3101(19/5/3)-3120(19/6/16)

今日の禁断 リサイクル


 連休の最大の目標、ニューフィルの定期演奏会の写真のネットへのアップが完了しました。いつものように、公式サイトの日程表の一番下からリンクされていますから、チェックしてみてください。認証は、掲示板と同じものです。特に団員以外でここを見てもらいたい人のためには、別のパスワード等を用意してありますので、それは掲示板でご覧になってください。篠崎さんにそれを教えてあげたら、とても喜んでおられ、近々の共演を楽しみにされているということでした。
 そして、母が亡くなって、もう5ヶ月近くが経ってしまいましたが、きのうは故人の部屋にあった、もう使うことのない箪笥などの大きなものを、妹夫婦がトラックに載せて粗大ゴミとして葛岡まで持って行ってくれたので、住んでいた部屋はすっかり片付いてしまいました。遺産相続の手続きなどもやっと終わって、これで一区切りがついたことになります。
 余談ですが、その葛岡にあるゴミを焼却する施設のことを「葛岡工場」というのだそうですが、これには強烈な違和感を持ってしまいます。やはり、「工場」というからには、なにか「製品」を作ってもらいたいものだと思うのですけどね。
 そんな母に関する様々な手続きの最初のものが、死亡診断書を書いてもらうことだったのですが、それを受け取った時に弟が「字が違っている」と言い出したのです。戸籍では
 こういう字で表記されている名前だったのですが、その死亡診断書では
 という字になっていたのです。実際は、これは単にフォントが違っているだけで、文字そのものは全く同じものなのですが、「しめすへん」が「ネ」なのか「示」なのかというのはこういう書類の場合は大きな問題になっていたことに、弟は職業柄実際に遭遇したことがあって非常に敏感になっていたのです。最悪、死亡診断書がその効力を失うこともあったりするのだと。
 そのことを病院側に伝えたら、結局同じフォントはPCでは見つからなかったようで、この字だけ手書きの診断書を書いてもらうことになりました。本当に、人の名前は一生、いや、死んだ後もしっかりついて回るものなんですね。
 そんなことがあったものですから、今回「時代の名前」という、ひょっとしたら個人の名前よりももっと重要だと考える人もいるかもしれないものが、そのフォントに関してはかなりアバウトな扱いを受けているのが、とても不思議に思えてきました。こういうものは、それこそ、「一点一画」もおろそかにしてはいけないと思うのですが、あの「令」という字の、特に最後の画の扱いに関するあまりのいい加減さには、本当に大丈夫なのかな、と思ってしまいます。
 なんたって







 ちょっとネットで拾っただけでも、こんだけの「異なった」姿の「令」が見つかってしまうのですからね。
 まあ、私が個人的に感じるのは、一番下のものが、これまで「命令」や「法令」などで見慣れた「令」の字に一番近い雰囲気を持っているような気がしますね。この、さいごがしっかり「トメ」で終わっているのが、なんとも「命令」のような他人に有無を言わせないような力を持っています。ですから、残念ながらこの字から「美しい」という感覚を得るのは非常に困難になってきます。
 一番上のものが、おそらくオフィシャルなフォントなのでしょうね。でも、これは「分」という文字に見えて仕方がありません。「分和」というのは、仲よくしようとしている人を別れ別れにさせてしまうということでしょうかね。あと、真ん中の2つは「今」に見えませんか?「今和」だと、今は仲よくしていても、この先はどうなるかわからない、というニュアンスが漂いますね。
 「昭和」とか「平成」では、そんなことは全く考えたことがなかったのに、なぜ今回はこんな紛らわしい字を使うことになってしまったのでしょうね。でも、なんにでも「令和最初の〜」と言ったりするブームはそんなに長続きはしませんから、そのうちこの「美しくない」文字を目にすることも自然になくなっていくことでしょう。そうなった時が、本当の「新しい時代」の始まりです。
Aventure Number : 3101 date : 2019/5/3


今日の禁断 ガーデンガーデン


 Facebookではお知らせしてありますが、毎年この時期に行っていた「タケノコ掘りたいかい?」は、肝心のタケノコの生育が思わしくないために、ひとまず中止ということにしました。いや、それは「思わしくない」などというものですらなく、実際に確認できたタケノコは2本しかなかったのですからね。可能性としては、大幅に時期が遅くなっているだけで、あと1週間もすればいつもの年のようにたくさん出てくる、ということはないわけではありませんから、ひょっとして次の週末あたりにまたお声がけをするようになることはあるかもしれませんが、まあ、期待はしないで下さいね。
 一説では、今年の冬は雪が積もらなかったことが、この不作の原因となっているということです。たしかに、今年はいつになく雪が少なかったので、タケノコとしては「冬」が認識できず、春になっても成長できないでいるのかもしれませんね。
 それよりも、そういう連絡をしたときに、「本当においしいタケノコだったので、とても残念です」というコメントを何通もいただいたことが、とてもありがたがったですね。正直、私は毎年これだけを食べていて、他のタケノコを食べたことがなかったので、「おいしくない」タケノコがどんなものかも知らなかったのですよ。この行事自体も、伸び放題になったタケノコを放っておくと、竹藪自体が荒れて始末に負えないことを知っているので、毎年一人で掘っては捨てるという作業をしていたものを、みんなの手を借りれば少しは楽になるかな、と思って始めたことでしたから、実際はタケノコなんてどうでもよかったんですよ。
 そんな、最初は2〜3人で始めたことが、いつの間にか40人以上集まって、毎年楽しみにしていただける立派な「行事」にまでなってしまったことに、正直驚いているところです。来年にはまたちゃんとできるはずですから、その時はまたよろしくお願いします。
 連休中にアップしたこの前の定期演奏会の写真には、アクセスカウンターが設置してありますから、何人の人が見に来たかが分かります。現在のアクセス数は「37」となっていますから、2日間でそれだけの人のアクセスがあったことになります。このカウンターは同じ人が何回アクセスしても、24時間経たないと新たにカウントされることはありませんから、これは実数に近い数です。こちらも、見に来ていただいてありがとうございました。
 私は、前半の連休の初日に行った本屋さんに、また行って細かいところをチェックしてきました。あの時に感心したインテリアの洋書は、うすうす気づいてはいましたが、きちんと見てみると本物ではなくただの箱でしたね。背表紙のところだけタイトルらしいものが印刷されているようでした。それが、ほんの数種類のものが見事に同じ順番で繰り返し並んでいるだけなのですから、かなりがっかりです。まあ、それらしい雰囲気は出していますが、もう少し精度の高いところを目指してほしかったものです。
 肝心の品ぞろえも、特に珍しいものがあるというわけではなく、ごく普通の本屋さんと変わりません。音楽関係の専門書などは本当に寂しいラインナップでしたし。
 ただ、一つだけ、他の「普通の本屋さん」とは決定的に違っているところがありました。それは、文庫本の並べ方です。ここでは、ほとんどの文庫本が、「著者別」に並んでいるのですよ。それは当たり前だろうといわれるかもしれませんが、実際は文庫本の棚は「出版社別」になっていることが普通なんです。ですから、著者の名前とタイトルしかわからないものを探そうとすると、それぞれの出版社の棚を全部チェックしなければいけないんですよ。それを、ここではきちんと同じ著者の作品がひと固まりになっているのですから、とても便利です。
 そうなると、その棚を順に見ていくだけで、今どの作家がたくさんの本を出しているのかが、よく分かります。東野圭吾なんかは、1つの棚の表と裏につながっていましたね。ですから、かつては夢中になって集めていた清水儀範などはもう数冊しかなくなっているのを見て、ちょっと悲しくなりました。この人は、もう作家はやめてしまったのでしょうね。
 後は、毎年この時期には必ず行っていた花屋さんにも行ってきました。もう、広い駐車場がほぼ満車、相変わらずの賑わいです。しっかり、こんな便乗商品もありましたね。
 こんな風に「串」に刺すには適当な字面なんですね(また、抗議のコメントが来るだろうな)。
Aventure Number : 3102 date : 2019/5/5


