3701(23/2/22)-3720(23/4/5)

今日の禁断 クレアチニン


 きのうはなんとも忙しい日でした。まずは、しばらく行ってなかったさる大病院での診察です。いつもはかかりつけの病院で定期的に検査を受けて、薬をもらっているのですが、たまに、専門の大病院で診てもらうように勧められるので、まあ定期診断みたいなもので、何年かごとに行ってます。というか、もう、前回から5年も経っていました。
 その間に、その大病院は、ごく近くにあったものが、はるか遠くの山の中に引っ越してしまっていましたよ。それは、大規模な高級住宅地の真ん中に、いつの間にか大きな建物が建設されていたので、何が出来るのかな、と思っていたら、その病院だったんですね。それを知った時は、もうこんなところまで来ることはないだろうと思っていたのですが、何の因果か、また来る羽目になってしまいました。
 でも、新しくなった病院なので、楽しみもありましたね。なんせ、前の建物はかなり老朽化していて、待合室などはとても暗いイメージがありましたし、なんたって、検査に行くときにはまるで迷路のような建物の中を、地図を片手に巡り歩く、といった状況でしたからね。エコー検査などは、もう夥しい人が薄暗い廊下に座って待っていて、そこにいるだけで気分が悪くなってしまうほどでした。
 予想通り、新しい病院は、とても快適なところでしたね。あまり広すぎて、駐車場から入り口まで歩くだけでも数時間(ウソ)かかってしまいましたけど。受付も、以前は自分で書類を書いたりして結構面倒くさかったのですが、ここでは専門の受付があって、昔の診察券と紹介状を出すだけできっちり書類を作ってくれていました。その時に、愚妻の携帯番号まで知らされたので、しっかり昔のデータが、こちらに引き継がれていることも分かりました。もちろん、過去のカルテなども、しっかり残っているのも、診察の時に分かりました。まあ、当たり前のことなんですけどね。
 それで、渡されたファイルをもってきっちり番号が振ってあって開放的で分かりやすい院内を歩いて目指す診療科でそれを渡すと、まずは検査から始まるのですが、これはこんなものが用意されていて、
 これをもって、同じフロアのその番号のところに行くだけです。
 大変だったエコー検査も、待っている人は誰もいなくて、すぐにやってもらえましたね。
 その検査はもう12時前には終わってしまったので、1時の診察までは楽々お昼ご飯も食べられました。病院内の食堂というと、よく行っていたT大学病院などのメニューはかなり悲惨でしたから覚悟して行ってみたら、結構バラエティがあって、写真を見るとおいしそうなんですね。それで、とんかつ定食を頼んでみました。
 こんな、おかずが2段重になっていて、品数はとても多いのにびっくりです。とんかつも揚げたて、まあ、肉はそんなにたいしたことはありませんが、普通のファミレスぐらいのレベルはありましたね。ごちそうさま。
 診察は、予定より30分ほど遅れましたが、丁寧にデータや、これまでの経過を検討して、より良い処方を行うために、新しい薬を頂いて、毎日血圧などを測ったりして、来月また検査、ということになりました。体重も毎日測れというので、夕べ風呂上りに体重計に乗ってみたら、いつの間にかこれまでになかったほどの体重になっていたのにびっくりです。ヤバ。
 その後、追加の検査などがあったので、終わったのは3時半ごろでしたね。それから職場に行って、一仕事、あとはニューフィルです。
 実は、きのうは今度の定期演奏会の印刷物が出来上がって、練習場に届く日でした。それで、私は後半の曲が降り番だったので、その時間を利用してチラシを30枚ずつ袋に入れて、丸めたポスターと一緒に配布担当チームのみんなに渡せるようにしておくつもりでした。ですから、まずは、そのメンバーにリストを渡して、練習が終わるころにはピアノの上に袋に入ったチラシとポスターが出来ているはずだから、持って行ってくれ、と言っておきました。
 その約束通り、シューベルトの全楽章の練習が終わった時には、袋詰めとポスターを丸めるのもぴったり終わってしまいました。いや、出来ても半分ぐらいかな、と思っていたので、これは自分でもびっくりです。その、山のように積みあがったチラシやポスターは、もちろん、みんなに持って行ってもらいました。今回は、これで広報に関する私の仕事は終わりです。
Aventure Number : 3701 date : 2023/2/22


今日の禁断 レコライ


 きのうは祝日だったのですが、ニューフィルでは指揮者練習が予定されていました。会場は旭ヶ丘の青年文化センターです。朝の9時半から午後3時半までの時間が取ってありましたが、私の出番は後半の午後1時からしかありません。ですから、午前中はのんびりしていようかと思っていたのですが、午前の部が終わる12時に、パートリーダーの話し合いがあるので集まってくれという連絡があったので、それに間に合うようにしなければいけません。きのうはこの施設は催し物がフルに入っているようだったので、駐車場には入れられないかもしれませんし、その時には別の駐車場になるので、もう11時過ぎにはお昼を食べ終わって会場に向かいました。
 さいわい、駐車場はギリギリ空いていたので、すぐに入れました。そこから、会場の交流ホールに行って、まずは写真を撮りまくります。そして、12時まではまだ少し時間があったので、この建物の中でやっているはずのイベントに行ってみることにしました。それは、ワンフロア上がったところの、ロビーのようなスペースでした。
 テレビで案内を放送していて知ったのですが、なんでも、昔のレコードなどが展示されているのだ、ということでしたから、なにか私の知らないようなものでもあればいいな、ということで、来てみました。入り口には、このようにシングル盤がたくさん展示してありましたね。
 そして、パーティションの中のスペースではLPが展示されていました。まあ、別に珍しいものでもなんでもなく、中古レコード屋さんに行けばどこでも手に入りそうなものばかりでしたね。というか、私が持っているものもありましたし。チック・コリアとか。
 ほのかに期待していたのは、例の「EP」の国内盤なんかもあるかもしれない、ということですが、あいにくそんなマニアックなものはありませんでしたね。
 でも、久しく実物を見ることはなかったこんな「アンサンブル・ステレオ」が置いてありましたね。これは、レコードプレーヤー、アンプ(FMチューナーも内蔵)、スピーカーが全部まとまった「一体型」のステレオです。見て分かるように、レコードプレーヤーのターンテーブルは7インチ径ですから、シングル盤だったら全部上に乗りますが、12インチのLPでははみ出してしまいます。ですから、後ろに穴が開いているのですよね。この頃の私にとっては、12インチ径のターンテーブルというのは、ある種のステータスでした。
 でも、この上に乗っている解説には、とんでもないことが書いてありました。
 この展示品のようなタイプのステレオは、先ほどのように「アンサンブル・ステレオ」、あるいは「一体型ステレオ」と呼ばれていました。「モジュラー・ステレオ」というのは、このような一体化されたものではなく、スピーカーの部分が個別のキャビネットに入って、全体は3つのキャビネットに「分離」していたものを指し示す言葉なのです。ほとんど「セパレート・ステレオ」と同義語なのですが、「モジュラー」の方は、少し小ぶりで机の上に置いて聴くようなタイプだったような気がします。さらに、「家具調ステレオ」というのは、主にアンサンブル・ステレオに対して使われた言葉ですが、セパレート・ステレオに対しても使われていました。これが、家具調(セパレート)ステレオの現物です。
 この主催者は、どうもそのあたりの用語についての知識が、いい加減なようですね。ですから、「このころ、EPの国内盤はあったのですか」なんて聞いてみても質問の意味すら分からないだろうと思ったので、やめました。
 会場には、レコード以外に、当時の仙台のレコード店、音楽喫茶、映画館、書店の地図が置いてありました。その中の「音楽喫茶」が、これです。
 これを見たら、さらに腹が立ってきましたよ。この赤い「×」の部分にあったはずの「無伴奏」というお店が抜けているのです。もしかしたら、1979年にはもう閉店していたかもしれないな、と思って調べてみましたが、店主の木村さんがこのお店を閉めたのは1982年だったという書き込みがあちこちで見つかりました。映画にも登場したこのお店ですが、この主催者たちにとっては全く思い出にはなかったのでしょうね。なんせ、「クラシック」ですから。
 確かに、ここに展示されているレコードの中には、「クラシック」は1枚もありませんでした。
Aventure Number : 3702 date : 2023/2/24


