2981(18/8/3)-3000(18/9/17)

今日の禁断 ドラマ


 おとといは、大量のチラシやポスターを持ち帰ってきましたね。そして、きのうはさっそくそれの発送作業、そして、企画書の発送作業です。前回あたりから、こういうスケジュールで作業を行うようにして、出来るだけ早くタウン誌などに載せてもらえるようにしています。
 まずは、企画書の印刷。これは、「かいほうげん」と同じくA3の用紙に両面印刷して二つ折りにするというものですが、ページ数が半分の8ページしかないので、もうあっという間に終わってしまいます。部数も少ないですしね。
 たぶん、時間的に一番長くかかるのは、プレゼント用のチケットに「招待券」というハンコを押す作業ではないでしょうか。いや、ハンコ押しはすぐに終わるのですが、そのインクが乾くまでにかなりの時間がかかるのですよ。ちょうどハンコを押すあたりがベタになっていることが多くて、そこだけインクが紙に吸収されないので、なかなか乾かないんですよね。毎回、この次はデザイナーさんに、「インクの乾きやすいデザインにしてください」、と言おうと思っているのですが、つい忘れてしまっていました。
 ところが、今回は、うまい具合にインクが乗っていないところが使えましたからすぐに乾いてしまいましたね。
 でも、それでラッキーだと思っても、別のところで時間を食ってしまう作業が入っていました。それは、アーティストの写真の印刷です。いろいろあって、職場では一番単純なインクジェットプリンターを使っているのですが、それがやたらと遅いんですよね。今回は写真が2種類ありますから、時間も2倍かかって、果たして目標だった午前中で全部作業が終わるか、心配になってしまいます。それでも何とか、遠隔地のホールに送るチラシとポスターの封筒が8個と、各メディアに送る企画書のセットの12組が完成しました。
 そして、午後には、それを郵便局に持っていくのと、コンクール事務局にチケットを届けるというミッションが待っています。これが、ちょっと気が重かった仕事でした。一応、最初には団長の方に話があったのでしょうが、プレイガイド関係では私が担当なので、こちらに振られてしまいました。何回もやっていて、手順が決まっていることならなんということはないのですが、全くの初めてのところにチケット販売を依頼するというのはかなりのプレッシャーを感じてしまいます。とくに、その部門はなんたってコンクールの主催者ですから、日頃から外国のアーティストたちと連絡を取り合ったりしているグローバルなセクション、という感じがしますからね。綾瀬はるかみたいなバリバリのキャリアウーマンが揃っているのでしょうから、そんなところにのこのこやって来て、肩身の狭い思いをするのでは、という心配が先に立ってしまいますよね。私の場合。
 ですから、出来れば恥はかきたくはないので、準備は入念にやっておきましょう。チケットの枚数も、何回も数え直して間違っていないことを確認です。あとは、しっかりその枚数を記載した預かり証も準備しておきましょう。大昔ですが、初めてプレイガイドにチケットを置きに行った時に、何も持たないでチケットを預けようとしたら、「預かり証も持ってこなかったんですか」とバカにされたことが、今でもトラウマになっていますからね。それから、名刺でしょうか。受け取ってもらえるかどうかは分かりませんが、もし相手が出してきたら、何もないのではバカにされますからね。
 なんて、ビクビクしながら事務所に入って行ったら、対応してくれたのはとても気さくなお姉さんでした。でも、やはりチケットの枚数だけはきちんとチェックされてしまいましたね。「1枚足りませんね」と言われた時には、血の気が引いてしまいましたよ。でも、それは単なる数え違いでした。意外とお茶目なところもあるようで。つい乗せられて、「チラシも数えられますか?」なんてジョークまで言えてしまうんですから、さっきまでのプレッシャーはいったいなんだったんでしょう。
Aventure Number : 2981 date : 2018/8/3


今日の禁断 スターマイン


 定期演奏会前の広報活動の最大のイベント、チラシ配りは、20人ぐらいで分担して市内のすべての市民センターとホールなどの施設にチラシとポスターを配るというものです。私の担当は、今回は増えたり(以前の担当の人がお休みする)減ったり(私の行っていたところを引き受けてくれた人が現れる)結果、14件ほどになっていました。かつては20箇所以上行っていたのでずいぶん楽になりましたね。
 ただ、今回新しく担当することになったところが、今まで全然行ったことのない方面だったので、地域的にはものすごく遠くまで行かなければいけないところも出てきてしまいました。それは愛子から長町までという、広範囲にわたっています。
 でも、この週末は時間があったので、2日間でほぼ全部行ってくることが出来ました。どういうルートで走ったら、最も効率よく回れるか、なんてこともしっかり考えましたよ。例えば、今日なんかは、福沢→パルシティ→若林→八本松→片平→戦災復興→木町通というコースで行ってきました。その間に、駅前のヨドバシによって買い物をして、ついでに駅にあるフレッシュネスでお昼ご飯です。もちろん、お目当ては大好きなベーコンオムレツバーガーでした。ところが、なんと今日から4日間は「七夕メニュー」になっていて、普通のバーガーしかやってないんですよ。なんということでしょう。
 きのうは、川内を中心に回りました。当然萩ホールにも行ったのですが、ここは今日の花火祭の打ち上げ場所なんですよね。ですから、「松下会館」の前には発電機みたいなものが置いてありましたし、石段のあたりは養生されていました。
 さらに、駐車場にはこんなのが。
 そして、下に降りていくと、観光駐車場が使えなくなっていて、こんな風になっていました。
 一瞬、お墓のように見えてしまったのですが、どうやらこれは花火祭の有料席のようですね。椅子の間に机も用意されています。最近はこんなものが用意されていたんですね。
 この花火、私の自宅では、毎年音だけは盛大に聴こえてくるのに、肝心の花火がほとんど見えません。前に建物があるので、その陰になってしまうんですよね。それが、今年は萩ホールが真ん前に見えるマンションの8階に住んでいる人から、「花火、見においで」というお誘いを受けていました。そのお言葉に甘えて、行ってきたのですが、何年も見えなくて悔しい思いをしていた花火を、ガラス越しですがしっかり見ることが出来ました。意外と低いところで光っているんですね。
 でも、なんだか途中からは雨が降ってきたり、雷が鳴ったりしていたようですが、さっきの「桟敷席」に座っていた人たちは無事だったんでしょうかね。
 あ、これは駅に行った時に撮ってきた写真です。恒例の七夕の観光客をお迎えする吹き流しが飾られていましたよ。こんなのも、「広報活動」の一環です。
Aventure Number : 2982 date : 2018/8/5


今日の禁断 フーガ


 予想通り、一転して寒い日が続くようになっていますね。なんせ、前の週より10度以上気温が下がっているのですから、大変です。今年も「冷夏」になるのでしょうか。
 おまけに雨も降っていますから、職場のサルスベリも、満開の花に雨がたまって枝が思い切り下がっていました。
 これでは、車の屋根が枝に当たってしまいますから、少し先の方を切ることにしました。
 剪定ばさみを使って2枝ほど切ったら、だいぶ隙間が出来ましたね。でも、枝の下で切ったので、切れた瞬間に大量の雨水を頭からかぶってしまいましたよ。
 その枝を片付けて、作業は完了です。左にある紅葉は毎年植木屋さんが短く切っていくので邪魔にはならないのですが、このサルスベリは全く手を入れていないので、伸び放題、来年はどうなっていることでしょう。
 それにしても、この花の咲き方はヘンですよね。一斉に咲くのではなく、時間差でいろんなところから開花していきます。暑さと寒さの差が激しいので、樹木も戸惑っているのでしょうね。
 きのうの練習の時には、この間袋詰めしたチラシやポスターを、他の団員に持って行ってもらいました。その前に、私の分は余裕を見てたくさんもらってきてあったら、かなり余ったので、それを戻そうと思っていました。そうしたら、コンクール事務局さんから、「あしたコンサートでチラシを挟みたいので300枚持ってきていただけませんか?」という連絡がありました。その余ったのがちょうどそのぐらいあったので、それをそのまま置いてきました。
 そして、チラシ担当者の皆さんに割り当てを書いた名簿を渡して、それぞれに持って行ってもらったら、あんなにたくさんあったチラシの袋が、全部なくなっていましたよ。きのうは欠席だった人の分がまだ10カ所以上あるので、またさらに袋詰めをしなければいけません。まあ、チラシそのものはまだまだ余裕があるので、大丈夫でしょう。万遍なくチラシが行き渡るといいですね。
 来週はお盆休みなので、その前の最後の練習ということで、一度ニルセンを全曲通してみようということになっていました。この曲は楽章の切れ目がありませんから、全く休みなしで30分近くの演奏ということになりますね。ちょっと心配だったところを軽く確認した後で、いよいよ頭から通しが始まります。それは意外といい感じで進んでいきました。楽章間のつながりもすんなりと行ってなかなか良い流れが出来ていました。ほんとに、ソロも危なげないし、私のピッコロも一人だけ別なことをやっているところも(たぶん)間違ってはいなかったはずです。そして、最後の難関の第4楽章に入ります。このまま最後まで行くのかな、と思っていたら、さっき練習していたところで見事にガタガタになってしまい、あえなく「通し」は途中で止まってしまいました。残念ですね。
 でも、それまでは本当に見事でしたよ。あと一歩、この次に新田さんが来るまでには、もう軽く通せるようになっているのでは、という気がしますよ。
Aventure Number : 2983 date : 2018/8/8