今日の禁断 ヴィジュアル


 結局、タケノコは相変わらず出てくる気配はないので、連休の最後の日などは予定がなくなって家でブラブラすることになりました。いや、それはそれで貴重な時間がもらえたことになるので、私の場合はたまりにたまった録画を少しでも減らすための時間に充てることにしましたよ。
 そこでまずは、日曜日に放送されていたLAフィルの録画を見始めました。ドゥダメルの指揮でジョン・ウィリアムズの映画音楽ばかりというプログラムです。だいぶ前に同じメンバーで彼らの本拠地で録画されたものを見たことがありますから、別に目新しいものではないのですが、それをNHKホールでやったあたりがちょっと新鮮でしたね。お役さんのノリも、あくまで「クラシック」を聴いているような感じでしたし。
 フルートパートを見てみると、首席奏者があのブリアコフでした。以前はMETの首席でしたが、最近こちらに移ったようですね。そんなに目立ったソロはありませんでしたが、ジョン・ウィリアムズのスコアならではの難しそうなフィレーズをいとも楽々と吹いていましたね。それと、ピッコロの人もすごく上手。あのぐらいコントロールが行き届いたピッコロを吹きたいものです。
 そして、その人と2番の人は、アルトフルートも吹いていましたね。2番と3番が並んでアルト、というのはなかなか見れない光景です。ただ、それが出てくるのは前半だけなので、後半にはもう出番はありませんでした。
 それと、やはり前半だけあったのが、この、シードマイヤーのチェレスタの上に乗っているノードのシンセです。彼女の後ろに立っているのがスピーカーでしょうし、その脇にあるPCでプログラミングなどをしているのでしょう。ただ、これがどの曲で使われていたかは全く分かりませんでした。
 後半になったら、ブリアコフは降りてしまって、もう一人の首席の女性になっていました。一瞬エミリー・バイノンかと思ったのですが、アップになったら全然別人でした。この人も達者なフルートのようでした。音もよく通ります。
 ところが、最後近くになって、彼女は耳栓を付けて吹くようになりました。
 まあ、外国のオーケストラでは金管などではよくあることですが、フルートで耳栓をしている人は初めて見ましたね。この時には、クラリネットとファゴットの首席もやはり耳栓をしていたようでした。まあ、特にこのオーケストラでは真後ろにトロンボーンとチューバがいますから、耳を守るためには必要なのかもしれませんね。
 ところが、耳栓をした後では、彼女の音が変わってしまったように聴こえたんですよ。きちんとしたソロなのに、ほとんど聴こえてこないことがあるんですね。耳栓をすると管楽器の場合は、もろに骨から音が伝わってきて、かえって吹きずらくなるのだそうです。私は耳栓はやったことはありませんが、たまに耳カスがつまったときにフルートを吹くと、自分の音ではないように聴こえてコントロールできなくなってしまいます。もしかしたら、彼女もそんな状態だったのでは、と思ってしまいます。まあ、プロですからそんなことはないとは思うのですけどね。でも、私は耳栓を付けて演奏することは絶対にありません。
 放送の最後に「取材協力:前島秀国」なんて出ていたので、びっくりしてしまいました。一面識もありませんが、こんなところでお目にかかるとは。TWITTERをチェックしたら、大活躍なさっているんですね。かつての所ジョージ風のメガネが、チャームポイントなのでしょうか。
Aventure Number : 3103 date : 2019/5/8


今日の禁断 ウェーバー


 私の大学時代の合唱団の仲間が中心になって作った「萩」という合唱団があります。そもそもは、ニューヨークに住んでいる団員の縁で、ニューヨークのカーネギーホールで演奏するために作られた団体なのですが、そのコンサートがちょうど大震災の直後だったため、世界的に注目を集めてしまいました。それからは、恒常的にスペインとかドイツとかスウェーデンまで訪れて演奏旅行を行うようになっていました。
 そうしたら、そのスウェーデンでのコンサートの縁で、あのスウェーデン放送合唱団という有名な合唱団が、今年の秋に来日するときに、ぜひ仙台でもコンサートを開きたいという希望を出してきたのだそうです。そこで、「萩」がその仙台でのコンサートのマネージメントを全て引き受けることになったんですって。なんせ、外国のプロの合唱団がやってくるのですから、経費も膨大なものですが、それにも果敢に対応するということです。大変ですね。
 でも、あの合唱団が仙台で聴けるのは、とても楽しみです。ですから、私には金銭的な援助などは全然できませんが、せめてネットでの宣伝ぐらいは協力しようと、こんなチラシをでっち上げて、SNSにアップしてみました。
 現物のチラシが出来上がるにはまだ時間がかかるでしょうから、それまでのつなぎに、というつもりです。これで少しでも目につくようになれば、合唱人口密度の高い仙台だったら、この1200人のキャパのホールをいっぱいにすることも可能なはずです。
 ニューフィルは年に2回の定期演奏会を開催していますから、春の演奏会が終わることにはもう次の次、来年の春の演奏会の事が決まっています。ですから、もう指揮者についてはかなり前にみんなの意見を聞いて何人かが挙がった中から、希望者が多かった順に交渉を始めていったら、その「1位」の方のスケジュールが空いているということで、すぐに決まってしまいました。
 佐々木新平さんという、ニューフィルにとっては初めての指揮者です。これほどのイケメンは団史上初めてかも。
 そして、会場も、上の合唱団と同じ萩ホールに決まりました。県民会館などだと空いていれば4月初めには決まるのですが、あいにく今回はそういう公立のホールは取れませんでした。まだ曲目などは決まっていませんが、おそらく5月中には決まりそうな気がするので、そのころに公式サイトやFacebookをご覧になってみてください。
 その前に、10月には次の定期演奏会が控えています。きのうは、連休明けの練習日で、初めてその演奏会の曲目を全部通して演奏してみました。序曲の「オベロン」は、もうあっさり通ってしまいました。しかも2回も。これは私は2番ですから、何のストレスもありません。
 ただ、次のヒンデミットは、もうストレスの塊。1番を吹く私としては、なんとしても3楽章の大ソロで醜態をさらすわけにはいきませんから、もう緊張もマックスになってました。まず、そこに行く前の2楽章で、普通のテンポでは三連符のスケールが全く吹けないことが判明。でも、それを引きずったらあとがありませんから、極力平静を装って3楽章に突入です。ソロが始まると、まあまあ普段通りに吹けたと思ったのもつかの間、最初の山場で息が持たなくなり、不本意なところでブレスをしてしまいました。でも、逆にそれで根性が座ったのか、そのあとは予定通りのブレスが続くようになり、これだったら無事に着地できるかな、と思って、最後のブレスの予定を省いて、そのまま続けようとしました。そうしたら、そこで指がもつれて、あえなくダウンです。まあ、何とかごまかしてフィニッシュは決めましたが、残念でしたね。
 でも、1回吹けば、あとはもう大丈夫でしょう、と思いながら、次のブラームスは降り番(の予定)なので、そのまま練習場を後にしたのでした。
Aventure Number : 3104 date : 2019/5/10


今日の禁断 ニコリ


 このところ、富谷のお店のシフォンケーキがすっかり気に入ってしまった愚妻は、私が休みの土曜日にはほぼ毎回そこまで連れて行ってくれとせがむようになっています。なんでも、そのお店はたったお一人でケーキ製造から販売、広報まですべて行っているそうで、週に2日か3日しかオープンしていないんですよね。開店は11時ですが、品物がなくなれば閉店してしまうので、定時(5時)までやっていることはほとんどありません。
 ですから、前もって予約しておくシステムもあって、メールフォームやメッセンジャーで予約できるようになっています。それもお一人でやっていますから、とてもリアクションが早くて、数分後に返事が届いたりしますから、とても安心できます。ただ、たまには注文の数を間違えたりすることもあるので、それを指摘するとやはり丁寧なお詫びのメッセージが届きます。
 そうやって予約さえしておけば、前に行った時のように開店前から並んでいる必要はなくなりますから、好きな時間に行って受け取ることができます。場所は仙台市の北に接した大和町のさらに北にある市なので、最初は結構遠いと思ったのですが、4号線ではなく、それに並行している仙台大衡線(北山トンネルを経由して泉パークタウンの中を通る道)を使えば、30分もかからないで着いてしまいます。
 ただ、場合によっては予約が多すぎて、前日にはもうなくなってしまうものもあったりするので、注意は必要です。うちでは、木曜日の夜までには予約することにしています。それと、予約できるもののほかに、店頭でしか買えないものもあるので、そういう時には、早めに行って並んだりすることもありますね。きのうも、前の日にFacebookで今まで食べたことのないケーキを特別に作りました、というような案内があったので、運が良ければそれも買えるかも、と思っていったのですが、ちょっと出足が遅れたので結局お店に着いた時にはすでに売り切れていましたね。
 注文のメニューは毎月変わります。今月はその中に「抹茶大納言」というケーキがありました。実は、私は抹茶のスイーツが大嫌いです。なんたって、抹茶の味と砂糖の甘さが混じった味は、気持ち悪くてとても食べられたものではありません。世の中、どんなものでも「抹茶味」が蔓延していますが、あんなものを喜んで食べている人たちの気が知れません。
 もちろん、私はただ観念的に嫌っているのではなく、実際に何度か食べた(食べさせられた)こともあって、そのたびに失望しているという経験を持っていますから、それは間違いのないことです。たまに、同じように抹茶味を毛嫌いしている人を見つけると、とてもうれしくなりますね。
 でも、このお店のシフォンケーキは、どんな味でもそれぞれにとてもおいしく感じられましたから、もしかしたらこの「抹茶大納言」も、そんな毛嫌いするような味にはなっていないのではないか、ここはひとつ、試しに実際に食べてみるのもいいのではないか、と思うようになっていました。
 そこで、これも一つ予約して、食べてみましたよ。そうしたら、今までこの手のものに感じていた違和感が、この「抹茶大納言」の場合には全くありませんでした。ベースの抹茶味は、あくまでしっとりとした抹茶の上品な香りが感じられますし、中に入っている大豆も、上手にその甘さが抹茶の香りに包まれています。そう、小豆と抹茶は、それぞれにお互いを引き立てあっていたのですよ。私がこれまで味わった抹茶製品には、そのような高次元のコラボは全く存在しておらず、ただそれらを混合しただけのものだったことに、ここで初めて気づかされたのです。
 世の中には、確かに「おいしい抹茶味のスイーツ」もあることを知ることが出来ました。でも、それはごく限られた、センスの良い職人にしか作れないものなのでしょうね。
Aventure Number : 3105 date : 2019/5/12


