| 今日の禁断 |
へフナー |
ビートルズの「ネイキッド」は、オリコンのアルバムチャートでは僅差で2位だったそうですね。しかし、売り上げは20万枚以上、竹内まりやが1位になった時には14万枚でしたから、普通は1位になってもおかしくない売り上げですが、残念ですね。しかし、おそらく、これと同じぐらいの人が、CCCDが嫌で輸入盤を買っていることでしょうから、東芝EMIが通常盤で出していれば、間違いなく1位になれたはずです。CCCDが確実に売り上げに悪影響を及ぼしていることが、これほどはっきり結果となって現れてきたのは、ある意味画期的なこと。CCCDにはもはや未来はありません。
もちろん私は通常盤であるUK盤を買いました(なによりも、こうやって通常盤も並行して販売しているという姿勢が、そもそも腰砕け、確固たる信念があるのなら、なぜCCCDだけで押し通そうとはしないのでしょうか)。実は、私は「レット・イット・ビー」はLPで持っていてCDでは持ってはいません。何かアルバムとしての完成度が低いという印象があって、強いてCDを買う気にはなれなかったのです。ですから、CDとして聴く「レット・イット・ビー」は、この「ネイキッド」が私には初体験。これで聴く限り、音的にも、アルバムとしてのまとまり的にも、十分満足のいくものです。おそらく、「Dig
It」や「Maggie Mae」といった中途半端というよりは未完成なナンバーをカットして、「Don't
Let Me Down」という、シングルで別に発売になった曲を加えたことが、大きな要因なのでしょう。そう、このアルバムの目玉である屋上でのライブで演奏された曲の中で、唯一これだけが収録されてなかったことに、たった今気が付いたところ。もちろん、そのライブが収録された映画の方は何度となく見ていますから、そこでの印象でてっきり入っていると思いこんでいたのですね。いかに、「レット・イット・ビー」を聴き込んでいなかったかということになります。この曲、いいですね。特に、ブリッジの「I'm
in love for the first time 〜」という部分のポールのベースラインは、ほんとに好きです。こんな(って、聴かなければ分かりませんが)、歌うようなベースが弾ける人なんて、ポールの前にはいませんでしたから。それと、このセッションでキーボードで参加しているビリー・プレストンのプレイの素晴らしさ。この曲の最後で見せるフェンダーローズのソロは絶品、このソロがなければもはや「Don't
Let Me Down」ではないと思わせられるほど、印象的なものです。このソロでこの曲が終わったあと、なぜか「ジョンとヨーコのバラード」が聴きたくなるのは、シングルリリースされたものだけを集めた公式CD「パースト・マスターズ2」を聴き慣れていたせいでしょう。決して、LP時代のシングル集「ヘイ・ジュード」を聴きまくっていたほど昔からのリスナーだったからではありませんよ。 |
| aventure number : 0261 |
date : 2003/11/20 |
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