今日の禁断 ピンク


 ニューフィルの定期演奏会まで2ヶ月を切ったということで、今回はコロナ前のように盛大にチラシ配りを再開させることになりました。ありがたいことに、私がこれまで行っていたところが、大幅に他のメンバーに引き受けていただけることになって、私はたった5か所を回るだけで、ミッションが完了することになっていましたよ。そのうちの2つ、旭ヶ丘の市民センターと、お隣の青年文化センターには、この間の指揮者練習の時に早速置かせていただきました。その流れで、やはり旭ヶ丘にあるレストラン・T'sにも置いて来ようと思って、練習が終わってから行ってみたのですが、ちょうどランチとディナーの中間のお休み時間だったので、お店に入ることは出来ませんでした。
 そして、今日はそこと、あとはちょっと遠くなってしまいますが、宮町の向こうの福沢市民センターと、南中山市民センターに行くことにしました。その3ヶ所は、地図だとこんなところにあります。
 右下の@が福沢市民センター、その上のAがT's、そして、左上のBが南中山市民センターですね。私の自宅はちょうどこの地図の真ん中付近ですので、それぞれに散らばっていますね。まあ、でも、この範囲内でしたら私の普通の生活圏の中ですから、何の支障もありません。以前は、それこそ柳生とか中田といった、はるかかなたにある市民センターまで行ってましたからね。
 とは言っても、これだけばらばらの方角だと、効率よく回るには最短のルートを探す必要があります。まず、スタート地点を@にして、番号順に行ってみることにしました。そこで、まず@で配り終わった時に地図を見て、Aに行く最短のコースを検討しました。まず、宮町の交差点まで出て、そこから北に登って小松島を通れば、そのまま旭ヶ丘まで行けることが分かりました。実際に走ってみると、かなり昔に走ったことのある道でした。それが旭ヶ丘までつながっていたことに、初めて気が付きましたよ。このコースはこれからも使えそうです。
 AからBは、いろんなルートが考えられましたが、地図を見る時間がなかったので、いつも走っている東勝山から虹の丘を経由して北環状線に出てみました。でも、帰ってから地図を見ると、かなり遠回りをしていましたね。東勝山からまっすぐ行った方が断然近くでした。これも、次回の参考になるでしょう。ということで、今回のチラシ配りは楽勝でした。これも、私の担当分を引き受けてくださった皆さんのおかげです。
 ところで、前回のレコード展示会の会場では、当時の仙台の映画館の地図ももらえました。
 それがこれですが、この「1979年」にはもうなくなってしまった映画館も、私は知っていたので、それを書き足してみました。東映の向かい、今はフォーラスがあるところには、日活がありました。広瀬通を挟んで、2つの映画館が建っていたのですね。それから、東宝の並びの青葉通りには仙都劇場という大映系の映画館がありました。それと、南町通りの先にある青葉劇場は、もっと前には正確な場所はよく分からないのですが、このあたりにあったはずです。
 あと、ローカルなところでは、私の実家、北仙台の駅前の踏切のそばに「ロマンス座」という、私が知っている頃はポルノ専門になっていた映画館もありましたね。前を歩くと恥ずかしいような看板があったことを覚えています。
Aventure Number : 3703 date : 2023/2/26


今日の禁断 アドビ


 もう、3月になってしまいましたね。なんて早いんでしょう。おかげで、「コラム」の更新をすっかり忘れてしまっていて、さっきあわてて書き換えたところです。
 先日、「PDFのタイトルを変更できない」と嘆いていましたが、どうやらその件に関しては解決を見たようです。まず、ネットで調べると、AdobeのAcrobatでPDFのプロパティを開けば、そこにタイトルが表示されているので、それを変更すればよい、とあったので試してみました。そうしたら、確かにタイトルは表示されるのですが、それを変更することは出来ないのですよ。もう少し詳しく調べてみると、「Acrobat Reader出は変更できない」とありました。つまり、フリーのAcrobat Reader出は出来ないけれど、有料のAcrobatなら、それができる、ということなんですね。もちろん、私が使っているのはそのAcrobat Readerですから、タイトルを変更する機能はないということになります。
 確かに、ここには、さもいろいろな機能が使えるような表示になっていますが、いざその機能を使おうとすると、即座に購入の案内につながるのですから、やはりそこで課金しなければいけなくなっているのですよ。なんか、すごく不愉快な気分にさせられますね。
 ですから、もうそんなAdobeは当てにしないで、別の方法を探してみたら、元になったファイルでタイトルを変更できることが分かりました。私の場合はWordですから、「ファイル」から「情報」を開くと、この「タイトル」という枠の中を直せばいいだけです。
 そうしたら、「名前を付けて保存」から、PDFを選択して保存するだけです。これで、この件は解決しました。
 要は、「かいほうげん」を作ったりするときには、以前のファイルをそのまま使って中身に手を入れる、ということをやっていたので、その時点で前に付けたタイトルがそのまま残ってしまっていたのですね。以前から気にはなっていたのですが、特に支障はなかったのでそのままにしていましたが、こんなアーカイヴを作っていた過程でそれはまずいと気づいたということです。またひとつ、技が増えました。
 その結果、ファイル名とタイトルが異なっていたPDFがものすごくたくさんあったことが分かり、それらを逐一Wordに立ち返って更新しましたよ。おかげで、怪しげなタイトルが付いたものはすっかりなくなったはずですので、確認してみてください。
Aventure Number : 3704 date : 2023/3/1


今日の禁断 オケセン


 今週のニューフィルの練習はきのうの木曜日でした。一応、火曜日に練習があるという前提で加わっているメンバーもいますから、曜日が変わると来れなくなってしまう人も出てくるのですが、なんせ会場が取れないのでは仕方がありません。つまり、だいぶ前にこういう公共の練習会場の申し込みを、一括してすべて抽選にするという方式に変わってから、こんなことが起こるようになってしまったのですよ。それまでは、それぞれの施設で先着順かなんかで決めていたのでしょうね。うちのように昔からのおなじみさんだと、もう使う日は火曜日と決まっていましたから、きちんとその日は空けておいてくれていましたね。なんせ、ホールの隣に楽器置き場も用意してもらえていましたからね。
 ですから、ニューフィルに関しては練習場については全く苦労することはないとずっと信じていたものです。それが、「すべての市民に平等に」という号令のもとに今の方式に変わったことによって、我々が安住していたところに、他のグループが土足で入り込んでくることになってしまったのですね。
 ただ、それからは、確かに抽選で外れることは多くなりましたが、それをキャンセルする団体もあったので、かなりの確率で以前と同じ火曜日を確保できるようにはなりました。それでも、結局他の曜日になってしまうことも出てきたのですね。
 そんな木曜日の練習ですが、やはり、「練習は火曜日」というのが長年の習慣だったので、1週間の過ごし方がそれに慣れてしまっていますから、なんとなく「いずい」感じはしますね。それでも、練習はいつも通りにきちんと行われます。
 そこで、先週担当のメンバーに配っておいた今度の演奏会のチラシとポスターについての、いろんな報告が私のところに伝わってきました。指定されていた市民センターが改修中だったので、そばの乗馬教室に置いてきた、とか、場所がなくてポスターを置かせてもらえなかった所には、次回は頑張って置かせてもらいます、みたいに、みんなそれぞれに気合が入っていてとても頼もしく思えましたね。最近は、演奏会を開く時もなにかスケジュールに従って淡々と準備を進める、みたいな、ある意味醒めたところがあったような気がするのですが、コロナを経たことから意識が変わったのか、こんな風に「みんなの力で演奏会を盛り上げていこう」みたいなのが感じられるようになったのは、とてもうれしいことです。
 そこで、チラシ配りのメンバーではなかった人が、「佐々木先生の教室があるので、チラシやポスターを持って行ってもいいか」と、尋ねてきました。そんなのがあったんですね。NHK文化センターで、そういう教室があるというのですよ。もちろん、宣伝になるのなら大歓迎ですから、持って行っていただきました。
 あとで調べたら、こういうものでした。
 赤枠の中は、
 こんな内容です。この日は午後から名取でニューフィルの指揮者練習が行われることになってるのですが、その前にこんな「お仕事」が入っていたのですね。ですから、早速ネットで拡散しておきましたよ。もしかしたら、受講者はほとんどニューフィルの団員だった、なんてことになってるかもしれませんね。
 それと、別のオーケストラにも所属しているメンバーが、その演奏会でチラシを配りたいというので、ちょうど余っていた500枚のパックを渡しておきました。これは、かなりの宣伝効果が期待できそうですね。私も、このオーケストラはまだ聴いたことがないので、そのコンサートに行ってみたかったのですが、あいにく、その日(あさって)は、やはり指揮者練習が入っていたのでした。
Aventure Number : 3705 date : 2023/3/3


