3201(19/12/20)-3220(20/2/2)

今日の禁断 リコー


 職場での年末恒例の郵便物の袋詰めも終わり、今週の金曜日には郵便局に持っていけるようになりました。なにしろ1200通ですから、コンテナ3つに山盛りの封筒、それを車の座席に積んで、北郵便局に行ってきましたよ。つまり、去年までは「特約ゆうメール」というのを使っていたので、集荷は全部やってくれていたのですが、普通郵便にしたら途端に手の平を返したようにそんなサービスはやってくれないようになったものですからね。でも、ゆうメールの契約をした時には普通郵便よりはるかに安かったものが、あっという間に値上げが繰り返されて、これを使い続けるメリットが全くなくなってしまったのですから、仕方がありません。ほんとに、この会社のやり口は保険部門と全く一緒ですね。契約するときには「絶対値上げはしません」と言っていたものが、もう平気で考えられないほどの割合で契約更新ごとに料金を上げていくのですからね。
 そんな会社ですから、この郵便物も油断はできません。別納郵便扱いは他の手紙と同じ料金なのですが、「区内特別」に関しては、いったいいくらになるのか、実際にやってみないと分からないところがありますからね。一応、ネットで調べて、決められた郵便番号のものだけを100通以上で、カスタマバーコードを付けた場合の料金で計算はしておきましたが、本当にその通りにやってくれるという保証は全くありませんからね。この会社の場合。
 とりあえず、郵便局には台車が用意されていたので、それを使って3回に分けて車から窓口まで運びます。そこには、若いお姉さんがいたので、さっそく「バーコード付きの区内特別は〇〇円でいいんですよね?」と聞いてみたら、彼女はそんなものを扱うのは初めてだと見えて、分厚いマニュアルを取り出して調べ始めましたよ。あぶない、あぶない。何も言わなかったら、普通の料金にされてしまうところでした。
 結局、1枚1枚郵便番号を調べ、枚数を数えて、金額が確定したのですが、それは私が前もって計算していたのとピッタリ同じでした。そんな有能な社員さんも、この会社にはいたみたいですね。同じ窓口にはかなり年を取った男の社員もいて、封筒を数える手伝いなどもしていたのですが、こんな人にかかると、これほどうまくはいかなかったはずです。ほんと、この男は、年賀状を出しに来た人にも「ありがとうございました」すら言わずに、仏頂面でそれを受け取っていましたからね。
 そんな荷物も片付いて、やっとプリンターまわりも広くなったところで、サービスの人から連絡がありました。実は先週すでに呼んであって、状況を見てもらったら確かにこれは部品交換が必要だと分かって、その部品が入り次第再訪ということだったのですよ。さっそく、中を開いて、3つの部品を交換してくれました。
 この複合機を買ったのは2010年の12月でした。ですからもう丸9年使ったことになります。その前の機械は、5年ぐらいで買い替えましたね。もう修理用の部品もないということでしたから。でも、この機械ではまだきちんと部品も揃っているようで、必要な時はすぐに無料で交換してくれています。今回も、これであと数年は問題なく使うことができることでしょう。でもその後は、いよいよ部品が供給できなくなっているかもしれませんね。
Aventure Number : 3201 date : 2019/12/20


今日の禁断 カルミナブラーナ


 あさってはクリスマス・イブだというのに、なんだかいつもと様子が違うな、と思ったら、今年はその前の23日がお休みではなかったのですね。今までは、その日は「天皇誕生日」だったのですが、最近その天皇が別の人に代わったために、新しい天皇の誕生日である2月23日が新しい天皇誕生日になったのですね。ですから、30回続いた「クリスマス・イブの前は休日」という年中行事は、もう終わってしまいました。でも、前の前の天皇の誕生日はそのまま「昭和の日」と名前を変えて祝日になっていますから、いずれは「平成の日」となって、これもいずれは復活するのでしょうね。そのタイミングは今の上皇が亡くなった時でしょうか。
 ですから今年は、今日の日曜日がクリスマスに一番近い休日ですから、なんだか街は華やいでいる気配です。ご近所の、ちょっと前から気になっていたハンバーグ屋さんに初めて行ってみたら、もうそこらじゅうがそんな二人連れでいっぱいでしたからね。
 開店直後に着いたら、駐車場は2台分しか空いてませんから、店内はほぼ満席、ただ、入っていくと店員さんが、「席はございますが、20分ほどお待ちいただくことになります」と言ってました。まあ、かつてうなぎ屋で1時間近く待たされたことがありますから、そのぐらいは何でもありません。でも、メニューはハンバーグだけなのに、なんでそんなに時間がかかるのでしょう。
 その訳は、実物が出てきたときにわかりました。そのハンバーグは、まるでラグビーボールのように厚みがあったのですね。それにソースをかけて、付け合わせはマッシュポテトだけというシンプルさです。
 こんな風に中までしっかり火が通っていますから、やはり時間がかかるのでしょうね。味の方も、豚肉だけということでシンプルでした。ただ、デミグラスソースがかなり甘め。私のはランチでこれにサラダとスープが付くだけでしたが、二人連れたちはそれにドリンクとデザートが加わった「セット」を頼んでいましたね。
 そのあと、近くの本屋さんに行ってこんな本を買いました。
 今年映画化されたので、そのために「帯」がかかっていたのですが、もうこうなると「帯」とは呼べないほどの大きさですね。そう、その映画が、もうWOWOWで放送されていたのですよ。この二人のダブル主演で、とても見ごたえのある映画でした。構成がとても見事で、きっちりと伏線が張られていましたし、その上での最後のどんでん返しですから、これはもう号泣ものでした。
 ただ、原作者の名前を見て、この人に果たしてそんな素晴らしいものが書けるのか、という疑問が湧いてきました。そもそもタイトルが、著者が大好きだというクラシック音楽から引用したことがバレバレ。というか、いかにも「俺はこんな言葉だって知ってるんだぞ」という意識がもうミエミエですからね。ですから、その疑問を晴らすために、すぐにこれを買って、今読み終えたところです。
 読み終わってみると、原作と映画との違いは歴然としていました。確かに、プロット自体はさほど違いはありませんが、その扱い方が原作はなんとも単調、というか、エピソードをただダラダラと並べ立てているだけなんですよ。映画では、余計なものはすっぱりと捨てて別のエピソードを加え、切れ味の良い語り口で進行します。最後のシーンも全く変えられていて、見事にそれまでの出来事が一点に集約しているエネルギーが感じられるのですね。
 脇役の志尊淳とDAIGOも、原作とは全く違った切り口で、とても印象に残るキャラクターを演じていました。要するに、はっきり言って退屈極まりない凡庸な原作を「素材」にして、とても素晴らしい映画を作り上げた、ということです。
 大体、日本の映画で最後に流れるテーマ曲は本当につまらないものが多いのですが、ここでのONE OK ROCKは最高です。
Aventure Number : 3202 date : 2019/12/22