今日の禁断 エクセル


 このところ、ニューフィル関係の仕事が結構集中しています。とは言っても、別に普段やっていることばかりなのですが、それがたまたま同じ時期に集中しただけの事なんですけどね。
 まず、久しぶりですが、「友の会」の入会希望者というのがあったということで、その対応をしていました。「友の会」というのは、言ってみればニューフィルの「ファンクラブ」のようなものなのでしょうね。実は、私が担当していても、そもそもどういうことで出来たかという詳しいことはあまりよく知らないものですから。というのも、前任者は最初からこの会のことを扱っていたのですが、その人が事務的な仕事を引退するということで、私がそのまま引き継いだのですよ。ですから、それまでの仕事を忠実に続けているだけなんです。
 実際は、この「会」に入ると、定期演奏会のチケットが会費に応じて何枚かもらえます。それだけではなく、ニューフィルの会報である「かいほうげん」も、その時の半年分のバックナンバーがまとめてもらえるようになっています。ですから、実質、やっぱりファンクラブに近いものがあるのではないでしょうかね。そこで、その「かいほうげん」を作っているのが私だったので、引き継がざるを得なかったのでしょう。
 ただ、別に「会則」のようなものは全くなく、いろんな書式も決まったものはありませんでしたから、それは私が作りました。ただ、新しく入会しようという方に対しての手続きのようなものは全くなくて、人づてに連絡があったものに対して、時期が来ればチケットなどを送り、それと一緒に会費納入のための振替用紙を送る、ということで、その時点で会員になっていただいたことにしていました。
 ですから、今回新しい入会希望者があるということで、お名前や住所が私の元に届いたので、まあ、今度の秋の演奏会の前にそれを送ってやればそれでいいのではないかと思っていたのですが、友の会関係のファイルを調べてみると、その中に「入会申込書」という書式があることが分かりました。そんなものをいつ作っていたのかちょっと思い出せなかったのですが、開いてみると確かに私が作っていたことを思い出しました。
 それは、その前にさる医療法人からかなり大口の入会希望があったので、一応ちゃんとした形で入会の申し込みをしてもらわなければいけないだろうと、急遽作ったものでした。それには、ちゃんとミシン目が入っていて、折り返しその部分をこちらに送り返してもらうようになっていましたよ。こんな便利なものが、いつの間にかできていたんですね。自分の事務能力の高さに、ちょっとびっくりしてしまいました。そのことをしっかり覚えていたんだったら、さぞや有能な事務員になれたことでしょうね。
 そして、メインの仕事である「かいほうげん」も、そろそろ原稿が集まり始めて、制作モードになりつつあります。そのいわば準備として、今練習しているヒンデミットの曲の元になった曲の音源を、ネットにアップしておきました。今は掲示板からリンクされているだけですが、かいほうげんではQRコードから直接聴けるようにします。
 その前に、その音源を入手して、データ化するという仕事もありました。かなりレアな曲なので、CDの現物はとてもすぐには入手できそうもありませんでしたから、そういう音源をストリーミングで配信しているサイトから、アナログ音源としてリアルタイムで録音して、MP3で保存、それをネットにアップしました。
 さらに、もう一つ並行してやっているのが、次の定期演奏会の曲目を決めるための希望曲の集計です。これはきのうが締め切りだったので、続々とパートから連絡が入っていますから、それを例によって曲目のテンプレートに記入して、要らない曲目を削除する、という作業です。今のところ、まだ希望をよこしていないパートがかなりありますが、それに対してどのようなスタンスを取るか、考えているところです。まあ、今回はそれほど変な曲が来る可能性は少ないようなので、おそらく催促もしないでしれっとそのまま作ってしまうかもしれませんよ。
Aventure Number : 3106 date : 2019/5/15


今日の禁断 モーツァルト


 今日は、愚妻がD病院で検査だというので、職場を休んで付き添いです。いや、その検査というのがなかなか大変なようで、以前それをやっている時にそのまま入院、ということになってしまったぐらいですから、一応用心のためについていた方がいいかも、と思ってのことだったんですけどね。
 でも、そもそも病気自体が寛解しているようで、特になんということなく終わってしまったのには、一安心です。ただ、時間はものすごくかかりましたね。まずは朝の7時に出かけて、採血の順番待ち、それから検査と診察ですが、終わったのは12時ごろでした。
 そんだけ時間がかかるのは予想していたので、待っている間の時間に読む本を、あらかじめ用意しておきました。それはこれ。
 最近文庫化されたので、どこの本屋さんでも山積みになっていましたから、つい手が伸びてしまいました。全部で4冊もあるので、とりあえずは「1」だけを買ってみました。
 この作者の作品を読むのは、これが初めて、音楽に関しての造詣が深いそうなので、その絡みでいつかは読んでみたいとは思っていたのですが、ちょっと「純文学」はかったるいかな、という気がして敬遠してました。でも、これは読み始めてすぐにもろサービス・カットが登場したりして、エンターテインメント性もかなり高そうなので、すらすら読めましたね。このタイトルにしても、全くの予想通りの展開でしたし。
 ただ、なんと言っても「純文学」特有の持って回った語り口が、正直鼻につきますね。おそらく、そういう文章から香り立つものをありがたがって享受すべきなのでしょうが、どうもそういうのは苦手です。まあ、その中に登場するタンノイオートグラフやマランツの真空管、そしてそれこそ「ドン・ジョンニ」のLPボックスなどといいう「小物」には惹かれましたけどね。
 結局、病院で待っている間に「1」を読み切ってしまったら、どうしても「2」を読まざるを得ないような展開だったので、帰り道に買ってきましたが、そこまでの「第1部」が終わったところで、それ以降の「第2部」まで読み進むかどうか検討したいと思います。無駄な時間を使いたくはありませんから。
 検査の後、薬局で薬をもらったりしたら、もう2時近くになっていました。食事をするにしても、何度か食べてみたD病院の食堂のまずさはもう我慢の限界を超えていましたから、薬局のそばでたまたま見つけた居酒屋のランチを食べてみることにしました。全く期待は出来ませんが、少なくともD病院の食堂よりはましなものは確実に食べられるはずですからね。
 こんな名前のお店、とりあえず、写真を見ておいしそうだった唐揚げ定食を頼みます。
 こんな、ほとんど油淋鶏のような唐揚げで、味がしっかりついていて柔らかく、とてもおいしかったですね。このほかに小鉢が2個と味噌汁が付いています。
 ですから、お店の名前は「チキン屋」と読むのでしょうね。なんたってこれがメニューの一番上にありましたから、チキンが看板料理のはずです。ところが、あとで調べたらこれは「じはばや」と読むのだそうですね。なんで?と思いますが、そうなのだから仕方がありません。
 ちゃんとFacebookページもあって、写真はそこから借りてきました。
Aventure Number : 3107 date : 2019/5/17


