3541(22/2/17)-3560(22/4/1)

今日の禁断 ネットニュース


 先週に続いて、今週の感染者の人数をまとめてみました。
 青い数字は、同じ曜日で前の週より減少していることを表します(赤い数字は増加)。先週は933人まで増えたので、もう1000人になるのでは、と思っていたのですが、その後は何となく減ってきているような感じになってきて、もしかしたらピークアウトになったのかな、とさえ思ってしまいました。ところが、おとといあたりから再び800人台と増えてきて、今日はついに906人と、史上2番目の人数になっていましたね。やはりまだまだ油断はできません。
 これだけの感染者数の増加を受けて、ニューフィルでは先週から練習を休止しています。今週はパート練習で、休むかどうかはパート内の判断に任されたのですが、どうだったのでしょうね。ほとんどのパートが休んでいたようですが。ですから、この分だとおそらく来週はさらに人数が増えるでしょうから、普通に考えれば、休みになるはずです。
 ニューフィルの場合、おととし「感染防止対策」というのを作って、休むか休まないかは、その中の「市民センター等の会場から活動の自粛要請があった時は活動を休止する。ただし、突発的な感染拡大が発生した場合は、行政等の判断を待たずに活動を休止する。」という文言に従うことになっています。ところが、ニューフィルでは、最近まではこの条項をきっちり守ることはなく、前段の「自粛要請があった時」以外には、頑として休むことはありませんでした。ところが、今回は、なにしろ自治体が何の規制も行っていないものですから、市民センターも「使用自粛要請」を出したくても出せません。ですから、やっと、後段の「突発的な感染拡大」が適用されて、休むことになったのですね。
 そもそも、この「対策」を決めた時には、前段しかありませんでした。そこに後段を加えることを要求したのは、ほんの少しの人だけでした。ですから、最初からその部分は無視しようという思いがあったのでしょうね。それが、2年経ってやっと実情に合うように運用がなされるようになりました。気づくのが遅すぎます。
 そんな状況ですから、4月の定期演奏会がどうなるのかは、誰にも分かりません。でも、一応準備だけは必要なので、チラシの試作品が出来上がってきました。
 去年同様、中止になってもダメージが少ないように、モノクロ印刷です。実際に印刷にかかるのも、もう少し様子を見るのだそうです。ただ、開催が決まったとしても、このチラシをあちこちに配るようなことはしない予定です。というか、今回は会場が狭いので、そんなことをしたら入りきれなくなってしまいます。ですから、広報係としての私の仕事は、今回もありません。
Aventure Number : 3541 date : 2022/2/17


今日の禁断 リズム


 愚妻の目覚まし時計が壊れてしまったというので、新しいのを買いに行ってきました。なんでも、セットした時間にアラームが鳴ってくれないのだそうです。確かに、そんなのは全く役に立ちませんね。
 行ったのは、「K」という家電店。品ぞろえはまあまあで、逆に選ぶのに困ってしまうぐらいでした。結局、ごく普通の針式のを買ってましたね。ただ、それは、今使っているのとは違って、暗いところではうっすらと明かりがついて、時間がすぐに分かるようになっています。もちろん、電池式です。ですから、電池は単3が3本必要でした。
 私は、別にアラームが鳴らなくても起きられるのですが、目を覚ました時に時間を知るために、やはりこの間時計を買ってました。その時に、電池式のデジタルで、夜中でもうっすら明るくなっているようなものを探したのですが、全然ありませんでしたね。そういうものは、全てAC電源が必要なのでした。充電式というのはあったのですが、それだと数日しか持たないので、意味がありません。結局、ボタンを押すと5秒間だけ明るくなる、というのを買っていたのですが、やはり、いちいち布団から手を出してボタンを押すのは面倒くさいですね。ですから、今日買った時計のように、ほんの少しだけ明るくしておくのだったら、そんなに電池は消耗しないのではないかと思うのですが、そういうことは液晶ではできないのでしょうね。
 今日行ったお店で、そういうデジタルの目覚まし時計を眺めていたら、それらは全て「電波式」だったことに気づきました。今では、それがすっかりスタンダードなスペックになっているのですね。
 確かに、それらの時計は、1秒の狂いもなく、全部同じ時間を指していましたね。ですから、私のデジタル目覚ましも、時間のズレを気にする必要は全くないのが、とても楽です。
 でも、人間が作るものだと、どうしても見落としなどがあって、その中身が間違ってしまうことはよくあります。前回の「禁断」に載せた、今度の演奏会のチラシが、そうでした。あれは、こことFacebookにだけアップしてあって、ニューフィルの公式サイトにはまだ掲載していません。というのは、裏側にある指揮者の写真がまだ公式なものが入手できていなかったので、とりあえず表しか完成していなかったからです。
 それが、おとといになってやっと写真が入った完全版が出来上がったので、「最終校」ということでデータが送られてきました。ですから、やっとこれで表と裏が揃ったものが公開できると思ったのですが、改めて見直してみると、とんでもない間違いがあったことに気づきました。ですから、前回の「禁断」の写真は、暫定的に私がそれを修正した画像に差し替えてあります。これです。
 その前にアップしてあったのは、こちらですね。
 これをそのまま印刷していたら、この間みたいに「シール貼り」をやらなければいけないところでした。私以外に団長と副団長も確認しているのですが、気が付いたのは私だけだったんですね。
Aventure Number : 3542 date : 2022/2/19


今日の禁断 フロウ


 毎週月曜日は、職場で日曜日に放送されたラジオの番組をRADIKOで聴くのが習慣になっています。最近PCを新しくしたのを機に、ライン接続からHDMI接続に変えたので格段に良い音になってます。ヘッドフォンで調べてみると、やはりノイズがほぼ完全になくなっていましたね。PCの中は、もうノイズ発生源が至る所にあるのでしょうから、アナログのラインではもろにその影響を受けてしまっていたのでしょうね。
 毎週聴いているのは、山下達郎の番組ですが、今月はそこに、その2時間半前にやっている木村拓哉の番組が加わりました。そこでは、達郎がキムタクの新しいアルバムのために3曲も作ってあげた、という関係で、今月いっぱいはゲストに呼ばれていたんですね。そのトークが、ありきたりの宣伝用のものではなく、しっかり「素」で語り合っているので、かなり達郎のことは知っていたつもりでも、どんどん知らなかったことが話に出てくるので、聞き逃せませんでした。大学を中退したというのは知っていましたが、その経緯なども細かく教えてくれましたしね。でも、あの早口で「テレコ」とか「イーキュー」とか「エディット」なんて単語を繰り出していると、分からない人も多いのだろうなあ、と思ったりもします。
 今週あたりは、ヴォーカリストとしての訓練のようなことについて話していましたね。キムタクは、達郎が今年で69歳になったというのに全然声が衰えていないことを、盛んに不思議に思っていたようですが、達郎は特にヴォイトレのような専門的なことはやっていなかったようなのですね。それでも、ツアーで歌い続けていたら、若いころと同じ音域で今でも歌えるようになっていた、というのですよ。うらやましいですね。
 私も、合唱団に入っていたころはなんとか歌えていましたが、完全に合唱と縁を切ってからは、声に関してはもう本当に衰えをひしひしと感じています。いかに、日常の鍛錬が必要か、ということなのでしょう。逆に、フルートの場合は、練習した成果がしっかり音になって帰ってきますから、やりがいがありますね。
 そして、同じく毎週月曜日は、「コロナ感染者予報」の更新日です。正式には、「COVID-19新規感染陽性者数予測」というもので、こちらから現物を見ることができます。これは、仙台市の下水の中のウィルスを調べることによって次の1週間の感染者の数を予測する、というものなのですが、これが何しろとてもよく「当たる」のですよ。今日発表になった最新の感染者予測が、これです。
 解析は去年の9月から始まっていたようですが、これを見る限り、ほぼ予想通りの感染者が見つかっていますね。赤い丸がその予測値で、一番右が今週の予測、先週に比べてほんの少し多くなっているので、今週も少なくなることはないということが分かります。
 この先、このグラフのカーブがピークを過ぎてだんだん下向きになってくるのか、あるいは上がったきりしばらくはそのまま水平に進んでいくのかは、今の時点では誰にも分かりません。いずれにしても、今週もニューフィルの練習はお休みにしたのは、正解だったことになります。
Aventure Number : 3543 date : 2022/2/21


