2481(15/8/3)-2500(15/9/10)

今日の禁断 燕尾服


 最近、ラジオのCMですごく耳障りなのが、こんなのです。これはTVCMですが、バックの音楽はいっしょ。これはE♭の曲なのですが最後の「みっさっわ、ほおむうう〜」という最後の「むう」のコードが、A♭、つまりサブドミナントになったところで、唐突にカットアウトされているものですから、ものすごく気持ち悪いんですよ。おそらく、これの次の小節ではきちんとE♭に収まってめでたしめでたしになるところが、こんな終わり方ですから居心地が悪いったらありません。しかも、聴こえてくるのはヴォーカルだけで、メインヴォーカルは主音のE♭なのに、コーラスがA♭を伸ばしているものですから、ほとんどE♭sus4のように聴こえてしまいます。このA♭はきちんとGに降りてきてくれないことには和音が解決しませんから、もうストレスがたまるのなんの。あとほんの3秒あればきちんとE♭のコードに収まるのに、その3秒が待てなかったために、台無しになってしまっていますよ。このCMは。
 ところが、これは30秒のCMだったのですが、60秒のバージョンになると、なんと、このエンディングのA♭がなくなって、その前のB♭7からそのままE♭に解決しているのですよ。これだったら、途中でぶちきられても何の問題もありません。なぜ30秒バージョンでもこちらのアレンジを使わなかったのでしょうね。
 実は、こちらでは、この曲のフルバージョンが聴けるようになっています。これだと、エンディングはA♭なんか間に入れないで、素直にB♭7からE♭に行って終わっています。つまり、最後が切られている30秒バージョンだけで、このA♭が使われているのですよ。これはいったいどういうことなのでしょうね。私にはまったく理解できません。さらに付け加えるなら、これを歌っている二人の声も歌い方も、私は大嫌いです。
 この間、新築の一戸建てのモデルハウスの前を通ったら、そこの玄関の軒先にツバメが巣を作っていましたね。もちろん、まだ買い手はついていない家なので、買い主が決まって引き渡す時には、この巣は壊してしまうのでしょうか。それとも、縁起がいいと、付けたままで引き渡すのでしょうか。ちょっと気になりますね。ただ、ツバメの糞はけっこう汚いので、やはり嫌がられるでしょうね。
 うちのマンションのごみ置き場にも、もう完全にツバメが居ついてしまいました。確か、今年で3年目になるのでしょうか。もう面倒くさいので写真を撮るのもやめていたのですが、いつの間にか雛鳥も大きくなって、この周りを元気よく飛び回っているようです。ですから、きのう、たまった新聞紙をまとめて捨てに行ったときに、その紙類を置いておくためのスペースに雛鳥が2匹横たわっているのを見た時には、びっくりしましたね。巣から落っこちたのでしょうか。たまたま収集車が持って行ったあとだったので、かなり広いスペースになっていて、そこにいたのですよ。危うく、踏みつけてしまうところでした。
 でも、いつもだととっくに親鳥になっているはずなのに、まだこんな小さな雛だなんて、ちょっと不思議。もしかしたら、今年の雛鳥が大きくなって、もう産卵したとか。早熟ですね。
 その雛鳥、最初は死んでいるのだと思いました。でも、まわりの板をたたくと起き上がって口を開け、餌をねだるモードになったので、一安心。でも、写真を撮ろうとしたら、また「死んだモード」に戻ってましたね。
 フラッシュに驚いて、また起きましたけど。
 今日になって見に行ったら、もういなくなっていました。親鳥が巣に戻したのならいいのですが・・・。
Aventure Number : 2481 date : 2015/8/3


今日の禁断 ナイーヴ


 今日は、今年で一番暑い日だったようですね。仙台で36.6度ですって。東京よりも暑いというのですから、恥ずかしいですね。確かに、昼間にちょっと外に出てみたら久しく体験していなかったようなものすごい熱気に覆われた、というような気がしましたよ。もう、こんな気温はこれがピークであってほしいものです。いつもは大体七夕が終わると、もう「夏は終わり」みたいな感じになっていたような気がしますからね。
 前に、職場の「マルミガヤ」で南側の実がほとんど実らなかった、というようなことがありましたが、いつもだったら今頃真っ赤な花を咲かせる「サルスベリ」も、ちょっと調子が狂っているようです。こんな風に、まだつぼみが付いたばかり、これがあと数日で満開になるとは到底思えません。
 ところで、きのうの「おやぢの部屋」では、40年経って新しく作られたLPを紹介したのですが、本当の発売日は今日でした。それがきのう届いたので「フラゲ」出来たわけですが、実は、これは先月の31日に出荷されているんですよね。その時に案内のメールが来たので、だったらそんな普通の「フラゲ」ではなく、うまくすれば3日ぐらい早い「フラゲ」が可能になるのでは、と喜んだのですが、その荷物の追跡をしていくと、確かに発送はされているのですが、その先には全然進んでいませんでした。それで、届いたのは発売前日だったのですよね。その荷物を見て、なんでそんなにマゴマゴしていたのが分かりました。
 きっちり配達日の指定がされていたのですね。かろうじて、誰でも手に入れられる1日前の「フラゲ」にはなりますが、決してそれ以前にはゲットできない、という掟がしっかりと貫かれていたのですよ。
 これは、その、40年前にリリースされたLPのジャケットが表と裏をそのまま忠実に復刻されたものでした。ただ、オリジナルとは違って2枚組になっていますから、ダブルジャケットになって、見開きには写真が掲載されています。その写真の中には、このLPがリリースされた後の日付のものもあるので、これは今回新たに付け加えられたものだと推測は出来ますが、やはり私としては、ここまで凝った復刻をやったのだから、もしかしたらこれもオリジナルなのかも、と思ってしまいます。そこで、身近に達郎のデビュー時からのファンがいるので、その人にオリジナルのLPを見せてもらってそのあたりを確認したり、実際にアナログ・マスターからカッティングされていたものとの音の違いなども確かめてみたかったのですが、あいにく彼女はCDしか持ってなかったのだそうです。残念。
 これは、間違いなくオリジナル通りのジャケットの裏側の全景です。きのうはクレジットだけをご覧になっていただいて、エンジニアの名前の間違いを指摘していましたが、今日になってそれ以外にも不思議なところが見つかったものですから、そのご報告。
 メンバー紹介で「Sugar Babies」とあるのはもしかしたら達郎らしいちょっと気取ったジョークなのかもしれません。ただ、一番下の「photgraphs」は完全なミススペルですね。こんな「名盤」でさえ間違いがあるのですから、普通のCDに間違いがあるのは当たり前の話なのでしょう。とは言っても、編集ミスのCDという不良品を販売しているレコード会社が、レーベル、代理店、販売店が揃って何の対応も行っていないというのは、到底許されることではありません。
Aventure Number : 2482 date : 2015/8/5


今日の禁断 マンモグラフィー


 この間つぼみがやっと出てきたという職場のサルスベリですが、なんとなく少しだけつぼみが開いてきたようですよ。
 アップで見てみると、あの赤い花がしっかり咲いていますね。残りのつぼみもこのぐらい咲いてくれるといいのですが。
 でも、普通は今だとこのぐらい満開になっているはずですから、やはりうちの木は奥手。
 お盆が近づいてきたのと、七夕が始まったので何かとあわただしい日々が続いていますが、高齢の母親が癌の定期検診に行かなければいけないのに、みんな手がふさがっていたので、私が会場まで送っていくことになりました。私も行ったことがない、市役所の近くに新しくできたビルの中にあるそうです。行ってみると、ちゃんと駐車場もあったので、そこに車を置いて、検査が終わるまで近くの七夕会場に行ってみましょう。
 これは、きのうのテレビで紹介してましたが、ハート形のトンネル。その先にはピンクのイルミネーションが続いているのだそうです。夜ともなると、幸せな人たちが集まるんでしょうね。
 県庁前の屋台は、この時間はまだヒマ。相変わらず、反対側から読むと面白い看板が見つかりますね。これなんか一瞬「やめたわよ」と見えてしまいましたね。
 こんなショッキングな屋台がありました。こんなの見たことがありませんよ。生きたサメを釣るのでしょうか。危なくないのでしょうか。
 前に回ってみると、サメの人形が入った箱がありますね。これを釣るんですね。なあんだ。そのサメの種類によって、景品がもらえるみたいですね。
 今年は、なぜか毎年の職場の最大の行事、「お施餓鬼会」とニューフィルの指揮者練習の2日目が見事にぶつかってしまいました。こんなことは、私がニューフィルに入って初めてです。まあ、こんな時期に指揮者練習があることが、今まではまずなかったからなんですけどね。でも、職場の方は私がいないとどうにもならないように、私自身が手順をすっかり決めてしまったものですから、どんなことがあっても休むわけにはいきません。ということで、明日は午前中はこちらの準備をしてから、多賀城の練習、あさってはそっちをお休みして職場の行事に集中という、とても濃厚な週末になりそうです。
Aventure Number : 2483 date : 2015/8/7


