3421(21/5/14)-3440(21/6/27)

今日の禁断 チャイコフスキー


 今週は、なんだかすごく短かったような気がします。というのも、私には珍しく、この週の間に3回も病院に行ったものですから。最初の2回は、ほぼ3カ月ごとに通っている内科。1日目に採血をして、次の次の日に結果を聞いて3ヶ月分の薬を処方してもらってくる、というルーティンを繰り返しています。その2回目の時に、先日のワクチン接種の予約のことを聞いていたのですね。
 そして、もう1回は歯科です。これも、ほぼ2カ月ごとに歯周病のメンテナンスに通っているのですが、それは先週のことで、その時に前歯の詰め物に隙間が出来ていて、このままだと虫歯ができると言われて、その時は治療の時間を取っていなかったので、改めて今週に予約を入れていました。ですから、先週からだと4回も通院していたことになりますね。
 そのたびに、診察券と保険証を出すのですが、今週の内科の診察が終わったので、次の歯科の準備をしていたら、その、歯科の診察券が見つからないのですよ。内科で返してもらったときに保険証と一緒にして財布に入れておいたのですが、その財布の中にはありません。もしかしたら、お薬手帳と一緒になっているのかと思い、内科と薬局の書類をまとめてあるファイルもひっくり返して見てみたのですが、ありません。ということは、どこかで落としたのでしょうか。受付で落とせば、周りの人が気づくはずです。実際、処方箋を落としてしまったら、それを見ていたおばあさんが親切に拾ってくれましたからね。だとしたら、外に出て車に乗るときでしょうか。でも、それだったら病院の人が掃除をしたときに見つけますよね。いや、あの病院は外の掃除をするような人手がないのかもしれませんから、落ちていても誰も気が付かなかったかもしれません。
 そんなもやもやを晴らすために、その病院は歯科のすぐそばだったので、歩いて探しに行ってみましたよ。でも、駐車場には何も落ちてはいませんでした。
 仕方がないので、歯科では保険証だけ出して、新しく診察券を作ってもらうことにしました。それで受付に保険証を出して、それが入っていたポケットの中を見てみたら、なんだか奥の方に診察券らしきものが入っているではありませんか。出してみると、確かにそれは探していたものでした。なんで気が付かなかったのでしょうね。
 こういうことです。
 この、一番奥のポケットに入れていたので、最初は下の方にあったものが、見えなかったんですね。
 もうちょっと奥まで見ていれば、見つかっていたものを。
 探すのをやめたとき、見つかることもよくある話なんですね。夢の中へ行ってみたいと思います。
 現実に戻って、今週は時間もあったので、懸案の「かいほうげん」用の原稿も作ってしまいました。きっちり4ページに収まるのですから、すごいですね。ほんの少し空白ができてしまったのですが、そこを埋めるのに格好の画像も見つかりましたし。
 ですから、もう、すぐにでも発行できるのですが、来週から始まる練習が、無事に続けられるかは、誰にもわかりません。そういえば、6月に予定されていた市民響さんの演奏会も、中止になったのだそうですね。
Aventure Number : 3421 date : 2021/5/14


今日の禁断 パルム


 最近はテレビのドラマをよく見るようになりました。とは言っても、今シーズンの朝ドラは見てないんですけどね。それで、今年の春のクールでは、おそらく私史上最大の数のドラマを見るようになってしまいました。月曜日は「イチケイのカラス」(フジ)、火曜日は「着飾る恋には理由があって」(TBS)、水曜日は「恋はDeepに」(日テレ)、木曜日は何もなくて、金曜日は「半径5メートル」(NHK)、「リコカツ」(TBS)、「あの時キスしておけば」(テレ朝)の3本、土曜日は「今ここにある危機とぼくの好感度について」(NHK)、「コントが始まる」(日テレ)、「さまよう刃」(WOWOW)、日曜日は「ネメシス」(日テレ)と、計10本です。それ以外に日曜日の「ドラゴン桜」(TBS)も予定していたのですが、これは1回目を見てダメだと思い、やめました。
 まあ、私の場合の選択基準は、出演者ですからね。川口春奈や北川景子、石原さとみなどは外せません。というか、こういう人たちはほぼどれを見ても満足できていました。ただ、今回は石原さとみの「恋はDeepに」は、ちょっと微妙。このまま最後まで見続けたら失望するだろうな、という予感が大です。同じように、「ネメシス」も、完全に惰性で見ているだけになっています。脚本のせいなのか演出のせいなのかはわかりませんが、ドラマとしてのスピード感が全然ないモタモタした運びですから、これも最後まで見ずに打ち切る公算が大きくなってます。
 反対に、文句なしに面白いのは「イチケイのカラス」と「あの時キスしておけば」と「コントが始まる」です。中でも、「コント」は、大いに期待していたので、裏切られなかったのがうれしかったですね。出演者の中の一押しは仲野太賀。彼は、今私が一番注目している役者さんです。最初に見たのが「太賀」時代の「今日から俺は!!」でしたね。これは賀来賢人が目当てで見始めたのですが、太賀にはすっかりやられてしまいましたからね。彼の演技には尋常でないものを感じました。その後の「この恋あたためますか」では、ガラリとかわったよい人キャラに変わったと思ったら、今回はまたテンションの高いキャラですからね。1回目で九州のラーメン屋で見せた「泣き笑い」の演技は完璧でした。
 それにしても、地上波のドラマでは、収録はコロナ中のはずなのに、コロナ感が全くない作りになっているのが、すごいですね。それだけ、役者もスタッフも相当の苦労を強いられているのでしょう。誰一人としてマスクを着けずに、大勢での飲み会を楽しむ、なんてシーンは、それだけで「コロナ後」への期待をそそられてしまいます。そこには、確かにドラマならではの「夢」があるのが救いです。
 と思っていたら、BSで始まったばかりの「さまよう刃」では、もろに「コロナ・ファッション」の登場ですよ。これはもちろん東野圭吾の原作ですが、すでに映画にもなっていますから、それとの差別を図った結果なのかもしれませんね。ただ、こういうところでリアリティを出すというのは、逆にちょっと戸惑ってしまいます。映画版では寺尾聡が主人公でしたが、ここでは同じ役を竹野内豊が演じています。この二人は、同じアイスのコマーシャルをやっているというのが、面白いですね。
 ところで、その竹野内は、このラインナップの中で「イチケイ」にも出演していますね。さらに松坂桃李は「あのキス」と「好感度」、芳根京子は「半径」と「コント」に二股をかけてますね。松坂は別にいいのですが、芳根京子って、そんなに売れているんですか?確かに朝ドラには出てましたが、私は彼女が嫌で、あれは早々に見るのをやめましたよ。だから、「コント」に彼女が出ていると知った時にはぞっとしましたからね。何か、演技がほかの人たちと全然違って浅いんですよ。
 そして、来週からは、いよいよ宮城県が舞台の朝ドラが始まります。なんたって、17年前の「天花」のトラウマがまだ残っていますから、期待と不安が入り混じっています。正直、清原伽耶は宮城県にはちょっともったいないというか。
Aventure Number : 3422 date : 2021/5/16