今日の禁断 ハイブリッド


 きのうの指揮練は、とても充実していましたね。とは言っても、私は午後の部だけの参加だったので、降り番の午前中はいませんでしたけど。
 あの日は、会場の青年文化センターは、コンサートホールもシアターホールもコンサートの予定が入っていました。コンサートホールの方は、ニューフィルのメンバーで掛け持ちで参加している人が何人かいるアマオケです。ですから、駐車場もおそらく満車で、たまにしか空車にならないような状況でしょうから、入り口で少し待っても午後の部に間に合うぐらい早めに出かけました。案の定、私の前には2台ほど待っている車がいましたね。でも、すぐに中から車が出てきて、すぐに、次は私の番、ということになりました。そうしたら、向かい側の車線からここに入ろうとする車がいて、それが右折の状態で停まっているんですね。その後にももう1台停まっていました。ちょっとこれはかなり危険な状態なのではないでしょうか。
 とりあえず、すぐ空車のサインになったので、私は車を入れました。そうしたら、もう1台出る車があったようで、さっきの向かい側の車も入ってこれましたね。運がよかったですね。でも、その車、よく見たら、ニューフィルの人の車と同じ色のアクアだから、もしかしたら・・・。
 それは、やはり、同じフルートパートの人でした。なんでも、反対側から別の駐車場に入れようとしたら、こっちの駐車場のランプが青になったので、それを目指して走ってきたら、着いた時には赤になってしまったのだそうですね。気が付いていたら、先に譲ってあげていたのに。
 そんなわけで、楽々出番には間に合ったので、休憩時間にこの間持って行ったチラシは展示してあるかどうか見に行きました。
 ちゃんと、置いてありましたね。でも、棚はスカスカ。入れ放題ですね。最近はコロナもおさまっている、というデマがかなり広まっていますから、コンサートも以前通りに開かれるようになっている、と思っていたのですが、チラシの展示に関してはまだまだ「コロナ前」のレベルにはなっていないようですね。
 ニューフィルの段の下には、前に入っていた合唱団のチラシがありましたし、さらにその下にも、愚妻が入っている合唱団のチラシがありましたけどね。
 そういえば、今度新しくチラシ配りに参加してくださった方が、市民活動サポートセンターに行ったら、そこから他の施設にチラシを「配架」してくれるサービスをやっているのだ、と教えてくれました。センターが、他のところへもチラシを持って行ってくれるのだそうですね。ですから、何ヶ所か、行ってないところにその「配架」をお願いしてきたのだそうです。私が行っていた頃はそんなのはありませんでしたから、最近になって始めたのでしょうか。でも、それはありがたいサービスですね。なんせ、その配架先にあった某エルソーラにチラシを置きに行ったら、けんもほろろに断られてしまったという辛い体験があるものですから。コロナが人をやさしく変えたのだとすれば、こんな皮肉なこともありません。
 練習の方は、佐々木さんがギアチェンジをしたな、という気がするほど、これまで以上に突っ込んだ要求が飛び交っていたような気がします。私の出番の「くじゃく」では、フルートパートがとても活躍する第14変奏は、これまでの練習では1回通しただけで、細かいことは何も言われませんでした。その前の変奏ではかなりいろんな注文が出ていたのに、時間も足らなかったので、その時は「返し」は全然ありませんでした。というか、あまりにひどかったので、見捨てられてしまったのでは、とさえ思ってましたね。ですが、きのうはまさに本気モードの、かなりシビアな個人練習が待っていました。ピッコロとフルートだけで吹かされた時には、緊張していて小節を間違えて吹いていたので、なんだか険悪なムードも立ち込めたような。でも、これでやっとスタート地点に立てな、という気がしましたね。
 その佐々木さんのNHKの教室は、参加をする予定の人が申し込んだときは、まだ誰も他に参加希望者はいなかったんですって。やはり、聴講者は全員ニューフィルのメンバー?
Aventure Number : 3706 date : 2023/3/6


今日の禁断 マッチ


 いつも、通勤の時にはラジオで、ほとんどDATE FMを聴いています。最近では、そのラジオ局が制作したという曲が頻繁に流れてきますね。なんでも仙台在住のバンド、MONKEY MAJIKが、この局の40周年記念のために作ったのだそうです。そんな地元発祥の曲などというと、普通はとてもダサいものですけど(たとえば、「○○○恋歌」とか)これはそんなことはなく、とてもカッコよい曲でした。普通にシングル曲としてリリースもしているそうですからね。タイトルが「This Is The Night」、そのフレーズが、コーラスで小気味よく入っているのが、素敵です。ドラムスのリズムも、まさに最先端ですね。
 ところが、途中でそんな軽やかさを遮るように、日本語のラップが入ってくると、状況は一変して、なんとも田舎臭いものに変わってしまいます。なんというどんくさいラップなのでしょう。というか、そもそも日本語でラップをやること自体が、勘違いでしかないことに、まだ気が付かない人がいるのだなと、痛切に思ってしまいます。
 もう少し言わせていただくと、ラップのリリックでは語尾で韻を踏むことが約束になっているようですが、それがそもそもの間違いなのではないでしょうか。ラップに限らず、英語で作られた曲では、その歌詞ではほとんどの場合韻を踏んでいます。というか、歌詞に限らず、「詩」というものでは韻を踏むことがそもそも当たり前でした。
 日本語でも、確かに韻を踏む文章は存在します。しかし、歌の歌詞となると、ほとんど見当たりません。というか、日本語の歌にはそもそも韻を踏むという習慣はなかったのでしょう。逆に、ラッパーたちが韻を踏むようになって、改めて日本語の歌には、それが全く馴染まないという事実がはっきりしたのではないでしょうか。あの、不自然に韻を踏んで強調された語尾に嫌悪感を持つのは、とても自然なことなのです。いい加減、この、外国の歌の上っ面だけを取り入れてそれがさも新しい音楽であるかのように振舞っている似非アーティストは、自らの勘違いに気づいてほしいものです。ま、あくまで、個人的な感想ですが。
 あとは、いかにも番組のような顔をして、長々と増毛材や化粧品のCMを流しているのも、腹が立ちますね。最近は、これが始まるとNHK-FMに切り替えたりしています。そうすると、いきなり灰田勝彦なんかの歌が聴こえてきますから、シュールですね。
 そんなラジオで、近々当地でコンサートがあるというかつてのアイドルの曲も、そのプロモーションとしてよく耳にします。大昔にヒットした曲ですが、それ以外には持ち歌がないのでしょうか。その歌はとてもへたくそで、これも今のアイドルとは隔世の感があるのですが、そのバックを聴いていると、サビの部分でなんだかアイドルには似合わないちょっとおしゃれなことをやっているのに今ごろ気が付きました。
 オリジナルはC#マイナーですが、Aマイナーにして楽譜に落としてみました。おしゃれだと思ったのは、赤枠のコードです。コードブックなどではここは「D#dim」になっていますが、それだと何のことだかわからないので、根音を加えてB7にしてあります。そうすると、これはAマイナーのドッペル・ドミナントになりますね。そこで、「Am→Dm7→B7→E7→Am」というカデンツァが出来上がります。その感じがここにほんのり加わっているのが、とてもおしゃれに聴こえます。筒美京平は、しっかり手を抜かずに仕事をしていたんですね。
Aventure Number : 3707 date : 2023/3/8