今日の禁断 ヴルタヴァ

 きのうは、久しぶりに末廣さんとの指揮者練習でした。今回の曲目は、末廣さんが「ぜひやりましょう」ということで取り組むことになったショスタコーヴィチの交響曲第7番「レニングラード」ですから、おそらく末廣さんは全開の熱意でこの曲の良さを説きつつ、仕上げていくことになるのでしょう。チューニングが始まったころに、すでにステージ脇のコントラバスのあたりで談笑しているのは余裕の表れでしょうか。
 おそらく、この重たい曲を演奏する前には、何かしら末廣さんの「主観的な思い」が述べられるのではないかと思っていました。なにしろ、曲が決まった時には「ぜひやるべき曲です!」とまでおっしゃっていたのですから、当然その根拠を語らなければ片手落ちです。でも、末廣さんはいきなり、「ショスタコーヴィチは全部の音符をノン・アクセントで演奏してください」と、「音楽的」な話から入ってきましたよ。そのあとは、冒頭のユニゾンのテーマを、その指示に従った弾き方になるまで延々と繰り返します。これが、末廣さんのショスタコに対するこだわりだったのでしょうか。
 そのあとも、適宜その指示を徹底するために何度も何度も止めつつ、長〜い第1楽章が終わりました。ここで休憩です。もうこれだけでヘトヘト、覚悟はしていましたが、この感じで最後まで行くのだったら、かなり大変です。
 でも、そのあとは割とあっさり、3楽章が終わったところでまた休憩が入るのだな、と思っていたら、そのまま4楽章に入ってしまいましたね。結局最後までやったところで、ショスタコは終わりです。予定より1時間も早く終わってしまいましたね。
 そうしたら、「5分休憩して、『モルダウ』」なんて言って引っ込んでしまいましたよ。まあ、早く終わるのはいいのですがこれではあんまりなので、休憩だけはもっと長く取ってもらうことにしましたよ。
 まだ休憩中なのに、末廣さんはスコアのチェックのためにステージに出てきたので、この際だからと、気になるところを解決させておこうと思いました。最後の部分でのピッコロの「オクターブ上げ」についてです。私が、「あそこのピッコロ、どうしましょう?」と聞いてみると、末廣さんは「ピッコロで違ってるとこ、ありましたっけ?」と、予想外の答えです。「ベーレンライター版も参照している」ということだったので、当然これは知っていて、その上でどういう処置をとるのか聞いてみたかったのと、あわよくば「現行版」での演奏を勝ち取ろうと思っていたのですが、そういうわけにはいかなくなってしまいました。末廣さんはその形のピッコロをまだ聴いたことがなかったそうで、「じゃ、ちょっと聴かせてみてくださいよ」と、私にとっては最悪の展開になってしまったではありませんか。完全に読みを外しました。まさに「藪蛇」ですね。
 仕方がないので、休憩中に猛特訓、何とかハイGisの6拍伸ばしという、替え指に頼らないと絶対に吹けない難所はクリアできました。
 終わったところで、ピッコロに関して何か指示があるのかと思ったら、末廣さんは全く別のことをしゃべり始めました。「モルダウ」は、確かに川の流れを描写したものだが、それよりも肝心なのは「郷土」への思いだ、というのですね。一瞬ドキリとしましたが、それに続けて、「レニングラード」も、やはり根っこは違っても、本質は「郷土」だ、と言い切った時には、心の中で「やった!」と叫んでしまいましたね。この「郷土」という言葉は、今回のチラシ用に私が作ったキャッチコピーそのものではありませんか。「レニングラード」と「モルダウ」をつなぐ共通項は「郷土」だということで作ったコピーが「郷土(ふるさと)に寄せるそれぞれの熱い思い」ですから、まさにど真ん中で末廣さんの考えとリンクしていたのですよ。うれしかったですね。
 そのあとピッコロの件を聞きに行ったら、「高い音が聴こえて、よかったね」と、あっさりこのオクターブ上げに決まってしまいましたよ。もしこんなことが本番でも楽々クリアできるようになっていたら、私は「ピッコロ吹き」にだってなれちゃうじゃないですか。
Aventure Number : 2484 date : 2015/8/9


今日の禁断 アニメ


 Facebookではもう公開してありますが、土曜日の指揮者練習の後に行われた「末廣先生を囲む会」の写真が届きました。
 私は、次の日は朝から年に一度の大仕事という予定があったのでやむなく欠席。代わりにH野さんに私のカメラを渡して、撮っていただいたものです。でも、全員の写真もありますから、それは店員さんに撮ってもらったのでしょうね。ただ、H野さんも「部屋が暗くて、画質が・・・」と言っていましたが、確かにあまり良くないですね。これは、すべて私のカメラのせい、いつも演奏会の打ち上げでフラッシュを使って撮ると、全然ひどい写真しか撮れなくて、それが嫌で今のミラーレスに替えたぐらいですからね。とは言っても、それを飲み会に持って行かれると、しばらく私の手元に戻ってこないので、やむなくそんな「画質の悪い」カメラを使ってもらいました。もう1台、さらにその前に使っていたカメラの方が画質自体はいいのですが、これはメモリーがXDカードですから、リーダーが手元にあるかどうかわからないH野さんからデータを送ってもらうには、ちょっとまずかったのですよね。
 でも、集合写真はひどくて、特に真ん中の人が私は多分N村さん(Hの方)だと思っているのですが、それすらはっきりわからないほどですから。でも、逆にアップのショットだと、K澄さんなどはきちんと美しく撮れていますから、「人を見る」カメラだったのかもしれませんね。
 ということで、翌日の日曜日は、相変わらずの忙しさでした。ただ、午前中は雨が降ったりして、それまでの暑さが一時的にせよおさまってくれたのはありがたいことでした。なんせ、集まってくるのはお年寄りが大半ですからね。でも、お昼ごろになると、それまで静かだった境内のセミたちが、一斉に鳴き始めましたよ。そうなると、いつもの年とほとんど変わらない、汗びっしょりになって皆さんが受付にたどり着くという、ちょっとした苦行が待っている行事となってしまいました。
 でも、会場には曲がりなりにも冷房が入っていますから、何とかしのげたはずです。そして、その日のアトラクションはお堅い「法話」ではなく、なんと女性の講談師(「女性の好男子」と聞こえました)による講談でした。
 私は、生の講談を聴いたのは初めて、でも、これって落語の人情話と同じような気がするのですが、どうなんでしょう。演し物は「良弁杉の由来」、正直、感動しました。
 次の日は、前の日に受け取った会費などの整理、不思議なことに、現金と受け取りの金額とが1回でピッタリ合ってしまいましたよ。私以外にも受付を手伝ってくれる人がいたのですが、もう何年もやっていただいているので、すっかり手順が分かっていて、正確に記帳していてくれたんですね。私も長年お札を数えていると、ちょうど10枚になる厚さが手で触っただけで分かるようになっていました。だからって、何の役にも立ちませんが。
 そして、今年から少し勤務体系が変わって、私もそんな裏方だけではなく、表に出ての応対などに駆り出されるようになっていますから、今日などは発送用の封筒のあて名書きの面倒を見る傍ら、お客さんの相手、ついには、封筒づめをやりながらの接客と、いつになく忙しい思いを強いられています。そんな中でさっきの写真も入れた「かいほうげん」も作らなければなりません。ここは、また新たに1箱買ってしまった「ウィルキンソンタンサンクリアジンジャ」を飲んで爽やかに行くしかありません。
Aventure Number : 2485 date : 2015/8/11