今日の禁断 モリヤ


 きのうから、ニューフィルの練習が再開されました。一応、宮城県の緊急事態宣言は解除されたので、会場の使用を自粛する理由がなくなったからです。決して、コロナウィルスの感染がなくなったからではありません。
 結局、今回の練習の中止期間は、2カ月近くになったことになりますね。かなり久しぶりなので、車を入れようと旭ヶ丘の「NPC」といういつも利用している駐車場に向かいます。ここは、同居しているスーパーで買い物をすると割引がきくので、まずは車を入れた後そのスーパーに向かいます。
 と、向かいの、工事中だった青年文化センターの足場が外れていました。外壁の工事が終わったのでしょうか。でも、それを見るとなんだか前より汚くなったような気がします。
 アップにすると。
 ストリートビューに1年前の画像があったので、比べてみてください。
 明らかに工事前の方がきれいですよね。もしかしたらいくつかのタイルが損傷していたので貼り替えたかもしれませんね。残念ながら色が合っていなかった、と。
 写真を撮り終わって、スーパーに買い物に行こうと、胸ポケットを探ると、そこに入れておいたはずの駐車券がありません。同じところにスマホを入れていたので、それを出したときに落としてしまったのでしょうか。だとしたら、駐車場からここまでの間を探せば、どこかに落ちているはず、と、捜してみたのですが、どこにもありません。やっちまいました。
 そういう時にはどうしたらいいのでしょう。昔は管理人室みたいのがあったのでそこに行けばよかったのでしょうが、あいにく管理者が変わって、そこにはシャッターが下りてました。そこの横に電話番号があったので、まずはそこに電話でしょう。そうしたら、何回か選択番号を押した後にオペレーターが出てきて、事情を話すと、「そこはスーパーで割引を受けられるところですから、買い物が終わったらもう一度連絡をもらえば、出庫できるように案内します」と教えてくれました。それで、一応買い物をして、車をゲートのそばに止めて、またさっきのところに電話をしました。
 そうしたら、今度は別の人が出てきて、まず最初に「駐車券をなくしたのだったら、4000円いただきます」と、とんでもないことを言い出しましたよ。確か、この駐車場は、ある日突然料金を2倍にした、ということもありましたね。いったい、どこからそんなぼったくりな金額が出てくるのでしょう。最大料金だって1日停めても確か700円ぐらいだったはずなのに。そこで、私はさっきの人に言われたことをきちんと話すと、なぜかわかりませんが相手は出方が変わって、私の名前とか車種、車の色、ナンバーをフルで、とか聞いてきました。おそらく、入り口のモニターをチェックして、私の車がいつ入庫したのか調べたのでしょうね。そして、「ゲートの開き方を教えますから、車の外に出てください」と言って、ゲートについているテンキーで4桁の数字を押すように指示してくれました。そうしたらゲートが上がったので、そのまま車を出せました。もちろん、料金は払ってません。
 そのオペレーターは、「これからは駐車券をなくさないでください」なんて言ってましたが、こんな思いをするのならもう絶対に忘れることはないでしょうね。今回はたまたま話が分かったのでしょうが、なんたってさっきの「4000円」というのは衝撃でしたからね。
 ですから、もうその駐車場は見限って、すぐそばにある、ロック板式の所に入れることにしましたよ。そこだったら駐車券をなくすことは絶対ありませんからね。料金だって、普通のニューフィルの練習時間だったら、こちらの方が安いですし。
 練習では、3月には職場から活動自粛を勧告されていた人たちも戻ってきていて、パートはきちんと埋まっていました。でも、その前から「コロナ休団」をしている人たちはまだ誰も参加してはいませんでした。もちろん、フルートの前のアクリル板も外すわけにはいきません。ワクチンだって、団員全員の接種が終わるのはまだまだ先のことですから、まだしばらくは細心の注意が必要ですね。
Aventure Number : 3423 date : 2021/5/19


今日の禁断 ピュアオーディオ


 この間、ブロムシュテットが指揮をしたブラームスのCDを紹介した時に引き合いに出したのが、シャイーのCDでした。ただ、ここで実際に紹介していたのはCDではなくBD-Aでした。それは、CDではあまり良い音には聴こえなかったので、それと同時にリリースされたハイレゾのBD-Aを買って聴いてみたら、いくらかましだった、というお話でしたね。
 そんなこともあったので、もう1回そのBD-Aを聴き直してみようと、それをプレーヤーにかけてみました。しかし、プレーヤーはこのディスクを認識できなかったのです。たまに、プレーヤーがフリーズすることがあるので、再起動してみたのですが、やはり認識できません。そこで、そのディスクを見てみると、
 分かりますか?赤枠の中、外周の部分が2ヵ所、蒸着面がはがれていますね。おそらく、このせいでエラーが出てしまうのでしょう。いやあ、CDの時代からこういうメディアは何千枚と扱ってきましたが、こんな風になったものは初めて見ましたよ。もちろん、こんなものは交換してくれるわけはありませんし、新しいのを買おうと思っても、もう売ってません。オークションを探せがあるかもしれませんが、そもそもそれほど手に入れたいものでもありませんからね。まあ、運が悪かったとあきらめるしかありません。駐車場に4千円払うよりはましです。
 そんな、なんか理不尽な体験が重なったせいなのか、またまたヘルペスが再発していたようです。これに最初に罹ったのは5年半前でした。さらに、1年前にも再度かかっています。そこにも書きましたが、最初の時にある程度免疫が付いていたので、2回目はそれに比べるとかなり楽でした。それで、今回も、そんなにひどい目には遭わなかったようです。ほぼ4日で収まってしまいましたからね。最初はただの腰痛だと思っていたのですが、ちょっと性質が違うようで、どうもヘルペス由来の神経痛のような気がしてました。それまで気が付かなかったのですが、左足の太ももの外側がちょっと触ると痛かったので、見てみると、
 まぎれもなくヘルペスでした。ですから、前回のこともあるので、逆に安心して、すぐに痛みはなくなるだろうと思っていましたね。とは言っても、昨日あたりは神経痛のために、座っているところから立ち上がるときに激痛が走るので、ちょっと大変でしたね。でも、もう今はちょっと痛くなることはありますが、普通に何事もなく動くことができます。1回目の時に比べたら、なんてことはありません。夜も普通に眠れますし。
 コロナも、早く免疫をつけて、何の不自由もなく暮らせるようになりたいですね。
Aventure Number : 3424 date : 2021/5/21


今日の禁断 ミシェル

 火曜日にニューフィルの練習があった時には何の不自由もなくアクリル板スタンドの入った段ボール箱を楽器倉庫の一番上の段にしまっていたりしていたのですから、体には何の異常もありませんでした。ただ、太ももにちょっとした痛みを感じていたのは事実です。
 それが、水曜日になったら背中、というか、左脇あたりに、ちょっとかがんだりすると痛みが走るようになっていました。その時点で、ヘルペスだと気が付いたのですね。その痛みは2日間続いて、座り続けていた後に立とうとすると激痛が走る、というぐらいの、いわばピークが来てました。しかし、その後は痛みは次第に下降線をたどり、昨日あたりは痛みはあるけど、それによって運動が妨げられるようなことはなくなり、今日あたりはほぼ以前と変わらない状態になっていました。
 というスケジュールは、今回発症した時に予想していたのと全く同じものでした。ですから、次にまたヘルペスが発症しても、それは十分に想定内の事として処理できることでしょう。これが、「経験」というものなのでしょうね。ですから、もうたいがいのことは経験そしていますから、何かあってもその先が予想されてしまうという寂しさがあります。いや、「コロナ」だけは経験したくはありませんね。
 ですから、そんな、実生活ではこれからは予測可能なことしか起こらないと分かっていますから、何の驚きもありません。ですから、フィクションの世界で全く予想できなかったようなことが起こると、とてもうれしくなるのでしょう。それが昂じると、おそらく「感動」までが生まれるのかもしれません。
 映画やテレビドラマ、それに小説なども、そういう意味での「感動」を求めて見たり読んだりしているのでしょうね。例えば、ちょっと前の映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」などは、とても楽しめました。最後の最後まで先が読めないということの魅力を、存分に味わうことが出来ましたよ。それで、その続編の「コンフィデンスマンJP プリンセス編」もとても期待をして、WOWOWでの放送を待っていました。ところが、あの映画が上映されたときにはキャストの中で2人もお亡くなりになったり、不倫で大騒ぎになった人がいたりだったので、なかなかすぐには放送されなかったようです。それが、やっと昨日、放送されたのですよ。
 でも、正直、出来は良くなかったですね。だまし方に、前作ほどのキレがないのですよ。全く予想もしてなかったというエンディングではあるのですが、こういう裏切り方はちょっと納得できません。だますなら、とことんだまし切ってほしかったものです。
 その点、ドラマの「コントが始まる」は、毎回とても新鮮な驚きがありますから、うれしいですね。今週の風呂場でのサプライズでは、思い切り笑えましたからね。これだけは、録画したものを2回見ることにしています。もう、どんな些細な子をも見逃したくないんですよ。
 ですから、そういうことが全く期待できない「ネメシス」は、ついに私のローテーションから外されてしまいました。ほんとに、あれは見ていて余りのつまらなさに悲しくなりますから。
Aventure Number : 3425 date : 2021/5/23