今日の禁断 ベートーヴェン


 きのうは、台風が直撃するので警戒が必要です、みたいな予報が出ていましたね。確かに、数日前から台風の予想経路は、もろに宮城県を通過するようになっていたので、もうそれは間違いのないことのように思われました。ご存知のように、毎年この日は私が1年中で一番忙しい思いをする日になっています。もちろん、それは雨が吹こうが風が降ろうが関係なく決行されることになっています。ただ、やはりそんな大変なお天気の日にわざわざ外に出ようと思う人はいないはずですから、やってくる人はかなり少なくなってしまうとは思っていました。実際、朝のうちは「中止にはならないのでしょうか?」というような電話が何本か寄せられていたようですね。
 実際は、雨も風もそんな大したものではなく、終わる頃にはすっかり雨も止んでいたのですが、やはり来た人は少なかったですね。例年の3/4ぐらいでしたからね。
 その分、受け付けの業務は、いつもみたいにお客さんが殺到してパニックになるという事態にはなりませんでしたから、かなり楽でしたね。それと、全然暑くなかったので、汗ひとつかかずに済みましたから、それも楽でした。
 こんな風に、近隣の和尚さんがたくさん集まって、みんなでお盆のための供養をするという行事です。これが1時間。
 そして、それとセットになってさらに1時間の「法話」があります。
 反対側から撮った写真ですが、右の方にあるカラフルな祭壇は私がデコレーションを担当してました。生の竹の枝を使うので、数日前、かなり雨が降っている中を竹藪で新しい竹を切って、その枝を持ってきました。そのセッティングをするのも、例年だと大汗をかいてしまうのですが、今年はとても涼しかったので楽勝でしたね。
 この法話を行った和尚さんは、小田原からやってきたのですが、なかなか話が面白く、とても重大なことをサラッと言ってのけるというすごいことをやっていました。特に人の死に関しての根源的なことを、面白おかしく話している間に語ってしまうのですから、ちょっと感動しましたね。仏教も捨てたものではありません。
 受け付けた人数が少なかった分、ミスも少なかったので、今日になって集計をしてみたら一発で現金とぴったり合ってしまいました。これも、いつもだとまず合わないので何度も数え直して丸1日かかってしまうのが、今年は午前中に終わってしまいましたよ。
 このお盆の間は、アンサンブル大会のための練習が入っています。明日から早速フルート四重奏、来週になるとトリオです。こちらは初めてのメンバーですから、とても楽しみです。
Aventure Number : 2984 date : 2018/8/10


今日の禁断 サバラン


 毎年、「お盆」というのは8月の13日から、と決まっています。これはいわゆる「旧盆」で、新しい暦に従った「新盆」というのも7月にあるのですが、誰もそんなもんがあるということすら知りません。「七夕」は見事に新暦の7月の年中行事として定着したのとは逆の状態、仙台みたいに旧暦に七夕をやるところは、異端視されてしまいます。
 ということで、その「お盆」間近のこの土日は、せっかくだからここでお墓参りをして、お盆には遊びまくろうという人たちのために、墓地がとても混みあうことになるのです。
 きのうは、私の職場もそんな大混乱に加えて、社長と副社長が別のところで仕事があるということで職場にいなくなったため、私までもがとても忙しく来客の対応などにあたることになってしまいました。つまり、この間のイベントの時に台風の影響で来れなかった人たちが、一斉に押し寄せたために、ある時間はほとんどパニックになっていたのですね。
 そんなのも何とか落ち着いたので、私は敷地内の別のところでニューフィルのアンサンブルの練習です。まさかこんなに忙しくなるなんて思っていなかったので、この日に予定を入れてしまったのですね。
 でも、そこは表の喧騒からは隔たった、静かで涼しい空間でしたから、みっちりとフルートパートの4人組の練習が出来ました。
 終わったところで、やおらAちゃんが後ろに隠していたルイ・ドゥ・レトワールの箱を取り出しましたよ。なんでも、前の日は他のメンバーの誕生日だったので、せっかくだからここでパート内のパーティーをしようというのですよ。
 わたしは、その辺にあったお供え用のお皿を持ってきて、その上にケーキを乗せました。なんか、お茶会みたいですね。畳の上ですし。ケーキはそれぞれにおいしそうで迷いました(抹茶は除外とさせていただきます)が、私は右下のベリーがたくさん乗ったムースをいただきました。
 これは、今月の25日(土)に本番が行われる、こんな催し物のための練習です。
 いつもはこんなチラシを作ったりはしないのですが、今回は運営スタッフ(毎年変わります)がかなり張り切っているようで、外部に向けての宣伝用に、こんなのを作ってしまったみたいです。一応、誰でも来て構わないようにはなっていますが、いままでの様子では、出演者以外はまず参加していませんでしたから、こんなのを見て来る人がいるのかな、とは思うのですが、まあ私もたくさんの人が来てくれた方がうれしいので、宣伝をしておきます。
 私の出番は、きのう練習した6番目の「ジュラシック & ガールズ」のフルート四重奏と、11番目の「KAYトリオ」と、2回あります。「KAY」というグループ名はアメリカのジュエリーショップの名前からとりました。宝石のような煌めきをもった演奏を目指して・・・いるのかな?いやいや、本当は「K」空気が「A」あんまり「Y」読めないので、ベートーヴェンの「セレナード」などという大曲をこんな場でやろうとしている・・・のかな?
 これに関する演奏以外の私の仕事は、このチラシを表紙に使ったプログラムの作成です。もうこれはすでに出来上がっています。それと、本番を録音して、それをCDにして販売する、というミッションも、スタッフから託されています。もちろん、私本来の仕事の「かいほうげん」でも、これはしっかり伝えさせていただきます。
 そこまで決まっていて、「KAY」が全員で集まったことはまだ1回もない、というのは、余裕です。
Aventure Number : 2985 date : 2018/8/12


今日の禁断 クマドリ


 お盆の時期の私の仕事には、「会報」の発送作業もあります。こちらでもそういうものを作っていて、毎年行われるお盆のイベントで直接配られるのですが、それはほんの少しだけなので、残った分は送らなければいけません。これもやはり台風の影響で、手渡しできた分がいつもより少なかったので、当然発送分が増えてしまって、1000部を超えていました。それを封筒に詰めてあて名シールを貼りつけるという作業ですね。
 それは、もうきのうのうちにほぼ終わっていて、残りを仕上げたら今日の午前中にでも郵便局に「ゆうメール」として持って行ってもらう、という段取りでした。ところが、夕べハタと気が付いて、これは普通の郵便で送った方が安いのではないか、と思ったのですね。こういう、顧客全員に送るDMは年に2回あって、年末には暦などの重たいものが入るので、定形郵便だと25グラムを超えて1通92円になってしまいます。それが、ゆうメールだと88円で送れるんですね。実は、去年まではもっとずっと安かったのですが、今年になってこんな大幅な値上げになっていたのです。ただ、「郵便区内特別」を使っても、かろうじてゆうメールの方がお得、という状況でしたから、もう少し使おうかな、という感じではあったんですね。
 ところが、今回の封書は、A4用紙1枚だけしか入っていませんから、楽楽25グラム以下で、郵便だと82円で送れるんですよ(ゆうメールには、その区切りがなく、一律50グラムまでです)。これだったら、わざわざゆうメールを使う人はいないでしょう。なんでこんなことに今ごろになって気づいたのでしょうね。
 ただ、ここで問題が。今回詰めた封筒には全てゆうメールの表示が印刷されているんですよね。ですから、そのままでは使えません。それが見えないように新たに「別納郵便」のシールを作って貼るのがベストでしょうか。でも、そんなものを作っている時間はもうありません。だったら、少し大きめの切手を買ってきて貼ってしまえば、手間は同じことですよね。
 ただ、普通の糊の切手だと、あれを1000枚舐めるのは大変そう。いや、スポンジで水を付ければいいのでしょうが、なんだか水が邪魔です。それよりも、シールになっている記念切手を買ってくれば、ずいぶん楽でしょうね。ということで、そういうものを1000枚なんて、普通の郵便局ではまず手に入れられないでしょうから(この間は、ハガキさえありませんでした)大きな「本局」まで行って、こんなのを100シート買ってきました。
 局員さんが「これが大きくていいですよ」と言ったので、これにしたのですが、いざ貼りはじめてみると、妙にデザイン重視でいろんな形にミシン目が入っているのがあって、いい位置に貼るのが結構大変でしたね。それよりも、中にはそのミシン目が不完全で、ヘタをするとそこだけ剥がれなくて、最悪切れてしまうことがあるのが問題です。デザインに凝る前に、きちんとミシン目で剥がれるようにする方が大切なことに、郵便局は気づいていないのでしょう。
 とにかく、今日中には出さなければいけないので、貼りましたよ。1000枚。そして、それはそのままポストに入れたのでは絶対に入りきりませんから、近くの郵便局の窓口に持っていきましたよ。そうしたら、局員さんは切手が貼ってあるか、すべての封書を点検していましたね。お互い、ご苦労様なことです。
 今のゆうメール(特約ゆうメール)からは、近いうちにまた値上げしたいような案内が来ています。最初この契約をした時には、当分値上げはしないようなことを言っていたのに、2年目には何の相談もなく大幅な値上げ、そして、その直後にまた値上げのお知らせですから、これはまっとうな商売をはるかに逸脱した、ほとんど詐欺まがいの商法ですよ。もちろん、これ以上値上げになったら何のメリットもありませんから、即刻解約するつもりです。
Aventure Number : 2986 date : 2018/8/13