今日の禁断 レストア


 今日の最高気温は23.7度ですって。まあ、朝からずっと雨が降っていましたから、そのぐらいも納得なのですが、いきなりこんな「低温」になってしまっては心の準備が伴いませんよ。でも、夕方コンビニに寄ったら、なんとおでんを販売してましたよ。しっかり「準備」をしていたんですね。まんまと乗せられて、買って帰りました。ほっかほかで、おいしかったです。体の芯まであったまりますね。まだ夏ですが。
 もちろん、まだお盆の真っ最中ですから、雨が降ったりこんなに寒いのはあんまりありがたくはありません。つまり、自販機の飲み物が全然売れないんですよね。いつもの「暑いお盆」だと、1日に何回も点検してこまめに補充をしないと、お茶や水がまだ冷えないうちに買われてしまうなんてことがあるのですが、今日はそんな心配は全く要りませんでしたからね。
 でも、相変わらず忙しい日々は続いていますが、待ちに待った「かいほうげん」の原稿が届いたので、さっそくヒマを見てレイアウト作業に取り掛かります。中身はついこの間開催されたばかりのJAOの金沢大会のレポートです。もう出来上がったんですね。それを、ちょっと使い慣れないファイルで送っていただいたので、まずはそれをWordに変換、埋め込んであった画像も一旦掘り出して原寸で保存しておきます。あとは、いつもやっているような作業ですから、ちょうど4ページ分が1時間ほどで出来上がりました。これでもう半分以上のページは埋まったので、あとはもう一つの原稿を待つばかりです。
 これは来週の火曜日に発行の予定ですので、前回からは2か月以上のインターバルが空いてしまいました。いつもは長くても1か月半ということで進めているのですが、今回は目玉となる情報がなかったので、こんなに遅くなってしまいました。ま、その間に、職場の方で同じような「会報」を作っていた、ということもあるのですが。こちらの方は、5月末にニューフィルの金管五重奏の皆さんに出演してもらったコンサートなんかをやった時の模様などをまとめて、顧客に届けるというもの、発行部数は1200ですから、ちょっと大変です。この前「あて名書き」とか「袋詰め」などと言っていたのは、それの発送作業です。これは、日曜日の行事の時に来た人にはその場で配ってあって、来ていない人にだけ発送するということで、名簿ファイルから来た人を除いてあて名を封筒に印刷、それに、折りたたんだ会報を詰めることになります。それを、結局丸2日でやってしまいましたね。
 その会報は、「かいほうげん」とは違って「縦組み」で作ってあります。PCで作るときはつい横組みで文書を作ってしまいますが、こういうものは読むのがお年寄りが多いものですから、やはり縦書きの方が読みやすいはずですからね。いや、別にお年寄りではなくても、我々が普通に何かを読むには、縦書きの方がずっと読みやすいのではないでしょうか。なんたって、小説などの単行本で横書きのものなんて、ほとんどありませんからね。新聞だって縦書きですし。もう、日本人の中では、この「右上から左下に読む」という読み方は、完全に習慣として定着しているのでしょうね。これだけPCなど横書き、つまり「左上から右下に読む」というヨーロッパ系の言語での読み方が普及している中にあっても、この習慣がなくなることは決してないでしょう。なにしろ、ちょっと前までは横書きでも「右から読む」という、縦書きならではの習慣が残っていたのですからね。
 これなんかすごいですよね。英文は左から読むのに、日本語はあくまで右から、という思想が貫かれていますよ。
 もちろん、それと逆の思想、つまり、縦書きでも左から読む、ということは決してありませんでした。ところが、そんな、とても考えられないような書き方をされたものが現実に存在していたんですね。ついこの間までWOWOWで放送されていた連続ドラマのタイトルです。
 もちろん、これは「死の臓器」というタイトルです。しかし、普通の日本語のセンスを持っている人だったら、これは100人中100人が「臓器死の」と読むのではないでしょうか。つまり、こういう書き方を変だとは感じられない「101人目」が確実に存在しかけていることを、このタイトルは知らせてくれているのですよ。これだけはやめてもらいたいと思うのは、私だけでしょうか。
Aventure Number : 2486 date : 2015/8/13


今日の禁断 オルフ


 「かいほうげん」の編集作業は順調に進んでいます。JAOフェスのレポートは、書いてくださった人と一緒に今までになかったほどの推敲を繰り返し、もうこれ以上は直しようがない、というほどの完成度に達したものが出来上がりました。それにしても、金沢のあのホールで「カルミナ・ブラーナ」を演奏したなんて、とてもうらやましいですね。写真(これはもちろん「かいほうげん」にも掲載されます)を見るとステージはかなり広くて、大編成(通常より5割増しぐらい)のオーケストラに合唱が加わっても楽々収まるんですからいいですね。ただ、児童合唱だけはオルガンの前に立っているみたいですね。
 この写真を見てみると、合唱では女声が圧倒的に多くて、男声がちょっと少なめなような気がしますが、どうだったのでしょう。これだったら、オケではなく合唱で参加するために金沢に行ってもよかったな、なんて思っています。まだ「カルミナ」を歌ったことはありませんから。オケのフルートは吹いたことがありますけど。
 でも、こういうフェスだと、木管の場合は自分のパートがないのに出演する、という人が出てくるのがかわいそうだと思ってしまいます。この曲ではフルートとピッコロを合わせてフルートパートは3人で演奏するようになっていますが、ここではそこに5人が乗っているんですよね。2人は自分のパートではなく、ほかの人のパートを一緒に吹くだけの「アシ(アシスト)」という役目、確かに弦楽器がこれだけ多いと1パート1人では足らなくなってしまうかもしれませんが、そんなブラスみたいな役割だけのためにわざわざ参加するというのは、おそらく私には耐えられないでしょうね。その点、合唱だったら間違いなく力になれたのに。でも、合唱だったらそれこそ何か月も前から練習に参加しなければいけないのでしょうね。
 そして、もう一つの原稿も、無事届きました。こちらはもうそのままテキストを流し込めばほとんどページが完成してしまうという作られ方の原稿ですから、あとはそれを仕上げるだけでいいのですが、今回はちょっと長すぎて用意してあったページ数に収まり切らないという「ぜいたくな」事態になってしまいました。ですから、短縮バージョンをお願いしているところです。いずれにしても、これでほぼすべてのページは埋まったことになります。
 そういう印刷媒体だけではなく、私の仕事はネット上のバーチャルな媒体にも及んでいます。かつては「ホームページ」と呼ばれていた概念が、今ではかなり正確に「ウェブサイト」と呼ばれるようになっていますが、最近ではそれを最初から自分で作るという人はかなり少なくなっているのではないでしょうか。本格的なものは専門のウェブデザイナーが作ってくれますし、ブログなどではただテキストを書き込むだけでそれがそのままウェブサイトになってしまいますからね。私の場合は、まずは自分のウェブサイトを更新、それをブログにコピー、さらにはそれへのリンクをFacebookから張る、という作業が、ほぼ日課となっています。
 そんな、ウェブサイトの更新に欠かせないのが「転送」のためのツールです。自分のPCの中で作ったファイルを、サーバーの中に送り込むためのツールは普通は「FTP」と呼ばれていますが、最近その調子がちょっとおかしくなっています。特に、たくさんの関連したファイルをまとめて更新した時に、その更新したものだけを選択して自動的に転送してくれる機能を使って転送を行うと、一部のファイルが全部は転送されない、という不具合が起こるのですよ。一応チェックはしているのですが、この前などには「日程表がこわれています」という連絡をもらったので見てみると、見事にデータの途中が消えたものが転送されていましたね。そういうのは手動で転送しなおせばきちんと送れるので、すぐに修正できましたが、そんな風に気が付かないままでいるというのはちょっと困ったことです。もし、なにか不具合を見つけた方は、即刻ご連絡をお願いしますね。
Aventure Number : 2487 date : 2015/8/15