今日の禁断 ハンバーグ


 今日は、ちょっと用事があって紫山周辺に行ってきました。ちょうどお昼時になったので、久しぶりに近くの「タピオ」でお昼ご飯を食べようと思いました。ここに最後に来たのはもう何年も前のことだったので、中のお店もいろいろと変わったりしてましたね。本屋さんなんかは、半分のスペースが100円ショップになってしまって、もうかつての「大書店」というイメージはなくなっていましたね。
 レストラン街もやはり撤退してしまった所が多かったようで、イート・インではこんなデッドスペースがありました。その隙間を埋めるために、今ある他のお店のポスターを貼ったりしていますが、かえってみじめな感じがしませんか? と、そこには、なんかどこかで見たことがあるようなポスターも貼ってありました。
 拡大すると。
 なんと、ニューフィルの今度のコンサートのポスターではありませんか。いったい誰が、こんなところまで来て貼っていったのでしょう。というか、よく許可してもらえましたね。
 なんて、だいぶ前にもやっていた、まさにこのショッピングモールを使って撮影した画像にポスターを挿入したという、ミエミエの合成写真を、また作ってみただけなんですけどね。久しぶりにカラーのポスターが出来てきたので、つい出来心でやってしまいました。ちょうど、来週発行予定の「かいほうげん」でも少し余白があるので、これを使うかもしれません。
 結局、食べたのは、いつの間にかこんなところにも支店が出来ていたミート・ヒバチでした。以前ここにあったのは、いまいちの味の洋食店だったような気がしますが、やはりつぶれたんですね。何回か行ったことのある台原のお店とはずいぶん雰囲気が違っていますが、なかなかおいしかったですよ。紙のエプロンとか水のお代わりはセルフ、というのも、違ってましたね。でも、BGMがオールディーズなのは一緒でした。開店と同時に入ったのですが、すぐにテーブルは満席になってしまいました。相席にしないので、ちょっと回転は悪そうですが、一人で入ってもゆったりできるのはいいですね。ですから、出てきたときには、もう外で待っている人もいましたね。
Aventure Number : 3708 date : 2023/3/9


今日の禁断 ウィルキンソン


 12年目の「あの時」は、ショッピングモールの中にいました。すでに館内アナウンスがたびたび予告していたように、「その時」になったら、アナウンスの後にサイレンの音が流されました。私は、かばん屋さんの前にいたので、その場で目をつぶって下を向いて、そのサイレンの音だけを聴いていました。でも、周りには、同じように黙祷を行っている人は、私以外には誰もいなかったようです。「ようです」というのは、下を向いている間は、それを確かめることは出来なかったからです。それが推測されたのは、サイレンが止んで周りを見渡すと、そばにいた店員さんはずっとお客さんと話をしていたようですし、歩いているお客さんも、今黙祷を終わらせて歩き始めた、という歩き方ではなかったからです。きっと、そんな人たちは、私がただ下を向いて立ち止まっていたのを、不審げに眺めていたのでしょうね。十二支が一回りするというのは、そういうことだったのですね。
 それをあきれるほど鮮やかに知らしめてくれたのは、為政者の原発に対するスタンスです。12年前の為政者は、すべての原発を停止させました。絶対安全と言われていたものが壊れてしまったのですから、それは当然のことでしょう。そして多くの国民は、これでこの国からは原発は姿を消すだろうと思ったに違いありません。でも、そんなことが起こることはありませんでした。あれだけのことが起こっても、それを教訓とする人はもはやいなくなっていたのです。たぶん、「原発は危険だから、もうやめよう」という世論には、「賞味期限」のようなものがあるのでしょう。
 少し前に、PETボトルの炭酸飲料の賞味期限は半年しかないのに、それを過ぎている炭酸水が大量に残っている、ということを書いていました。具体的には、その箱買いをした炭酸水の賞味期限は1月24日だったのですよ。それを過ぎてもまだ1箱以上の在庫があったので、そんな「賞味期限」と戦いながら、毎日飲み続けていました。それもやっとなくなって、あと2本ですべて飲み切ることができる運びになりました。
 そこで、その期限から1ヶ月以上経ってから、果たしてネットで言われているように、その炭酸水の炭酸の量が激減するのかどうか、実際に体験した結果をお知らせすることができるようになりました。結論から言うと、1ヶ月やそこら過ぎたとしても、それほどの違いはありませんでした。概ね、ふたを開ける時には勢いよく「スポン」という音がしますし、飲んだ時のシュワシュワ感も全然変わりませんでした。
 ただ、そんな中にほんの数本だけ、ふたを開けても何の音もせず、もちろん飲んだ時の刺激もほとんどない、というのがあったことは事実です。つまり、この賞味期限というのは、そういうものが出てくるようになる可能性がある、という目安なのではないか、という気がします。だから、絶対に劣化した炭酸水を飲みたくない、という人は、この期限内に飲んでしまえば、そういうものには決して当たらない、ということになるのでしょう。
 でも、1本だけ、ものすごいのがありました。
 箱から出したときに、こんな風にボトルが凹んでいるんですね。炭酸ガスがどこからか漏れてしまって内部の圧力が下がったのでしょうか。
 ふたを開ければ、普通にボトルは膨らみました。
 これはもう、完全に気が抜けた、ただの水でしたね。炭酸水の場合は、確かに意味のある賞味期限でした。でも、原発には断じてそんなものはないんですよ。
Aventure Number : 3709 date : 2023/3/11


今日の禁断 セバスチャン


 きのうは、仙台で上演されていた劇団四季の「リトルマーメイド」の千穐楽の日でした。最近このカンパニーが力を入れているディズニー・アニメからのミュージカル路線の何作目かなのでしょう。「魔女と野獣」はいまいちでしたが、「アラジン」とか「ノートルダムの鐘」などは、出来ればもう1回は見てみたいものだと思うほど素晴らしかったことを覚えています。ただ、これは、何しろ元をたどればアンデルセンの「人魚姫」が原作ですし、ドヴォルジャークの「ルサルカ」も似たようなもので、ハッピーエンドにはならないというのが、ちょっと引っかかっていました。ですから、アニメも見たことはありませんし、このミュージカルもまだ見たことはありませんでした。
 それが仙台で見られることになったのですが、何しろコロナがまだ収まっていない状況では、劇場に行くことすらためらわれます。その気になれば簡単に予約もできるのですが、まず見に行くことはないだろうと思っていました。そうしたら、さる女の子から「千秋楽のチケット買ったんですけど、行けなくなってしまったので、代わりにいってくれません?」と頼まれてしまいましたよ。それで、まあ、そろそろコロナも収まっているようだし、いずれはコンサートなどにも行くようになるのだから、この辺で慣らしておくのもいいかも、と思って、そのチケットを引き受けることにしました。
 あまり早く行くと、会場の県民会館の前で待っていなければいけないので、開演30分ぐらい前に着いたら、もう入場は始まっていました。そこで、まずは、さっきの彼女から頼まれた「サインボードの撮影」をしようと思って、ロビーの中を見渡してみると、確かにスマホをもって撮影している人がたくさんいる一角が見つかりましたが、どうやらそこをスタート地点として、長々と列が出来ているようなのですよ。ボードがあるのは、西公園側の角なのですが、そこからトイレの前あたりまで並んでいるようでした。8年前(そんなになるんですね)の劇団四季の時は、そんなことはなかったような気がしますけど。でも、仕方がないのでしっかり並んで、写真を撮ってきましたよ。
 確かに、いろんな人のサインが入ってますね。
 これで、ひとまずミッションは成し遂げたので、座席に向かいます。そこはなんと、3階席の一番後ろの列でした。センターの端ですから、ステージからは最も遠いところになりますね。まあ、それでも、キャストの表情までは見えませんが何とか雰囲気だけは味わうことが出来ました。その前にキャスト表を見てみたら、仙台出身のAさんが、かなり上の方のロールで出演していることに気づきました。だいぶ前に劇団四季に入っていて、8年前はたしかチーズの役のような端役だったので、もう辞めてしまったのかもしれないと思っていたのですが、確実にランクが上がっていたようですね。彼の役は作曲家のカニでした。この役は、かつては飯野おさみのような看板役者も演じていたような役ですから、もうほとんど準主役といった扱いですよ。遠くからでも、その堂々とした歌や踊りを、しっかり楽しませていただきました。
 あともう一人、おそらく、仙台で四季の公演が始まってから唯一今まで在籍しているMさんも、まだまだ大きな役で頑張っていましたね。声自体は少し衰えていましたが、そのアクの強い歌い方は健在でした。
 作品も、とても楽しめました。実は、以前これを見に来た人がとてもすごかったと驚いていたのを聞いていたのですが、四季歴の長い私にとっても、この演出はすごいと感じられるものでした。おそらく、それは東京でやっているのと同じ精度でこのホールでも実現されているだろうな、と思われるほど、妥協のないもののように見えました。ストーリーも、どハッピーエンドじゃないですか。面白かったです。
 千穐楽なので、最後に舞台挨拶がありました。そこでは、「お客さんは約13万人」と言っていました。あとで正確な数字を調べてみたら、96回の公演での観客数が、延べ約132,000人だったのだそうです。単純に平均すると、1回の公演で1375人になりますよ。このホールのキャパは1500ちょっとですから、連日ほぼ満席ということになりますね。
 ニューフィルもこのホールを40回近く使っていますが、今までこの人数を超えたことはことは4回しかありません。前回なんかはコロナもあって455人でしたからね。やはり、四季の動員力はすごいですね。
Aventure Number : 3710 date : 2023/3/13


