3761(23/7/12)-3780(23/8/25)

今日の禁断 キリン


 最近は、ビールのCMがやたら多いですね。それぞれ、人気の役者をそろえて派手に缶ビールやタンブラーを飲ませまくっています。本当においしそうに飲んでいますが、あいにく私は万太郎と同じ下戸なもんですけん、ビールは飲めません。というか、ビールって、ほんとにあんなにおいしいものなんですか?
 とにかく、テレビを点ければどこかではビールを飲んでいるシーンが出てくるのですが、私には、誰がどこのメーカーのビールを宣伝しているのかは全く分かりません。みんな似たような飲み方をさせられているので、肝心のメーカーの名前がどうでもよくなっているように思えるのですが、そんなことでいいのでしょうかね。
 そんな中で、私のお気に入りのCMは竹内まりやが歌う「元気を出して」がバックに流れるやつです。いろんな役者さんが出てくるので、面白いですね。芳根京子だけはいやですが。
 その、まりやの歌が、最後にコーラスが入ってくるところでカットされてしまっていますが、あのコーラスは薬師丸ひろ子なんですよね。最初にまりやは彼女のためにこの曲を作って、後に自らカバーした時に、薬師丸にコーラスとして参加してもらったんですよ。そのコーラス、もちろんアレンジは達郎ですが、そのオリジナルを書き起こしてみました。
 上段がメロディ、下段がコーラスです。このコーラスというかカウンターメロディは達郎らしいちょっと堅苦しい音型なので、歌うのはかなり難しいはずですが、薬師丸は完璧なソルフェージュで歌っていますね。もちろん、小泉今日子が代わりに歌っているわけではありません(再放送中)。この部分がループになっていて、このままフェイド・アウトで曲が終わるんです。
 その達郎ですが、最近は「午後の紅茶」のCMで新曲の「Sync Of Summer」が流れていますね。これは達郎らしからぬキャッチーなメロディなので、とても爽やか、このCMとピッタリの曲調です。そのキャッチーさがどこから来るのかは、似たようなメロディがあったので、それを連想したためなのでしょう。それは、この、サビの部分です。
 これが、まりやの「シングルアゲイン」のサビと、雰囲気がよく似ていませんか?
 この曲、Aメロはあの「駅」とよく似た感じですね。「あなたを連れ去る/あの女性(ひと)の影に/怯えて暮らした/日々はもう遠い」ですって。暗いですね。
Aventure Number : 3761 date : 2023/7/12


今日の禁断 アルファード


 この間、中山の観音様の前を通ったら、こんなことになっていました。
 なんせ、ずっと雨ざらし状態ですから、いよいよ外側が劣化してきて、こんなに亀裂が入ってきてしまったのでしょうか。でも、それにしてはなんだか線がまっすぐに引かれているところもあって、人工的なものにも見えますね。ちょっと気持ち悪いかも。さては、この線に沿って切り刻んで解体しようというのでしょうか。
 ただ、1年半ほど前にも写真を撮ってありました。これです。
 この時には、胸元がなんだかどす黒く汚れていて、汚くなっていましたね。でも、上の写真では、その部分は逆にきれいになってませんか?
 いや、これは、最近新聞に記事が載っていたのですが、このような汚れを取ってきれいにする作業を今行っている最中なのだそうですね。ひび割れのように見えるのは、補強をした跡のようですから、いずれはきちんと真っ白にするのでしょう。その記事によると、この作業は外側に足場を組むのではなく、観音様の中に入って一番上の窓からロープを降ろし、それで体を固定して行っているのだそうです。新聞にはその写真が載っていたので、いつかはその実物を見てみたいものです。
 その、現在の、まるで体中にあみだくじを書かれているようになっている姿を見て、別の、やはり嫌悪感を催すものを思い出しました。それは、最近のミニバンのフロントグリルのデザインです。
 たまたま、スーパーの駐車場の中を見渡したら、こんな、ミニバンが3台停まっている所がありました。左から2番目のグリルはまあ普通の乗用車とあまり変わらないので何の問題はないのですが、両端にあるミニバンのようなグリルには、心底嫌悪感が募ります。何が嫌って、その、上から下まで広がっているグリルの威圧感といったらたまりません。正直、こんなのが向かい側を走っていたりすると、命を奪われそうな恐怖心を持ってしまうぐらいですから。車ってのは、ただでさえおっかないものなのに、何がうれしくてこんな暴力的なデザインにしなければいけないのでしょうね。ま、車のデザインなんて単に流行を追っているだけなのでしょうから、そのうち、もっと平和的なものが現れることを期待しましょう。
 こういうミニバンを見た時に、最初に連想したのが、これです。
 イギリスのプログレ・ユニット「アラン・パーソンズ・プロジェクト」の1984年のアルバム「アンモニア・アヴェニュー」のジャケットです。プログレならでのインパクトですよね。
 でも、こんなものが町中を堂々と走っていたりしたら、いやじゃないですか?
Aventure Number : 3762 date : 2023/7/14


今日の禁断 アドリムーバー


 先日、私のブログが音楽ジャンルで7位になったとお伝えしてましたね。まあ、それはまぐれで、こんなことはしばらくはないだろうと思っていたのですが、それから何日かして、おとといには、それが6位にまで上がっていましたよ。
 そうしたら、次の日には、なんと第4位ですって。
 ま、次の日には10位になってしまいましたから、さすがにこれ以上はないでしょうね。良い思い出として、画像だけでも保存しておきましょう。
 そんな、無料で使えるブログでは、無料の代償として広告が付いてくることになってます。その広告のスペースは、なんだかどんどん広くなっているような気がするのですが、どうなんでしょう?それは、まるで、広告が嫌なら、無料コースに変更してください、と、嫌がらせを受けているような気がします。
 そうしたら、そんな広告をすべて消してしまうことができるというアプリがあるという「広告」が出てくるようになりました。それが「無料」だというので、ちょっと興味があって使ってみることにしました。メールアドレスとパスワードの設定だけで使えるようになって、たしかに、邪魔だった広告はすべて見えなくなりましたね。
 ただ、それが「無料」だというのはウソでした。最初の1週間だけはお試しで無料なのですが、それを過ぎると課金されるようになるんですよね。当たり前の話です。もちろん、それは想定内だったので、
 こんな風に、しつこく現れる「アップグレード」のお誘いは、スルーさせていただいてます。
 この、左下に出ているのは、こういうのです。
 最近、アップグレードした人たちの名前が、リアルタイムで出てくるのですよ。もちろん、これは、AIが適当な名前をでっち上げているだけなのでしょうけどね。
 それにしても、広告をなくすために広告を出すという発想が、斬新すぎますね。
Aventure Number : 3763 date : 2023/7/16


