3521(22/1/2)-3540(22/2/15)

今日の禁断 ファーム


 年末年始は、テレビの番組はいつもと違っていますから、うれしいですね。特に、ドラマなどは昔のものをまとめて放送してくれたりしますから、それが見逃してしまっていたのだったりすると、本当にうれしくなります。それは、「99.9」でした。毎月購入しているTVfanでは、それをなんとシーズン1から全て放送してくれるという予定になっていたので、すごく楽しみにしていました。私が本格的に見始めたのはシーズン2になってからですから、その前の話が全然分からなくて、しばらくはそこの設定があまり理解できませんでした。ですから、ずっとシーズン1を見てみたかったんですよね。なにしろ、そこには大好きな榮倉奈々も出演していましたからね。
 ところが、その放送予定の日に録画をしようと思って番組表を見てみたら、そこは別の番組になっていました。そうか、と思いましたね。TVfanは全国誌ですから、そこにはキー局の番組表しか載ってません。でも、こういう再放送ものは、ローカル局では放送されないことが多いんですよね。いやあ、これは本当に失望しました。この時ほど、仙台はイナカだったことを残念に思ったことはありません。
 でも、なぜかシーズン2だけは、全話放送されるようになったので、まあ、少しは慰められましたけどね。1回見てますけど、何度見ても面白かったです。
 ところが、きのうになって、その録画したものが、途中から見られなくなってしまったかもしれないような大事件が起こりました。私の自宅でのテレビの見方としては、テレビそのものは画面を見るのにしか使わない単なるモニターで、音声は別系統のアンプにつないで別のスピーカーから出す、ということを長年やっていました。ところが、新しく買い換えたブルーレイ・レコーダーからは、オーディオ・アンプに接続するためにアナログ出力が消えていて、HDMIしかなかったのですよ。これでは、録画したものの音声をアンプにつなげることができません。そこで、仕方なくAVアンプを買って、そこにHDMIをつなぐようにしていました。その副産物で、サラウンド再生もできるようになったのですよね。
 ただ、そのブルーレイ・レコーダーはSACDには対応していないので(職場のは対応しています)、SACDは、昔買ってあってSACDにも対応していたブルーレイ・プレーヤーで聴くようになっています。きのう、それ使ってSACDを聴いた後で、そのHDMIのケーブルをPCにつなぐと、ストリーミングなどはこのシステムで聴けるようになるのではないか、と思って、つないでみました。そうしたら、ちゃんと音が出てきました。まあ、当たり前なんですけどね。
 ですから、アンプにはまだHDMIの入力端子が空いていましたし、かなり長いHDMIケーブルも手元にあったので、それをつないで、常時PCの音をちゃんとしたスピーカーで出せるようにしておきたい、と思いました。
 ただ、そのシステムの後ろは、いろんなケーブルが入り乱れていてもうこんなカオスになっていました。それでも何とかつなぎ終わって音を出してみたら、今度は画像も音声も、どの端子からのものも一切出ないようになってしまいました。いやあ、焦りましたね。一応、接続も点検したのですが、問題はないようでした。となると、AVアンプの故障でしょうか。ということは、とりあえず録画してあったものを見るためには、こんなカオスの中から、改めて配線をやり直さなければいけません。もう途方に暮れてしまいました。
 でも、もう一度、端子をチェックしてみたら、レコーダーからアンプに入っていた端子がほんの少し緩んでいたようでした。それをきちんと直したら、見事に全部の音と画像が出るようになりましたよ。HDMIというのはいまいちよくわからないのですが、そんな微妙なところがトラブルの原因になってしまうのですね。
 そんなことがあったので、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートの録画をすっかり忘れてしまっていました。慌てて見てみたら、もうほとんど終わりの方でしたね。フルートのトップは、新入団員のマンゴルツでした。これで、彼は「シェーンブルン」に続いての登場ですから、すっかりおなじみになってしまいましたね。それにしても、ファゴットのトップも女性でしたし、今回はコントラバスにも女性がいましたね。もちろん、フルートパートにはだいぶ前からカリン・ボネッリという女性(カリンちゃん)がいますから、このオーケストラもほんの少し華やかさが増してきたようです。
 去年は無観客、今年は全員マスク着用。来年はどうなっていることでしょう。
Aventure Number : 3521 date : 2022/1/2


今日の禁断 ポチ


 今年のお正月は、帰省のお客さんで新幹線は定員オーバーになっていたのだそうですね。確かに、ニュースの映像などを見ると、もういつもの年末年始と全然変わらない混雑ぶりでしたね。本当に大丈夫なのかなあ、と思ってしまいますが、現実に国内ではそれほどの感染者がいなかったので、つい安心してしまったのでしょうね。
 でも、今日あたりでは、医療関係者は「確実に第6波が来た」みたいなことを言うようになってきましたから、これまでは単なる「一休み」に過ぎなかったことが分かります。これからは、間違いなく前のような大規模な感染が始まることでしょう。
 20日ほど前にこちらで、その「一休み」を利用して、秋に予定していたリサイタルを今月中に前倒して開催しようとしていた東京の合唱仲間のことを書いていましたが、結局彼は、思いのほか「一休み」が短かったことを察知して、その日の予定はキャンセルすることにしたのだそうです。賢明な判断ですね。それを、勘違いして、帰省だ、初詣だ、初売りだと羽を伸ばしてしまった人たちのツケが、もうすぐ回ってくるのでしょうね。本当に、学習能力がないというか。
 でも、私も一応お正月には「初売り」をのぞきに繁華街に行ってみました。確かにみんなマスクだけはつけていますが、町の様子は完全にコロナ以前に戻ってしまったような感じでしたね。そこで、今までは初売りでにぎわうはずのお茶屋さんが、しっかり閉店していましたね。
 なんでも、この建物が老朽化したので、別の場所に移転したのだそうです。それでもやはり、この場所でなければ、このお店ならではの昔ながらの初売りは見られないような気がします。
 この通りのお店は、かつてはこんな感じの、ある意味歴史が感じられるような建物が多かったはずです。それが、いつの間にかまわりはどんどん高層ビルに建て替わっていって、このお店だってもうビルの影でひっそり過ごす、みたいな悲壮感がありましたね。ですから、いつかはこれがなくなってしまうのだろうとは思っていましたが、こうして看板も何もなくなってしまうと、なんかかわいそうになってきます。そう遠くない将来にはこれは取り壊されて、跡地には何の変哲もないビルが建ってしまうのでしょうね。
 私は別に初売りだからというのではなく、もう何十年も使っていた目覚まし時計を新しいものに替えてみました。確か、間違いなく早起きしなければいけない予定があったので、電池式ではなく、電源が必要なのを買ったのですが、それが意外に使いずらくて、最近は電源コードが邪魔になって、そこに足を引っかけて転んだりすることもありました。何よりも、停電になったら最初から時間合わせをしなければいけませんでしたから、それも面倒でしたしね。
 それで、「ニトリ」で買ってきたのが、こんな電波時計です。もちろん電池式です。右上にアンテナの表示があるように、電波で自動的に時間を合わせてくれるのだそうです。そんなものはだいぶ前からあったのでしょうが、私が実際に使うのはこれが初めてでした。電池を入れてしばらくすると、そのアンテナのマークが点滅し始めます。それが数分続くと、その点滅が終わって、何もしなくてもきっちり今の時間に設定されているのですから、びっくりしましたね。こんな便利なものが世の中にあったとは。
 目覚ましとは言っても、これで起きることはなく、目を覚ました時に時間を知るために使っていました。暗いところでも、ちょっと上を触ると5秒間だけ明るくなって時間が分かるので、とてもいい感じです。
Aventure Number : 3522 date : 2022/1/5