今日の禁断 ポーカー


 今の世の中、インターネットは欠かせないものになっていますね。なんせ、オリンピックのチケットでさえ予約するにはインターネット経由でなければできないのですから、困っている人はいるのではないでしょうか。現実に、私の周りにもインターネットはおろかPCすらも使わないという人はいますからね。ちょっと前までは、電話などでもアクセスできるような選択肢は設けられていたのでしょうが、今では完全にネットを使っていることを前提とした社会となりつつあるので、ちょっとやばいことになっているな、という気がしてきます。
 もっとやばいのは、そういうものに慣れていない人たちに向けての犯罪がどんどん増していることです。私のところにも、ほぼ毎日のようにそれらしいメールが届きますからね。なんせ、AmazonとかAppleといった有名な名前を借りて、さも本物のような体裁で送られきたりしますから、私でも一瞬信じてしまうこともあるほどです。
 でも、なぜか、そういうものはほぼすべてが、文面を読んでみるとおかしいなと気づいてしまいます。文章がなんともお粗末なんですよね。きのう届いたメールなどは、ほとんど日本語になっていませんでしたよ。
 それは、「履歴管理センター」というところから届いたメールです。まず、当然のことながら、あて先には私のメールアドレスしかなく、苗字も名前もありません。そして件名が「利用者様への親展案内」ですよ。メールの「親展案内」ってなんなんでしょうね。
 まず、
当職らは貴殿の登録情報のある情報サイトにおいて利用料金の未納が続いた為、提携信用情報機関により回収の任を承りました。
 という、ほとんど「騎士団長殺し」に登場する騎士団長のような不思議な日本語が登場します。「当職ら」というのが一人称のようですね。一瞬「住職」かと思ってしまいましたよ。そして、これが「主語」になっているのでしょうが、その「述語」は普通は最後の「任を承りました」になるのでしょうが、その前の「利用料金の未納が続いた」という可能性だってありうる文章になっていますね。自分たちの未納分を、私から「回収」したい、と言っているみたいに読めてしまいますね。
 さらに、先にある文章では、
本通達より24時間以内にご連絡をいただけない場合、アクセス情報をプロバイダに提出し、貴殿のメールアドレス・プロバイダの契約情報を追跡し、身元調査を行い、顧問弁護士による少額起訴制度を利用した回収の措置を行います。
 赤字の部分は、元のメールにアルミスタイプです。せめて、こんなアホな間違いぐらいは、送る前にチェックしてほしいものですね。
 そして、なぜか突然文体が変わります。
以上の解約手続きの履行により、貴殿とサービス提供元との間に何らの債権債務のないものとする。
また、再度の請求等および個人情報の公開措置等は行わないものとする。
 これまではずっと「です・ます」体だったのに。
 と、いかにもシロートっぽい文章なので、よもやこんなメールを信用して、これに返信する人はいないのでは、と思ってしまうのですが、現実にはこんな物でも信用してしまう人がいるのでしょうね。でも、仮にも詐欺師を生業としているのでしたら、もう少し「本物」っぽい文章を用意してもらいたいものです。「コンフィデンスマンJP」のように。
 いやあ、きのうのドラマ、面白かったですね。しっかり騙されました。映画も楽しみです。
Aventure Number : 3108 date : 2019/5/19


今日の禁断 リンナイ


 私の愛飲ドリンクは、ウィルキンソンのタンサン・クリアジンジャです。最初にこれを飲んだのは2015年の7月17日でした。なんでそんなに正確に分かるのかというと、このブログの検索機能を使ったからです。なにかキーワードを入れてやると、その単語が使われている記事が瞬時に出てくるようになっているのです。そうでなければ、私の記憶力でそこまでのことはできるはずはありません。なんたって、きのうの練習の時に帰ろうとしたら携帯が手元になかったのですが、どこにあったのか思い出せませんでしたからね。
 きのうは、私は前半の曲は降り番でした。でも、いつも練習が始まる前に机を出して、プリントした日程表とか「かいほうげん」のバックナンバーなどを置いておく、という仕事がありますので、定時に着いていました。やがて、練習が始まるときちんとパートの人は出席してきたので、私は別室で個人練習を始めました。なんせ、ヒンデミットは、3楽章のソロではとりあえず間違えずに最後まで吹くぐらいのことはできるようになりましたが、第2楽章のとんでもない音階の三連符はいまだにゆっくりのテンポですら途中で引っかかってしまう状態ですから、それをなんとしても指に覚えさせなければいけませんからね。
 携帯も、チューナーとして使うこともあるので、持っていきました。しばらく、夢中になって吹いていると、そこに合奏をしているはずのメンバーがやってきて、「音が聴こえるので、小さな音で吹くか、別室でお願いします」と私にささやきました。できるだけ合奏が盛り上がっているところで吹くようにはしていたのですが、つい、止めて指揮者が指示をしている時も続いていて、それが邪魔だったようですね。
 ですから、その「別室」、つまり楽器倉庫に移動して、ドアを閉めてそこで練習を続けます。もちろん、携帯も一緒です。そうしたら、予想より早く合奏が終わって私の番になってしまったので、慌てて椅子や譜面台を片付けて、ホールに向かいました。
 そして、きのうはそのあとすぐに別のところで委員会があるので、さっさと楽器をしまって帰ろうとポケットを探ったら、携帯が見当たらないんですね。普通はカバンのポケットには入っているはずなのに、そこにはなく、周りを見ても見当たりません。そういえば、最初に練習していたところでは、窓際に置いておいたな、とは思い出したので、そこに行ってみたのですが、ありません。本当に焦ってしまいましたね。そこら中の人に「携帯、見ませんでしたか?」と聞いて回りましたよ。
 でも、最終的には楽器倉庫の中で見つけることが出来ました。いや、探し回っていた時点では、そこでも練習していたことをコロッと忘れていたんですね。たまたまそこのカギをかけていたJさんが「この中かもしれませんよ」とカギを貸してくれなければ、それは一生思い出すことはなかったでしょうね。そう、楽器倉庫の窓際に、私の携帯はあったのですよ。
 そんなんですから、4年近く前の事なんか、検索機能を頼らない限り絶対にわからないんですよ。
 その「クリア・ジンジャ」ですが、もう在庫がなくなったので新しい箱を注文しようと思ったら、どうも、もう品物がなくなっているようなのですね。そもそもこれはAmazonでだけ販売している商品だったようで、逆にそんなものがここまで続いたことが不思議な気がするぐらいですから、まあ、当たり前の話なんですね。
 ですから、もうすっぱりと未練は残さずに、普通に売っている「タンサン」に切り替えることにしました。こんなこともあろうかと、だいぶ前にこれはスーパーでも買えたので、試してあったんですよ。たぶん、問題なく切り替えることはできるでしょう。
 そうしたら、もうひとつ、こちらは20年使ってきたものが、突然壊れてしまいました。それは、ガス給湯器です。壊れて初めて、そんなに長く使っていたことに気が付きました。このマンションに入った時に付いていたのがダメになったので、つい最近取り換えたと思っていたら、そんなに経っていたんですね。修理に来たメーカーの人も普通は10年ぐらいしか持たないと言ってましたね。
 ただ、これはもちろんお風呂のお湯にもなっているのですが、浴槽も最初からのもので、今のみたいに「追い炊き」なんかは出来なくて、ただお湯を溜めるだけという原始的なものです。ですから、冬場などはつくづく追い炊きが欲しくなっていて、もう近々リニューアルするつもりでいた矢先だったんですよね。もうちょっと長生きしてくれれば、そのリニュアルの段階で新しい給湯器に代えることが出来たのですが、こんなタイミングだと、リニューアルが終わるまでお湯が使えなくなってしまいます。そちらの方はまだ具体的なことは何もやっていませんから、何か月も先のことですよ。とりあえず、給湯器だけ追い炊き対応のものを付けておいて、あとで浴槽だけくっつけるということもできなくはないのですが、その際のトラブルは責任を持てない、というのが、とりあえず相談してみた専門家たちの意見でした。
 ですから、残る選択肢は、とりあえず今と同じタイプのものを付けて、それはリニューアルの時には廃棄する、というやり方ですね。価格的には、かなり安くできそうなので、まあ、そうすることにしましたよ。ただ、それでも2日間はお湯が出ないので、その間はお風呂は使えなくなってしまいました。
 しかし、ガスコンロは普通に使えるので、そこでお湯を沸かして浴槽に入れる、ということができないかと思って、ガスコンロとカセットコンロ、さらには震災の時に買った電気ポットまで動員して、お湯を沸かしてみましたよ。
 結構時間はかかりましたが、まあ、普通通りにお風呂に入って体を洗い、髪も洗うことが出来ました。
 あとは、食器洗いですね。暖かくなってきたとはいえ、やはり水だけだと長く使っていると手が凍えてきます。私の場合、ゴム手袋をして食器を洗うという選択肢はないので、これはつらいですね。それこそ、震災の時を思い出してしまいました。でも、そのときにやっていた方法も思い出しました。ボールにお湯を入れておいて、手が冷えたらそこで温めて、また食器洗いを続けるというやり方です。これで、快適に作業が進むようになりました。
 本当は、こんなことは思い出したくなかったんですけどね。
Aventure Number : 3109 date : 2019/5/22


