3061(19/1/30)-3080(19/3/15)

今日の禁断 パワポ


 きのう、免許証の書き換えに行ってきました。この前行ったのは5年前ですけど、なにしろ人がたくさんいてえらく待たされたような記憶があったので、できるだけ早く行くことにしてました。受付開始が8時半だというので、できればその前には着いていたいと、7時半に家を出ましたよ。免許センターがあるのは、いつも行っているユニクロのすぐそばですから、勝手知ったるルート、北四番丁大衡線を走れば30分もあれば着くだろうと思っていたのが甘かったですね。早朝の渋滞はある程度想定していたのですが、自宅からだと反対の方向だからそんなには混まないだろうと思ったのに、北環状線を過ぎたあたりから全く動かなくなってしまいましたよ。
 だけど、泉塩釜線との交差点では、右折車線は車が全然いませんでした。そのまま進むと、もう渋滞はすっかりなくなっていて、なんとか9時前には免許センターに着きました。そこで驚いたのは、駐車場がガラガラだったことです。いつもはかなり端しか空いてないので、入り口までずいぶん歩かなければいけなかったのですが、もう、入り口のほぼ真ん前に停められましたよ。
 ですから、受付も並んでいる人は全くいないという、もうここに何回来たかはわかりませんが、初めて見る光景が広がっていました。まあ、この日は雪が降っていましたから、そんな影響もあったんでしょうね。
 写真なんかを撮った後の講習も、9時20分からの最初の回に入れました。私の場合は、1回違反があるので5年間有効な免許はもらえますがゴールドではないため、講習は1時間です。前回まではそれが30分なので、気が付かなかったのですが、ここではゴールド免許の人と一緒に講習を受けて、そちらは30分で帰れるのに、我々はそのあともさらに30分の講習を受けなければいけないんですね。これはかなり屈辱的なこと、ゴールド組は名前を呼ばれて新しい免許証をもらったら続々と帰っていくのに、我々はそれを指をくわえて見ているのですからね。まあ、これがいやだったらもう違反はするな、というとても腹黒いやり方なのでしょうが、これは隠れて見ていたふりをして違反をでっち上げるのと同じぐらいのいやらしさですね。
 講習自体は、最近変わった法令などを重点的に説明してくれたので、なかなか有意義なものでしたけどね。特に、横断歩道で歩行者がいたときには停止しなければいけないというやつ。そういうことは知っていたので、私は極力止まるようにしていますが、実際は止まっている人はほとんどいませんからね。そこで知らされたのが、止まっている人の割合を調べた統計データです。全国平均でそれは5%なんですって。これはかなり衝撃的でしたね。さらに、なんと宮城県はそれが3%だというのですから、もう止まる人の方が珍しいことになっているのですよ。9割以上の人が平気で違反運転をしているのですから、これはまずいんじゃないでしょうか。それが、長野県あたりは50%のドライバーが止まっているんですって。やればできるじゃないですか。それでも、半分は違反なんですけどね。
 それと、自転車の走行も、違反が重なると6000円を払って講習を受けるという「罰」があるというのですね。これも初めて知りました。でも、その「違反」そのものが、おそらくほとんど自転車乗りは知らないのでしょうから、どうにもなりません。右側を走る逆走はいまだになくなりませんし、横断歩道では一時停止が義務付けられているのに、猛スピードで突っ込んでくる自転車がほとんどで、危なくてしょうがありませんからね。
 そんなわけで、1時間後に受け取った免許証がこれです。
 個人情報や写真はぼかしを入れてあります。でも「平成36年」というのは、本当に印刷されていますよ。確かに、昭和の末期にはこんなのはありましたが、あの時はいつ年号が変わるか分からなかったので仕方がありませんでした。でも、今は確実にそれが変わって、こんな年号は絶対にありえないことが分かっているのに、なぜそれが印刷されているのでしょうね。というか、この世には「西暦」という便利な年号があるのに、なぜこういう時にそれを使おうという発想が出てこないのでしょう。まぎれもない国家行事であるオリンピックはきちんと「2020年」と言っているくせに。
Aventure Number : 3061 date : 2019/1/30


今日の禁断 アルバム


 今日、2月1日はSさんの1周忌ですね。学生時代に合唱団で一緒だったものが、何十年もたってニューフィルでまた一緒になったという、不思議なつながりの友人です。最初、彼がニューフィルに入りたがっているということを、そのパートの人から聞いた時には、全然信じられませんでした。楽器はコントラバスですが、それまでそんなものは弾いたことがなかったものが、半年ぐらい仙台フィルの方にレッスンを受けていたら「ニューフィルに入ってみない?」と言われて入ったのだ、というのですよ。まあ、普通はあり得ませんね。私だって、オーケストラに関しては何の経験もなく入ってきたので、大きなことは言えませんが、一応10年以上レッスンは受けていましたからね。
 今でも、Sさんが最初に練習に来た時のことを憶えていますが、彼は楽器だけではなく譜面台とバス椅子まで持ってきていたんですよね。本当に右も左もわからないという感じで、なんだかとてもはらはらしたような気がします。正直、こんなんでやっていけるのかな、とも思いましたね。
 でも、Sさんは、演奏はともかく、コミュニケーションだけは恐るべき速さで確保していったのではないでしょうか。まず、私が担当していた広報の仕事でも、自ら新しい配布先を開拓して持って行ってくれましたね。アンサンブル大会でも、すぐ役員を引き受けていましたし。あと、飲み会でも、いつの間にかヴァイオリンのきれいどころと親しくなっていましたね。私なんかが入った時には、打ち解けるまでものすごい時間がかかっていたはずですから、そういう面ではすごくうらやましかったですね。お葬式にも、おそらくほとんどの団員が参列していたのではないでしょうか。
 それと、全くの同年代ということで、気楽に話ができたのがうれしかったですね。できれば、ずっと友達でいたいな、と思っていた矢先の突然の訃報ですから、驚いてしまいました。本当に、この1年間は、ことあるごとにSさんのことを思い出していたような気がします。安らかにお眠りください。
 私の母親の方は、やっと四十九日が終わったばかりだというところで、じわじわと寂しさがしみだしてきているような気がします。正直、亡くなる前のあたりは記憶も少し危なくなっていましたし、言動も脈絡がないことがあったりしていて、そんな状態を見るのがとても辛く、できれば安らかになったほうがお互いに幸せなのではないか、と思ってしまうぐらいでした。実際、亡くなった時も、本気で母はこれで満足だったのではないか、と思い、悲しさは全く湧いてきませんでした。
 四十九日が終わるまでは、職場に祭壇があって毎朝お線香をあげることができました。でも、今ではもう何もなくなってしまい、亡くなる前の日までの定位置だった居間の炬燵には、だれも座っていません。最近は、ほかの人がみんな用事があって出かけてしまう時には、私が来客の応対のために一人でそこに座っていることもあるのですが、同じ場所に母がいないのがとても寂しく感じられていました。
 そうしたら、数日前、夢にその母が出てきたのですよ。夢の話をするというのがそもそもナンセンスなのですが、母は何か私に言いたそうにしていました。私はその時点でそれが夢だと分かっていましたが、その言葉をきちんと聴くまでは、絶対に目を覚まさないぞと思っていましたね。あいにく、そういうことは自分でコントロールは出来ないようで、母は言葉を発する前に消えてしまいましたけどね。
 母は、こんな感じでした。夢ではカラーで、薄緑色のスーツを着てましたね。
Aventure Number : 3062 date : 2019/2/1