今日の禁断 ホットハウス


 アメリカでは6月にオープンした「パーク」は、8月5日に日本でもオープンしました。ふつう、新しい映画の封切と言えば土曜日と決まっていたはずなのに、この日は水曜日です。まあ、夏休みだから曜日は関係ないということなのかもしれませんが、どうやらこれはアメリカでのヒットがものすごかったために、日本の配給会社が「オープン」を予定より早めたようですね。しかし、何日になろうが、このあたりはとても「パーク」に行くような時間はありませんでしたから、まあ指をくわえてそんなニュースを聞いていたということになります。
 それから10日以上経って、やっと休みが取れたので(考えてみたら、13日間連続で「出社」していました)、やっと「パーク」に行くことが出来ました。もちろん、22年前に「ジュラシック・パーク」と呼ばれていた施設はもうなくなっていて、そのイスラ・ヌブラルには新しく「ジュラシック・ワールド」という、完全に観光地として成功したテーマパークが出来ていたんですけどね。
 もちろん、これは映画の話ですよ。1993年に「ジュラシック・パーク」が公開されてから、もう22年も経ってしまったんですね。私はあの映画を見てすっかり「ジュラシック」づいてしまい、まずは「かいほうげん」の編集後記のイラストに「ジュラシック・ハープ」という、T-レックスがハープを弾いているように見えるものをでっち上げて使ったりしましたね。自分でサイトを作った時にも、その名前は「ジュラシック・ページ」でしたし、私のハンドルネームも「ジュラシック」でした。
 そんな私ですが、実はこの第1作と、その4年後の「ロスト・ワールド」はちゃんと劇場で見たのですが、さらにそれから4年後、2001年の第3作「ジュラシック・パークIII」になったころには、それほどテンションも上がらずにとうとう劇場に行くことはなく、しばらくしてDVDで見るようになっていました。実際、DVDで見ても最初のシーンからしていかにも合成がミエミエの手抜きのように感じられましたね。
 それから待つこと14年、その間にはいったい何度「4」のうわさを聞いたことでしょう。出演者も前に出てきた人が再登場するような話もありましたね。でも、出来てみれば、メインではキャストは一新されていましたね。ウー博士だけが「生き残って」いたのでしょうか。実はもう一人、というか、もう1体だけやはり生き残っていたものがいたようですが、それは映画を見ていた時には気づきませんでしたね。
 第1作がそうだったように、ストーリーを追っていくと失望させられることは分かっていたので、あえて「伏線」とかには気づかないふりをして、ひたすら以前より数段生々しくなった恐竜たちの挙動を堪能する、というのが私の基本的なスタンスです。それを盛り上げてくれたのが、劇場ならではのサウンドです。見たのは2Dでしたが、もしかしたら画面よりもサウンドの方が雄弁にシーンを表現していたのではないかと思えるほど、それは的確に演出されたエキサイティングなものでした。すぐ後ろから巨大恐竜が近づいてくるようなサウンド、これはほんとにゾクゾクしてきましたね。
 そして、後半になって「パーク」の残骸が登場すると、この作品自体が第1作へのオマージュではないかという気がしてきました。そう思って見ていると、第1作で印象的だったシーンが、何度も登場していましたね。怖がらせ方も、とても似ていましたし。
 なぜか、最初に字幕の担当者として、あの大御所のばあさんの名前が出てきていたので、もうこれに関しては何も期待はしませんでした。相変わらずのとんでもない「意訳」のオンパレード、最近は英語をきちんと聞き取れる人が増えていますから、こんなことをやっていると恥をかくだけだと、彼女は思わないのでしょうか。
 もう一つ、映画館というのは現実から逃れて別の世界を体験するためのツールです。本編が始まる前の予告編などは、もちろん新作に対する期待を高めるものですが、それに混じってテレビで普通に流されているCMを見せるというのだけは、やめてくれませんか。私たちはお金を払って見に来ているんですよ。何の因果で、「別の世界」とは相いれないパチンコ屋や不動産のCMを見せられなければならないのでしょう。これは苦痛以外のなにものでもありません。
Aventure Number : 2488 date : 2015/8/17


今日の禁断 ドビュッシー


 きのうは久しぶりのニューフィルの練習でした。その前にご飯を食べてから車で西に向かって走っていると、正面にこんな空が広がっていました。ベースが夕焼けで真っ赤になった雲のレイヤー、その手前に完全に夕日からは独立した灰色の雲のレイヤー、これはなかなか素敵な自然のデザインではないでしょうか。もう夏は終わりですね。
 そこでホールに着いたら、もう椅子はすっかり並べられてかなり埋まっていましたね。こういう風に休み明けになるとみんな早めにやってくる、というのがニューフィルのうれしいところです。小ホールではファゴットパートがアンサンブルの練習をしていましたね。月末には団内のアンサンブル発表会があるので、その準備でしょう。実は、フルートの場合はすでにその前の日にみっちりやってありますから、もう大丈夫・・・なはずです。その時に、次の日の練習日は一人が出られなくて、もう一人も途中で帰らなければいけないという連絡を受けていました。ですから、いつもは3人いるはずのフルートパートは、終わることには私一人になっていましたよ。かなり珍しいことですね。
 そこで、一番焦ったのが第2楽章の終わり近くのフルート3本でバスクラリネットを伴奏する、という場面です。それが、バスクラリネットとフルートのデュエットになってしまったではありませんか。もうほかに頼れる人がいない中を、同じ音が延々と続くところで一瞬拍が分からなくなってしまって、完全に落ちてしまいましたよ。おたおたしていると、指揮者が「99番」などと助け船を出してくれたので、やっと戻ることが出来て、止まることはありませんでしたが、スリリングでしたねえ。前からこうなる可能性はあるとは思っていたのですが、それが現実となったので、もうしっかりバスクラのパートも譜面に書き込んで、なにかあっても自力で戻れるようにしておきましょうね。
 そのあとに、アルトフルートのソロがあります。せっかくなので、そこだけでも吹こうとアンサンブルの練習の時に楽器を借りてきてあったのですが、荷物が多かったので忘れてきてしまいましたよ。仕方がないので、C管で実音を吹いていみたのですが、指揮者は「今日はアルトがいないので」と軽くいなされてしまいました。
 荷物が多かったのは、出来たばかりの「かいほうげん」を持って行ったからです。出席者も多かったので、そんなに余りませんでしたね。今回はほかの人が書いてくれた原稿が半分あったので、私が書いたのは実質的には2ページだけでした。それも「書いた」のはずいぶん前でそれをただコピペしただけですから、ほとんど何もしていないとの同じです。少し楽をした分、ほかの人の原稿にはいろいろ手を入れたりレイアウトの希望を聞いたり、かなり時間をかけていましたね。嫌がるのを無理やり書かせたのも私ですから、いわば、私が「プロデュース」したみたいなものでしょうか。もちろん、元の原稿がとても新鮮だったので結構いいものに仕上がったのではないでしょうか。いつも「かいほうげん」は、退団した人にも希望者には送っているのですが、その人からのメールで「JAOのレポートがとてもよかったです」とあったので、他人のことですがうれしくなりましたね。
 実は、もう印刷が終わった時点で団員の異動の連絡が入ったのですが、もう間に合うわけもありません。でも、それはかなり重要な異動ですので、次回にはそれなりの扱いでしっかり取り上げる必要があるでしょうね。本当に長い間ご苦労様でした。
Aventure Number : 2489 date : 2015/8/19


今日の禁断 システムキッチン


 私の「書斎」は、最近大きく模様替えがなされました。これまでは、6年前に買った座椅子の肘掛の部分に棚板を渡して、そこにPCを置いて仕事をする、という感じでした。その時に「禁断」に載せた写真がこれです。
 それまでは、PCを膝の上に置いていたのですが、夏場はまるで火鉢(死語)を抱えているようなものでしたから、それを避けるために考え出した方法です。この「簡易PCデスク」が、毎日のサイトの更新の場所となっていたのです。
 ところが、長いことこの体勢でやっていると、ちょっと問題があることが分かってきました。結構深く座るような座椅子ですから、どっぷり座って仕事をしているうちはいいのですが、それが終わって棚板と一緒にPCを持ち上げようとすると、簡単には起き上がれない状態になってしまうんですね。無理に起きようとすると、かなり腰にくるんです。そうなると、もうPCを片付けるのが一苦労、腰の調子が悪い時などは、もう立ち上がれなくなってしまうのではないか、というほどの痛みだったりしますからね。
 ですから、なにか別の置き場を考えないことにはどうにもなりませんから、まずは座椅子に座ったままで机がキャスターで動くというようなものを探してみました。ネットで探すと、確かに使えそうなものはありました。でも、なんだか値段が安すぎて、現物はかなりちゃちなものなのでは、というようなものばかりです。毎日使うものですから、やはり実際に見てから買わないことには。
 そこで行ってみたのがニトリです。そこで、キャスターは付いていないものの、手ごろな小さなテーブルが見つかったので、それにしようと思ったら、別のところにとてもかわいいPCデスクがあるのが目に入りました。これだと座椅子は使えないのですが、これだったら別の普通の椅子を使ってもいいので、それにすることにしました。
 部屋に入れてみると、お店で見た時よりかなり大きく感じられて一瞬焦りましたが、今では欠かせないアイテムとしてすっかりなじんでいます。結構スペースもあるので、職場から資料を持ってきて置いておくことだってできます。なんだって入るトートバッグがありますからね。
 そのバッグを買った時にご紹介した近藤史恵ですが、あの時の「三舟シェフ」シリーズのあとには「キリコ」シリーズに挑戦。全4作を読み終えたところです。
 主人公はお掃除好きのかわいい女の子、仕事もビルの清掃員だけど、ファッションはとても清掃員には見えないド派手な格好という設定です。でも、正直、この文庫本のイラストは私のイメージではありません。こんなケバいだけの女の子ではなく、もっと知的でキュートなイメージが、私の中にはありましたね。つまり、この「キリコ」さんはとっても聡明で、他人に対する思いやりも必要以上に持てるという子なものですから。
 もちろん、これはミステリー、この「キリコ」さんが探偵の役割も務めるという、ものすごい設定です。でも、そんな「事件」のことよりも、それをめぐる登場人物たちの心のひだがとても上手に描けていて、それだけでもドンドン読めてしまいます。4冊のうちの3冊は短編集ですが、「アルマジロ」はそれだけの長編、これも読み始めたらやめられなくなる面白さで、最後にはほろりとさせられるという、素晴らしい作品です。
Aventure Number : 2490 date : 2015/8/21