今日の禁断 ティーカップ


 予定通り、給湯器が壊れた3日後には新しい給湯器が設置されました。
 これが前のもの。
 そして、これが新しい機械です。スペーサーも、前よりきれいにつけてもらえましたね。これが追い炊き用の給湯器になると、ほとんどスペースが空かないぐらいの大きさになるのでしょうね。
 作業中に工事の人といろいろ話をしたのですが、やはり浴槽を代えないで給湯器だけを先に追い炊き用にすると、冬場などにはトラブルが起こるのだそうです。つまり、凍結防止のために、普通の給湯の配管にはヒーターが着けられるのですが、追い炊き用の配管はそうではなく、常時水が入っていて、循環させて凍結を防ぐようになっているのだそうなんです。ですから、それが浴槽につながれていないとダメなんですって。
 いまいちよく分からない理由ですが、いずれにしても今回のようにするしか方法はなかった、ということです。
 工事が終わって、取説などを渡されたときに、点検登録用のはがきというのを書かされました。それをメーカーに出しておくと、8年後に点検の連絡が来るようになっているんですって。前の機械を買った時にはそんな制度はなかったんでしょうね。もしあれば、こんな風に20年も使っていて急にダメになることもなかったことになりますからね。
 でも、今回は、そういう制度があってもそれが役に立つことはまずありませんね。この機械が8年間もここにあることは全く考えられませんから。
 そういえば、私のウェブサイトも20年以上使っているんですよね。こちらは、その間にはブログやFacebookなど新しいメディアを加えることはありましたが、ウェブサイト自体はほとんど変わらない体制で使い続けています。もちろん、メインのサーバーでは容量が全然足らないので、画像の多くは新たに別のサーバーを使ってそちらとリンクさせるようにはなっています。
 そんな、メイン以外のサーバーを、現在では2つ使っているのですが、これを一つにまとめた方が、なにかと管理が簡単になるので、その方向で準備を進めているところです。経費も節約できますし。別にそれは全く内輪の事ですから、利用されている方には全く分からないように変えていくのですが、一つだけ、仙台ニューフィルの団員用の掲示板だけは、全く別のものにしなければいけなくなってしまいました。実は、これがネックで、今までそういうことが出来なかったという事情もあったのですよ。
 つまり、パスワードで保護されている掲示板で、使いやすいものがなかなか見つからなかったんですね。それが、最近探してみたら、十分とは言えないけれど、画像を貼り付けることもできるし、もちろんパスワードで保護する設定も可能なものが見つかりました。ただ、広告がちょっとうるさいのですが、それは我慢していただくしかありません。
 今までの掲示板からリンクさせてありますので、試してみてください。どうしてもこれでは嫌だ、ということであれば、再考しますから。あ、もちろん、今までの掲示板のログは保存してありますよ。
Aventure Number : 3110 date : 2019/5/24


今日の禁断 ベートーヴェン


 結局、職場のタケノコは3〜4本は生えてきたものの、それ以外には全く新しいものは生えてこないという、非常に珍しいことになってしまいました。わずかな望みを託して、大幅に時期を遅らせていつものようにたくさん出てくる、という場面も期待してはいたのですが、そんなことは全然起こりませんでしたからね。まあ、その分、来年は一杯採れることでしょう。楽しみに待っていてくださいね。
 ということで、ニューフィルの非公式の年中行事は今年は見送りということになってしまいました。そういえば、もう1件「見送った」という事案があったのですが、それもいずれは実現されることを期待したいと思います。
 実は、この時期、その職場で行われている年中行事も、去年は「見送られ」ていました。それは、「かやの木コンサート」というイベントです。一応出演者の予定は決まっていたのですが、直前にアメリカの大統領、ではなく、本社のえらい方が見えられることになって、急遽それは中止になっていたのでした。
 それが、1年遅れで今年、開催されます。今回の出演者は、ヴァイオリンとピアノという、今まではなかった組み合わせの演奏家の方々です。ヴァイオリンは仙台フィルの方、そして、ピアノは角田在住のピアニストの方です。
 半月ほど前に、そのお二人が打ち合わせでやってきたのでお会いしたのですが、そのピアニストの方は、なんとあの「角田第9」の練習ピアニストをなさっていて、本番では合唱の中に入って歌ってらしたというのですよ。世の中、狭いですね。
 ですから、その時に「今年のオーケストラはどうするんですか?」と、単刀直入に聞いてみましたよ。そうしたら、彼女自身もまだ具体的なことは知らなかったようで、「ステージに乗るぐらいの小規模なアンサンブルになるように聞いています」とおっしゃっていました。それ以上、例えば「第9」の合唱が入らない楽章も演奏するのかどうか、ということなどはやはりお分かりにはならない様でした。
 それが、つい2,3日前に、「角田第9」のFacebookで、合唱団の募集が始まったということと、その募集のためのチラシが公開されていました。
 これによれば、曲目は去年と一緒ですね。ということは、やはり「第9」は全曲演奏するのでしょうか。そして、オーケストラの名前もありますし、しっかり「オーケストラと一緒に歌う」と書いてありますから、一応、例えばエレクトーンなどで代用するわけではなく、ちゃんとした「オーケストラ」を使うことになっていますね。でも、こんな名前のオーケストラは聞いたこともありませんから、この演奏会のための寄せ集め、あるいは、仙台フィルのピックアップメンバーが中心になったアンサンブルなのでしょうか。
 でも、ニューフィルの60人ぐらいの人数でもステージに乗らないのでクビになってしまったのですから、それをクリアするためには、人数は多くてもせいぜい40人ぐらいでしょうね。管楽器と打楽器を必要なだけそろえると23人必要ですから、その場合は弦楽器は17人、5.4.4.3.1ぐらいでしょうか。まあ「室内オーケストラ」というサイズですね。ニューフィルでは、これで「第9」は絶対無理ですが、プロだったら十分に演奏可能なような気はします。「1管」にすれば、もう少し弦は増やせるでしょうが、いくらなんでもそこまでやったら終わりでしょう。さあ、実際はどうなのでしょうね。
Aventure Number : 3111 date : 2019/5/26


今日の禁断 チキン


 急に暑くなって、世の中では「5月にこんなに暑いのは史上初」みたいなことになっています。そんな中で行われたのが、ニューフィルの練習、全員の合奏です。毎年、この時期の温度管理に関してはなかなか面倒くさい練習場なのですが、確か以前は5月末にしっかり冷房を入れてくれたこともあったという記憶があったので、たぶんもう冷房を入れてくれるだろうという期待をもって、会場に向かいます。ただ、ここの冷房はききすぎることもあって、下手をするとキンキンに冷えすぎてブルブル震えながら演奏しなければいけないときがありますが、いちおうTシャツの上にリネンシャツを着てますから、大丈夫でしょう。
 ところが、行ってみると冷房が入っている時の、エレベーターを降りたときにまず襲ってくる寒気、などというものは全然ありませんでした。まあ、夕方になって少しは涼しくなってきてはいましたから、会場の人は冷房がなくても大丈夫だろうと判断しているのかもしれません。でも、窓を閉め切ったところに何十人もの人が入るのですから、これから温度がぐんぐん上がってくることは必至です。ですので、一応事務所にその旨を伝えておこうと思いました。なんたって、仙台市では全部の小学校の教室にクーラーを入れたということで、この間中の暑いときにはさっそくそれを稼働させたというニュースをやっていたぐらいですから、同じ自治体が管理している設備が、これだけの暑さが見込まれるところで入れてくれないわけがありませんからね。
 そうしたら、なんと、「まだ機械の入れ替えが完了していないので、冷房を入れることはできません」ですって。いや、普通の年でも6月になれば必要になるのですから、もう準備ぐらいしっかりやっておいてほしいですよね。「せめて送風だけでも」と言うと、「温風しか出せないんですけどぉ」という返事ですから、どうしようもありませんね。
 仕方がないので、覚悟を決めて、扇子を片手に合奏に加わることになりました。きのうは本当は後半は降り番だったので早く帰れるはずだったのが、急遽代吹きを頼まれて、最後までいなければいけなくなってしまったのは、アンラッキーでしたね。
 もう、最後の方になってくると、ちょっと腹具合も悪くなってきたので(多分、夕食の時のエリンギが、ちょっと変わった味だったせいでしょう)、そこに暑さも加わってかなりばててきました。もしかしたら、こういう時に「熱中症」というやつに罹るのでは、などと思い始めましたね。そんなときに限って、合奏はダラダラと続いて終わりの時間が伸びたりしますから最悪です。
 と、私にとってはいいことはありませんでしたが、ニューフィルでは待望のヴァイオリンの入団希望者がやってきました。それが2人も。ですから、きのうのヴァイオリン・パートはとても充実した音を出していましたね。ぜひとも、このまま続けていって、団員として定着してほしいものです。
 実は、一人の方は先週も来られてたのですが、なんでも20年前にニューフィルに入っていた、というのですね。苗字には全く記憶がなかったので、帰ってから調べてみたら、確かに別の名字で同じお名前の方がいましたね。20年前の「かいほうげん」に。でも、女性というのは、変わるものですね。
 今日になって、10年以上前に団内結婚をされて県外へ転勤するので退団されたOさんから、仙台に転勤になったというはがきが届きました。どんな勤務体系なのかは分かりませんが、可能ならばぜひまた(お二人で)ニューフィルに参加してほしいですね。
Aventure Number : 3112 date : 2019/5/29