今日の禁断 フィッシング


 今朝、こんなメールが届きました。
えきねっとアカウントの自動退会処理について
日頃より「えきねっと」をご利用いただきありがとうございます。 「えきねっと」は 2021 年 6 月 27 日(日)にサービスをリニューアルいたしました。これに伴い、「えきねっと」利用規約・会員規約を変更し、最後にログインをした日より起算して2年以上「えきねっと」のご利用(ログイン)が確認できない「えきねっと」アカウントは、自動的に退会処理させていただくことといたしました。なお、対象アカウントの自動退会処理を、本規約に基づき、2021 年 10 月 11 日(月)より順次、実施させていただきます。
24時間以上ログインしておらず、「えきねっと」を使い続けたい場合は、2022年2月23日(月)までに一度ログインしてください。
⇒ログインはこちら https://www.eki-net.com.lanmajiaoyu.com/(表記なし)
※えきねっとトップページ右上のログインボタンよりログインしてください。
なお、アカウントが退会処理された場合も、新たにアカウント登録(無料登録)していただくことですぐに「えきねっと」をご利用いただくことができますので、今後もご愛顧いただけますようよろしくお願いいたします。
Copyright © JR East Net Station Co.,Ltd. All Rights Reserved.
 まず、これは詐欺メールではないか、と思いましたね。ただ、一応「えきねっと」のロゴも付いてますし、文章も別におかしいところはありません。ただ、私はその「えきねっと」に加入していたかどうか、という点がちょっと曖昧なんですよね。確かに、もう解約はしましたが「大人の休日倶楽部」には入っていましたから、そこで登録していたような気もします。
 それと、文章の中で1ヶ所だけ、ちょっとおかしいところがありました。「2022年2月23日(月)」という日付です。これって、まさに今日ですよね。でも、今日は「水曜日」ですよ。いくら何でもこんなところで間違えるのは、このような公式文書ではありえません。
 そこで、ネットを調べてみたら、確かにこのタイトルのようなメールについての注意喚起の記事がありました。ところが、それと同時に、しっかりこれがそのようなものではない、まっとうな通知であることを裏付けるような記事もあったのですよ。
 そうしたら、こんな文書が見つかりました。
えきねっとアカウントの自動退会処理について
日頃より「えきねっと」をご利用いただきありがとうございます。 「えきねっと」は 2021 年 6 月 27 日(日)にサービスをリニューアルいたしました。これに伴い、「えきねっと」利用規約・会員規約を変更し、最後にログインをした日より起算して2年以上「えきねっと」のご利用(ログイン)が確認できない「えきねっと」アカウントは、自動的に退会処理させていただくことといたしました。なお、対象アカウントの自動退会処理を、本規約に基づき、2021 年 10 月 11 日(月)より順次、実施させていただきます。
2年以上ログインしていないお客さまで、今後も「えきねっと」をご利用いただける場合は、2021 年 10 月 11 日(月)よりも前に、一度ログイン操作をお願いいたします。
⇒ログインはこちらhttps://www.eki-net.com/Personal/Top/Index
※えきねっとトップページ右上のログインボタンよりログインしてください。
なお、アカウントが退会処理された場合も、新たにアカウント登録(無料登録)していただくことですぐに「えきねっと」をご利用いただくことができますので、今後もご愛顧いただけますようよろしくお願いいたします。
 これは、間違いなくJR東日本から発行された文書でした。つまり、上の詐欺メールを送った人は、この文章をそのまま使っていたのですね。赤字の部分以外は全く同じです。こうしておけば、万一疑われたとしても、ネットで確認すると「正しい」案内がたくさん見つかりますから、信用されるだろう、と考えたのでしょうね。
 念のため、リンク先のURLをMcAfeeで調べてもらったら、
 ですって。
 逆に、最初にJR東日本の案内がリリースされたときに、「これって、詐欺じゃない」と思った人もかなりいたことも分かりました。そんなところも巧みに突いたのでしょうかね。そういう、「本物」の方が疑問を持たれてしまう、という点でも、この手の詐欺は悪質です。
Aventure Number : 3544 date : 2022/2/23


今日の禁断 ピークアウト


 恒例の、今週の感染者数です。
 最近は前の週より感染者が少ない「青色」の数字が増えていますね。まあ、もしかしたら減少傾向に入ったと言えるのでしょうか。
 それに対して、仙台市だけのデータですが、毎週月曜日から日曜日までの合計の感染者数を予測する、というのがありましたね。それによると先週、3月14日から20日までの合計数が、3030人ということになっていました。そして、その時の実際の感染者が3170人と、非常に近い値になっていたのです。その同じ時期の県の総数が5232人ですから、市の人数のほぼ1.65倍ということになりますね。
 ということで、今週21日からのの予想と実数を比べてみると、これまでの5日間の合計が県が3014人、市(↑)が1854人です。つまり、今週の仙台市の予想が3079人でしたから、予想が正しければ、残り2日間の感染者数は3079-1854=1225人ということになりますね。ですから、これを県の人数に換算すると、1225×1.65=2021人となります。2日間でこの数字ですから、どちらか1日は1000人を超えることになり、最大の県内感染者数が記録される、ということになるのです。ほんとうかなあ、という気はしますが、これまでのデータ上の実績を考えると、そういう数字が出ても決しておかしくないのですよ。さあ、どうなることでしょう。
 どうして、このあたりの数字にこだわるかと言うと、来週のニューフィルの練習を中止するかどうかという判断基準が、ここの感染者数になっているからなのですよ。その数値ははっきりとは言ってませんが、1000人超なんて日があれば、これは間違いなく中止になるでしょうね。私としては、500人を超えたら休んでほしいと思っているのですが。ちなみに、8日の中止を決めた前日は423人、前々日は617人でしたね。
Aventure Number : 3545 date : 2022/2/25