今日の禁断 ニコリ


 今日はクリスマスですね。たまたまこの日を予約していたので、歯医者に行ったら、
 なんと、受付のおねえさんがサンタのコスプレですよ。しかも、そのあと姿を現した歯科助手さんたちも、みんなサンタ、さらに、真っ赤なミニスカートに黒いストッキングという目のやり場に困るようなファッションでした。一瞬、ここは銀座のクラブか、と思ってしまいましたよ。そんなところに行ったことはありませんが。
 となると、楽しみなのは、私の担当の若い女医さんですね。絶対似合うだろうな、と思っていたら、彼女はトナカイの着ぐるみでした。残念。
 この歯医者さんも、最初は歯周病の治療だけだと思ってかかってみたら、古い虫歯の治療とか、だいぶ前に抜けてしまったブリッジの後のための義歯作りなどと次第に大規模な修復工事になっていました。それもやっと最後の段階になって、その義歯が出来上がったので、最後の調整をしてこれでおしまいということになっていました。
 でも、実際には、しばらく使ってもらって再度調整、それが来年の頭に入ってしまいました。それまでに、問題がないかチェックしてくれということでしたね。
 私にとっての最大のチェック項目は、この義歯を入れて前と同じようにフルートが吹けるか、ということでした。一応部分入れ歯なので、スプリングが後ろの方に着いていますが、楽器が当たる前歯の辺りは何の影響もないだろうという気はしていたのですけどね。ところが、実際に吹いてみると、確かに出てくる音は以前と全く変わっていないような感じなのですが、私の場合、中音や高音を吹いている時には口の中が左右から押される力が加わっているようで、その時に義歯が結構邪魔に感じられるのですよ。おそらく、長く吹いていると疲労も早いのではないでしょうか。ですから、フルートを吹くときには、義歯は外すことにしました。確かに、口内炎が出来ただけでコンディションが変わってしまうのですから、こんな大きなものが口の中に入れば、吹き方そのものを変えなければいけなくなってしまいそうですからね。
 今日は、もう一つ用事がありました。それは、クリスマスケーキの受け取りです。最近行くようになった富谷のシフォンケーキのお店が、毎年クリスマスケーキを作っていることを知って、家族がぜひ食べてみたいと言うものですから、予約してあったのですよ。1ヶ月前に予約が始まったようですが、それから1週間ほど経ってから注文しようと思ったら、もう24日の分は売り切れでしたから、25日のを頼みました。どうせ24日はニューフィルの練習でしたからね。
 昨日と今日はそのケーキの受け取りだけしかやっていないので、さぞやお客さんがたくさん来ているだろうと思ってお昼過ぎに行ってみると、車は私の他に1台しかありませんでした。なんだか拍子抜け、店員さんも、いつもの女の方ではなく、なんだかむさいおっさんがやっていたので、ちょっとイメージが違います。それでも、応対は丁寧でしたから、満足です。そこで、いったいいくつぐらい作っているのか聞いてみたら、30個ずつの全60個なんですって。
 普段はシフォンケーキしか食べたことがないので、このケーキはかなり大きく見えました。でも、実はホールのシフォンケーキですから、カットすれば同じ大きさになるんですね。うちが頼んだのはキャラメルが付いているタイプでしたが、クリームだけのものもあります。クリームはかなり濃厚、キャラメルの苦みが、良いアクセントになってますね。トッピングのイチゴも、かなりの高級品種のようです。もちろん、ベースはあのシフォンケーキと同じものですから、とてもまろやか、あまり柔らかいので、カットしたら取り分けるのが大変でした。
 美味しいものを食べると、ほっとしますね。
Aventure Number : 3203 date : 2019/12/25


今日の禁断 ポスト


 一応今日は仕事納めということになっているので、軽く部屋を掃除してのんびり過ごそうかと思っていたら、振替用紙が山のように届いているのに気が付きました。これは、先週送った郵便物の中に一緒に入れておいた振替用紙を使っての、さっそくの送金があったということになりますね。その用紙には、1年間に納める必要のある項目が印刷されていて、受け取った人は1年の間の好きな時にそれを使って送金すればいいのですね。でも、そういうものはすぐに送ってしまおうと思っている人が多いせいか、そのようにこの時期に集中して届くようになっているのでした。
 それが年々増えているようなので、いつもだと12月分が全部届いた年明けにその集計をやっていたのですが、もう今のうちにやっておかないと大変なことになりそうなので、少しだけ手を付けることにしてみました。ざっと数えても300件前後はありそうですからね。
 その集計作業は、送り先の名前と金額をまとめるという、単純なことなのですが、その元のデータとなるのが、払った人が記入した振替用紙なんですね。金額などは印字されていますが、通信事項や住所、名前といったものは自筆のものがそのまま送られてきます。それを読み取るという、非常に原始的なやりかたなんですね。もちろん、書いたご本人があまりに達筆で判読できないこともありますね。さらに、それをスキャンしたときに、、なぜか全体がゆがんでいたり、ありえない汚れが乗っていたりして、さらに見づらくなっているのですよ。
 もちろん、手元には名簿もありますし、ほとんどの人の名前は私の頭には入っていますから、それを判読するのはそれほど難しいことではありません。逆に、こんなのは、他の人が見たら絶対わからないだろうな、というようなものが楽々判読できた時には、なんか優越感に浸れますからね。
 そして、たまに住所まで書いて、肝心の名前が抜けていることがあります。これも、郵便番号や電話番号は書いてあるので、それを頼りに名簿から検索すれば、簡単に分かります。まあ、でも、そんなことに時間をとられずに作業を進めたいな、とは思いますよね。さらに、中には本当に何も書いてないものもあるのですから、これは困りますね。最終的にはゆうちょ銀行に問い合わせると、登録してあった電話番号から調べてもらって住所も名前も分かるのですが、これは、発送した郵便局に問い合わせることになるので、すぐには分かりません。今日も、そういうのが1つあったのですが、もう年内に分かるわけはないので、その件は来年までお預けです。
 まあ、郵便事業については、とんでもないことが起こっているようですが、この振替にしてもこんな感じでとても不完全な形で運営されているのではないか、といつも思ってしまいますね。かつては、郵便局の人が目を通していたのでしょうから、読みにくい字があったり、記入されていない時にはすぐに分かって、きちんとしたものを送ることが出来ていたはずです。ところが、そこにATMを導入した時に、その手書きの振替用紙をそのままスキャンするという乱暴なことをやり始めたものですから、こんなとても使いづらいものになってしまっているのではないでしょうかね。
 それまでのものをそのまま使えるので、一見利用者にとってはありがたいことかもしれませんが、それが結果的には、全く利用者にとって迷惑な結果を生んでいるという、皮肉な状態が、今のこの制度なのですよ。住所も名前も書かなくても、そのまま届いてしまうのですからね。なんか、いつの間にか料金も倍近くに上がっていましたしね。
 そんな郵便事業ですからいっそのこと、年賀状ももう出すのはやめようかとさえ思っていました。でも、結局今年も作ってしまいましたね。まあ、来年にはきちんと決心をしないことには。
 そんな感じでグズグズしてたものですから、きのうになってやっと出来上がり、例年より少し発送が遅れてしまいました。少しはそれをカバーしようと、今朝早く、北郵便局まで行って出してきましたよ。
 窓口はまだ開いてなくても、年賀状だけはいつでも受け付けているんですね(これは、現物ではありません)。というか、去年は年賀状だけは値上げしていなかったのに、今年はしっかり上がっていましたから、その時点でもう見切りをつけるべきでしたね。
Aventure Number : 3204 date : 2019/12/27