今日の禁断 ララガーデン


 車で走っていると、ラジオから自動車のCMが流れてきました。「『光合成』のボディーが自慢」とか言ってます。いやあ、もうそこまでのものが出来てしまいましたか。ボディにクロロフィルを入れておいて、二酸化炭素を吸い込ませ、酸素を吐き出すような車が、もう実用化されているんですね・・・と思ったら、それは「高剛性」でした。ただ丈夫なだけだったんですね。
 そんなツッコミを入れられるほどカーラジオを聴きまくったのは、久しぶりにチラシ配りで長距離ドライブをしたからです。そろそろ、配り残したところを回ろうかな、と思っていたタイミングで、その場所の一つで某〇台市民交響楽団の受賞記念コンサートがあるというので、それを見るついでにそこと、その周辺に行ってしまおうと思ったのです。

 半年ごとにこのあたりに来ることになるのですが、たったそのぐらいで思い切り景観が変わってしまっていてびっくりさせられます。地下鉄工事の関係で、今まであった「観光駐車場」がとても立派にリニューアルしていました。かつての舗装もしていないとてもみっともない駐車場は、やっと「観光地」として恥ずかしくないものになったようです。
 そして美術館では、地下の市民ギャラリーで宮城県の今年の「芸術選奨」の受賞者の作品展示が行われている中で、市民オーケストラとしてニューフィルに続いて受賞したさっきのオケのメンバーが、アンサンブルを披露していました。


 確か、ニューフィルが受賞したのが2010年ですから、5年ごとにアマオケがいただける、というサイクルなのでしょうか。でも、ニューフィルの頃には、まだこんな県民向けのパフォーマンスの場はありませんでしたね。
 ここまできたのなら、と、もう1か所残してあった愛子周辺に行ってみることにしました。澱橋を渡って旧国道48号線に向かうと、ここでもやはり新しい道路が開通していて、土橋通りとの交差点が直通になっていましたよ。
 そこから、まずは「田んぼアート」の様子を確認です。稲も育って、かなり立体的な模様が出来上がっていましたが、どうも今年のデザインはちょっと懲りすぎていてそのままではなんなのかよく分からないのが難点のようですね。相変わらず看板はジャマですし。
 そして、広瀬文化センターに着いたら、駐車場のあたりがなんだかすっきりしています。ここには何か建物があったはずなのに、どれがどういうものだったのかは全く思い出せません。半年前にはちゃんとあったはずなのに。
 仙台に戻ってきて、西道路から川下を見ると、新しい地下鉄の橋が見えました。こんなところにあったんですね。ということは、さっき通った大橋からも見えていたはずなのに、それもすっかり忘れていました。ほんの数時間前の景色ですら思い出せないのですから、半年前なんてとても無理です。
 でも、これで私の担当のチラシ配りはほぼ終了です。あとはちょっとクセのある、というか、行くたびに対応が変わっている某〇ディアテークを残すだけです。
 そこから、このところ日参しているMALL周辺に行った帰りに、ちょっと気になっていた「三代目宗次郎」に寄ってみました。「極上ロースカツ」という、私にとってはあの「櫻家」を思い起こさせるメニューがあったので、食べてみましたが、全くの期待はずれでした。肉は火が通りすぎてぱさぱさ、コロモもカチカチで、どこが「極上」だと詰め寄りたいほどでしたね。「お代わり」がバイキング形式になっているのがちょっとユニーク、コーヒーや白玉ぜんざいまでが食べ放題というのはちょっと惹かれますが、コーヒーは出がらしですし、白玉ぜんざいは同じバイキングでも「ひな野」には遠く及びません。もう二度と来ることはないでしょう。
Aventure Number : 2491 date : 2015/8/23


今日の禁断 ソニー


 本当に、急に涼しくなりましたね。ちょっと前までのあの暑さはいったいどこへ行ってしまったのでしょう。今日のニューフィルの練習も、もう冷房は入れてなかったようですが、締め切ったところで合奏をやっていても、ぜんぜん暑くなりませんでしたね。
 そんな中で、職場のサルスベリはもはや季節外れと思われるような花を咲かせています。お盆になってもさっぱり花が咲かないのでちょっと心配していたのですが、ちょっと遅めですがしっかり満開になるまでを、定点観測の写真でご覧ください。

↑8月10日

↑8月13日

↑8月17日

↑8月20日

↑そして8月25日

↑同じものを、右側から撮ってみました
 まあ、少し高いところにありますし、平地の木より咲くのが遅かったのでしょう。まずは一安心です。
 今日の練習に行く前に、本屋さんによって雑誌を立ち読みしていたら、山下達郎が「SONGS」をリミックスした時のマスターテープの話をしているのが見つかりました。オリジナルの16チャンネルのマルチトラックのアナログテープがあったので、それからリミックスした、ということだったのですが、実際には、それがすでに16/44.1にトランスファーされていたマルチトラックのデジタル・テープをマスターにして、Protoolsに取り込むときにそれを24/48にオーバーサンプリング、そこからトラックダウンの作業を行った、というのですね。それを「ハイレゾ対応」と言っているのですから、ちょっとクラシックの場合と感覚が違うのが気になります。いや、ロックの音源でも、ビートルズあたりだと、確か最初にアナログのマスターテープから24/192のPCMにトランスファーしていたはずですから、基本的にクラシックもロックも同じような気がするのですが、達郎の場合はそれで満足しているというのが、ちょっと意外です。
Aventure Number : 2492 date : 2015/8/25


今日の禁断 オルガン


 「モルダウ」のピッコロで、ベーレンライター版では今までの楽譜にはなかったような高い音を要求されている場所がある、ということは散々書いてきましたが、それを最初に末廣さんとの指揮者練習の時にやってみたら、なんだか出来そうな気がしてきました。それ以来、もうこの形でやるものだ、ということでひたすら練習をしていると、逆に低く吹く方がつまらなくなってしまうから、不思議です。常により「高い」ものを求めようという姿勢は、いくつになっても必要なものなのでしょう。
 普通の練習では「モルダウ」は2回に1回しかやらないので、この間の練習が、指揮者練習が終わってから初めて「モルダウ」つまり、旭ヶ丘ではオクターブ上げのピッコロが初めて音になる日でした。私としては、この間の名取のホールで出来たものが、会場が違ったら出来なくなった、というのではまずいので、どんなところでもベストの状態で吹けるようなコンディション作りに精を出します。最終的にイズミティで楽々吹けるようになるようなイメージを、常に持っていればうまく行くことでしょう。いや、本当はそこではなく、「レニングラード」の数々の大ソロをきちんと仕上げることの方が大切なのですが、それはおいおい。
 その練習の時に、ちょっとした異動の知らせが入った、ということは前に書きました。「ご苦労様」などと書いてしまっていたのが、今日になってその「異動」を取り下げる、という連絡が間接的にと、最終的には直接私のところに届きました。まあ、微妙な問題ですから、いろいろお考えになってのことだったのでしょうね。いざとなると、なかなか決心がつかないで、いざ決心したつもりになっていてもやっぱり踏み切れない、ということなのでしょうね。よく分かります。
 私などは、今やらなければいけないことを精いっぱいやるだけだ、というスタンスですから、広報関係の仕事に邁進です。企画書も出来上がってこの前送ったところですが、さっそく1社から反応があって、フリーペーパーに載せるゲラを送ってきました。案の定、演奏会の曲目を1曲だけ載せるという時に、先に書いてある方がメインだと思って「『モルダウ』などを演奏」などと書いてきたので、それを「『ショスタコーヴィチのレニングラード』に直してください」とお願いしておきました。そうしたら、「『ショスターコヴィチ』は表記のルールに則って『ショスターコビチ』となります」と言ってきました。いまどきこんな「ルール」を設けているところがあるんですね。「ベートーベン」、「ベルディ」の世界ですね。少なくとも、私のまわりの音楽関係の文書では、こんなルールがあったのでは仕事になりません。それよりも、「ショスタコビチ」の方を突っ込んだら、平謝りでしたね。なんか、「シスター小道」みたいでかわいいですけどね。
 それから、県内の遠くのホールにもチラシとポスターを送っていたのですが、そこに新たに「かくだ田園ホール」と「白石キューブ」を追加することにしました。「かくだ」の方は、かつての市民センターの跡地に最近出来たホールで、今年からニューフィルが参加している「角田第9」の会場になるので、これからも何かとお世話になりますから、お願いしようと思いました。「キューブ」の方は、まだ行ったことがないのでちょっとためらっていたのですが、こうなったらこのあたりをクリアしておこうということです。どちらのホールも客席は600程度なんですね。この近辺からも、ニューフィルの演奏会に足を運んでくれる人がいればいいですね。
Aventure Number : 2493 date : 2015/8/27