今日の禁断 エプソン


 きのうは、「かいほうげん」の発行日でした。午前中に印刷と製本を行って、夕方の練習の時に配る、といういつも通りのスケジュールで発行されています。そして、きのうになってもまだいろいろと手を入れていた、というのもいつも通りのことです。今回は、ニューフィルの掲示板で、メールアドレスを登録しておくと誰かが書き込んだ時にはそのことと、その書き込みの内容が届く、というサービスがあるのですが、パート内のLINEでそのことをまだ知らない人がいるということが分かったので、急遽、その案内を加えたのでした。
 まあ、そのことは、掲示板が変わった時にやはり「かいほうげん」に書いておいたのですが、あまり浸透していなかったようですね。ですから、今回もそれで登録する人が大幅に増えるということはないような気がしますけどね。実際、掲示板の管理ページにアクセスすると、その登録者が何人いるかが分かるようになっているのですが、今日の時点でそれは私も含めて7人しかいませんでしたからね。最も書き込みの多い団長ですら、まだ登録していないというのですから、ちょっとまずいですよね。
 書き込み自体はあまり頻繁には行われていませんが、そんな、たまにしかないことなのでなおさらそれが重要なことだったりすると、掲示板としての意味がなくなってしまいますからね。ここはぜひ登録をお願いしたいところです。もちろん、ニューフィルのメンバー限定ですが。
 もちろん、「かいほうげん」の印刷も、今度新しくした複合機でやっています。もう、このような大量の印刷を行ったのは3回目ですが、まだトナーの交換が1回もない、というのがすごいところです。別に、トナーのケースが大きくなったわけではないので、やはり捨てているトナーがかなり減少されているのでしょうね。ですから、これが来てから、サービスの人を呼んだことはまだありません。
 なんて思っていたら、今日になって変なことが起こってしまいました。今職場では、私はニューフィルのアーカイヴのように、職場で毎年印刷している印刷物のアーカイヴ作りもやっています。一応、全部取ってはあるのですが、それらをアイテムごとにきちんと整理したものがなかったので、それを整備しているのですね。ですから、「かいほうげん」と同じことで、昔のものは元の写真がカラーだったのが、印刷したものではモノクロになってしまっていますから、それを、せっかくなのでカラーで印刷してファイリングしています。
 そこで、昔のファイルを印刷しようとしたら、それが印刷されないで、なんだかプログラムの断片のような文字列が並んだものが用紙に印刷されて何十枚と吐き出されてきましたよ。あわてて手動で止めて、ジョブを削除したのですが、放っておいたら何百枚と出てきていたかもしれません。
 それは、職場のパソコンから出力していたので、もしかしたら、そのWIN7のOSのせいなのかもしれないと、私物のWIN11で同じものを印刷してみても、同じような現象が起こってしまいました。ですから、これは複合機のトラブルなのでしょうから、ついにサービスか、と思ったのですが、その前に一度電源を落として初期化してみることにしました。そうしたら、見事、元通りに印刷できるようになりましたよ。前の機種ではこんなことは1回も起こったことがありませんでした。今の機種は、そういう意味でちょっと「進化」しているようで、操作性もかなり変わっているところがあります。もはや、「機械」ではなく「電子機器」という感じですね。
 この複合機にはスキャナーも付いているので、もはや、今まで使っていた大昔のスキャナーはいらなくなりました。それを自宅に持ってきたら、去年の年末に買ったプリンターとセットで、自宅でもコピーができるようになりました。今では、インクジェットのプリンターだったら普通はスキャナーも付いているんですけどね。
Aventure Number : 3711 date : 2023/3/15


今日の禁断 ガーシー


 前回、「掲示板のメール通知の登録者が少ない」と書いたら、それに応えて早速登録してくださった方が、4人もありました。そういうことが、管理者である私の場合は、分かるようになっているのですよ。ちゃんと、こんなレポートがあるのでした。
 これを見るには、私がこの掲示板を契約した時のアカウントが必要です。そして、それを入力して開くことができるこの画面を見ると、管理者には「配信停止」を行う権限もあることが分かります。ただ、どういうケースでこれを使うことになるのか、という点については、ちょっと思い当たりません。投稿をできないようにする権限だったら分かるんですけどね。つまり、あの、本当に子供じみたアホなユーチューバーみたいな奴が投稿して他人に迷惑をかけることを阻止する、という権限ですね。まあ、書き込みそのものを削除する権限、というのはありますけどね。
 だから、この掲示板の管理者というのは、ある程度の良識を備えた人がふさわしいということになるのですが、果たして私にそのような「良識」が備わっているかというと、あまり自信はありません。ですから、もっとふさわしい人が見つかった時にスムーズにその移行が行われるように、アカウントのパスワードを、私が常用しているものから、もっと普遍的なものに変更してあります。つまり、他の人に任せたい、という時には、そのパスワードをメールでその人に送れば、その人はそれで掲示板の管理者としてログインできますから、そこからメールアドレスを自分のものに変更すればいいだけのことになります。
 実は、ニューフィルのFacebookページでも、今までは私だけで管理していましたが、やはりそれだとなにかと弊害が出てきそうな気がしてきたので、新たにもう一人の方に管理を手伝っていただくようにしました。その手続きは、以前はとても簡単に出来たようなのに、最近大幅にリニューアルされた後は、なんかとても複雑な経路でその入力の場所を探し当てなければいけませんでした。でも、これでやり方はマスター出来ましたから、あとは何人でも追加できますよ。他の団体では管理者(中の人)は複数いるようなので、そんな体制の方がうまく運用できるのではないでしょうか。
Aventure Number : 3712 date : 2023/3/17


