2361(14/12/9)-2380(15/1/17)

今日の禁断 ボヘミアン


 久しぶりにニューフィルの練習に行くことになりました。「第9」を欠席することにしたので、そのリハーサルと本番をやっていた丸一ヶ月以上、練習に加わっていなかったのですね。こんなに長い間ニューフィルから離れていたことなんて久しぶりなので、なんだかまた復帰できるのかどうか不安になってくるほどでしたよ。いや、正直、今日の練習に向けてはかなり緊張していましたね。
 いよいよ練習会場に向かって車で走り出した時には、なんか言いようのない複雑な気持ちでしたね。でも、その道のりの途中、北仙台駅から坂道を登って行った途中にあるさる建材メーカーの駐車場では、今年も立派なイルミネーションを飾っていました。ほんとに年々手が込んできて、もはや収拾がつかないほどになっている、というか、もはや「名物」としてすっかり定着しているようですね。
 5時過ぎに通ったのですが、このまわりにはたくさんの人が見に来てましたし、私と同じようにちゃんとしたカメラで写真を撮っている人もいましたね。撮ってから気が付いたのですが、左の手前に楽譜がありますが、今度来た時には右の方からどんな音符なのか見てみることにしましょう。ま、シャープの位置がいい加減ですから、多分意味のない音符なのでしょうが。
 今日は、来年春の演奏会のレパートリーを初めて合奏でやってみるという練習でした。「初見大会」ですね。私の出番は後半なので、ギリギリ7時に着くぐらいに行ってみたのに、まだフルートのパートは誰もいませんでした。そこで、会う人ごとに「おめでとうございます」と言われてしまいましたね。
 Facebookの友達は知っているのでまあ当然のことなのですが、そんな情報が入っていない人まで「おめでとう」と言ってくるので、何があったのか、と思ったら、この式に出席していて、二次会にも出ていた娘の同級生の団員が、次の日の「第9」の本番には参加していて(二日酔いで真っ赤になって弾いていたそうです)、その時に写真を色んな人に見せていたのですね。「お父さんとよく似てますね」とか、言われてしまいました。
 前半は、やはり1人遅れるというので、急遽私が代吹きに入ります。一通りさらってはいたのですが、やはり合奏となると高音の指がなかなかついて行かないものですね。まあ、最初としてはこんなものでしょう。
 それが終わった時に、フルートパートの人が何かゴソゴソ袋を出してきて、私と娘にお祝いだというのです。いやあ、びっくりしましたね。まさかこんなことまでしてもらえるなんて。というか、私が結婚したわけでもないのにね。でも、とてもうれしかったです。かと思うと、さっきの同級生が、自分で撮った写真をプリントして持ってきてくれました。なんと、私と撮ったツーショットまでありましたよ。これも、なかなかうれしいもので。
 後半は、私の本来のパートですから、いい加減には出来ません。まずまず音はちゃんと吹けてはいたのではないかと思うのですが、ちょっと珍しい全曲版からのナンバーでは、休みを数え間違えて完全に落ちてしまったりしてました。これは不覚。次回からはきっちり出来るように、スコアを確認しなければ。でも、「間奏曲」での長いフレーズを循環呼吸でつなげるのは、まずはうまく行きました。前回末廣さんでやった時には、これが出来なくて悔しかったので、今回はぜひ本番でも使えるようにさらに修練です。
Aventure Number : 2361 date : 2014/12/9