今日の禁断 ドビュッシー


 ニューフィルの団内行事として、「アンサンブル大会」というものをやってみよう、ということが今年の初めに提案されて、それから実行委員などを決めて準備を進めていたものが、ついに本番を迎えることになりました。もうだいぶ昔になりますが、年末に「忘年パーティー」という名前で、軽食をつまみながらアンサンブルを楽しむ、という行事がありましたが、今回のものはそういう飲食系はなし、普通に椅子を並べてきちんとしたコンサート形式で行おう、というのが準備委員会のコンセプトでした。
 一応、それぞれのアンサンブルの練習は各自にお任せ、ということですが、当日になってGPというか、一応演奏曲を2回丸ごと通せれるぐらいの時間が用意されているので、まずはそれに参加するためにお昼ごろに会場の交流ホールへ向かいます。ちょうど弦楽合奏のチームが終わったところで、これからお昼ご飯を食べに行くそうですが、中に入ってみると打楽器のチームがリハーサルを行っていました。てっきり、軽い曲をやるのだと思っていたら、本格的な現代曲のピースだったので、ちょっとたじろいでしまいます。
 そのうち、メンバーもそろったので、フルート四重奏のリハをやってみましたが、1回きっちりとやってあったはずなのにもうボロボロ、とても時間内には修正できないほどのヤバさだったので、場所を変えてきちんと練習することにしました。そのための会場が、地下にあるパフォーマンス広場なのですが、行ってみるとほかの人たちの音がうるさくて、とてもアンサンブルなんかできません。ほかのパートの音が全然聞こえないのですから、そもそも無理な話だったのですね。ですから、練習はあきらめて、あとは緊張して本番に臨む、ということにしました。
 そして、午後の1時半から、コンサートの本番が始まりました。いやあ、みんなきちんと練習していたんですね。もうアンサンブルは完璧、そのままどこかでコンサートが開けるぐらいの充実した音楽が続きます。正直、ほかのアンサンブルの演奏をほぼ2時間聴かされ続けたらさぞや退屈するだろうな、と思っていました。ところが、そんなことは全然なくて、もうその真摯な演奏には圧倒されっぱなしです。いつの間にか時間が過ぎて、退屈なんかしている暇はありませんよ。私たちの出番は最後から2番目ですから、こんなのを聴かされてしまうと落ち込みますね。やはり、もっと時間をかけてきっちり練習しておくのでした。
 そして、出番が来ました。
 リハで不安だったアンサンブル上の問題は、私の場合は難なくクリア出来ていましたし、慣れないアルト・フルートも、ほぼ満足のいく音が出ているようでした。まあ、かなりのミスはありましたが、流れを妨げるようなことはなく、まずまずの出来だったのではないでしょうか。やっぱりこうやって本番を重ねる、というのが、大切なことなのですね。
 打ち上げでは、この調子で来年も開催しよう、という前向きの話が進んでいたようですね。私のところにも、弦楽器奏者の方から「来年はモーツァルトのフルート四重奏曲をやりましょう」なんて話も持ちかけられて、ちょっと楽しみになっているところです。
Aventure Number : 2494 date : 2015/8/29


今日の禁断 ハラス


 おとといの「アンサンブル大会」の打ち上げで、松本まで「サイトウ・キネン」ではなく「セイジ・オザワ」を聴きに行ってきた話を聞いたせいではないのですが、きのうは私も東京方面に行ってきました。それにしても、その話をするときにだれも「セイジ・オザワ」なんて今年から新しく変わった名前を使ってはいませんでしたが、こんな生々しいタイトルが本当に浸透するのでしょうか。
 私の当初の目的は、「ジュラシック・ワールド」をIMAXで見ることでした。ご覧になった方はお分かりでしょうが、あの「ジュラシック・ワールド」の中でもちゃんと「IMAX」という看板が出ていましたからね。実は、それだけではなく「4D」というのもあるのだそうで、それだったら仙台でもやっているところがあるのですが、話を聞くと水をかぶったりするそうで、そこまで行くともう「映画」ではなくなってくるのでは、という気がしますからね。いや、この映画自体が、そもそも「映画」ではないと言ってしまえば、それまでのことですから、こういう新しいエンターテインメントを否定する気は毛頭ありません。
 それで、IMAXの場合は一番近いところが浦和ユナイテッド・シネマなので、まずは早起きして最初の回に間に合うように出かけます。まあ、ギリギリでしたが、そもそも本編の前にごちゃごちゃやっているので、そんなに焦る必要はなかったのですがね。これは、期待通りの面白さでした。ここで初めて見た「ゼロ・グラビティ」もそうでしたが、こういう現実離れしたシーンにはこの大画面はピッタリです。あとは、サウンドもさらに充実していましたね。大満足です。
 そこから今度は埼京線で渋谷に向かいます。これもやっと渋谷駅の複雑な仕組みが分かってきたので、迷まず文化村まで行けました。
 これがお目当ての「サティ展」のポスター、あちこちのブログで紹介されていたのですが、正直それほどのものとは思えなかったものが、実際に見てみると圧倒されましたね。特に、サティ直筆の「スポーツと気晴らし」の楽譜が、もうそれ自体がアートになっていて見入ってしまいましたよ。私は高橋悠治からサティに入ったという、ちょっとひねくれたリスナーだったので、正直このようなサティの側面にはそれほど興味はなかったのですが、次第に丸くなってきてこういうものが受け入れられるようになってきた、ということなのでしょうか。
 文化村を出て、また渋谷駅に戻ろうと向かい側に渡ったら、なんだか魚を焼くにおいがしてきました。そこにあったのが「ひものや」という干物ばっかりを食べさせるお店のようでした。ちょうど、前の日の打ち上げに食べたサバの塩焼きがいまいちだったので、もしや、リベンジが、と思って入ってみたら、入り口で炭火を使ってもうもうと煙を上げて干物を焼いているではありませんか。このにおいが外まで流れていたのですね。そこで食べたトロアジの干物がもう絶品でした。脂がのっていて程よい塩加減、焼き具合も理想的です。よく食べる「嘔吐屋」の同じ料理とは、まるで別物でしたよ。
 すっかり満足して、最後のミッション、秋葉原のヨドバシにヘッドフォンの試聴に行ってみます。しばらくぶりに行ったら(というか、駅の出口で迷ってしまいました)売り場はすっかり変わっていて、前にあったヘッドフォン試聴用のブースがなくなっていました。そこに自分の持って行ったCDをかけて試聴する、というところがあったんですがねえ。でも、お目当ての機種はちゃんと展示してあって、聴くことも出来ました。音は店で用意したものですが、同じメーカーのワンランク下の製品と比べるとはっきり分かるほどのものすごい解像度と音場感だったので、こちらも大満足、ここでは高いので買いませんが、いずれ私の愛機になる時が来るでしょう。
 帰ってからネットを見ると、この日は国会議事堂前ですごいことが起こっていたんですね。心ある日本人であれば、誰しもが参加して態度を表明すべきイベント、トロアジなんかに驚いている場合ではなかったのかも。
Aventure Number : 2495 date : 2015/8/31