今日の禁断 バッハ


 「メリー・ポピンズ」の続編が公開されていますね。見に行きたいのはやまやまですが、あんな密閉空間では、インフルエンザに罹ってしまう恐れが十分にありますから、そこまでのリスクをおかしてまで行く気にもなりません。この先も、「ウェストサイド・ストーリー」がなんとスピルバーグが監督になって制作中だそうですし、最新のニュースではかつてのビートルズドキュメンタリー映画「Let It Be」を、同じ素材を使ってピーター・ジャクソン監督が新たに編集したものが出来上がったそうですから、とても楽しみですけど、映画館まで見に行くかどうかは微妙です。というか、こういうものは間違いなくいずれはWOWOWで放送されるはずなので、それまで待っていても全然かまいませんからね。
 「無伴奏」という映画も、WOWOWでやっと見ることができました。公開されたのは数年前で、もちろん仙台でも上映されていたのですが、確か仙台フォーラムだけでの上映だったので、ついに行くことはできませんでした。まあ、いずれはWOWOWでやるだろうと思っていたのに、普通は公開の1年後ぐらいには見れるものが、それを過ぎても放送されません。ですから、これはもうこの局では放送されないのだとあきらめていたころでしたから、うれしかったですね。
 これは、仙台に実在した「無伴奏」という喫茶店を舞台にした小説が原作になっています。ただ、私はこの小説はだいぶ前に読んでいたのですが、正直あまり好きにはなれませんでした。やはり、ああいう愛の形には嫌悪感の方が先にわいてくるのですね。ですから、この映画でもその部分は、やはりとてつもなく退屈でした。私にとっては、そんなストーリーではなく、そこで登場する「無伴奏」がどれほどのリアリティを持っているかを確かめたいということだけが、この映画を見る動機だったのですよ。
 私が友人に教えられてこの喫茶店のことを知ったのは、大学生の時でした。実際にこのお店が営業していたのは1969年から1981年までの間だということを、今回映画に関するネットでの資料で知ることができました。ほんの12年か13年の間だったんですね。ですから、私がここに通っていたのは、ほぼ最初のころのことになります。映画にもあったように、学園闘争の真っ最中でしたが、ここにはそんな騒々しさとは無縁の落ち着いた雰囲気が漂っていましたね。今の私だったら我慢が出来なかったでしょうが、そこはたばこの煙が充満していました。わたしも、そのころは普通に喫っていたので、何も感じなかったのでしょうが、本当によくあんなところに何時間もいられたものだ、と思いますね。
 喫茶店とは言ってましたが、メニューはコーヒーとトーストしかなかったような気がします。間違いなくナポリタンなんてありませんでしたね。ここに来る人たちはあくまで音楽を聴くためにここにいたのでしょうね。その音楽も、ほとんどバロック、たまにモーツァルトあたりも流れていたでしょうか。ただ、壁に埋め込まれていた巨大なスピーカーから出てくる音は、なんかモゴモゴとしていて、それほど素晴らしいとは思いませんでしたね。ただ、そのお店のレコード棚には、おそらくARCHIVのレコードなどはかなりのカタログが集められていたのではないでしょうか。
 私は、大学を卒業すると仙台を離れたので、その後また戻ってきたときには、もうこのお店はなくなっていたようです。つまり、仙台の老舗レコード店「仙台レコードライブラリー」に行ったら、店主が「『無伴奏』で使っていたレコードを、全部引き取ったんだよ」と言ったのを聞いて、ああ、ついになくなったのか、と思ったんですよ。店主は「レコードは、湿気を吸ってかなり傷んでいた」と言ってましたね。
 そうなんですよ。このお店、客席もとても狭く、レコードをかけるスペースもコーヒーを淹れる場所と同じですから、もろに湯気が当たっていたんでしょうね。音が悪かったのはそのせいかもしれません。
 映画に出てきたその「無伴奏」は、確かにあの時のまんまだったのにはちょっと感激しましたね。椅子は二人掛けのものがスピーカーに向かって並んでいて、一番後ろだけ4人掛けになっていたのも、たぶんそんな気がします。ただ、リクエストを書き込む黒板が、映画ではドアに掛かっていましたが、私の記憶ではそれはドアの横の壁に掛かっていたような気がするのですが。
Aventure Number : 3063 date : 2019/2/3


今日の禁断 ベルリオーズ


 ニューフィルの今度の定期演奏会のチラシやポスターのデザインが決まったのは、2週間前のことでした。本番の3か月前ですよ。半年に1回の周期でコンサートを行っている団体にしては、驚異的な早さではないでしょうか。なんたって、決まってすぐにネットに公開できるような体制が出来ていますから、おそらくほかの団体にはまねが出来ないことでしょう。コンサートは知ってもらうことが第一ですから、その情報は早く出すに越したことはありません。
 ところが、今日になって、その早さゆえの問題が起こってしまいました。さるプレイガイドさんから、「お客さんから、チラシにプレイガイドとして名前が書いてあるのに、チケットをおいていないのはけしからん」というお叱りを受けた、という連絡があったのですよ。確かに、ネットに公開したチラシの画像には、プレイガイドの名前は書いてありますからね。
 もちろん、公開されたのはあくまで画像で、それをもとに印刷を行って現物のチラシやチケットが出来上がるのには、それなりの時間がかかります。つまり、ちょうど2週間たったきのう、それが出来上がってきたのですよね。ですから、それを業者に届けてプレイガイドに納品してもらうには、さらにまた何日か必要になってくるわけです。
 でも、そんなことはお客さんにはわかるわけがありませんから、画像にプレイガイドの名前があれば、そこに行って買い求めようと思うのは当然のことです
 確かに、大きなコンサートだとプレイガイド発売の日にちが書いてありますから、それがなければすぐに入手できるだろうと思うのは当然ですね。ただ、今までそんなことは全然ありませんでしたし、業者さんが納品する日も正確にはわかりませんでしたから、チラシに印刷することは無理でしたけどね。まあ、これからは、画像を公開した時には「チケットが出回るときには、またご報告いたします」ぐらいのコメントを付ける必要があるでしょうね。いや、正直、そんな情報でニューフィルの演奏を聴きたいと思い、チケットまで買おうと思ってくれたなんて、もう広報係冥利に尽きる話ですよね。ありがたいことです。
 もちろん、ニューフィルのチケットはプレイガイドでも買えますが、当日券も十分に用意してありますから、焦って買わなくても大丈夫ですよ。全席自由席ですし、当日券も前売り券もお値段は一緒ですから。
 でも、世の中には、下手をすると抽選でないと手に入らないコンサートのチケットなんかもあるのですから、うらやましいものです。山下達郎や小田和正などは、そんな感じで、ファンは血眼になってチケット争奪戦に加わっているのでしょうね。
 その小田和正が去年行った全国ツアーのドキュメンタリーが、BSで放送されていましたね。リハーサルから始まって、コンサートの映像やインタビューなどを2時間、とても濃い内容の番組でした。彼は東北大学混声合唱団のOBなので、身近にその関係者がいて「これは絶対見ろ!」と言われて見たのが大正解でした。
 なんと言っても、小田さん(つい、仲間みたいに)が、もう70歳、ツアーの途中で71歳になったというのに、声が全く衰えていないというのがすごいですよね。しかも、オフコース時代の曲などははっきり言って「懐メロ」なのでしょうが、それが全く色あせていないというのは、同じころのアーティストの、あまりに変わり果てた姿を見るにつけ、痛感します。こんなことができるのは、小田さんとポール・マッカートニーぐらいしかいないのではないでしょうか。
 ただ、「70歳を超えると、1年間の重みが60代とは違ってきた」という言葉には、確かに深いものがありますね。ツアーが台風の影響で中止になって休みがあると、その間に忘れてしまったことを回復するのがとても大変だというのですね。このあたりには、身につまされることがたくさんあります。私もいずれは同じ年になるのでしょうから、日々の精進は、ますます必要になってくるのでしょうね。
 それと、年を重ねてお客さんに対する態度もずいぶん変わったというのも、なんかうれしかったですね。確かに昔はストイックな印象がありましたし、出演者の証言にも「人見知りの塊」みたいな言い方がありましたが、それが今では全く違っているようでした。人は変われるんですね。
 でも、「ご当地ビデオ」の収録などで見せる、無理して明るく見せているわざとらしさには、強く共感してしまいます。というか、可愛すぎます。
Aventure Number : 3064 date : 2019/2/6


今日の禁断 アマゾン


 私はお酒は飲めませんし、ファッションにも全く関心がないので、酒代や洋服代などはほとんど使いません。まあ、楽器もそこそこ満足できるものを持っているので、これ以上新しいものが欲しくなることはまずないでしょう。
 その代わりといっては何ですが、CDと楽譜は結構買ってますね。CD(もちろん、SACDとか、場合によってはLPも)は、クラシックの新譜情報サイトで毎日チェックして、本当に必要なものだけを通販サイトで買うことにしているのですが、厳選して買っているつもりなのに、ついに1回も聴くこともなく山積みになってしまうこともありますね。
 もう今では、少なくとも仙台市内ではお店に行って買うことは全くなくなりました。だって、欲しいものは全く店頭にはないんですからね。そもそも、かなり大きなCD屋さんでも、クラシック売り場と言ったら片隅の小さなスペース、そこにあるのは人気のある「売れそうな」CDばっかりですから、そんなものには全く何の興味もわきませんからね。というか、クラシックのCDはそもそも「売れる」ものじゃないんですからね。それを無理に売ろうとするから、本当につまらないものばかりが蔓延することになるのですよ。私が欲しいと思うものは、おそらく全国でも何十枚ぐらいしか出回らないようなものばかりですからね。そんなものが店頭にあるわけがありません。
 ですから、私にとってCDの通販サイトはもうなくてはならないものになっています。ここだったら、待ってさえいればどんなレアなアイテムでもほぼ間違いなく手に入りますからね。
 ただ、その決済はクレジットカードで行うことになっているので、たまに厄介なことが起こります。今日届いたメールでは、「出荷準備のために決済を行おうとしたら、カードが使えなくなっていました」というものでした。たしかに、最近前のカードの期限が切れたので新しいカードが届いたばかりでした。ただ、私は直後にそのサイトで、ちゃんと更新情報を登録してあったのですけど、こんなことが起こってしまったのです。
 つまり、このサイトでは何枚かまとめて注文すると最大で40%も割引されることがあるので、いつもそういうセールを狙って注文しているのですが、そのためにかなり先にならないと入荷しないものを一緒にしないと数がまとまらないので、注文してから数ヶ月経ってから発送ということがよくあります。ちょうどその間にカードの更新があったので、注文を受けたときには問題はなかったものが、発送の時に決済しようとして引っかかったのでしょうね。そういうこともきちんと引き継いでもらえているのだと思って更新したのですが、それはこのサイトの能力を超えたことだったのでしょう。仕方がないのでもう一度新しいカード情報を入力して、手続きが進むようにしましたよ。
 結局、安く買おうと思っても、すぐにでも聴きたいものは一緒にしない方がいい、ということにもなりますよね。まあ、そのあたりの見極めが微妙で、注文してから入荷日が2、3か月伸びてしまうようなことはざらにありますからね。あ、もちろん、私が買うのはほぼ輸入品です。クラシックの国内盤CDで買いたいと思えるようなものは、まずありません。
 楽譜もいろいろ買ってますが、これは別にクラシックには限りません。この間、パフォーマンス広場で練習をしていた時に、遠くの場所にフルートの人がいて、その音が聴こえてくるのですが、その人が吹いていたのが「オペラ座の怪人」のナンバーでした。それが結構素敵に聴こえたので、その楽譜が欲しいと思いました。さっそくこれも通販サイトを検索したら、「オペラ座の怪人」だけでもたくさんの種類がありましたね。つまり、ピアノ伴奏と歌が入ったヴォーカル・スコアのほかに、フルート版とかサックス版など、ほとんどの楽器のバージョンが揃っていたのですよ。ですから、私は迷わず「フルート版」を注文しました。
 これは海外取り寄せだったようで、届くまでに少し時間がかかりました。そして、その外国から届いた荷物を開けてみると、楽譜がえらく薄いんですね。それはなんと、フルートのパート譜だったのですよ。
 普通、こういう曲集を買うと、まずはピアノ伴奏が付いたスコアがあって、その付録としてパート譜が付いてくるものなのですが、これはパート譜だけ。ちゃんと伴奏が間奏を弾いている間の休みの小節まで入っていましたよ。
 でも、このフルートパートの伴奏用の楽譜は、そのサイトでは見つかりません。ヴォーカル・スコアはサンプルで中身が一部見られるようになっているのですが、それはこのフルート版とはキーが違っていました。たしかに、このフルート版はまさにフルート向きのキーになっていましたからね。困ったものです。
 仕方がないので、ひたすらソロで吹いてます。まあ、そのうちトランスポーズの機能の付いた電子ピアノでも買ったら、ヴォーカルスコアも買ってみましょうかね。
Aventure Number : 3065 date : 2019/2/8