今日の禁断 プーチン


 1ヶ月半ほど前に、我が家のベランダから見下ろせる空き地のことを書いていました。その時の写真がこれでしたね。
 それからは、もうどんどん宅地向けの造成工事が行われて、最近ではその中に実際に家が建っていたりしていますよ。その前に、まずは基礎工事が行われていました。コンクリートミキサーが来て、コンクリートを流し込んでいましたね。
 それが乾いたころに、いよいよ足場を組んで、家屋の建設が始まります。これが、1日目の朝ですね。長〜いクレーンが設置されて、木材を運び込む準備は整いました。
 ずっと作業を見ていたかったのですが、そうもいかないので職場に向かいます。
 そして帰ってくると、もうこんな感じでほぼすべての木材が組み終わっていましたよ。
 それから丸一日で、ここまで進みました。昔だったら、ひとつ前の写真の段階で「棟上げ」みたいなことをやっていたものですが、最近はそんなことはもっと立派な家でないとやらないようになりましたね。そういえば、そもそも「地鎮祭」なんかも、やっていた形跡はありませんでしたね。
 でも、こうしてみてみると、隣の家との間隔もすごく狭いですし、庭なんかほとんどありませんから、ずいぶん窮屈な建て方になっていますね。ただ、駐車場のスペースは広く取っているみたいですね。いったい、いくらぐらいで販売されるのでしょう。
 どんな家だとしても、そこでは家族がそれぞれのスタイルで過ごしているわけですが、そういうものを無条件にぶっ壊してしまうのが、今ウクライナで行われている蛮行です。その首謀者は、国の威信を守ることの方が、平凡な家族の生活よりも重要だと思っているのでしょう。そういう人間の存在が許されるということが、とてつもなく恐ろしく思えてしまいます。人間ってのは、それほど賢い生き物ではないのかもしれません。というか、その人間の知能によって出来上がったシステムによって、自然が破壊されてきているのですから、そもそも「賢い人間」なんてどこにもいないのかもしれませんね。
Aventure Number : 3713 date : 2023/3/19


今日の禁断 ベニマル


 ニューフィルの掲示板のメール通知の受信者登録は、あれからさらに3人増えていましたね。でも、まだたったの11人ですから、少ないことに変わりはありません。そして、その中には、おそらく最も投稿数が多いはずのあの方の名前がないというのが、とても不思議です。きっと、毎日必ず掲示板に目を通すことにしているから、必要ないのでしょうね。
 先週と今週は職場が忙しいので休みなしで出勤していて、もうすっかり曜日の感覚がなくなっています。その上に、ニューフィルの練習日までイレギュラーになっているので、なんだか行く日を間違えてしまいそう。明日が練習日だということでいいんですよね?
 しかし、今日は暑かったですね。職場の見回りをしていると、ひなたではちょっとめまいがするほどの熱波が襲ってくるぐらいでしたから、すごいものです。ですから、帰り道にスーパーに寄ったときに、こんなのがあったので買ってしまいましたよ。
 これは、そのスーパーで毎年夏季限定で販売しているみつまめのパックです。数年前にこのお店で見つけて以来、シーズンにはほぼ毎日食べているぐらい気に入ってます。今年も、そんな季節になったのですね。中身はとてもシンプルで、寒天とえんどう豆が入っている袋と、黒蜜が入っている袋が入っていて、水が入っている寒天の袋をざるに開けて水けを切ってガラス鉢に入れ、黒蜜をかけるだけです。寒天の歯触りが絶妙で、全く飽きません。もう手に入らなくなった時に、別のスーパーで他のメーカーの似たようなのがあったので買ってみたのですが、それは全然おいしくなかったですからね。
 とりあえず、これを5袋買ってきましたが、またすぐ買い足すことになるでしょうね。出来れば、シーズンが終わっても食べていたいので、暑さが和らぐ頃には務めて買いだめをしようとしているのですが、ついうっかりして忘れていると、もうその年の販売は終了してしまっていた、なんてことがありましたから、今年は、あるうちにきちんと買いだめをしておきましょうね。
 同じ売り場に、同じメーカーの「くずきり」もありました。こちらもなかなかのすぐれもので、たまに食べたくなりますから、やはり在庫をしておきましょう。
Aventure Number : 3714 date : 2023/3/22


今日の禁断 オペラシティ


 今日帰宅したら、郵便受けに荷物が入っていました。差出人には「コール青葉」とあります。私がかつて4年間だけ在籍していた東京の合唱団ですね。それはもうだいぶ前に活動を終わらせていたので、いったい何が届いたのだろうと思いましたね。開けてみると、こんな楽譜が入っていました。
 これは、この合唱団で、最後のステージで演奏されていた曲を集めたものです。毎年春に行われる演奏会では、前半は普通の合唱曲を男声と混声で演奏して、その後にピアニストの小原孝さんと一緒に、様々なジャンルの曲を合唱にアレンジして小原さんの伴奏で歌う、ということをやっていました。その曲のアレンジを主に担当していたのが、その合唱団の母体となった大学の男声合唱団のOBだった、仙台の作曲家、岡ア光治さんだったのです。
 私は、学生時代から、大学の男声合唱団のほかにその岡アさんが指揮をしていた仙台放送合唱団でも歌っていました。その名の通り、この合唱団はかつてはNHKの専属の合唱団だったこともあったので、当時も番組用の音楽を録音したりもしていました。その編曲を、岡アさんが行っていたのですね。それは、出来たばかりの楽譜で、ほぼ初見で歌い、場合によってはギャラまでもらえるという楽しい仕事でした。
 そんな活動の延長として、おそらくアマチュア合唱団としてはその頃は前例のなかった「ポップス・コンサート」などもやるようになりました。もちろん、その曲を用意したのは岡アさんと、その時は副指揮者だった今井邦男さんでした。
 時が流れて、私が大学の合唱団のOBとしてコール青葉に参加した時には、その最後のステージで再び岡アさんの編曲と出会うことになりました。何十年も経っていたのに、「虹につづく道」を歌うことになるなんて、思っても見ませんでしたね。
 そのコール青葉も活動を終息し、岡アさんも2018年にはお亡くなりになってしまいました。この曲集は、その合唱団の音楽監督と事務局長が、そのレパートリーを全国の合唱人にも歌ってもらいたいという思いで作ったものです。「虹につづく道」や「青葉城恋唄」など6曲が入ったこの第1集から始まって、全部で4集まで計画されているようです。しばらくするとPANA MUSICAやAMAZONでも入手できるようになるそうですので、是非お手に取ってみてください。
 ついでに、ですが、だいぶ前に私はこの合唱団のアーカイヴを作っていましたが、こちらではそれらの曲をすべて聴くことができるようになっています。ぜひパスワードを入手されて、この楽譜とともにお楽しみになってください。
Aventure Number : 3715 date : 2023/3/24


今日の禁断 リクライニング


 私の「書斎」には、こんな高座椅子が置いてありました。それはいつ買ったものなのか調べたくて、過去の「禁断」の画像を探してみたら、この写真が見つかったので、それが使われた時を見たら、2009年の6月でした。
 それからもう10年以上使っていたことになるんですね。現在では、このレザーのように見える塩ビのシートが、完全に劣化してしまっていて、ひどいことになっていました。
 あまりにひどいもので、もうそのまま座ることは出来ないほどになってしまいましたから、今ではこのようなカバーをかけて使っています。これを外すと。
 もうボロボロですね。
 アップにしてみると、こうなります。この切れ端がこの写真でも分かるように、絨毯の上に落ちてきますから、掃除の時にはこの黒いゴミを吸い取るのが一苦労です。
 さすがに、もうこれ以上使い続ける気にはならなかったので、新しいのを買うことにしました。その時には、もはや塩ビシートのものは絶対に買うまい、と思って調べてみると、すでに世の中では布製のものしか見当たらないようになっていました。メーカーも、この材質はもう駄目だと気づいたのかもしれませんね。
 そこで、ニトリのサイトで手ごろなものがあって、それが店舗でも入手できることが分かったので、早速今日、松森のニトリに行って買ってきましたよ。店内のどこに置いてあるかもネットで分かるので、すぐに見つかり、我が家から行って帰ってくるまで1時間しかかかりませんでした。
 こんな箱に入って、色違いもたくさん置いてありました。もちろん、これから組み立てなければいけません。
 これがパーツですね。4つの部品と、あとはボルトしかありません。
 組み立てはすぐに終わりました。
 せっかくなので、今まで使っていたカバーも着けてみました。
 問題は、古い椅子の処分です。分解すればそのままゴミに出せそうだったので、さっきの組み立ての逆をやってみましたが、その過程で派手にシートの切れ端が落ちてきて、もう絨毯は真っ黒になってしまいました。シートの中身は、ウレタンを剥がすと、しっかりスチールパイプを溶接した骨組みになっているんですね。中身はかなり頑丈なのに、肝心の表側がお粗末だったということですね。
 これをゴミに出したら、その後の掃除も大変でした。
Aventure Number : 3716 date : 2023/3/26