今日の禁断 ハネダ


 この写真が命取りでしたね。
 いや、正確には「この写真の元になった写真に、自分が作ったエンブレムの画像などをを貼りつけた写真」でしょうけど。もちろん、私は単なるウケ狙いで、シロートでもこんなに簡単に「パクリ」が出来てしまうんだ、ということを見せたかっただけです。これを作るのに15分もかかりませんでしたから、「プロ」だったらあっという間に作れてしまったことでしょう。でも、こんなに安直に他人の写真を無防備に使うなんて、とても「プロ」とは思えませんね。まずありえないことですが、この人は自分の「作品」がほかの人にパクられた時には、どのような態度に出るのでしょう。まあ私は最初にこれが発表された時には「なんだ、これ」と思ってしまいましたから、こうなったことはとても歓迎しています。ついでに、もう一つの「なんだ、これ」も「白紙撤回」になってくれれば、もう言うことはないのですがね。
 その「もう一つの方」は、エンブレムのように誰が見てもおかしいというわけではなく、中には強硬に賛成している人もいるので厄介ですが、その点オーディオなどはまず誰もその価値を認めないわけにはいかないだろう、というようなものがあったりします。ということで、ついにゼンハイザーのHD800が手元に届きました。今まで使っていたMDR-CD900STでもほとんど不満はなかったのですが、これの最大の欠点はイヤパッドがあまりにも小さいことです。別に私の耳は普通の大きさなのですが、これだと耳たぶの一部がパッドに当たってしまって、長時間使っていると痛くなってくるんですよね。できれば、もっと大きなパッドで、同等かこれ以上の音のするものだったら、欲しいなあ、とはずっと思っていました。
 きっかけは、ノルウェーの「2L」というとても素晴らしい録音を行っているレーベルの製品のブックレットの中にあった録音風景の写真。そこでは、エンジニアがヘッドフォンでモニターを行っていたのですが、それがものすごく大きかったので、これなら欲しい、と思ってしまったのですよ。このレーベルがモニターに使っているんだったら、音もいいに決まってますし。
 確かに、それはどんなものを見ても悪く言っている人はいないという素晴らしいヘッドフォンでした。ただ一つのネックは、値段がベラボーに高いということです。ただ、正規に日本の代理店(それはドイツの製品でした)を通さないで、ネットで並行輸入品を買えば、かなり安くは手に入ります。もちろん、実際に自分で音は聴かなければいけません。そのために、日曜日に秋葉原まで行ってきたのですね。
 その「正規品」は、月曜日に注文したらきのうの火曜日に届きました。

これが外箱です。

中にはがっちりした箱と、12ヶ国語対応のマニュアルが、しかし、日本語版はありません。

蓋をあけると、まるで優勝カップでも入っているようなパッケージです。

これが本体、ケーブルは布巻きです。
 それが届いたきのうの午後からは、もう暇さえあればいろんなソースを聴いていました。ソニーに比べると、圧倒的に深みのある音が聴こえます。特にヴォーカルは、まるで別人、子供が歌っているように聴こえていたものが、しっとりとした大人の声に変わっているのですからね。そして、その大きさはやはりとても気持ちのいいものでした。耳たぶ全体をすっぽり覆ってもまだ隙間があるぐらい、その分、音の定位もとても広々と感じられます。
 今は、プリメインアンプの端子から聴いています。同じメーカーのヘッドフォンアンプからバランス駆動で聴く、という最高のぜいたくは、もっと先のためにとっておくことにしましょう。
Aventure Number : 2496 date : 2015/9/2


今日の禁断 ロッテ


 ニューフィルには「友の会」というファンクラブがありますが、そこに向けてのチケットの発送作業が終わりました。これで、私の演奏会に向けての仕事は全て終わりました。
 そのほかにも、プログラム用の記事を頼まれていたのですが、それはもうすでに出来上がって印刷担当のOさんに渡してありますから、こちらはその校正ぐらいしかやることはないでしょうし。いや、「記事」とは言っても、今回は60回目の定期演奏会ということで、一応これまでの演奏会を振り返ってみよう、という企画なんですよね。それは、すでに「50回」の時と「55回」の時にもやっていて、今回は単にそれに新しいデータを付け加えただけ、という、いわば「焼き直し」にすぎないので、もう、すぐにできてしまいましたよ。
 ただ、編集担当のKさんからは、「何か独自の切り口で」みたいなことを頼まれていたので、前回(55回)は載せなかった指揮者の写真を入れようと思い、そのデータも送ってあります。でも、その写真は実はその前の時(50回)に使っていたもの+それ以後のものなんですよね。ですから、その50回の時にどんなふうに写真を入れたか、というサンプルを、今度Oさんに渡すことになっています。つまり、「これと同じようにしてください」ではなく、「これとは違うようにしてください」という意味での「見本」として使ってもらうためです。やはり、「どこかで見たことがある」ものが出来上がってしまうことだけは、このご時世ですから避けたいということですね。これ(↓)なんか、絶対「前にどこかで見たことがある」と思う人が出てくるはずですから、どんなふうに仕上げてくれるのか、楽しみです。
 実は、今愚妻とは自宅外別居状態にあります。ですから、夕食は自分で作るか外食になります。たいてい時間が惜しいのでMALLの中のレストランで食べていますが、久しぶりに行ったら今まで石焼ハンバーグだったお店が別の和食店になっていましたね。確かに、前のお店はいつも空いていたし、客席をつぶしてバイキングコーナーを作ったりしていましたから、ちょっと危ないな、とは思っていたのですが。今度のお店も、一応壁のクロスなどは張り替えてありましたが、テーブルの配置などは全く同じで、あまりリニューアルへの意欲が感じられません。なにより、その時のお客さんは私一人というのが、かなり問題。果たしていつまで持つことでしょう。
 同じエリアの「さぼてん」にも行ってみましたが、ロースカツが本当においしくなくなってましたね。肉の味が以前と全然違います。この間行ったララガーデンのお店といい、トンカツに関してはここにはお勧めできるお店はありません。
 ということで、職場で業者にもらったナスとピーマンがあったので、たまには自宅で一人焼肉でもしようかと思って、焼き肉用のカルビが4枚入ったパックだけを買ってきました。これがとてもやわらかくて、大満足、たっぷりの野菜と一緒におなかいっぱい食べられました。さらに、スーパーに行ったら「わけありスイカ」という、普通は2000円ぐらいする大玉を1個1000円で大量に売っていたので、一つだけ買ってきてあります。冷蔵庫の野菜庫を空にしたら何とか入ったので、それを毎日1/6ずつ食べているところです。
 とどめは、レディーボーデン。あの大きなカップが、同じスーパーで380円で売ってました。そんなに安く買えるなんて知らなかったので、これも1カップ買ってきて、毎日チビチビ食べてます。せっかく体重が減り始めたのに、これ以上別居が続くとまた元に戻ってしまいそう。
Aventure Number : 2497 date : 2015/9/4


今日の禁断 コープ


 2011年にFacebookを始めた時からずっと使っていたプロフィール写真を、替えてみようと思いました。今までのは、パート練習をやっているときに後ろから誰かが撮ったもの、正直私は正面から写真を撮られて気に入ったことがないので、まあこれだったら全世界にさらしても大丈夫だな、と思ったのですよね。なんか「神秘的」な感じもありますし。でも、これはもう20年以上も前のものですから、いくら後姿とは言っても今の私とはだいぶ変わっていることは否めません。まあ、プロ写なんていい加減なものですから、別に本人の写真すら使う必要はないのですから、それはそれで何の問題もありませんけど。
 でも、この間の「アンサンブル大会」で、私はほかのグループの写真は撮れても、自分たちのは無理なので、ビデオ担当のHさんにカメラを渡して何枚か撮ってくれるようにお願したら、演奏しているところだけではなく、私が前説をやっているところも撮ってくれていました。自分では意識していなかったのですが、その中の1枚がとても素敵な笑顔で、我ながらとても気に入ってしまいました。これだったら、プロ写にしてもいいな、とまで思うようになったので、意を決してこれをアップしてみましたよ。
 とは言っても、「個人情報」ですから、ここではモザイクをかけさせていただきました。ボカされていない写真を見たい方は、Facebookの「お友達」になっていただければ、見ることが出来ますよ。念のため、持っているのはアルトフルートです。
 どうやら、愚妻との別居生活もあと10日ぐらいは続きそうなので、今日は最後のまるまるフリーの休日となりました(来週は指揮練があります)。ですので、これを利用して、たまった録画ずみのBDを収納するケースを探そうと思いました。これがだいぶ前に買った、ユニットを重ねて使うケースなのですが、ちょうど1個分スペースが空いているので、そこに新しいのを買ってきて乗せようと思ったのです。特にWOWOWから録画したMETのものが100枚近くになってきて、所在もなく積み上げてあるだけなので、そろそろちゃんとした居場所を作ってやらないと。
 でも、これと同じものを買おうと、前に買ったお店に行ってみたら、もう扱いをやめたのか置いてありませんでした。こうなったら、市内のあらゆるホームセンターをまわって、探してみようと思ったのですよ。そういうことに愚妻を着きあわせるわけにはいきませんからね。ところが、まさかネットでは手に入らないだろうと思いながら、一応メーカー名をを入れて検索してみたら、全く同じものがAMAZONで見つかってしまいましたよ。ブランド名が変わっていましたが、サイズといい色といい、全く同じ製品です。これで、そんな「ホームセンター巡り」は全く必要なくなってしまいましたよ。
 そうなってくると、せっかくですから、また東京方面に行って羽根を伸ばしてこようかなという邪悪な気持ちも湧いてきますが、そこは、いくら3割引きで新幹線を使えると言っても、いつかは買うかもしれないヘッドフォン・アンプのために、無駄遣いは許されません。久しぶりに、夕方まで一歩も外に出ないでひたすら溜っていた録画を見たりして過ごしましたよ。ペルトの「最新」というふれこみのDVDもあったので見てみたら、これが全くの偽装表示だったので腹を立てたり(これは明日の「おやぢ」のネタ)と、実りの多い1日でした。
 晩御飯を食べるために出かけたついでに、この前スイカを買ったスーパーに行ったら、山のようにあった1個1000円の「わけあり」スイカは、跡形もなく無くなっていました。
Aventure Number : 2498 date : 2015/9/6