今日の禁断 ウンスク


 今日の県全体の感染者は556人、きのうの793人に比べるとずいぶん「減った」という感じがしてしまいますが、これは実際はとんでもない数字であることは間違いありません。「慣れ」とは恐ろしいものですね。
 ということで、私が「500を超えたら」と前回書いたことが届いたのかどうかは分かりませんが、来週のニューフィルの練習も中止になることが決定しました。おそらく、その次の週あたりからは感染者は減少傾向に変わってくるような気がしますから、なんとかその後にある指揮者練習はできるようになって、演奏会も大丈夫だ、というのは、あくまで希望的観測です。
 というか、その頃には「友の会」に会員さんにチケットを送ることになっているので、以前の様にその後にまた「第7波」が来て結局演奏会が中止になってしまい、その連絡をしなければいけない、という事態にはならないでほしいですね。もし来るのなら、ぜひ早めに来ていただければ、幸いです。いや、不幸いですけど。
 もし、今ごろにはコロナが収まっていたならば、ぜひ東京まで行って聴いてきたいコンサートがありました。コロナ前には、例えばメシアンの「アッシジの聖フランチェスコ」とかリゲティの「レクイエム」なんかを聴きに行ってましたよね。
 そんな、ぜひとも生で聴いてみたい現代の音楽で、クセナキスの「ケクロプス」が24日(オペラシティ)と25日(サントリーホール)、そして今日(オーチャードホール)と、都内各地で演奏されていたのですね。今日なんかはマチネですから、日帰りだってできました。クセナキスの作品は、ピアノ曲や合唱曲などは生で聴いたことがありますが、オーケストラの曲はCDではほぼすべて聴いてますが、生で聴いたことは一度もありませんでしたからね。
 「ケクロプス」は、オーケストラとピアノのための作品です。同じ編成でそれ以前に2曲、「シナファイ」と「エリフソン」があるので、これが3曲目、そして最後の「ピアノ協奏曲」となります。前の2つは何種類か録音がありましたが、これはまだCDとかはないのではないでしょうか。ですから、なおさら聴きたかったのですよ。
 さらに、今回ピアノを弾いていたのが、先ほどの2曲をすでにこちらこちらで録音していた日本のピアニスト、大井浩明さんだというのも、聴きたかった理由です。何しろ、このCDを聴いたら、その前に別のピアニストによって録音されていたものとは全く別の世界が広がっていたのにびっくりしてしまいましたからね。それをぜひ、「生」で聴きたかったものです。ネットで、もうこのコンサートのレビューがいくつか見られますが、絶賛されていたようですし。
 ただ、実は大井さんだけは「生」で、しかも仙台で聴いたことがありました。クセナキスではありませんが、やはり韓国の作曲家の現代曲です。先ほどのCDはルクセンブルクで録音されていたのですが、当時ルクセンブルクに知り合いがいて、その人から仙台フィルとの共演があるという情報を聞いて、聴きに行ったのですよ。その時には、楽屋まで行ってサインをもらってきましたね。そこで少しお話もできたのですが、偶然にも同じ日にニューフィルの練習に来ていた岩村力さんが、その少し前にN響でメシアンのオンド・マルトノと合唱が入る曲を演奏した時に、デュトワの下振りをやっていて、デュトワとのリハーサルはほとんどなかったような話を聞かせてくれましたね。そう、大井さんは、ピアノだけではなくオンド・マルトノも演奏されるのですよ。絶対に無理ですが、ニューフィルが「トゥーランガリラ交響曲」を演奏するようなことでもあれば、ぜひお呼びしたいですね。大井さんだったら、ピアノのパートも一緒に弾けてしまうでしょう。
(2/28)追記
「ケクロプス」はこちらで聴いてました。目録に入れ忘れていたんですね。なんてお粗末。
Aventure Number : 3546 date : 2022/2/27


今日の禁断 ナクソス


 ニューフィルの4月の演奏会は、今のところは開催を前提に準備が進んでいます。すでにチラシやチケットの印刷も終わっていますから、来週には団員に配ることもできるのだそうです。ですから、それまでにすんなり感染者数が減っていてくれればいいのですが、こればっかりはなんとも言えませんね。
 そんな中で、次の次、今年の秋に開かれる演奏会も、曲目が確定しました。この頃になれば、もう余裕で開催できるようになっているかもしれませんね。ですから、こちらもパート譜の手配とか、すでに準備が始まっています。
 その曲目は、2曲プロで、前半はヒンデミットの「気高い幻想」組曲、後半がブルックナーの「交響曲第4番」です。ブルックナーの方は1ヶ月前にもう決まっていましたが、そのカップリングの選曲はかなり難航して、やっとこの曲に決まりました。私は、この曲の名前は聞いたことがあり、それを実際に聴いたこともあるのですが、どんな曲だったのかはすっかり忘れています。そのぐらい珍しいのをやるというのは、かなり異例なことです。でも、録音を聴いてみたり(CDは持ってました)すると、フルートが大活躍、さらに、ピッコロもかなり長いソロが出てくるという、フルートパートにとってはとても「おいしい」曲であることが分かりました。ただ、そんな珍しい曲ですから、スタディスコアはまず手に入りません。唯一の入手方法はIMSLPでPDFをダウンロードしてプリントする、ということです。ただ、最近オーボエの人から教えてもらったのですが、そのPDFでは乱丁があるそうなので、ご注意ください。
 音源は、結構出ていますから、簡単に手に入るはずです。もちろん、必要なのは「組曲版」の方なのですが、この曲はもともとはバレエのために作られていて、その「バレエ全曲版」というものもあります。ただ、こちらはほとんど演奏されることはないので、CDもあまりありません。さらに、ネットでこのバレエのことを調べても、例えばどんなプロットなのかと言ったことが全く見つかりません。そのぐらいレアなんですね。
 そういう時に情報を得るためには、私はCDのライナーノーツを参考にします。これはかなり正確なので、とても役に立ちます。ただ、この数少ない全曲版(初録音)のCDがサブスクで音だけは聴けるのですが、ちょっと前のものなので、ブックレットが付いていないのですよ。となると、現物を買うしかありませんね。
 そうしたら、なんと、その、私が欲しかった全曲版CDを、組曲版だと思って買ってしまった人がいたのですよ。早速、そのブックレットだけお借りして、コピーさせていただきました。確かにそこには、私が知りたかった情報がしっかり英語で書かれていましたよ。これで、次の「かいほうげん」には困りません。
 そのCDには日本語の帯が付いていましたから、その「帯原稿」も読んでみました。おそらく、それはこのバレエ版での数少ない日本語による解説となるのでしょう。こんな感じです。
 
ヒンデミットは1936年10月にバレエ・リュス1)のダンサー、振り付け師として活躍していたレオニード・マシーンから作品を依頼されます2)。ヒンデミットはイタリアのサンタ・クローチェ教会を訪れ、そこにあった壮麗なフレスコ画に描かれた"アッシジの聖フランチェスコ"の姿に多大なる感銘を受け、この物語をバレエにすることをマシーンに提案します。元々は裕福な商人の息子であったフランチェスコが、様々な体験を経て宗教へ目覚めていく姿を描いた一連の音楽は、彼らしい管弦楽法による叙情とエレジー、そして荘厳な物語を紡いでいきます。
 ヒンデミットは後年3)、この全曲の中から5曲を選び出し、若干のオーケストレーションを変更した3曲からなる『組曲』を作りました4)
 そんな貴重な「文献」なのでしょうが、ブックレットなどと比較すると、赤字の部分は明らかな間違い、あるいは不正確な記述です。
1)この頃は、「バレエ・リュス・ド・モンテカルロ」と呼ばれていました。
2)「依頼」というよりは、「一緒に作りませんか」というお願い。
3)バレエが初演されたのは1938年7月21日、組曲版が初演されたのは同じ年の9月13日です。
4)組曲版の1曲目は、バレエ版の8曲目の途中からと10曲目をつなげたもの。2曲目は4曲目と5曲目をつなげたもの。3曲目は11曲目と同じ。組曲版では管楽器の数が増えていますが、それらはユニゾンで重ねてあるだけで「オーケストレーションの変更」というほどのものではありません。
Aventure Number : 3547 date : 2022/3/2