今日の禁断 キャッシュカード


 正月休み明けには、年末に届いていた郵便局の振替による送金の整理に明け暮れました。これは毎年のことなので、去年のうちにかなりの量の整理を行っていたのですが、そんなことをやっていても、しっかり仕事は残っていましたよ。最終的にそれらを何度も集計して社長のところに提出したら、「3000円足らない」などと言い出したので、確認してみたらあちらの数えミスでした。
 そんな中で、ニューフィルの初練習は木曜日(ハッピーマンデーの週は、変わります)の木管分奏です。まだまだお正月気分が抜けない中の練習ですが、2週間ぶりということで楽しく吹けました。途中で、ベートーヴェンの第2楽章でベーレンライターならではの、現行版とは違っているところを発見、あとで、持っていたヘンレ版を見てみると、そこは現行版と同じでした。ベーレンライター版の校訂報告を見ると、やはり資料によって異なっているようですね。これは初版の形、指揮者はどのようにするのか楽しみです。
 その練習が始まる前に、会計担当のSさんからちょっとした情報を教えてもらいました。それは、郵便振替で、現金で支払いをするとその際に手数料がかかるようになるのだ、ということです。そんなこと、全く知りませんでしたよ。しかもそれが実施されるのが1月17日だというのですから、焦りますよね。つまり、先ほどの振替では、受け取る側が手数料を払っているので、出す側は普通に必要な金額だけを送れば済むのですが、今回の改正は、送る側が、その手数料(110円)を払わなければいけないというのですからね。そうなると、カスタマーにも、そのことを連絡しておかなければいけませんし。
 そこで、確実な情報を得るために、ゆうちょ銀行の振替担当の部署に電話をかけてみました。まず知りたかったのは、そのような改正がいつ告知されていたのか、ということです。ところが、最初に電話に出た人は、それは自分ではわからないので、詳しい人にかけさせるから、少し待っていてくれ、ということでした。でも、電話を切ってしばらく様子を見ていても、電話は一向にかかってきません。そして、もう忘れかけたころに、やっとかかってきましたよ。それによると、この件は昨年の7月2日に発表されていて、メディアでも公開されていたのだそうです。あとは、チラシを郵便局に置いてあったのだそうです。ただ、今までだと、なにか変更されることがあると、直接職場に文書が届いていましたから、それを尋ねると、そのようなことは一切やっていなかったというではありませんか。それは困りますね。現に、私の職場では年間1000件近くの振替での送金を受け付けています。そんな「顧客」に何の挨拶もなかったとは。そのせいで、私は今までそのことを全く知らなかったのですからね。発表された後でも何回か郵便局にはいきましたが、そんなチラシは全く気付きませんでしたよ。
 これは重大なミスです。つまり、もっと早くこのことを知っていれば、年末に送るDMで一緒に知らせることが出来たのに、ここで改めて1月17日に間に合うように連絡しなければいけないじゃないですか。もちろん、そんなこと言ったって、ゆうちょ銀行がはがき代を出してくれるはずもありませんね。
 それ以前に、その電話の相手は、その料金の支払いについてちょっと突っ込んだ質問をしてみると、それは、カスタマーズセンターに問い合わせてくださいなどと言い出すので、もう私は完全に切れてしまいました。自分の仕事の業務内容を知らないなんて、信じられません。もうそれからは私は罵倒の嵐です。常々気になっていた、ATMで送るときに住所氏名を書かなくても届いてしまうという欠陥についても、言ってやりましたよ。相手は震えあがって(見えませんが)、しおらしく「上のものに伝えます」ですって。そんなことで改善できることは期待できないと言ったら、苦笑いを浮かべていましたね(これも見えません)。
 そこでハタと気づいたのですが、今回の振替の量がいつもよりかなり多かったのは、このことを知っている人がいて、それで料金を払わなくても済むうちに送ってしまおうと思っていたのではないでしょうかね。現に、さきほどのSさんも郵便局で教えてもらったそうですから。
 いずれにしても、これを知ってしまったからには、カスタマーにそのことをきちんと教えて、お願いもしなければいけません。それで、こんなはがきを作ってみました。
 さも、ついさっきゆうちょ銀行から教えてもらったような書き方ですね。そこに込めた怒りの思いも、くみ取っていただきたいものです。あと一か所、言葉が足らないところがありました。これは来週直しましょう。
Aventure Number : 3523 date : 2022/1/7


今日の禁断 コーラス


 仙台市では、今日が成人式だったようですね。コロナの「第6波」の影響で中止になったところもあったようですが、ここではまだそんな危機感はないようで、予定通りに開催されていましたね。ただ、もちろん感染対策は必須ですから、式自体は2回に分けて、短時間で行われたのでしょう。つまり、お客さんを入れ替えて、全く同じ式典を2回繰り返した、ということなのでしょうね。でも、偉い人の祝辞などは同じでしょうが、「成人代表」は、やっぱり別な人たちがやっていたのでしょう。
 そんなことは、実際に出席しなければ分からないことでしょうが、実は私は11年前の成人式に出席していたのですよ。ただ、その時には、あいさつの時も、そして、ステージで合唱団が演奏している時も、客席の新成人たちはそんなものは全く聴いてなくて、ひたすらまわりの人と大声で話をしていましたね。お仲間の成人代表の「誓いの言葉」では盛大にヤジを飛ばしていましたし。
 そんな、「式典」とは名ばかりの、とても大人とは思えないアホなガキどもの集まりに、女どもは振袖というとてもお上品ないでたちでやってくるのですから、いったい何を考えているのか、と思ってしまいますね。いつだったか、予約していた振袖が、業者の都合で着られなかった人がたくさんいた、ということがあって同情を集めていましたが、私は「ざまあみろ」と思ってましたからね。
 そんな振袖姿には、街中でもお目にかかれました。まだお正月感を引きずっている華やかさは、とても異様でしたね。その行きと帰り、玄関の前から見下ろすと、かつて「ツタヤ」だった建物で、新しいテナントの看板を作っているのが見えました。行きはこんな感じ。
 帰ってきたころには、文字が入ってました。
 このロゴを張り付ける過程を見ていたかったのですが、出かける都合があったので、それはかないませんでした。だいぶ前から、下のガラス窓だけはもう出来ていたので、そのマークを見てなんだろうと思っていました。これって、なんか、シトロエンのマークに似てません?
 ですから、もしかしたらここにシトロエンのディーラーが来るのかな、とも思ったりしましたよ。手前の建物はトヨタですけどね。
 でも、あいにく、出来たのはダイソーでした。でも、ダイソーって、昔はこんな庶民的なロゴでしたよね。
 いつの間にこんな紛らわしいロゴになったのでしょう。
 ただ、このダイソーのすぐお向かいには、同じ業種の「セリア」があるんですよね。拡大すると、
 こういうのを「百均まみれ」っていうのでしょうね。「百均地獄」とか。
Aventure Number : 3524 date : 2022/1/9


今日の禁断 モデルナ


 いよいよ、このあたりでも本格的に「第6波」が始まってきたようですね。何しろ、今回の新種はワクチンが効かないというのですから厄介です。とは言っても3回接種すれば、かなり感染率は下がるとも言われていますから、やはり早めに3回目のワクチン接種をやっておきたいですよね。
 私の場合は、6月に2回受けましたので、もうすでに6ヶ月は経過していますから、市から接種券が届いたらすぐにでも前に行ったところで予約しようと思っていましたが、ニュースなどでは具体的にいつ頃届くのかは言ってないようなので、まだまだ先のことだろうと思っていました。
 そうしたら、先週の末に、自宅の電話に留守電が入っていて、その病院から「3回目のワクチン接種についてお話があります」というメッセージが残っていました。折り返し電話をしたら、もう診察時間は終わっていたので、きのうの朝一でかけてみました。そうしたら、なんと、もう接種の予約を受け付けているというのですね。以前そこで受けた人には、優先的に電話で案内していたのだそうです。接種券も、14日には市から発送されることが決まっていたのだそうですね。ですから、もう17日から予約をとれることになったのだそうですが、私の場合は出遅れたので、結局24日になってしまいました。次の日は練習ですが、たぶん降り番なので、副反応があっても大丈夫でしょう。これで、予約の電話がつながらなくてイライラする、ということはなくなったので一安心です。
 念のため市のサイトに行ってみたら、確かに6月末までに2回目を終えた人には、14日に接種券を発送するとありましたね。ただ、その連絡をくれた病院が、個別接種のリストには入っていないんですよね。以前の接種ではかなり大変な思いをしていたようですから、あえてネットには出さず、こんな感じで「お得意さま」だけにご案内を差し上げているのかもしれませんね。
 私がいつも穿いているジーンズでも、そんな「お気に入り」があります。昔からずっとブーツカットを愛用しているんですね。ただ、最近の流行はひたすら細いものになっていて、ちょっと肩身の狭い思いをしています。でも、私はあんな細いジーンズは死んでも穿きたくありません。でも、どこのお店に行ってもまず置いてないのですから、困りますね。そうしたら、年末に車でラジオを聴いていたら、「児島ジーンズ」という所の人が話をしていて、その中で、「お客様から、7年前に買ったブーツカットを見せていただきました」なんて言っていたのですよ。そのお店ではまだ売っているようなのですね。そこで、ネットを探したらそのお店のサイトがあって、しっかりブーツカットを好きなだけ購入できるようになっていましたよ。うれしくなって、早速購入しました。
 ところが、それが、「発送しました」という案内は来たものの、いつになっても届かないのです。そこで、伝票番号で追跡してみると、それは確かに近くの郵便局までは届いているのですが、それが「調査中」ということで配達が保留されていたのですよ。いったい何を「調査」しているのかと思って、注文の時のメールを読み返してみると、私の電話番号や住所が微妙に違っていたのです。これでは、私と連絡を取ることもできませんから、どうしようもありませんね。ですから、すぐに郵便局に電話して配達してもらいました。それも、本人が配達を希望しているのに、郵便局は「まず送り主に連絡を取ります」の一点張りで(またか!)数時間待たされた後に、やっと配達されることになりました。
 不思議なのは、私はそんな住所を間違えた覚えは全くないのに、そんなに多くの個所に間違いがあったことです。それを送った時にはよっぽど心を乱されるようなことがあったのでしょうかね。あるいは、先方がどこかでコピペを間違えたとか。おそらく、また注文することもあるでしょうから、その時にはしっかり念を押して入力して、それでも間違えるようだったらもうこのお店に関わることはやめましょうね。
 こんな紙袋に入って送られてきました。
 糸も太く、がっちりしてます。色もいいですね。7年以上もつのだったら、死ぬまで穿けるかも。
Aventure Number : 3525 date : 2022/1/12


