最初のうちはチラ見だけでしたが、段々真剣に見るようになってきましたよ。これは、かなりの完成度なのではないでしょうか。まずは、明治村あたりを使ったセットがすごかったですね。カメラワークも、巧みにフォーカスを変化させて心情を表現するなど、かなり高度なことをやっているな、と思ってしまいます。これは、スタッフも本気で作ろうとしているのでしょう。
 なんたって、主役の伊藤沙莉が、期待通りの素晴らしさでした。それこそ、以前の朝ドラの「米子」から注目していたのですが、もう安心して見ていられますからね。
 そして、脚本も、もう1週間だけでこの展開ですから、すごすぎます。この先どんなサプライズが用意されているのか、楽しみでしょうがありません。なんたって、私のイチオシの仲野太賀が脇を固めているのですからね。コケるわけにはいかないでしょう(とは言っても、この局のあのドラマはひどかったですけど)。
 というのが、現時点での私の評価です。半年後にそれがどう変わっていたのか、それはまだ分かりませんよね。
 ところで、8年半使っていた腕時計(右)が、とうとうダメになりました。最近電池を交換したばかりなのに、もう止まってしまったのですね。最近は腕時計をしない人も多いようなので、別になくてもいいかな、とも思ったのですが、やはり習慣で腕を見てしまうので、とりあえず左の安物をネットで買ってみました。
 決め手は、電池は入っていなくて、USBで充電して使う、というところでした。まあ、スマホのように、電池の心配のないものに慣れていますからね。そうしたら、それは、一見「時計」のようですが、実は時計ではなかったようなのですね。これは、どうやら時計機能が付いただけのかなりプリミティブなデバイスという感じなのですね。一番ひどいのは、時刻表示は、ボタンを押さないと見えないことです。それも、数秒表示されて、消えてしまうんですよ。これでは「腕時計」としては全くの欠陥品ですよね。
 それでも、癪なので、努めて、この「ボタンを押してから時間を見る」という動作を何とか習慣にしようとして、脳に覚えさせようとしています。
 でも、充電する時には、こんな風にベルトから外すんですよ。笑っちゃいます。
Aventure Number : 3877 date : 2024/4/5


今日の禁断 ロヴィクール


 ちょっと前まで雪が降った日もあったりしたものが、さすがに今日も、最高気温が20度越えとなって、もはやスタッドレスタイヤを使うこともないと、タイヤを交換することにしました。というか、いつもこの時期は半年ごとの定期点検の時期なので、ディーラーさんが気を利かして点検のついでにタイヤ交換もやってくれているんですけどね。
 今回も、それをお願いしてあったのですが、点検してみると、ノーマルタイヤがもう減ってしまって、交換した方がいいのでは、と言われてしまいました。ただ、タイヤの在庫がないのと、スケジュールが混んでいるのとで、交換は別の日に持ち越しとなっていました。だったら、もう1回ぐらい雪が降ってくれてもいいですね。
 もちろん、そんなことはもはや起こらないでしょうね。職場の桜も、先週の木曜日にはこんな感じで開花してましたからね。
 今日は、日曜日なのでお休みですが、Amazonに注文していたものが届いたというので、ちょっと職場まで取りに行ってきました。自宅だと、なかなか受け取る時間がないので、ポスト代わりに職場を使っています。
 そうしたら、そこへ向かう道の途中で、なんか人通りが多いのに気づきました。もうお彼岸は終わっているので、お墓参りに来る人はいないはずなのね。と思っていると、どうやら、その人たちはほぼ満開になった職場の敷地の中の桜を目当てにやってきたようなのですね。たしかに、この桜も、今日はとてもきれいに花が開いていましたよ。
 なにしろ、ここの桜はいろんな種類が揃っていて、まだ開花したばかりのから、完全に満開になったものまで、様々な状態を一度に見ることができますから、結構長期間楽しめるようで、ちょっとした穴場となっているようですね。
 取りに行ったのは、LANケーブルでした。自宅のネット環境は、1階と2階とで使っているので、その中間の踊り場にルーターを置いてWIFIを飛ばしているのですが、私の部屋にはほとんど届かないので、LANケーブルでルーターと直結してあります。ですから、なんの問題もなくサクサク使えるのですが、たまに居間でPCを使う時もあって、そこではWIFIを使っていました。でも、やはり直結に比べるとかなり遅いので、大きなファイルをやり取りする時にはちょっと不便でした。ですから、そこでも私の部屋と同じ状態で使えるように、そこも直結しようと、ケーブルを購入したのですね。
 ですから、早速届いたケーブルを使って、階段から引きまわして、居間のテーブル脇までケーブルを持ってきました。もちろん、それでネットは何のストレスもなく使えるようになりましたよ。
 その、ケーブルが入っていたパッケージの中に、一緒にこんなものが入っていました。
 下にあるのは、ケーブルを壁や柱に固定する留め具なのでしょうが、上にあるものが、いったい何のためのものなのかが全く分かりません。片面はマジックテープのような布で、裏面にはPPフィルムが貼り付けられています。
 いくら考えても分からないので、もう一度Amazonのページを見てみたら、こんな案内がありました。
 そこでは、「2pcs ベルクロ」と書いてありますね。つまり、マジックテープが2本。でも、ここにはどう見ても1本しか入っていません。ただ、何となく厚みがあるようにも思えたので、もしや、と思って、無理をして剥がしてみたら、やっぱり同じものが2本張り合わせられていたのですね。それを、
 このようにつなげば、余ったケーブルを束ねておくことができる、ということなのでしょう。
 こんな風にして使うものだったのですね。やっと謎が解けました。
Aventure Number : 3878 date : 2024/4/7