今日の禁断 リスト


 12月中にやらなければならないことはたくさんありました。まずは、この間の結婚式(私のではありません)ですが、それはそんなに焦らなくても、自然とまわりが形を作ってくれるので、そんなに忙しくはありませんでした。しかし、それが終わった後には、全て私が一人でやらなければいけないことがいっぺんに襲いかかって来たものですから、大変です。
 そもそも、この時期は職場では年末の発送作業がハンパではありません。もちろん、先を見越して、中に入れるものはすでに先月中に全て作ってあったので、あとは宛名印刷と袋詰めだけなのですが、宛名用の住所データは、なるべく最新のものを使いたいので、ギリギリまで先延ばしにしてありました。いやぁ、このところの寒さのせいでしょうか、住所の宛名が変わってしまうという事態が頻繁に起こっていましたからね。でも、なんとか落ち着いたので、一応締めきって印刷用のデータを作り、ぼちぼち印刷を始めたところです。来週中にはその1200部の郵便物を作り上げなければいけませんから、ほぼリミットのタイミングですね。
 しかし、それだけに専念しているわけにはいきません。ニューフィルの方では、今年最後の練習がやはり来週なので、そこで配るための最新の「かいほうげん」も作らなければいけません。この間の「角田第九」の時には、私は行けなかったので、デジカメを写真チームのスタッフに預けておいたら、たくさん撮ってきてくれましたから、まずはそれは年内に出したいですからね。その前に、10月の定期演奏会の時の写真も山とありますから、それの選別とレイアウトが大変です。この二つのコンサートの写真を仕上げるだけで、結局丸二日かかってしまいましたよ。でも、今日中に最初のページを仕上げれば完成というところまでは、なんとかこぎつけました。
 このページは、なんたってタイトルですから、一番重要なことを載せることになります。今回だと、来年の秋の定期演奏会のメイン・レパートリーが決まった、ということですね。それは、ショスタコーヴィチの交響曲第7番という、ちょっと重たい曲でした。ですから、あえて重くならないように、さりげなく曲目だけを紹介、みたいな形にしようと考えていました。ただ、なにか画像は必要なので、まあ、それこそスコアの表紙でも使おうかな、ぐらいは頭にありました。それと、やはり作曲者の顔写真なんかもあったらいいかな、と思って、ネットで写真を検索してみたら、なんだかすごくサイズの大きな写真が見つかってしまいましたよ。幅が2000ピクセル以上という、そのまま印刷に使えるぐらいの解像度の写真です。それを見たら、これをバックに薄く入れたくなりました。壁紙みたいにほんのりと作曲者のポートレイトがあって、その前に記事、というんだったら、結構オシャレですよね。
 でも、いざそれをはめ込んでみると、もっとヘビーな使い方をしたくなってきました。どうせなら、思いっきりコントラストを上げて、逆に文字を白くしたら面白いんじゃないか、と。
 結局、その線でやってみると、こんな感じに仕上がりました。なかなかのインパクトでしょ?これで、あとは印刷用の16ページのファイルを作って、完成です。思いの他、仕事がはかどりました。これで間にあいます。
 しかし、来週の火曜日までには、これだけではなく、あと2つ印刷物を作らなければいけません。一つは、その日の練習後に行われる会議の資料、この曲のカップリングを決めるための、希望曲を集計したものです。まあ、「かいほうげん」さえ出来てしまえば、これは送られてきたデータをそのままエクセルに貼りつけるだけですから、なんということはありません。そしてもう一つは、ペーパー版の日程表。実は、いつも毎月発行していたものが、先月は私が練習に行ってなかったので出していませんでした。そうしたら、ネットの日程表が見れない人から催促されてしまったもので、これはなんとしても作らないといけません。まあ、逆にそれを終わらせてしまえば、もう今年の用事はほぼなくなってしまいますから、そのあとはきっと楽になるはずなのですが。
 そういえば、今年中には○○、とか言っていた人がいましたが・・・。
Aventure Number : 2362 date : 2014/12/11