今日の禁断 バスドラム


 冷たい雨が降り続いて、いったい今はいつなのか、と思ってしまいますね。確か、だいぶ前の「長期予報」では、今年の残暑は厳しいと言っていたはずですが、もちろん長期予報というものは、実際に予報の対象になった日になるころにはみんな忘れていますから、別に間違っていたって「説明責任」が求められることもありません。ですから、「長期予報」なんていう、何の役にも立たないものはやめてしまえばいいと思うのですがね。いや、要するに、「長期予報では暑いと言っていたのに、寒くなってしまったねえ」という、日本人の大好きな「お天気の話」のネタとしてだけ役に立つ、というだけのものなんですよね。逆に長期予報が当たってしまったら、もうみんな話すことがなくなってしまって、例えば美容室のおねえさんなどは話題がなくて困ってしまうでしょうね。
 そんな寒い日でしたから、もうニューフィルの練習で冷房が入ることはありません。でも、やはり人が入るとそれなりに暑くなってしまうので、私はリネンのシャツを脱いで半そでのTシャツだけになってみました。でも、だんだん、これではちょっと涼しいな、と思うようになってきたので、やはりそれほど温度は上がらなかったのでしょう。
 今日の練習は、2回目の指揮者練習の直前ということで、弦楽器はほぼ全員の団員が揃っていたのではないでしょうか。ヴァイオリンあたりはエキストラが入らないことにはちょっと人数が足りませんが、それでもなかなかしっかりした音になってきていましたね。ですから、ショスタコを全楽章通してみても、そんなに破綻はなく、割とすんなり出来てしまったな、という感じです。みんな必死にさらっていたんですね。最初のころのようなどうしようもない、というところはきれいになくなって、あとほんの少し磨いてもらえれば、本番でも通用する演奏になるような予感です。
 管楽器はというと、フルートあたりは本当にヒマですね。でも、それぞれの楽章にとても大事なソロが控えていますから、そこをクリアしなければいけません。特に第3楽章の長大なソロは、始まる前の弦のピチカートが聴こえてくるとだんだん緊張してくることが分かります。ですから、ソロが始まる直前は最高にナーバスになっていて、そのままの状態で吹き始めると全然余裕のない演奏になってしまいます。1回目の通しがそんな感じで、もうアップアップでしたね。でも、2回目になると、だいぶ緊張が解けて、少しはいい感じに吹けるようにはなっていたでしょうか。でも、まだまだですね。おそらくここは、本番の直前までてこずることでしょう。
 休憩時間に、Hさんがこの間のアンサンブル大会のBDを配っていました。帰ってきてそれの自分が演奏した部分を見てみました。まず、始まる前の前説で私がしゃべっているのが、全く何を言っているのかわかりませんでした。いつもこんな風にしゃべっているのですね。本人でさえわからないのですから、ほかの人はさぞ聴きずらいことでしょう。ごめんなさいね。演奏は、まあやっているときに感じたことがそのまま出ていましたが、全体でみるとそれほどアラが目立たないで、聴きようによってはなんだかとてもさわやかなものに聴こえるかもしれませんね。たしか、ほかのパートの人が「優雅な演奏ですね」と言っていたような気がしましたが、確かにほかの人が聴いたらそんな風にも感じるかもしれないような演奏でした。
 しかし、BDで見ると画像のリアリティはすごいですね。ですから、私たちの前の前にやった打楽器のアンサンブルなんかは、鳥肌が立つような演奏に感じられました。普段は後ろでなんかやっているパートの人たちが、こんなに素晴らしいことに気づくのも、この企画のメリットです。
Aventure Number : 2499 date : 2015/9/8


今日の禁断 シラケン


 もう秋なのにこの長雨、ほんとにあの爽やかな秋空はいったいどこへ行ってしまったのでしょう。でも、秋の味覚もそろそろ出回ってきて、何かと食べ過ぎには注意、と気にする人が出てくる季節ですね。この前、やっとサンマを食べましたが、やっぱりおいしいですもんね。でも、そこの定食では「ダブル」もあったのに、あえて「シングル」で我慢する、というのが、つらいところです。
 そういう時に「小腹がすく」ということがありますね。「腹がすく」というまではいかないのだけれど、軽く何かを食べたいな、みたいな状態でしょうか。ですから、この言い方を使うときには、「ちょっと小腹がすいたわねぇ」のように、少し控えめな言い方をする方がしっくりきます。よくラジオでやっているかまぼこ屋さんのCMで、女の子が「あ〜っ!小腹すいたぁ!」と大声でわめかれると、ものすごい違和感があります。こういう豪快な言い方をするシチュエーションでは、「あ〜っ!腹減ったぁ!」と言うべき、「小腹」という控えめな言葉と叫び声の間に乖離が生じてしまうように感じられてしまうのですね。こういう感覚、おかしいですか?
 ごく控えめに、リスニング環境をグレードアップしようと思ってHD800を買ってしまったのですが、もうこれを聴いてしまうと下手なスピーカーなどは聴く気にならなくなってしまうのが怖いところ。おそらく、これと同等の音がするスピーカーは、ものすごく高いものになるでしょうね。つまり、今までそこそこ満足していたスピーカーで、ちょっと気になっていたようなところが、HD800でも、その前のCD900STでも難なくクリアしていたのですよ。その上に、HD800ではさらにしっとりとした落ち着きがありますから、どんなものを聴いても至福の時間が過ごせます。
 ただ、そうなってくると、今まではあまり気にならなかったちょっとしたところもはっきり分かるようになってきました。今までは、BD-Aはどんなプレーヤーで聴いても時にはSACDをしのぐ音が出ていたと思っていたのですが、HD800で聴き比べてみると、SACDの方がはるかに緻密な音がするのですよ。それに比べると、BD-Aの音はかなり雑に聴こえます。これは、どうやらプレーヤーのせいなのではないか、という気がしてきました。一応DENONのちゃんとしたBDプレーヤーがあったのですが、なぜかそれだとレーベルによってかからないものがあったりしますから、いまいち機械的な精度が高くないのでしょう。それをカバーするために、本当に安物の、こちらはレーベルを選ばないプレーヤーも使っていたのですが、それとDENONを比べるとやっぱり聴き劣りがしていました。いや、DENONでさえ今ではなんだかあやしい音に聴こえますし。
 そうなると、HD800に見合うBDプレーヤーが欲しくなります。そこで、本当はヘッドフォン・アンプが欲しかったのですが、それの代わりにOPPOのBDP-105DJPを買ってしまいましたよ。
 これの魅力は、ちゃんとリモコンでヴォリュームが動かせるヘッドフォン・アンプが付いていることです。今日の夕方に届いたので、さっそくセットしてその直のヘッドフォンと、今までのアンプを通したヘッドフォンを比べてみると、どちらもほぼ同等、直の方が繊細さが増していました。さらに、SACDやCDも、専用プレーヤーと遜色のない音で聴けます。何よりも、操作性が今までのDNONとは全然違って、とても信頼性があります。もうLP以外はアンプを使わないでOPPO1台だけで聴く、なんてことになってしまうかもしれません。
Aventure Number : 2500 date : 2015/9/10

15/9/12-15/10/20