今日の禁断 ヤマハ


 明日は、職場の「かやの木コンサート」です。本来、このコンサートは屋外のかやの木の前に大きなテントを張って行われていたのですが、去年は「見送り」になりましたし、その前の年には屋内でやっていましたから、久しぶりにテント屋さんに発注です。そこで、最近の領収書などを見てそのテントを「2張」発注してあったのです。そうすれば、ステージと客席を全部テントで覆うことが出来たはずですからね。
 ところが、今日になって今までのコンサートの写真を見直してみたら、実際はステージに1張、客席に2張の、計3張必要だったことに気が付きました。その領収書の時には「すずめ踊り」だったので、ステージにはテントはいらなかったんですね。それでも、セッティングに来る1時間前に「追加したいんですけど」とテント屋さんに電話したら、快く対応してくれたので一安心です。
 予定通り、午後3時に、テント屋さんの一群がやってきました。椅子も一緒に頼んだので、トラックが3台ぐらい必要だったんですね。すぐにテントの組み立てが始まり、ほとんど完成したか、と思えたあたりで、急に空が暗くなり、雷が鳴りだしたと思ったら、ものすごい勢いで雨が降ってきましたよ。組み立てが間に合ってよかったですね。
 そのあと、やはりセットで発注していたPAの機材を屋内で結線して、動作をチェックです。今回は「ミキサー」も頼んであったので、かなり立派なミキサーアンプも持ってきてくれました。これにマイクを3本と、キーボードをラインで入力して、2つのスピーカーから音を出すということになります。
 テント屋さんは、これらの機材の接続を一通りやってくれたので、明日はこれをいったんバラして、テントの周りにスピーカーを置いたり、ミキサーから配線したりという作業をやらなければいけません。マイクのケーブルのスペアも山のように置いていきましたから、なにかあってもたぶん大丈夫でしょう。
 そんな作業が終わって、今度は「杜の都 合奏団」の飲み会に行きました。上杉通と広瀬通の角のビルの地下にある「華泉」というお店でしたが、久しぶりに料理がおいしかったので、大満足です。それと、店員さんが、普通の居酒屋とはレベルが違っていて、とても気配りが行き届いているんですね。
 そして、マエストロはすでにコンサートの会場を何か所か取ってあったということも分かり、いきなりの「再開」モードになってしまいましたよ。そう、正直半信半疑だったのですが、来年の2月23日には、確かにまたこのメンバーでコンサートが開けることになったのですよ。マエストロの仙台愛は、本物でした。
Aventure Number : 3113 date : 2019/5/31


今日の禁断 ダルビッシュ


 「かやの木コンサート」の本番は、無事終わりました。前日のように突然の雷雨などもなく、とてもさわやかなお天気でした。ただ、風は結構強くて、ヴァイオリンの長谷川さんの譜面が飛んでしまうので、急遽私が洗濯ばさみを持ってきます。これは、今まで何回も使ったことがあって、常時職場に置いてありますからね。
 まずは、朝一で前日仮に音出しをしてみた音響の機材のセッティングです。
 これはマイクを3本つないでいる状態ですが、出演者の方々がやってきたときに電子ピアノもラインで入れることになっています。
 ところが、実際に楽器が運ばれ、ケーブルでつないで音を出そうとしても、スピーカーからは何の音も出てきません。ケーブルのタイプを変えて試しても全然ダメ、焦ってしまいましたが、さいわい、ピアノ用の小さなスピーカーも持ってきてあったので、それを使うことにしました。というか、実際にここでヴァイオリンを弾いてもらうと、屋外なのでマイクが必要だと思って用意をしていたのですが、後ろの塀とテントで音が反射して、生音でもとても良く響くので、マイクなしでやろうということになって、ピアノもそれに合わせてその小さなスピーカーでも十分だということになったのでした。ただ、いくらかバランスを整えるため、そのスピーカーの前にマイクを置いて、それをミキサーに入れてほんの少しPAから出すことにしてみました。
 コンサートは、長谷川さんのMCがとてもこなれていて、お客さんもとても楽しそうでした。さらに、「チャルダッシュ」になったら、客席の中に入っていって、演奏を始めましたよ。






 最後は写真を撮っている私に向かって超接近してきたりして、おちゃめですね。もう、やんやの大喝采です。
 演奏の途中でミキサーの操作をしていたら、さっきピアノの音が出なかったわけが分かりました。それは、これの左から4番目のチャンネルにつないだのですが、フェーダーの上にあるスイッチが入ってなかったんですね。これでは、いくらフェーダーを上げても音は出るわけがありませんでした。このスイッチの下にランプがつくようになっているのですが、明るすぎて分からなかったんですね。初歩的なミスでした。お恥ずかしい。

Aventure Number : 3114 date : 2019/6/2


今日の禁断 ワーグナー


 前回の「かいほうげん」の発行日が4月16日ですから、もうそろそろ次のが出てもいいころですね。一応1ヶ月半のインターバルで発行するというスケジュールでこのところは来ていますから。
 もちろん、私のことですから、そのあたりは抜け目はありません。というより、来年春の定期演奏会の情報が固まるまでちょっと様子を見ていたということなんですよ。結局、メインの曲目は決まったものの、それ以外のものが決まるにはまだちょっと時間がかかりそうなので、これ以上は待てないなということで、来週には発行することにしました。つまり、他のものはすでにほとんど完成していたんですよ。まあ、「完成」というのがどういう状態を指すのかは諸説ありますが、私の場合は、ほとんど中身は出来上がっていて、あとは画像などの必要な素材を集めて、それを書式の中に収めるだけという状態のことです。長年やってると、その状態から完成形までにはどのぐらいの時間が必要なのかは分かりますから、実際の作業をいつから始めるかさえ決まれば、あとは自動的に新しい「かいほうげん」が出来てしまうことになります。
 今回は、その「素材」に音声データも用意してみました。ちょっと前に、ヒンデミットが曲の中で使ったウェーバーの原曲をネットにアップしておきましたが、それに続いて、そのウェーバーの序曲の中に登場する、そのオペラの中のテーマも音源を探してアップしてあります。ですから、そのURLをQRコードに変換して印刷すれば、スマホでその音源が聴けるようになります。
 このウェーバーのコンテンツは、実はだいぶ前に作ってありました。つまり、以前「杜の都合奏団」でこの曲を演奏したことがあったので、その曲目解説のために作った原稿を、ほぼ使いまわしただけの事なのですよ。ただ、その時には単に解説だけだったものを、実際に音源が聴けるようにしたというのが、「付加価値」というやつなんでしょうね。そうやって、いろんなところに手を出していると、「かいほうげん」を作るときには助かります。その時に作ったブラームスの1番の曲目解説も結構気に入っているので、それもどこかで使うかもしれませんよ。
 その「杜の都」は、復活第1弾は来年の2月になるので、その年のベートーヴェンの生誕250年に合わせて、彼の交響曲を2曲というプログラムにほぼ決まったようですね。2曲のうちの1曲は「4番」で決定ということなので、とても楽しみです。この曲は昔からぜひ吹いてみたかったのですが、ニューフィルではもうほとんど演奏される可能性はなくなってしまいましたからね。ま、これさえ吹ければ、もう私としては満足です。
 ただ、この曲に関しては、かつて2楽章のソロをさる有名なフルーティストが伸ばしを数え間違えて、しばらくの間他の楽器と完全にずれたままで演奏していた、という生々しい映像を見た記憶があるので、おっかないんですけどね。いや、今やっているヒンデミットだって、危険なところだらけでいまだに自信が持てませんからね。
 そのヒンデミット、さっきの「かいほうげん」の記事で、「おまけ」にこんな映像をリンクしておきました。有名な曲ですが、もし聴いたことがなければ、ぜひ「楽しんで」下さい。