今日の禁断 カインズ
  

 我が家の障子貼りは、何回かは自分でやっていたことがありました。その最後が2006年の年末でした。その時の写真がこの「禁断」のバックナンバーにありますが、かなり手際よくやれていたようですね。そのあと、震災後のリフォームをやった時に、一緒に業者にやってもらったのが2011年の11月の事でしたから、もう8年間もほったらかしになっていたんですね。実際、最近はあちこちが破れて悲惨なことになっていました。
 それで、今年こそは、と、又障子貼りに挑戦することになりました。まずは、古い障子紙をはがすところから始めたのですが、以前はこのぐらい水をつけて糊を溶かしておけば、きれいに丸ごとはがれてきたのですが、
 もうなんだかしっかり固まっていて、こんな感じでしかはがせませんでした。
 ですから、一応紙を全部はがしても、桟にはまだ紙が残っていました。
 しかも、はがすときに反対側から無理にはがしたので、表面の皮までめくれてしまったところもありました。
 これではうまく貼れないので、サンドペーパーで平らに仕上げておきます。
 普通に糊を付けて貼るのだったら、ここまでしなくてもいいのですが、今回は「両面テープ」で貼るという方式での障子貼りに挑戦していたのでした。それは、紙も普通の和紙ではなく、裏側に透明の薄いポリエチレンのシートが張り付けてあります。それで強度も上がって、ちょっと叩いたぐらいでは簡単に穴が開いたりはしません。貼るときも、糊を使うのではなく、両面テープですから、仕事も楽だろうということで、この方式を採用してみたのですよ。
 最初に紙の端をセロテープで固定して、広げたときに曲がらないようにするのは、普通の和紙と同じです。
 そして、そのあとは糊を付けるのではなく、専用の両面テープを桟に貼っていきます。これが意外と重労働。このように畳の上に置いたうえで貼っていくのですから、真ん中の桟の時には、桟の間に入って作業しなければいけませんから、かなり窮屈です。
 横の桟に貼るときは、もっと大変でした。まあ、要領が分かってきたので、2枚目はすこしは慣れましたけどね。
 そして、両面テープの裏の紙をはがし、その上にシートを広げて、上から接着面を圧着すれば、貼り付けは完了です。少ししわが寄っていますが、この素材の場合霧を吹いて紙を伸ばすということはできませんから、これ以上のことはできません。
 そして、周りの余計なシートをカッターで切って、完成です。
 まあ、裏側が部屋の中を向くので、これで何の問題もありません。これでまた何年かは持たせることができることでしょう。
 ということで、今年の「禁断」も、これが最後になりました。皆様、良いお年をお迎え下さい。
Aventure Number : 3205 date : 2019/12/29


今日の禁断 コスモス

 あけましておめでとうございます。今年も、当サイト、ブログ、Facebookをよろしくお願いいたします。
 さらに、私が管理している仙台ニューフィルの公式サイト、ならびにFacebookページも、折があったら訪れてみてください。
 そのFacebookページですが、ページへ「いいね!」を下さった方が、昨年末で499人になっていました。
 せっかくですから、なんとか500のキリ番にしたいと思って、私の「友達」でまだここに「いいね!」をされていない人を16人抽出して、そちらに向けてリクエストを送ってみました。そうしたら、送って1時間後には、
 晴れて、501人になりましたよ。ちょうど500人目だったのは、パリンカのSさんでした。ですから、Kさんは501人目となります。ありがとうございました。
 これで、おそらくニューフィルは、仙台市内のアマチュアオーケストラとしては初めて500を超えた「いいね!」を獲得したことになります。「ライバル」の仙台市民交響楽団さんは309ですからね。東京のアマオケでも、指揮者つながりの都民響さんは494ですから勝ってますし、アイノラ響さんは545なので、まあ大差はありませんからね。
 でも、同じ市内でも、合唱団では先ほどパリンカさんは550ですし、グリーンウッドさんなどは600を超えていますから、やはりオケより合唱の方がファンが多いということなのでしょうか。
 もちろん、それらはアマチュアの中の事で、プロの仙台フィルなどは4000超と、桁が違いますから、最初から勝負にはなりませんけどね。いずれにしても、こんな、決して小さくない数の「ファン」を抱える団体としては、恥ずかしい演奏を聴かせることがないように気合を入れて活動に参加していきたいと思います。
 私自身の今年の活動としては、そのニューフィルの定期演奏会が2回、それに、ニューフィルから派生したオーケストラの演奏会が1回予定されています。さらに、そんな「公式」のコンサートではなく、ニューフィルの内輪での「アンサンブル大会」で、フルートだけの四重奏と、フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロという弦楽器の入ったフルート四重奏の2つのアンサンブルでおそらくエントリーするはずです。
 その、弦楽器の入った四重奏が、さる介護老人施設から、慰問演奏のオファーを受けました。メンバーの方がこの施設のご町内なので、その関係でお話があったのでしょう。実際に、もう日時も決定して具体的な話に進んでいます。なんでも、1時間近くの持ち時間が用意されているというのですから、果たして準備が間に合うのか、ちょっと不安ですが、こちらも、そういう場だからと言って、いや、そういう場だからこそ、恥ずかしくないような演奏ができるように、しっかり練習をして臨みたいと思っています。
 そういえば、同じ編成(メンバーは違います)で、コカ・コーラの工場でのパーティーに呼ばれて演奏していたことがありましたね。あれは、今思えば、かなりヤバい演奏だったような気がします。そこで挨拶をしていた町長さんが、その直後の選挙で落選したのは、もちろん私たちのせいではありませんけどね。もう、だいぶ昔の話です。他のメンバーはもうニューフィルには誰もいませんし。
Aventure Number : 3206 date : 2020/1/1


今日の禁断 ドレミ


 世の中は年末年始ということで、色々な会社関係はお休みだというのに、ネット通販関係のショップや配送業者は全くお休みなしに働いているんですね。それが分かったのは、年末ギリギリに注文したものが、全くいつも通りのスケジュールで配達されていたからです。もしかしたら、それが当たり前だと考えているのかもしれませんが、これはやはりお正月ぐらいはお休みになってもいいのではないか、という気がするのですがね。
 ですから、すっかり、お休みが終わってから届くものだと思っていたものが届いてしまうと、逆に焦ってしまったりするものです。それは、こんな楽譜。
 なんで弦楽四重奏?なんて思われるでしょうが、もちろん私がこんなものを自分で買ったのは初めてのことです。と言っても、ひそかに弦楽器を練習し始めた、ということでは全くないんですけどね。ただ、弦楽四重奏のファースト・ヴァイオリンのパートをフルートで吹いてみたい、と思っただけなんですよ。
 そういう編成の曲としては、モーツァルトの「フルート四重奏曲」が有名ですし、他の作曲家でもそれなりに同じ編成でたくさんの曲を作ってはいるのですが、あいにくモーツァルトほどの知名度を持ったものはほぼ皆無、というのが現状なのですね。
 さらに、例えば「愛唱歌」とか「童謡」といったジャンルの曲を編曲したものがないかな、と、おそらくそのような検索では最大のデータ数を誇るムラマツの楽譜検索にかけてみても、使えそうなものは全く見つからないのですね。そこで、それならば、普通の弦楽四重奏という普遍的な編成だったらなにかあるのではないか、とAmazonで調べたら、真っ先に出てきたのがこれだったのです。
 まあ、「愛唱歌」というわけではありませんが、かなり有名なジャンルですし、これに対するコメントで収録曲が分かるのですが、こんな、2000円ちょっとの曲集なのに全部で11曲もの「ジブリ・ソング」が入っているのですよね。これはあまりにも安すぎ、ダメモトで注文してしまいましたよ。
 一抹の不安はありました。こんな値段では、スコアだけでパート譜は付いていないのではないか、という不安ですね。しかし、2019年の12月31日に注文して2020年の1月1日に届いてしまったこの楽譜は、ずっしりと厚みがありました。本体はスコアだけなのですが、そこにしっかりパート譜の束が挟まれているのですね。
 試しにファーストのパートを吹いてみたら、出せない音はまずなくて、ほぼ完璧にフルートで吹くことが出来ました。編曲も、それぞれのパートにしっかりメロディが与えられていて、おそらくとても楽しみながらアンサンブルが出来そうな作り方になっていましたね。やはり、この編成は需要が多いので、こういうしっかりしたものを作ることができるのでしょう。初版は2015年ですが、届いたものは2019年の第5刷ですからね。
 実際にこの楽譜を使ってアンサンブルをやってみたいものです。
Aventure Number : 3207 date : 2020/1/3