今日の禁断 セレナード


 やっとお盆も終わって、普通の日々が戻ってきました。結局、先週は休みを取らなかったので、明日で12日間連続出勤していたことになります。まあ、今年はお盆と週末がくっついてしまっていたので、仕方がありません。
 でも、そんな中でも、夜になればフリーになりますから、そこで初めての「KAYトリオ」の練習をすることになりました。と言っても、会場はやはり私の職場なので、なんか昼間を引きずってますけどね。
 練習開始は7時なので、一旦家に帰って晩御飯を食べていると、Yさんから「早めに行きたいんですけど」というメールが届きました。気合が入ってますね。もちろん、すでに鍵を開けて冷房も入れてきましたから大丈夫です。私も合流し、定時前にはKさんもやって来ましたから、これで面子は揃いました。Kさんはとても重たそうにヴィオラを抱えています。やはり、いつもヴァイオリンを弾いていると全然重さが違うと感じるのでしょうね。私も、アルトフルートなんかを持つと、確かに重く感じますけどね。というか、今のニューフィルの曲はピッコロが主なので、フルートでさえ重たいと思えてしまいます。
 とりあえず最初から合わせてみることにしました。最初は私のソロなので、いつも自分で練習している時のテンポで始めたら、その後にヴァイオリンとヴィオラが入ったらガタッとテンポが落ちてしまいました。仕方がないので、そのテンポで吹くことにしてみると、いままで指がもつれていた高音のパッセージがすんなり吹けてしまいましたね。どうやら、私のテンポ設定が早すぎたようです。
 これが、アンサンブルというものなんですよね。まずはきちんとみんなでそろえるところを見つけて、そこからもう少し早くなっても大丈夫なポイントを見つけていけばいいのでしょう。おそらく、本番までにはもう少し早いテンポでも大丈夫になっているはずですよ。なんたって、このお二人ですからね。
 フルートが休みでヴァイオリンとヴィオラだけで演奏するパッセージがあったのですが、最初はちょっと危なっかしいところもあったのに、次にもう一度やった時には、見事にそこがクリアされていましたから、さすが、と思いましたね。
 なんたって、アンサンブルをやっていると、他の人がやりたいことがストレートに伝わってくる瞬間があるんですよね。それに応えてこちらも一緒に音楽を作っていくと、いつの間にか美しいものが生まれている、そんなことが何回もありましたよ。別にお客さんの前で本番をやらなくても、3人だけでこんな素晴らしいことが体験できるのですから、その時間を大切にしていきたいものです。
 でも、それは音楽をやっている人だからこその特権なのかもしれませんね。普通の世の中には、相手のことを全く考えずに、がむしゃらに自己の欲望だけを追求する人に良く出会いますから。
 先日の「ゆうメール」なども、そんな人たちの醜さのあらわれなのでしょう。そして、今日になったら、同じ郵便関係の「ゆうちょ銀行」から、こんな通知が届きました。
 私の職場では、お掃除料などを主に郵便振替を使って送金してもらっているのですが、その料金が今までは窓口で130円、ATMだと80円だったものが、これによるとそれぞれ200円と150円に値上げされるというのですよ。ATMなどは、ほとんど倍ですよ。世の中にはたくさんの値上げがありますが、普通は80円だったらせいぜい90円とか、まあちょっと多くても100円ぐらいが、許せる範囲ではないでしょうか。それをいきなり150円ですよ。こんな乱暴な話が通用すると思っている人たちは、どこかが狂っています。それは、真夏の炎天下でオリンピックを開こうとしている人たちと同じ種類の狂い方なのではないでしょうか。
Aventure Number : 2987 date : 2018/8/16


今日の禁断 アトモス


 高校野球もクライマックスを迎えているようですね。正直、ああいう「根性物」は苦手です。そもそも、なぜ同じ県の代表校を応援しなければいけないのか、いまいち理解に苦しみますし。いや、県が1回戦でぽしゃったとなると、今度は「地方」の学校の応援に回る、という神経も、私の思考回路には存在してはいません。
 ですから、テレビにかじりついて「感動する」と言った体験とはまったく無縁ですから、自分の部屋で高校野球のテレビ中継を見るなどということは、まずありませんでした。それが、番組を予約するためにテレビをつけたら、たまたま高校野球をやっていて、その音がサラウンドだったのにはびっくりしてしまいました。しっかり「5.1」でしたからね。確かに、以前オリンピックの中継などでサラウンドになるようなことを聞いたことはありますが、実際にこんな風にスポーツ番組でサラウンドを体験したのは初めてのことです。
 昔の番組表を見て調べてみたのですが、最近のプロ野球とか、相撲などには「5.1」とか「SS」という表示はなかったので、これは高校野球だけのことなのでしょうか。あるいは「100回目」ということでの特別サービスだとか。
 もう、私の中では、映画などはサラウンドで見る(聴く)のが当たり前になっているのですが、それはあくまでWOWOWだけのことで、他の局ではやってはいないようですね。最近は、ドラマも映画も同時に作っているようなところがあるので、ドラマでもサラウンドにしてもいいのに、と思うのに、私の知る限りまだそれはないようですね。とりあえず、N響の放送が5.1になっているぐらいでしょうか。
 でも、なぜだか、NHKは今の画面でも十分なのにその上の「4K」とか、さらにその上の「8K」などという規格を実用化させようとしています。それに並行して、音声の方も「22.2」という、スピーカーが24個も必要なシステムも開発されているんですって。映画館の最高のスペックが「9.1」のはずなのに、いったい何を考えているのでしょう。その録音のためのワンポイントのマイクはこんなんですよ。もう笑うしかないですね。マジで狂ってます。
 こんな無意味なものを開発するぐらいだったら、受信料を下げてほしいですよね。というか、受信料を払っている人は、誰もこんなものを望んではいませんって。まあ、甲子園球場ぐらいの広さの家を持っている人だったら、原寸大で「22.2」のサラウンドを体験できるでしょうけどね。
 そのNHKの甲子園番組のためにミュージシャンのFさんがテーマ曲を作ったのだそうです。今日ラジオで初めてフルバージョンを聴きましたが、そのアレンジでオケがバンドではなく吹奏楽になっているところがあるんですね。まあ、高校野球と吹奏楽と言えば切っても切れない縁なのでしょうから、こんなことを思いついたのでしょうが、私はこれを聴いて、いかに吹奏楽のサウンドがダサいか改めて知ることが出来ましたよ。そういうダサさを含めての「根性」を、編曲の中に生かしたかったんでしょうね。
 そんなダサさを一手に引き受けているのがサックスだ、なんて言ったら、怒り狂う人がたくさんいるでしょうね。いや、あくまで私見ですが、あの楽器は本来はクラシックで使われるために開発されたものなのに、ジャズのミュージシャンが使うようになってそこで始めて楽器としての存在価値が認識されたのではないでしょうか。ジャズの楽器としては、これ以上のものはないと人々が認めた時、彼らが最初に目指したクラシックのための楽器としての命は終わったのですよ。
 まあ、本当に上手な人だったら、そんな偏屈な人も頷かずにはいられない音楽を奏でることができるのでしょうが、そこまでのスキルがない人にかかると、これは楽器以前のものに変わります。音だけは馬鹿でかいのに、ピッチはデタラメ、そんなものを聴きたい時は、日立システムズホールのパフォーマンス広場に行けば、いつでもお目にかかれますよ。
 そんな騒音地獄を抜けて表に出たら、こんなところにニューフィルのポスターがありました。これはいつものような合成ではないことを証明するために、あえて前を横切った人も入れて撮ってます。
Aventure Number : 2988 date : 2018/8/18