今日の禁断 フローズン


 サイト版「禁断」のタイトルは、必ずカタカナでその日の書き込みに関係のある単語にするという暗黙の「掟」があるのですが、さすがに前回のは分かるはずの人にも分からないほどの高難度のものでした。ということは、普通の人にはまず分からないということになりますから、分からなかったといって落ち込まないでください。
 今日は、それとは全く関係なく、私の妹が入っている合唱団のコンサートに行ってきました。同じ合唱団に今まではもう一人知り合いが入っていたのですが、今回はお休みでしたね。前半はちょっとお固い合唱組曲を2つ、後半はぐっと砕けてクリスマス関係の曲で盛り上げるという構成です。なんたってこの合唱団のリーダーが、そういうイベントやショーの企画などを手掛けている人ですから、楽しませてくれることでしょう。
 開演前に例によって「注意事項」のアナウンスがありましたが、その中で「写真撮影」については、「フラッシュやシャッター音など、まわりの人の迷惑になる撮影はご遠慮ください」という、非常に分かりやすいものでした。これでいいんですよ。というか、これは誰が考えてもやってはいけないことですからね。逆に言えば、フラッシュを焚かず、音さえたてなければ写真は撮っても構わないということです。これがアマチュアの演奏会の「常識」なのではないでしょうか。
 そんなわけで、「音」に関してはちょっとミラーレスならではの引け目があるので、極力拍手の間とか音楽が盛り上がったところだけ撮影することにして、何枚かの写真を撮ることが出来ました。その中の、後半のステージのクライマックス、これは「Let It Go」を歌っている時ですが、まさにサビの部分でこんな予想通りの演出を見せてくれました。このコンサートホールをほぼ埋めたお客さんは、いかにも12月ならではのプログラムに大満足だったことでしょう。
 終わって外に出たら、向かいの森林公園がうっすら雪景色、コンサートの間に雪が降ったようですね。結構降ったみたいで、道路の雪はもう溶けていますが走っている車の中には屋根にだいぶ積もっているのもありました。私の車は駐車場の中だったので、何の影響もありませんでしたが。いよいよ本格的な冬に突入ですね。
 そこで、この間見てきた堤町のイルミネーションをもう1回見てこようと、現地に行ってみたら、なんとそこには警備員が2人も配置されていて、すぐ向かいの駐車場には入れないようになっていましたよ。まあ、確かにこれがかなりの渋滞の原因にはなっているようですから、仕方がないのかもしれませんが、こうなるとあんまり有名になるのも考えものですね。仕方がないのでちょっと遠くまで車を置いてきて、まずはこの間気がかりだった「楽譜」を見てみましょうか。
 予想通り、これは全く何の意味もないただの「飾り」でした。とは言っても、それでこの壮大なイルミネーションの価値が下がるわけでは決してありません。なんせ、下から上がってくると、はるか前のあたりからでもそのてっぺんが見えるぐらいの高さがあるのですからね。なんでも、これを作るためにクレーンまで用意したというのですから、気合が入っています。
 しばらく見ていると、真ん中のツリーの色が定期的に変わることに気づきました。
 それにしても、このLEDを1個1個取り付けるのには、どんだけの手間がかかっているのでしょう。すごいですね。
 あ、今日のサイトのタイトルはベタでした。
Aventure Number : 2363 date : 2014/12/13