今日の禁断 バルタザール


 この三連休は、カレーを作ってみました。まずは、中華鍋で玉ねぎとニンジンをバターで炒め、くたくたになるまで火を通します。その間に、牛肉にカレー粉を少し振りかけて、鍋で軽く炒め、おろし生姜、おろしニンニクを加えたのち、赤ワインと水を入れ、セロリ、ロリエ、鷹の爪を入れて煮込みます。そこにさっきの玉ねぎとニンジンとおろしリンゴを加え、水を足して、沸騰させ、アクを取りながら煮込み、そこにじゃがいもを入れて、少し柔らかくなるまで煮込みます。そのあと、セロリ、ロリエ、鷹の爪を取り除き、カレールーとチョコレートを入れます。あとは、弱火でコトコト煮込み、最後にしょうゆ、ウースターソース、トマトケチャップを少量入れて出来上がりです。
 なんて、私は愚妻に言われるままに野菜を切ったり炒めたりしていただけ、今度は一人で作れるように、ここにレシピを書いておいただけです。
 これで、いつも愚妻が作っていたのと同じ味になるはずだったのですが、味はまあ変わらないものの、なんか微妙なにおいがありました。どうも、最初に加えた赤ワインが、開封してしばらく使っていなかったので(我が家ではだれも飲みません)、変質していたみたいなんですね。まあ、2日目にはその匂いは消えていたし、別に腹具合もなんともなかったので、大丈夫だったんでしょう。この次は、新しいワインを開けて使いましょうね。もらって飲まないのがいっぱいありますから。
 あとは、時間があったのでたまっていた録画を消化しなければ。映画とかドラマを優先して見ているので、どうしてもコンサートなどは後回しになってしまいます。それで、まずは去年の「プロムス」から見てみましょうか。正直、このラスト・ナイトのコンサートはあまりにもバカ騒ぎが過ぎるので決して最後まで見ることはないのですが、たまに掘り出し物があったりしますから、一応目を通しておかないと。
 今年は、それがありました。ヒンデミットの序曲が1曲目にあって、ああ、今年はついにこの作曲家もニューフィルでやるのだな、と思いつつ、メンバーを見ていたら、フルートのマイケル・コックスという首席がこんな人でした。
 こんなふさふさの髭で、唄口がほとんどふさがれていますが、音に影響はないのでしょうかね。フルートではまだいくらか隙間がありますが、ピッコロも吹いていて、その時にはもう完全に穴がふさがれていたようですけど。他人事ながら心配になってきます。というか、見ていて気持ち悪いですよね。ゴールウェイぐらいなら全然気になりませんが。
 次の曲の前に、アナウンサーが「ベルリオーズの『テンペスト』をお送りします」と言ったので、これはラッキー、と思いました。いま「幻想」をやっているところですからね。でも、「テンペスト」なんて曲、あったかなあ。
 でも、曲が始まったら、それはあの「レリオ」の最後の曲ではありませんか。もう3年前になってしまったんですね。これはもちろん、自分で歌っていましたし、その時の映像もありますから見たことはあるのですが、ほかのオーケストラが演奏している映像を見るのはこれが初めてです。なんでも、これがこのオーケストラにとっても初めての演奏なのだとか(プロムスでは初めて、だったかな)。とにかく、極めつけのレアな映像です。もう懐かしさでいっぱいになってしまいましたね。どうしても客観的には聴けませんから、演奏はこれよりも3年前のパスカル・ヴェロ指揮の仙台フィルの方が断然いいような気がしましたね。もちろん合唱も。
 そしてもう1本、N響がバッハを演奏したというので、見てみることにしました。いつもは、コンサートマスターの前説が耐えられないのでまず見ることはないのですが、今回はそれは全部飛ばして、演奏だけ見ることにしましょう。
 指揮は、トーマス・ヘンゲルブロック。私の中ではこちらの、「中途半端なハンブルク稿」を録音した指揮者、という印象がありますが、実際はバッハなどバロック物もかなり手掛けているようですね。そして、彼が作った合唱団が、ここでN響と共演しているというのも、興味がありました。
 コンサートは、真ん中にシェーンベルクが編曲した「前奏曲とフーガ」を挟んで、その前後でバッハのオリジナルを演奏するという構成、編成が全然違いますから(シェーンベルクは4〜5管)、休憩時間に椅子を並び替えるのは大変だったでしょうね。
 一番聴きたかったのは、最後の「マニフィカト」。ソリストの名前がなかったのでもしや、と思ったら、予想通り合唱団のメンバーがソロを歌っていましたね。それが、かなり技量に差があるのがちょっと問題。かなり早めのテンポなので、メリスマなどはボロボロでしたね。でも、カウンターテノールとテノールの二重唱は、とても声が溶け合っていい感じでした。合唱全体としたら、初稿から持ってきたモテットやアンコールのようなア・カペラではとても素敵でしたね。本編は、もっといい合唱団はいくらでもいるな、という感じ。それと、追加のモテットはあくまで初稿のものなので、オケも初稿で演奏してほしかったな、とは思います。こういう折衷スタイルで演奏するところが最近は増えていますが、ヘンゲルブロックはやっぱり中途半端なんですね。
Aventure Number : 3066 date : 2019/2/11


今日の禁断 エルパーク


 明日はヴァレンタインデーなんですね。ラジオなどではもうその話でもちきりですが、いつの間にか、この日は「好きな男性にチョコレートを贈る日」ではなく、「自分のためのご褒美にチョコレートを買う日」に変わっていたのだそうですね。どの番組のMCもほぼ同じことを言っていましたから、きっと本当のことなのでしょう。いったい、誰がそんなことを決めたのでしょうね。
 いや、そもそもこの記念日には花束を(男性から)贈るというのが「本場」の習慣だったはずですから、それを(女性からの)チョコレートに変えた時点で、その首謀者は明らかです。そして今度は、その「用途」を「拡大」するために、「好きな人」というめったにはいない人だけではなく、「自分」という、「どこにでもいる人」をターゲットにしてみようと、首謀者たちは考えたのでしょうね。それにまんまと乗せられて(というか、片棒を担いで)ヘビーローテーションを展開しているのが、MCたちなんですよ。
 まあ、それはそれとして、明日はたまたまニューフィルの練習日ですから、おそらくチョコレートを受け渡しする「現場」に立ち会えることでしょう。
 その時には、チョコレートだけではなく、今度の定期演奏会のチラシとチケットも渡されるはずです。先週には印刷が出来上がってきたのですが、ついさっきまでそれを袋に詰める作業を手伝っていました。私が着いたころにはもうほとんど作業が終わっていて、私はもっぱらポスターを丸めるのを手伝っただけですけどね。それで、そのチラシとポスターは、団員だけではなく、市内外さらには県外までの多くの施設に展示されることになるのです。そう、また、私もチラシ配りに忙殺される日々が始まることになるのです。
 これがチラシとチケットの現物です。チケットに同じフォントで曲目が書いてありますが、今回はすべての曲目の字数が全く同じになるという珍しいことが起こっていました。

デュカス/魔法使いの弟子(12字)
ラヴェル/スペイン狂詩曲(12字)
ベルリオーズ/幻想交響曲(12字)