今日の禁断 チャイコフスキー


 こんなのが届きましたね。半透明のPP袋に入ってます。住所がないのに届いたので、市政だよりみたいに町内会経由で届いたのでしょうか。まあ、これに関しては、クーポンが届いた直後から電話の問い合わせが殺到して大変だった、という経験を踏まえての、とても「親切」な対応なのでしょう。なんせ、気の短い高齢者に対する案内ですから、そこに実際の予約や接種の予定が何も書いてなければ不安になりますよね。ですから、こういうサービスをしてくれたのでしょう。
 ところが、せっかく作ってくれたのに、これではさらに混乱を招いてしまうのでは、と思ってしまう出来でしたね。とりあえず、最後のページの電話番号が間違っているという正誤表が入っていた時点でアウトなのですが、それよりも、なんたって、今のところ最も接種が早い「大規模接種」に関しては一言も触れられていないのですからね。つまり、これを印刷した時点では、だれもそのことを知らなかったということなのでしょう。いかに、あの大規模接種がいきなり決まったかが分かります。
 別に、さっさとワクチン接種を終わらせたいことはよくわかりますが、それがあまりに無計画に進んでいるのが、なんともお粗末です。こんなに慌てているのは、やはりオリンピックのせいなのでしょうかね。どう頑張っても無理なのに。
 ですから、これまでは最も早くても今月末にならないと個別接種が始まらなかったものが、もう今週からできるようになってしまったのですから、やはり少しでも早く受けたいという高齢者は、こちらに飛びついたのでしょうね。そのおかげで、私などは、逆に恩恵を受けることになってしまいました。
 月曜日の朝早く、この間接種の予約をしたかかりつけの病院から電話がかかってきました。それは「接種日の変更をお願いできないでしょうか」という電話でした。きたな、と思いましたね。大規模接種のニュースを聴いて、こちらをキャンセルしてそっちを受ける人が出てくるから、もしかしたら予定より早く受けられるようになるのでは、と思っていたのですよ。結局、最初の予約より2週間以上早く受けることができるようになりましたよ。しかも、前のは火曜日だったのが、土曜日に変わりました。ですから、もし副反応が出ても、しっかり休養することができますね。火曜日だと、もしかしたら練習が始まるころに発熱とか倦怠感なんかが出てきたら、ちょっと困るな、と思っていましたからね。まあ、入団以来「病欠」というのはやったことがないので、それもいいかな、とは思っていましたけどね。
 きのうはそのニューフィルの練習でした。今回は「悲愴」を演奏するのですが、指揮者の末廣さんとはだいぶ前に演奏したことがあります。同じ指揮者で同じ曲をやる、というのは、ニューフィル始まって以来のことになるのではないでしょうか。そのぐらい前のこと、というわけですね。
 ですから、練習指揮者などは、その、以前の演奏を、公式サイトからリンクしている音源で聴いてみたりしていたそうです。そう、去年の今頃、私はこれまでのすべての演奏会の音源が簡単に聴けるようなリンクを作っていたのでした。こんなところで役に立つとは。さらに、なんと、末廣さんご自身も、その音源が聴けないかと問い合わせてきたのだそうです。そんなことにも余裕で対応できるのが、ニューフィルの公式サイトです。
Aventure Number : 3426 date : 2021/5/26


今日の禁断 クヴァンツ


 今年は、町内会の役員の順番が回ってきて、行きがかり上会計の役員を引き受けていました。実際にやってみると、今年はコロナの影響でほとんどの行事が中止になっていますから、まあ、備品を買ったりしたときの処理ぐらいしか仕事はありませんでした。いや、その「仕事」と言っても、実際に買ったりしているのは会長さんで、その伝票が私のところに回ってきますから、現金を渡して、それをエクセルに記入する、というだけの事なんですけどね。
 ただ、やはりきちんと「仕事」をしなければいけない時が来てしまいました。それは、会計上の一大行事、「会費徴収」です。これも、実際に集めるのは7人の班長さんたちで、わたしはそれを集めて、金額に間違いがないか確かめて記入するだけなんですけどね。それでも、100人近くの会員ですし、町内会費だけではなく一緒に赤十字の会費も集めていますから、かなりの金額になります。というより、100円硬貨で払っている人がたくさんいるので、硬貨の数がとんでもないことになっています。
 ですから、まずそれぞれの班の分の金額を確認して、その全額が分かったところで、まずは硬貨だけ50枚ずつにまとめましたよ。もちろん、町内会費も赤十字会費も、ぴったり金額は合っていました。
 そして、その次の段階として、その赤十字会費はうちのものではなく、本来は赤十字さんのものですから、そちらに送金しなければいけません。そこで、銀行に行って送金です。さすがにそこに100円玉をまとめて持って行くのはためらわれたので、きちんと紙幣に交換して持って行きました。さらに、会長さんからついでに、ということで、町内会がその上部組織に納めるお金、いわば「上納金」も払ってきてほしいというので、それも送金してきました。それが、結構な金額なんですね。集めた町内会費の半分以上は持って行かれるんですね。それこそ「体育振興会」なんて今年は何の行事もないはずなのに、例年通りの金額みたいですしね。
 それらは、前もって会長さんが記入してくれた振込用紙を持って行ったので、すぐに受け付けてくれたのですが、その処理にずいぶん時間がかかっていました。何か問題があるのでは、と心配になりますよね。その間に、銀行内のBGMからなんだかフルートみたいな音が聴こえてきたので、本当に小さな音なのですが集中して聴いてみると、なんか、そんなBGMとして流すにはもったいないほどの素晴らしい音なんですね。ランパルあたりだったら、そういうのにもつかわれているかもしれないな、とは思いましたが、これは、私が聴く限り、ゴールウェイに間違いない、と思いました。音色やビブラート、それから音の最後の処理など、絶対ゴールウェイだ、と思いました。
 そうなると、本当にそうなのか気になってきます。おそらく有線かなんかでしょうから、銀行の人に聞いてもわかるわけはないですよね。と、思い出したのが、いつも使っている「SHAZAM」というスマホアプリです。
 これは、様々な音楽配信サイトのデータベースと聴こえた音とを照合してその音源を特定する、というアプリです。ただ、銀行の天井のスピーカーから出ている音はかなり小さく、はたしてiPhoneで検知できるかな、と思ったのですが、見事にこれがゴールウェイの録音であることを教えてくれました。さすが。
 そんな仕事を終えて、最終的に今手元にある現金を数えて、確かにエクセルの通りになっているかを確認です。しかし、下3桁の端数はきちんとあっているのに、なぜか現金がきっちり3000円足らないのですよ。これは焦りましたね。もしかしたら、硬貨をお札に交換するときに数え間違えたのかもしれません。でも、それはかなり念を入れてやっていたので、ほぼ間違いはないという自信はありました。となると、いったいその3000円はどこに行ってしまったのでしょう。
 念のため、これまでの伝票を確認してみました。それぞれの伝票には数字が入っていて、それがエクセルと対応しています。と、その中の番号で、今回町内会費を集めた時に使った番号と同じ番号の伝票がありました。ということは、それを記入しないでいたのですね。その金額は3000円、見事に合致します。確か、だいぶ前、まだ会計の仕事に慣れていなかった頃に伝票をもらって、お金は払ったのに記入していなかったんですね。私のミスでした。もちろん、それをエクセルに記入したら、残金はぴったり合ってました。
 まあ、あとはこんな面倒な仕事はほとんどないでしょうから、大丈夫でしょう。
Aventure Number : 3427 date : 2021/5/28