今日の禁断 スピルバーグ


 最近、ラジオで頻繁に「ケーズデンキ利府店がオープン」というCMが流れています。そして、その場所が「利府ペアガーデン」というので、「もしや?」と思いましたね。この「ペアガーデン」というネーミングは、別にペア(pair)で行くからではなく、利府の名産の梨(pear)からきているんですね。そんなベタな名前だったので、印象に残っていたのですが、かつてはここに足繁く通っていたことがありました。それは、この中に、当時は珍しかったシネコンがあったからです。「MOVIX利府」というやつですね。実は、市内では長町にあった「MOVIX仙台」の方が先に出来ていたのですが、なにかそちらは敷居が高くて、広い敷地にたくさんの駐車スペースがあったこちらの方に行ってましたね。
 そこで、サラウンドの音響も初めて体験しました。2001年のラッセル・クロウとメグ・ライアンが共演した「プルーフ・オブ・ライフ」の戦闘シーンで、後ろからヘリコプターの音などが聴こえてきたのには驚きましたね。なによりも、座席の勾配が急になっていて、どこに座っても前の人の頭でスクリーンの下が欠けて見えるということがないのがありがたかったですね。もちろん、全席指定で全て入れ替え、というのも、確実に座って見れるのですから、うれしかったです。
 というのも、それまでは、たとえば1993年に公開されたこの「ジュラシック・パーク」の1作目などの時もまだそうでしたが、基本的に座席は全て自由席なんですよね。ですから、人気があって定員以上のお客さんが入った時は、立ったまま見なければいけません。それが嫌なら、開館前から並ぶしかありませんでしたね。あるいは、途中で中に入って立ったまま見ていて、終わった瞬間に空いた座席に座る、とか、結構壮絶な争奪戦がありました。ということは、つまり、1回入ってしまえば、あとはいつまで中にいても構わないのですよ。もちろん、追加料金などは必要ありません。ですから、この映画もそうですが、ほとんどの映画は続けて2回見てましたね。
 もう少し前だと、2本の映画を交互に上映する「二本立て」というシステムがほとんどでしたね。両方とも面白ければ得をした気になりますが、お目当ての映画だけ見たかったのに、抱き合わせのつまらないのも見せられたりするのは苦痛でしたね。ほんと、メインが何だったのかは忘れましたが、一緒に見せられたドリフの映画があんまりひどくて、いまだにトラウマになっているほどですから。
 そんな利府のシネコンが、2020年10月に閉館になってしまいました。だいぶ前からお客さんが減っているという噂があったようですね。その後、すぐそばに別のシネコンが出来たので、映画館の需要はあったのでしょうがね。いずれにしても、その「ペアガーデン」はキーテナントがなくなって、寂しくなってしまったでしょうね。そこに、そんな電気屋と、もうすぐ「ドンキ」もできるそうですね。別に、私にとってはどうでもいいことですけど。
 私も、駅前にTOHOシネマズが出来てからは、わざわざ利府くんだりまでは行くことはなくなりました。でも、今度はコロナのおかげで、もうずっとそこにも行けなくなってしまいました。最近では、感染対策も充実しているようなのでしょうが、感染者数がせめて今の半分以下にならないことには、やっぱり行く気にはなれませんね。このところ、「『ウェストサイド・ストーリー』が良かった」という声があちこちから聴こえてきますが、私が行っても構わないだろうと思えるぐらいになったころには、もう終わっているでしょうね。
Aventure Number : 3548 date : 2022/3/4


今日の禁断 ハヤカワ


 先週のコロナ感染者数の県全体の数値は、600人台が続いていましたね。ですから、今日までの1週間の合計は4505人になってます。1日平均644人ですね。その前の1週間の合計は4358人、平均は623人でしたから、増加していることになります。ただ、仙台市だけに限ると、先々週が2647人だったのが先週は2356人ですから、わずかに減少しています(このあたりは、予想通り)。仙台市以外の地域では増加しているということですね。そんな、「市外」に住んでいる知人の職場の同僚が感染した、というような話をきくと、まだまだ終息には程遠い状況なのだなあ、と思ってしまいます。来週の週末は指揮者練習が予定されていますが、そのころまでに誰しもが「安全」と感じられるほどに感染者数が減少しているかどうかは、微妙です。
 あと3年経った2025年には、どうなっているでしょうね。そんな時代設定の映画を見たのですが、そこではコロナの「コ」の字もありませんでしたから、きっと終息しているのでしょう。
 それは、WOWOWで見た「夏への扉 -キミのいる未来へ-」という、去年の6月に公開されたばかりの映画です。「夏への扉」というと、山下達郎の曲のタイトルですが、それとどんな関係があるのかもわからず、何の予備知識もなしに見始めたら、まさにその達郎の曲と根っこが一緒だったのには驚きました。いずれも、そういうタイトルのSFの古典、 ロバート・A・ハインラインの「The Door into Summer(夏への扉)」が元になっているのですね。要は、タイムマシーンと冷凍冬眠とを使って過去と未来を行き来するという物語です。それをもとに、達郎のサポート・メンバーで、SFマニアの難波弘之のバンド、「センス・オブ・ワンダー」のファーストアルバムのために吉田美奈子が詞を書いて達郎が曲を作りました。後に達郎自身がカバーして、今ではそちらの方が有名になっていますね。たしかに、この詞はそういう背景が分かっていないことには全く意味不明な言葉が並んでいるように感じられますね。「ピート」や「リッキー」ってなんなんだ? という感じですね。ですから、私も、今回初めてその歌詞の意味が分かるようになりましたよ。そういう、ただ歌詞を見ただけでは全く理解することができないという意味で、この曲はとてもユニークですね。
 この映画は、その原作のSFを世界で初めて映画化したものなのだそうです。最近の日本映画ときたら、毒にも薬にもならないようなコミックを原作にしたものが量産されている印象があります。中には、きっちりクオリティを維持しているものもありますが、もう見るに堪えない安直な作品の方が多すぎます。ですから、こんなガチの「古典」を原作にしたというだけで、志の強さを感じてしまいました。単なるSFとしてのからくりだけではなく、そこでのキャラクターの心の機微が、きっちり伝わってきます。原作は半世紀前のものですから、その間の科学的な背景も見事に置き換えられています。ですから、これはBDに焼いて保存版となりました。
Aventure Number : 3549 date : 2022/3/6


今日の禁断 キクヤ


 今日の朝一で、ニューフィルの団長からメールが届きました。開くと、そこにはチラシのPDFが添付されていました。こんなんです。なんでも、週末の指揮者練習の会場の駐車場案内としてこれを掲示板に貼り付けたいのだが出来ないので、何とかしてほしい、ということでした。
 掲示板に行ってみると、確かにその指揮者練習が何事もなく開催できますよ、と書いてありました。最近は、ここにアップする前には必ず技術委員会の間でメールのやり取りをしてある程度の同意を得るというプロセスを経るというのが暗黙の約束になっていたのですが、やはり感染者数のピークが見えたことで、そんな面倒くさいことは省いてもいいのでは、と判断されたのでしょうか。まるでどこぞの大統領みたいですね。
 それはともかく、このチラシを見ただけでは、日曜日の会場の若林のホールを使う時には、この区役所の駐車場に入れれば無料になる、と思ってしまいますね。ただ、その掲示板の書き込みを見ると、そうではなく、「一般駐車場として」料金を払わなければいけないようなことが書かれてましたね。ちょっと意味が分からなかったので、このチラシの番号に問い合わせてみましたよ。そうしたら、我々が練習に使っているホールとか、展示ホールというのは、市民センターではなく「文化センター」の管轄なのだそうです。確かに、チラシには文化センターの文字はありませんね。ですから、無料の特典は受けられないんですって。でも、この駐車場は、以前は何度も練習の時には無料で開放してくれていたのに。市民センターも文化センターも同じ建物内にあるのに、なぜそんな違いが出てくるのか、全く理解できません。
 もちろん、このチラシを掲示板に貼り付けることは、私にとっては簡単なことでした。PDFをJPGに変換するだけのことですからね。その作業を終わって、その掲示板の上の方を見ると、なんだか「重要なお知らせ」のようなものがありました。そこを開くと、なんと、この掲示板は8月1日にサービスを停止する、というのですよ。まあ、ここも、その前に使っていた掲示板が同じように使えなくなるということで乗り換えていたのですが、ここまでダメになってしまいましたか。3年しか持たなかったことになりますね。
 ですから、これが終わってしまう前に次の掲示板を見つけなければいけません。これに替えた時にはなかなか使えそうなものがなく苦労したものですが、今回はいくつか、同じような機能があるものが見つかりました。そのうちの一つが、きっちりパスワードも必要だし、画像も貼り付けられるので、それに決めました。ここでは、PDFもそのまま貼り付けられるようですし、なんとYouTubeまで、URLを書き込めば自動的に貼り付けられるのだそうです。
 もうカスタマイズも終わって、今の掲示板からリンクしてありますから、ご覧になってみてください。ただ、アクセスするためのパスワードに記号は使えないというので、今までのものと1字だけ変わっています。今は、そんな練習の連絡などでゴタゴタしていますから、それが収まって無事に演奏会が開けるようなことになれば、正式にこちらに切り替えるつもりです。
Aventure Number : 3550 date : 2022/3/9