 ねっ、ですから、印刷して並べるときっちり縦横が揃ってくれますよね。これは、最初に公式サイトに掲載した時に気が付いていましたから、なんか特別な感じがしましたね。ですから、例えば1曲目などは「交響詩『魔法使いの弟子』」と書くこともできるのですが、それはあえて避けて、この「奇跡」を大切にするようにしていました。
 残念ながら、チラシやポスターでは、メインの曲を大きめのフォントにしたために、そのような意図は全く伝わらなくなってしまいました。まあ、それが穏当なところ、プロのデザイナーの仕事なのですから、仕方がありません。
 でも、確かにメインは尺が長いので大変ですが、練習していて大変なのは、もっぱら「小さな字」で印刷されている曲の方なんですけどね。私の場合、「魔法使いの弟子」でも1番フルートなのですが、その大変さと言ったら想像を超えていました。さらに、その大変さが、おそらく聴いている人にはほとんど伝わらないだろう、というのが悔しいですね。おそらく作曲家も、これが楽譜通りにきちんと聴こえることなんか期待してはいなかったのではないか、というような気さえしてきます。
 「スペイン狂詩曲」では2番ピッコロなので、音自体はそんなに面倒ではないのですが、全体の中にはめるのがとても大変です。そもそも、こういう音楽にニューフィルのメンバーは慣れていないので、そういうセンスがあまり身についていないのでしょうね。
 それに比べたら、「幻想交響曲」はとてもすっきりしていて吹きやすいですし、魅力的なソロもたくさんあるので、うまくいけばとても楽しく吹くことが出来そうです。問題は「うまくいかない」時もあるということでしょうか。いまだに、練習会場で音を出すと、コンディションがボロボロになってしまうことがあるんですよね。そうならないためには、ひたすら練習を重ねるしかないと思っているのですが、もう今週末には篠崎さんがやってきますからそんなことは言ってられません。
Aventure Number : 3067 date : 2019/2/13


今日の禁断 ベートーヴェン


 きのうの「おやぢ」では、ペータース版を取り上げていました。あそこでは「第9」がネタになっていたのですが、実はもう一品用意してありました。つまり、あれだけではさすがに寂しかったので、もう少し盛り上げようとしていたのですが、結局そこまでしなくても規定の字数が埋まってしまったので、その「もう一品」はボツになってしまいました。となると、他で使い道はないので、ここでそれを紹介させていただくことにしましょう。
 それは、「田園」についてのネタです。ニューフィルでは今までに2回この曲を演奏していますが、一番最近のものが1997年4月の第27回定期演奏会でした。もう20年以上前のことですね(つまり、ニューフィルでは20年以上この曲を演奏していません)。その時の指揮者が、やはり20年以上前の下野竜也さんでした。そのころから挑戦的なことが好きだった下野さんは、その時にペータース版のスコアを使って指揮をしていたのですよ。ただ、パート譜は昔の旧ブライトコプフ版でしたから、適宜スコアに従って直して弾いていました。ですから、今では第2楽章の弦楽器に弱音器を付けて演奏するのは当たり前になっていますが、当時はみんな戸惑っていましたね。
 ただ、その楽章にはもう1個所、そういう奏法や表現面のことではなく、音そのものが旧ブライトコプフ版とは違っているところがありました。それは、83小節目の後半です。


↑旧ブライトコプフ

↑ペータース(新ブライトコプフ)

 ご覧のように、ヴィオラ、クラリネット、ホルンの赤丸で囲んだ実音E♭がEナチュラルに変わっているのですよ(次の小節は、どちらもE♭)。ですから、ハーモニーも「短調→短七」だったものが「長調→属七」になっています。これは、例えばクラリネットの音を聴いていればはっきり聴き分けられます。
 でも、下野さんはここは直さないで、旧ブライトコプフのままの音で演奏させていたことが、この時のCDを聴いて確認できました。ですから、ここをもしペータース版通りに演奏していたら、その録音は「世界で初めてペータース版を使って演奏されたCD」だったマズアとゲヴァントハウスのものに次ぐものになっていたのですけどね。惜しいことをしました。
 このころは、あの「ベーレンライター版」が華々しくデビューをしていました。ところが、ベーレンライター版を校訂したジョナサン・デル・マーは、この楽章の弦楽器には弱音器を付ける指定は加えましたが、この83小節目の部分には手を付けなかったのです。その代わり、ペータース版では何も変化がなかった「第9」での終楽章、マーチの後のオーケストラだけの部分が終わって、再び合唱が始まる直前のホルンのリズムを、とても不規則な形で提案していましたね。
 「おやぢ」にも書いたように、今ではペータース版は絶版になっていますが、それはほとんど同じ形で新ブライトコプフ版に引き継がれています。これは、ペータース版で校訂を行っていた2人のうちの一人、ペーター・ハウシルトが、新ブライトコプフ版の校訂も「田園」を含めて6曲行っていたためです。残りのもう一人のペーター・ギュルケの仕事も、おそらくクライヴ・ブラウンという人が、かなり忠実に再現しているのではないでしょうか(例えば、「5番」の第3楽章の繰り返し)。
 この新ブライトコプフ版も、今ではベーレンライター版と並んでオーケストラの標準的なライブラリーになりつつありますから(篠崎さんも、ベーレンライターよりブライトコプフの方を支持しているようですね)、そのうち、この第2楽章の「長調」になった録音が広く出回るようになるのではないでしょうか。とりあえず、私が持っているCDでは、こちらがそうでした。
Aventure Number : 3068 date : 2019/2/15


今日の禁断 オボロ


 篠崎さんとの、定期演奏会へ向けての最初のリハーサルが終わりました。私は今回は全乗りだったので、全ての曲で吹かなければいけませんでしたから、とても疲れましたね。何しろ、最初はまず全曲を一通り通していたので、その「本番テンポ」についていくのがとても大変でした。やはり、今までの団内での思いやりのある適度なテンポでの練習とは全く別物の、最初から完成品のテンポを提示されるのですから、これはもうパニック状態です。でも、実際にやってみると、途中で止まってしまうようなことはなく、曲がりなりにもきちんと最後まで通るのですから、大したものです。とても厄介なラヴェルの「スペイン狂詩曲」でさえ、なんとか形になっていたのですから、すごいですよ。
 もちろん、ほとんどの時間は吹いていなければいけませんから、演奏中の写真などはまず撮れないと思っていたのですが、「幻想」の第3楽章の最後の部分ではかなり長い時間のタセットがあるので、そこで席を抜け出して何枚か撮ってみました。
 これは、ティンパニが「雷」を演奏しているところですね。ヴァイオリンは、まだエキストラが揃っていないので、空席が目立ちます。
 通しが終わった後の小返しでは、もうあちこちで満足のいかないところが露呈してしまったので、篠崎さんは丁寧すぎるほどに何回も何回も演奏させて、完成度を高めようとしていました。ですから、予定の時間はどんどんはみ出していって、結構最後の方では時間が足らなくなっていましたね。
 それでも、1日目のきのうは一応全部の曲をしっかりやれていたのですが、今日の場合はもう前半の「幻想」だけでほとんど1日分の練習時間を使ってしまいましたね。まあ、これが篠崎さんのやり方、新田さんみたいにきっちりと予定通りに仕上げていくのもなかなかスマートですが、こんな風につっかえつっかえ一つのものを土台から作り上げていくという作業も、なかなか楽しいものです。疲れますけどね。
 今回はフランスものということで、音楽に作曲家が込めたであろう具体的なイメージを次々に提示してくださいました。あとは、曲に絡んだ小ネタなど、練習に関係のないことを突然話し始める、というのも、ちょっと和みますね。もちろん、雑談とは言ってもそのベースはもう音楽が好きで好きでたまらないという気持ちですから、とても興味深いものです。
 これはまだまだ序の口、次回からは分奏も加わって、より細かいところまで掘り下げて作り上げていただけることでしょう。篠崎さんが描いているイメージをどれだけニューフィルが表現できるかが、カギになってくるのでしょうね。
 きのうは、練習が終わってから指揮者を囲んでの飲み会がありました。会場の国分町のさる居酒屋は、なんだか不思議なお店で、飲み物を注文してもなかなか持ってこなかったり、お刺身を人数分配らなかったのでみんなで文句を言ったりと、ちょっとお店としてはどうかな、という感じでした。そこのメインは、こんな「鍋」でした。
 なんか、初めて見る形の、いちおう「タンしゃぶ」なんだそうです。鍋というよりは、鉄板の真ん中に窪みがあって、その周りにキャベツの千切りとセリが土手のように積み重なり、その上に牛タンが乗ってます。窪みにはスープが入っていて、そこでしゃぶしゃぶをゆでるのですが、その間にまわりのキャベツにも火が通ってくるという仕掛けなんだそうです。
 しゃぶしゃぶを食べ終わったら、そこに「締め」の麺が運ばれてきました。それをスープで湯がいてつけ麺として食べるということなのに、いつまでたってもその「つけ汁」が来ません。
 だから、もうそこにあったしゃぶしゃぶのタレに麺を入れて食べてしまいましたよ。そして、もう麺がなくなったころに、やっとゴマダレがやってきたのですよ。笑えますね。でも、また新しいスープと麺を追加してくれたので、許しましょうか。なんか、マジで店員と喧嘩しているメンバーもいましたね。
 最後に店員さんに頼んで集合写真を撮ろうとカメラを渡したのですが、誰でも撮れるカメラなのに、なぜかその店員さんはシャッターが押せませんでした。それで、私がまず見本でシャッターの押し方を教えるために撮ったのが、これです。そのあと、学習したその店員さんが撮った写真には、私も入っていますよ。それは公式Facebookの方で。
Aventure Number : 3069 date : 2019/2/17