今日の禁断 コロムビア


 今朝の新聞の最後のページ(番組欄)に、こんな広告が載ってました。
 どうやら、新しいCDが出たという案内のようなのですが、普通こういうところに出てくるのは、最新のヒット・アルバム(「サザン」とか)のたぐいのはずなのに、マイルスとはずいぶん渋いところが登場していますね。確かにこれは1970年初頭にリリースされていたマイルスのアルバムが、SACDになった、というものですね。でも、すでにこれはSACDが出ていたはず、それが「世界初復活」などというあまり聴くことのない不思議な単語で飾り立てられていますね。まあ、それはキャッチの中身を読んでみると分かるのですが、そこには「クアドラフォニック」という、これまた聴きなれない単語が使われていますね。いったいこれは何なのでしょう。
 なんて、これはすでに私は入手していますし、明日あたりの「おやぢ」のネタにしようと思っていますから、この正体は知っています。そもそもこれを知った時には、えらくマニアックなものが出るなあ、と思っただけで、まさかこんな新聞に公告を出すほどのセールスが期待できるようなものでは全然ないと思っていましたよ。でも、このレーベル(ソニー)は、本気でこれを売り込もうと思っているのですね。
 この「正体」は、かつて「4チャンネル」(これを、正確には「クアドラフォニック」というのですね)でLPが発売されていたものが、そのマスターを使ってSACDのマルチ・トラックでそれと同じものを聴かせようということなんですよ。今では、そういうものは「サラウンド」と呼ばれています。
 つまり、いまでこそ「サラウンド」という名前で、主に映画などの音声をご家庭で映画館と同じように聴けるというシステムが普通に売られていますが、それと同じことを、半世紀近く前に「レコード」で実現しようとしたのが、「クアドラフォニック」なんですよ。
 しかし、なんたってレコードの溝は1本しかありませんから、そこからステレオ用の2つの異なった信号を取り出すのさえ一苦労だったというのに、その倍の4つの信号がここでは必要になってきますから、そもそも無理のある話だったんですね。各メーカーは果敢にもそれを実現させようと社命をかけて開発にしのぎを削ったのですが、結果的には満足の行くものは出来ず、中途半端な規格だけが乱立するようになっていました。
 そんなものが、売れるはずはありませんよね。今の価格だと100万円を超えるものが、将来にわたって確実に使えるという保証は何もなかったのですからね。そして、この「クアドラフォニック」は完全にこの世から姿を消しました。
 それが、現在のSACDでは簡単に再生出来てしまうんですよ。そんなことは大分前からわかっていたことなのですが、今頃になってこんな大騒ぎをしているんですね。確かに、これは今でも十分に通用するすごい録音です。大騒ぎをするだけの価値はありますが、だったらもっと早くやってくれよ、という気はしますね。SACDが出来て、もう20年近くも経つんですからね。
 このパッケージは、発売当時のものをそっくり復刻していて、当時のチラシなどもしっかり入っています。それを見ると、当時のソニーのやる気がもろに伝わってきます。
 文章の部分を拡大してみました。
 「SQ」というのが、ソニーが開発した技術です。これだけが「本物」だと訴えていたのでしょう。しかし、「サイモンとガーファンクルがあなたのまわりを歌って回わる」というのがセールスポイントだというのは、悲しいですね。なんか、今も昔も、このメーカー、そしてレーベルのやり方は変わっていないな、という気がしませんか?
Aventure Number : 2989 date : 2018/8/22


今日の禁断 ビアガーデン


 今週は、ずいぶん早く週末が来てしまったような気がします。このところ、ニューフィルの「アンサンブル大会」のための練習が続いたせいなのでしょう。
 まず、火曜日はニューフィルでは木管の分奏でした。いつものお寺の会館に今回は仙台フィルの方をトレーナーに迎えての練習ですから、とても充実したものでしたが、その前に同じ場所の別の小部屋で、フルートパートだけが早めに集まってアンサンブルの練習をしていたのですよ。リズミカルなナンバーから、しっとりしたバラード、それに軽快なセミクラシックと、バラエティに富んだ(というか、一貫性のない)プログラムが用意されていました。技術的にはそんなに難しくはないので、全体の中での自分のパートの確認が出来れば、もうそれでほぼ曲は出来上がってしまいます。それぞれの癖もよく分かっていますから、アンサンブルとしては完璧、きっと楽しんでもらえることでしょう。
 つまり、フルートパートの四重奏については、もう本番前の練習はそれで終わりでした。あとは当日のリハーサルだけ、そこで、1曲だけゲストが加わる曲を合わせなければいけません。これも、簡単な楽譜(私が作りました)はもう渡してあって、間違いなく1回合わせれば出来上がりますから、大丈夫でしょう。
 そして、次の日の水曜日には、私のもう一つの出番の「KAY」トリオの練習が、同じ場所で行われました。それは7時からだったので、私はいったん帰って、食事をしてからまた戻ってみると、まだ始まる30分も前だというのに、もうYさんは来ていて、自分のパートをさらっていました。いつもながら、熱心に取り組んでくださってます。ありがたいですね。
 Kさんが少し遅れて来て、合奏が始まりましたが、確実にお二人の演奏のグレードが上がっていました。Kさんは楽器にすっかり慣れたみたい。ですから、テンポを少し上げてみても、楽々ついてきてくれますから、結構軽快な音楽が作れそうになってきましたね。ただ、ちょっと油断をすると、Yさんがソロのところで音程が決まらなくなってしまうのは、弦楽器の辛いところでしょうか。
 そして、今日が最後の練習です。私は一旦外に出てからやはり早めに来てみると、中からヴァイオリンの音が聴こえました。今日もこんなに早くから来てたんですね。邪魔してはいけないと思って、しばらく外に座って聴いていると、その、前の日に危なかったところをさらっていました。それが、弾くたびにどんどん音程が決まっていくんですよ。明らかにちょっと、というところがあると、そこでは必ず止まって修正しています。その繰り返しで、どんどんそのパッセージがきれいな音に変わっていきます。さすがですね。
 頃合を見計らって私も中に入ると、Kさんも早めに到着、そこで軽く合わせてみると、もうテンポは全く問題なくスラスラ行くようになっていましたから、とても気持ちよく最後まで吹けてしまいました。ところどころ、ちょっとした絡みでまごつくところがあったので、そのあたりをちょこっと修正したら、かなりいい感じに仕上がってきましたよ。
 ただ、私は繰り返しを間違えたり、数え間違えて入れなかったりと、結構事故がありました。それと、明日の本番は、こことは違ってあまり響かない場所なので、ここと同じように軽く吹くことが出来るかはかなり難しい状況。おととしはそれでかなりひどい演奏になってしまいましたが、今年は少しぐらいへたれても、あとの二人が充分支えてくれそうなので、あんまり心配はしていません。どうなるのか、楽しみです。
 明日は気温も高くなりそうですし、打ち上げも盛り上がることでしょう。
Aventure Number : 2990 date : 2018/8/24


今日の禁断 フジサキ


 前回の禁断に使ったビアガーデンの写真、最新のネットから拾ってきたのですが、なんか見たことがあるので、去年の禁断を見てみたら、やはり全く同じ写真が使われていましたよ。おそらく、その時も画像検索で最初にあったものを使っていたのでしょう。なかなかしぶとい写真です。まあ、今年もネットでこの写真を見て、これにつられてどんなにすごい料理があるのかと期待してここにやってくるのでしょうね。実際は、年を追うごとにクオリティは下がっていく一方だというのに。今年はソフトクリームがなかったのが致命的です。
 まあ、でも、今にも雨が落ちてきそうになっている空模様の中、奇跡的に最後までお天気が崩れることはなかったのは、幸いでした。なかなか充実したニューフィルの「真夏のアンサンブル大会」に「水を差されて」はいやですからね。
 この催しも、すっかり団内行事として定着したような気がします。管楽器を中心に万遍なく各パートから参加者が出ていてそれぞれにパート内外のパートナーとひと時のアンサンブルを楽しんでいたようです。もちろん、お客さんは出演者のみ?
 私も、「内」でひとつ、「外」で一つエントリーしていました。まずはフルートパートの4人全員でのアンサンブルは、日頃一緒にやっている人たちばかりですから、きちんと楽譜を用意して何回か合わせれば、すんなり形が出来てきます。今回は、最後にルロイ・アンダーソンの「Syncopated Clock」をやったのですが、出来合いの楽譜はもちろんフルート4本だけの編成でした。でも、なんだか物足りないので、これにウッドブロックを加えたら、もっと「Clock」らしくなるだろうと思って、みんなに提案してみました。楽器はうちにあるんですよね。なぜか。あ、「木魚」じゃないですよ。
 そうしたら、みんなも大賛成、おそらく、やってくれそうな人もいるので、その人に頼む方向で決まりです。あとで私が連絡を取ったら、すぐに引き受けてくれましたから、楽譜を作って送っておきましょう。
 さらに、この曲には途中で目覚まし時計の音が入るところがあります。オケだと本物のベルを鳴らしたりするのですが、フルートだけでもここのロングトーンをフラッター・タンギングで吹けば、それらしくなるのでは、と思いついたのでこれもみんなに提案です。ただ、これは全パートに出てくるのですが、フラッターが苦手な人もいたので、それは得意な人(私も)が引き受けることで話が付きました。
 それは、打楽器のSさんが、今回は打楽器パートは出演していなかったので、唯一の出番となりました。運営委員長ですからね。1曲でもやれてよかったですね。もう、本番前のリハーサルで1回合わせただけで、完璧なウッドブロックを披露して下さいました。
 「外」のほうでは、ベートーヴェンのセレナードです。これも他の二人がとても頑張ってくれたので、私は伸び伸びと吹けました。最初にこのホールで弦楽器と一緒にアンサンブルをやった時に、あまりのふがいない出来がトラウマになってしまうほどだったのですが、今回でそれを払拭することが出来たようです。このアンサンブル大会は、確実に私のスキルアップにつながっています。
 もちろん、演奏には結構「事故」はありました。そして、演奏以外でも大変な事故がありました。今回も私は録音と写真撮影を任されていました。特に写真は来週の指揮練の時に発行予定の「かいほうげん」に使うので、全部の出演者を撮らなければいけませんから、私が出ている時でも確実に撮れる人で、ビデオを担当していた実行委員のIさんにお願いすることにしました。
 私の最初の出番が終わって引っ込むときに、そのIさんが「カメラが動かなくなりました」と青くなって私のところにやって来ました。確かに、電源を入れても何の反応もないので、もしかしてと予備のバッテリーに交換したら、無事に動くようになりました。バッテリー切れだったんですね。まだかなり残っていたと思っていたのに、意外と無くなるのは早いので、用意していて正解でした。
 バッテリーが切れたのが、私たちが演奏を始める直前だったので、当然演奏している写真はありませんでした。さいわい、いつものNさんもカメラを用意していたので、そこにはちゃんとありましたから、「かいほうげん」と、Facebookページには、きちんと全グループの写真を入れることが出来るようになりました。
 今日はそんなことと並行して、録音の編集もやっていました。できれば、今度の火曜日にはCDを作って持っていきたいですからね。せっかくなので、演奏前のコメントまで含めてCDに入れようと思ったのですが、そうすると曲の切れ目でCDを分けると、ちょっと2枚に収めるのは難しいことが分かりました。ですから、この際、コメントは全てカットして演奏だけを入れることにしましたので、ご了承ください 
 しかし、みんなコメントが長いんですね。それぞれあと30秒ずつ短くしゃべっていれば、なんとか全部入れられたんですけどね。それにしても、私の声は聴きづらいですね。本人でも何を言ってるのか、さっぱり分かりませんでした。
Aventure Number : 2991 date : 2018/8/26