今日の禁断 リャードフ


 さあ、また忙しい1週間が始まります。今週のミッションはニューフィル関係で「かいほうげん」作り、「希望曲リスト」作り、そして「日程表」作りでしたね。おかげさまで、最初の2つは無事終了しましたので、明日練習に行くまでに「日程表」さえ作れば、今年のニューフィルでの仕事は全部終わるはずです。
 そして、やはり今週中に職場でやらなければいけないのが、年末のお便りの発送です。去年は20日に発送しているのですが、今年はその日は土曜日ですから、金曜日には発送しなければいけません。確か、去年は「まだ着かないんですが」なんていう問い合わせがあったそうなので、それ以上発送日を送らすことは許されません。まあ、お客さんも毎年のお便りを楽しみにしているのだと思って、一生懸命作業をしなければ。
 その「お便り」を始め、すでに封筒の宛名印刷も全て終わっています。その時に、今までとは違って、ゆうメール用のシールを貼るという工程が加わっていました。なにしろ、区内特別郵便よりも安く出せるのですから、これだけ大量に出す時にはかなりの節約が出来ます。でも、こちらの住所を印刷した封筒には、すでに「料金別納」みたいな印も印刷してあるので、その上にゆうメールのシールを貼らなければいけないのですよ。なにもなければハンコを押せばいいのでしょうが、まさかこんな事態になろうとは思ってなかったので、もう数年分の印刷済みの封筒の在庫を抱えているというわけです。まあ、ゆうメール自体がこの先どうなるのかは全く予想できないので、とりあえずはこのシール貼りが最良の方策なのでしょう。あとは単純な袋詰めだけ、これは忍耐力だけが勝負です。
 しかし、自宅関係では、まだ大仕事が残っています。それは年賀状作り。今年は結婚式があったので、その写真をフィーチャーすることだけは決めたのですが、その先の作業が全く進んでいません。なんか、写真を撮っただけで安心してしまったんですね。これだけあれば、もうやり始めればすぐに出来てしまうだろう、という、いつもながらの私のやり方です。
 そんな、たくさん撮った写真を、愚妻はやはりプリントした「紙」で見たいと言い出しました。PCは使えないので、自分で写真を見ることが出来ないのですよね。確かに、プリントした方が見やすいのでしょうが、私にしてみれば300枚もあるのをプリントしてもわずらわしいだけだと思ってしまいます。そこに、結婚式に出ていた義弟が自分で撮った写真150枚分のデータを持ってきてくれました。そうなると、もう収拾がつかないので、これらを愚妻の唯一のITツールであるiPadに転送してやろうと思いました。これだったら、面倒なこともなく、しかもプリントのサービス版なんかよりずっと大きくてきれいな写真が手元で見ることが出来ますからね。
 そこで、私にとっては初めての体験、PCからiPadへの画像の転送を実際にやってみることにしました。日ごろ、まず使うことのないiTunesが新しいバージョンになっていたので、まずそれをインストール、あとはガイドに従ってPC内にフォルダーを作って転送するだけ、とても簡単に出来てしまった・・・と思ってiPadを開いてみたら、いつの間にかフォルダーがなくなって、別のところに移動してしまってましたね。なんか、このあたりが良く分からないところです。でも、これでいともスマートに大量の写真を見ることが出来るようになって、愚妻、というか「連れ合い」は喜んでいるようです。
 逆に、iPadやiPhoneで撮った写真をPCに転送することも出来るはずなのですが、これはまだやったことがありません。私の場合は、もっぱらメールに添付してPCあてに送るというやり方。それで、スーパーでこっそり撮った写真を加工して、こんなのを作ったりしています。
Aventure Number : 2364 date : 2014/12/15