今日の禁断 パリンカ


 暑いですね。あまりに暑いので、きのう「スーパーで『天然水』が安いので買ってきて、ついでに絹ごし豆腐もね」と頼まれたのに、天然水を2箱カートに乗せただけで満足してしまって、豆腐を買うことをすっかり忘れてしまいました。「暑かったので、冷ややっこがたべたかったのに」と、嫌味を言われましたね。
 今日も、かなりの暑さでしたが、前から予定されていた、昔入っていた合唱団の定期演奏会に行くことにしました。去年もおととしも演奏会のお誘いを受けていたのですが、まだまだコロナが怖かったので、遠慮していました。でも、もう、この間の愚妻のコンサートにも行ってしまったので、もはや断る理由もなくなり、行くことになったのですよ。
 ただ、直前の情報では「満席確実」ということだったので、とても駐車場は使えないと思い、地下鉄で会場の日立システムズホール(青年文化センター)に行くことにしました。ちょうど、この前に地下鉄やバスの「9割引きパス」を使ったのが1月の末、エルパークでの指揮練の時でしたから、タイミングもいいですし。つまり、このパスは、半年間使わないでいると、その機能がブロックされてしまうのですよね。おそらく、本人以外の人が使うことが出来ないようにするためなんでしょう。そのブロックは駅の窓口で解除してもらえるのですが、その時にそれを使う人であるかどうかが外見だけで分かるようになっているのでしょうね。
 いずれにしても、そんなことをするのは面倒くさいので、ここで使っておけば後は半年間は文句を言われなくて済みますからね。
 もちろん、パスは何事もなく使えました。そして、地下鉄の旭ヶ丘駅で降りて、普通の人はすぐに道路に出る出口からでて、ホールまで歩くのでしょうが、私はこの会場に関してはプロですから、できるだけ日光を浴びなくて済むような、市民センターの地下まで行って、そこから1回のバスプールを通って、ホールの正面ではなく、その手前の入り口から入る、というコースを使いました。そうすれば、一発でホールの入り口に到着です。
 ただ、さぞやその前に列が出来ているだろうと予想していたのですが、そこには誰もおらず、すでに入場も始まっていました。そういえば、今回の開演時間は、いつもより15分早かったんですね。ですから、客席に入ったら、もうすでに通路側の席はほぼいっぱいで、やっと1つだけ空いていたところに座りました。この分だと、確かに満席に埋まってしまいそうですね。しばらくしたら、聴き覚えのあるYさんの陰アナで、「立ち席は消防署から禁止されていますので、椅子を詰め合わせてお座りください」という案内まで流されていましたね。
 休憩時間はこんな感じ、間違いなく800人近く入っているようでした。来年の春のニューフィルも、このぐらいにしたいですね。
 開演時間を早めたのは、プログラムが盛りだくさんで、とても2時間では収まらないということだったようですね。それはもう、とてもバラエティに富んだ選曲でした。それが、どの曲でも、素晴らしいハーモニー、私がいた頃のようなちょっと怪しげなところはまず見られません。メンバーを見ると、昔からいる人もいますが、若い人がかなりたくさん入って来たようですね。それと、この合唱団は「男声合唱団」ですが、メンバーは「男性」には限定していないので、「女性」も4、5人見受けられました。それが、この爽やかなハーモニーの源なのでしょう。
 一番すごかったのは、西村朗の「永訣の朝」でした。ピアノのKさんもすごかったですし、かなり難易度の高い合唱も、完璧に歌いこなしていましたね。
 そして、今回は30回目の記念として、最後に公募メンバーを入れたステージが用意されていました。実は、かつて私も、その「公募」につられて入っていたんですけどね。そのメンバーが30人、そして団員が40人ちょっとという大合唱で歌われた信長貴富の「くちびるに歌を」は、もの凄い迫力でした。最後のアコードを、指揮者のCさんは、さらにクレッシェンドを迫って、とんでもないエンディングを作っていましたね。
 そして、最後はこの合唱団から全国の男声合唱団に広がって行った「大量歌い込み」です。ここには、ピアノのKさんと、そしてTさんも加わっていました。
 公募メンバーの中には、私の知り合いのUさんの名前がありました。彼はセカンドテナーですが、この写真だと最も左寄りのパートの位置に立っています。どうやら、このステージだけは、Cさんお気に入りのオルフェイ・ドレンガーの配置、左からセカンド、トップ、バス、バリトンという並び方だったようですね。いやあ、男声合唱の超高音圧、堪能しました。
 ただ、このホールでは、これだけの人数になると、合唱だけでも飽和して聴こえます。オーケストラがまともに聴こえないのも、当たり前ですね。
Aventure Number : 3764 date : 2023/7/17


今日の禁断 パルジファル


 今週は、なんとも様々なことがありました。月曜日には、この間お伝えした合唱団のコンサートに行ってましたね。その後、公式の入場者数が伝わってきて、入場者は770人ですって。すごいですね。このホールの座席数は800、その内、最後列の5席ぐらいはビデオや写真を撮るためにお客さんは入れませんし、通路のすぐ後ろの下手寄りの2列も、最後のステージだけ出演するメンバーが座っていましたから、30席ふさがっています。ですから、実際には「定員オーバー」だった瞬間が、確かにあったのですね。うらやましいです。
 火曜日は、ニューフィルの木管分奏の日でしたが、その会場が私の職場の会館でした。コロナのために緊急事態宣言が出たあたりで、ここはもう使えなくなっていましたから、3年半ぶりの再開となるわけです。正直、まだまだコロナは収まってはいませんし、現実に「5回ワクチンを接種したのに、コロナに罹りました」などというハガキがラジオで紹介されていたりしますから、しっかりアルコール消毒も施し、換気扇も点けっぱなしにしておきました。以前は真ん中を襖で区切っていたのですが、それも全開にして、極力「密」を避けてもいましたし。
 そんな長い間が空いていたので、初めての人もいましたね。それぞれに、珍しそうにしてましたっけ。
 水曜日は、肺がん検診のレントゲンです。いつもは中山の市民センターに行っていたのですが、今回はスケジュールが合わなかったので、水の森市民センターに行ってきました。初めてなので、どこに車が停まっているのかな、と思ったら、2階の入り口の前でしたね。車で来たら、結構急な石段を登らなければいけませんでした。でも、検査自体は中山より段取りがよくて、すぐに終わってしまいましたね。来年からは、ここにしましょう。
 そして、きのうの木曜日は、最大のイベント、市民健診と眼底検査です。市民健診はすぐに終わるのですが、眼底検査は、そもそも予約を取るのが大変でした。逆に、予約が取れた日に、市民健診に行ったのですね。眼科では、一緒に自主的な定期検査もやってもらって、異常がないことを確認です。ただ、来年初めに運転免許の更新があるので、ちょっと今の眼鏡では不安になっていたところなので、それも調べてもらって、いずれまたここで処方箋を作ってもらうことにしました。年末になると、眼鏡が安く買えるので、それに合わせてまた予約をとることになりますね。
 終わったら、ちょうどお昼時になったので、去年も行った近くのレストラン兼パン屋さんに行ってみました。結構混んでて、入った時は満席、それがすぐ空いたので、そこに座ります。そうしたら、三種類のランチのうちのパスタランチがもう無くなってしまったんですって。それと、食後のドリンクも、オレンジジュースがなくなっていたのだとか。これはちょっと残念。オレンジジュースは結構おいしかったんですよね。隣の3人組のテーブルでは、食事が終わってドリンクが運ばれていましたが、1人はオレンジジュース。あれが最後だったんですね。
 結局、ごはんランチを頼みました。
 ワンプレートで、サラダから前菜、メインと揃っています。ただ、メインのポークジンジャーのタレが、なんか甘すぎ、オレンジジュースの代わりに頼んだアイスティーは、氷で薄まってました。
 そして、今日の金曜日は、晩ご飯を食べたらすぐに旭ヶ丘で選曲委員会。私が作って行った選曲のリストで、「ワーグナーではコントラファゴットは使わないはずだ」と言った人がいたので帰ってきて確認しましたが、ちゃんとありましたよ。
 出番は極端に少ないですが。
Aventure Number : 3765 date : 2023/7/21