今日の禁断 ナクソス


 おととい作っていたのは、「アンサンブル大会」の模様を録音したCDでした。出来るだけ手間を省くために最初からハイレゾではなく16/44.1のCDフォーマットで録っていたので、編集ソフトを使わずにレコーダーの中で切り貼りが出来て、それをそのままマスターに使えます。あとは、それをメディア・プレーヤーを使ってCDに焼くだけです。1枚焼くのに3分ぐらいしかかかりませんから、もうすぐにできてしまいます。それを、「CD-1」「CD-2」ともとりあえず10枚ずつ焼いてみました。それを一応「販売」しますから、少しは「商品」らしくジャケットも作ってみました。
 この裏側には、演奏者の順番が印刷してあります。
 去年はこんなんで、文字情報はありませんでしたから、少しは見やすくなったでしょうね。
 ただ、これを見ていると、なんだか本物のCDジャケットのように見えてきました。こんなレイアウトのジャケットで統一していたレーベルがありましたよね。たとえば、
 ですから、さらに「商品」っぽくするために、同じようにロゴマークをでっち上げて上のジャケットに加えてみました。こんな感じ。
 こんな風に、反対側に持ってきたのがアイデンティティってやつですね。
 拡大すると、

 アマチュアとしては珍しい、「自主レーベル」のロゴマークです。なんてね。
 これを、昨日の練習の時に机の上に平積みにしておきました。そうしたら、まだ合奏が始まっていないうちにこのジャケットにつられたのか、かなりの人が買っていきましたね。そして、休憩時間になったら「CD-2」の方は売り切れていましたよ。
 売り切れても再プレスするつもりでしたから、希望者の名前を書く紙も用意しておきました。そうしたら、結局それぞれ5枚ほど追加が必要になってしまいました。全部で10枚売れれば元は取れるのですから、あとはもう作れば作るほど儲かるということになります。張り切って、新たにCDを作りましたよ。
 サンプル音源として、こちらにフルート四重奏にウッドブロックが入った「Syncopated Clock」をアップしておきました。私のパートは一番低いところで、目立ったソロはありませんが、例の「フラッター」が4回続くところの1回目と3回目(高い方の音)が私です。
Aventure Number : 2992 date : 2018/8/29


今日の禁断 カリヨン


 またまた「かいほうげん」の発行時期になってきました。いや、別に決まった「発行日」があるわけではなく、ネタが集まるのと、配るのに都合の良い日程(全員が揃っている時)とをにらみながら、決めていくだけのことなんですけどね。今回は、その「ネタ」として「アンサンブル大会」があったので、それを入れようとしたらちょっといつもより遅くなってしまいました。
 でも、先週の土曜日にそれが行われた時に必要な写真を撮ってしまったので、最速その3日後の火曜日に発行するのも不可能ではありませんでした。ただ、ここはまずCDを出すのが先だろうと思ってそちらの作業を優先して、こちらは指揮練の時、ということにしておきました。ただ、CD作りと並行して、撮った写真を選んだり大雑把なレイアウトをやったりと、「かいほうげん」の製作も同時に少しだけやっておきました。
 そして、火曜日にまずCDを配り終えてから、本格的にこちらの製作に取り掛かりました。アンサンブル大会のページは、写真をきれいに整えればすぐに完成しましたし、残っていた最初と最後のページも、大体見通しが立ってきました。最初のページにアンサンブル大会の全般的なことと打ち上げ、そしてCDの案内を入れて、最後のページには今回の広報活動の成果などを載せることにしたのです。
 しかし、出来上がってみるとなんだか居心地がよくありません。これは、それらのページを丸ごと入れ替えた方がいいような気がしてきました。時間はそんなにありませんが、やれることはきちんとやっておきたいので、それをやってみたら、見事に一本芯が通ったものが出来上がったような気がします。あくまで自己満足ですけどね。
 それと、火曜日の練習の時に、来年の春の定期演奏会で使う特殊楽器についての情報も明らかになったので、それも最初のページに入れることが出来て、さらに充実度が増しましたね(これも自己満足)。
 あとは、細かいところの校正を行って、いよいよ今日、印刷を始めることになりました。とりあえず1部だけ印刷してみて、軽く中を見ていくと、なんと、とんでもないところでミスがあったことに気が付きました。これはだいぶ前に作ってあってきちんと見直していなかったのですが、きのう見た時にあちこち間違いがあるのに気が付いて直したばかりのところです。
 最初は、「交響曲第3番」ってなってました。どっからこんなのが出て来たのか、そしてなんで今まで気が付かなかったのか、全く分かりません。これがそのままだったら大変なことになるところでした。
 それを「4番」と確かに直したはずなのに、印刷されたものには「40番」となっていましたよ。これも、ここで気が付いて本当によかったですね。
 そして、いよいよ本格的な印刷が始まるわけですが、今回はちょっと不安なところがありました。最近、プリンターにかすかなスジが入るようになっていたのですね。それに気が付いてサービスの人を呼んだのですが、その人はこんなに薄いスジだと、原因が分からないと、通り一遍の掃除だけをして帰ってしまったのですね。私の経験だと、この状態は大量に連続して印刷するともっとひどくなることが分かっていたので、まずは少しだけ連続して印刷してみました。そうしたら、確かに最後の方でははっきり分かるほどのスジが出るようになっていましたよ。念のために言っておきますが、これは明日配った時にご覧になっても、絶対に分からないはず、相対的に比べてみて、ほんの少しあるかな、という程度のものなのですよ。
 ただ、そこで一旦印刷を停止して、また始めると、そのスジは消えていました。それが、やはり少しずつ増えていくのですね。ここが判断の時です。この程度のものなら我慢して最後まで印刷をやり終えるか、これ以上ひどくならないうちに再度サービスを呼ぶか、です。時間的には十分間に合いますからね。
 でも、まあこの程度だったら、次回でもいいかな、という感じだったので、そのまま続けました。そうしたら、なんと、いつのまにかそれがきれいに消えていたのですよ。これだったら、サービスが来てもまた原因が分からずに何の手も打てないところでした。不思議ですね。
 ということで、今回も無事に新しい「かいほうげん」を予定通り発行することが出来ました。
Aventure Number : 2993 date : 2018/8/31