今日の禁断 ブックオフ


 2020年の初頭の連休も終わり、いよいよ明日からは通常のスケジュールが始まります。その前に、ということで、我が家では長いこと物置の中にしまい込まれていた、「贈答品」を、連休の間に処分してみようということになりました。結婚式などの引き物としていただいたり、かつての豪華景品が売り物だった頃の「初売り」の景品としてもらったりという主に食器類を、一度全部チェックしてみようというのでした。もうしまい込んだ時点で、これらのものを実際に家で使うことはなかったわけですから、結局それらは大半がもう絶対に使わないものだというなりましたね。それで、それらをひとまとめにして全国チェーンの古本屋に行って買い取ってもらいました。実際にこういうものを売ったことは全くなかったので、それがいくらになるのかは全く見当が付きませんでした。まあ、段ボール箱5つ分ぐらいの量にはなりましたが、なんせ要らないものを処分するだけなので、まず二束三文で買い叩かれて、それでも2000円ぐらいになったらいいな、ぐらいに考えていました。
 そうしたら、なんと、全部で8000円以上で買い取ってもらえましたよ。ちょっとびっくりしましたね。このお店、最初は普通の雑貨類の買取レジに持って行ったのですが、受け取りに行ったときに、2点だけ「ブランド品」が混ざっていたので、それはそちらの方に回した、ということでした。それで、そのブランド品のコーナーに行ったら、受付の感じが全然違うんですね。雑貨はただのオープンレジだったものが、ブランド品では個別に仕切りが付いていて、椅子まですすめてくれます。まあ、買い取り金額は、そんなに大したことはありませんでしたけどね。
 そんな風にして始まった今年のメインイベントは、何と言ってもあのオリンピックでしょうか。でも、半世紀前の東京オリンピックをリアルタイムで経験しているものですから、今回のものがあれと同じオリンピックとは全く思えないのが、辛いところです。ま、それは単に昔は子供だったのが大人になったためにものの見方が変わっただけなのかもしれませんが。それにしても、以前のオリンピックは純粋にワクワクしていたものですが、今回はもうさっさと終わってほしいものだと思っているのですから、その変わりようはすごいものです。
 ですから、我々にとってはこの年は「ベートーヴェン生誕250年」の方が、なんたって興味を引かれますね。それはもう去年のうちから始まっていますから、もはや世の中はベートーヴェン一色になっていますよ。CDでも、何種類もの「全集」が発売されていますからね。正直、最近のクラシック界ではこの偉大な作曲家に対する関心は、それこそ前のオリンピックのころのあたりの、もう絶対視されていた「大作曲家」という感じではなくなっていましたから、それがこんな形でまた盛り上がるのは、うれしいことです。実際に、私もそれを高々とキャッチコピーに掲げたコンサートに出演することが決まっていますからね。まあ、今まではニューフィルで年に1回は必ずベートーヴェンを演奏していたので、ある意味食傷気味だったのですが、それがなくなってしまった今となっては、やはり手応えのある音楽であることが再確認できますね。そして、この作曲家の場合は、どの声部が抜けても不完全なものになってしまうことが、改めてよく分かるのでした。少なくとも「第9」はフル編成でなくっちゃ。
 その「第9」のエンディングが「うちのごはん」になっていることは、数年前の「禁断」で書いたことですが、それが最近はかなり広まっているようですね。もちろん、それが私に由来しているとまでは思いませんが、なんかうれしくなってしまいます。
 そこで、ベートーヴェンのネタをもう一つ。ピアノ協奏曲第5番の第1楽章のテーマは、「上を向いて歩こう」の出だしのパクリです。
Aventure Number : 3208 date : 2020/1/5


今日の禁断 トランペット


 きのうは、ニューフィルの今年最初の練習日でした。同時に、それは今年度の団員総会にもなっていました。これまでは、総会は最初の練習の直後の土曜日に独立して開かれていたのですが、それだと、その会議だけのために出てこなければいけないという「わざわざ感」があったので、いっそ初練習の後に同じ場所でやってしまったら、ということになっていたのでした。
 ですから、私としてはこの前の「懇談会」の時に撮ったパノラマ写真がいまいちだったので、そのリベンジということで、まずはその時とは別のカメラを使っての撮影を行ってみました。今回使ったのは、iPhoneの「パノラマ」撮影機能です。これだと、シャッター音が全くしませんから、誰にも遠慮なくとることが出来ます。そして、こんな写真が出来上がることになったのです。
 まあ、いかにも「パノラマ感」にあふれた写真ですね。ところが、写真を撮る原理は普通のカメラと同じことで、何枚かの画像を連続的につなげることになるので、その途中で被写体が動いたりするとちょっとゆがんだかたちになったりします。これは小さいのでわからないと思いますが、これのアップを見た時には真ん中に座っていた人の体がまるで宇宙人のように変形していたので、びっくりしてしまいました。ですから、この写真はせいぜいこのぐらいのサイズでしか使えません。
 写真と言えば、いつも「かいほうげん」の自己紹介の原稿をお願いした人の写真を撮っているのですが、今回は、わざわざ「楽器を用意したので撮ってください」と言われました。いつもはみんな恥ずかしがって積極的に撮らせてはくれないのに、これはとても珍しいケースです。せっかくですから、2種類のポーズで撮らせていただきました。
 そして、家に帰ってブログの更新をしていると、突然家の電気が消えてしまいました。停電のようですね。外を見てみると、周りのマンションや一軒家でもいくらか暗くなっているところがありましたから、ごく狭い範囲での停電なのでしょう。とりあえず、最近きちんとそろえた懐中電灯が役に立ちましたね。でも、しばらくすると、電気がないことには、暖房が全く使えないことに気づきました。私の部屋は電気ストーブですから当然使えませんし、、リビングは石油ストーブですが、これも電気で点火してそれをモーターで送風しているので、やはり電気が必要です。ちょっと前だと、1台ぐらいはマッチで火をつけるストーブがあったものですが、もうそんなものはどこにもありませんよ。
 ということで、起きていても寒いだけなので、いつもより早く寝てしまうことにしました。もし夜中に電気が復旧しても大丈夫なように、照明のスイッチは全部切っておきます。あとは、テレビなどは停電になった時点でスイッチも切れるはずですから、そのままにしておきましょう。
 私が寝ているのは、リビングの隣の和室です。布団に入ってしばらくうとうとしていると、突然ものすごい音が聴こえたので目が覚めてしまいました。その音は、どうやらリビングのテレビのようでした。いつの間にか電気が来ていたようで、点くはずのないテレビが点いてしまったのですね。慌ててリモコンを探して、消しましたよ。
 朝には、この冬としては初めて、ちゃんと雪が積もっていましたよ。こんな寒い夜中に、しっかりと復旧作業を行ってくれた人がいるんですね。
Aventure Number : 3209 date : 2020/1/8


今日の禁断 ミューズスコア


 今週は、休み明けの1週間でしたが、なんとも忙しく過ごさせられました。本来の職場の仕事のデータ入力が、去年からの続きでいくらやっても終わらないところに、ニューフィルやらアンサンブルやらの仕事が舞い込んできたものですからね。
 まずすぐにやらなければいけなかったのが、アンサンブルのための楽譜作りです。おととい、その初めての練習をやったのですが、そこで、会場のお客さんと一緒に歌う曲が用意していたものだけでは足らなくなったので、もう一つやることになりました。ただ、それを我々のフルート四重奏(Fl,Vn,Va,Vc)の編成で編曲された楽譜など誰も持っていなかったので、結局私が作ることになってしまったのですよ。かつては、バンドのアレンジをやったことはありますが、それはコードだけを書いて、あとはお任せという簡単なものでしたけど、クラシックではきちんと全ての音符を書かないと弾けませんから、それはちょっと大変そうです。
 その頃は全部手書きでしたが、今ではいちいち五線紙に書かなくても、簡単に楽譜が作れるソフトがいくらでもあります。手元には、そんな一つ、おととしのアンサンブル大会の時に、ヴィオラのハ音記号の楽譜をト音記号の楽譜に直すときにNさんからの情報で知って、使ったソフトがありましたから、それを使えば簡単にできるのでは、と思いました。
 これは、もうすでに弦楽四重奏のテンプレートが用意されていたので、それに入力していくだけですぐにできてしまいました。チェロはベース、セカンドとヴィオラはアルペジオでコードを演奏という形でやってみたら、トータルで1時間ほどで完成してしまいましたね。同じパターンのところはどんどんコピペしていけばいいのですから、本当に楽ですよ。これを手で書いていたのでは大変です。なんせ、作ってすぐに音が聴けるので、間違いもすぐ分かりますからね。
 まあ、普通にコードを入れただけですが、イントロに使った最後の4小節は、ちょっとベースラインをおしゃれにしてみました。
 そして、パート譜も一瞬で出来上がります。