今日の禁断 ニュートラル


 きのうは、ニューフィルの今年最後の練習でした。ちょっと早いですが来週は火曜日が祝日なので、誰も来ないだろうということで繰り上げになったということです。最後だからみんな来るだろうと思ったら、そういうパートもありましたが、そうでないパートもあったということで、この日のために作った「かいほうげん」もだいぶ余ってしまいましたね。
 それよりも、そろそろ出掛けようかな、と思った頃に、フルートパートの人が「熱があるので休みます」という連絡を寄こしたので、ちょっと焦ってしまいました。となると私が代わりに吹かなければいけないのですが、そのパートが「白鳥の湖」のピッコロというのですから、これはちょっと大変。なんせ、フルートでさえ高音続きでヒーヒー言っているのに、それをピッコロで吹くのですから、これはちょっと私の能力を超えています。というか、もう最初からあきらめてピッコロは全然さらってませんでした―。
 職場を出ると、かなりの雨。さっきまでは雪が降っていて、夜に予定されている委員会のために車が上がって来れるように融雪剤を撒いていたのが、これで全部流されてしまいましたよ。この雨が、夜更け過ぎに雪へと変わってしまったら大変ですね。
 そのピッコロは、結局全くの初見で吹くことになってしまったのですが、まあなんとかなったみたいですね。でも、高音が続くところでは、もう酸欠でめまいがするほどでした。練習が終わると、なんと雨はやんでいましたよ。これだったら坂道も大丈夫・・・だと思ったら、逆に雨が凍ってしまって、登って来れない人が続出したようでした。私の車は勢いで登ったのでなんともなかったのですが、途中で止まってしまった人が立ち往生して、結局下の駐車場に停めたのだとか。とんだ災難でしたね。委員会では、私が時間を割いて作ったリストはいったい何だったのか、という悲しくなるような発言があったりしましたが(まあ、言った本人はそれに気づいていないというのが辛いところで。こういう人はどんな世界にもいます)、割と早めに結論が出たので、帰りの下り坂を気をつけて下るようにアドヴァイスして、お開きです。
 そして、今日はもう1日中袋詰め作業に没頭です。単純作業の連続ですから、ここはBGMを流しながら、ということで、LPをとっかえひっかえかけてみました。最近買ったLPがたくさんあるのに、ろくすっぽ聴いてなかったので、せっかくですからこんな時にまとめて聴いてみようと思いまして。まずは、一番新しい竹内まりやから、その流れで山下達郎。いやあ、本当にLPの音は気持ちがいいですね。試しに、達郎の同じCDをそのあとでかけてみたら、もうなんだかすっかり平べったい音になっていて、早々に停めてしまいましたよ。業界では「ハイレゾ」をブームにしようと躍起になっているようですが、まずはしっかりしたレコードプレイヤーを買って、こんな新しいLPをぜひ聴いてほしいですね。いい加減なハイレゾよりも、ずっといい音がしますから。
 もちろん、クラシックのLPも聴いてみました。6枚組のボックスをいっぱい買ってあったのですが、いまだに全部は聴いてなかったんですよね。もう、この弦楽器の滑らかな音を聴いてしまうと、CDには戻れなくなってしまうほどです。散々聴きまくって、もう一つ、「フェイズ4」で「黄河」を聴こうとジャケットからLPを出したら、なんと、そこには同じボックスにあったストコフスキーの「シェエラザード」が入っていたではありませんか。
 これは完全な不良品。でも、買ったところの案内を見ると「不良品の交換は到着から7日以内」とありましたね。これを買ったのは2か月前ですから、もうダメでしょう。まあ、また一つ「珍品」が手に入った、ということで納得することにしましょうか。でも、悔しいので同じアルバムのCDを聴いてみたら、やっぱり物足りませんでした。まあ、曲自体は何度も聴くようなものでもないので、いいのですが。このダブってしまった「シェエラザード」のLP、もし欲しい人がいたら差し上げますよ。あいにく中身だけで、ジャケットは付けられませんけどね。
Aventure Number : 2365 date : 2014/12/17