今日の禁断 ベルリオーズ


 きのうと今日は、新田さんとの2度目のリハーサルでした。「指揮者練習」というべきなのでしょうが、この間の茂木さんのご本の中で、それは「アマチュアしか使わないダサイ言葉」だと言われてしまったので、かっこよく「リハーサル」と言ってみました。確かに、考えてみたら「指揮者練習」という言葉はちょっとおかしいですよね。オーケストラの練習では、必ず「指揮者」が指揮をするのですからね。だから、本当は「本番指揮者練習」と言わなければいけないのでしょうが、それだともっとダサくなってしまいます。
 茂木さん同様、新田さんもご本を出されていて、それをひょんなことから特別価格で譲っていただけることになったのは、ちょっと前の「禁断」に書きました。そのことをいろいろ宣伝してみたのですが、結局4人からの希望しかありませんでした。それで、いちおう今回のリハーサルの時に現物を持ってきていただければと、Facebookのメッセンジャーでそのことをお伝えしておきました。
 そうしたら、新田さんは4冊ではなく、7冊持ってきて下さいました。おそらくこれからももっと欲しがる人が出てくることを見越して、多めに用意して下さったのでしょう。
 私も、そのあたりは予想していたので、今回の「かいほうげん」でもさらに宣伝をしておきました。そうしたら、それを見たのか、ひとりの方がさっそく注文してくれましたよ。となると、私の手元にはあと2冊しか残ってはいません。さあ、早い者勝ちですよ。この機会を逃したら、この値段で入手することは出来なくなりますからぜひゲットしてみて下さい。
 それと、この間のアンサンブル大会のCDも、さらに欲しい人が現れて、またまた再プレスしなければいけないことになりました。やはり今回は、きちんとしたジャケットを作った成果でしょうか。例の「自主レーベル」のお遊びには、結構反響がありましたね。
 そんな外観だけではなく、「音が素晴らしい」という声も聴かれました。確かに、私はいつもこういう音を聴きなれているのであまり感じないのですが、ICレコーダーのレベルの音を聴きなれていると、これはかなりいい音に聴こえるのでしょうね。こちらは、希望があればいくらでも作れますから、お申し出ください。まあ、正直、いくら音がよくても、自分の演奏は音がよい分欠点もはっきり聴こえてきますから、一度聴いたらもう聴きたくなくなるような代物ですけどね。
 実は、今回も新田さんに「かいほうげん」をお渡しした時に、よっぽどこのCDも「おまけ」で付けようかと思っていました。でも「あいにく」というか「さいわい」というか、余るはずだったCDが売れてしまったので、渡すことが出来なくなってしまったのですよ。やはり、これは聴いていただくことが出来なくてよかったような気がします。
 今回も、新田さんは精力的にオーケストラの問題点をあぶり出して、可能な限り改善させようとして下さいました。今まではなかったことですが、今回は急遽弦分奏も行って下さいましたし、次回のリハーサルにはすでにそれが管打分奏とともに予定に組み込まれています。本当に、あんなスマートな体のどこにそんな力が潜んでいるのかと思えるほど、エネルギッシュなリハーサルです。私の今回のパートはそれほど大変ではないのですが、終わるともう力を使い果たしてグッタリしてしまいます。でも、それがとても心地良いんですね。
 こちらはまだまだ未完成なのに、早くも次の定期演奏会に向けてのパート割りなども、今日のリハのあとにやってしまいました。春の定期は練習期間が短いので、今から譜読みをしておかないと間に合いませんからね。さいわい私は、ずっとやりたかった「幻想」の1番なので、本当に面倒くさい「魔法使いの弟子」は乗らなくてすみました。でも、代奏(これも、茂木さんによればアマオケだけのものだそうで)での出番は必ずありますから、一応吹けるようにはしておかないと。
Aventure Number : 2994 date : 2018/9/2


今日の禁断 ポホヨラ


 きのうの台風は、各地にかなりの被害をもたらしたようですね。それが大阪の空港などという、およそそんな自然災害とは無縁のように見える都会の現代的な施設で起こったというのが、なにか示唆に富んでいるような気がしてなりません。
 仙台あたりでは直接の被害はなかったようですが、きのうはニューフィルの練習に向かう頃には久しぶりに味わうものすごい強風に、ちょっと立っていられない程でしたね。なにしろ、きのうは荷物が多かったので、まだ雨は降り出していなかったのが幸いです。最近の私は、CDや書籍の販売を一手に引き受けてしまって、まるで行商人のように大きな荷物を抱えて移動する日々ですからね。
 おかげさまで、アンサンブル大会のCDは最初の20枚は完売、その後も注文が殺到して、最終的には2アイテム合わせて33枚もの売り上げとなりました。去年は20枚作ったら少し残ってしまったのですが、今年は在庫も残らず、無駄なく売り切ることが出来ました。その最後のロットが荷物に入っていたのですが、それ以外に新田さんから預かったご本がありました。それはぜひ売り切って、本番の時に持ち帰っていただくような無粋なことはぜひ避けたい、と思い、POPを作った上に、私の持っていた同じ本を、立ち読み用に持っていきました。
 そんなもろもろの荷物(その他にも、新しく発行した日程表などもあります)をホールの机の上に並べ、さて、楽器を組み立てて音を出そうか、と思ったら、何か足りません。なんと、いつも楽器と一緒に持ってくるパート譜のファイルが、カバンの中にはなかったのです。いやあ、焦りましたね。というか、もちろん楽器を忘れて練習に行ったことはありませんが、楽譜を丸ごと忘れてきたというのは、ニューフィルに入って以来初めてのことだったのではないでしょうか。いつもはしつこいほど確認するのに、きのうは他のことが手一杯で、ついチェックがおろそかになってしまいました。
 と、後悔しても、もはやこれから戻って楽譜を取ってくる時間もないので、保管してある楽譜を使うことにしました。一応、全部のパートが1部ずつは残るように配られているので、このように忘れる人がいても大丈夫なようにはなっていますから。いやそうではなくて、あくまで急な代奏のときに対応できるように、楽譜が置いてあるんですけどね。
 それは、まだ誰も使っていないまっさらなパート譜で、端がホチキスで綴じてあるだけで製本もされていません。しかも、ニルセンの場合はおびただしい間違いがあるので、それをみんなでチェックしていたのですが、それもここには反映されていませんから、まずはそれを思い出しながら訂正しなければいけません。
 演奏が始まると、いつもはガイドなどが書き込んであるのであまり真剣に休みを数えることはないのですが、ここにはそれも全くありませんから、ひたすら落ちないように数えまくらなければいけません。でも、そんな緊張感もたまにはいいものですね。これは、初見力を鍛えるにはよい教材になるかもしれませんね。
 なんとか合奏を乗り切って休憩になると、さっき置いておいたご本には、さっそく買い手が付いていましたよ。やはり、現物を読めるようにしておいたのがよかったのでしょう。これで、こちらも全部売り切ってしまいました。それだけではなく、さらに追加注文まで受けてしまったのは、予想外の展開でした。まだ確認はしていませんが、もう新田さんの手元にはご本が残っていなかったら、どうしましょう。
 今日は台風一過というやつでしょうか、お天気が良すぎて暑いほどでした。でも、もう間違いなく秋、サンマもずいぶん安くなっていたので、今年初めての塩焼きにトライです。あ、左にあるのはご飯ではなく、大根おろしですから。
Aventure Number : 2995 date : 2018/9/5


今日の禁断 ミックス


 最近になって、急にPCの画面が見づらくなりました。特に自宅のラップトップは、不覚にも96dpiのモニターにしてしまったものですから、ただでさえ文字が小さいので、もうほとんど読めなくなってしまうレベルになってしまいました。画像ソフトの設定などは、もう「カン」で仕事をしている、という状態ですよ。今のメガネはもう作ってから4年経ちますから、そろそろ度数が合わなくなってきてもおかしくないのでしょう。この際だから新しいメガネを作りましょうかね。
 ちょうど今の時期は、市民検診のシーズンですから、きのうはその検診の一環で、いつも行っていて、メガネの処方箋も作ってもらった眼科に行きました。そこで、診察のついでに処方の予約を取ろうと思いました。ここは、いつも混んでいるので、予約制なんですよね。
 普通の診察も相変わらず混んでいて、結局2時間半ぐらい待たされました。その間に、「散瞳」の目薬も差されます。これをやると、瞳孔が開きっ放しになるので、明るいところに出るとまぶしくてしょうがないんですよね。それで、診察の時にメガネのことを話したら、まだそんなに視力は変わっていない、と言うのですね。でも、どうしてもというのなら予約してくれと言うので、一応予約を取っておきました。
 それからしばらくは、職場でPCを使ってもかなり疲れるぐらいに、視力もボロボロになっていたのですが、その目薬が切れてくると、次第に前のようにきちんと見えるようになってきました。いや、なんだか前よりよく見えるようになった気さえしてきましたよ。家に帰って自宅のPCでも、きのうまではあんなに見るのに大変だったものが、何の抵抗もなく見えるようになっていました。ということは、まだメガネを替える必要はないのかもしれませんね。おそらく、最近は疲労がたまっていたのでそれが目に来ていたものが、「散瞳」でストレスが発散されて、元に戻っていたのでしょう。本当かどうかは分かりませんが、まあ、しばらくしてまた見づらくなったら、その時に改めて処方してもらおうと、さっきの予約はキャンセルしました。
 「朝ドラ」は、いやでももう少しで新しいものに変わってしまいます。今回のは、スタート時こそ、これは期待できるのでは、と思っていたのですが、漫画家をやめたあたりからちょっとこれはヤバいんじゃないか、と思うようになっていましたね。まあ、フィクションですから何をやっても構いませんが、あまりに展開が激しい、というか「雑」なんですよね。それこそ、新田さんじゃないですけど「フィヨルドの断崖絶壁」みたいな急激な落差は、体に毒です。この急激な展開に、全国のお茶の間のお年寄りたちは付いていけているのでしょうか。いくら「朝ドラ」とは言っても、「ドラマ」であるのだったら、普通に納得できるような運び方が、お年寄りには親切なのでは。そもそも、「そうた」の10歳年上の婚約者は、いったいどうなってしまったのでしょう。
 ま、この先気になるのは律くんのお仕事でしょうか。私は、パン屋さんをやったらいいのでは、と思うのですがね。
 いや、これは他局のドラマでした。全く同じ時期に、同じ人が全然別のキャラで並行してドラマに出ているという状況は、それこそお年寄りには理解不能でしょうね。とても、同じ人とは思えません。
 いや、相方のスズメだって、最近話題になった映画がWOWOWでかかっていたので、キャストもろくすっぽ確認しないで見ていたら、こんな役で出てましたからね。
 この映画も、展開が早くて大変なのですが、少なくとも朝ドラよりはよっぽど流れがきちんと伝わってきました。というか、これだったら絶対ガッキーたちが勝つだろうな、と思わせといて、スズメたちがかろうじて勝つ、という見事な展開は、今回の朝ドラの作者には絶対書けないでしょうね。
Aventure Number : 2996 date : 2018/9/7