今日の禁断 コスプレ


 市会議員の選挙運動が始まったようで、あちこちから選挙カーのスピーカーから発せられる音声が聴こえるようになっています。最近はそのPAシステムの性能がかなりアップしているようで、昔の音に比べると、確実に大きな音になっているのではないでしょうか。間違いなく「音圧」が高くなっているような気がします。
 その結果、候補者のメッセージがより多くの人に伝わる、ということになるのでしょうが、その内容が候補者の名前の連呼だけ、ということになると、それはメッセージではなく、ただの「騒音」に変わります。「ムラカミカズコ」や「ハナキノリマキ」といったシュールな音列に、いったい何の意味があるというのでしょうか。
 そんな無意味な騒音を遠くに聴きながら、WOWOWで放送された「沈黙のパレード」を見ていました。原作はだいぶ前に読んでいたのですが、その内容は漠然としか覚えていませんでした。このところ体調のせいで、録画してあったものを見始めたら、すぐ眠くなってしまい、気が付いたらなんだかわけがわからない展開になってしまっていました。それでは申し訳ないので、もう1回頭から再生です。そうしたら、やっとストーリーが分かるようになりましたよ。
 確かに、これは原作をかなり忠実に映像化したもののようでした。最後のどんでん返しも、こんな感じだったような気がします。ただ、最後のシーン、酒向芳が演じる増村栄治が、20年以上前に死んだはずの山田キヌヲが演じる本橋由美子と出会う、というカットがあるのが、ちょっと気になりました。映画の流れでは、これが一体どういうことなのかよくわからないのですよ。
 そこで、文庫版で484ページある原作を、読み直してみましたよ。そうしたら、映画化にあたってはこの増村に関する部分が大幅にカットされていたことが分かりました。これはこれで、非常に重要なエピソードが沢庵盛り込まれているのですが、それを入れてしまうとちょっと尺が長くなり過ぎるので、こういうことになったのでしょうね。ただ、やはりこれでは、映画だけを見た人には、なぜ増村がこのような行動を取れたかを理解することは出来ないでしょうね。
 これは、映画やドラマではよくあることです。作った人たちは、当然最初から原作を知っていますから、いくら編集でカットされた部分があったとしても、物語の全体像は分かりますが、決して、それしか見ていない人の気持ちになってそれを見ることは出来ないのですよね。
 キャストでは、飯尾和樹の渋い演技に驚きました。ただの一発ギャグ芸人だと思っていたのですが、こんな素晴らしい演技ができる人だったのですね。彼の娘役の人は新人でしょうが、天才歌手という設定なので、当然歌うシーンが出てきます。それが、ホルストの「木星」の英語バージョンなんですね。平原綾香が日本語で歌っている部分もすべて英語になっていました。アンドレアス・カールソンという人の歌詞なのだそうです。もちろん、本当に歌っているのではなく、「あまちゃん」みたいに落武者、ではなく影武者が歌っています。だれなんでしょうね。
Aventure Number : 3766 date : 2023/7/23


今日の禁断 カラヤン


 先週はなかなか忙しかったのですが、今週に入っても雑多な予定が入っていました。先週に、こんなものが届いていたのです。
 なんでも、「ブローバイホース」というエンジン内の部品に不良が見つかったのだそうで、それを交換させてください、というお願いです。「リコール」というやつですね。たしか、今の車を買った直後にそれがあったのですが、その時は普通の点検と一緒にやってもらっていましたから、あまり「リコール」という認識はありませんでした。
 いずれにしても、まだ定期点検までは間があるし、この部品が壊れると、最悪充電が出来なくなってしまって、車が動きませんから、とりあえず部品交換のための予約を入れました。その直近の空いた時間がおとといの午後だったのですね。作業は1時間ぐらいで終わるので、車を持って来い、ということでした。それで、時間通りに吉成にあるディーラーに行って、工場の前に車を停めました。そうしたら、いつの間にか、車の横に工場の人と、ちょっと年配の管理職っぽい人が立っていたではありませんでした。彼らは、「リコールでいらした○○様ですね。お待ちしておりました」と、下へも置かない対応ぶりです。まあ、一応予約していたので、車種と名前は分っていたのでしょうが、いきなりのこの対応には驚きましたね。それだけ、「リコール」というのは神経を使うものなのでしょうね。結局、15分待たされただけで、修理は終わってしまいましたよ。
 その帰り道に、例の中山の観音様の前を通ってみました。改修工事中なのですが、平日に通ることはないので、せっかくの平日ではどうなっているのか見てみたかったのですね。そうしたら、やってました。
 これは、近くのイオンの駐車場からの眺めです。電線が邪魔ですね。逆光になってますが、胸のあたりになんだか虫のようなものが付いているのが分かります。拡大すると、
 人間でした。ロープ1本でぶら下がって、作業をしているのですね。気の遠くなるような仕事です。ご苦労様としか言えません。終わるまでには、いったい、どのぐらいかかるのでしょう。
 先週、眼科に行って散瞳のための目薬を付けた後に、いつになく元に戻るのが遅かったような気がしました。普通は4、5時間経てば元に戻るのですが、今回は6時間かかっても、なんだかぼんやりしてました。そのせいかどうかわかりませんが、それ以来微妙な頭痛がずっと続くようになりました。まあ、この程度のものはしょっちゅう起きているのであまり気にはしてなかったのですが、それが、フルートを吹いたりすると、痛みが増すんですね。これはちょっと困りましたね。3日ぐらい、その症状が続いたので、まともに練習もできませんでしたよ。
 それでも、きのうあたりはいくらか症状が軽くなってきて、今ではほぼ前の状態に戻ったみたいです。きのうのニューフィルの練習も、なんの問題もなく吹けました。というか、後半のラフマニノフは降り番だったので早く帰れると思っていたら、本吹きの人がなかなか来れなくて、その分も吹いていたのですが、いつになく快調でした。
 それにしても、練習指揮者が、本番の指揮者のマネなのでしょうか、練習の途中に雑談をするというのは、なんなのでしょう。私たちは、どうでもいい与太話を聴くために、貴重な時間を削ってここに来ているのではありません。
Aventure Number : 3767 date : 2023/7/26


今日の禁断 タケオ


 今シーズンの朝ドラは、久しぶりにクオリティが高いので、ずっと見ています。というか、1週間分をまとめて見てるんですけどね。やはり、実在の人物がモデルになっていれば、それほどでたらめな脚本にはならないということなのでしょう。
 とは言っても、出演者の名前が微妙に本人とは違っているように、決して彼らの人生を忠実に描くというものではありません。実話に沿いながらも、そこにドラマならではの「脚色」が加わっているのですね。そこで、それが実話とどのぐらい違っているのか、WIKIを参考にして調べてみることにしました。
 一番気になったのは、もちろん主人公の結婚相手ですよね。ドラマでは、お菓子屋さんで一目惚れした女性と結婚してました。でも、実話では「2歳年下の従妹でかねてから許嫁の女性と祝言を挙げた」んですって。これは、確かにそんな場面もドラマにはありましたね。お婆さんに命令されてました。これも、やはりお婆さんの命令だったのだそうです。
 ただ、その6年後に、「一目惚れした14歳の女の子と同居する」んですよね。ドラマでは、こちらの方だけをとってました。年齢的にはちょっと違いますけど。
 それで、さっきの「従妹」さんの方は、それからさらに4年後に、実家が傾いてしまったので、その清算のために「番頭と結婚させて、店の後始末を任せた」のだそうです。まあ、シチュエーションは違いますけど、ここでドラマとの整合性も確保されているのですね。
 WIKIでは、誰の子供なのかは分かりませんが、「子供は13人生まれ、その内7人(3男4女)が成長した」とあります。忙しい研究生活の間を縫って、励んでいたんですね。避妊もせずに。ただ、WIKIの中で、「生き別れになった愛人」という言葉が出てきたので、もしかしたらその「愛人」の子供も一緒に数えていたのか、それなら納得だな、でも、イメージが変わったな、などと思ってしまいました。でも、よく読んでみたら、その「愛人」は別の人、あのシーボルトのものでした。
 WIKIには、主人公には音楽の素養もあったようなことが書かれていました。「自ら指揮をとり演奏会も開き、郷里の音楽教育の振興にも尽力した」んですって。これまでの流れでは、これはドラマでは却下されているようですね。
 その分、ドラマの音楽を、かなり高尚なラインでまとめているようですね。殆どバッハ、なんて格調高いのもありますし。でも、なんともオリジナリティに欠けているな、という感は否めません。ま、それが今の音楽の主流ですから、仕方がありませんね。
 予告によれば、この先主人公は大学に行けなくなってしまうのだそうですね。それは、事実とも合致します。なかなか辛い展開になりそうですが、間違いなくハッピーなエンディングが約束されているのでしょうから、最後まで付き合えるのではないでしょうか。
 10年前の「あまちゃん」の再々放送も、佳境に入ってきましたし。
Aventure Number : 3768 date : 2023/7/28