今日の禁断 ダイダイ


 きのうは、今年に入って2回目の練習でしたが、先週は分奏だったのでこれが最初の合奏となります。ただ、前半にメインの曲を練習して後半に団員総会というスケジュールになっていて、私はその曲は降り番なので途中から参加すればよかったのですが、パート内で本吹きの人が都合が悪くなったので私がセカンドを吹くことになっていましたから、普通通りに2番目か3番目に会場に到着していました。コロナ対策で毎回メンバーの出席を取っているのですが、その用紙がちょうど年末になくなっていたので、まずはそれをセットします。もちろん、そこには最新のメンバーが掲載されています。
 そのあと、今度の「かいほうげん」のための写真が必要なので、ヴァイオリンの「新入団員」さんたちにそのお願いをしていたら、「もう一人、新入団員が来てます」と言って紹介されました。なんか、その方は以前もニューフィルにいたのだそうで、私のことも知っているような感じだったのですが、お名前を聞いて顔を見ても、とっさには分かりませんでした。しばらく経ってから、やっとあの人だな、と分かりました。すごく懐かしい方でした。こういう方々が戻ってこられるのが、ニューフィルのいいところですね。だから、早速名簿に名前を追加しないと。
 その後の総会では、秋に予定していたマーラーは、あっさりと取り下げられてしまって、これからそれに代わる曲目を決めることになりました。そのスケジュールの中で、私がいつものように各パートからの希望曲を集計するタイミングを聞かれて、うっかり答えてしまったのですが、あとで考えてみたら、その時期は「かいほうげん」の校了とバッティングしていたんですね。でも、今更変更はできませんから、そちらを少し前倒しで作業を進めることにしましょうね。さいわい、必要なネタはすべて決まっているので、あとはそれをきちんと仕上げるだけですから。
 そして、今日は「どんと祭」です。少し早めに仕事を終えて、お隣の青葉神社に行ってみたら、ちょうど宮司さんが火入れを行った直後でした。
 しばらくして炎が大きくなってきたら、四方に立てていた竹を抜き始めました。
 そして、それを一斉に炎に入れます。
 竹の葉が燃えて、いきなり炎が大きくなりました。
 いつもは、前の年にここで買っただるまをこの火に投げ込んでいて、その帰りに新しいだるまを買って帰るのですが、去年はそのお店がないだろうと、持ってきませんでした。ですから、今年こそはと思ったのですが、やはりお店はなかったので、また持って帰ってきましたよ。だるま屋さんが開店して初めて、コロナが終息した、ということになるのでしょうね。
 あ、本当は、だるまはここで燃やしてはいけないそうですね。鏡餅なんかもダメなんですって。
Aventure Number : 3526 date : 2022/1/14


今日の禁断 バイパス


 この間買った児島ジーンズは、他社にはないような厚手の生地を使っているというのがウリなのだそうです。なにしろ、「21OZ(オンス)」という厚さですからね。とは言っても分からないでしょうが、普通のジーンズは最も厚くても15オンスだそうですから、かなりの厚さです。なんたって、元は作業服だったのですから、このぐらい厚くないとヘビーな作業には耐えられないでしょうし。
 でも、数日間穿いていると、それがかなり重く感じられるようになってきました。ちょっとこれは私のような都会人には大変です。そこで、もう少し軽いのはないかと、そこのサイトをきちんと見てみたら、15オンスのブーツカットというのがあることが分かりました。これだったらそれほど抵抗はないかもしれませんから、試しに買ってみようと思ったのですが、なんと、それは、私に合うサイズは品切れだったのです。ここでは、入荷したらメールがもらえるサービスもしているので、一応そこに登録はしておきましたが、いったいいつになったら入荷するのかは全く分かりません。
 そこで、以前、このメーカーを知ったラジオ番組に出ていた仙台店の店長さんが「うちでは、全てのアイテムをそろえています」と言っていたのを思い出して、けさ、そこに電話をしてみました。そうしたら、ちゃんと全サイズある、というのですね。だったら、そこに行って買った方が早いので、早速行ってみることにしました。
 そこは、「仙台店」と言ってますが、実際は隣の隣の富谷市にありました。でも、その近くのシフォンケーキ屋さんには何回も行っているので、土地勘はあります。家を出て20分ぐらいで着いてしまいました。
 入ってみると、お客さんは私だけでした。電話に出たお姉さんが一人で、店長さんはいないようでした。ほんとに小さなお店ですが、確かに品ぞろえは充実しているようですね。棚の上の方にミニカーの箱なんかがありましたが、それは売り物ではなく、店長さん(元レーサー)の趣味なのでしょう。お姉さんは早速、私が言っておいたのを2サイズ持ってきてくれました。試着してみると、確かに、これだったら今までのジーンズと穿き心地は変わりません。そのお姉さんに裾丈を見てもらって、その場で丈詰めもしてもらえました。まあ、本店から入荷の案内が来たら、その時はもう1着買ってもいいですね。
 お昼前に家に帰ってこれたので、午後は「かいほうげん」の仕事です。今回のテーマは「ヘンゼルとグレーテル」なのですが、まずはその作曲家のフンパーディンクの写真を載せようとおもって、ネットから拾ってきました。そして、ついでに、その作曲家と同じ芸名を付けた、かつてのヒット歌手の写真もあったので、それも一緒に載せることにしました。でも、ただ載せたのでは面白くありませんから、歌手のフンパーディンクの写真を、作曲家の写真のテイストに寄せてちょっと手を入れてみました。
 二人のエンゲルベルト・フンーパーディンクです。
 こんなことに時間をとられてしまったので、肝心の原稿は全然進みませんでした。
Aventure Number : 3527 date : 2022/1/16