今日の禁断 シール


 今年最後の仕事が終わりました。毎年恒例の、顧客へのDMの発送ですね。もしやと思って1年前の「禁断」を見てみたら、やはり同じ頃に同じことを書いていましたね。去年も「丸3日かかった」なんて言ってましたが、今年もやはり封筒詰めには3日かかってしまいました。
 こんな感じで右から順に取っていって、半分に折り、それを封筒に入れてセロテープでフタを貼るという作業を、延々1194回続けたことになります。今年の「お便り」には、この間発売になった「りらく」の掲載ページと表紙の写真を載せてみましたよ。去年は鐘楼の動画をリンクさせていましたが、今年は、もう少しして次号が発行になったら、職場の公式サイトにこのページがアップされますよ、という告知を載せてあります。このお便りがお手許に届く頃には、もう店頭にはこの12月号はなくなってしまっているかもしれませんからね。
 実は、この間の結婚式では、式は愛宕神社で挙げました。式場にはちゃんとチャペルがあるので、そこでやれば移動がなくて楽だったのですが、私が冗談で「あれだけはやめてくれ」と言ったのを娘が真に受けて、神式でやることに決め、式場との提携先である愛宕神社での挙式ということになったのですね。まあ、半分は本心で、みんなに見られている中をバージンロードを一緒に歩くというのはちょっと恥ずかしかったんですけどね。でも、神社でやった時に、最後に親族紹介というのをやらされて、私の母親のことを「新婦の母方の祖母」なんて言ってしまって、やっぱり大恥をかくことになってしまったのですがね。あと、親戚の名前が一瞬出てこなくて、ちょっと焦ったりはしましたが、これはまず「放送事故」程度のダメージで済みました。
 その神社に、同じ「りらく」が置いてあったのには驚きましたね。あの特集は「仙台の六芒星」ですから、当然愛宕神社も入っているわけで、さっきまで本殿で祝詞をあげたりしていた宮司さんの写真も載ってましたっけ。まあ、私の勤務先と娘の結婚式場がこんな縁で結ばれていたというのも、ちょっと不思議なことでした。
 そんな感じで出来上がった発送物を、今回は初めて「特約ゆうメール」を使って送ることにしていました。まず、もらってあった発送用紙に発送数と料金を記入して、きのうのうちに教えてもらった集荷担当者の電話番号に電話をかけてみます。そうなんですよ。この特約ゆうメールは、ちゃんとここまで取りに来てくれるのですね。民営化になったとたんにやめてしまったサービスが、こんな形で復活していたのですよ。話では、1通だけでも取りに来てくれるというのですけど、さすがにそこまでは申し訳ない気になりますね。でも、これだけあれば堂々とお願いできますよ。電話では、すぐに取りに来ることも出来るというのですが、そんなに急ぐこともないので、今日の午前中に来てくれるようにお願いしました。そして、今日になったら、約束通りに午前中に担当者がやってきましたね。数を言ってあったので、かなり大きな車に乗ってきましたよ。なんせ、こんだけの量ですからね。
 担当者は、発送用紙をそのままスキャンして、その場で「預かり証」というのを発行してくれました。とりあえずこれを局まで持って行って、数を確認してから改めて集金に来るということなのだそうです。これはありがたいですね。今までのように局に持ち込んでいたら、いちいち数え終わるまで待ってなければいけませんでしたからね。
 ところが、そういうことなら、すぐにでもまたやってくるのかと思っていたら、午後になっても、そして夜になってもう私は帰らなくてはいけない頃にも、担当者は来ませんでした。今まで、ずっといいとこだけを見せていたのに、最後の最後で馬脚を現したのでしょうかね。きっと、集荷の担当者というのはそんなにいなくて(もしかしたら1人だけだったりして)、とりあえず持っては行ったものの帰りは他の仕事で手いっぱいで、もう来れなくなったのだとか。まあ、間違いなく配達さえしてもらえれば、別にいいんですけどね。
Aventure Number : 2366 date : 2014/12/19