今日の禁断 クラリネット


 今年の暑さはまさに「危険」ですね。私の「書斎」にはエアコンは付けていないので、とんでもない温度になってしまっています。部屋が通路に面しているので、エアコンの室外機が置けないのですよね。そうしたら、窓用のエアコンというものがあることに気づきました。これだったら、自分で据え付けもできるそうなので、早速買ってみようとネットを見たら、「1〜2ヶ月お待ちいただけます」なんて言ってました。今シーズンは、無理ですね。
 私が住んでいるマンションでは、マンション全体が1つの町内会になっています。その役員は順番に回ってくるので、ほぼ10年に1回は役員とか班長にならなければいけません。その町内会の最大のイベントが、「夏祭り」でした。ただ、コロナのために、2020年からはずっと中止になっていたのは、世の中の諸行事と同じことでした。私は、たまたまその間に役員が回ってきていたので、実際に役員らしいことは何もやることがありませんでした(「会計」はやりましたけどね)。前に役員をやった時にはその「夏祭り」では、色々仕事をしていて、結構大変でしたから、まあ、ラッキーでしたね。
 しかし、今年は、もはやコロナに関しては何の心配もないのだ、という、なんの根拠もない意識がかなり浸透してきているので、もちろん、この「夏祭り」も中止にする理由は全くなく、「4年ぶり」に再開することになっていました。それが、きのう、行われたのですよ。
 それに先立って、だいぶ前に「食券」の予約が行われていました。そこでは模擬店なども開かれて、焼きそばとか焼き鳥などを提供することになっているので、前もってその仕込みのために必要な食材をどのぐらい用意するか、決めるためですね。
 ただ、今年は、「衛生上の理由」かなんかで、そういうことはやめて、調理するものは「キッチンカー」にお願いすることにしたのだそうです。まあ、「プロ」に作ってもらうのなら安心ですね。味もいいでしょうし。
 そして、「夏祭り」は開会されました。我が家では、キッチンカーのメニューの焼きそばと鶏カラ+フライドポテトの食券を購入してあったので、早速それを頂こうと思いました。そうしたら、まだ始まって何分も経っていないというのに、「お渡しできません」ですって。ある程度作り置きしておいたようなのですが、それが全部出てしまったみたいですね。それで、キッチンカーの人はほとんどパニックになっていて、「いつできるか分かりません」と頭を下げるばかりです。
 まあ、仕方がないので、私の部屋の前から様子を見ていて、なんだか出来上がったようなので行ってみたら、焼きそばだけ6つ出来ていましたが、私の前にすでに2人並んでいて、それぞれ3つと2つ買っていたので、私はギリギリセーフでした。でも、鶏カラの方は、やっぱりいつ出来上がるかわからないということなので、とりあえずそれだけをもってきて家で食べました。
 しばらくして、その現場を見てみたら、なんと長蛇の列が出来ているではありませんか。いつできるのか分からないものを、辛抱強く待っているようですね。私は、こんな暑さの中、そんな列に並ぶ気などさらさらありませんから、潔く鶏カラはあきらめることにしましたよ。
 しかし、なんというキッチンカーなのでしょうね。前もって食券を買ってあるのですから、その数は把握できているはず、なぜ、それを時間内に準備することが出来なかったのでしょう。こんなところ、もう出禁でしょうね。もし、来年来るこのになっても、私はもう絶対にここには注文しませんから。
 あ、上の写真は、このダメなキッチンカーとは無関係ですから。
 それと、本当はお祭りなので、みんなと一緒に飲んだり食べたりするべきなのでしょうが、私はまだまだコロナが怖いので、自宅で食べていました。つい最近、かつてのニューフィルのメンバーがコロナに罹ったことを公表していましたから、まだまだ油断はできないんですよ。その時のコメントで、他の人が「半年苦しんだ」などと言っているのですから、なおさらです。
 とりあえず、1カ月先の指揮者の歓迎会も、パスするつもりです。
Aventure Number : 3769 date : 2023/7/30


今日の禁断 コロナ


 我が家では、ベランダ側のリビングにエアコンが入っています。今年の暑さには、もちろん大活躍で、ここにいる分には、外がどんなに暑くても快適な生活が送れます。ところが、私の「書斎」にあてがわれている部屋には、エアコンはありませんでした。しかも、その部屋の上は、ルーフバルコニーになっているので夏の直射日光でもろに加熱されて、その熱が部屋の中までしっかり温めてくれるのですね。ですから、毎年夏はほぼ地獄、いくら窓を開けて扇風機を回しても、どうにもなりません。
 だったら、エアコンを入れたらいいじゃないか、と思うかもしれませんが、私の部屋は通路に面しているので、室外機を置くことができないんですよ。さらに、エアコン専用のコンセントも付いてません。
 ただ、昔は、そういう人のために窓に取り付けるエアコン、というものがあったことを思い出しました。それは、室内機と室外機が合体していて、窓にはめ込んで使うようになっていました。ただ、それはかなり大きくて、窓から相当外にはみ出しているような記憶がありましたね。それと、音がものすごいようなイメージもありました。
 ただ、それはもうかなり昔のことでしたから、最近だったらもう少し改良されているものが出ているのでは、と思って調べてみたら、たしかに、大きさもコンパクトで、音も静かなものが出ているようなのですね。もちろん、窓の外には全然出っ張りはありません。値段もそんなに高くないし、これで涼しい夏が過ごせるのなら、買ってもいいな、と思うようになりました。
 ただ、なんせこの暑さですから、そんな便利なものだったら品物がなくなってしまっているかもしれません。たとえば、アマゾンあたりだと、「在庫1台限り」みたいに煽ってましたし。そこで、近所の家電量販店に行ってみました。そこには、欲しかったアイテムのダミーが、目立つところに展示されていましたね。やはり、売れ筋なのでしょう。ただ、店員さんに聞いてみると、やはり在庫は1台だけだというのです。もう、少しでも早く入手したかったので、それを買うことにしました。それをそのまま車で持ってこようとしたのですが、それは縦長のものなのですが、それを横にして運ぶことは出来ないのだそうです。そこで、実際に車まで持って行ってもらって、そこで入れてみたのですが、やはり立てたままではどうやっても入らないので、配達してもらうことにしました。
 その配達日が、今日のお昼ごろだったので、家に帰って待ってました。そのままセッティングまでするつもりでした。ただ、買う時にお店の人が、「お一人で工事をするのは大変ですよ」みたいなことを言っていましたが、何しろ、パンフレットには「素人でも30分でセッティングが完了します」と書いてあったので、素人ではない私だったら楽勝だろうと思っていましたね。
 一応、配達される前に、ネットにそのセッティングの手順書のPDFがあったので、それでシミュレーションをやっていました。そうすると、外枠を設置する時に、下の窓枠の立ち上がりが、私の部屋では少し寸法が足らないことが分かりました。
 手前の溝の向こう側に枠を引っかけるのですが、それがほぼフラットなんですよね。そういう時のための治具も用意されているのですが、そのためにはその溝を埋めなければいけません。そこで、その部分の寸法を測って、ここにピッタリ入る角材を買っておきました。
 あとは、コンセントも普通のものが使えるが、できれば同じ部屋では他の電気製品は使わない方がいいということなので、他の、AV関係は隣の部屋から引くことにしました。
 それだけの準備をして、荷物を受け取ります。かなりの重さですね。枠をお取り付けるところで、まずカーテンレールが引っ掛かってしまうことが分かったので、それを外します。あとは、シミレーション通りに枠は設置できたのですが、そこに本体を入れる時は、あまりの重さにちょっとたじろぎました。もう集中して、目指すところに一発で入れようと思っても、なかなかはまりません。3回目ぐらいで、やっとはまったでしょうか。うれしかったですね。もう、汗びっしょりですよ。
 こんな感じ。カーテンレールも付け直しました。性能は、思っていた以上に快適にさせてもらえるほどでした。今までの熱帯感がすっかりなくなって、涼しいのなんのって。ただ、音はちょっと大き目ですね。でも、これはすぐに慣れるでしょう。
Aventure Number : 3770 date : 2023/8/2