今日の禁断 オムロン


 とうとう、今週末にはニューフィルの定期演奏会ですね。土曜日には午後から前日練習、そして日曜日は朝からリハーサルで午後2時のコンサートに備えます。それに向けての最後の団内練習が、きのうだったわけですね。
 今回の指揮者の喜古さんは、これが2回目になりますが、前回同様とても楽しいリハーサルが続けられています。前回はそれほど感じなかったのですが、やはり2度目となると、その練習ぶりの楽しさの中にも、すごさがもろに感じられるようになってきました。まずは、どんなことがあっても、まず「いいですよ!」と褒められるんですね。もちろん、その後にいろいろな注文が出てくるのですが、第一声がこの「いいですよ!」というのは、なんたってうれしいですね。世の中には、リハーサル中に小言を始めるなどというとんでもない指揮者もいますから、これには救われます。
 それで、最近気が付いたのが、喜古さんのリハーサルというのは、プロと同じことをアマチュアに対しても行っているのではないか、ということです。私も何度か、合唱でプロのオーケストラと一緒に演奏したことがあって、そのリハーサルも経験していますが、その時の指揮者が、やはり同じように「まず褒める」というやり方でしたからね。
 そして、もう一つが、「ほとんど止めない」ということです。プロの場合は、何しろそれぞれがプライドの高い演奏家ばかりですから、あまり頻繁に止めながらリハーサルを進めているのはいい顔をされない、ということなのでしょうか、基本的に長く続けて演奏を行って、区切りのいいところで重要な点だけ指摘する、というやり方だったようでしたね。
 何しろ、我々はアマチュアですから、もうガンガン注意されても仕方がないような演奏しかできないのですが、喜古さんはやはりプロを相手にしているようなほとんど止めないリハーサルを、いつもされていたようでした。最初は、そんなんでいいのかな? とも思っていたのですが、それに慣れてくると、何度も何度も止められて同じことを注意されるより、結果的には自然に指揮者のやりたいことが伝わってくるように思えてくるのですね。もちろん、はるかにストレスは少ないように感じられますし。
 そんな、喜古さんのやり方を、普段の練習の時にも、団内指揮者たちがきっちり理解して、その時に注意されていたことを忠実に団内練習で仕上げる、ということを毎回やるようになりました。これも、最終的には実を結んでいくような気がします。
 ですから、日曜日の2時からの本番は、なんだかとてもいい演奏が出来そうな気がします。当日券(たった千円)も発売されますので、ぜひ聴きに来てくださいね。お待ちしてます。会場は前回の喜古さんの時と同じ、地下鉄南北線旭ヶ丘駅直結の、日立システムズホール仙台のコンサートホールです。
 昨日の練習では、本吹きの人がお休みだったので、「シルヴィア」の2番を代わりに吹いてました。全曲を演奏するのは、私は初めて、それを、通しで最後までやったのですが、結構普通に吹けていたようですね。ただ、ピッコロと持ち替えなのですが、間に合わないところもあったりはしましたけど。
 とは言っても、私は練習の日には、体重を測ると必ず減っています。やはり、それなりのストレスがあるのでしょうね。きのうは、前日より0.6キロ減ってました。本番の後は、もっと減るでしょうね。
Aventure Number : 3879 date : 2024/4/10