今日の禁断 アプリコット


 私が作っているウェブサイトでは、最初はプロバイダから提供されたサーバーを使っていましたがそこが次第に手狭になってきたので、ある時期から画像などは殆ど別のサーバーを借りて、そこにアップするようにしています。そこは、10GB使えて月額税抜100円というリーズナブルなところです。これだけあれば私のサイトの画像だけだったら余裕がありすぎるので、別のサイトが丸ごと2つ入っていますし、ニューフィルのハイレゾ音源や、演奏会の時の大量の写真なども楽々アップできますから、そこからダウンロードすることもできます。
 それと、職場と自宅のPCでファイルを共有するための、言ってみれば「クラウド」も、FTPを使って運用しています。
 そんなに用途が広がっているので、ここが使えなくなると大変なことになります。さいわい、これまでにこれといったトラブルはなかったので、その点は安心して使えます。ただ、毎年の料金をきっちり期日までに支払わないと、「家賃未納」で「退去」させられてしまうので、それは用心が必要です。
 こんな感じで、今までは滞りなく納め続けてきました。もし、1日でも滞納すると、ただちにサーバーからすべてのデータが削除「ディーリー」されるようになっているので、去年からは「自動納入」というシステムをつかって、決して払い忘れのないようにしていました。
 今年も、8月末にこのテーブルを見てみたらしっかり「自動納入」の設定になっていました。ですから、9月1日にスマホ経由でまた見てみたら、しっかり納入されていたので、一安心です。でも、一応念のために翌日PCで見てみると、そこは「未納」のままだったのです。どうやら、クレジットカードの使用期限が終わっていたようなのですね。これが怖いですね。そこで「使用期限切れです」という案内が来ればいいのに、それもないので、もし気が付かなかったらデータが全部消されているところでした。
 ですから、これからは、手動で納入するようにしましたよ。
 これは使い始めてから8年目ですが、普通の家電製品はそのぐらいになるといろいろトラブルが出てくるものです。
 これは、もう11年も使っている我が家のトイレのウォシュレットです。最近、この「やわらか」というところを押しても、全然やわらかくなくなってしまいました。それでは困ることもあるので、この際新しいのを買うことにして、これを買ったヨドバシに行ってみました。そうしたら、今の機種にはこの「やわらか」が付いているものはもうなくなっているのだそうです。確かに、そこにあったカタログを見ると、全部そのようになっていましたね。でも、それだったら別に買い替える必要もないので、あきらめるしかありません。これは、当時は普通に売られていたものなんですけどね。
 でも、サイトのカタログを見ると、そこにはちゃんと「ソフト洗浄」という機能が付いた機種も載ってましたよ。ということは、ヨドバシにあるカタログとは違うカタログがあるのでしょうか。確かに、ヨドバシのには「リテール向け」という注釈が付いていましたね。もしかしたら、家電屋ではなく、業者専用のカタログがあるとか。
 そこで、中山観音の裏にある大きなホームセンターに行ってみたら、ありましたよ。その「ソフト洗浄」が載った別のカタログが。でも、値段がかなり高めですね。ただ、それは蓋が自動開閉する機能が付いているやつで、今のと同じ機能しかないシンプルなものはそんなに高くはありません。お店の人に聞いたらそれは取り寄せられるし、値引きもできるということで、お願いしておきました。ただ、その代理店が北海道にあるんですって。週明けに連絡するのだそうですが、果たしてその代理店はもう仕事ができる状況にはあるのでしょうか。
 そんな心配もあったので、他のホームセンターにも行ってみたのですが、どこにもこの「リテール向け」じゃないカタログは置いてありませんでしたね。そこの店員さんに聞くと、この機種は普通の小売店では扱わないんですって。だとしたら、さっきのお店は?さあ、はたして私はこのウォシュレットを入手することはできるのでしょうか。
Aventure Number : 2997 date : 2018/9/9


今日の禁断 ゲーテ


 ニューフィルでは、秋の定期演奏会に向けての指揮者練習がまだ2回しか終わっていないというのに、もうすでにその次の来年春の定期演奏会のパート譜が配られ、すぐにさらえるようになっています。確かに、そのコンサートでは普段はあまりやらないフランス音楽だけのプログラムですから、譜読みだけでも結構大変なので、時間がかかることを見越してのことなのでしょう。
 もちろん、私も、なにしろ今回の演奏会はヒマですから、すでに楽譜が配られる前にネットからダウンロードして譜読みを始めていましたけどね。実際にパートが決まってみると、「魔法使いの弟子」には乗らないことになったので、逆にこの曲ではすべてのパートで代奏の可能性が出てきてしまいました。ですから、乗り番の曲のほかに、それもきちんとさらわないといけなくなりましたよ。
 そんな、「魔法使いの弟子」モードになりかけた時に、さる指揮者がコンサートでこの曲の「ストコフスキー版」を演奏した、というニュースが伝わってきました。この曲は、なんと言ってもディズニーの「ファンタジア」の代表的なナンバーとして有名ですから、ストコフスキーとのかかわりは大きなものがあります。というか、あの映像からこの曲を知った、という人も、今では多いのではないでしょうか。もちろん、あのアニメの中で演奏しているのがその「ストコフスキー版」なのでしょうね。
 正直、私はあそこでは原曲をそのまま演奏しているのだとばかり思っていましたから、これはちょっとしたショックでした。それで、いったいどのぐらい手を入れているのかを、さいわい手元にスコアもありますから、確かめてみることにしましたよ。
 そうしたら、まず22小節から2小節新たに挿入されているところが見つかりました。そこでは、その前のホルンのフレーズのエコーのようなものが演奏されています。
 ところが、彼がこのように新しい素材を加えたのはこの部分だけ、それ以後は、ひたすら小節をカットしていく作業が続きます。それは、
123小節目から3小節
132小節目から3小節
141小節目から6小節
177小節目から11小節
228小節目から12小節
285小節目から9小節
304小節目から3小節
313小節目から3小節
321小節目から3小節
360小節目から3小節
378小節目から6小節
396小節目から3小節
450小節目から3小節
729小節目から6小節
816小節目から3小節
825小節目から6小節
873小節目から6小節
909小節目から6小節
933小節目から2小節

 という19ヵ所、合計97小節がカットされていたのです。差引95小節、原曲より少なくなっていました。オリジナルは940小節ありますから、その1割以上が少なくなっているということですね。
 どうやら、ストコフスキーの仕事はこれだけだったようです。オーケストレーションなどは1ヵ所ピッコロが楽譜と違う音を出しているところを確認できましたが、それ以外はまず原曲に忠実に演奏しているようです。いや、アニメでは動きに合わせてやたらとシンバルが追加されていますが、それはSEとみなすべきでしょう。
 もちろん、カットした場所を含めて、全て耳で聴いただけでの判断ですから、本当は違っているかもしれませんから、その辺はおおらかに。
 とにかく、このカットは細かいんですよね。確かに、これが施されているところは冗長気味ですから、3小節ぐらいカットしても誰も気が付かないのではないでしょうか。
 はっきり言って、こんな作業に音楽的な意味など全く感じることはできません。ですから、正直、こんなものを「ストコフスキー版」と言われても、本人はあまりうれしくないような気がするのですけどね。
 さらに、ちょっと気になるのは、このアニメのためのフィラデルフィア管弦楽団との録音は1937年の12月から始まるのですが、その直前の1937年の11月に同じオーケストラに録音したものでは、こんなカット(と追加)は一切行っていないのですよ。つまり、ストコフスキーは、ここではオリジナルをそのまま演奏しているのです。ですから、そもそも「ストコフスキー版」などというものは、存在してはいなかったのではないでしょうか。彼がこんなチマチマとしたカット作業を行ったのは、コストを下げるためにアニメの尺をひたすら縮めるためだったのではないのか、と本気で勘繰りたくなってしまいます。
 そんなものを、わざわざ「ストコフスキー版」と銘打って演奏した指揮者って・・・
 でも、私はそのコンサートは聴いていないので、それがどういうものだったのかは知る由もありません。もしかしたら「ファンタジア」以外の「ストコフスキー版」というものが存在していたのかもしれませんね。
Aventure Number : 2998 date : 2018/9/12