今日の禁断 ゼリー


 このところ、夏祭りとか花火大会などが盛り上がっているようですね。なんたって丸3年以上我慢を強いられたのですから、それがまったくなくなれば、だれでも羽目を外したがるのは当然のことです。でも、いったい、あの3年間の辛抱は、なんのためのものだったのか、あの時にいったい何を学んだのか、そういうことを問われた時には何と答えればいいのでしょう。
 誰でも知っていることですが、コロナはまだまだ終息には程遠い状況なんですからね。あんな、とんでもない群衆が集まって「密」の状態が出来てしまうなんてのは、もうコロナさんに、どうぞやってきてください、と言っているようなもんですよね。というか、みんな、本当はまだまだ危険なのだ、ということは分っているのに、無理にもう終わったものだと思い込もうとしているのかもしれませんね。今さえよければ、あとはどうなってもいいや、という、まさに「破滅」の美学でしょうか。
 私だって、可能ならばそんな世の中の流れに乗って、大胆に振舞いたいですよ。でも、やはりそれはまだ早い、という思いが消えることはありませんでした。
 そんな時、いきなり「現実」がやってきました。我が家の同居人が、コロナを発症したのですよ。ついに、私もこの病気と正面から向かい合わなければいけなくなりました。家に常備してある検査キットで調べると、見事に「陽性」になっていましたからね。それからは、同居人の行きつけの病院に診察の予約を入れて、車で向かいます。なんでも、診察は車の中で行うので、駐車場で待っていろ、ということのようでした。
 駐車場に着いて電話をすると、すぐに看護師さんがやってきます。フェイス・シールドはしてますが、防護服までは着てませんでした。そこで問診を行って、しばらくすると、院長先生が直々に車まで来て、問診です。さっきのキットを見せるだけで、特別な検査はやりません。それで、コロナに間違いないので、解熱剤の他に抗ウィルス剤も処方されていました。朝晩5錠ずつ飲むのだそうです。PTPではなく、ビンに錠剤が入ってました。会計も車で行います。病院の受付の人と、薬局の人が、それぞれつり銭などをもってやってきましたね。もう、慣れたものです。こんなにスマートに診察してもらえるんだったら、コロナに罹っても大丈夫かな、なんて思ってしまいましたね。
 驚いたことに、そんな風にして診察を受けていたのは、私たちだけではありませんでした。同じ駐車場の、ほかのもう2台の車でも同じように看護師さんや先生が出入りしているのですね。仙台にこういう病院がどのぐらいあるか分かりませんが、それに見合うだけのコロナ感染者がいるのだな、と実感しました。もう、感染者だらけじゃないですか。そんな時に、竿灯とかねぶたとか、あんな人だかりはとんでもない暴挙に思えてしまいます。
 同居人は、熱も下がらず、喉が痛くて水も飲めないような状態になって苦しんでいます。私は、家の中にいても電話でしか話をしないように、隔離状態を保っていますから、今のところキットで検査しても陰性です。一応ワクチンも6回全部打っていますから、大丈夫だとは思うのですが・・・。
Aventure Number : 3771 date : 2023/8/4


今日の禁断 ロシュ


 同居人の容体は、やっと快方に向かったようです。抗原検査キットでも陰性となっていますから、まずは一安心です。それで、私もその間にいろいろ気を付けて、感染を避けるように最大限のことをやっていましたが、一応念のため、ということで、今日の朝、検査をしてみました。
 そうしたら、なんと「陽性」になっているではありませんか。信じられませんでしたね。私もずっと体温は測っていますが常に36度台ですし、そもそも熱があるという感じがまるでしません。それと、この病気の特徴である喉の痛みも全くありませんから、ありえない、と思ってしまいましたね。でも、紛れもない「陽性」ですから、これからどんどんそんな症状が出てくるのでしょうか。
 そこで、まず、この間行った病院に電話をして、なにかお薬を処方してもらおうと思いました。その時に症状を聞かれたので、ありのままを答えたら、「症状のない方の治療は出来ません」と、無下に断られてしまいましたよ。もっと熱が出るようだったら、改めて連絡をくれ、と。ただ、5日間は出来るだけ他人と接触しないように、とも言ってました。
 そうなってくると、ちょっと困ったことになってきました。あさってには、職場で最も人が集まる行事が行われることになっています。去年まではそれは中止になっていたのですが、今年はしっかり予想では200人ぐらいの人を集めて、そのイベントが開催されることになっていたのですよ。その時の受付が私の役目で、そこでは現金も扱うので、かなり精密な手順が設けられていますから、私がいないとちょっと困ったことになるんですよね。でも、この事態では、以前から手伝ってくれている人に頼るしかありません。
 ですから、まずは、私の今の体調は全く異状ないので、その受付のための下準備をするために、職場へ行くことにしました。それは、私の部屋にこもってできることなので、まずはゴム手袋をして作業を始めます。
 それと、もう一つ、重大な仕事があったことにも気づきました。そのイベントのための祭壇のセッティングも、私が毎年やっていたのでした。ですから、これもいつものように竹藪に行って竹を1本切り倒し、その枝を数本持ってきます。そんなことをやっていたら、もうお昼過ぎになってしまいましたね。
 帰り道に、検査キットがもうなくなってしまったので、それを買ってきたりして、家に帰ったらあとは「書斎」にこもりきりです。先日設置したエアコンがあったので、助かりましたね。これがなかったら、コロナだけではなく、熱中症まで起こしてしまっていたところでした。
 何しろ「陽性」ですから、今のところはなんでもなくても、しばらくすれば熱も上がってくるでしょうから、体温計でチェックです。ところが、いつまで経っても体温は平熱のままです。あるときいきなり「37.0°」なんてのが出たので、ついに来たか、と思ったら、数分後には下がっていました。結局、夕方までそれがピーク、平熱を超えることはありませんでした。これは、ワクチンのために、症状が緩和されているからなのでしょうか。
 そこで、晩御飯を食べた後、もう1度検査をしてみました。
 「陰性」になってるじゃないですか。朝の結果はいったい何だったのでしょう。でも、1度は陽性だったので、やはり人と接することは控えた方がいいのでしょうね。
 いずれにしても、これで今晩は、夜中に高熱が出て苦しむこともなく、ぐっすり眠ることが出来そうです。というか、それを期待してもう1回検査をしてみたんですけどね。
Aventure Number : 3772 date : 2023/8/7