今日の禁断 イメージマップ


 前々回の「禁断」で、私がかつて所属していた合唱団が作った楽譜のことを書きました。そこで、せっかくなので私が作ったアーカイヴのサイトに、楽譜の表紙を貼り付けて、「こんなのがでましたよ」ということで案内を作りました。そして、そのサイトには、「ここで楽譜の中の曲は、こちらのサイトで聴けますよ」ということも書いたのですが、せっかくの紹介なのにそれではあまりにも不親切なのではないか、と気づきました。まずは、パスワードを入手しないと、その音源にアクセスできませんからね。そこで、楽譜の中にある曲がトップページから直に聴けるように、

 こういう形で、直のリンクを入れてみました。それと、ついでにいくつかの注釈も入れてみました。
 つまり、このサイトでは、コール青葉が開催した全ての演奏会の曲目と、その時のチラシとプログラムを掲載しているのですが、その曲目もすべて聴けるようになっています。ただ、全てオープンでアクセスできるようにすると、プライバシーとか権利とかの問題も起こってくるかもしれない、という懸念から、プログラムの中身と曲の演奏ファイルにはパスワードを設けて、特定の人でしかアクセスできないようにしてあります。
 でも、今回のようなある意味宣伝案件では、そんな面倒なことをしたのではあまりに不親切だと思って、その楽譜の曲目だけはパスワードがなくても聴けるように設定してあります。ですから、ここにアクセスした人であれば、だれでもそのサンプル音源(もちろん、フルサイズです)を聴くことができるようにしてあるのです。もちろん、ここでもこの画像の「音源」という部分からそのまま聴くことができますよ。これについては、ちょっとした細工をしてあるので、果たしてブログに転載した時にちゃんと作動できるか心配だったのですが(テーブルさえ使えません)、何事もなくリンクできているようなので、一安心です。まあ、お聴きになってみてください。
 その作業の間には、当然その音源を聴いて、複数回演奏しているものがどちらが良いのか判断したりしていたのですが、それを聴くと改めてこの合唱団の素晴らしさを再認識させられることになりました。なんと言っても、普通の混声合唱団では女声に比べて男声が少なくなっているのは当たり前のことなのですが、この合唱団は、そもそもは大学の男声合唱団が母体となっているので、男声のパートが女声より人数が多くなっています。ですから、男声にはとても安定感があって、安心して聴いていられるのですね。この合唱団がなくなってしまったことが、つくづく残念に思われましたね。
 あと、最後の注釈として挙げておきましたが、これらの曲が演奏会で演奏されたとき(つまり、この音源)には、ピアノ伴奏の小原さんは、決して楽譜通りには弾いてはいません。というか、彼は単なる伴奏者としてではなく、このステージでは別の曲の編曲も行っていますから、岡アさんが書いた伴奏を元に、とことん「小原流」を貫かれているのですね。ですから、この楽譜を実際に購入して演奏会で使われるような時でも、岡アさんの書いたものをそのまま演奏するのもよし、あるいは、小原さんのようにいろいろ手を加えて演奏するのも良しという、幅広い選択肢があるというのも、なかなか興味深いのではないのでしょうか。
 でも、合唱のパートは、すべて楽譜通りに演奏していますよ。
Aventure Number : 3717 date : 2023/3/27


今日の禁断 サクラ


 きのうのニューフィルは、全体の合奏ではなくセクションごとの分奏だったので、われわれ木管は青年文化センター(日立システムズホール仙台)の練習室が会場でした。ですから、駐車場も同じセンターの地下が使えます。いや、最近は近くの市民センターで全体練習をする時もここに停めているんですけどね。なんせ、料金が安いですから。
 その駐車場入り口では、空車ありの緑のランプが点いていたのでそのまま中に入ります。でも、地下1階は料金所のそばのスペースまでびっちり車が入っていますから、これは地下2階に行かなければだめかな、と、ちょっとがっかりです。そこからは、階段を登らないといけないんですよね。
 ところが、地下2階に行っても、全く空いてません。満車なんですよ。おまけに、私の前に入った車までが、入れられなくて通路に止まっていましたよ。こんなことって、あるのでしょうかね。駐車場の出入りはきちんと管理されていて、空きがない限りゲートが空かないようになっているはずなのに。
 まあ、こんな時はちょっと待っていると中から人が出てきて車に乗って出ていくのでその場所に停められるのですが、少し待ってみてもそんな動きは全くありませんでした。ですから、もう一度地下1階に戻ってみると、車いす用のスペースが何ヶ所か空いているようでした。もしかしたら、この分もカウントしていたので、空車の表示が出ていたのかもしれませんね。ということなら、このスペースに車を停めてもいいはずです。そこで、近くで我々を見ておろおろしていた警備員に「ここに入れていいでしょう?」と聞いてみたら、「そこは車いす用なので、空けておかないといけません」なんて言ってます。だったら、最初からきちんと普通のスペースがいっぱいになったところで赤ランプにするようにしておけばいいじゃないですか。そもそも、そんなことを自分たちでは判断できないと、彼は事務所に電話をかけていました。それでやっと話が付いたようで、やっとその車いす用のスペースに入れる頃が出来ました。
 あとで聞いたら、この時にはコンサートホールで演奏会があったので、出てくる客はほとんどいなかったようですね。いずれにしても、駐車場でこんな目に遭ったのは初めてのことでしたよ。
 そんなこともあってか、いや、いつものことですが、ニューフィルの練習前には極端に緊張状態が続いているので、終わった次の日はなんか開放感が出てくるんですよね。そこで、職場で少しづつやってきた竹藪の整備を、少し腰を入れてやってみようと思いました。
 ご存知のように、竹藪というのは放置しておくとどんどん荒れてしまいます。竹にも寿命があって、何年か経つと枯れてしまうので、それを撤去しないといけないんですよね。それの枝を払って、チェーンソーで短くしたものを積み上げていたのを、去年の7月ごろに全部撤去してもらいました。それがこの写真です。
 もう、ものの見事に何もなくなってしまいました。それから、折を見て枯れた竹を切っては、ここに持ってきていました。
 それが、今ではもうこんなにたまってしまいました。これで、8割ぐらいは処分できたでしょうか。でも、今年はこんなに暖かくなるのが早かったので、タケノコが出るのも早まるかもしれませんね。もうちょっと残っている分も、シーズン前には撤去しないことには。
Aventure Number : 3718 date : 2023/3/29