今日の禁断 トランシーバー


 WOWOWで録画しておいて、ずいぶん経ってからやっと見終わったのが、「劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班」です。
 だいぶ前に地上波でやっていたドラマの続編ということで、主役や設定は同じでした。ドラマの方は、途中でなんだかわけがわからなくなってしまったような記憶があるのですが、現在と過去の間で通信機でやり取りできる、というのがどうもすんなり入っていけませんでしたね。
 でも、今回の映画版では、新しいストーリーで、そのあたりはきちんと納得がいくようになっていましたね。エンディングもうまく収まって、一応ハッピーな終わり方でしたし。そして、CGのレベルもずいぶん上がっていましたね。車が高速道路から飛び出してくるあたりなどは、ものすごくリアルでした。
 ただ、ちょっと細かいところでの手抜き、というか、ちょっと不思議なところが見つかってしまいました。それは、こんなシーンです。
 ここは、ホテルのチャペルで、後ろに見えるのはどうやらパイプオルガンのパイプのようですね。
 次のシーンだと、こんな風に装飾的にパイプが並んでいるのが分かります。ですから、これは実際に音が出るパイプではなく、よくあるダミーのはずです。というか、これは、スピーカーも見えることから、本体は電子オルガンなのでは、という気がします。まあ、それはそれで一向にかまわないのですが、それぞれのパイプは一応オルガンのパイプの形はしていますが、これはちょっとまずいのではないか、と思ってしまいました。いくらダミーであっても、本物のパイプを模しているのであれば、こんな形になるわけはありません。これらのパイプは、すべて上下がさかさまになっているのですよ。パイプの途中に隙間が空いた部分(歌口)がありますが、パイプの端から空気を入れると、ここで渦が出来てノイズが発生します。それを、その先のパイプで共鳴させてきれいな音にするというのが、オルガンの基本原理です。そして、その長さによって、ピッチを変えることができるのですね。その空気を送る部分は、ウィンド・チェストと言って、その上にパイプが並ぶようになっています。ですから、こんな風にパイプを立てたら、全部同じ音になってしまいますよ。
 これが正しいパイプの立て方。いくら電子オルガンでもその辺のリアリティはきちんと出してほしかったものです。
 これは、どこかでロケを行っていたのでしょうが、こんないい加減なところで結婚式を挙げたくはないですね。
 ちょうど1ヶ月前に機種変更した職場のモバイルルーターは、以前のルーターとは何かと使い勝手が違っていて面倒くさいと言ってましたが、毎日使っているとだんだん慣れてきて、もうその毎回の操作がルーティンになってきたので、もはや何の障害もなくなりました。替えた当初はあんまり電波状態が良くなく、アンテナも4本のうちの1本しか立たない状態だったのですが、1週間ぐらい前から突然、常時4本立ちっぱなしという、うれしい状態に変わりました。今は4Gですが、それでも動画などはちゃんと高画質で見れるようになりました。夏ごろにはこのあたりも5Gのゾーンに入るそうですから、そうなったらもっと早くなるのでしょう。何よりも、今ではデータ容量が使い放題というのがうれしいですね。
 さっきのドラマは、韓国ドラマのリメイク、そこで、ちょうどWOWOWのオンデマンドで、このドラマの原作が見れるようになっていたので、ちょっと見てみました。
 そうしたら、なんだか画面が変です。縦横比が水平方向に圧縮されているようになっていました。パソコンの表示の問題かな、と思っていると、
 次のシーンでは、何の異常もない画面に変わります。
 このドラマには、現在と過去のシーンが入れ替わりで出てきます。気を付けてみていると、過去の部分で、上のように横が縮んだ画面になっていることが分かりました。意図的に変えていたのですね。
 韓国ドラマに詳しい愚妻にきいてみたら、やはりそうなのだそうです。これが、韓国ではしっかり表現技法として確立されているんですって。昔の「冬ソナ」では、まだそんなことはやってませんでしたけどね。
Aventure Number : 3551 date : 2022/3/11


今日の禁断 ブラームス


 きのうと今日は、ニューフィルの指揮者練習でした、4月の定期演奏会の指揮者が来て行う練習で、普通は1つの演奏会の前に土日2日セットで3セット、ということになっています。今回もそういうことで用意されていたのですが、その1セット目ではコロナの感染者が急増していたので、2日の予定を1日だけにして、結局、その後は1回普通の練習をやっただけで丸1カ月お休みになってしまいました。ですから、今回の2セット目では、もしこれがそんな事情で出来なくなってしまったら、もう演奏会そのものもできなくなる、という悲愴感が一部の人の間には漂っていたようですね。というか、演奏会を開催させるためには、ここの指揮者練習だけは絶対に休むわけにはいかない、という、なんか逆の方向の思考が働いていたようで、ちょっとついていけないな、というところがありましたね。目的と手段をはき違えているような。
 すでに、チラシやチケットも印刷が終わってますからね。万が一中止になっても被害が最小限になるように、モノクロ印刷で、という「苦心の跡」が見られますね。
 まあ、私の場合は、今回は前プロだけの乗り番なので、この練習も半分だけ出席すればいい、というのが救いですけどね。ということで、きのうは最初は2時からメイン・プロで始まる予定でしたからそれは担当の2人に任せ、私は4時半ごろに会場に着いていればいいということで、いつも通り、パン屋さん巡りをしてましたね。そのパンをお昼にゆっくり食べて、のんびりしていると、パート内の連絡用のラインで「メインの曲の後に初見でアンコールもやるというので、ピッコロを吹いてください」というような趣旨のメールが届きました。確かにアンコールの曲は決まっていてその楽譜も先週の分奏の時に渡されていたようでした。私はその日は降り番だったので楽譜は見てないのですが、曲はハンガリアン・ダンスなので、フルートは2本、ピッコロが入っても2番の持ち替えだろうと思ってました。その時に楽譜を受け取った人も、編成については何も言ってませんでしたからね。というか、まさか、指揮者練習で初見でやることなどありえないと思っていたのでしょうね。
 その時点で、間に合うように行けるのは私しかいなかったので、慌てて、愛子にあるホールに向かいます。着いた時はちょうど1回目の休憩が始まっていました。そこで、楽譜を受け取ってすぐさらってみました。全く吹いたことのない曲ですが、聴いたことはあったのでまあなんとかなるでしょう。それからしばらく、写真を撮ったりして時間をつぶし、最後にそのアンコールの初見大会に参加しました。全員初見の割には、かなりまともな演奏に仕上がっていたのは、さすがニューフィルです。
 でも、その後本来のパートをしっかり演奏したら、かなりの疲労感がありましたね。やはり、予定外のことをやらされて、緊張していたのでしょうね。
 結局、本番でも私がアンコールのピッコロを吹くことになってしまいました。ですから、出番が終わってもまだ着替えもできないで、一番最後に指揮者が引っ込んだ後に、打楽器の人たちと一緒にのこのこステージに入ってくるという、間抜けなことをやらなけれがいけません。
 まあ、演奏会が出来れば、の話ですけどね。こればっかりは、今の時点では何とも言えません。正直、無理をしてまでやろうとは、さらさら思いませんけどね。
Aventure Number : 3552 date : 2022/3/19