 これで、楽譜もほぼ揃ったので、あと2回の練習で、本番も大丈夫でしょう。
 そして、ニューフィルでは、この間の総会の時の議事録づくりが待っていました。でも、これは演奏会後の懇談会に比べれば、それほど発言する人はいないのでテープ起こしは簡単ですね。それに続いて、もう新しい「かいほうげん」を作る仕事も始めなければいけません。
Aventure Number : 3210 date : 2020/1/10


今日の禁断 スチューダー


 きのうの「おやぢ」では、「オープンリール」などというものが登場していましたね。ジャケットの画像を探していたら、たまたまあんなものが見つかってしまって、本当に驚いてしまいましたよ。確かに、1970年代の「4チャンネル」ではレコード(LP)だけではなく、テープによって販売されていたものがあったことは知っていましたが、その現物の写真を見たのは初めてだったものですから。もちろん、テープでは4つのチャンネルをそのまま録音できますから、LPのように面倒くさくて、性能もいまいちのやりかたとは格段の成果が体験できたはずです。
 ただ、「4チャンネル」ではなく、「4トラック」のオープンリールでしたら、私でも持っていました。それを再生するテープデッキと、LPと同じ音源が入った録音済みのテープでした。そういうものがあったのですよ。「おやぢ」に書いたように、LPのA面、B面を、それぞれテープの「行き」と「帰り」に録音していたのですね。つまり、そのあとの規格の「カセットテープ」のように、テープの上下をひっくり返して、1本のテープで2本分の再生ができるようになっていました。オープンリールの場合、その録音トラックは、
 このように4つのトラックを一つ置きに「行き」と「帰り」に振り分けていたんですね。カセットテープでは、それぞれのチャンネルが隣通しになって、この図だと上から「←L」、「←R」、「R→」、「L→」となっていました。
 ですから、「4チャンネル」を録音するときには、
 このように、4本のトラックを全部使いますから、一方向だけしか録音・再生できないようになっていました。ということは、普通のステレオの倍の長さのテープが必要だったのですね。価格も倍になっていたのか、ということまでは、私には分かりませんけど。
 ただ、このように普通に販売されていた録音済みのテープは、さすがにマスターテープと同じクオリティというわけにはいきませんでした。普通のプロ用のレコーダーは、使うテープそのものは幅が1/2インチで全く同じものなのですが、その走行スピードが違います。録音済みテープは毎秒7 1/2インチですが、プロ用はその倍の毎秒15インチ、そして、トラックも2トラックと、1つのトラックの幅が2倍になっています。つまり、同じ時間にヘッドを通過する磁性体の面積が4倍になっているので、それだけ高密度になって、よりクオリティの高い録音・再生ができるのです。15インチというのは38センチですから、この規格は「2トラサンパチ」と呼ばれていましたね。
 これが代表的なプロ用のレコーダーですが、この右手前のふたを開けると、
 このように、「30 IPS」と、「サンパチ」の倍まで使うことができるのですね。
 これは、2チャンネル・ステレオの場合ですが、マルチトラックの録音では24チャンネルとか32チャンネルが必要になってきて、そうなるとこのテープではトラックあたりの幅があまりに狭くなってしまうので、2インチ幅という、ワカメのようなテープが使われていました。
 もちろん、現在ではほぼすべての録音がDAW(Digital Audio Workstation)で行われていますから、そんながさばるものは必要なくなりました。しかし、音質自体はハイレゾのデジタルよりも、テープによるアナログ録音の方が優れているのは間違いありません。
 ただ、アナログ録音では、音を磁性体に磁力として記録するので、必然的に経年変化で磁力が低下して音が劣化するのは避けられません。実際、1960年代のマスターテープはもはや使い物にならなくなっていますから、「マスターテープからリマスタリング」などと言っても、実際はひどい音のものがありますから、注意が必要ですよ。
Aventure Number : 3211 date : 2020/1/12


今日の禁断 トリオ


 私が、初めてまともなステレオのセットを買ったのは、大学生の時でした。それまでは我が家には「ステレオ」というものはなく、レコードは、レコードプレーヤーをラジオにつないで聴いていましたね。おそらく、そのような環境を共有できる人はあまりいなくなってしまったと思うのですが、LPが出始めた頃の一般家庭でのレコードの聴き方は、これが割と主流を占めていたのではないでしょうか。レコードプレーヤーはもちろんSPとLPが、針を回せば交換して聴けるようなタイプでしたから、両方聴いていました。
 ステレオが出たときも、親戚で立派なセットを持っている人のところで聴いた時には、感激しましたね。でも、我が家ではとてもそんなものは買えなかったので、なんとしてもステレオを聴きたかった私は、安物のレコードプレーヤーと、ラジオをもう1台買ってもらって、それでステレオらしきものを聴いていました。ステレオのレコードは、ベームの「魔笛」とかを買ってましたからね。でも、それぞれのラジオの音が全然違うので、まともなステレオサウンドなんかは聴けませんでしたね。今でも、その「魔笛」のCDを聴くと、あの頃のチープな体験が蘇ってきます。
 ですから、大学生になってバイトでためたお金で、今はなき中央通りの小松電気でレコードプレーヤー、アンプ、FMチューナー、スピーカーをまとめて買った時は、うれしかったですね。そこで私は、12インチ径のLPレコードがはみ出さずにかけられるターンテーブルを初めて自分のものにできたのですからね。それまでのは、ふたを閉めると後ろからレコードが顔を出していましたから。
 それからしばらくすると、「これからはレコードではなくテープだ」ということを言い出す人が出てきたようで、前回書いた、「4トラック」のオープンリールテープで、19cm/sの録音済みテープが販売されるようになります。それに乗せられて私が買ったのはこの2本でした。
 テープレコーダーも、この動きに合わせてそんなに高くないものがたくさん出ていたので、すでに買ってありました。
 中身はこんな感じ。片面20分から30分ですから、こういう芯の太いリールが使われていましたね。
 その音は、やはりLPとは一味違ってました。「アビイ・ロード」の私のスタンダードは、いまだにこの時のテープの音です。バーンスタインも、彼自身のナレーションがとてもリアルでしたね。考えてみれば、何度もダビングを繰り返したものを、それほど早くないスピードで再生するので、LPのクオリティを超えることはなかったはずですが、何よりスクラッチ・ノイズがありませんでしたし、マスターテープも出来たばかりのまっさらで劣化とは無縁でしたからね。
 ただ、価格も結構高かったので、これ以上買うことはなく、テープレコーダーは主にエアチェックに使われることになります。「FMfan」という雑誌で、放送される曲をチェックして、それに合った長さのテープを用意して、リアルタイムでFMを録音するんですよね。ですから、時には楽章の間などにテープを裏返さないといけなくなります。オープンリールでそれをやるのは、結構大変なのですが、慣れれば楽しくなりますね。その後に登場したカセットテープでは、それがあまりに簡単にできるので、拍子抜けしてしまいましたね。
 あの時録りためた大量のオープンリールテープは、もうどこかに行ってしまいました。そもそも、今ではそれを再生するレコーダーが、まず手に入りません。
Aventure Number : 3212 date : 2020/1/15