今日の禁断 ワーナー


 きのうは、ニューフィルはパートごとの分奏の日、木管はトレーナーの先生を呼んで「幻想」全曲という予定でレッスンがありました。ただ、5つある楽章の中で、第2楽章にはファゴットが全く出番がないので、それは最後にやろうということでとりあえず第4楽章あたりから始めました。
 しかし、この曲は思いのほか難所が多く、1か所で引っかかるとなかなか先に進みません。結局、第4楽章→第5楽章→第1楽章まで行ったところで、第3楽章に手を付ける前に時間が一杯になってしまいましたよ。もちろん、ファゴットも先に帰るわけにはいきませんでした。
 ところで、この「幻想交響曲」を作ったベルリオーズは1803年に生まれて1869年に亡くなっているので、今年は「没後150年」になるということに、つい最近気が付きました。この曲をやることを決めたときには、誰もそんなことには気が付いていなかったはずです。というか、分かっていればチラシにも入れていたのに。まあ、きのう送った「企画書」にはかろうじて間に合いましたから。
 先日の指揮練での「幻想」のリハーサルのときに、篠崎さんは雑談で昔聴いていたミュンシュとパリ管のLPレコードでは、第3楽章の途中で盤を裏返さなければいけなかったというお話をされていましたね。篠崎さんが聴いていたのは国内盤でしょうから、「エンジェル」レコードだったはずですが、最初にEMIからリリースされたときのジャケットはこんなのでした。
 ちょうどその裏返す場所(↓)には、フルートのソロがあるので、その話は私のタイミングがちょっとのろくて止められた時だったと思います。68小節目の赤線の部分で「A面」が終わるので、それを裏返すためにここで一旦音楽が止まってしまいますから、それが刷り込まれていてなんだかここで休まなければいけないような気になるのだそうです。もちろん、CDになってからはそんな必要はありませんから、普通に楽譜通りの演奏が聴けるようになったのですけどね。
 ところが、その同じ録音のCDというか、新しくリマスタリングが行われたSACDが手元にあったので聴いてみたら、その場所にはしっかり4秒間の「空白」があったのですよ(05:05から05:09までの間)。
 これは、「マスターテープから直接リマスタリング」というのが売りのSACDだったのですが、その「マスターテープ」というのは、おそらくカッティング用のマスターでしょうから、この曲の場合はA面用とB面用との2本が用意されていたのでしょう。その1本目は、当然第3楽章の68小節目の赤線の前で終わっていますから、その後にすぐB面用の2本目の頭をつなげなければいけません。しかし、それを行ったエンジニアはスコアが読めなかったのか、そもそもこの曲を知らなかったのか、そのつなぎ目に空白を設けてしまったのですね。
 実は、もう1枚、2001年にデジタル・リマスタリングが行われたCDもあったので聴いてみたのですが、やはり同じ場所に同じ長さの空白がありました。その時のリマスタリング・エンジニアと、SACDのエンジニアは同じ人でしたね。
 これは、NMLにも同じ音源があったので聴いてみたのですが、それも全く同じ状態でした。それはどんなマスターが使われているのかは不明ですが、現在入手できるデジタル・データは、すべてこの「空白入り」のものになっているということになりますね。
 でも、篠崎さんのようにLP時代の「幻想」を聴いて育った人だったら、逆にこれには何の違和感もないかもしれませんね。
 イアン・ジョーンズというそのエンジニアも、もしかしたらそういう世代の人なのかもしれませんね。
 EMIがなくなって、今ではこの録音は「ERATO」というレーベルでリリースされています。NMLの音源もこれでしょうから、これにもしっかり「空白」が入っているんでしょうね。
Aventure Number : 3070 date : 2019/2/20


今日の禁断 トイレ


 この間のニューフィルの指揮者練習は一番町のエルパーク仙台というところで行われました。ここは本当に街のど真ん中ですから、近くの駐車場にずっと車を止めたりしていたら、何千円もかかってしまいます。まあ、最高料金の設定があるところでもまず1000円は超えてしまいます。そういうところは結構遠いですしね。ですから、私は職場の駐車場(もちろん無料)に車をおいて、そこから地下鉄の駅まで歩き、地下鉄で会場に向かうことにしています。なんたって、この会場は地下鉄駅直結、改札を出るとすぐ目の前にそこまで続くエスカレーターがあるんですからね(途中で乗り換えはありますが)。
 もちろん、その間には2駅分ばかり地下鉄に乗ることになるので、その分の運賃は必要です。でも、そんな近くだとたしか180円ぐらいで行けたはずですから、大した額ではありません。
 ところが、いつもSUICAで改札を通っているので、料金はあんまり気にしてはいませんでしたが、今回ちょっと見てみると、なんだか「200円」もかかっているようなんですね。いつの間にか値上げされていたようですね。いや、本当にたまに、こんなことでもないとまず地下鉄には乗りませんから、上がったことなんて気づきもしませんでしたよ。調べてみたら、私が乗ったところから3駅までは200円、その先は250円になるようです。ということは、1駅乗っただけでも200円ですね。その間の時間は1分ですから、1分で200円、なんか、ものすごく高いような気がしませんか?それこそさっきの駐車場だったら40分で200円ですからね。いや、そういう計算はちょっとおかしいかも。
 久しぶりに地下鉄に乗ると、料金だけでなくいろいろと変わっているところが見つかります。どうやら、今ではすべての駅で上りと下りのエスカレーターが付くようになったようですね。つまり、降りたところから近いエスカレーターが下りだったら、その反対側に行けば上りに乗れるようになったみたいです。そういえば、そんな大掛かりな工事をやっていたような。
 それと、ホームの案内板も、より解像度の高いディスプレイにリニューアルされていましたね。これだと今どこまで次の車両が来ているかがすぐ分かりますね。そして、その下にはいろいろな案内の文字情報が流れています。そこで目についたのが、こんな呼びかけです。

 文字はスクロールされて全文が読めるようになっているので、写真では2枚になってしまいました。
 「エスカレーターは、歩かず立ち止まって、片側を空けずにご利用ください。」ですよ。まあ、最初のフレーズは「エスカレーターは」ではなく「エスカレーターでは」でしょうが、それでもこれは短い言葉で的確に訴えたいことが要約されている名コピーなのではないでしょうか。ですから、ここからはおのずと「立ち止まらないで利用する」ことはいけないことなのだ、ということがはっきり伝わってくるはずです。要は、「急いでいる人が『歩いて』エスカレーターを利用できるように、立ち止まっている人は片側を空けなさい」といわれ続けてきたこれまでの「マナー」を完全否定していることになるのですよ。
 もちろん、これはすでに長いこと提唱されていたことでした。かつては「東京では左側を空けるが、大阪では右側を空ける(反対だったかな?」ということが、さも東西の文化の違いを象徴することであるかのように語られて、エスカレーターを使う人たちは嬉々としてそれに従っていたのですが、ある時から、そんなのは何の根拠もないことだし、そもそもエスカレーターをそのように使うのは機構的に間違っていることが知られるようになってきました。なんせ、エスカレーターを作っているメーカーが、そのようにきちんと言っていたのですから、その時点でこんな悪習はなくなってしまうはずだったのに、いまだにそんなアホな使い方をしている人は後を絶ちません。
 ですから、ついにこんなところでも、「そういうことはやめようよ」という主張が行われるようになったのでしょう。普通に考えれば、こういうところに書かれるのは、誰でも知っているごく当たり前のお約束であるはずです。ですから、こういうことは「自転車は道路の左側を走りましょう」と同じぐらい、当たり前のことなのです。
 でも、相変わらずエスカレーターで普通に右側を歩いて上っていく人は、なくなりません。これは、自転車が逆走しているのと同じほど恥ずかしい、そして、危険なことです。
Aventure Number : 3071 date : 2019/2/22


今日の禁断 トリカラ


 ニューフィルの今度の定期演奏会のチラシとポスターがみんなに配られたのは、先週の木曜日のことでした。それから10日経って、私のところには「配り終えました」というような連絡がぼつぼつ寄せられるようになっています。皆さん、本当に誠実に仕事をやってくださるのには、感謝しかありません。
 私はというと、もらった日に近くの旭ヶ丘市民センターと、お隣の青年文化センターには置いてきて、次の日にチケットを県民会館に置きに行ったついでに戦災復興記念館と片平市民センターに行っただけで、あとは休日に指揮者練習があったりしたので、他のところは行けていませんでした。
 今日は、晴れて1日フリーになったので、その残ったところを全部回ろうと思いました。いや「全部」といってもたったの10か所ですから、楽なものです。ひところは、私だけで30か所とか回っていたこともありましたから、全部回るのにはかなり時間がかかったものですが、今ではどんどんほかの人が引き受けてくれるようになったので、私の担当は劇的に減り、今回は全部で14か所までになっていました。
 ただ、その、他の人が引き受けてくれたところというのは、意外と行きやすいところだったので、それがなくなったらもう見事にバラバラな地域に分散されるようになってしまいましたね。西は広瀬文化センター、東は東中田市民センターまで広がっていますからね。
 ですから、そこを効率よく回れるように、前もってルートを決めておきました。スタート地点は広瀬、そこから旧48号線を仙台方向に走って落合市民センター。そこから仙台西道路に出て、トンネルを抜けたら右折してさらに大橋を渡って川内に入り、博物館、萩ホール、美術館と回ります。
 そのあとは、澱橋を渡って北上、北四番丁を東に進んで福沢市民センター、そこから北六番丁を戻って宮町を南下、東口方面に走ってパルシティを経由し、今度は旧4号線をずっと長町まで南下して、あすと長町の中を通り、中田市民センター、東中田市民センターと回り、最後は帰り道の途中にお昼ご飯を食べるために旭ヶ丘のレストランTズに行ってミッション完了となります。
 家を出たのは9時40分でした。広瀬に着いたのが10時5分でしたから、好調なスタートでしたが、川内に着くころには10時半になっていました。そこで、萩ホールに行ったら、なんだか駐車場に柵が出来ていて、車が入れないようになっていましたよ。