今日の禁断 グラモフォン


 多分あしたの「おやぢ」になると思うのですが、手持ちの新譜CDが底をついてしまったので、たまにはNMLあたりからなにか聴いてみようと思いました。そうしたら、トップページで「バレンボイムの四半世紀ぶりのブラームス」みたいな案内を大々的にやっているのが見つかりました。これには驚きましたね。いや、別に「四半世紀ぶり」にではなく、こんなところで宣伝されていたことにです。
 このサイトは、定額でクラシックの音源をストリーミングで好きなだけ聴くことが出来るというサービスを行っていますが、それは確かに充実したラインナップではあるのですが、決してすべてのものが聴けるわけではありません。なにしろ、スタート時には、このサイトの母体であるNAXOSと、それに関係したレーベルの音源しかなくて、それほどの魅力はなかったのですよね。このレーベルですからレアなものはありますが、普通に多くの人が愛聴しているメジャーなものはありませんでした。
 それが、いつの間にかユニバーサルやワーナーのよく知られた音源までもが、ここで聴けるようになっていたのですね。ですから、それにソニーが加われば、世界中のレーベルが集まってしまうことになるのですが、さすがにそれは無理でしょう。
 とは言っても、それらのメジャー・レーベルから提供されている音源は、もうすっかりカビが生えたようなものばかりでした。CDでもまとめてボックスで一山いくらで売るようなものがほとんどだったのではないでしょうか。ですから、こんな録音したてのアイテムがここで聴けるなんて、ちょっと信じられない気がしたのですよ。
 いや、実はこのブラームスは、NMLで配信を始めた時にはまだCDは発売されてはいませんでした。言ってみれば、まだ映画館で上映されてない映画のブルーレイを発売するようなものですよ。そんなものを出してしまえば、誰もお金を出して映画館に行かなくなってしまうのと同じことで、ここで聴けるのならCDの売り上げが悪くなってしまうはずですからね。現に私などは、ここで聴いてしまえば、もう数千円を出してCDを買うことはありませんからね。ここでは音だけではなく、ブックレットのPDFまで手に入りますから、もう「物」としてCDを買う必要は全くなくなってしまいますよ。
 まあ、それで全曲を一通り聴いて、なんたって音源はAACだし、それをPC経由で聴いているのですから音質的にはちょっと不満はありますが、演奏自体は堪能できました。そこで、参考までにこのCDを扱っている通販サイトの案内を見に行ってみました。なにか別の情報があるかもしれませんからね。そうしたら、そこではこれが「販売停止」扱いになっているではありませんか。確か、ちょっと前に見た時にはしっかり発売日が書いてあったはずなのに、いったい何が起こったのでしょう。
 そう言えば、ちょっと気になることはありました。さっきのNMLの案内に、「最近URLが変わりました」という告知があったのですよ。そして、同じページにはランキングとしてこのアルバムが1位と3位にランクインしているのですよ。全く同じものですが、そのリンクを見ると微妙に違っています。それで「1位」の方のリンクはもう使えなくなっているのですよ。「3位」の方はちゃんとつながります。そのURLは製品の品番ですから、同じものに2種類の品番があるということですね。
 さらに、今度はtwitterで検索してみると、なんだかこのCDにはとんでもない編集ミスがあるようなtweetが見つかりました。具体的に演奏のタイミングや、小節を挙げているところもあります。でも、私が聴いたものには、そんな変なところはありませんでしたね。
 ということは、最初の品番のものにそういう欠陥があったので、別の、修正したものに差し替えたということなのでしょうか。ですから、それを聴きつけた通販サイトでは、さっそくその欠陥商品を回収して、新しいものが出来上がるまでは販売を中止することになったのだ、ということなのでしょう。
 だいぶ前ですが、やはりこのレーベルのブラームス(たしか、同じ3番だったような)に全く同じ編集ミスがあって、即座に新しい製品(SACD)が作られた、ということがありましたね。そういうことがすぐできるようになっているのですね。
 そう言えば、私が買った、やはりブラームスの別の曲のSACDでも、これは販売元から「編集ミスがあったので交換いたします」という通知が来たことがありましたが、もう何年も経つのにいまだに正規品は手元には届いていません。
 でも、そのミスの部分、聴いてみたかったですね。実は、別の個所、2番の第2楽章の冒頭で、これは編集ミスではなく、ホルン奏者がとんでもない音を出しているところがあったのですが、これは修正の対象にはならなかったのでしょうか。こんなのこそ、「編集」で簡単に消せるはずなのに。
Aventure Number : 2999 date : 2018/9/14


今日の禁断 トートー


 この三連休は、なにかとヴァラエティに富んでいましたね。
 まず、土曜日は、先日、注文できるかどうかわからないと言われていたウォシュレットが無事入荷したというので、その代金を払いにホームセンターに行ってきました。なかなか連絡が来なかったので、不安になっていたのですが、木曜日にちゃんと手配できて、値引きもできるという電話があったんですよね。
 そこに行った時に、「平らな」お風呂の蓋があったので、それも買ってきました。うちの風呂蓋も最初はそういう、3枚の板を組み合わせたものだったのですが、それがいつの間にか壊れてしまって新しいのを買おうとしても、なかなか同じサイズがなかったんですよ。それで、切って使う丸める形の蓋を買ってきて、それをずっと使ってました。でも、これはすぐゴミが「谷」の間にたまって、洗うのが大変なのですよね。ですから、前から探していたのですが、こんなところにありました。
 そして、日曜日は私が使っているフルート(パウエル)の代理店が毎年来ている展示会とクリニック。ちょっと予約の時間より早く会場に着いたので、ロビーでブラブラしていたら、私の名前を呼ぶ声がしたので振り返ると、それは仙台フィルのAさんでした。行先はもちろん同じ。Aさんは私の前の時間の予約でした。待っている間に、Aさんは並んでいる楽器を同じ「シランクス」を吹いて音出しをしていましたから、材質の微妙な違いを間近で味わうことが出来ました。Aさんが吹くと、金はちょっと重め、やはり銀の方が素直な音が出ていましたね。私も、今の銀で満足しているので、もう無理に金や木管(これは私も吹いてみましたが、いまいち魅力がありませんでした)を試すようなことはないでしょうね。
 その私の楽器ですが、最低音のHのキーのタンポが破れていると言われてしまいました。確かに、見事に破れています。全然気が付きませんでしたよ。それも、クリニックなので無料で交換してくれました。それだけでなく、結構バランスも狂っていたようで、あとで吹いてみたら見違えるように楽に音が出せるようになっていましたね。やはり1年に1回は調整をやらないと。
 そして、今日の月曜日は、さっきのウォシュレットの工事が夕方に入っていましたが、まずはその前に「エストニア国立男声合唱団」のコンサート。私も一応会員の大学の男声合唱団のOBがマネージメントをしているのですが、別に私はチケットを買っただけで、単なるお客さんでした。ですから、そんなに集客は期待できないだろうと思って会場の萩ホールに行ったのですが、開場時間にはあそこの弓道場あたりまで列が出来ていたのでびっくり。これだったら、ニューフィル並みのお客さんではありませんか。
 ただ、私がいつも行っている2階席はガラガラだったので、前の方に座りました。でも、開演時間前にはかなりの席が埋まっていましたね。やはり、これだったらニューフィル並みの集客になったのではないでしょうか。
 この合唱団は、NHK交響楽団の定期演奏会で、シベリウスの「クッレルヴォ交響曲」を演奏するために、エストニアの指揮者ヤルヴィが招いたものでした。それで、最近エストニアの合唱団と何かと縁がある仙台でのコンサートも実現した、ということのようでした。ですから、私のところにもこのコンサートのゲラやら、東京でのコンサートでのプログラム解説なども届いていました。それによると、プログラム自体はほぼ東京と同じようでしたが、トルミスのソロ・フルートと男声合唱のための曲が仙台ではカットされていましたね。他の、チェロが加わる曲(2曲)のためにはちゃんとチェリストが同行したようですが、フルーティストは現地調達だったのでしょうか。仙台では吹ける人がいなかったとか。
 でも、彼らのトルミスには、もうそのプログラムだけで十分堪能できました。その中の1曲は実際に私も歌ったことがあるのですが、とても同じ曲とは思えませんでしたね。もう、声自体が全然違います。それは、洗練には程遠い音なのですが、トルミスには絶対に必要な声なんですよね。というか、普通の歌い方でトルミスを歌おうとする合唱団がいたとしたら、それはかなり危険なことだということが強烈に実感されてしまった演奏でしたね。特にソリストが、ものすごく個性的で圧倒されました。
 そのステージが始まる前に、ステージに合唱団が入ってきたと思ったら、そのまま山台に座ってしまいました。
 そして、客席の前にいた一団が、やおら「返礼」ということで「斉太郎節」をステージに向かって歌い出しました。これも、本当は私あたりもそこに居なければいけなかったのでしょうね。
 最後のアンコールで、日本人の団員がこのツアーの直前に亡くなったということで、「夕焼け小焼け」とエストニアの曲をミックスした編曲を聴かせてくれました。これが、ソリストも合唱もとても美しい日本語だったのには、感動しました。もう、日本人が歌うよりも日本人らしい日本語だったんですからね。
 彼らが歌う「クッレルヴォ」もとても楽しみです。これは、いずれ放送で聴けることでしょうね。
 帰ってくると、ちょうど工事屋さんが着いたところで、新しいウォシュレットに交換してくれました。ところが、ちゃんとテストをしてから帰ったのに、私が使おうとするとお湯が出てきません。焦って調べてみると、前の機種よりかなりしっかり座らないと、スイッチが入らないようなのですね。なんだか、自動洗浄機能みたいのが付くようになったみたいですが、ちょっと使い勝手は変わってしまったようです。
Aventure Number : 3000 date : 2018/9/17

18/9/19-18/10/31