今日の禁断 ホルスト


 だいぶ前の事ですが、初売りの日にたまたまヤマハに行ったので、ピッコロの掃除棒のスペアを買いました。前に買ってとても重宝していたのですが、たまにしまい忘れて、練習の時にケースに入っていない、ということがあるものですから、やはり2本持っていた方がいいと思っていましたからね。
 それを買った時に、景品としてもらったのが、このスマホスタンドです。1000円以上お買い上げの方に差し上げているのだそうですが、この木のかたまりをくりぬいただけのシンプルなスタンドは、ずっしりと重量感もあり、どう見ても1000円以上はしますよね。
 これは職場で使うことにして、机の上に置いてみました。そうしたら、あまりに雑然とした机の上がものすごく汚く見えたので、思い切っていらないものを整理したくなりました。こんなスタンド一つで、部屋の様子が一変してしまいましたよ。
 ペン立て用の穴も開いていて、いつも使うボールペンと細字の水性ボールペンを1本ずつ立てられますから、ごちゃごちゃ突っ込んでいたペン立ては他のところに隠せます。これで、机の上はこのスタンドとPCのキーボードだけになって、とてもすっきりしましたよ。まあ、そのうち楽譜やらCDでまたごちゃごちゃしてしまうでしょうけどね。
 ついでだからと引き出しの中も整理してみたら、こんなMOが見つかりました。これは「かいほうげん」のファイルを保存しておいたやつですね。この「Nr.95」というのは、1998年2月3日に発行されたもので、PCで作られた記念すべき第1号だったのですよ。この直前の初売りの時に、私は初めてPCを買ったんですね。WINDOWS95で、モニターはブラウン管でしたね。それを買って1ヶ月後には、もう「かいほうげん」が作れるまでになっていました。それまではワープロで作っていて、画像は写真を切り抜いてそれを貼り付けていたのですが、ここできちんと画像も取り込めるようになりました。
 ただ、その頃の「製品」を見てみると、それはもうただ「取り込んだ」というだけで、解像度とかレイアウトなどは全然でたらめでしたね。それが自由自在にできるようになるには、もう少し時間が必要でした。というか、私にしてみれば「かいほうげん」を作ることが、PCの操作をマスターする教材のようなものだったのでしょうね。作りたいというイメージがあって、それがどうしたら実現できるかを考えながら、そういう機能をマスターしていってました。
 このMOを探し出したのには理由がありました。私のサイトのコンテンツはこの頃の「かいほうげん」が素材になっているものが多いのですが、その中の画像を、もう少しサイズの大きいものに取り換えたかったので、そのもとになった画像を使いたかったからです。ところが、このMOを開いてみると、Wordのファイルしかなくて、画像ファイルは全然ないんですよね。これも、今では考えられないことでした。結局、Wordから画像を抜き出して使いましたけどね。まあ、20年以上も経つと、色々変わってくるものです。
Aventure Number : 3213 date : 2020/1/17


今日の禁断 ライトノベル


 この間に続いて、ブックオフ詣りです。ピアノがなくなって広々となったリビングに新しい家具を置こうとして、それを機会に家中の不要なものの大処分プロジェクトが始まっていたのですね。まあ、もう着なくなった服や、使わない食器などはいくらでもありますから、それらを捨てるつもりで持っていったらお金がもらえるなんて、こんな素敵なことはありません。
 そこで、私もそれにあやかって、要らなくなった本を持って行ってみることにしました。前から、間違ってすでに読んでいた本を買ってしまっていたので、それを処分するついでに、もう絶対読み返さないだろうというのをまとめてみました。その一部がこれです。
 右の2冊が、その、間違って買ってしまった本です。「三日月堂」は読み始めてすぐに気が付きましたが、東野圭吾の方は、なんとなくというデジャヴュー感はあったものの、結局オチまでは思い出さなかったので、最後まで読んでしまいましたね。
 左は、まず、全4巻を買って読破しては見たものの、なんとも後味の悪い思いしか残らなかったのでもうこの作家に関わることはやめようと思ったベストセラーです。まあ、こういうものが好きで、価値を認める人もいるのでしょうが、私の肌には合わなかった、ということでしょう。もう一つもやはり読んでいて怒りしか湧いてこない本で、これを読む前と後ではこの作家に対する見方が全く変わってしまったという、残念な本です。まあ、多少のデフォルメはあるのでしょうが、そこから透けて見える作者の人間性に嫌悪感を抱かせるような書き方は、好きではありません。
 ということで、もう私にとって何の価値もない文庫本を13冊、生まれて初めて買い取ってもらいました。その前に、愚妻が持ち込んだ衣服のコーナーでは、査定が終わるまで2時間ぐらいかかると言われてました。それから、書籍のコーナーに行ってみると、受付の横には、これから査定が行われる本がそれぞれ籠に入って無造作に置いてありました。それはかなりたくさんなので、やはりここでも待たされるのだろうな、と思っていると、受付レジのお兄さんは、私が持って行った文庫本のバーコードを次々に読み込んでいったかと思うと、その場で「全部で1370円ですね」と言うではありませんか。待ち時間ゼロ、その場で瞬時に査定が終わってしまいましたよ。こういう新しめの本だと、こんなことができるようになっているんですね。さすが、ブックオフ。というか、こういう古本の相場のデータベースが、この業界では完備しているのでしょうね。すごいものです。
 これがその明細です。中には4冊で70円なんて情けないのもありましたが、さすがは村上春樹、1冊200円でお買い上げでした。タイトルが一部重複しているのは、読み込みの時のミスでしょうか。でも、中山七里のクズみたいな本が東野圭吾の本より高いなんて、許せません。
 試しに、ネットで探したら、古本の価格がISBNを入力するだけですぐに分かるサイトがたくさんありました。試しにいくつかやってみたら、どうやら、発行が新しければ、それなりの値段が付くようですね。2019年7月発行の望月麻衣が110円、2017年12月のほしおさなえが56円、そして、2007年7月発行の清水義範が「2円」でした。
Aventure Number : 3214 date : 2020/1/19


今日の禁断 ビギン


 さ来週、さるところでフルート四重奏のコンサートがあるので、それに出演するためにニューフィルの人生経験豊かなメンバーが集まったアンサンブルは、準備に余念がありません。最初に集まって練習した時には、みんなが持ち寄った楽譜を弾いてみて、結局私が用意したものだけが残ってしまったのですが、そうなるとちょっと時間が余ってしまいそうなので、もうちょっと増やすことになっていました。それは、私が持っている曲集の中から、さらに2曲ほどは使えそうなのがあったのですが、さらに「みんなで歌いましょう」のコーナーで使う曲ももっと欲しかったので、それは私が編曲することになり、それも出来上がっていました。
 それを使っての練習が今日予定されていました。ですから、きのうのニューフィルの合奏で久しぶりにそのメンバーと会えたので、その楽譜を配ることにして、持っていきました。そうしたら、主催者との連絡を取り合っているメンバーから、「みんなで歌いましょう」をもっと増やしてほしいという希望があったことを伝えられました。なんでも、「高校三年生」と「北国の春」をやってほしいと、具体的なタイトルまで提示されたのだそうですよ。メンバーは、いくらなんでも「北国の春」は無理だろうということで、何とか「高校三年生」だけで了承してもらったそうですが、そんなものをフルート四重奏や弦楽四重奏に直した楽譜なんて、まず手に入りませんよね。彼は、そういう編曲を日頃やっている人に頼もうと思っていたようなのですが、それだったら、今日の練習に間に合うように私が作ってみますよ、なんて、安請け合いをしてしまいました。まあ、とりあえず「ふるさと」は簡単に作れたので、これもできなくはないな、と思ったんですね。
 ただ、それが、今日の午後1時からの練習までに出来上がるかどうかは、微妙なところでした。そもそも、物理的に時間が足りません。きのうのニューフィルから帰ってきたのは10時過ぎ、それからルーティンのサイトの更新をやっていたら、もう30分ぐらいしか時間がありません。とりあえず、Youtubeでオリジナルを聴いて、キーとイントロのメロディだけは起こしておいて、あとは翌日の勝負です。
 寝ている間にも、リズムパターンとかは弾きやすくてそれっぽく聴こえそうなものを考えていましたね。そして今朝は、家事の間を縫って、間奏やエンディングの聴き取りです。まあ、曲自体はすぐに起こせますからね。そして、職場のPCは、同じソフトをインストールしてあるのに、なぜか起動出来ないので、自宅のノートパソコンと、キーボードを持って出勤です。幸い、午前中は何の予定も入っていなかったので、ひたすら作業を進めます。でも、一旦リズムパターンを決めてしまえば、あとはどんどんコピペで埋めていけますから、思いのほか仕事ははかどり、11時ごろには完成させることが出来ました。