今日の禁断 パーカッション


 コロナ感染者の増加が止まりませんね。きのうのニューフィルの練習でも、その話題で持ちきりでした。それでも、これまで何度も経験したことなのですから、行政によって練習場の使用時間短縮とか、さらには使用停止になることはしっかり想定内ということは確認できました。とは言っても、「練習を休むと確実にアンサンブルが悪くなる」という、これまで何度も聞いた常套句(同じ意味の言葉の繰り返し)というか、「魔法のことば」の前には、ちょっと憂鬱になってしまう私でした。まあ、ニューフィル内からクラスターが発生しないことを切に祈るだけです。
 でも、そんな暗くて憂鬱な話ばかりではありません。つい最近、久しぶりに団員同士がご結婚されたのですよ。「団内結婚」ってやつですね。ニューフィルに限らず、音楽団体というのは同じ趣味の人たちの集まりですから、その中でのご結婚というのは結構多いはずですね。かくいう私も、結婚相手は同じ合唱団の人でしたからね。昔の話です。
 その噂はだいぶ前から聞いていて、ごく最近公になったのですが、そうなると私としてはこれはぜひ「かいほうげん」に載せるしかありませんよ。これまでも、コントラバス同士のSさんとOさんとか、ヴァイオリンとファゴットの、やはりOさん、ホルンとクラリネットの、こちらもOさん、ヴィオラ同士のDさんなどは、しっかり写真を撮って載せていましたからね。
 でも、お二人ともかなりお忙しいようで、なかなか一緒に揃うことがなかったので、今回はちょっと無理かな、と思っていたら、きのうやっとそのチャンスが巡ってきました。これを逃すとあとは発行まで合奏はないので、まさに最後のチャンス、ラッキーでした。
 そこで、逃げられないように(過去に、逃げようとしたカップルもいました)、合奏前の音出しをしている二人に近づいて、私のスマホで写真を撮らせていただきました。別に嫌がりもせず、もう、満面の笑顔でポーズをとってくれましたよ。
 差しさわりがあるので、その笑顔は「かいほうげん」で。
 ただ、もうこの場所で撮るしかないのでとにかくお二人だけに目が行っていて、あとでチェックして結構余計な人が写りこんでいたことに気づきました。まあ、両端の2人はトリミングで除けますが、なんと、お二人のちょうど真ん中にしっかり別の人が入ってしまっていましたね。
 でも、これも想定内だったので、それは消しました。
 これで、「邪魔者」は消えましたね。
 ただ、今回の「かいほうげん」は、もうすでにページ割りもすべて決まっているのですが、この写真を載せるスペースが確保できないかもしれません。とは言っても、1ページ目に入るような特別な情報が今回ははありません。今年の秋のプログラムが決まるのはまだ先ですし。ですから、そこにドーンと載せるという手もありますね。
 次はSさんの番かな?
Aventure Number : 3528 date : 2022/1/19


今日の禁断 ゲッツ


 今日は、私の誕生日でした。もう何回目になったのか忘れてしまいましたけどね。最近の誕生日のルーティンは、Facebookの「お友達」からの「お誕生日おめでとうメッセージ」でしょうね。今年は、最初に「お友達」というにはもったいないほどの偉い人、つまり、指揮者の方がメッセージを送ってくださいました。それも3人。それぞれが、ニューフィルとは長いお付き合いをさせていただいていますから、一応お友達になっているメンバーには送ってくださっているのでしょうね。お一人は今年もまたお願いする方ですが、あとのお二人はちょっとご無沙汰、またご一緒できたらいいですね。
 もう、この年になると、自宅では特別なことはやってはもらえません。今日は愚妻は用事があって外出していて夕食を作る暇がなかったので、私がほっかほっか亭で買って帰りました。でも、帰ったらしっかりケーキは買ってきてくれていましたね。プチ・サプライズ。
 さて、懸案の「かいほうげん」ですが、きのうまでに私が作る分のほとんどのページが完成しました。1ページ目のコンテンツは、前回のご結婚祝いの写真のスペースがほかに見つかったので、今のところ何もないのですが、ギリギリ演奏会の候補曲ぐらいは印刷の前日には決まるはずなので、それを入れてみようと思っています。
 私のエッセイは結局4ページになってしまいました。そのうちの3ページ分は以前ここにご紹介してあるので(内容はかなり変わっています)、残りのページの分を、ここでご紹介します。
■オペラの成り立ち
今回ニューフィルでその前奏曲を演奏する、「ヘンゼルとグレーテル」というオペラを作ったドイツの作曲家エンゲルベルト・フンーパーディンクという名前を聞いて、1960年代から1970年代にかけて「Man Without Love(愛の花咲く時)」とか「Love Me With All of Your Heart(太陽は燃えている)」といった曲を歌って全世界で大ヒットを飛ばしていたイギリスのポップス・シンガーの名前を思い出せる人は、もう少なくなってしまいました。
もちろん、それはこの作曲家にちなんだ芸名です(本名はアーノルド・ジョージ・ドーシー)。ただ、芸名を付けるにしても、ふつうのアーティストだったら、たとえば「ヨハネス・ブラームス」などのようにクラシックの作曲家としてきちんと認知されている人の名前なんか絶対に名乗りたくないでしょうから、そのあたりからこのフンパーディンクさん(作曲家の方)の音楽史の中での微妙な立ち位置が分かろうかというものです。生前は作曲家、あるいは教育者として名声を博していたフンパーディンクでしたが、現在では彼の作品はこの「ヘンゼルとグレーテル」1曲しか知られていませんから、まさに「一発屋」です。それでも、昨年は「没後100周年」ということで、いくらかは騒がれたでしょうか。さいわい、このイギリスの歌手の方は「一発」だけでなく、何発もヒットを放ちましたね。
ドイツのフンパーディンクの時代はリヒャルト・ワーグナーという偉大な人物によって「ニーベルンクの指環」のような巨大なオペラが作られてしまった後でしたから、作曲家がその偉業を引き継いで新たにオペラを作ろうとした時には、かなりの困難が待ち構えていました。一部では、実際に同じような大規模なオペラも手掛けられますが、もっと別な道、ワーグナーの「指環」の中でも「ジークフリート」が色濃く残していた「メルヒェン」としてのオペラを目指す作曲家が数多く出てきます。フンパーディンクもその一人で、多くの「メルヒェン・オペラ」を世に送りました。彼の弟子だったジークフリート・ワーグナー(もちろん、ワーグナーその人の一人息子)も、グリム童話を素材にした「熊皮を着た男」(1899年)というメルヒェン・オペラを作っています1)
フンパーディンクは若いころ実際にバイロイトでワーグナーのアシスタントを務めていたこともありますから、その音楽は師匠を正当に継承するものでした。彼が最初に作った「メルヒェン・オペラ」であるこの「ヘンゼルとグレーテル」には確かにすぐ耳になじむドイツの子どもの歌のようなメロディは登場しますが、それらはワーグナー風のライトモティーフと分厚いオーケストレーションで彩られ、無限旋律の中に埋め込まれているのです。
フンパーディンクがこのオペラを作ったきっかけは、1890年に妹のアーデルハイト・ヴェッテに頼まれて、彼女の夫へルマンの誕生日のために自ら台本を書いた音楽劇(ピアノ伴奏)の中で歌われる4つのナンバーの曲を作ったことでした。これがなかなかの好評だったので、これを元にしてもっと大規模な、オーケストラが入った「ジンクシュピール」(歌の間にセリフが入った音楽劇)が作られることになりました。それに際しては、台本執筆にはアーデルハイトの他に、夫のヘルマン、兄のフンパーディンク、さらに実父のグスタフ・フェルディナントも加わり、ナンバーも全部で16曲作られました2)
しかし、その制作過程で、フンパーディンクはジンクシュピールではなくセリフの部分にもきっちり音楽を付けた「オペラ」を作ることを決意し、1893年9月17日にそれを完成させました。それは、12月23日にリヒャルト・シュトラウスの指揮により、ヴァイマール宮廷劇場で初演され大成功をおさめました。
 「1)」とか「2)」といった上付き数字がありますが、これは「参考文献」で、最後に紹介してあります。そのうちの「1)」は、5年前に新国立劇場にワーグナーの「ジークフリート」を見に行った時に買ったブックレットの中にあった「ワーグナーの追随者たち」というエッセイからの転用です。
 こんなところで役に立つとは。というか、もう東京までオペラを見に行くことなんか到底出来ないのでは。
Aventure Number : 3529 date : 2022/1/21