今日の禁断 サーフボード


 このところ、週末は土曜日はパン屋巡り、日曜日はおうち時間というルーティンが続いています。土曜のパン屋さんは八乙女にある「ブーランジェリー マルシェ」というお店です。
 店内はこんな感じ。駐車場は10台以上の車が置けるのですが、いつ行ってもほぼ満車状態ですね。ですから、こんな狭い店内にはこのご時世では全員が入るわけにはいきませんから、入り口には長い行列ができることになります。それはかなり徹底されていて、お店のスタッフが声をかけるまで、中に入ることはできません。
 ここはパンの種類がとても豊富、写真の手前の棚には、こんな風に様々なタイプのパンが並んでいますし、奥にある棚ではサンドウィッチなどの調理パンや食パン、ホットドッグなどが並んでいます。ほぼ毎週行ってますから、めぼしいものはほぼ食べていますが、どれもおいしいものばかりです。サンド系は、ボリュームがたっぷりなので、最近はちょっと遠慮させていただいてますけど。
 毎回その日のお昼と晩、それと次の日の朝の分のパンを買っています。今週などは、次の日のお昼まで、ここのパンで過ごしました。
 そして、その後は、北環状線をひたすら西に向かって走って、「パンセ南中山本店」へ向かいます。ここでは、さっきのお店では買えないブドウ食パンを買います。それを6枚に切って、平日の朝食で食べてます。
 これはネットからもらった写真ですが、行った時にはちょうど「開店記念日」かなんかだったので、お店の前にテントを張って、レシートと金券(お買い上げ390円ごとに100円分1枚)を配ってました。
 そして、日曜日は、撮りためていたドラマを見まくります。今シーズンは面白いのがたくさんあったので、毎日1本ずつ見ても消化できませんから、残りはこの日にまとめて見ないと。基本、ラブストーリーばかりですから、その組み合わせがこんがらがってしまいそうです。
 その中には、今回の朝ドラもあります。土曜日にまとめて録画してますから、これもまとめて見なければいけません。いちおう2週間が過ぎたところですが、さあ、どんなものでしょうか。まずは、バンプのテーマ曲が何かいまいちですね。すっと入ってくるところがないので、何かまどろっこしい感じ、というか、いつもこの部分は早送りしているので聴いてません。ただ、これはなんたってご当地のドラマなので、すでにドラマとしてではなく、「観光資源」として様々なメディアで大騒ぎされている時点で、なんか抵抗がありましたね。私は純粋にドラマとして見たいのですが、どうもそういうわけにはいかないのがかなりつらいところがあります。
 ところが、そんなご当地ものなら、とことんご当地にこだわればいいものを、なぜか「気仙沼市亀島」、「登米市米麻(よねま)町」なんですよ。どうして、そのまま「大島」とか「登米(とよま)町」にしなかったのでしょう。「あまちゃん」の時には、最初から久慈市を「北三陸市」という「芸名」に変えていたので何の違和感もありませんでしたが、今回はこんな本名と芸名が同居しているネーミングですから、ものすごい違和感がありますよ。まあ、確かに、あの森林組合があるところは「迫町」なんですけどね。
 それよりも、「コントが始まる」で、仙台名物の「ささかまぼこ」がとても重要な役を演じていた方が、感動ものでした。
Aventure Number : 3428 date : 2021/5/30


今日の禁断 モデルナ


 仙台では、コロナワクチンの接種は順調に行っているようですね。まあ、スタート時あたりはかなり混乱していたようですが、駅前のヨドバシカメラでの大規模接種が始まったら、どんどん消化できているようです。というか、噂によると、思ったほど人が集まらないので、「来てください」と呼び掛けているのだそうですね。
 確かに、今日の午後5時のデータだと、今週中はもう埋まっていますが、来週になればいつでも受られるようですね。ニュースを見ると、相変わらず予約の電話がつながらないので、直接話をしようと会場までやってきたのに、受付を断られて途方に暮れている高齢者がインタビューに答えていたりしますが、そんなのは別の世界の出来事のようです。私の周りでは、もう1回目を受けたという人が続々現れていますからね。
 さらに、企業や学校でも接種が始められる、なんてことも言ってますね。まあ、そこまで焦らなくてもいいのにな、と思ったりもしますけどね。
 そのぐらい熱心に接種を進めているのは、一刻も早くコロナが終息することを願っているからだ、と思いたいものですが、本当に終息を願っている人がオリンピックを敢行することなどありえませんから、やはりこれはもろ手を挙げて歓迎すべきことではないようですね。もうとっくに時期を逸しているというのに、いまだに中止の決定が出ないということは、もうこのまま開催に突っ走るのはだれにも止められないということなのでしょうか。
 まあ、このペースで、まさに「国民総動員」みたいな体制で接種を進めていけば、もしかしたらオリンピックが始まるころにはかなりの人が接種を完了した状態になっているかもしれませんね。だったら、いくら外国から人が来ようが、全然怖くないよ、ということになっているかもしれません。でも、そもそも、オリンピックに反対するのはコロナの感染が怖いから、ではなかったはずですよ。たまたまコロナの感染拡大の時期と重なってしまっただけであって、コロナが収まればオリンピックも開ける、という単純な話ではなかったはずなんですよ。
 私は、このオリンピックの開催が決まった時から、全面的に歓迎する気にはなれませんでした。なんで今オリンピック?という思いですよね。「復興五輪」なんてお題目でごまかそうとしていましたが、そんな気などさらさらないことは最初からミエミエでした。それを、いつの間にか「コロナorオリンピック」というとても分かりやすい構図にすり替えてしまったのは、なんと巧妙な作戦だったのでしょう。
Aventure Number : 3429 date : 2021/6/2


今日の禁断 チクワ


 今日、SNSにこんな写真があったのでびっくりしてしまいました。
 びっくりしたのは2つのポイント。まず、この「三吉」さんというおでん屋さんは私も行ったことがありますが仙台ではとても有名なお店だったということ。いわば仙台の「名所」とも言うべきお店なので、これは大変なことになったな、ということです。そしてもう一つは、そこの店主さんは、私の職場の世話人さんになっていただいている方なので、その方が先月末にお亡くなりになっていたのなら、当然私の知るところとなるはずですが、そんな気配は全くなかった、ということです。
 そこで、冷静にこの写真の文章を検証してみました。そうしたら「40年余にわたる・・・」という部分に引っ掛かりました。確か、このお店は敗戦直後の焼け跡で、屋台として商売を始めた、という話を聞いたことがあります。ということは、40年なんてものではなく、優に70年以上は続いているはずですよ。
 そもそも、これを投稿して、よく行っていたお店が、と嘆いていた人は、現在は塩竃市にお住まいなんですよ。そこで、調べてみたら、確かに塩竃に同じ名前のおでん屋さんがありました。それは、どうやら仙台のお店からのれん分けで出来たようですね。今回閉店したのは、その塩竃のお店だったのですよ。
 でも、このスレッドでは、私と同じように勘違いをしていた人がコメントを書き込んでいましたね。罪作りな。
 このお店は、店主がお亡くなりになったので閉店されたようですが、別に誰も死ななくても閉店に追いやられているお店はたくさんあるはずです。仙台の「三吉」さんも、現在は一時的に営業は行っていないそうですからね。でも、ワクチン接種も始まっていますから、あと一歩の辛抱ですよ。と言ってあげたいのはやまやまですが、このままオリンピックが敢行されれば、そこでまた確実に感染者は増えるでしょうから、それどころではなくなるかもしれませんね。なんせ、誰かが言っていたように、テレビで競技を見ていて興奮するのも感染拡大の要素になってしまうぐらいですから、いったいどうなってしまうことやら。
 そうなると、またまた公共施設の利用が出来なくなって、ニューフィルも3度目の練習休止、なんてことになるかもしれませんね。そうなった時のバッハや菅の言い訳を、ぜひ聞いてみたいものです。
 とりあえず、今のところは普通に練習もできていますし、その先の指揮者練習や本番の演奏会までの予定もしっかり出来上がっています。先のことは考えずに、今できることをやるしか、道はないのでしょう。そこで、広報担当の私としては、その最新の予定を公式サイトに書き込むことになるのです。
 さしあたっては、7月に予定されている指揮者練習のタイムテーブルです。今回は3曲のプログラムなので、それぞれの時間割をテーブルに記入するのですが、字面としてその曲名があまり凸凹していない方がデザイン的に見映えがいいので、それをきれいにして並べてみました。つまり、普通に書くと、
  • ワーグナー:さまよえるオランダ人序曲
  • リスト:レ・プレリュード
  • チャイコフスキー:交響曲第6番悲愴