 どうやら、工事中のようでした。現場の案内の人に聞いたら、今は閉館していて、4月過ぎにならないと再開しないのだそうです。後で調べたら、ホールの天井の改修工事をしているのだそうです。まだ出来てからそんなに経っていないと思っていたのですが、結構くたびれていたんですね。でも、ニューフィルの秋の定期の頃には、もうちゃんと使えるようになっているのでしょうね。
 それから、東口から中田方面への道は、やはり結構な時間がかかりましたね。ちょうど12時ごろに太子堂のあたりで、左手に「かつ膳」というおいしそうな看板が見えました。その建物を見ると、なんだかいい感じのお店、ここでお昼を食べてもいいなと思いましたが、駐車場が一杯のようでしたね。
 ですから、これは帰り道に寄ってみることにして、まずは私が行くのは初めてとなる中田と東中田の市民センターです。
 でも、初めてだと思っていた中田市民センターは、確かにこの分かりにくい道には通った記憶がありました。考えてみたら、10年ぐらい前に合唱団に入っていた時のコンクールのリハーサルを、ここでやっていたのを思い出しました。ここで練習してから名取のホールに行ったんでしたね。
 帰り道には、お約束通り「かつ膳」でロースかつ定食を食べてきました。
 温泉卵が付いているというのが謎ですが、ロースかつはなかなかおいしかったですね。何よりもボリュームがすごいですね。200グラムぐらいはあったでしょうか。もちろん櫻家には及びませんが、かつせいのレベルには十分達しています。これで900円はお買い得。また来たくなりました。きっと、半年後も寄っていることでしょう。
 ですから、Tズは今日はやめにして、あさっての練習の前に行ってくることにしましょう。それで、私の分は終わりです。
Aventure Number : 3072 date : 2019/2/24


今日の禁断 ドビュッシー


 最近、アマゾンで本を買おうとすると、別に送料が必要な場合がありますね。確かに、今までも雑貨や家電などでアマゾン直ではなく、出店先からのものだと送料がとられることがありましたが、本の場合は間違いなく直で、送料無料だったはずです。なんたって、ここは最初は「ネット書店」だったんですからね。でも、今では新刊の書籍でも、別の出店者から送料を払って買わなければいけないようなこともあるようです。
 この本も、そんなものでした。文庫本ですから、本体の半分近くの送料がかかるのはあまりにも理不尽なので、街に行ったついでに書店で買ってきましたよ。もう1冊、同じようなケースがあって、やっぱり書店で買ったのですが、どちらもたくさん平積みになっていましたね。
 それがどういう仕組みでそういうことになっているのかはわかりませんが、そこまでして買ったというのに、この本は全然面白くありませんでした。というか、最初はこの作家の日常的な作業がとても興味深く読めていたのですが、読み進んでいくともう同じことの羅列になってくるのですね。それは当たり前の話で、基本的にこれは「日記」で、まあ作家さんことですから多少の手直しはあるのでしょうが、そこには読者を楽しませようという気持ちはほとんど込められていないはずです。もちろん、読者にもそれが分かっているから、買ってまで読もうという気にはなるのでしょうが、あまりにも退屈なのでやはり半分読むのが精いっぱい、ついに挫折してしまいました。
 退屈であるのと同時に、おそらく本当のことなのでしょうが、ここで述べられているこの作家の制作過程というのが、あまりにも夢がないのも、読み続けられない理由だったのかもしれません。なんでも、この人は書く前から1冊分の細かいところが一字一句出来上がっていて、あとはそれをタイピングするだけで本が出来てしまうという、モーツァルトみたいなことができるのだそうです。というか、そのぐらいの能力がない限り、第一線で作家として活躍することはできないとまで言い切っています。まあ、確かにそのぐらいの才能は必要なのかもしれませんが、我々読者がそんな風に作られたものを読まされているということに、なんだかうすら寒いものを感じてしまいます。
 つい最近も、この人の本を読んだのですが、その結末はいくらなんでもという、ありえない「どんでん返し」があって、とてもついていけませんでした。音楽ものとか、結構好きだったのですが、もう何も読む気にはなれません。
 その日記にも登場する東野圭吾も、本質的には同じような「作業」を行っているのでしょうが、出来上がったものは全く異なっています。その違いはいったい何なのでしょう。
 彼の本は、もう文庫化されたものは全部読んでしまったと思っていたのですが、この間本屋さんで結構昔に書かれたものが映画化されるというので、新しいカバーになって平積みになっていました。そのタイトルが、なんだか読んだことがないような気がしたのですよ。パラパラと中を拾い読みしても、前に読んだような気は全くしなかったので、買って帰りました。もし、読んでいたら確実にこのぐらいのところで思い出すはずだ、というところまで来たのですが、そこで描かれていたのは、は全く初めて目にする光景だったので、安心して読み進んでいました。
 そこで、一応確認のために本棚を調べてみました。そうしたら、あったんですね。全く同じ文庫本が。やってしまった、と思いました。まあ、でも、結構面白くて結末が楽しみなので、このまま読み進むことにしましょうね。「再読」ってやつですよ。
 左が昔買った本のカバー。奥付は2008年の第45刷、右が今回、2018年の91刷です。キャッチコピーまで一緒ですね。まあ、10年も経てば、本の内容などはすっかり忘れてしまうものなのでしょう。
 右のカバーは、実は「タスキ」だったんですね。確かに、いくらか幅が短くなっています。
Aventure Number : 3073 date : 2019/2/27


今日の禁断 フライヤー


 もう3月になってしまったんですね。早いものです。ですから、いつもこのサイトで月初めに行っている「〇月のコラム」も更新してあります。と同時に、そこに掲載されているJURASSICなんたらという、あの映画のタイトルのパロディも、新しいものになりました。それがなんと、今回で300個目になったのですよ。いちおう、「JWV」という作品番号を付けていますが、今回が「JWV300」、ちょっとすごいんじゃないでしょうか。なんせ、「ジュラシック・パーク」あるいは「JURASSIC PARK」時には、映画のタイトルも変わっていたので「THE LOST WORLD」といった言葉をもじったタイトルを、300も作ったというのですからね。
 これは、そもそもはニューフィルの会報の「かいほうげん」で始めた企画でした。これがデビューしたのは、1993年8月17日発行のNr.52でした。映画「ジュラシック・パーク」が公開された直後ですね。
 これがオリジナルのロゴマークでした。これを見たときに、このT-レックスが前足でハープを演奏しているように思えてきたんですよね。ですから、ここにハープを書き込んで、
 こんなロゴを作ってみました。ねっ、確かにハープを弾いてるでしょ?これを、それまでも書いていた編集後記とセットにして、毎号作るようになったのですよ。
 このころは、まだパソコンなんて使っていませんでしたから、「かいほうげん」はワープロで作っていて、そのテキストの間にこういう画像を貼り付けていました。これ自体も、モノクロのコピー機で拡大や縮小した素材を貼り合わせて作っていましたね。その中には、こんな、手の込んだものもありましたよ。

 もっと見たい方は、こちらをどうぞ。
 このころは、文字だけではなく画像そのものも、文字に合わせて色々作っていましたね。
 そのうち、このサイトが始まったので、そこにもこれらを転用するようになるのですが、もうそのころには画像はそのままで文字だけを変えるという「手抜き」になっていました。なにしろ、「かいほうげん」の発行は1か月半ぐらいのインターバルがありますが、サイトでは毎月作らなければいけないので、そんなに手をかけていられませんからね。今でも、映画は「JURASSIC WORLD」に変わったのに、こちらは「JURASSIC PARK」のままですから。
 当然のことながら、サイトに掲載しても「かいほうげん」には載らないものもでてきます。それらはすべてバックナンバーが見れますから、興味のある方はご覧になってみてください。
 最近ではもう見境なくいろんな単語を使うようになっています。作っていくうちに文字も蓄積されてきたので、どんな単語でも作れるだけの素材が揃ってしまいました。ですから、これはまだまだ作り続けられるはずです。500ぐらいできたら、ギネスものですね。
Aventure Number : 3074 date : 2019/3/1