今日の禁断 パール


 今日は丸一日フリーだったので、ずっとこもって「かいほうげん」を作っていました。タイミングよく、お願いしていた原稿が送られてきたので、それを編集、レイアウトして紙面を作るという作業です。前もってどのぐらいの長さなのか聞いていたので、それに合わせて3ページを開けておいたのですが、そこにピッタリ収まるサイズでした。これで、ほぼ全16ページが完成しましたから、楽々来週には発行できますね。
 そんな時に、鈴木磨郎さんがお亡くなりになったというご連絡が入りました。私たちは「磨郎先生」とお呼びしていたのですが、かつては東北大学の加齢医学研究所の所長を務められた、本当の「先生」です。学生時代からフルーティストとして活躍されていて、大学オーケストラの同窓会長のようなものも務められていたはずです。
 その先生との接点が、私の場合は「仙台フルートの会」という所でした。私がニューフィルに入った直後ぐらいに、さる仙台のフルーティストでマネージメントなどを行っていた方がヤマハ仙台店を巻き込んで立ち上げた団体で、私は発足当時から参加していました。毎年、フェスティバルを開催していましたね。そこでは、自分たちの演奏だけではなく、プロのフルーティストを呼んでのミニ・リサイタルなども一緒に行っていました。
 途中でヤマハが手を引き、純然たるアマチュアの団体になっても、仙台フィルのメンバーの方々は「顧問」という形で加わっていましたね。そのあたりで、会長として参加されることになったのが磨郎先生でした。先生は、フェスティバルでは、それまではフルートだけのアンサンブルの曲を演奏していたものを、チェロやコントラバス、さらにはフルート以外の管楽器も集めて、普通のオーケストラのレパートリーのヴァイオリンとヴィオラのパートをフルートとアルトフルートで演奏する、というスタイルで、毎年、モーツァルトやベートーヴェンの交響曲を、もちろん磨郎先生の編曲で演奏していました。
 神戸に住んでいる私の叔母夫婦が、ともに磨郎先生の同級生でした。一度、フルートの会の練習がある日に仙台に来てたので、サプライズでお二人を練習場に連れて行ったこともありました。
 一方、フルートの会は私の職場で毎年行われていた野外コンサートにも、定期的に参加してくれていたのですが、そこでもほとんど先生が指揮をなさっていましたね。その時に、お客さんが撮ったビデオが、ローカルニュースで流れたこともありました。
 私のパートは、いつもアルトフルートでしたね。
 ただ、そんな活動も、次第に参加者が減ってきて、2011年の震災の年にはフェスティバルでは顧問の先生たちの生徒さんが多量にエキストラに加わってやっと形を整える、というような状況になってしまったので、もはやそのような表立った活動は出来なくなり、私もすっかり足が遠のきました。
 その前の2007年の東北大学の100周年記念式典のために合唱団のOBとして「第9」を歌ったときには、オーケストラと合唱団(いずれも、東北大学の団体)の合同の打ち上げがホテルで行われたのですが、その時に先生はオーケストラのOBの代表としてご挨拶を述べられていました。
 実は、私の合唱団のOBには、同期のFさんという方が参加されていたのですが、彼は医学部で、後に先生と同じ加齢医学研究所の所長になっていました。私が磨郎先生にあいさつしようと思って近づいていくと、そのFさんも先生のところにやってきました。Fさんにしてみれば、なぜ私が先生の知り合いなのか不思議に思ったでしょうね。そうしたら、先生は私のことを「彼は私の一番大切な、仲間です」と、Fさんに紹介してくれたのですよ。なんか、とてもうれしかったですね。
 最近はフルートを吹かれることもなくなった、というような噂を聞いていた矢先の訃報です。心からお悔やみ申し上げます。
 訃報が届いたころには、もう葬儀はご家族のみで済まされた後でした。今のご時世は、懐かしい人との最後のお別れさえもままならないようになっているのですね。でも、ご自宅に伺って弔問されてきたという方が、FacebookにQRコードをアップしていたので、それを開いてみると、そこには「喪主挨拶」をフィーチャーしたメモリアル・ビデオが入っていました。最近は、そんな状況なので、葬儀屋さんもこんなサービスを考えるようになっていたのですね。
 期間限定ですが、こちらから奥様のメッセージをご覧になることができます。
 コロナが収まったころには、「磨郎先生を偲ぶ会」のようなものが開かれるのでしょうか。もし開かれるようでしたら、私はアルトフルートを携えて駆けつけるつもりです。
Aventure Number : 3530 date : 2022/1/23


今日の禁断 シリンジ


 けさ、通勤のために車を走らせていると、道路沿いにある個人病院の前に長蛇の列が出来ていました。人数は30人以上でしょうか。全員がかなりの高齢者のように見えます。先頭の人は封筒のようなものを手に持っていますから、これはおそらくコロナワクチンの接種を待っている行列なのでしょう。いや、もしかしたら、予約そのものを待っていたのかもしれませんね。窓口でしか受け付けないと。それにしても、こんな寒空の中を長時間お年寄りに並ばせているなんて、なんとも不親切な対応ですね。ワクチン接種のポータルサイトでこの荒巻神明町の「C」という内科を見てみたら、「電話でのご予約は受け付けません」ですって。青葉区内のすべての個別接種対応の病院をチェックしてみましたが、電話ではなくネットで、というところが少しはありましたが、こんな大人数の高齢者を外に立たせて並ばせるなどという、およそ人の命を預かる医者としては考えられない対応をしているところはここだけでした。こんな病院には絶対に行きたくないですね。
 私が接種を受けた病院は、きちんと予約を取ってくれていましたから、時間通りに行けばちゃんと待合室で座ってられましたし、時間通りに問診と接種があって、そのあと15分間経過観察という流れで、30分で終わってしまいましたよ。さらに、仙台市などは「ファイザー製のワクチンは少ないので、モデルナをご検討ください」などとラジオCMでも言っていたぐらいので、今回はモデルナかなあ、だとしたら、次の日は練習だから、休まなければいけないかなあ、などと覚悟していました。でも、終わってシールを見てみたら、
 しっかりファイザーでしたね。
 でも、待っている間に、他の人と病院のスタッフとの話を聞いていると、前回までここで接種を受けた人にはファイザーが使えるけれど、その人のご家族でも、ここでまだ受けたことのない人だとモデルナになってしまうかもしれませんよ、みたいなことを言われていましたね。
 今回は、これまでの2回に比べて、腕の痛みもほとんどありませんでしたし発熱も全くありませんでした。でも、今回初めてモデルナを使った人で、熱が38°まで上がった、なんて人もいたようですから、やはり少量になってもモデルナの副反応は大きいのでしょうね。
 ということで、きのうの練習には何事もなく参加できました。きのうは分奏の日だったのですが、ブラームスは本吹きの人がかなり遅れるという予定だったので、そのパートもしっかり吹いてきましたよ。
 練習の途中と、トイレで隣になった時に、2人の人に「週末の指揮練、どうなるのでしょうね」と聞かれました。トイレの人(お医者さん)は「500人になったら無理かも」みたいなことを言っていたのですが、なんと、今日の感染者が496人ですって。もう限りなく500人じゃありませんか。聞くところによると、弦楽器の分奏でも、指揮練はやめた方がいいのではという意見が出されていたそうですよ。
 実は、明日、秋の演奏会のための選曲会議があります。その時に、この話題になるのは必至でしょうね。というか、私は何度も言っているのですが、ニューフィルの感染防止対策では、一番頭に「突発的な感染拡大が発生した場合は、行政等の判断を待たずに活動を休止する。」と明記されているのですよ。「500人」なんて、誰が見ても間違いなく「突発的な感染拡大」だと思うのですが、そういう認識を持てない人がいるというのが、悲しい現実です。少なくとも、自分たちで決めたことぐらい、きっちり守りたいものですね。
Aventure Number : 3531 date : 2022/1/26