 なのですが、これをそれぞれ曲名だけで出来るだけ短くしてみました。
  • オランダ人
  • レプレ
  • 悲愴

 まあ、これでもいいのですが、ちょっと序曲だけ長いですね。「オランダ」でもまだ長いですし。そこで、いっそ漢字にしてやろうと思いました。
  • 和蘭人
  • レプレ
  • 悲愴

 どうです。正しくは「彷徨へる和蘭人」ですね。でも、「和蘭人ってなんですかぁ?」って聞いてくる人がいるかもしれませんね。
Aventure Number : 3430 date : 2021/6/4


今日の禁断 ファイザー


 きのう、待望のコロナワクチンの接種に行ってきました。いちおう予約は11時だったのですが、15分ぐらい早く着くように行ってみました。そこはそんなに大きな病院ではありませんし、駐車場も5台も入ればいっぱいになってしまうほどですから、もし入れないときに別のところに車を置いて、少し歩かなければばいけないからです。さいわい、かろうじて1台は入れたので、車は置けました。待合室には、やはりいつもの診察の時よりは多めの人が座っていました。しばらくすると、椅子が足らなくなって立って待っている人もいるようになりました。
 最初に、クーポン券と一緒に診察券と保険証を出すと、まずは問診票を書かされて、それを持って行くと体温検査、それから少し待たされて血圧を測られた後、医師の問診とワクチン接種、という手順です。その接種の場所が、いつも内視鏡検査を受けている部屋なので、そこのベッドの背もたれを少し立てて、その上に座らされての接種です。打つのは院長先生自身、いつもは採血などは看護師さんにやってもらっているのですが、院長先生だとかえって緊張しますね。普段、自分で注射をしているところは1回も見たことはありませんからね。でも、実際にはほんの一瞬で終わってしまいました。
 どうやら、ワクチン接種のために特別な動線が設けられているようで、その後は行ったこともない通路に案内されて、そのまま裏から待合室に戻り、そこで15分休んでいると、看護師さんがクーポンなどワンセットを返してくれて、全行程の終了ということになりました。
 途中で院長先生の奥さんがいたので、この前に予定を早めてくれたお礼などを言いつつおしゃべりをしていると、どうもその予定変更は、大規模接種でキャンセルが出たからではなかったようなのですね。詳しくは聞けませんでしたが、何しろ初めてのことで色々手違いがあったからなのだそうです。やはり、どこも大変な思いをしているのですね。
 これが、返されたクーポン。1回目のシールがはがされ、1回目のワクチンのメーカーやロット番号が記されたシールが貼られています。中には「診察したが接種できない場合」というのもあるのですね。問診票も既往症や現在治療中の疾患などを詳しく書かされますから、そこで接種できないといわれることもあるのでしょう。ですから、そこでは確実にちゃんとした医師による診断が必要のはずですが、今政府が血眼になって接種の会場を増やそうとしているときに、それだけの「まともな」医師が確保で来るものなのか、ちょっと心配になってきます。こんなところで焦って手抜きになってしまったら、新たな「被害」が出てくるかもしれませんね。
 心配だった副反応ですが、体温はずっと平熱のまま、36度台を超えることは1回もありませんでした。ただ、接種した場所(左肩)は、昨日の夜からかなりの痛さに見舞われましたね。夕べなどは腕を上げることもできませんでした。もし、以前の予約のまま火曜日の朝に接種を受けていたら、その夜の練習では楽器を持てなくなっていたかもしれません。今は少し痛さは和らいでいますが、相変わらず手を高く上げると痛みを感じてます。2回目はどうなることでしょう。
Aventure Number : 3431 date : 2021/6/6


今日の禁断 プロメテウス


 きのうはニューフィルの練習。最近は、今までの駐車場ではなくそのそばの別の駐車場を使うようになったので、駐車時間を気にすることがなくなりました。つまり、今までは、普通は10時過ぎに出庫するので、例えば6時ちょうどに入庫すると、駐車料金は5時間分になってしまって、買い物で1時間分の割引を受けても800円も払わなければいけません。ですから、安全を取って、6時20分ぐらいに入れることにしていました。それでも600円ですよね。でも、その新しいところは午後6時以降は料金が最大500円になるので、いくら使ってもそれより安くなるのですよ。割引を受けるための無駄な買い物も必要ありませんし。まあ、それより、決め手はこの間味わった、駐車券をなくした時の尊大な対応ですけどね。もう、こんなところには停めるものか、と、その時固く心に誓いましたから。
 ですから、今ではほとんど6時には入れられますから、練習会場に行くとたいてい、まだ一人ぐらいしか着ていません。ですから、私はすでに出ている机の上に「かいほうげん」のバックナンバーや日程表を並べたり、フルートパートのためのアクリル板(3本)を棚から降ろしてセットしたりといった作業を、十分に時間を取って行うことができるようになりました。
 きのうはもう会場が夏モードでとても暑くなっていましたが、まだまだエアコンは動かしてはくれそうもないので、もう半そでのTシャツでも汗だくになってしまいましたね。そんな、体が火照った状態で楽器を吹くと、アンブシャーが落ち着かないので苦労することになります。早くエアコンを入れてほしいですね。
 きのうは、リストの「レ・プレリュード」の練習も行いました。練習指揮者は、「リストの交響詩はこれ以外はどんなのがあるか、私も知りません。誰か知ってますか?」と言いつつ、「〇〇さん、知ってます?」と、私に振ってきました。まあ、音楽のことなら何でも知っていると思われているのでしょうが、あいにく私はリストに関しては完全な門外漢、そんな知識はありませんから、正直に「わかりません!」と答えましたよ。
 どこかで「13曲」というような声が聴こえましたが、そうなると、私は俄然「これでネタができた」と思いました。そう、これを、次の「かいほうげん」のネタにすればいいのですよ。正直、リストなんかは調べる気にもなりませんが、まあ、私も知らないままでいるのも嫌ですからね。
 そこで、ちょこっと調べてみたら、たしかにそれは13曲ありましたが、そこでこの作曲家の作品番号について、新しい知識を得ることが出来ました。というか、その交響詩群にはきちんと「1番」から「13番」までの番号が振られているのですが、それをよく見てみるとその順番が作曲された順ではないんですよね。ただ、リストはそれぞれの曲を何度も改訂しているようなので、もしかしたら最終稿が出来た年の順なのかな、と思ってみても、それも違います。それとは別に、三省堂から出ているあまりあてにならない作品事典だと、こちらは番号などはなく、ほとんど作品番号順ではなく作曲順に並んでいたりします。
 こうなると、そのあたりの疑問が晴れないうちは、先には進めなくなってしまいます。と、リストの作品番号には2種類の物があることに気が付きました。現在使われているのは「サール番号」なのですが、以前は「ラーベ番号」というのもあったそうです。それが、交響詩に関しては、どちらの順番も全く同じなんですよ。おそらく、ラーベがまとめたころにつけた番号が、サールの時代には年代的に正しくないことが分かったのですが、それにはあえて手を付けずにそのままの番号を踏襲した、ということなのでしょうね。まあ、結果的には、シューベルトの交響曲の番号みたいな混乱は起こらなかったので、それも一つの見識なのでしょう。
 それに合わせて交響詩全集の録音も調べたのですが、そこではしっかり、昔のCDも今のCDも、たとえば「交響詩第3番『レ・プレリュード』」などと表記されていましたね。これでは、うかつに直すわけにはいきません。
Aventure Number : 3432 date : 2021/6/9