Aventure Number : 3115 date : 2019/6/5


今日の禁断 マドンナ


 先週の「サンデーソングブック」で、山下達郎の今年のツアーの初日が延期されるという告知がされていましたね。なんでも、キーボードの難波さんが病気で入院するので、初日には出演できなくなり、やむなく延期にした、ということだそうです。
 普通、こんな「事件」がおこると、テレビなどでは大騒ぎになるのでしょうが、今回は知る限りでは特に報道された様子もありませんでした。ネットを検索してみても、単に事実を述べているだけで、特にネガティブな意見などは見かけませんでした。まあ、達郎の場合は、そのあたりはしっかり理詰めで説明していますから、特に反感も買わないのでしょう。というか、これまでにも途中で声が出なくなったので振替公演を行ったというようなことがありましたが、それで非難されることはまずなく、お客さんは淡々とそれを受け入れていたようですね。このあたりの危機管理に対する達郎の対応は、見事としか言いようがありません。
 ラジオで言っていたのは、「替えがきかない」ということでしたね。長年一緒にやっているメンバーなので、一人が欠けても演奏自体が成立しないというほどに、個人としての責任が決定的に重要になっているのでしょう。つまり、達郎のツアーに関しては、誰かが出演できなくなった時には、そのコンサートは即中止、という選択肢しかないのでしょうね。
 ただ、もちろん、全てのアーティストが達郎ほどのこだわりを持っているとは限りません。大昔にYMOのライブに行ったときに、キーボードは当然矢野顕子だと思っていたら、「産休」で橋本一子がエキストラで入っていたので腹が立ったことがありましたが、まあ演奏自体は特にクオリティが落ちていたということはありませんでしたからね。そのあたりは、音楽のタイプによっても違うでしょうね。ジャズなどでは、かなり自由度は高いのではないでしょうかね。
 クラシックの場合はというと、これは決まった楽譜を使って演奏するのですから、オーケストラではどこかのパートの人が急に代わったところで何の影響もないはずです。卑近なところでは、ニューフィルの場合、管楽器の人が病気で出られなくなったので、コンサートを延期した、なんてことは決して起こりませんでしたからね。一度だけ、オーボエの1番が急に出られなくなったということがありましたが、その時には急遽仙台フィルの人に来てもらって、事なきを得ましたからね。
 でも、中には、例えばフルートの首席が2人いるオーケストラだったら、どちらか一人の人の方で聴いてみたいな、ということはありますよね。ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートでは、ローテーションで必ず毎年別な人が吹くようになっていますが、やはり今年のシルヴィア・カレッドゥよりは、カール=ハインツ・シュッツの方が「お得感」がありますからね。
 劇団四季あたりだと、そもそもダブル、あるいはトリプルキャストをとっていますから、人が代わるのは日常茶飯事です。ただ、それが当日劇場に行くまで誰が出るのかわからないというのは、はっきり言って大問題です。劇団側は「誰が出演しても満足できるようなクオリティを維持している」と言っていますが、そんなことはそもそもあり得ませんからね。お客さんにも「選ぶ権利」があるはずです。
 10月には仙台で5日間「エビータ」の公演があるんですって。
Aventure Number : 3116 date : 2019/6/7


今日の禁断 パナソニック


 この間、我が家の給湯機が壊れて新しい機械に交換したという事件がありましたが、やはり新しい機械はとても快適でした。そもそも、壊れてしまった給湯器は20年前のものだったので、その間には機能がとてつもなく進化していることに気づかされました。つまり、昔のものは単純にお湯を出すだけの機能しかありませんから、お風呂にお湯を入れるときは温度設定をしてお湯がバスタブに一杯になるまでひたすら待っていなければいけません。その間には、溢れないように時々様子を見に行くことも必要でした。
 ところが、いつのころからか、給湯器自体がお湯の温度だけではなく、お湯の量までも管理できるようになっていたのですね。ですから、前もって溜める量を設定しておけば、お湯がたまった時に自動的に止まるようになっているのです。しかも、その時にはかわいらしい女性の声で「もうすぐお湯がたまります」とか、「一杯になったので蛇口を締めてください」といったメッセージが、チャイム音と一緒に流れるのですよ。
 もちろん、そんな機能は今の製品では当たり前のことですから、大部分の人はそういうものだと思っているのでしょうが、そんなものを使う機会がなかった私にとっては、とてつもない驚きでした。
 でもそれはそれとして、今は暖かいのでそんなに必要ではありませんが、冬場になるとぜひ「追い焚き」の機能が欲しくなってきます(以前「追い炊き」と書いていたのは、訂正させてください)。浴槽自体も古くて保温効果もそんなに良くありませんから、2,3時間も放っておいたら、もう水みたいになってしまいます。その時には、いくら熱湯を注ぎ足しても、ちょうどよい熱さになるころにはあふれてしまいます。そういう時には、やはりたまったお湯をそのまま再度温める「追い焚き」があったらいいなあ、と思っていましたね。
 さいわい、うちのマンションは、何年か前に水道の配管を全部交換する工事を行っていて、その際に「追い焚き用の配管」をオプションで付けることができるようになっていました。ふつう、古いマンションではそういう配管を新たにつけることはできないので、そもそも「追い焚き」にリフォームすることは不可能なのですが、うちの場合はその点では何の問題もありませんでした。
 そして、たまたまさるリフォーム関係の会社に勤める知り合いから、「浴室のリフォームをするのなら、こんなのがありますよ」と、キャンペーンのチラシが届いたのです。まあ、いずれはそうしたいと思っていたので、とりあえず話を聞くのもいいだろうと、そこに行ってみることにしました。
 そこのショールームは、住宅設備メーカーのショールームのすぐ隣にありました。つまり、今回はそのメーカーとのコラボでフェアを行っていたのですね。リフォーム会社の営業のSさんと、そのメーカーのショールームに行ってみると、高畑充希によく似た「リフォームスタイリスト」さんが、事細かに説明をしてくれます。その横でSさんは、「こちらの製品ですと、半額で提供できます」とか言ってきますから、大体の予算も見当が付きます。見事なチームプレイですね。
 次の日にはSさんが自宅に来て、今の浴室の寸法なども測っていきました。そして、今は立て込んでいるので少し時間がかかるけど、いずれラフな見積もりを出しましょうということでした。まあ、こちらは冬になる前に出来ればいい、ぐらいに思っていたので気長に待とうと思ったら、それから2週間後の昨日には、「見積もりが出来ました」という電話が来てしまいました。
 ですから、今日はそれを受け取りに、またショールームに行ってきました。そこでSさんは、とりあえずのご提案ということで、カタログに載っているような写真を使った仕様書を見せてくれました。そこには、とりあえず使ってみたパーツの説明があって、それぞれ自由に何種類かの中から選べるようになっています。たった2週間でこんだけのものを作るなんて、すごい、と思ったのですが、どうやらそれはメーカーの方で用意したもののようでした。そして、Sさんは、これからまたお隣のショールームに行って、実物を見ながら検討してみましょうと提案してきました。
 そこでは、同じ企画書を持った、前とは別のスタイリストさんが待機していました。上の写真はそれとは何の関係もないただのサンプルです。しかも、これは戸建て用なので、マンションではありえない窓がありますね。企画書をよく見ると、下の方にそのメーカーの名前が書いてあったので、その人がこれを作ったのでしょうね。それは本当によくできていたので、そこに数か所の訂正希望を出せば、もうそれでほぼ理想的な浴室が出来上がってしまいましたよ。予算も、考えていたのよりはるかに低額に収まっていました。このチームを紹介してくれた知り合いに、感謝です。
Aventure Number : 3117 date : 2019/6/9