今日の禁断 バッジ


 新しい「かいほうげん」の発行に向けて、またまた悪戦苦闘しています。一応、来週の土日に行われる篠崎さんとの2回目の指揮者練習に発行予定なのですが、今回は少し難航気味。というのも、4ページほど空きがあったので、そこを私の書いたもので埋めようと思い、作り始めたのですが、なかなか先に進まなくて。
 それは、今度の定期演奏会の曲目の「幻想交響曲」に関してのトークでした。一応その中に2つのネタを用意して、その一つはこの間こちらにも書いた、「第3楽章の空白」という話題です。ですから、それをそのままコピペすれば楽々2ページ分は出来上がってしまうのですが、それではあまりにも安直なのでもう少し調べてみようとしたら、新しい事実が見つかってしまって、大幅な書き直しが必要になってしまったのですよ。
 その話の骨子は、ミュンシュがパリ管を初めて指揮をして「幻想」を録音したEMIのアルバムが最近SACDになった時に、LP時代にレコードを裏返していた個所で空白が出来ていた、というものでした。ですから、その要因として、もともとはA面用とB面用のマスターテープがあったものを、SACD化に際してつないだ時に、エンジニアがつなぎ目に空白を入れてしまったのでは、ということになっていました。
 ところが、この音源のSACDは、EMIのものだけではなく、日本のESOTERICが独自にマスターテープを探し出し、SACDにしたものがあったのです。まあ、ここのSACDは、「指環」に関してのなんだか怪しげな情報もあったので、あまり信用は出来ないな、という思いがあり、もはや何の関心もなくなっていたのですが、AMAZONでこのSACDについてのコメントを読んで、驚いてしまいました。そこでは、このSACDには、EMIのものと同じ場所に、同じ長さの空白がある、ということが報告されていたのですよ。
 そうだとしたら、これは実際に聴いてみなければ、と思ったのですが、もうすでに現物は廃盤になっていましたし、中古品も元は3000円ぐらいだったものが15000円などというものすごい価格に吊り上がっていました。このESOTERICのSACDは、それほど価値のあるものだとは到底思えないのですが、なぜか評論家たちの評判が良いためか、こんな高値で取引されているのですよ。もはや「骨董品」の世界ですね。もちろん私はそんなことにお金を使うことはありませんから、このコメントを全面的に信用して、その空白の存在は間違いのないものだと断定しておきましょう。そのコメントには、「昔のCDには空白はなかった」という証言もありましたが、それも信じます。確かに、Youtubeでは空白のない演奏を聴くことが出来ますからね。
 メーカーの案内によると、これはEMIのようなイギリスのマスターテープではなく、おおもとのフランスでのマスターテープからトランスファーされたデータが使われているのだそうです。それがどちらにも同じ空白があるということは、そのマスターテープ自体にすでに空白が入っていたということになるのではないでしょうか。つまり、AB両面用にそれぞれ1本ずつではなく、テープは1本だけで、第3楽章の空白の前まで来てA面のカッティングが終わったところでいったんテープを止めて、さらにそこからB面のカッティングを始める、という作り方をするために、そこに空白を入れたのだ、と。
 だとすると、これらのCDやSACDは、まさに「マスターテープに忠実に」作られたものだということになりますね。まあ、一つの「歴史」がここに反映されているのだと考えれば、これもなかなか貴重なものなのではないでしょうか。
 「かいほうげん」には、新田さんから寄せられたクラウド・ファンディングのお願いも掲載します。こちらにあるように、新田さんがご自分のオーケストラとフィンランドまで行くための資金を、この方式で募ろうという企画です。リンク先を見ると、快調に金額が伸びていっているようですね。「リターン」として、50万円を寄付した方は、このオーケストラをバックにコンチェルトが演奏できる特典があるのだそうですよ(限定3名)。
Aventure Number : 3075 date : 2019/3/3


今日の禁断 リエクサ


 「かいほうげん」の編集作業は、思いのほか快調に進んで、ほとんど完成品に近いものが出来上がってしまいました。ですから、うまくすればきのうの練習日に発行することだってできたのですが、どうせなら出席者が多い指揮者練習の時の方がいいかな、と思って、少し余裕を見て今度の土曜日にしてありました。
 ただ、きのう発行できなかったのはもう一つの理由がありました。先週の練習の時に、ヴァイオリンに見学の方が来ていたんですよね。その人は熱心に楽譜を見ながら聴いていたりしていましたし、帰り際には同じパートの人に「よろしくお願いします」とか言っていたようなので、これは間違いなく入団してくれるのだと思いました。ただ、まだ名前なども分からなかったので、きのうの練習で確かめてみてから、それを「かいほうげん」に載せようとしたのですよ。
 ところが、その人はきのう確かに練習会場にはやってきたのですが、楽器は持っていなかったようで、なんだかヴァイオリンのMさんと少し話をしたらそのまま帰ってしまったんですね。ですから、すぐMさんにきいてみたら、「学生さんで、火曜日に予定を入れてしまったので練習には来れなくなったんですって」ということでした。せっかく期待していたのに、ぬか喜びに終わってしまいましたね。残念でした。
 ですから、今日はまずすでに名前なしで作っていた「入団希望者」の欄を削除です。
 でも、そのほかのことでは、やはり間近になっていろいろ新しい情報などが入ってきたので、しっかりページを埋めることは出来ましたよ。それはそれぞれ、ニューフィルの指揮者関係の情報です。
 まずは、前回の新田さんからの情報。
 これは、こちらのサイトをキャプチャーした画像です。なんでも、今年の7月から8月にかけて、新田さんが常任指揮者を務めている愛知室内オーケストラが、招待を受けてフィンランドで演奏することになったのだそうです。ただ、かなりの資金が必要なので、その一部をクラウド・ファンディングで賄おうと、こういうことを始めたのだそうです。「クラウド・ファンディング」という名前は良く聞いていますが、実際にこういうサイトを見たのは初めてでした。そもそも、ネットで行うことなので「クラウド」とは「cloud」だとずっと思っていたのですが、本当は「crowd」だったことを初めて知ったぐらいですからね。
 これを見ていると、日に日にこの金額が増えていくのがよく分かります。目標額は簡単にクリアできてしまいそうですね。いろいろなやり方があるそうなのですが、これは「リターンを購入する」という方式のようですね。寄付の額に応じて「返礼品」をもらえる、ということなのでしょう。このオーケストラの場合は5000円から300万円までのリターンが用意されているようです。5000円だと缶バッジとクリアファイルしかもらえませんが、300万円になると1回の演奏会をやってもらえるそうですね。東海地方限定ですが。
 そこまでいかなくても、50万円ではこのオーケストラをバックにコンチェルトを演奏できる、というチャンスがいただけるそうですよ。これは3人限定のようですが、まだ購入者はいないようですから、おすすめです。
 もう一つの情報は、今やはりフィンランドでコンサートを行っている篠崎さんから届いたこんな写真です。

 チラシ、貼ってきてくれたんですね。
Aventure Number : 3076 date : 2019/3/6


今日の禁断 マネキン


 この間買ってしまった、以前読んだことのある本と全く同じ「パラレルワールド・ラブストーリー」は、結局最後まで読んでもその中身を思い出すことがありませんでした。まあ、結末を知らずに読み進むことが出来たので、新しい本を読むときと同じ体験ができたことになって、満足は出来たんですけどね。
 ですから、今持ち歩いているのは、同じ東野圭吾の「ダイイング・アイ」です。もうすぐWOWOWでドラマが始まるので、その予習という意味もかねて読み直しです。でも、これの場合はしっかりと細かいところまで覚えていましたね。そういう感触が「パラレルワールド」では全くありませんでしたから、あれを最初に読んだときはよっぽど精神状態が不安定だったのかもしれませんね。
 とは言っても、例えばこの「禁断」でも、以前書いたことを忘れていて、なんだかそれとは矛盾したことを書いたりしていることがあったりしますから、注意は必要です。ですから、なんとなく気になった時には必ずそのあたりのバックナンバーをチェックするようにしています。そういう時は、大体予想通り同じことを書いたりしているんですけどね。
 ド素人でこうですから、プロの小説家なんかは、大変でしょうね。実際に東野さんだって、さっきの2つの作品を比べただけでも結構同じようなモティーフが出てきていますからね。いや、それは、その人の「作風」ということで、許される範囲内のことなのでしょうね。
 東野さんといえば、最近映画化されたばかりだと思っていた「ラプラスの魔女」がもう放送されていました。これはもうしっかり結末まで頭に入っていますから、期待して見始めたのですが、なんだか途中でいったいこれは何なんだ、と思うようになっていましたね。いや、最初の竜巻のシーンなどは、それこそ「ツイスター」みたいな迫力あるCGで、ついに日本でもこれほどのものが作れるようになったのかと感激してしまったのですが、それ以降はなんだか、エピソードに全然関連性がないままで、話が進んでいってしまうんですよ。原作では伏線として重要だったものがしっかり完結していたはずなのに、この映画ではそんなお約束が全く見えてきません。原作を読んでいてこうなのですから、最初にこれを見た人は全くストーリーが理解できなかったのではないでしょうか。
 これは、よくあるパターン。なんせ、原作と同じ情報を入れようとすればとても2時間などという尺に収まるわけはないので、かなり大胆に話をそぎ落とさなければいけないのですが、ここでは余計なものを残して、本当に必要なものがなくなってしまっているのですよ。作っている人はもう何度も素材は見ているので、どこかが抜けていてもそのつながりは理解できてしまうのでしょうね。というか、客観的に「最初に見る人」の立場になることがまずできないのですよ。困ったものです。
 冒頭で驚いたCGも、最後に車が飛ぶあたりは、そのあまりにリアリティを欠く幼稚さに、笑ってしまいましたね。
 それと、キャストもかなりお粗末でした。特に嵐の櫻井くんは、いったい何のためにここに出てきているのかわからないというオーラのなさです。この人は、解散して一人になったら、もう役者としてのオファーなんかなくなってしまうのではないでしょうか。
 後は、音楽も最悪。とにかく、キャラが立ちすぎているんですね。特に、あの異様な「冬の旅」は、なにか別の意味を物語に与えようという魂胆なのでしょうかね。本当に邪魔な音楽ですが、これも映像で足らない部分を補ってやろうという意味でやっているのであれば、それは全くの勘違いですから。
Aventure Number : 3077 date : 2019/3/8