今日の禁断 バレンタイン


 相変わらず県内のコロナ感染者数は600とか700とかものすごい数を維持していますが、まあ、明らかに減少傾向は見えているということで、世の中にはもうそろそろ終息するのでは、という空気が強くなっていますね。まあ、2年以上我慢を強いられたのですから、そろそろ解放されてもいいだろうという、ごく普通の心情なのでしょうね。でも、このところかなり近くの人のご家族が「PCR検査を受けた」などという話をしているのを聞いていると、まだまだそんなに浮かれることは出来ないな、と思ってしまいます。
 とは言っても、さしあたってのスケジュールとして4月にニューフィルの演奏会がありますから、それに向けて、開催されることを前提の仕事だけはやっておかなければいけません。もちろん、私のメインの仕事だった宣伝活動は今回も一切なし、ということで、そちらは何もしなくてもいいのですが、もう一つの「友の会」の仕事だけはやっておかなければ。確か、前々回はチケットを送ってしまってから演奏会の中止が決まっていましたから、そういう「後始末」も含めての作業になりますね。
 その時に、チケットやチラシと一緒に「かいほうげん」を送っています。それが、コロナ前だと毎回4冊ぐらい送れていたのですが、今回は2冊しかありませんでした。間に練習が中止になっていたので、それだけ発行のスパンが延びてしまっていたのですね。まあ、これが4冊以上になった時に、初めてコロナが終息したと言えるのでしょう。
 次の「かいほうげん」は、4月初めの指揮者練習の時に発行する予定で、作業が進んでいます。今回の最大のネタは、2号連続となる「団内結婚おめでとう」企画です。いや、ただ写真を載せるだけなんですけどね。
 その写真は、指揮者練習の時のホールの客席で撮ってみました。この間は練習場の周りに人がいてちょっと邪魔になっているところで撮ったので、後処理が大変でしたからね。ただ、何枚か撮った中で、これが一番自然な表情でいいな、というのがあったのですが、
 ここでも、前と同じ人が後ろに立っているのが入ってしまいましたね。まあ、この人はトリミングすればいなくなるので問題はないのですが、今回はもう一人、完全に二人だけのフレームの中に入り込んでいる人がいたんですね。一番後ろの客席に座っている人です。仕方がないので、これも「消して」みました。
 これで大丈夫、これだけやっておけば、あとの作業が楽になります(もちろん、ボカシは外します)。この間のヒンデミットのネタも、まだ原稿は半分もできてませんから、それも今週中には仕上げたいものです。
Aventure Number : 3553 date : 2022/3/16


今日の禁断 ニトリ


 夕べの地震、揺れましたね。最初は、地震警報がスマホから鳴り出すと同時に揺れ始めたのですが、それほどのものではありませんでした。ちょっと大き目かな、ぐらいの感じで余裕をもって様子を見ていられたのですが、その直後にものすごい揺れが来ましたね。まさに、11年前の大震災の時の再現です。私の部屋を飛び出して居間に行くと、愚妻は悲鳴を上げています。そのうち、私の部屋のあたりで、なにかが崩れるような大きな音がしました。またあの時の悪夢が、と思ってしまいましたね。そのころ、ごく短時間ですが停電もありましたね。でも、それはすぐに復帰したようで、テレビなども見れますから、何が起こったのかは知ることが出来ました。
 やっと揺れが収まったので、私の部屋に行ってみたら、
 やっぱりこれでした。このところのちょっと大きめの地震でも耐えてきた一応耐震対策をとった手製の本棚も、見事に半分だけは崩壊です。これを元通りにすることを考えると、これまでの体験を思い出して、暗澹とした気持ちになってしまいます。というか、もうこの本棚はとても地震には耐えられないことが分かったので、あたらしい、完全防振対策の棚を買うつもりです。
 とりあえず、ここに置いてあったPCは無事だったので一安心。でも、スマホがどこに行ってしまったのか分かりません。ちょっと焦りましたね。愚妻の携帯から電話をかけてもらったら、もうすぐ目の前で着信音がしてました。自分で、そこに置いておいたことをすっかり忘れてましたよ。AV機器も、こんな状況でも何の影響もなかったようです。
 台所なども、一部の食器棚は倒れてましたがすぐに復旧、あとは、みんな扉を閉めておいたので、中のお皿などがすこしぐじゃぐじゃになってましたが、注意して取り出したらほとんど無事でした。ただ、電子レンジだけは床の上に落ちてかなり変形してましたね。
 でも、使ってみると異常なかったので、一安心です。でも、こんな姿になってまで仕事をさせるのはかわいそうですから、そのうち、新しいのを買うことにしましょう。
 私の部屋以外は、それほどの被害はなかったので、今日は少し片づけたら職場に向かいます。
 墓地を見てみると、結構あちこちで墓石が動いていましたね。心配して電話をかけてきた人もいたようです。
 私の仕事部屋は、小さな本棚が倒れていただけでした。でも、大きな棚も、上のツッパリ部分が弱くなっていたので、締め直します。
 そして、最近はちょっとした地震でも被害が出てしまう位牌堂に行ってみると、
 やっぱりこんな悲惨なことになっていました。棚に並んでいる過去帳付きの位牌の一部が、転げ落ちただけではなく、中身を派手にぶんまけているものもありましたね。でも、これにはそれぞれのパーツにちゃんとナンバーが振ってあるので、それを元に復元作業を行います。
 1時間ぐらいで、すべて元の棚に戻すことが出来ました。
 中には、もっとバラバラになっているのもあったので、ボンドで修理、乾いたら棚に戻します。
 夕方に自宅のマンションに帰ったら、エレベーターが止まってました。久しぶりに7階まで階段で上ったら、もう息が切れてしまいました。電気もガスも水道もきちんと来ているので、まあこのぐらいは我慢しましょうか。夜になって荷物を届けに来た宅配便の人が、肩で息をしながら品物を渡してくれました。やっぱり階段を上ってきたのでしょうね。
Aventure Number : 3554 date : 2022/3/17