今日の禁断 ナクソス


 ついに、県内の感染者が500人を超えましたね。それでも何の規制も出さない行政ですが、そんなのに乗っかって「行政が何も言わないのだから、練習すっぺ」と言っているのが、いつのもニューフィルのパターンです。まったく、何の学習能力もないのですから、情けないですね。いや、別の意味での「学習」は怠ってはいないようで、何とか練習を休ませないとするその奇策には、感心してしまいます。ほんと、もうエレベーターの前で楽器を全部運びだしてスタンバっていられては、だれも休みにしろなんて言えませんって。
 そんな、もしかしたら指揮練が中止になるかもしれないという状況下でも、私はその日に出す予定の「かいほうげん」の制作にいそしんでいたのですから、ちょっと矛盾しているんですけどね。まあ、予定は予定なので、たとえ休みになっても印刷だけはやっておこうと思っていました。
 ところが、きのうの朝、職場でPCを立ち上げようとしたら、起動できません。最近は、時々こういうことが起こるので、またか、と思って一度電源を落として再度トライすると、今度は「修復作業が始まりました」なんてのが始まってしまいました。それがしばらく経ったら、結局「修復はできませんでした」ですって。でも、もう1度電源を落として起動させると、普通に動き出しました。ですから、やはりいつもの気まぐれだな、と思ったのですが、今回はブラウザが開かなくなっていました。さらに、宛名ソフトあたりも開こうとするとフリーズしてしまいます。かろうじて「かいほうげん」で使うワードは動くようですが、果たしてこの状態で印刷までできるのかは、ちょっと自信がありません。というか、職場の仕事にも差し支えてきます。
 実は、このPCはまだOSが「7」なので、もうとっくに買い替えるべきだったのですが、とりあえず使えているので先延ばしにしていました。まさか、急にこんなに悪化するなんて。ですから、とりあえず「かいほうげん」を間に合わせるために即刻新しいパソコンを買ってくることにしました。出来れば持ち帰りたいので、品ぞろえの豊富なヨドバシに向かいます。
 東口からのエスカレーターが、この間は工事中でしたが、もう完成したようで、試運転をやってましたね。うっかりして、この上の出口がどうなっているのか見てくるのを忘れてしまいました。
 一応、今使っているデスクトップを探しに行ったのですが、パソコン売り場に行ってみると、そんなものは全然ありませんでした。「一体型」という、ディスプレイの後ろに本体がくっついているタイプはあったのですが、それにしても「お取り寄せ」なんですって。そんな世の中になっていたんですね。もっとも、いま使っているのも、ネットでカスタマイズして買ったものでしたけどね。でも、ネットも使えなかったので、そちらは対象外、というか、その日に入手できることが必須でしたから。
 仕方がないので、普通のノートパソコンを買ってきましたよ。OSはもう「11」になってました。「10」の時もそうでしたが、やたらセキュリティ関係が厳しくなっていて、そのためにはセットアップの時にネット接続が必要になってきます。ただ、職場のネット環境では、LANではなく、モバイルルーターのUSBなので、それではセットアップ時にはつながらないのですよ。仕方ないので、自宅でセットアップ、結局きのうは印刷はできませんでした。予定では、完成していたページだけでも作っておこうと思っていたんですよね。
 そして、今日になって、きのうの決定事項なども交えてまだ完成していなかったページを仕上げ、まずは今までのPCで印刷を始めてみたら、何とかいけそうだったので、そのまま全部印刷してしまいました。結果的には新しいパソコンがなくても良かったのですが、やはりこれがもう限界、前もってバックアップを取っておいたデータを入れ替えて、本格的に新しいパソコンに切り替えているところです。プリンタードライバーのインストールなど、以前はすごく苦労したような記憶がありましたが、今回はこのOS用のドライバーをダウンロードして、簡単にインストールできました。宛名ソフトも、インストーラーを起動させるのにかなり苦労しましたが、なんとかインストールは出来ました。
 ただ、これまではデスクトップにあったライン出力からアンプとスピーカーにつないでサブスクなどを聴いていたのですが、ノートパソコンには当然そんなものはありませんでした。ですから、HDMIのケーブルを買って、来週試してみる予定です。ダメだったらBluetoothかな。
Aventure Number : 3532 date : 2022/1/28


今日の禁断 エプソン


 今日の宮城県の感染者は720人ですってね。もちろん、コロナ始まって以来の最高数です。というか、去年あたりには想像もできなかった数値ですね。確か、その頃は200人を超えたあたりで市民センターが使えなくなったんじゃなかったでしょうか。今はこんな状態でも、嬉々として練習をやってるのですから、「慣れ」とは恐ろしいものですね。
 現実に学校や職場では休校やテレワークが実施されていますけど、ニューフィルのような音楽団体は、「行政からの要請がない限りは、絶対に練習は休まない」と、根拠のない主張を繰り返すだけです。
 私の職場は、ほとんど一人でこもってやっている業務なので、別にテレワークにしなくても感染リスクはありません。そこで使っていたパソコンの調子が悪くなったので、新しく買い替えた、ということをこの間は書いていましたね。当初の計画では、古くなったのは完全に廃棄するつもりだったのですが、あれから使えなくなっていた宛名ソフトを再インストールしたら元通りになったので、もうしばらく使うことにしました。問題だったのはOSの古さですが、純粋に職場の業務として使うのだったら、インターネットは必要ないので、「7」でも十分ですし。
 それと、もう一つ重要なこともあって、顧客の名前を打ち込むときに、このデスクトップではすっかり学習されていますから、苗字を入れて名前をタイプすると、ほぼ、望み通りの漢字が出るようになっています。これを、新しいノートパソコンに一から教え込むのは大変ですから、できれば今まで通りの使い勝手を維持したいですね。
 ですから、新しいノートパソコンは、いつそれがだめになっても大丈夫だというバックアップとしての役割と、あとは、たとえばニューフィルの仕事など、個人的に関わっていることのために使うようにしてみました。そこでまずは、サブスクを聴くために構築してあったシステムの手直しです。今までは、デスクトップにあったライン出力の端子から長いケーブルを伸ばしてAVアンプのAUX端子につないでいたのですが、ノートパソコンにはそんなものはありませんから、それをHDMIでつないでみました。
 その結果は、劇的なものでした。もともと、サブスクの音はAACなのであまり期待はしておらず、まあこんなものかな、と思っていたのですが、HDMIに変えたらガラッとその音が変わったのですよ。まあ、ハイレゾというわけにはいきませんが、CD並みぐらいにはなりましたね。あとは、LINEではちょっとしたノイズも混じっていたのですが、それはきれいになくなっていました。
 まあ、こんな感じで、新旧のパートナーが仲良く並んでいる、といったレイアウトで、ひとまずは作業終了です。
 それにしても、OSが変わるたびに何かと煩わしい手続きが増えていくようで、とてもついていけません。ワードでは、最初は上書き保存のボタンが見つかりませんでした。あとは、アドビのアクロバットは最近はインストールされていないので、ダウンロードしたら、なんだか余計なウィルスソフトが付いてきたりしましたからね。
Aventure Number : 3534 date : 2022/2/2


今日の禁断 ドーヴァー


 今日も感染者は700人に迫る勢い、いったいどこまで増えるのでしょう。今朝、通勤路の途中にある公園のトイレの前で、タクシーを止めて休んでいる運転手が2人いました。どちらも電子タバコを吸いながら、談笑しているようでしたが、一応タバコなので、当然マスクは付けることは出来ません。怖いですね。こういう運転手がいるのですから、地下鉄なんかよりタクシーの方がずっと感染のリスクが高いのではないでしょうか。
 そういえば、食事の時には「黙食」などと叫ばれていますが、このコロナの中で、タバコについて言及されているところを、私は1度も経験したことがありません。まあ、もはやタバコを吸う人などいなくなっているので、別に何も言う必要はないのだ、と思っているのでしょうね。おそらく、かつてはレストランなどにあった「喫煙ルーム」のようなものも、今は全てこの世の中からなくなっていることでしょう。ほんと、この世の中からタバコがなくなったら、どれだけ素晴らしいことでしょう。
 私は嫌煙家であるとともに、「下戸」でもあります。ですから、コロナのおかげで「飲み会」というものが世の中から消えて、本当に良かったと思っています。正直、お酒も飲めないのに、他の人と合わせてさも酔った気持ちになって楽しむことなど、苦痛でしかありませんでしたから。
 まあ、コロナが収まれば、結局タバコもお酒も普通に世の中に出回るのでしょうけどね。
 実は、今日、愚妻のところに、以前所属していた合唱団から、来週に予定されていた演奏会を中止することになったという案内が届いていました。いろいろ理由はあるでしょうが、やはり「お客様に迷惑をかけるわけにはいかない」ということが大きかったようですね。最近のコンサートでは、「最大の感染対策の上、開催します」みたいなことをよく言っているようですが、それが具体的にどの程度のものかは、全く分かりません。これは実は、主催者がコンサートを開く時にこれを言っておけば全て許される、「魔法のことば」なんですよ。基本はあくまでコンサートをやりたいだけ、もし、本当にお客さんのことを考えていたら、こんないい加減な言い方はしないはずです。
 ニューフィルなんかでも、「できることはすべてやる」などと、一見、立派そうなことを言ってますが、私が「始まる前に椅子の除菌をしよう」と言ったら、なんともそっけない態度でしたからね。これで、化けの皮が剥げてしまいましたよ。まあ、私は一人でも粛々と「できる限りのこと」をやるつもりですけど。
 それでも、秋の演奏会のスケジュールもすでに決まっていて、そのメイン曲もブルックナーの「交響曲第4番」に決まりました。この曲は、16年前に演奏したことがあるのですが、今回同じ曲を演奏することになって、この曲を巡る状況を考えてみると、その間にずいぶん変わったな、と思ってしまいました。そもそも、この曲を演奏した時にその「稿」について「かいほうげん」に書いたのが、私の、「『稿』マニア」のスタート地点だったのですよ。それによると、その頃は、3つあるとされるこの曲の「稿」の3番目のもの(第3稿)は、明らかな「捏造」だ、と言われていました。でも、最近では、それは十分に作曲家の意思が反映された楽譜なのだ、というのが定説になっています。
 ですから、私としては、せっかくやるのなら、以前やった「第2稿」(ノヴァーク版)ではなく、とても刺激的な「第1稿」か、その、派手なオーケストレーションの「第3稿」を演奏してみたかったのですが、末廣さんは「第2稿ハース版」を使うのだそうです。
 ですから、以前資料として入手していたこの楽譜が、役に立つことになりました。
Aventure Number : 3535 date : 2022/2/4