今日の禁断 アパホテル


 夕べは、初めて「書斎」に布団を敷いて寝ました。机やいす、さらにスピーカーやらモニターなどが置いてありますから、空いたスペースはほんの少し、そこに、何とか押し込んで敷きこみました。ちょっと動くと机の脚にぶつかったりしますね。
 一日中エアコンを入れていたので、部屋全体は程よく冷えていましたから、エアコンは使わず、窓を開けて扇風機を点けて寝ることにしました。そんなに音もうるさくなく、心地よい風が来るので、ゆっくり眠ることが出来たようです。もちろん、高熱でうなされる、とか、喉が痛く、痰が絡んで苦しくなる、なんてことも一切ありませんでした。
 起きて顔を洗い、職場のことが気になったので、電話をしてみようと思ったら、あちらからかかってきました。それは、とんでもない展開でした。なんと、副社長も感染してしまったので、もはやイベントを行うことは不可能と判断して、それを中止にすることに決まったのだそうですよ。
 まあ、私としては、きのう事務室にこもって領収書作りなどをやっていたのですが、そんな用意はしたものの、やはりちゃんと受付が出来るかどうかは、かなり心配でした。ですから、この結果は逆にありがたいものでしたね。その後の集計で、丸一日働かなければいけませんしね。
 とは言っても、このイベントはもう30年以上も続いていて、コロナの前には中止になったことなど1回もありませんでした。社長は、毎年来ていた人たち全員に電話をかけて中止の連絡をしたのだそうです。大変なことになってしまいましたね。
 正直、私自身も含めて、こんなに近くの人たちが一斉にコロナに感染するなんて、全く予想もしていませんでしたよ。コロナの最中なんかでも、どっか対岸の火事、みたいな感じで見ていましたからね。ですから、感染状況自体は今でも全然変わっていないのですよ。というのに、今日までは七夕ですか。よくあんなことを平気でやってられるな、と思ってしまいますね。
 それと、「5類」に変わる前は、軽症の感染者はビジネスホテルなどで面倒を見てくれる、という制度がありましたよね。それが撤廃されてしまいましたから、今では普通の感染者は自宅で隔離生活を送らなければいけなくなりました。まあ、うちあたりは部屋数も多いので、何とか対応できていましたが、そんなことができないご家庭だってたくさんあることでしょうね。そんなご家庭では、ホテルでちゃんと隔離できていれば決して感染することがなかった人が、大量に感染してしまうことになっているのではないでしょうかね。
 それは、「経済効果」の犠牲者です。

Aventure Number : 3773 date : 2023/8/8


今日の禁断 カプチーノ


 私の場合、コロナの陽性が判明したのは月曜日のことでしたが、別に熱が出るわけでもなく、咳が出て喉が痛くなるわけでもありませんでした。そして、その日の夕方に検査した時には陰性になっていたんですよね。ですから、もう別にウィルスをまき散らすという状態ではないので、隔離する必要はないのでしょうが、一応、陽性が分かった次の日から5日間は外出は控えるように、というガイドラインがありますから、それに従っています。
 とは言っても、職場まで車で行って、ゴム手袋をして事務室にこもったまま仕事をする分には問題はないだろうということで、火曜日には、次の日のイベントのための準備をやってきた、ということは先日書きました。しかし、その後で職場の人がコロナに感染していたことが分かったので、そのイベントは中止になったのでしたね。ですから、私はもう隔離期間中は職場に行く必要はないと思っていたのですが、そこで、重大なミスを犯していたことに気づきました。
 つまり、イベント自体はなくなりましたが、この時期にはお盆前ということで会費や供養料をもってやってくる人もいるのですが、その方たちにお渡しする領収書が足らなくなっていたのですよ。それは、イベントの時に払ってもらうことになっているので、そちらの領収書は十分に用意してあったのですが、直接受け取る時には別の様式のものが必要になってきて、それがどうもなくなりそうなのですね。
 ですから、水曜日、本来イベントが行われる日に、それを用意するために職場に行ってきました。お昼過ぎに行ったのですが、それはイベントが始まるはずの時間でした。そうしたら、職場に通じる坂道には、これから行く人や、もう戻ってくる人たちが何人も歩いていましたね。あくまで、電話連絡は数年前のデータに基づいて行っていたので、それに漏れた人たちがきちんとやってこられたのですね。なんせ、急なことでしたから、それ以上の連絡の方法がありませんでしたからね。ニューフィルなんかだったら、LINEで一発で伝わりますけどね。
 それと、もう一つの仕事もありました。イベントとして、沢山の人を集めることは中止にはなったのですが、その中の法要だけは、きちんと毎年のことなので行いますから、その模様を写真に撮ってくれ、と言われたのですね。他に撮る人がいないものですから。ですから、それもやってきました。
 去年までは、規模を大幅に縮小してやっていました。
 それが、今年は、社長一人だけのものになりました。
 「お施餓鬼会」という、「餓鬼」に「施す」イベントですから、このようにご飯に箸を立てるのが、メインの儀式になります。
 きのうと今日は、おとなしく隔離生活を送っていましたが、いい加減飽きてきましたね。私はテレビを見て時間をつぶすという習性はないので、本を読んだりしていましたが、せっかくWOWOWを契約しているので、この際だからオンデマンドでまだ見たことのなかったドラマでも見てみようと思いました。そうしたら、2015年のドラマで、まだ乃木坂のメンバーだったころの西野七瀬が出演していた「天使のナイフ」というのが見つかったので、5話を一気に見てしまいましたよ。
 主演は今はなき(シャレ、ですからね)小出恵介というあたりが、時代を感じますが、彼が店長を務めるコーヒーショップの店員が西野さんでした。女性店員が4人ぐらいいるので最初は分りませんでしたが、いましたね。でも、セリフは「いらっしゃいませ」と「ラジャー」だけだったような。
 一緒に、その時代の北村匠と村上虹郎が出てましたね。北村さんはすぐ分かりましたが、虹郎は、言われなければぜったい分からなかったでしょうね。セリフも下手でしたし。
 まあ、こういうのが「のんびり過ごす」ということなのでしょう。
Aventure Number : 3774 date : 2023/8/11


今日の禁断 エーワン


 私が、コロナ陽性になったのは先週の月曜日でしたから、きのうまでが外出自粛期間でした。ただ、その時期に職場でも別な人が感染したりして、どうしても行かなければいけなくなり、出来るだけ接触は避けて仕事を短時間やってきた、ということはありました。まあ、「なんちゃってコロナ」ですからね。
 そしてその5日が過ぎ、やっとフルタイムで出勤できるようになったので、今日は朝から職場です。なんたって「お盆」ですからね。いや、きのうもちょっと行ってきたときには、もう駐車場は全部一杯になっているほどの人出で、お客さんの対応に最少の人数でもうてんてこ舞いだったのに、手伝うことも出来ずに帰ってきましたからね。
 まずは、今回のことをきちんとお客さんに説明した文書の用意です。本来なら、毎年発行している「会報」を、イベントの時に来たお客さんには配り、残りを発送するという形なのですが、今年は全員に発送しなければいけません。そこに、この文書を一緒に入れよう、というわけですね。
 「会報」の方はB5版の4ページですが、それを三つ折りにして長3の封筒に入れて送ります。ですから、そこに一緒に入れるには、A6ぐらいの小さなものになってしまいます。なんせ、送るのは1200通ですので、会報を折るときにもいい加減いやになってしまったので、ここでそんな作業はしたくありませんから、折る必要のないそのサイズになるのですね。ハガキとほぼ同じ大きさです。そこには、この間撮った写真も載せます。
 実際は、もっと文章が長くなったので、上の方の写真はカットしました。
 そして、これを1200枚印刷します。
 と言っても、A6の用紙を1200回も印刷したら、費用がバカになりません。ですから、このテキストと写真のユニットをA3の用紙に8面印刷するようにしました。そうすれば、150回印刷すれば済みますからね。
 ただ、そうなると、それを裁断する工程が加わります。これが結構大変でしたね。
 その後は、もうルーティンで、お客さんの名簿から宛名シールを印刷。これはもう一瞬で出来てしまいますが、それを封筒に貼り付けている最中に、住所変更のお知らせがいくつかあって、そのためにシールの一部を差し替えたりしていたら、、結局シール貼りだけで今日の作業はおしまいになってしまいました。
 あとは袋詰めを1200回。明日中に終わるかな。
Aventure Number : 3775 date : 2023/8/13