今日の禁断 トークネット


 16日の地震の被害は、徐々にその全貌が明らかになってきているようですね。東北新幹線も、最初はただ列車が脱線しただけのように伝えられていましたが、点検の結果それ以外にも深刻な被害に遭っている部分が見つかって、全面開通までにはかなりの時間がかかりそうだということが分かって来たそうです。
 それと、びっくりしたのは、ついこの間指揮者練習で使っていた白石ホワイトキューブのコンサートホールの天井が落ちてきた、という被害です。
 ここは、ガラスを壁面に使ったというのが売り物でしたが、それもかなり割れてしまったようですね。それと、オルガンのパイプも、末廣さんが「こんなに表にパイプが出ているのも珍しい」と言ってましたが、それがあだになってしまって、その、実際に音が出るパイプそのものが曲がったりしてしまったようですね。なんか、このホール全体が、そんな「斬新」なデザインにこだわるあまりに、肝心のものを見失っているような気がします。そういえば、ホワイエにぶら下がっていた卵型のレストランの廃墟は、落っこちたりはしていなかったのでしょうか。
 仙台市民会館も、少し被害があったのだそうです。駐車場などが使えなくなっているようですね。あとは、大ホールの緞帳が故障したとか。それで、ラジオでは、今日このホールで開催する予定だった南こうせつのコンサートが中止になったと報じていましたね。そこでは、ホールのことだけではなく、新幹線と、以前高止まりのコロナ感染者数ということも、中止の要因に挙げられていました。
 ニューフィルの場合は、これから使う予定のホールを調べてみたら、今度の指揮練が行われる多賀城のホールは、点検が終わって異常がないということで、今日から使用が再開されたそうです。でも、新幹線はまだ再開はされていないでしょうね。喜古さんは飛行機かバスでいらっしゃるのでしょうか。
 そして、本番に使う日立システムズホール仙台ですが、コンサートホールは今のところ普通に使えるようですが、前日の練習のために取ってある交流ホールが、現在は使用できなくなっていました。これがいつまで続くのかは今の時点では何もわからないようです。まあ1ヶ月ありますから、それまでには使えるようになっているとは思うのですが、もしまだ使えなければ本番の一発勝負となるのでしょう。それもスリリングでいいかもしれませんね。
 というか、もはやコロナのことは考えなくてもいいような風潮があるのは、ちょっとヤバいかも。その意味で、こうせつのコンサートの中止は、英断でした。別に緞帳がなくてもコンサートは出来るでしょうからね。
Aventure Number : 3555 date : 2022/3/19


今日の禁断 ディノス


 地震から1週間経ちましたね。何かとごたごたしていたので聴き逃していた達郎の日曜日のラジオ番組をやっとラジコのタイムフリーで聴いてみたら、冒頭に「これは、地震前に収録していました」という達郎のナレーションが入っていました。オンエアはもちろん日曜日ですから、水曜日以前ということは、かなり前に録っていたことになりますね。たしか、11年前には、震災が金曜日だったので、そのオンエア自体がなくなってしまってましたね。そして、次の週に、一切CMを入れない追悼放送をやったのでした。
 私の自宅は、私の部屋以外はさほど大きな被害はありませんでした。でも、私の部屋は、結局耐震補強がこのぐらいの大きな地震だと何の役にも立たない、ということが実証されてしまった結果、相変わらずのカタストロフィと化してしまいましたね。これだけのことがあれば、もはや自作の本棚にこれ以上こだわる理由など全くありませんから、即刻廃棄して新しい棚に替えることにしましたよ。
 ということで、すぐさま買ってきたのがニトリの「ワイヤー・シェルフ」という、しっかり突っ張りで固定された棚です。まず、それを設置するために、今までの棚を解体しなければいけませんが、それだけでほぼ1日かかってしまいましたね。
 もちろん、その前にその中にあったCDや本をとりあえず別の場所に移動しなければいけません。それが段ボール箱10個以上になりました。それでもまだ残っていましたが、それはとりあえずその辺に重ねておきます。
 そして、そのニトリを組み立ててみたのですが、これが大誤算。部屋に残したものを載せただけで、もう一杯になってしまいましたよ。あとの段ボール分はそのままです。
 つまり、この棚は、実際に物を乗せるのには下の部分しか使えないんですね。それが180cmぐらいまでで、その上は突っ張りのバーが立っているだけなんですよ。無駄ですね。
 仕方がないので、これはこの向かい側、かつてはVHSのテープ収納に使っていたラック(斜めに倒れているはしご状の棚)を撤去したあとに置くことにして、さらに新しい、ちゃんとした本棚を買うことにしました。ただ、入荷するのは4月半ばになるそうなので、それまでは段ボール箱はそのままですね。
 その本棚ですが、突っ張りタイプで、本体の高さが235cmあります。その上に突っ張りの台があるのですが、それを伸ばして253cmまで伸ばせます。普通の部屋でしたら、これで十分に突っ張れるのですが、私の部屋は天井の高さが264cmもあるので、これでは届きません。そこで、床と天井に、解体した本棚の棚板や、サイドの板を重ねて、その隙間を埋めるつもりです。これで、廃材を完全に再利用しようとしているのですが、今度こそ誤算のないようにしないと、ですね。
Aventure Number : 3556 date : 2022/3/23


今日の禁断 アマゾン


 いろんなことが起こった3月も、もう終わってしまいますね。月末ということで、きのうは、毎月買っているテレビ番組「TVfan」の発売日でした。これは発行部数が少ないのか、お店によってはすぐに売り切れてしまうので、出来るだけ発売日に買うようにしています。
 ですから、きのうはニューフィルの練習日(今週は火曜日が市民センターの閉館日だったので、木曜日にシフト)だったので、その前に通り道からはちょっと外れますが、ブランチにある本屋さんに寄ってみましょうか。ところが、テレビ雑誌のコーナーには、「TVガイド」とか「TV navi」は売るほど置いてあるのに、目指す「TVfan」は1冊もありませんでした。棚に少し隙間がありますから、そこに置いてあったのでしょう。やはり売り切れていたのですね。
 これはコンビニなんかでは売ってませんから、ちゃんとした本屋さんに行かないと買えません。ブランチから一番近い本屋さんとなると、中山イオンの本屋さんでしょうか。まあ、環状線を走っていけばそんなに時間はかかりませんから、行ってみましょうか。ところが、そのイオンの別棟になっている本屋さんの建物の前に行ってみると、駐車場がガラガラです。入り口のすぐ前にも停められるのでそこに停めたら、なんと、その入り口には柵が出来ていました。中には電気が点いているのに、外から入ることができません。ということは、先週の地震で被害があったので、休店しているのでしょうね。中では、修復作業が行われているのでしょう。こんなところにも地震の影響がありました。
 こうなったら、もう近場では買うことができませんから、ネットで買うことにしましたよ。
 それで、せっかくここまで来たので、晩御飯もここで食べていこうと、本館の駐車場に行ったら、
 アスファルトにこんな、大きな亀裂が入ってました。これも、おそらく先週の地震で出来たのでしょうね。というか、私は入り口に近いところでここだけ空いていたのでラッキー! と思って入れたのですが、他の人はこの亀裂を気にして、入れてなかったのでしょうね。
 「さぼてん」に行ったら、時間が早いので客は私一人、この前高いカツを頼んでがっかりさせられたので、一番安いのにしました。最近は、櫻家が夜はやっていないので、こんなパサパサなので我慢しなければいけません。せめて味噌汁ぐらいお代わりをしようとしても、店員さんが出てこないので、あきらめました。
 ですから、練習には余裕で間に合いました。まだ椅子並べも始まっていませんでしたね。そのうち、人が集まって椅子を並べていると、急に「ゴロゴロ」という鈍い音が響いてきました。それは、あの地震の時に聴こえてきた音とよく似ています。女性のメンバーなどは、悲鳴を上げていましたよ。でも、別に揺れは感じなかったので、そんなにたいしたことではないような気はしましたけどね。
 それよりも、思い当たることがあったので、別のところにいた人に、「隣でバスドラム鳴らしてなかった?」と聞いてみたら、うなずいてましたね。そう、あの音は、遠くでバスドラムを強打していた音だったのですよ。こんな時に、紛らわしいことはやめてほしいものです。
 今回の演奏会のプログラムにはこの楽器を使う曲はなかったのですが、アンコールで使うことが分かったので、急遽叩いてみてたのでしょうね。
Aventure Number : 3557 date : 2022/3/25