今日の禁断 ポンペイ


 2週間前に録画しておいた去年のザルツブルク音楽祭での「ドン・ジョヴァンニ」のライブ映像を、やっと見終わりました。なんせ、オーケストラがクレンツィス指揮のムジカエテルナですから、期待一杯で見ていました。そのオーケストラの演奏については、CDで聴いていたものよりもはるかにエキサイティングで、感服しましたね。ほぼ全員がピットの中で立ったままで演奏する、というのがすごいところですが、「乾杯の歌」のシーンでは、そのピットの床を上げて、オケとソリスト、合唱が一緒になって騒ぎまわっている、という面白いことをやっていましたね。それと、レシタティーヴォ・セッコではチェンバロではなくフォルテピアノを使っているのですが、それがまた変幻自在、意外性満載でとても楽しめました。
 ただ、演出の面では、かなり独りよがりで、見ていて不快感を抱くところがたくさんありましたね。演出の意図が、見事に空回りしているのですよ。しばらく見ていると、それぞれの「仕掛け」が、はな何の意味も持っていないことに気が付きます。装置も演出家が手掛けていたようですが、第2幕などは本当に手抜きという感じしかありませんでした。それでも、最後の「地獄落ち」あたりはなにか面白いことがあるかもしれないと最後まで見てはいたのですが、それは、確かに面白いものではありましたが、全く見当はずれのものでした。
 この間見た「オイリアンテ」では、男の全裸が出てきて思いっきりしらけてしまいましたが、ここでも、なんとドン・ジョヴァンニが全裸になっていたのですよ。ここでは騎士団長の石像は登場せず、ドン・ジョヴァンニが一人で転げまわって勝手に地獄に落ちていくのですが、彼はやおらシャツを脱いだと思ったら、顔や上半身に「泡」を塗り始め、やがてパンツも脱いで下半身にも泡を塗って「隠して」いながら歌っているのですよ。でも、それはおそらく一部が泡から「はみ出して」いたのでしょう、NHKの映像では「ボカシ」が入っていましたね。
 カーテンコールの時には客席でスマホで写真を撮っている人がたくさんいましたから、このシーンも誰かがしっかり撮っていて、SNSにアップされているのかもしれませんね。まったく、大ホールの4000個の目の前でこんな情けない姿をさらさなければいけないなんて、哀れ(泡れ)としか言えません。
 これを見ながら、おでんを作っていました。茅乃舎の「おでんのだしとつゆ」の評判がいいので、きのうパルコ2まで行って買ってきてありました。
 2日続けて食べられるように、4人前の量で具材を用意します。私の場合は、ジャガイモは欠かせません。
 練り物も入れて、完成です。とてもおいしくできました。
Aventure Number : 3536 date : 2022/2/6


今日の禁断 リモート


 いつも通っている踏切の前の信号に、こんな指示が書いてあります。
 「止まれ」という命令形が、きついですね。「止まりましょう」とか、「止まってください」ぐらいのことは書けないのでしょうかね。それよりも、この文そのものが気になって仕方がありません。正確には「踏切では止まれ」あるいは、「踏切の手前では止まれ」ですよね。このままだと、「踏切」に対して「止まれ」と言っているように思えるのですが、どうでしょう? というか、踏切を止めてどうしようというのでしょう。
 「止まれ」と言われても、コロナ感染者の数は「止まる」ことを知りません。今日はついに、県の総数が900人を超えましたから、もう1000人台は目前です。ただ、これはもうだいぶ前から様々なところで予想されていたことで、その予想が正しかった、というだけのことなのですけどね。
 ですから、きのうに予定されていたニューフィルの練習も、当然休みになるものだと思っていました。もっと言えば、その1週間前の練習だって、本来なら休むべきだったのですよ。その日こそ県の感染者は496人で、それほど多くはなかった(いや、すでに十分多い数字ですが)のですが、次の日には720人になっていましたからね。その時に、予定通り練習を行うという連絡を出したときの理由が、「活動自粛要請がないから」というお題目だったのですから、あきれてしまいます。うちの県で自粛要請が出ていないのは、単に首長のメンツで規制を拒んでいるだけのことだということが分からないのでしょうかね。ですから、きのうだって、それを盾に練習が強行されてしまうことだってあり得ました。
 さすがにそれではまずいと、さるパートが、「すでに感染者が活動自粛に値するだけの人数になっているのだから、練習は中止すべきだ」という意見を、一斉メールで流しました。もちろん、私もその趣旨に同意する旨をそこで伝えました。
 その甲斐あって、なんとかきのうの練習は中止にすることが出来ました。ただ、どうしても練習したいという人の意向をくんで、会場だけは空けておいて、自由参加にするんですって。なんだかなあ、ですね。
 そうしたら、なんとその日の夕方になって、いきなり「自由参加も中止にする」という連絡が回って来たではありませんか。確かに、その日の感染者数は676人でした。それで目が覚めたのでしょうかね。だから、そうなるのはすでに分かっていたことなんですよ。大丈夫?
 遅きに失したという感はぬぐえませんが、一応県では、首長が「あさってからの3連休は外出を控えろ」という、まさに「自粛要請」を出していました。私はあさっての夕方外出する予定があるのですが、それも中止でしょうかね。
Aventure Number : 3537 date : 2022/2/9


今日の禁断 ソリッドステート


 2週間前に職場のパソコンが壊れそうだったので、新しいのを買っていましたね。それは、Windows11、ストレージはオールSSDという「最新式」のパソコンでした。さすがに、アプリの立ち上がりは今までのものとは段違いの速さで、とてもサクサク動きます。ところが、そこに、これまで使っていたモバイルルーターをつないで、いつも通りにネット接続をやってみると、なんだかパケットの使用量がかなり多くなっています。このルーターは一応毎月の使用料が7Gという料金体系で、それを超えるとガタっとネットが遅くなって使い物になりません。そんな状態が、月が変わるまで続くのですね。一度そういう目に遭って大変だったことがありましたから、それ以来パケットはこまめにチェックしていたのですよ。その結果、まあ、普通に使っていればまずそこを超えることはない、という感触がつかめるようになっていました。ところが、それと同じ感覚でネットを使っているにもかかわらず、きのうまでにすでに半分以上使っていることになっていたのです。細かく見ていると、ネットに関係ないワードなどでも、使うとパケットが減ってます。そもそも、パソコンを立ち上げた瞬間にパケットが使われています。これでは、とても1ヶ月なんてもつわけがありません。
 というか、常々、この上限には不便さを感じていました。たとえば、ベルリン・フィルのデジタル・コンサートホールを1回見たりすると、もうその月は極端な節約生活で過ごさなければいけなくなってしまいます(別に、職場で見ることもないんですけどね)。でも、最近ネットの広告で「使用料無制限のルーター」などというのを宣伝していたので、今のルーターのキャリアのauでもそういうものがないか調べてみたら、今使っている機種はもうなくなっていて、新しい製品になっていました。そして、料金体系も、普通に使う分には「パケット無制限」になっていたのですよ。ただ、受信状態が悪い時などには「プラス」という方式になってしまって、それだと上限が15Gなのだそうです。でも、今の環境では普通ので十分ですから、「無制限」で行けそうです。ですから、もう即座に機種変更することに決めました。というか、こういう料金体系に変わったのがいつなのか分かりませんが、ずっと知らずにいたことが悔やまれます。
 そこで、前回(2010年11月)に行ったのと同じ、近所のauショップに行ってみました。そうしたら、もちろん機種変更はできるのですが、端末が今使っているauブランドの製品ではなく、Garaxyの在庫しかないというのですね。これも、チェック済みだったのですが、性能などは同じはずなので、それに決めました。
 左が今までのau、右が今回変更したGalaxyです。一回り大きくなってますね。初期設定をしてくれたお姉さんに、パソコンでUSB接続をするときは、今まで通り何もしなくてもいいのか確認したら、「はい、そのまま使えます」ということでした。
 ところが、職場に帰ってパソコンにつないでみると、確かにデバイスとして認識はされるのですが、それはストレージとしか認識されず、ネットは全くつながりません。マニュアルも、ごく簡単なものが付いてきたのですが、接続についての説明は何も書いてありませんでした。
 そこで、さっきのショップに電話してみたら、一向に埒があきません。「そのままでつながるはずなんですけどねえ」と言うだけでした。なんか、ちゃんとしたマニュアルを見ながら対応しているようなのですが、それを見ても分からないのだそうです。仕方がないので、現物をもってもう一度ショップに行ってみました。そうしたら、そのマニュアルの中のUSB接続のための操作に関するところを開いて見せてくれました。おそらく、私が電話を切った後で必死に調べたのでしょうね。それによると、USB接続をする時には「デザリング」というものが必要なんですって。つまり、ただつなぐだけではネットにはつながらず、この端末でそれなりの設定を行わないことには、WIFIはつながりますが、USBでは決してネットにつなげることは出来ないのですよ。そのことを、このショップのスタッフは誰一人として知らなかったのですね。というか、今までこのルーターを買った人から、そんな質問を受けたことはなかったのでしょうか。ショップのスタッフがなんでも知っていると思ってはいけないのだ、という教訓なのでしょう。
 というか、そんな大事なことは、きちんと同梱の簡易マニュアルにも書いておいてほしいですよね。
 もちろん、デザリングを行ったら、ちゃんとネットがつながりました。
Aventure Number : 3538 date : 2022/2/11