今日の禁断 カスタマ


 やはり大変でしたね。封筒詰め。いつもは4〜5日かけてのんびりとやっているのですが、今回は切羽詰まっていたので何とか1日で片付けようとは思ったのですが、途中であきらめてしまいましたね。いや、時間的にはなんとかできるはずだったのですが、やはりそこは人間ですから、それだけをやるという集中力は必ず途切れてしまいますね。ということで、300枚ぐらい残したところでタイムオーバーでした。
 でも、次の日はもう先が見えていますから、仕事は快調に進みます。終わってみれば、用意していたものは全てきっちり収まって、なんの無駄もなく完了しました。
 直ちに、北郵便局に持って行って、発送の手続きです。いつも通りに料金別納と区内特別を分けて、50枚ずつ輪ゴムでまとめて、大きなカゴに入れたものを備え付けの台車にのせてカウンターの前に持って行くと、中から男の局員さんが出てきて、それをカウンターに持ち上げてくれました。そして、用紙に住所と名前を書かされて、それぞれの枚数を伝えたら、あとは待っているだけです。念のため「区内特別では、バーコードを付けてあります」と言っておきます。なんせ、少しでも安くしようと、宛名シールには全部バーコードを印刷しているのに、以前は局員さんでもその存在を知らなくて、あわてて資料を読んでたりしてたことがありましたからね。
 今回は、「ハイ、分かりました」と、元気のよい返事だったので、おそらく問題なく計算してくれることでしょう。でも、全ての封筒をチェックし終わって、カウントも終わったようなのでカウンターに行ってみると、「もう少々お待ちください」と言いながら、なんだかオロオロしてますよ。待っていると、なんだか無駄なことをやっているようにしか見えないのですが、そのうち、さっきの人がやってきて、「区内特別のバーコード割引は、いくらでやられてました?」なんて聞いてきましたよ。そこを私に聞きます? 手元には、しっかり枚数とそれぞれの送料を書いたメモを用意してましたから、「70円でしたよ」と教えてやりましたよ。なんか、その人は、そのメモもしっかり見ていったようですね。
 それからしばらくして、やっと支払いが出来るようになりました。彼は、「そちらにあったのと同じ、○○○円になります」ですって。そうなんですよ。長いことこんな作業をやってますが、いまだかつて郵便局の窓口で私が前もって計算していた金額ではなかったことはありませんでした。その知識は、現役の局員さんより私の方が確かだということが再確認されてしまいましたね。
 というか、下手をしたらこんなダメな局員の言いなりになって、必要のない料金を払わされているかもしれないと思うと、恐ろしくなりますね。
 ということで、波乱に満ちた今年のお盆はやっと終わりました。私は冷房完備の事務室で仕事をしていましたが、一歩外に出るととんでもない暑さにクラクラしてしまうほどでした。セミも大声で叫び続けていますし。そんな時に、わざわざやってこられる皆さんは、本当にご苦労様ですね。
 そんなことをしてたら、ニューフィルのFacebookがこんなことになったそうです。確かに、一つの区切りではありますが、実は、うちよりずっとフォロワーが少なかった同じ市内のアマオケに、今では追い越されてしまっているんですよね。
Aventure Number : 3776 date : 2023/8/16


今日の禁断 グリンカ


 きのうの「おやぢ」で、NMLの間違いを指摘していましたね。クナッパーツブッシュが1928年に録音したワーグナーの管弦楽曲集がストリーミングで聴けるようになっているのですが、その最後の曲が「オランダ人」序曲なのに「タンホイザー」序曲と表記されているのですね。まあ、このサイトの間違いをいちいち数え上げたらきりがないのですが、さすがにこれは恥ずかしいのではないか、と、教えてあげることにしましたよ。
 ただ、ちょっと前にもブックレットのリンクが生きていないので、クレームを送ったことがあるのですが、その時の対応で、「リンクが完了したら、ご連絡を差し上げます」と言っていたので、しばらく待っていたのですが、なかなか連絡がありません。そこで、もしやと思ってそのリンクをチェックしてみたら、ちゃんとブックレットが見れるようになっていたのですよね。仕事はちゃんとやっていても、きちんと連絡をしないことには何にもなりませんよね。
 ですから、今回も、訂正を指摘しても、その対応はかなりいい加減だろうな、という気はしていました。とりあえず、「タイトルが間違ってますよ」とフォームで送ると、まずは自動的に直後に定型文のメールが届きます。それが11:10でした。まあ、その後の正式メールは早くても明日あたりだろうな、と思っていたら、なんと11:50には返事が来てしまったではありませんか。そこには、もうすでに修正を終えました、とありましたね。なんという素早い対応なのでしょう。こういうのを「神対応」というのでしょうかね。お世辞ですけど。
 我が家では、コロナ対応がやっと終わりました。私が検査キットで陽性が判明したのは8月7日の朝でした。ただ、なぜか症状は全くなく、その日のうちに陰性に変わっていたんですけどね。それでも、ガイドラインとして、5日間は完全隔離、さらに5日間も極力接触は避けるというのを、ガチで守るのだ、という愚妻の決意(というかただの心配性)に従うことになるのでした。
 その10日間は、もちろん食事はそれぞれの部屋に運んで一人で食べますし、手を触れるところは全て除菌、お風呂も私は最後に入らされて、お湯も抜きます。なんせ、連日の「熱帯夜」ですから、私の部屋も本当は新しく買ったクーラーを入れたいのですが、これが、起動する時と停止する時の音がものすごいんですね。普通の時には気になりませんが、寝ている間にこれが鳴ったら飛び起きてしまいますよ。仕方がないので、窓を開けて扇風機を付けたまま寝ることにしました。
 そして、布団は持ち出すことは出来ませんから、スピーカーと机の間に立てておいておきます。これが邪魔でしたね。
 そんな「家庭内隔離」が終わって、今日からやっと前と同じ生活が戻ってきました。もうこんなことは二度とやりたくありません。早くコロナの完全消滅という状況になって欲しいと切に願っていますが、世の中がそれに逆らって浮かれ狂っているのですから、それは難しいでしょうね。
Aventure Number : 3777 date : 2023/8/18