今日の禁断 サーモン


 きのうの土曜日に車に乗っていると、お昼ちょっと前にMay J.がMCをやっている番組が流れてきました。この人の歌は大嫌いで、最近出したカバー集の中の達郎の「RIDE ON TIME」などは最悪でしたね。まあ、諸説ありますが。
 ただ、この番組では、たまに珍しいゲストが呼ばれていたりします。きのうは、なんでも「ヒグマ・ドーナツ」というお店のオーナーさんが出演していました。北海道でチェーン店を展開しているというので、それこそ「ヒグマ」の肉でも入っているのかな、と思ったのですが、ドーナツ自体はごく普通のもののようでした。ただ、原材料は北海道のものにこだわって使っているのだそうです。
 これがそのロゴマーク、ヒグマがドーナツを咥えているんですね。なんでも、オーナーは以前はデザインの会社をやっていたのだそうですね。
 そのオーナーが、番組の最後になって「レコードも出してます」なんて話を始めました。以前の会社でジャケットのデザインなども手掛けていた関係で、アーティストから勧められ、「セブンインチ」を専門にリリースするようになったのだそうです。
 「セブンインチ」という言い方をした時点で、これはただ事ではないな、と思ったのですが、彼が出しているのはこういう「7インチ45回転盤」だったのですよ。いわゆる「シングル盤」あるいは「ドーナツ盤」と呼ばれるレコードですね。よく見ると、先ほどのヒグマが、このレーベルでは「ドーナツ盤」を咥えていますね。ドーナツ屋さんとドーナツ盤、とんでもない発想ですね。
 ところが、これに対してMAY J.は、「ドーナツとレコード盤て、めっちゃ似てるじゃないですか」なんて言っていたので、びっくりしてしまいました。つまり、彼女はミュージシャンでありながら「ドーナツ盤」というものを知らなかったのですよ。まあ、これはある意味当然のことでしょう。おそらく、今の時代では、ある年齢以下の人にとっては、「ドーナツ盤」というのは完全な「死語」になっているのでしょうからね。
 そんなことがあった翌日に、以前「EP」に関しての、おそらく現時点では最も信頼できる定義を公開した時に大変お世話になったこちらのサイトのMさんから、こんなブログが最近アップされたことを教えていただきました。
 念のため、ここでおさらいをしておくと、アメリカでそれまでの78回転のレコードよりも長時間の演奏が可能な12インチ径、33回転という規格の「LP(Long Playing)」が発売されたのは1948年のことですが、その競争相手が翌年、それよりも小さな7インチ径で45回転のレコードを発表します。これは特に名称はなく、「45回転盤」、「シングル盤」、あるいは、中央の穴が大きいことから「ドーナツ盤」と呼ばれるようになります。ただ、これは演奏時間が最大でも片面5分しかなかったので、それを改良するために、1952年にレコードの溝の深さを浅くして、1インチ当たりの溝の本数を増加させるとともに、よりセンター近くにまで溝を切ることによって、片面で8分まで演奏時間を「拡張(extend)」させたものを発売したのです。そして、この規格のレコードを「EP(Extended Play」と命名したのです。つまり、「EP」というのは、「シングル盤」(あるいは「45回転盤」や「ドーナツ盤」)の「改良形」なのですね。ただ、あくまで「拡張」されたのは演奏時間だけで、音質に関しては、当然カッティング・レベルが低くなりますから「改悪」されていますけどね。
 そんな「EP」ですが、日本ではほとんど「シングル盤etc」と同義語のように扱われているようです。というか、私も、そして先ほどのMさんも、お恥ずかしいことにこの「EP」が日本ではどのように流通していたのか、その実態をほとんど知らなかったのですよ。
 それを、当時の雑誌記事などにアクセスすることによって、見事に解明されたのが、今回のブログでした。それによると、驚いたことに、日本で最初に45回転盤が製造されたのは1954年だったのですが、その時に作られたのが「EP」だったのですよ。つまり、日本人は、本来の45回転盤を知る前に、EPと出会ってしまったのですね。それに拍車をかけるように、レコード会社でさえも、普通の45回転盤とEPを区別しないで販売していたところもあったのだそうです。そんなところから、「EP=45回転盤」という認識が生まれてしまったのでしょうね。世の中、まだまだ知らないことばかりです。
Aventure Number : 3719 date : 2023/4/2


今日の禁断 ラ・テール


 ある有名な「作曲家」が亡くなったということで、連日メディアではその話題で賑わっていますね。おそらく、最近亡くなった人の中では、その取扱いの程度はかなり高いところにランクインされるのではないでしょうか。もちろん、そのランキングの基準は、その人の仕事の良しあしではなく、彼がどれほど世の中を賑わせてきたか、という点にかかっています。彼の場合は曲を作ることを生業としていたのですが、おそらくそれを正当に評価したのでは、ここまでの賑わいにはならなかったでしょうね。
 つまり、「作曲家」の評価というものは、作った人間が亡くなった後で、その作品がどのぐらいの時間、評価され続けられるか、というところで決まるのではないでしょうか。正直、私は彼の音楽は早晩忘れ去られてしまうだろうと思っています。というか、とても気の毒なのは、彼のピーク時のユニット「YMO」(「イモ」と呼んでください)が演奏して大ヒットとなり、今では運動会のBGMにまで使われるようになっている、正真正銘の「ヒット曲」である「ライディーン」が、彼の訃報を告げるニュースのバックでしばしば流れていたことです。ご存知のように、その曲はこのユニットの別のメンバー(その方も、ごく最近他界されました)が作ったもので、彼はその「作曲」には関与してはいないのですよ。もちろん、それはまさにメディアの無知に起因する単なる「放送事故」なのでしょうが、うがった見方をすれば、彼自身の「作品」には、「ライディーン」を超えるものはなかったということにもなってしまいますね。「死者に鞭打つ」というのは、こういうことを指すのでしょうね。
 そんな喧騒の中、お花見がてら、西公園に面したビストロでランチ、などという珍しい機会がありました。愚妻が、どこからかそのお店の評判を聞いてきて、ぜひ食べてみたい、ということだったので。
 ただ、ネットで調べてみると、そのお店はあまり宣伝には熱心ではないようで、オフィシャルサイトなどはありませんでした。一応インスタやツイッターのアカウントはあるようなのに、いずれも最近は全く更新されていないようでした。そこの写真などには「禁転載」などという透かしが入っていたりしますから、そもそもあまり拡散されることを望んではいないような気もしますし。
 ただ、混んでて入れないのは嫌なので、一応予約だけは入れておこうと思いました。さすがに電話番号はありますから、とりあえずネットにあった「11時開店」という情報を頼りに、その少し前に電話をしてみました。でも、電話はつながりませんでした。
 そうしたら、それからしばらくして、先方から電話がかかってきたではありませんか。もしかしたら、あまり流行っていなくて、久しぶりに来た電話のお客を逃すまいと、焦っていたのかもしれませんね。そこでまず開店時間を聞いたら、11時半だそうでした。いい加減な情報だったんですね。駐車場のことを聞いてみたら、周りにたくさんコインパークがあるので使ってくれ、ということですが、駐車料金の割引はないようでした。ま、それは想定内でしたけど。
 一応、開店時間に予約しておいて、駐車場に車を停めたら、結構早かったので、その近くを散策してみました。「アマンザ」なんかがあるんですね。それと、
 こんな、いつかは行ってみたいと思っていたかき氷やさんも、すぐそばでした。でも、かき氷だけで3000円越えなんて、どんなんでしょうね。
 時間通りにオープンしたのでそのビストロに入ってみると、一人先客がいました。その人は窓際のカウンター席に座ったのですが、我々は4人掛けのテーブルの窓の外の定禅寺通りが正面に見える側に並んで座るように案内されました。そこでテーブルを見ると「写真撮影はお断りします」という札が立っています。こんな札こそ写真に撮りたかったのですが、やめました。
 お店にいたのはさっき電話をかけてきた人のようで、てきぱきとメニューを持ってきたり、注文を取ったりしていましたが、どうやら彼はオーナーシェフのようで、すぐに姿が見えなくなりました。そして、しばらくしたらよく冷えたサラダがまず出てきて、その後、少し時間を置いて、メインのランチが出てきました。付け合わせの野菜などがとてもおしゃれだったのですが、それも写真には撮れませんでした。料理はチーズハンバーグです。これが、とても親しみやすい味で、ちょっと油断のできない代物でしたね。最後には、プチケーキとエスプレッソも付きました。大満足です。
 先客も帰り、我々だけが残っても、通りを歩いている人は興味深げに中をのぞいていますが、誰も入ってこようとはしません。さっきのシェフは、暇そうに伝票整理なんかをやっています。結局、我々が店を出る時には、誰もいなくなってしまいました。そもそも、あまり忙しくしたくはない、というポリシーなのかもしれませんね。でも、料理にはしっかり心がこもっていましたよ。
Aventure Number : 3720 date : 2023/4/5

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