今日の禁断 エリエール


 この間の、新田さんのオーケストラのクラウド・ファンディングは、なかなか好調な滑り出しを見せているのではないでしょうか。あのサイトを「かいほうげん」で紹介しようと思ってキャプチャーした時には達成率は25%だったものが、いまではもう38%にまでなっていますからね。じつは、その「かいほうげん」を印刷している時に、すでに急激に金額が増えていたので、そのリターンの内訳を見てみたら、あの、50万円でコンチェルトが演奏出来るという大口を申し込んだ人が1人いたのですね。これだけで10%アップしたことになりますね。これで、その枠はあと2人になってしまいましたよ。
 そんなのも載せた「かいほうげん」の印刷は、最初は何の問題もなかったのですが、10部ぐらい刷ったところでやはり前回のような縞模様が出てきたので、慌ててプリンターを止めて、付属のブラシでドラムを掃除してみました。そうしたら、ものの見事に消えてしまいましたよ。ちょっと心配だったので、少しずつ印刷してみたのですが、結局そのまま最後まできれいにできましたね。今回もサービスを呼ばずに、自分で調整できてしまいました。
 それを持っていくのが、きのうの指揮者練習でした。篠崎さんの予定の関係で、スタートが午後3時半となっていたので、まずはゆっくりと近所にその前の日に開店したばかりのスーパーに行ってみました。私の家のそば、歩いて行けるほどの近くには、ヨークベニマルがあって、ほぼ毎日そこで買い物をしています。その新しいお店は、それと同じところ。それが、バス停で4つか5つ先の坂の上に出来たのですよ。
 とは言っても、それは新しく作ったのではなく、そこに前からあったヤマザワが閉店したので、それをそのまま改装してヨークベニマルにした、というものでした。
 とりあえず、派手に開店セールをやるというこの新しいお店だけのチラシが入ってきたので、それをくまなくチェックした愚妻に連れられて行ってきましたよ。開店2日目なのに、初日のように大掛かりな動員がされていて、駐車場には係員が何十人もいましたし、少し早まった開店時間には、入り口には他の店舗からの応援の人たちがずらりと並んで、かごやカートを渡していましたね。その時点で、店舗前の駐車場はほぼ満車でした。
 お店の品ぞろえや配置は、今まで行っていたお店とほとんど変わりません。要は、開店セールでここだけで値引きされている品物がやたら多いので、うちのようにこれを目当てにやってきたお客さんが大半なのでしょう。お一人様2点限定というトイレットペーパーが、ありえないような値段だったので、買い終わったものを車に積んで、またレジに並ぶということを何回繰り返したことでしょう。
 これが、かつてのヤマザワ。しかし、この立地はヨークベニマルだけではなく、周りには他のスーパーがゴロゴロしています。坂の手前にはウジエスーパー、ちょっと北に行ったところには宮城生協、その向かいにはイオンがありますからね。なんでそんなところに開店したのか、ちょっと不思議になりますね。現にヤマザワは閉店してしまいましたし、その坂の途中にあったオカザキというお店も、だいぶ前に閉めています。
 この新しいお店も、この開店セールが終わったらどうなってしまうのでしょうね。まあ、すぐ近くですからこれからその推移を見守っていけることでしょう。
 それから街に行ってお昼を食べ、家へ帰って荷物(トイレットペーパー)を置いて、練習会場の青年文化センターへ向かいます。それが1時半ごろ、もう会場はオープンしていますので、いくらでもウォーミングアップが出来そうです。
 ところが、そこの駐車場に行ったら満車の表示が出ていて、入り口に2台の車が待っていました。まあ、このぐらいだったらすぐに入れるだろうと、そのあとに並びます。そうすると、中からすぐ1台出てきたので、私は2番目となりました。この調子だったら、すぐ中に入れることでしょう。
 しかし、それからは、いくら待っても出てくる車はありません。とうとう、前の車が諦めてバックしていなくなってしまいましたよ。もうちょっと辛抱すればいいのにね、と思いましたね。でも、結局1時間待ち続けても、空車にはなりませんでした。これ以上待つとここの倍の料金のもう一つの駐車場にも入れなくなったりしたら遅刻してしまうので、やむなくそちらへ向かいました。そこも結構混んでいたので、これが正解だったようですね。まあ、料金が高いのは我慢しましょう。1200円ぐらいでしょうか。
 でも、練習が終わって精算したら、800円で済みました。何かの間違いかと思ったら、ここは最高料金の設定もあって、それが800円だったのですね。だったら、あんなに待たないで、すぐにここに来ていればよかったですね。空くまで待って入っても、同じぐらいの料金だったはずですからね。
Aventure Number : 3078 date : 2019/3/10


今日の禁断 フキ


 今年は、雪が少なかったですね。結局、自宅でも職場でも、本格的な雪かきをしなければいけないような日は全然ありませんでした。職場の駐車場などは少ないときでも3〜4回はやっていたような気がしますから、明らかに少なくなっていました。面白いのは、1月の末に免許の書き換えのために免許センターに行った時です。その日は珍しく雪が降っていて、自宅の駐車場にも軽く雪は積もっていましたが、時間がないのでそのまま走り出しました。途中の道路では、コンビニなどでは駐車場の雪かきをやっている人はいましたね。でも、自宅からは北へ向かって走っていたのに、だんだん雪が少なくなっていて、泉の中心部あたりではだれも雪かきなんかしてませんでしたね。
 そういう中途半端な雪が降ると、それが融けて道路は汚い水がたまってしまいます。そんな中を走ると車がその泥水を跳ね上げて、すごく汚れてしまうからたまりません。もっときちんと降って、道路が真っ白になってしまえばそんなことはないんですけどね。今年は、そういう道は結局1回も走らなかったような気がします。
 最近は、結構暖かい日もあるようになってきましたね。今日などは、朝のうちはすごくお天気が良くて、まるで春が来たような陽気でした。あんまり暖かいので、ちょっと早いのですが、竹藪の具合がどうなっているか見に行ってきました。毎年、もう根っこから完全に枯れている竹を処分するのが年中行事のようになっていますからね。
 今年は、去年よりは少なめ、とりあえず、このぐらいの竹が完全に枯れていたので、前まで持ってきておきました。
 右に積んであるのは、これまであったものですから、この長いのをこのぐらいの長さに切って、また積んでおいて、折を見て処分するという手順です。まあ、あとは暇があるときにそんな作業をぼちぼちやっていきましょう。
 こんなことをやっただけでも汗ばんでしまうほどの暖かさでしたね。ただ、調子に乗って長いこと外にいると、なんだか鼻がムズムズしてきますから、適当なところで中に引っ込まないと。もうすでに、花粉症は始まっていますからね。
 枯れた竹を置いたあたりを見てみると、なんだか鮮やかな花のようなものがたくさんありました。
 フキノトウですね。枯草の中で、ひときわ華やかな色が目立ちます。いかにも「新鮮」という感じがしませんか?
 これが、あと2ヶ月もするとこんな大きな葉っぱになってしまいます。そして、さらにこの子の背丈よりも大きくなってしまうんですから、すごいですね。
 これは、去年の「タケノコ掘りたいかい?」の写真です。その時は恐ろしいほどたくさん生えてきましたが、今年のタケノコはどんなふうになっているのでしょうね。本当に、もうそんなことを考えてしまうような季節になってしまいました。
 午後になったら、なんと雨が降ってきましたよ。帰るころには風も強くなってきて、まるで冬に逆戻りしたような寒さが襲ってきました。なんたって、8年前の今頃は、自宅はとても眠れないほど散らかっていましたから、夜は職場の会館に避難していたのですが、やっと電気が来たので、さっそくエアコンで暖まろうと思ったら、それはガスのエアコンだったので全く温まらなかったんですからね。今思えば当たり前の話なのですが、あの時の絶望感は、一生忘れないでしょう。ガスが来るようになるまでは、あと3週間ぐらい待たなければいけませんでした。
Aventure Number : 3079 date : 2019/3/13


今日の禁断 ヴァイオリン


 もともと塩辛いものは好きだったのですが、クレアチニン値が高くなって「塩分を控えなさい」という指示を受けてからは、それはきっぱり食べるのをやめていました。それはかなりつらいことの様に思えたのですが、実際にやってみるとそれほど苦にはなりませんでした。というより、これを続けていれば確実に数値が下がるはずだと思っていましたからね。
 ところが、そんなにうまくはいかず、さっぱり数値は下がらなかったので、しっかり専門の機関で検査をしてもらったのですが、その数値に現れているような臓器の悪化は認められなかったんですよ。その結果、お医者さんは「塩分制限をやめてみましょう」と言い出しました。そうすると、確かに、良好な方向に進み始めたのですね。血圧は、確実に下がってきましたし。
 そんなわけで、もう「しょっぱいもの」が解禁されたので毎日こんなものを食べるようになってしまいました。
 これは、定番の柿ピー。小袋に入っているのを、ほぼ毎日1袋ずつ食べています。
 そして、たまにはこんな、少し刺激の強いバージョンも楽しんでいます。
 これも、なかなかよさげな感じだったのですが、実際に食べてみると肝心のシソの味が変に薬っぽくで、ダメでした。
 これも、大いに期待して買ってきたのですが、この辛さはちょっと好きになれなくて、最初はかなり抵抗がありました。でも、捨てるのも惜しいのでなんとか6袋だけは食べ切ろうと思っていると、少しは食べられるようにはなりましたが、やはりもう買うことはないでしょうね。
 ということで、最終的に上の2バージョンが、常に食卓の上にあることになりました。
 今日は、私にはなかなかないことですが、「飲み会」に行ってきました。その途中で中央通りのイオンの前を通ったら、こんな派手な車が置いてありました。
 なんと、これは柿ピーのデコ車でした。さっきまで、販売会をやっていたみたいで、柿ピーが山積みになってましたね。しかし、この色と形は、すごいですね。
 飲み会は、以前やっていた「杜の都合奏団」のマエストロが、東京出張の「途中に」仙台に来たということで、ニューフィルの有志が集まったものでした。現実問題として、マエストロが大阪から通うのは可能なのだそうですが、おそらくメンバーが集まらないだろうということで、「再結成」が実現されることはないようです。でも、またやってみたいですね。
Aventure Number : 3080 date : 2019/3/15

19/3/17-19/5/1