今日の禁断 トックリ


 記録的な猛暑が続いていますね。ほんとに、私の部屋にエアコンを入れてなかったら、今ごろは発狂していたことでしょう。ただ、そんな涼しい部屋にいても、髪が伸びて後ろの首筋がすっかりおおわれている、という状況は、とても我慢が出来ません。前回から担当さんが変わった美容室では、後ろを少しおしゃれにカットしてくれたのでちょっとうれしくなったのですが、それが伸びてきたら、もう邪魔でしょうがなくなってきました。そこになんちゃってコロナですから、もう触るのもおぞましほどになっていましたよ。
 ということで、旭ヶ丘の美容室に行ってきました。シャンプーをやってくれたのが、おそらく入ったばかりの若い女性でしたが、とても丁寧に流してくれています。それが、普通だとシャンプーをつけて洗うタイミングになっているのに、まだお湯だけで洗っていますから、もしかして手順が変わって、もうシャンプーは使わなくなったのか、と思ってしまいましたよ。でも、その後でちゃんとシャンプーで洗ってくれたので、一安心です。やっぱり謎の言葉「流し足りないところはありませんか?」はしっかり使っていましたね。流し足りないかどうかというのは、絶対に洗われている本人には分からないと思うのですが。
 その帰り道、桜ケ丘のあたりで、真正面に中山観音が見えるスポットがあります。それは、うわさの「ピンクの観音」でした。ご存知でしょうか。以前もご紹介した、今改修工事中のこの観音様が、今は「ピンク」になっているのですよ。それは、木曜日にニューフィルのNさんに教えてもらいました。
 これが、その時に送ってくれた写真です。
 手元に、2人の作業員がいるのまで写っています。
 ですから、その2日後の土曜日に、ジャパンミートに行く用事があったので、これを実際に見てみました。
 ピンクの部分がちょっと増えてましたね。さっきの手元を見ると、分かります。
 つまり、それまでにあった「線」が、ピンクの下に隠れるようになっているんですね。
 しまむらの駐車場に行って、別のアングルからも撮ってみました。手前の白くて線が入っているところが、すべてピンクになるのでしょうね。それが終わると、さらにその上に白い塗料を塗るのだそうです。
 それにしても、こんな広い面積を、2人だけでどのようにして塗っているのでしょうね。ぜひその「現場」を見てみたいものです。
Aventure Number : 3778 date : 2023/8/20


今日の禁断 オッフェンバック


 きのうは、久しぶりのニューフィルでした。というか、先週はお盆休みでみんなお休みだったんですけどね。私の場合、その前の週の分奏の時の前日にコロナを発症したので、その日も休んでいたということで、2週連続になっていたというわけです。
 まあ、私がそういうことになっているというのは、木管の人はみんな知っているわけですから、なにか言われるな、と思っていたら、ホールの建物のエレベーターに乗ったところで、いきなり「どうですか?」と言いながら乗り込んできた人がいましたね。まあ、結局あんな感じだったので、本気で心配してくれた人にはなんだか申し訳ないような気になってしまいましたね。「熱は最高で6度8分」なんて言ったら、「それ、平熱じゃないですか」と、バカにされましたし。
 練習会場はなんたって冷房完備なので、こんな「酷暑」の時には本当に助かりますね。と思っていたら、最後のあたりになったら、なんだか体が汗ばんでくるようになりました。どうも、冷房が切れているみたいなんですね。もう、それに気が付いてからは、ほとんど地獄でしたね。一刻も早くこの地獄から抜け出したいと思っていても、なぜかこの日は定時をこえてもまだ練習は終わりませんでした。もう、本当に死にそうになりましたよ。
 ニューフィルの場合、この会場は規定の時間より少し延長して使わせてもらっています。もしかしたら、その延長分の時間になると、もう冷房は切られてしまうのかもしれませんね。まあ、それはそれで事情はあるのかもしれませんが、これはちょっと困りますね。というか、時間になったら冷房が止まることが分かっていれば、私はそこで練習をやめて帰ってしまいますけどね。学校の部活じゃあるまいし、こんな環境でいい大人がひいひい言って練習しているなんて、ありえません。
 ということで、この日にやっと来年春の定期演奏会での曲目が全部決まったので、今日は冷房完備の職場でそれをフィーチャーした「かいほうげん」を作っていました。まずは「『天国と地獄』序曲」という、とっても有名な曲なのに、今まで1回も演奏したことのなかった曲です。なにしろ、最後のカンカン踊りだけが有名になってしまってますから、今さらやってどうなるの、という気がしますけどね。
 ただ、この曲の周辺のことを調べてみたら、どうやらこの序曲は、作曲家が作ったものではないということが分かりました。もちろん、自分で作った序曲はあるのですが、なんせ大評判をとったオペレッタですから、いろんなところで上演されていて、その時に別の人が本編の中の曲を集めてでっち上げたのが、現在演奏されている「序曲」なんですよね。ですから、ニューフィルの公式サイトでは、きちんとその「編曲者」の名前も書いてありますから。チラシやパンフレットでも、そのようにしてもらうつもりです。
 それと、これは前から知っていたのですが、そもそもこの「天国と地獄」という日本語のタイトルもでっち上げで、オリジナルに忠実に訳すと「地獄のオルフェ」ですからね。
 この後に演奏するのが、ドリーブのバレエ組曲「シルヴィア」です。3曲目だけは有名ですが、組曲の4曲全部を聴いたことのある人はあまりいないだろうということで、それらの音源を「かいほうげん」からQRコードでリンクさせてみました。手元にはCDなんかはなかったので、サブスクをアナログでレコーダーに取り込んでmp3を作りました。そもそも、組曲を全部入れた音源自体が少ないんですね。
Aventure Number : 3779 date : 2023/8/23


今日の禁断 クラウン


 最近、「生まれて初めて」という体験が相次いでいます。まずは、この間の「コロナ感染」ですね。とは言っても、コロナそのものを体験できたわけではありませんが。
 今日は、「高齢者講習」というのをやってきました。これは、運転免許を更新するために必要な講習のことです。そういうのが必要になってくる年齢になった、ということなのですね。当然、今までは全く経験すらできないものでした。自動車教習所でこういう講習を受けて、その証明書をもらわないと、免許の更新が出来ないのですよ。まあ、そういう案内が、更新日の半年前に届くものですから、早めに行ってくることにしました。その案内では「予約が取れないので、早めに手配を」なんて書いてありましたが、自宅のすぐそばの教習所に電話したら、すぐに取れましたね。
 何しろ初めてのことですから、色々ネットで調べてみると、結構シビアなことが要求されるようでした。問題は実際に車を運転されられることですね。そこでは、「車線変更をする時には、ミラーだけではなく、目視で後ろを確認しなさい」なんてことを言ってましたね。こんなこと、普段は絶対しませんよ。
 ただ、車はもちろん教習所のものを使うので、私のe-powerの車とはブレーキの踏み方がまるで違いますから、普通車モードに切り替えて、少し慣らしておきましたけどね。
 今朝は、8時45分集合というので、家を8時20分に出ました。歩いたって行けるんですけど、ちゃんと駐車場があるというので、車にしました。暑いですし。その駐車場では、私の前にすでに1台停まってました。建物の中の受付に行くと、講義室に案内されます。すでに机の上に名札が貼ってあって、そこに座るようになってます。全部で5人が受講するようですね。
 まずは、かなりご高齢の講師が現れて、プロジェクターなどを操作してお決まりの動画などを見せられます。その後は、「動体視力検査」です。
 左上の貼り紙にあるように、ここから中をのぞくと遠くの方からこの「わっか」が近づいてくるのですが、その切り口が見えた時点で下のボタンを押すんです。私は楽勝でした。
 そして、「実車指導」です。さっきの講師が横に乗った車を運転する、というやつです。一人ずつ行うので、他の人は講義室に残って、しょうもないビデオを見せられています。私は4番目。言われるままに教習所の外周を定速で走ったり、信号や一時停止で停まったりするだけです。最後の、段差を超えてすぐにブレーキを踏む、というのも、一発で決められました。講師は、「完璧です」なんて言ってましたね。
 最後にもらったのがこれです。こんな紙切れをもらうためだけに、2時間を費やしてしまいました。それの対価が7000円ですって。これがなければ免許の更新は出来ないという弱みに付け込んだ、ほとんど「詐欺」に近い商売だな、と思ってしまいました。
 この教習場では、時折「ウェストミンスター・ベル」が鳴ってました。こういうやつですね。
 ただ、ここでは、
 こんな風に、「5拍子」で鳴ってましたね。なんか、とても違和感がありました。
Aventure Number : 3780 date : 2023/8/25

23/8/28-23/10/11