今日の禁断 サボテン


 この前、iPhoneからPCに写真を転送する方法はまだ分からないというようなことを書きましたが、ちょっと調べてみるとそれが簡単に分かってしまいました。ただ、そこに行くまでにはちょっとつっかえたところもありました。まず最初に目にしたサイトで、写真入りで説明が書いてあり、「WIN8での説明だけど、WIN7でもほぼ同じはず」とあったので、その通りにやってみたら、さっぱりそこで掲載されている写真通りの画面が出てきません。どうやら、それは「7」には当てはまらないやり方だったようですね。そこで、もう少し探して、間違いなく「7」用のやり方があったのでやってみたら、それはきちんと出来ました。要は、iTunesの使い方なんですよね。前のサイトでは別に起動しなくてもいいようなことだったのですが、ここではまずiTunesを起動して、USBケーブルをつなぐというものでした。そうすることによって、iPhoneが一つのデバイスとして認識されて、エクスプローラーを介してPCの好きなフォルダーに写真を転送(コピー)することが出来るのでした。やってみればすごく簡単、なんでこんなことがきちんとマニュアルには書かれていないのでしょう。
 と、iPhoneで撮った写真を簡単にPCに取り込むやり方がマスターできたのを待っているかのように、こんなすごい景色に出会ってしまいました。
 きのうはお昼過ぎには合唱の練習があるので、朝のうちに買い物を済ませようと、ちょっと早めに「連れ合い」と昼ご飯を中山イオンで食べようと思いました。行った時は開店直後、まだお客さんは誰もいなかったので、窓際の席に案内されました。と、外を見ると、真正面に雲海の中から頭だけ出しているような七つ森の山々がそびえていましたよ。ちょっと市内では見れないような珍しい風景、これはぜひ写真に撮っておきたいと思ったのですが、お店の中でミラーレスを出したりしたらちょっと不審者みたいに思われそうだったので、さりげなくiPhoneのズームで撮ってみました。これが、結構いい写真になりました。鉄塔があるのがミスマッチのようにも思えますが、これがかえってアクセントになって、なんかシュールさを出しているような気もしますし。
 この写真も載せた私のFacebookでは、きのうになって友達がちょうど100人になりました。めでたく100人目を射止めたのは昔の合唱仲間、学生時代に大学の合唱団とは別に入っていた市民合唱団のメンバーです。実は今練習しているモーツァルトの「レクイエム」も一緒に歌っている方なのですが、ひょんなことから別の人のところに「いいね!」をしているのを見つけて、その時はちょっと本人なのかは自信がなかったので(以前、さる指揮者と同姓同名の人にリクエストを送って、「私は指揮者ではありません」などと言われてしまったこともありますから)きのう会った時に確認して、晴れて承認してもらいました。まあ、私の場合は、つい最近Facebookを始めて、1週間ぐらいで80人以上の友達を集めてしまった人のように積極的に「友達集め」をしようという気は全くなかったのですが、マイペースでやってきてとうとう100人になってしまった、というところですね。まあ、寄せられたリクエストを拒むことは、よっぽどのことがなければありませんので、気が向いたらどうぞ。
 その100人目の人の「いいね!」を見つけたのは、その方と同じ大学合唱団のOBの方のFacebookだったようで、先週行われたその合唱団の演奏会についての書き込みでした。そこで、なぜか私の「おやぢ」のブログがリンクされていたのですよ。そこで扱っていたのと同じ作曲家の曲をその演奏会で演奏していたようですね。ちょっと珍しい作曲家だったので、検索したら見つかったのでしょうね。それは、自分で書いたとは思えないほどの、立派な内容でしたね。こんなにきちんと書いていたこともあったんですね・・・・。
Aventure Number : 2367 date : 2014/12/21