今日の禁断 フンガロトン


 前回の「禁断」でリストの作品番号のことを書いたら、さっそく、さるリスト研究の第一人者の方からコメントをいただいてしまいました。「サーズではなく、サールです」ですって。私は「サール」と書いていたつもりなのに、なぜかそんな感染症の名前になっていたのですね。早速訂正させていただきました。
 ですから、そこで、「交響詩の番号は、おそらくラーベが付けたのでしょう」などと書いていたことも、その方は苦々しく思っていたことでしょうね。一応楽譜の出版状況をIMSLPで調べてみたら、その表紙がこんなことになっていました。これは、初版ではなく、1885年に出版されたときの表紙なのだそうですが、その時点でもう番号が付けられているのですね。
 これは、それまでに出版されていたスコアを、4曲ずつ3巻にまとめて出版された、ということなのでしょう。作られたのがかなり後になる最後の第13曲「ゆりかごから墓場まで(Von der Wiege bis zum Grabe)」だけは、この中には入っていません。
 ところで、その第1巻の部分を拡大してみると、「レ・プレリュード」の後には(nach Lamartine)という注釈が入っていますね。これは、(ラマルティーヌの詩による)という意味でしょうね。つまり、リストが最初に作ったとされる「交響詩」というジャンルは、そのような文学的なモティーフを音で表現したものだ、と言われていますから、その「元ネタ」を明記してあるのでしょう。
 確かに、以前は、この曲の解説では例外なくこの「ラマルティーヌ」という名前がセットで語られていましたからね。彼が書いたとされていた「私たちの人生は、死へと向かう前奏曲だ」で始まる詩の概念を、この曲は表しているのだ。というフレーズにはよくお目にかかれました。実際、スコアには、その結構な長さのあるテキストが載ってますからね。
 ただ、これも今回色々調べて分かったのですが、それは別に、アルフォンス・ド・ラマルティーヌが作った詩ではないことが、最近はっきりしたのだそうです。あれは、9割以上がリスト自身が書いたものなのだそうですね。その中に、ラマルティーヌのフレーズを1個だけ入れてあるだけなんですって。
 さらにもう1点、この曲は、最初に作られたときにはそんな深淵なタイトルは付いていませんでした。そもそも、この曲は、以前作られた「四大元素」というピアノと男声合唱のための組曲の「序曲」として作られました。つまり、その合唱曲の中にあるテーマを使って、それを紹介するための曲を作ったのですね。その合唱曲は、リストがマルセイユに行ったときにそこを訪れていたドイツの合唱団の人に曲を作ってほしいと頼まれて、マルセイユに住んでいた知り合いの詩人、ジョゼフ・オートランに歌詞を書いてもらい、それに曲をつけて完成させたというものでした。それは1曲だけだったのですが、さらに続けて3曲、同じオートランの歌詞で曲を作り、それぞれが「土」、「風」、「水」、「星」というタイトルが付けられて、全体が「四大元素」と呼ばれる組曲が完成したのです。
 そんな合唱曲は、楽譜も出版されていないので誰も聴いたことがないだろうと思ったら、ちゃんとCDになってました。その一部の音源を用意しましたので、聴いてみてください。
 どうです。まさに「レ・プレリュード」で現れるテーマそのものですね。ということは、これらのテーマはその合唱曲の歌詞と何らかのつながりがある、ということになりませんか? 「交響詩」とか「標題音楽」というのはそういうものでしょうからね。あいにく、ネットではどこを見てもこの曲の歌詞は見つからなかったので、現在資料を手配中です。まあ、先ほどのリスト研究の第一人者の方などは、先刻ご承知なのでしょうけどね。
Aventure Number : 3433 date : 2021/6/11


今日の禁断 ナショナル


 我が家の洗濯機は、買ってから7年目に入ったのですが、おととしには洗濯槽の汚れがひどくて、洗濯物に一杯ゴミがつくようになったので、分解掃除をしてもらっていました。でも、それでも1年も経たないうちにまたゴミが付くようになっていましたね。こんなんでは、何回掃除をしてもダメなので、もうあきらめて新しいのを買うことにしました。どうも、うちは洗濯機運が悪いようで、この前の前の機種も風呂水ポンプがすぐ壊れてしまいましたね。
 ですから、今度買う時には、そんな「〇芝」とか「〇立」といったメーカーのものは、まず選択肢からは外れていました。あとは、なぜかうちの洗濯物は、そんな大家族でもないのに毎日かなりの量になっていて(まあ、きれい好きなんでしょう)、もうはみ出るぐらいの洗濯物になっていましたから、この際ワンサイズ大きなものにもしてみたかったんですね。
 それで買ったのが、「〇ナソニック」の10キロタイプでした。今までのは8キロでしたね。ただ、買う前には、今の8キロでももう洗濯パンギリギリの大きさですから、もしかしたら入らないかもしれないと、カタログでサイズはチェックしておきました。そうしたら、8キロも10キロも外側の寸法は全く同じなんですね。それで、洗濯槽の直径も同じなんですよ。いったい、どこを増やして容量を上げているのでしょう。
 ついさっき、セッティングが終わったところ、やっぱり、ほとんど同じ大きさですね。こちらが前の。
 これが新しいのです。操作パネルが奥になってますね。
 ふたを開けても、操作パネルに手が届きます。
 ところで、前回書いた「資料」が届いたので、リストの「四大元素」の歌詞が分かりました。「資料」というのは、この曲が録音されている唯一のCDなんですけど、そのブックレットに目指すフランス語の歌詞が載っていたのです。ただ、普通はそれを英語に直した対訳になっているものなのですが、さすがにそこまではやれなかったようで、原文しかありません。ですから、あまり得意ではないフランス語は、Googleさんに下訳をやってもらって、それに私が手を入れる、という方法を取りました。
 そうしたら、なんと、Googleさんでもわからない単語があったようでした。それは「nocuds」という単語で、そのままになっていました。確かに、これは仏和辞典にもない単語でした。いくらなんでもそんなことはあり得ないので、もしかしたらこれはブックレットのミスプリかもしれないと思い、だったらなんなのだろう、と考えてみましたね。そうしたら、「œ」という文字(なんて読むのでしょう)に思い当たりました。そこで「nœuds」を調べたら、「結び目」という訳語が見つかりました。
 そんな文字が入っているのが、この間の「土」の中で聴こえる「レ・プレリュード」の一番有名なテーマで歌われている部分です。
Des ivresses unanimes
Voici les momens heureux,
de nos pieds jusqu'à nos cimes
S'élancent en nœuds intimes
Tous les âtres amoureux

拙訳は、
誰もが夢中になれること
これが幸せな時だ
足元から頭の先まで
親密な結び目で広がる
愛するすべての存在

 たしかに、あのメロディと見事に合致した美しい歌詞ですね。そして、それは「レ・プレリュード」のリスト自身が書いた「解説」の中にも、似たような言い方が見られます。ただ、他の歌詞も全部訳してみましたが、リストがラマルティーヌの詩から引用したといわれる部分と共通するようなところは全くありませんでした。
Aventure Number : 3434 date : 2021/6/13