 そして、さっき「初演」を行ってきたところですが、結構様になってましたね。というか、これは単なる「カラオケ」ですから、もっと手抜きでもよかったのかもしれませんけどね。ここでは、オリジナルの編曲を尊重して、チェロにメロディを持って行ったりしてますからね。でも、たかが「歌謡曲」でも、こんな変拍子が入っているなんて、初めて気が付きました。さらに今になって、本当は24小節目ではなく22小節目が2/4だったのでは、とも気づきました。あと、1番の歌詞の最後は「暮らす仲間は」だとずっと思っていたのですが、これは「クラス仲間は」だったんですね。
Aventure Number : 3215 date : 2020/1/22


今日の禁断 ホッホツァイト


 明日はニューフィルの指揮者練習、そのタイミングで新しい「かいほうげん」を作っていました。ということは、今日中には印刷と製本を終わらせなければいけないということになりますね。とは言っても、きのうまでに本体はすっかり出来上がっていたので、今日はそのまま印刷すれば、完成してしまうはずでした。ところが、最終的なチェックをしようと夕べそのゲラを持って帰って眺めていたら、なんだか1ページ目があまりに手抜きのような気がしてきました。
 右側が、その、きのうまでの「かいほうげん」でした。まあ、これはこれでデザイン的には完成されてはいるのですが、なにかが足らない、という気がしてきたのですね。そうしたら、突然ひらめくことがありました。ここで伝えているのは、今年の秋の定期演奏会の曲目がすべて決まった、ということなのですが、その「第70回記念定期演奏会」で、マーラーの「交響曲第7番」を演奏するというのが、「7」つながりでなんだか意味があるように思えたのですよね。そうなると、もう一つの曲、ワーグナーの「ローエングリン」からの「第3幕前奏曲と、エルザの大聖堂への行列」にも、もしかしたら「7」に関連したことが含まれているかもしれませんね。
 そこで、ワーグナーのオペラを作られた順に数えていくと、なんと、この「ローエングリン」は「7番目」だったのですよ。これにはちょっと仕掛けがあって、最初のオペラを何にするかで、この番号が変わってしまうんですね。ですから、この場合は、未完に終わってしまった処女作の「婚礼」を「1つめ」と数えることにしました。実際には台本は完成していて、音楽も少しは作られていますし(録音もあります)、なんたってその出来ている部分は出版までされているのですから、これを数えないわけにはいかないでしょう。そうすると、彼のオペラを完成順に並べると、
1.婚礼(1833年・未完)
2.妖精(1833年)
3.恋愛禁制(1836年)
4.リエンツィ(1838年)
5.さまよえるオランダ人(1841年)
6.タンホイザー(1845年)
7.ローエングリン(1848年)
8.ラインの黄金(1854年)
9.ワルキューレ(1856年)
10.トリスタンとイゾルデ(1859年)
11.ニュルンベルクのマイスタージンガー(1867年)
12.ジークフリート(1871年)
13.神々の黄昏(1874年)
14.パルジファル(1882年)

 ですから、見事に「ローエングリン」は「オペラ第7番」になっているのですよ。これで、全ての要素が「7」につながることになりました。
 こんなことで余白を埋めて、左のような「最終稿」が出来上がった、というわけです。本当に毎回、最後の最後まで手がかかる「かいほうげん」でした。
Aventure Number : 3216 date : 2020/1/24


今日の禁断 シューマン


 初めての共演となった佐々木さんは、とても楽しい指揮者でした。まずは、そのイケメンさに、注目です。
 背は高いし、指も細くてとても繊細そう。まるで佐藤健のような感じですね。
 こんな笑顔は、千葉雄大でしょうか。
 それでいて、指揮ぶりはとても分かりやすいし、コメントもとても理論的で、圧倒されるような的確な指摘が瞬時に飛び交います。無駄なところなど一切ない、スマートさですから、退屈させられることもありません。というか、説明の時に使う比喩の分かりやすいこと、これはもうぜひこれからもお呼びしたい方だと、みんなが思ったことでしょう。
 ですから、夕べの練習後の歓迎会にも、こんなにたくさんの女子が参加してました。ここはいつもよく使う旭ヶ丘のレストランですが、普通はこの丸テーブルだけでおさまるのに、夕べはそれ以外にテーブルが必要でしたからね。この後、私はお酒は飲んでないので(その代わり、辛口ジンジャエールをしこたま頂きました)車で佐々木さんをホテルまで送っていく予定だったのですが、ちょっと離れたところの駐車場まで車を取りに行っている間に、誰もいなくなっていました。私が帰ってしまったと思って、地下鉄駅まで歩き始めていたのですね。慌てて追いかけたら、駅の前で一団に追いつき、ぶじ、佐々木さんを拾うことが出来ました。
 車の中では、その日に発行していた「かいほうげん」を見ていた佐々木さんが、「とっても充実した会報ですね」と言ってくれましたよ。その流れで、Facebookの友達申請も承認していただけました。ニューフィルでは3人目かな。
 と、練習は楽しかったのですが、その時に様々な人から「公式サイトが見れなくなっている!」と訴えられました。そんなバカな、とスマホで確かめると、確かにつながりません。その時は原因は全く分かりませんでしたが、最新の情報ではこのサイトが使っている無料サーバーに「仮想環境の基盤となるストレージに障害が発生」したために、全てのサービスが停止しているのだそうなのですよ。しかも、それが修復されるまではかなりの時間が必要なのだそうです。
 それは困りますよね。練習日程などは、これによって団員に知らせていますから、これが見れなくなってしまうとどうにもなりません。現に、日程表が見れなくなったので、みんなが私に「どうして?」と聞いてきたわけですから。
 実は、このサーバーは以前にもこんなトラブルを起こしていたことがありました。ですから、次にそんなことが起こった時の対策として、私自身が有料で借りている別のサーバーに、ミラーサイトを入れておいたのです。ですから、その時点でもうこちらのサーバーはやめてもよかったのですが、細かいところにカウンターなどを使っていたので、そのままにしておきました。ですから、これまでずっと、全く同じサイトが2種類のURLでアクセスできるようになっていたのですよ。
 ですから、今回も、まずFacebookページでそのミラーサイトのURLに変わったことを告知しました。さらに、私のサイト(ジュラシック・ページ)からリンクしているニューフィルの公式サイトのURLも変更しました。ここでも、こちらからリンクを張ってあります。いずれ、このサーバーが復帰した時には、今度こそここは廃止することにして、新しいURLへ誘導するトップページだけを残して、ファイルを全部引き上げるつもりです。
Aventure Number : 3217 date : 2020/1/26