今日の禁断 フレーズ


 「三連休」でしたね。このところの県内のコロナ感染者数の増加を受けて、県知事が「この期間は不要不急の外出は避けてください」と県民に呼び掛けたのだそうです。何をいまさら、という感じですが、その呼びかけが効いたのか、なんとなく感染者数の増加が減っているように見えるのは気のせいでしょう。
 ただ、そんな、ある意味何の拘束力もない、言ってみれば無責任な「お願い」をしたばっかりに、地元のプロ・オーケストラなどは困ったことになっていたようですね。その「三連休」の間に、県内の2ヶ所でコンサートを予定していたものが、それぞれ「中止」と「決行」の真っ二つに判断が分かれてしまったのですね。要は、そのようなあいまいな「お願い」に対するそれぞれの自治体の「忖度」の度合いの違いが、コンサートの是非に関わっていたのでしょう。
 でも、その県知事は呼びかけだけはしたものの、それに対する補償などには言及してはいなかったようですから、中止になった場合のチケットの払い戻しなどには何の補償もなかったのでしょうね。これは、プロのオーケストラにとっては辛いことでしょうね。というか、そういうことが嫌なので、この県では「蔓延〜」も「緊急〜」も出す気はないのだろうと勘ぐっている人は多いようですね。いったい誰を向いて政治を行っているか、ということは明白ですね。
 ニューフィルの場合はアマチュアですから、そんな気まぐれな「行政」の判断などは待たずに、我々が集まって練習することが危険だ、と思ったら、休みにしているだけの話です。感染者の人数がこれまでより極端に多くなったり、休校したりしているところがたくさん出ている、というあたりが、まあ基準にはなるのでしょうね。ですから、判断基準はかなり曖昧なところがあるので、なかなか全員一致、などということはあり得ません。ただ、出来れば声の大きな人に支配されるのではなく、小さな声でも切実な主張を持った人の言葉を、きちんと聞いていければな、とは思っています。
 その結果、先週の練習は中止になりました。そして、今度の練習はパートごとの練習になるので、それぞれのパートの判断に任されています。そこでは、当然、休むところと決行するところに分かれています。木管パートは、そもそも職場からの要請で集まれない人がいますから、お休みです。次の週はまだ何も決まっていません。まあ、来週の感染者数の結果次第でしょう。
 私の場合、是非見たい映画もあったのですが、そんな「三連休」の「お達し」があったものですから、とても行く気にはなれませんでした。でも最後の日となった今日は、不要不急ではありますが、ちょっと足を延ばして将監のケーキ屋さんに行ってきました。
 明日はヴァレンタインデイ、というか、愚妻の誕生日なので、さぞかし混んでいて車なんか停められないだろうと思っていたのですが、ガラガラだったのはちょっと拍子抜け。そこで、ゆっくり選べたので、たくさん買ってきました。
 先週は「おでん」でしたが。
 手前に3つある三角形の「クレーム・オ・フレーズ」は、昔からのこのお店の定番で、外せません。奥の列の左端にあるのは、初めて見た「ラム・レザン」です。試しに買ってみたのですが、クリームまでラムレーズンで、とても贅沢な味、マカロンまでトッピングされてました。私は下戸ですが、こういうのや、その右端のサバランのような、洋酒が入ったケーキは大好きです。
Aventure Number : 3539 date : 2022/2/13


今日の禁断 パヴァロッティ


 きのうの「おやぢ」で、ベルリン・フィルのエキストラのことを書いていましたが、そのあたりをもう少し突っ込んで調べてみました。ベルリン・フィルほどのオーケストラとなれば、フル編成の曲でも十分に対応できるような人数のメンバーが集まっています。いや、実際はどのパートもフル編成に必要な人数の1.5倍ぐらいのメンバーが揃っていて、それぞれ交代でコンサートに乗っていますから、乗り番でないときには休むことも出ます。実際には、こちらで現在の団員を知ることができます。このメンバー・リストはきちんと更新されているようで、2月1日付で新しく団員になった人もすでに掲載されています。
 たとえば、フルートのパートを見てみると、メンバーは5人いて、それぞれいつから入団しているのかもわかります。一番古くからいる人はハーゼルで1984年からの団員、最も新しい人は2015年に入った首席奏者のデュフォーですが、彼は昨年の12月に退団を申し入れているそうです。おそらく、まだ契約上は団員なので、サイトには載っているのでしょう。なんか、コロナの対応でベルリン・フィルに嫌気がさしたというのが理由だ、という噂がありますが、以前もシカゴ交響楽団とLAフィルを掛け持ちしていたこともありましたね。ネットでは「ベルリン・フィルを任期半ばにやめるなんて珍しい」という声もあるそうですが、ゴールウェイなんかはもっと若いころに辞めてますからね。パユだって一回辞めてますし。
 とにかく、この5人で普通はコンサートを回していくのですが、首席奏者のデュフォーとパユは一緒に演奏することはありませんから、5人以上必要な曲(メシアンなど)では、エキストラを呼ぶ時もあります。あるいは、首席のどちらかが何かの用事で出られないときにもう一人もほかの予定が入っていたりしたら、その時にはゲスト首席を呼ぶことになります。これは、他のオーケストラの首席奏者などが、普通は呼ばれます。やはり、ベルリン・フィルの首席と言えば、世界中のフルーティストの頂点のステイタスですから、それなりな人が演奏しなければ「格」が保てませんからね。
 そんな感じで、どこのパートも、たとえエキストラが必要になったとしても、そこにはそれなりの人を入れるというのが不文律になっているのでしょうね。
 そこで、ジョン・ウィリアムズのコンサートの場合です。
 これが、管楽器のメンバーです。金管はあまり知らないので木管だけを見てみると。フルートは1番がエキストラ、2番は団員のエゴルキン、ピッコロも団員のヴェーバーです。オーボエは1番と2番がエキストラで、3番(コールアングレ)は団員のヴィットマン、クラリネットは、2番がエキストラで、1番は首席のフックス、バスクラが去年入ったばかりの新入団員ゴロブ、ファゴットは、コントラがちょっとわかりませんが、1番と2番はエキストラです。フルートの1番はアジア系の顔立ち、もしかしたら日本人なのでしょうか。でも、色々調べてみたのですが、分かりませんでした。いずれにしても、こんな、BDにもなるようなコンサートでこれだけのエキストラが入っているというのは、明らかに異常ですよね。
 調べている途中で、このコンサートでのホルンのメンバーが分かりました。
 真ん中のジョン・ウィリアムズを挟んで、向かって左のジョン寄りの2人と右端の人が団員、左端の人は去年まで団員だった人、ジョンの向かって右のジョン寄りは、他のオケの首席奏者で、ベルリン・フィルにゲストで加わったこともある人、その隣の女性は、このコンサートの直前にオーディションに合格して試用団員になった人です。ですから、まだ正式団員ではないので、サイトには名前はありません。まあ、このぐらいの「実績」があれば、別にエキストラでも問題はないでしょうがね。
 さっきの木管のエキストラ場合も、本当はものすごい人たちなのかもしれませんが、あんだけ大量に、というのが気に入りません。
 なんでも、ジョンは今年の6月には、今度はミラノのスカラ座で同じようなコンサートを行うんですってね。なんだか、別のジャンルですが、あの「3 Tenors」を連想してしまいましたよ。「旬」はいつまでも続くものではありません。
Aventure Number : 3540 date : 2022/2/15

(22/2/17-22/4/1)