今日の禁断 キング


 最近は、CDを聴くときはもっぱらサブスクを利用していますから、買うのはサブスクでは聴くことのできないハイレゾやサラウンドのSACDやBD-Aばかりです。当然、サブスクには日本語の帯などは付いていませんが、ブックレットは読めるので、全く不便は感じません。いや、逆に、以前はたびたび味わった「おかしな」帯などを楽しむということはなくなりました。と思っていたら、久しぶりにこんな痛快な帯が、買ったSACDについていたので、うれしくなりましたね。
 こういうのは新参の〇クソス・ジャパンの得意技だと思っていましたが、〇ングインターナショナルなどという老舗ディストリビューターでもやってしまうんですね。他山の石としたいものです。
 というのも、私もこんなブログを書いてますが、一度ざっと書いて読み直すと、あまりの誤変換の多さに愕然としてしまいます。それで、一度は直すのですが、それをアップしてからも、続々と別の誤変換が見つかったりしますから悲惨です。最近だと、「作曲家」が「作曲科」になってたり、「洗濯機」が「選択機」だったりしたのを、しばらくして気が付いて直したというみっともないこともありましたね。
 その洗濯機ですが、当初は10キロのものを買うつもりはありませんでした。ただ、調べたら8キロとの中間で「9キロ」というのがあったので、それがいいなと思い、お店に行ってみました。ところが、ヨドバシに行ってみたら、めざす9キロはもう売り切れで、その代わり10キロのがえらく安く売られていました。
 どうやら、9キロはもっと安かったので、それで売れてしまったようでした。でも、これでも十分お安いですし、サイズも問題なかったので、これを買うことにしました。
 そのあと、ほかの店ではどうなのかな、と思って、ケーズデンキにも行ってみました。
 なんと、全く同じものが2万円も高くなっていましたね。これでも「特価」なんですね。
 実際に使ってみると、細かいところの操作では以前のものとは違っていましたが、基本的にやることは同じでした。でも、運転音は確実に小さくなっていましたね。特に、お風呂の残り湯を使うためのポンプは、音の大きさだけではなく、その音の種類が変わっていました。前のは「ババババ」みたいな下品な感じでしたが、これは「シュー」というとてもスマートな音ですからね。これが洗濯機だとは思えないほどです。案内音もシンプルな「ピ・ピ・ピ」だけです。前のはモーツァルトのピアノソナタのメロディを変な風にアレンジしたもので、ついその続きを口ずさんでしまうというおかしな習慣が植え付けられてしまいましたから、これはうれしいですね。
 洗濯槽が大きくなったせいか、洗いあがりの時間も短くなりました。これが最大のメリットです。朝の忙しい時には、これは助かります。
 誤変換ではありませんが、ブラインドで「バイデン大統領」を、間違えて「ダイベン大統領」とタイプするようなことはないでしょうか?
Aventure Number : 3435 date : 2021/6/16


今日の禁断 オリンピック


 だいぶ前に放送されていた朝ドラの「花子とアン」の何回目かの再放送を毎日見てます。もう7年前になるんですね。一番のポイントは、吉太郎役の賀来賢人と伝助役の吉田鋼太郎が、7年前はどんなことをやっていたかを見たかったからです。
 賀来賢人は、おそらくここで初めて見た人だったでしょうね。何しろ寡黙でくそ真面目な役だな、という印象がありましたから、最近見た「今日から俺は!」は本当にびっくりしました。とてもあんなくだけた役を演じる人だとは思っていなかったんですよね。それ以後、舞台の中継もWOWOWで見たのですが、それはもう、間違いなく完璧なコメディアンの姿でした。さらに、この間までやっていたラジオのDJも、いつも帰りの時間に車で聴いていたのですが、とてもおかしい人だ、という印象は強まりましたね。
 そんな、極め付きのコメディアンの姿を見てしまった後に、この「花子」を見るというのは、とても興味深いものでした。そんな「地」を隠して、ひたすらくそ真面目な役を演じているのが、本当にすごかったですね。ただ、そんな中で、たったワンカットですが、その「地」が現れているところを見つけたときはうれしかったですね。それは、醍醐さんと初めて食事に行ったときに、思いっきり緊張した様子で直立してあいさつをしていた時です。これこそは、紛れもない、コメディアンがわざと真面目ぶった時の芝居でしたね。
 吉田鋼太郎は、この前に「モズ」で見ていました。すごい人が出てきたな、と思いましたね。とにかく存在感がハンパではありませんでした。それが「花子」に出てきて、ああいう役だったので、これはまさに適役だと思いましたね。まさに、極悪非道を地で行ったようなものでしょう。でも、この人はドラマの中では次第に「いい人」になっていきましたね。まあ、そんな違和感が、逆に目指したところだったのでしょうね。
 そうしたら、この人はそれ以降私が見たドラマでは、止めどもなく崩れていってきました。行きついたところが「おっさんずラブ」でしたからね。
 まあ、役者さんなんて、いろんな役を演じてなんぼ、ですからね。
 ドラマではなく、テレビに頻繁に出ている人達の見方も、7年も経つと変わってくるのでしょうかね。例えばコイズミさんなどは、仕事をお辞めになったあとでは、ずいぶん変わったのではないでしょうか。なんたって、「原発反対」ですからね。ですから、スガさんあたりは、2、3年後に現職をクビになったころには、「あの時、運動会をやめさせるべきだったなあ」と思うようになっているのでしょうかね。だとしたら、大した「役者」です。
Aventure Number : 3436 date : 2021/6/18


今日の禁断 ドルチェ


 さっきテレビを見ていたら、青森のねぶた祭りで使う笛の飛沫拡散防止策を紹介していました。
 なんでも、青森の小学生が考案したものが賞をとって、それがついに商品化までされた、ということのようですね。映像を見ると、塩ビシートに丸い穴を2つ開けて、シートを丸めてその穴の中に笛を通しているようでした。たしかに、これでしたらコストも低いですし、十分に実用的でしょうね。
 もちろん、こんなことは私もすでに実験済みでした。その時は、普通のフェイスシールドの横を切って、その隙間から楽器を出す、ということで、直接塩ビシートと楽器が触れることはありませんでしたね。これは、確かに飛沫の拡散防止には非常に効果があるはずです。
 ただ、私がフルートで同じようなことを試したときには、このやり方には決定的な欠陥があることを感じていました。息の出る場所からシートまでの距離があまりに近いので、自分の出した音がほとんど雑音にしか聴こえないのですよ。フルートの場合は、息が穴の縁に当たって音が作られるのですが、それは管の中で共鳴してちゃんとしたピッチを持つ大きな音に変わります。ですから、その穴の部分で発する音自体はそちらの音に消されてほとんど聞こえなくなります。しかし、そのファイスシールドでは、その「穴音」自体がそのまま反射して聴こえてくるので、とても汚い音になっているのです。
 それを避けるために、さる楽器メーカーが作ったものは、シールドの面積をぎりぎりまで小さくして、材質も不織布にすることでした。これなら、反射音は聴こえないでしょうね。
 ただ、これでは、飛沫そのものは前の方に飛んでしまいますから、感染防止の効果はほとんどないのではないでしょうかね。痛しかゆしです。
 結局私は、ニューフィルの中では遮音用のアクリル板をフルートから50センチぐらい離したところに設置して、音が普通に聴けて飛沫を飛ばさない、という方法を1年近く続けることになりました。今のところ、これで何の問題も起きていないので、コロナが収まるまではそれを続けるつもりです。
 さっきの青森のねぶたは、今年も去年に続いて中止になったそうですね。今年は、それでも笛を吹く機会はあるようですけどね。同じように、秋田の竿灯まつりもやはり中止になったそうです。そうなると、「東北三大祭り」と言われているもう一つのお祭りも、当然中止かな、と思っていたのですが、こちらはとりあえず中止しないつもりだ、ということだけは表明されているようですね。ただ、正式決定は7月にならないと出さないのだそうです。ぎりぎりまで様子を見ようということなのでしょうか。たしかに、このところ仙台市の感染者数は劇的に減っていますから、やってやれなくはない、という機運もあるのかもしれませんね。
 でも、忘れてはいけません。あの、3月初めに全国から多くの人が集まった結果、わが宮城県は人口比での感染者数で日本一の栄冠に輝いたのですからね。あのような名誉(いや、不名誉)を、もう二度と味わいたくはない、というのが、普通の人たちの痛切な心情なのではないでしょうか。なんたって、そのために、予定されていた演奏会を直前になって中止しなければいけなかったぐらいですからね。
 そんな田舎者の心情は、国際的なイベントでは一顧だにされないのでしょうね。中止どころか、なんと、開会式には2万人の観客を入れるなどと言っているのですから、到底理解不能です。というか、狂ってます。
Aventure Number : 3437 date : 2021/6/20