今日の禁断 ラオックス


 あさっての定期演奏会では、普通に打ち上げも行われます。というか、前回からやってましたけどね。やはり、演奏会が終わってからの打ち上げは、なくてはならないものなのでしょうから、やっと「やって当たり前」という意識が戻ってきたようですね。まあ、いいんじゃないでしょうか。
 それで、先日その会場が明らかになりました。それは、駅の東口にある、かつては家電店だったビルで、今ではレストランとか、ちょっと前までは映画館もあったところです。そこの4階のなんとか、というお店なんですって。でも、その4階にあるレストランと言えば、以前、ニューフィルで頻繁に打ち上げをやっていた「ITASUKE」というお店があったところなのではないか、という気がしてきました。そこで、そのビルのフロアマップを見てみると、確かに、その「ITASUKE」があったのと同じ場所に、さっきの名前のお店がありました。やはり同じ物件だったようですね。
 これがかつての「ITASUKE」。
 そして、これが今のお店です。
 中を見てみても、これがサイトにあった新しいお店の中で、
 これが、かつて打ち上げをやった時の「ITASUKE」の中です。
 これが、このお店を使った最後の打ち上げだったはずです。
 この時には、みんなきちんとテーブルに座っていますね。
 でも、それはその時が初めてで、それまではこんな風に立食で打ち上げをやっていました。壁際は長椅子になっていますから、立っているのが嫌な人はそこに座っていますよね。
 私の場合、立食だと、思いがけない人から話しかけられたりすることもあって、結構楽しめていましたから今度の打ち上げも、できれば立食がいいなあ、と思っていたのですよ。それで、打ち上げの担当の人にきいてみたら、「立食でお願いしようとしたら、それはやったことがないのでできませんと言われましたぁ」ですって。てことは、もうこの新しいお店は、かつての「ITASUKE」とは全く関係のない人が経営するようになっていたのでしょうかね。内装も含めた完全な「居抜き」で。
 そして、これが終わると、次の定期演奏会に向けての練習が新たに始まることになります。私はメインのブルックナーの6番の1番担当なので、もう譜読みは始めていますが、なかなか手ごわいですね。特に、第1楽章は4/4拍子だったものが、いつの間にか2音3連、つまり6/4拍子に変わったりするだけではなく、それがパートによって違っているので、全体では完全にポリリズムになっているところなどが出てきます。これが、その一例。


 木管だけを抜き出してありますが、271小節目から、フルートとクラリネット4/4なのに、オーボエとファゴットは3連符になっています。それが、下段になると、1番オーボエとクラリネットは4/4で、それ以外は3連符に変わります。そして、「S」の前の小節の後半で、やっとすべてのパートが3連符になります。
 その結果、上段から下段に変わるときにフルートと2番オーボエでは、八分音符が3つ並んだ3連符の音価が変わってくるのですね。下段では表記はありませんが、3連符の中の3連符になっているのです。実際にこれを吹いてみると、最初はなかなかそのリズムが入ってきませんでした。最近になってやっときちんとしたリズムで吹けるようになりましたが、これが合奏になった時には、やはりかなり混乱するでしょうね。
Aventure Number : 3880 date : 2024/4/12

24/4/15-24//