今日の禁断 ライン


 予定通り、きのうの練習の時に新しい「かいほうげん」を発行できました。最近はプリンターの調子がとても微妙で、両面印刷ではトナーの残りが転写してしまうということがあるのですが、それの対処法を見つけたらほとんど問題なく印刷できるようになりました。要は、早めにその兆候を見つけて、その時点で掃除をしてやる、ということなんですけどね。今回も、間に1回掃除を行ったら、あとは全く問題なくきれいに仕上がりました。本当はもっとしっかり悪いところが出てくれば、きちんと修理してもらえるんでしょうけどね。
 ただ、文書作成ソフトの欠陥は、相変わらずでした。前回からテキストはテキストボックスに流し込むというやり方にしたので、最後にファイルをまとめて一つのファイルにするときには書式が変わってしまうというトラブルはなくなったのですが、フォントが変わってしまうということはいくつかのページで起こっていましたね。本当に、こんな単純なことがなぜ改善されないのか、不思議でなりません。
 印刷の途中で、ノンブルを打つのを忘れていたことに気が付きました。もちろん、そんなことで刷りなおしなんて出来ませんから、そのまま続行です。
 というか、あれはそもそも今みたいに全部のファイルをひとまとめ出来てなかった頃、2ページ単位で印刷を行っていた時に間違わないようにとつけていたものですから、今となっては別に必要はなくなったものなんですよね。これは、起こるべくして起こったことなので、なにかのメタファーなのかもしれません。ですから、これからはノンブルなしで作ることにしましょうね。
 という「メタファー」だとか「イデア」と言ったものが登城するこの本を、やっと読み終えました。この作家の本を読むのは初めてだったので、途中からの展開にはいったいどういうスタンスをとったらいいのか分からなくなってしまいましたね。おそらく、そのような言葉にふさわしい、「暗喩」に満ちた表現で書き綴られていたのでしょう。残念なことに、私にはそのようなひねりにひねった表現を解読するスキルには欠けていますから、作者の意図を正しく理解することはほとんどできませんでした。おそらく、彼の場合は読む人を選ぶのでしょう。そして、あいにく私が選ばれることはなかったというだけのことなのでしょうね。
 なんたって、わたしは「首なが」のことを「プロンプター」だと思ってしまったぐらいですからね。「ドン・ジョヴァンニ」、いや「ドン・ジョバンニ」のステージが出てくれば、下から顔を出しているのはプロンプターに決まっていますから。まあ、そんな視点から読んでいては、この偉大な小説家の真意など、とらえることなんかできるわけがありません。選ばれなければ、もう接することをやめればいいだけのことです。
Aventure Number : 3118 date : 2019/6/12


今日の禁断 イーグルス


 楽天と広島の交流戦、無事楽天が勝ちましたね。あんだけの点差があれば安心して見てられます。もちろん、私は実際に球場に行くことはなく、テレビで見ていただけですけどね。
 いや、あの球場には行ったことはありますよ。もう何十年も前のことですけどね。高校の定期戦というのがあって、その応援で全生徒が強制的に行かされたした。そんな時から、あの球場はあったんですよ。今では名前も、そしてシートの感じも全然変わってしまいましたが、球場の土台そのものはずっとそのまま使っているはずですからね。
 今日のテレビは、NHKで中継されていました。この局は、まずCMが入りませんから、ずっと球場の雰囲気を楽しむことができます。結構客席のお客さんの様子なども撮っているので、試合だけではなくいろいろな人の動きが分かって、興味は尽きません。
 さらに、この局の場合はサラウンドで放送していますから、まるでその場にいるような音響が楽しめます。なぜか、民放ではサラウンドでやっているのを聴いたことがありません。これは、NHKだけのものなのでしょうか。あとは、試合が伸びてもしっかり最後まで放送してくれるのはありがたいですよね。ただ、その場合は定時の番組はきちんと放送しなければいけないので、野球中継はサブチャンネルに移ってしまって、その瞬間にはっきり画質が低下してしまうのが悲しいですね。地デジの場合はそもそもBSより画質は悪いのに、それをさらに半分にしているのですから、もうかつてのアナログ放送以下のひどい画質になってしまいますが、まあそれは我慢しましょう。それでもしっかりサラウンドは続いていますからね。
 この球場を本拠地にしたプロの野球チームが仙台に出来て、実際に生のプロ野球を見る機会が増えたのでしょうが、さっきも書いたように私はまだその恩恵には一度も預かったことがありません。いや、そんなチャンスは何回かありました。合唱団に入っていたころには、試合前に「君が代」を歌うためにその合唱団が呼ばれたことがあって、それに参加するとその試合はタダで見ることが出来たんですよね。でも、私はその歌を人前で歌うことにかなりの抵抗があったので、まずその時点でそんなお誘いには乗ることが出来ませんでした。
 それと、そもそもプロ野球を観戦するということ自体に、ものすごく高いハードルを感じてしまうのですね。これは、もしかしたらクラシック音楽のコンサートが敷居が高くてなかなか行くことができないというのと、とても良く似た心理のような気がします。普段馴染んでいない社会に飛び込んでいくだけの勇気が、なかなか出ないんですよ。クラシック音楽の場合は、たぶんじっと音を立てないで聴いていることに抵抗がある人が多いのだと思うのですが、スポーツ観戦(そう、野球に限らずスポーツ全般が、私は苦手)の場合は、逆に「静かに観戦する」ということが許されないというところに、抵抗を感じてしまうのですよ。いや、それこそがスポーツ観戦の醍醐味だ、みんなと一体感を持てるなんて、素晴らしいことじゃないか、と言われるのは重々承知していますが、ダメなんですね。テレビで客席がアップになったりすると、みんなが一緒になって踊ったりしてますよね。あんなこと、とてもできません。というか、そういう中でひたすら座り続けている人を見つけると、私もあんなふうになってしまうのだなあ、と思ってしまいます。
 テレビで観戦している時には、結構叫んだりしてるんですけどね。
Aventure Number : 3119 date : 2019/6/14


今日の禁断 プリウス


 このところ、「高齢者の自動車事故」が頻繁に起こっていますね。正確には、事故の「報道」が頻繁に行われていますね。もう、これでもかというぐらいのその「報道」は続いています。確かに、こういうことは連続して起こることがよくあるのかもしれませんが、これだけ連日そういうことが繰り返されていると、そこには何か別の力が働いているのではないか、と疑いたくもなってきませんか?おそらく、今までにも同じような事故は実際は頻繁に起こっていたのに、これほど大々的に取り上げられてはいなかったのだ、とか。
 まあ、本当のところは私などにわかるわけはありませんが、最近では事故の異常性以上に、それを報道する人たちの異常性の方が際立っているように感じられてしまいます。まあ、これはどんなことにでも言えるのですが、メディアの報道の姿勢には間違いなく常識を欠いた誇大なものがあって、それがどんどん加速していっているようです。結局本質的な議論はなされることはなく、表面的な事象を大げさに煽り立てることだけに終始しているのですね。
 その結果、世の中ではある年齢以上の人が車を運転すること自体が「許されないこと」とされてしまう風潮が高まってしまっています。確かにそういう面があることは事実ですが、今のメディアのようにことさらにそういう面だけを強調する姿勢には、なにか別の意味での恐ろしさを感じてしまいます。
 今私が乗っている車は、もうそれこそ神経質なまでに安全装備が充実していますよ。なんせ、他の物体がそばに近づいてくるだけで派手にアラームが鳴りだしますし、ある程度以上近づくと自動ブレーキがかかってしまいますからね。最初のうちは、駐車場の料金所で、今までの車の感覚で近づいていくと急にその自動ブレーキが作動してしまって何度も驚かされました。逆に、どこかにぶつけて止まってしまったのかと思ってしまいましたからね。
 これは、バックをしたときなども、まだ距離があるのに急に止まってしまうことは何度も経験しています。それから、前の車との車間距離を極端に詰めようとしても、やはり派手にアラームが鳴りだします。ですから、この車に乗っている限りは、「煽り運転」なんて絶対に出来ないことになっているのですよ。いや、やりませんけどね。
 ですから、そもそも急発進したところで、なにかが目の前に迫ってくればそこでかなりの力でブレーキがかかることになっているので、コンビニの中に突っ込むなんてことは、その機能が正常に作動してさえいればありえないことなんですけどね。こういう事故でよく登場するあのトヨタの車には、そういう機能は搭載されてはいないのでしょうか。
 ま、私の場合は、この間の免許書き換えの講習で言われたことをしっかり守って、横断歩道で歩行者が渡ろうとしている時にはしっかり止まることにしています。交差点を左折するときも、まず注意をするのは自転車が突っ込んでこないことの確認です。講習では、自転車は横断歩道の前では一時停止が義務付けられているのだそうですが、そんなことを知っている自転車乗りにはいまだかつて会ったことがありませんから、自転車は横断歩道は猛スピードで走ってくるものだと決めつけて、そういう対応を心掛けるようにしていますよ。
 要は、そういう注意のための機能が衰えてきたときには、自主的に免許を返納すればいいだけの話なのですよ。メディアに踊らされて、変な罪悪感で委縮した運転になってしまうことの方が、よっぽど恐ろしいのではないでしょうか。
Aventure Number : 3120 date : 2019/6/16

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