今日の禁断 レボリューション


 この間、町内会の仕事で銀行に行ったら、ゴールウェイのBGMが聴けた、と書きましたね。きのうも、やはり町内会の上部団体への上納金を送金しに同じ銀行に行ったら、やはりBGMでフルートの音が聴こえてきました。でも、今回はゴールウェイのような魅力のある音ではなく、なんとも存在感の薄いフルートの音でした。というか、ビブラートもほとんどかかっていないので、もしかしたらトラヴェルソかな? と思ったぐらいです。そこで、今度もSHAZAMくんの出番です。
 パユ、ですって。うすうす、そんな気はしていましたが、BGMにするとこんなにも力のない音になってしまうんですね。それよりも、このゆっくりとした曲はト長調のフルート協奏曲の第2楽章なのだそうですが、いったい誰の作品なのでしょう。そもそも、こんなジャケットのアルバムなんて見たことがありませんからね。
 でも、調べたら、こちらのアルバムの中に入っている、グルックの協奏曲だと分かりました。一度は聴いていたのでしょうが、全く記憶にありませんでした。いずれにしても、この銀行の選曲は渋すぎます。この後には、ヴァイオリン・ソロでシューベルトの「アヴェ・マリア」をやってましたけどね。
 この間来た時には、硬貨をきちんとお札に換えて手間をかけないようにしていたのですが、いよいよそんな硬貨が邪魔になってきたので、少し面倒かもしれませんが、それで払おうと、100円硬貨を50枚ずつ包んだ「筒」を、3本、つまり150枚持ってきました。ただ、最近は多量の硬貨だと、両替するときに手数料を払わなければいけないようになっているので、それがちょっと気になりました。でも、これは両替ではなく、送金に使うのだから、それは関係ないような気もしましたね。
 でも、やはり、その硬貨の山を差し出すと、窓口のおばさんはあからさまにいやな顔をしましたね。それで、「だめだ」と思いました。案の定、「送金の場合でも、100枚以上だと両替手数料をいただきます」ですって。まあ、仕方がありませんから払いましたけど、なんか引っかかるものがありましたね。そもそも、現金同士を交換するのに、なぜ手数料が必要なのか、とは思いませんか? 数えるのに手間がかかるからでしょうか。いや、そんな、硬貨の枚数を数える機械なんて、どこの銀行にもあるのではないでしょうか。いやいや、それはとても精密で高価な機械なので、手数料を取らないと償却できないのだとか。いずれにしても、理解不能な世界です。
 とは言っても、オリンピックで一般の観客は飲酒は禁じられているのに、外国からのゲストにはばんばん振舞おうとしていた、という意識にくらべれば、まだ理解はできますけどね。でも、これで誰のためにオリンピックを開催しようとしているかがはっきりしましたね。アスリートのためでもなければ、当然「被災地復興」のためでもありません。サンドウィッチマンは、そんなことのために走らされたのでしょうか。
Aventure Number : 3438 date : 2021/6/23


今日の禁断 ドコモ


 私の愚妻は一応スマホを持っていますが、それは「らくらくホン」という、初心者のための機種です。機械オンチなので、それでもなかなか使いこなせないみたいで、私に使い方を聞いてくるのですが、iPhoneにすっかり慣れてしまった私は、かえって使い方が違うので戸惑ってしまいます。というか、この機種は操作手順が「初心者」にはあまり優しくないような気がするのですね。要は、本当に初心者がどういうことで操作に躓くのか、ということに全く配慮されずに開発されたのでは、と思えるほどのややこしさなんですよ。
 それでも苦労しながらもなんとか使っているようですが、ちょっと前に電話を受けた時には、つながった途端に通信が切れてしまう、というトラブルがありました。こちらからかけ直してもなかなかつながらず、やっとつながってもなんだか音が変でした。そうしたら、おとといには、もう全然通信が出来なくなってしまったと言って、私のところに持ってきましたよ。見ると、「SIMカードを挿入してください」というメッセージが出ていました。それで、そこをチェックしようとしてスマホの周りを見渡したのですが、SIMカード用のスロットが見当たりません。iPhoneだったら左下についているのに。そうしたら、なんかの拍子に裏蓋が開いてしまいました。こんな簡単に開くんですね。そこにはむき出しのバッテリーがあったので、試しにそれをどかしたら、その陰に目指すSIMカードがありましたよ。こんなことも、全く「初心者向け」ではありませんね。
 とりあえずそのSIMカードをいったん出して、再挿入してみたのですが、何の変化もありません。これはもうどうしようもないので、ショップに電話して、修理の予約です。
 そして、きのう、愚妻が一人ではわからないというので、一緒に行ってやりましたよ。そうしたら、SIMカードそのものがダメになっていたので、新しいカードに交換して再設定したら、簡単に直りました。もちろん、料金はかかりませんでした。でも、SIMカードが壊れるなんてことがあるんですね。
 ショップに行った時には、ちょうど「スマホ教室」をやっているところでした。「初心者」の方が4人ほど受講してましたね。その日のテーマは「写真」なのだそうで、スマホで写真を撮るにはどうしたらいいか、懇切丁寧に教えてくれていましたよ。これは、実際にモニターの上にあるミニーのぬいぐるみを「スマホで撮って」いるところです。
 そこで、講師の店員さんは、写真を撮るときの注意点を話していましたが、最も重要なのは「写真を撮るときは、必ず相手の承諾を得る」ということなのだそうです。いやあ、ためになりますね。
 帰り道に自宅のそばのスーパーがリニューアル工事を行っている現場を通りました。
 今週の月曜日から金曜日まで5日間お店を休みにして、大規模な工事を行っているのだそうです。ですから、駐車場にはこんな風にショーケースの棚板などが山積みになっていました。
 それが、今日通ったらきれいさっぱりなくなっていて、業者の車でいっぱいになってましたね。明日の朝の開店に向けて、今夜は大変でしょうね。一晩で店内をハロウィンからクリスマスに変えるようなものでしょうか(そんなドラマがありましたね)。
Aventure Number : 3439 date : 2021/6/25


今日の禁断 ヨーク


 リニューアルした近所のスーパーが、きのうオープンしました。ここはほぼ毎日買い物に来ていましたから、休んでいる間は何かと不便でしたね。待望の新しいお店は、かなりの棚をまっさらなものに変えて、とてもきれいになっていましたね。とは言っても、お肉やお魚のケースは昔のままでしたし、場所もほとんど変わっていなかったので、何の違和感もありませんでした。変わったのは惣菜売り場。これまで薬局があったスペースがなくなり売り場が増えたので、かなり広いスペースになっていましたね。でも、これまであった場所とは全然違うところにコロッケとか唐揚げがあったりしますから、慣れるまではちょっとまごつきますね。
 ただ、レジの一部がまだ未完成だったようで、これまであったセルフレジがまだありませんでした。その代わり、臨時の対面レジがたくさんありました。明日になると、この場所にセルフレジが出来るのだそうです。
 お客さんはたくさん入っていましたが、レジの要員がかなり増やされていたようで。混乱はありませんでした。駐車場も、きちんと案内員がいたので、すぐに入れられましたね。ただ、
 出口で、これだけ「右折禁止」の表示があるのに、堂々と右折しようとしている車が後を絶たないのには、いつも腹が立ちます。この駐車場には道路沿いにもう1か所出口があって、そこではきちんと右折もできるようになっているので、そちらから出るのが正解。ここで右折をするのは危険であるだけでなく、なかなか出られないので後ろの車はイライラします。みんな「やめてくれ」と思っているのでしょうね。
 あと1ヶ月で、やはり多くの人が「やめてくれ」と言っているイベントが開催されます。
 買ったばかりのTVfanでは、もはやしっかりその放送予定が掲載されています(紫の部分)から、まあ、ふつうはこれを「やめる」ことはもう考えられないのでしょうね。まあ、一国の首相が「絶対安全」とはいかなくても、とりあえず「安全安心」と保証してくれているのですから、どうぞおやりください、としか言えません。
 今回のこのイベントがこれまでと異なるのは、「ショー」としてのスポーツ競技を楽しむだけではなく、もしかしたら大挙して何万人という人が押し掛けた時に間違いなく起こる感染拡大に際して、どれだけの混乱が生じるのかも楽しめるのでは、という点ではないでしょうか。ワクチンも2回打ち終わったことですし、そこで慌てふためいている関係者たちの醜い姿を、存分に楽しむつもりです。
 ただ、まだ抗体はできていないはずですから、せっかくお誘いを受けていたのですが、私が前に入っていた男声合唱団のコンサートは、ご遠慮させていただきました。ご盛会だったそうで、なによりです。
Aventure Number : 3440 date : 2021/6/27

(21/6/30-21/8/13)