今日の禁断 ロリポップ


 先日の「公式サイトサーバー停止事件」は、まだ解決されていないようですね。現時点では、サイトが見られる状態までには戻ったようですが、それはあくまで「閲覧」できるという段階にとどまっています。つまり、サーバーがダウンした以前の状態には戻ったということですね。まあ、一応こちらが送ったファイルはそのままなくならないで保存されていたのですね。それなりのバックアップはあったのでしょう。
 ポータルサイトも、形だけは修復されているようです。
 ところが、それ以上先には進んではいないのですね。どういうことかというと、現在アップされている公式サイトのファイルを、こちらから更新することはできないのですよ。ウェブサイトは更新しなければ何の意味もありませんから、これでは使い物になりません。というより、形だけは前のサイトと同じようなものが見えているということですから、それを最新の情報だと思って見てしまう人がいるというのが非常にまずいことなのですよ。「忍者ツールズ」は、修復を焦るあまり、本当に余計なことをしてくれました。ですから、くれぐれもあの「client」という文字が付いているサイトはあてにしないで、「jurassic.fool」という文字のURLのサイトが「本物」なのだ、という認識を持ってくださいね。区別が付かない時には、掲示板にアクセスして、そこからのリンクで「正しい」サイトに行くようにしてください。
 まあ、それでも、今回の場合は、完璧なバックアップの用意が出来ていたので、「忍者」がダメになった時にもそのバックアップのサーバーに導けば、何の支障もなくなりましたから、その点は良かったのではないでしょうか。その導き方にしても、私としては出来ることは全部行っていました。まず、掲示板は独立していますからそちらに書き込みましたし、このサイトでも案内をしています。そして、もっとも確実だと思われるのが、Facebookページでの、公式サイトのURL更新です。
 なんたって、ニューフィルの団員でFacebookのアカウントを持っている人は間違いなく半分以上はいるはずですからね。全員は無理でも、同じパートの人から連絡を入れれば、ほぼ全員には伝わるはずです。しかも、公式サイトのトップページに、このFacebookページも埋め込んであるのですから、アカウントを持っていなくても簡単にチェックすることは可能です。というか、ある程度ニューフィルの運営にかかわっている団員なら、ここをチェックするのはマストなのではないでしょうかね。
 つまり、ここを見てさえいれば、今回の私の対応に対して「不十分だ」などととおっしゃることはできないはずなのですよ。
Aventure Number : 3218 date : 2020/1/29


今日の禁断 ファンクション


 もう1月も終わりですね。明日からは2月になるということで、私のサイトの「マンスリー・コラム」を更新したところです。そして、いつものことですが、それに関連してトップページのバナーを「2月」用に変更してあります。つまり、そのバナーとなっている画像ファイルを、全く同じサイズの新しい画像と入れ替えたんですね。この場合、そのファイルの名前は変えないで、ファイルそのものを新しくしますから、HTMLは全く変わってはいませんが、画面では別の画像に変わっている、ということになります。サーバーには新しい画像が送られて、それまでのものと入れ替わっていますから、当然そういうことができるようになっているのですよ。
 ところが、実際にそれをPCで見たときに、変えたはずの画像が変わっていないことがありました。特に、私が今使っているGoogleのブラウザのChromeの場合は、それが頻繁に起こっていました。それは、他のブラウザ、IEとかSafariではきっちり変わっていることで、確認できたのですね。そういうことに、Chromeは苦手なんだろう、と思って、放っておくと、しばらく経つとだいたい更新されているので、まあそんなには気にしていませんでした。
 ところが、この間ちょっと思い立って、大昔に作ったページに張り付けた楽譜があまりにショボいので、今こんなのを見られたら恥ずかしいな、と思って、もっときれいな楽譜に差し替えました。その時も、やはりファイル名は変えずに、ファイルそのものを変えて転送したのですね。それは、予想通り他のブラウザではきちんと変わっていたのに、Chromeでは変わりませんでした。そして、それは、もういくらなんでも変わっているだろうと思ってかなり時間が経ってから見てみても、相変わらず前のままだったのですよ。
 いくらなんでもそこまでなのはちょっと困るので、調べてみたら、やはりChromeの場合はそういう「欠陥」があることが分かりました。要するに、ブラウザでは閲覧を速くするために、「キャッシュ」と言って、一部のファイルが保存されるようになっていて、ダウンロードしなくてもすぐ表示できるようにしてあります。それは、普通は再度の読み込み(リロード)をすればキャッシュは削除されて新しいファイルに置き換わるのですが、そのキャッシュの機能がChromeの場合は強すぎるので、ただリロードしただけでは消えてくれないことがあるそうなのですよ。ですから、普通はブラウザのリロードのアイコン(↓)をクリックするか、「F5」のキーを押せばリロードは完了するのですが、
ChromeではShiftキーを押しながらその作業をしないと、キャッシュが消えないようになっているんですって。
 それを知って、さっきの楽譜のページで試してみたら、ものの見事に新しいきれいな楽譜に変わりましたね。これで、更新のたびにトップページのバナーが変わらないのにイライラすることがなくなりました。ほんの一品加えるだけで、全くストレスがなくなってしまうのですから、面白いですね。
 そういう風にして、ウェブサイトというものは日々更新してこそのツールになるのですが、ずっと書いているように、もう1週間近く経つというのに、「忍者ツールズ」のトラブルは解消されてはいません。今日も、ニューフィルの今度の指揮者練習のスケジュールが決まったので、公式サイトの日程表を更新したのですが、「忍者版」のサイトは相変わらず前のままの日程表です。なんたって、今までの実績がありますから、検索をしてもまだ一番最初にそのサイトが出てきているんですよね。それを頼りに日程を確かめたりする間抜けな人だっているかもしれませんよ。
 ですから、一刻も早くそのサイトを削除したいのですが、今の状態ではそれが出来ないのですよ。こんなもどかしいことはありません。
Aventure Number : 3219 date : 2020/1/31


今日の禁断 ロジクール


 このところ、何かと問題の多かった私のネット環境ですが、「忍者ツールズ」の件は、やっとFTPが機能できるようになってまずは一段落です。「FTP」ってなに?と思うかもしれませんが、これは「File Transfer Protocol」の略語で、「ファイルを転送するためのプロトコル」という意味です。そのまんまですが。まあ、セキュリティに関しては問題があるとか言われていますが、私のようなアマチュアにとっては使いやすいやり方です。
 つまり、この機能がやっと復旧したということは、更新したファイルを送ることができるようになった、ということですね。ですから、さっそく、
 トップページをこういうファイルに変えて、送りつけてやりましたよ。こうすれば、古いURLでブックマークしていた人でも、間違いなく新しいサイトへ移動できることでしょう。当然、このページからは他のページへのリンクなどはできないので、今までのように更新の際に2つのサーバーに同じファイルを転送する必要もなくなります。
 ただ、日程表だけは、ここに直にブックマークしている人もいるようなので、しばらくは更新してあげるつもりです。ということで、早速今日になって4月の会場の予定が確定したので、新しい日程表をそれぞれのサーバーに送ったところです。
 もうすでに日程表の上では定期演奏会までのスケジュールがしっかりできあがっているので、それまでに本当にちゃんとした演奏までに仕上がるのかどうか、とても心配になってきます。でも、私としては、最終的には自分のできる限りのことを発揮できるように最大限の努力をしているつもりです。ただ、そこまで行くには多少時間がかかることも十分承知しています。それは、今のニューフィルの本番までのペースだったら、私にとっては十分な時間のように思えます。ですから、ほんの数回合奏をやっただけで本番を迎えるようなことは、ストレスが多すぎて本当は苦手、できれば、避けたいと思うようになりましたね。
 実は、最近、PCを使う時にマウスの具合が悪くて、かなりストレスを感じるようになっていました。スクロールホイールがとにかく鈍いんですよ。ただ、しばらく使っているとスイスイ動き出すようになるので、我慢して使っていたのですが、とうとういくら我慢しても直らなくなってしまったので、新しいマウスを買うことにしました。
 手前の左が、ダメになったマウス。まず、以前使っていた奥の白いマウスを使ってみようとしたら、本体の左右のプラスティックが、素材の中の添加物が表面にしみだしてくる「ブリーディング」という現象でベタベタになっていました。もう、触りたくもない状態です。そう思って、今まで使っていたマウスに触ると、やはりなんだかしみだしているような感じがあります。でも、新しく買った手前の赤いのは、そんな気配は全くないサラサラの表面でしたね。
 いずれにしても、手触りも、そしてもちろん操作性も全ての面で一新されて、又快適な環境が戻ってきました。
Aventure Number : 3220 date : 2020/2/2

20/2/5-20/2/20