今日の禁断 イノベーター


 やっと髪を切ってきました。この前切ったのが去年の3月ですから、4ヶ月も切ってなかったのですね。本当は、2月中には美容院に行っておこうと思っていたのですが、まずは、コロナの感染者があまりに多かったので、ちょっとこういうところには行きたくなかったのですね。美容院でクラスターが発生したというニュースはあまり聞いたことがありませんし、お店自体も相当気を付けて予防策を講じているということは分るのですが、なんか行きづらいところがありました。
 感染者数が明らかrに減少傾向に変わったころには、今度は土日に予定が立て込んで行けなくなってしまいました。先週はお彼岸でしたし、その前は指揮者練習でしたからね。
 ということで、久しぶりに行ったそのお店は、なんだか知らない店員さんがたくさんいるようでした。シャンプーをしてくれた男の人などは、どこの芸能人か、というほど派手なヘアスタイルとファッションでしたね。店長さんも最初はかなりトレンディ、という感じでしたが、この人には負けてます。
 カットしながら、この間の地震の話になると、このお店と同じグループで塩竃のイオンの中にあるお店が、現在もまだ休業中だ、ということを教えてくれました。いや、そのお店だけではなく、イオンの建物全体の被害がかなり激しいので、今のところ再開の見通しも立っていないというのですよ。それで、そのお店の店員を、こちらで面倒を見ているのだそうです。見慣れなかったのはそういうスタッフだったのですね。
 ですから、場所によっては今回の地震の方が11年前の震災の時より被害が大きかった、などということがあるのだそうです。やはり、あれだけの激しい揺れでしたから、それなりの被害はあったのですね。そして、その実態が分かるのは、かなり時間が経ってから、ということが繰り返されるのでしょう。
 私の部屋では、新しい本棚に備えて、古い棚を処分することにしました。これは、私が結婚した直後ぐらいに買ったもので、スウェーデンあたりの組み立て式の棚でした。主にLPレコードを入れておくために買ったのですが、最近はどうも使い勝手が悪くなっていたので、邪魔なだけになっていました。ちょっと違いますが、こんな感じです。
 一応分解して板の状態にしたのですが、かなり重たいんですよね。そのまま家庭ごみとして捨てるにはちょっと大きいので、小さく切ってから捨てようと思いました。ただ、重いということはかなり硬いことが予想されるので、手動でのこぎりを使うのはかなり疲れそうです。そこで、職場に電動ノコがあったので、それで切ることにしました。
 ただ、かなり大きな音がしたはずなので、ベランダでそれを使うと周りの人が驚いてしまうかもしれません。そこで、試しにちょっと切ってみたら、予想以上のもの凄い音がしました。ちょっとこれで全部の板を切ったのでは、かなりの騒音をまき散らすことになってしまいます。何よりも、愚妻に「なにやってんのよっ!」と停められてしまうかもしれません。仕方がないので、車で職場まで運んで、誰にも迷惑にならない広いところで切ってきましたよ。
 かつては、そういうものは焼却できたので、大きいまま焼却炉に放り込めば簡単に処分できたのですが、今では焚火すら自由にできないようになっていますから、大変です。
Aventure Number : 3558 date : 2022/3/27


今日の禁断 プーチン


 ひところは減少傾向にあったコロナ感染者数ですが、最近はなんだかまた増え始めたような気がしませんか?そこで、いつもここに転載している1ヶ月単位の県内の感染者数の表を、1月末からつなげてみました。
 青い数字は前週よりも減少、赤い数字は前週より増加をしまします。たしかに、3月に入ったあたりから、青い数字がほとんどを占めるようになっていましたが、ここにきてなんだか赤い数字が不気味な動きを見せているようには見えませんか。今日などは、743人ですって。これは、練習を中止していた頃の数字ですよね。まだまだ油断はできませんし、演奏会の開催だってひょっとしたら危なくなるかもしれない、というのが、まだまだ現実のようですね。
 ところが、この県のアホな知事は、「コロナもおさまってきているので、大いに歓送迎会などもやって下さい」みたいなことを言っていたのだそうですね。「街に元気を取り戻せ!率先!みんなで飲食キャンペーン」ですって。いったい何を考えているのでしょう。こんな人が県の最高責任者だということが本当に恥ずかしくなります。
 とはいっても、今週末に予定されている指揮者練習については、まだまだデータ不足ですから全く何の動きもありません(別の、ちょっとややこしい動きはありましたが)。ですから、私としてはあくまでスケジュール通りに、その時の発行に合わせての「かいほうげん」の制作に励んでいました。
 その甲斐あって、ついに今日には全ページが完成しました。きのうまでは、どうやっても1ページが埋まらないのでどうなってしまうのだろうと思っていたのに、きのうと今日のうちに新しく伝えられた情報で、それがきっちり収まってしまいましたからね。ついでに、いつもはサイトの「今月のコラム」方を先に作って、それを「かいほうげん」の編集後記に転用している「ジュラシック」のロゴですが、今回は編集後記の方を先に作ってしまいました。こういうのです。
Aventure Number : 3559 date : 2022/3/30


今日の禁断 フール


 明日の発行に向けての、「かいほうげん」の印刷が始まりました。いつもだと、プリンター(複合機)がもし調子が悪くなった時の用心のために、1日ぐらいの余裕をもって始めるのですが、今回は最終チェックに時間がかかってしまって、そんな悠長なことはやってられませんでした。なんせ、前回は「1月」というところを「2月」になってしまっていたことに最後まで気づかないで、発行してから間違いを指摘される、という恥ずかしいことをやってしまいましたからチェックも念入りにしないと。今回も「気高き幻想」や「気高い幻想」、さらには「高貴な幻想」なんてものが混在していたことにギリギリになって気が付きましたからね。
 そして、やっと本格的な印刷が始まります。特に何の問題もなく、いつも通りの見開き4ページ分がどんどん流れてくるので、それを1枚ずつ半分に折って、4枚まとめて真ん中をホチキスで止める、という作業を延々と続けます。時折「ピッ、ピッ」となるのは、トナーがなくなったシグナル、完全になくなった時点で印刷も止まりますから、そこでスペアのトナーと交換します。
 と、しばらく経った頃、今度は「廃トナーボックスが満タンになったので、サービスにご連絡ください」という、見たこともない表示が現れました。それと同時に、印刷も止まってしまったのです。これには慌てましたね。急いでサービスに連絡すると、「ただ今、担当者が手配できません。明日とあさっては休日ですので、月曜日にならないとお伺いできません」ですって。
 これまでは、どんな時でもその日のうちには来てくれていましたから、まさかこんなことになっているとは思ってもみませんでしたよ。あと1日早く始めていたら、こんな目に合うことはなかったのに。まだ、印刷は半分も終わっていませんから、これでは明日ニューフィルの団員全員に配ることは出来ません。本当に残念ですが、発行は来週の火曜日になってしまいました。













 ・・・なんてことは、この私に限って起こるはずはありません。「廃トナー」というのは、印刷をしていると必ず発生するものですから、定期的にたまったそのトナーを除去しなければいけません。この手のトラブルは今までにも何回も経験していて、それでサービスの人を呼んだ時に、そのやり方は頭に入っていましたから、自分で何回かその処置をやったこともあるのですよ。ですから、今回も、その「廃トナーボックス」を取り外して、その中に入っていたトナーを広げた紙の上にぶちまけました。
 この紙はA3の用紙を包んでいた紙ですから、かなり大きなサイズです。そこに、こんなにうずたかくなるほどの量のトナーがたまっていたのですね。私も、こんなにため込んだのは初めてです。これだったら、機械が止まっても当たり前ですね。
 もちろん、その空になったボックスを取り付けたら、さっきの表示は消えて、何事もなかったように印刷が再開されました。ちょっといつもよりは時間がかかりましたが、まずは順調に全ての印刷と製本は終わり、あした、4月2日の発行には十分に間に合うことになりましたよ。
Aventure Number : 3560 date : 2022/4/1

禁断ばっくなんばあ(22/4/3-22/5/18)