今日の禁断 グリーン


 先日送ったゆうメールは、結局何の問題もなく発送されたようでした。やはり担当者が多忙だったようで、その日のうちには集金に来れないという連絡があったのだそうですが、翌日にはちゃんとやってきたみたいで。それで、まあ金曜日に発送したとしても、そのあとは土日ですから実際に配達されるのは週明けだろうと思っていたら、もうその前にしっかり届いていたようで、顧客の方からご丁寧に電話をもらっていたりしていたそうです。ということは、休みの日でも配達は休まないのでしょうか。だとしたら、安いし早いし、しかも集荷までしてくれるなんて、いいことづくめではないですか。でも、なんか無理してサービスしているような気がしてしょうがないのは、なぜでしょう。
 実はもう一つ、配送がらみでの懸案がありました。以前の「禁断」でLPの中身が違っている不良品が見つかったのに、もうとっくに期限を過ぎているのであきらめたということを書いたら、ブログへのコメントで「問い合わせだけでもしてみたら?」という御忠告を頂いたので、ダメモトで連絡を取ってみました。もちろん、全く期待はしていませんでしたが、それは同じような案件での苦い経験があったからです。奇しくも、同じ「黄河」の、そちらはCDでしたが、これは製品そのものがトラックの順番を間違えていたという、マスタリングの際のミスによる不良品でした。そういうものは販売店に聞いてもらちが明かないと、直接メーカーに問い合わせたのが悲劇の始まり、素直に非を認めて交換に応じればいいものを、「アメリカ盤では不良がありましたが、ドイツ盤では問題はありませんでした」などと、とても身勝手な言い訳を始めたのには、あきれるというか情けないというか。現に私の手元には不良品があるのに、そんなどこで作ったなんて、全くこちらには関係のないことをしゃあしゃあと言い出すなんて、完全にどこかのネジがゆるんでいるとしか思えませんでしたよ。
 ですから、そういうスタンスがこの業界のスタンダードだと思わせられたので、今回も到底すんなり対応してくれることなんかあり得ないと思ってしまいますよね、交換期限だって遥かに過ぎてますし。ところが、このLPを購入したところは、間髪いれずに「良品の手配をしましたので、不良品を梱包してお待ちください。良品が入手でき次第連絡します」と、さっきのレコード会社とは全く異なる良心的な態度を示してくれたではありませんか。考えてみれば、不良品を販売したのは、どんな理由にせよ売った側の落ち度なのですから、それに対しては無条件に対応するのは本来あるべき姿ですよね。やはり、どんな業界にも「良心」というものはあったのですよ。さっきの○クソス・ジャパンは、そんな最低限の社会のルールすら持ち合わせていなかったというだけのことだったんですね。
 さらに、翌日には「良品を発送しました」というメールが届きましたよ。なんという迅速さ。それを受け取ったら、配達員に不良品を渡してくれ、ということでした。ただ、ここでちょっと心配なことがありました。最初のメールで、「交換するのは不良品の1枚だけ」とあったのですよ。ま、そのLPが入っていた6枚組のボックス全体を交換するわけではなかったのはちょっとがっかりですが、でも、それはまず妥当なやり方でしょう。ただ、その不良品には、同じボックスの別のLPが入っていたということで、LP盤が1枚足らなくて同じものがダブっていたという状態だったのです。で、そのメールには「不良品のLPを発送して、代わりにダブったLPを受け取ります」というようなことが書いてあったのですね。ということは、ジャケットだけは全部揃っているので、中身のLP盤だけを交換するのではないか、という疑問が起こりませんか?ジャケットに入っていないLPだけを送ってくるという可能性です。
 ですから、配達が届いた時には、配達員を待たせておいてまず荷物を開けてみましたよ。そうしたら、ちゃんとジャケットに入った商品だったので、こちらもジャケットに入ったままのダブったLPを梱包したものを、渡しました。これだって当たり前の話なんですけど、どうしてもあのナ○ソスの対応が頭にこびりついているものですから、素直に考えることが出来なかったのでした。やはり、一度そういうひどい目に遭ってしまうと、なかなかそこから抜け出すことはできません。
 そんな懸案が全て解決したので、久しぶりに街に出かけたら、例の「光のページェント」の会場に、こんな真新しい看板が立ってました。
 達筆過ぎて最初は「定禅寺通」しか読めなかったのですが、ちょっと考えたら残りもすぐ分かりました。でも、根性の腐ったナク○スの人には、これはハードルが高いでしょうね。
Aventure Number : 2368 date : 2014/12/23


今日の禁断 ブライトコプフ


 前回の看板の文字、読めましたか。Facebookに同じ写真をアップしたら、意外と読めなかった人がいたようで、ちょっと意外でした。あの文字は篆刻などに使われる篆書体(てんしょたい)というフォントなのですが、それをさらにデフォルメしてあったために、分かりにくかったかもしれません。基本的な篆書体が見つかったので並べてみましょうか。こんな風になります。
 これだったら分かりますね。「定禅寺通緑地」です。あの通りの真ん中にある中央分離帯のことを、正式にはこのように呼ぶのだそうです。それをみんなに知ってもらうためにこの看板を立てたのでしょうが、逆にこれだと凝り過ぎて分からなくなってしまっているという、あいにくの結果になっていました。でも、これを書いた人(ちゃんと、それこそ篆刻が押してありますね)は本当はどういうつもりだったのでしょう。
 その時に街中で見かけたのが、こんな、毎年やってくるサンタです。この写真を撮った時には、サンタさんと一緒に写真を撮ってもらおうという人がたくさん並んでいたのですが、帰りに同じところを通ったら誰もお客さんがいなくて、ちょっとさびしそうなサンタさんでした。まあ、クリスマスなんてそんなものです。というか、私の場合は2週間前に、愚妻がぜひ見たいというので2回目となる「デビクロくん」を見ていたので、もうその時点でクリスマス気分満開、見終わった時にはもうクリスマスも終わったような気になっていましたからね。
 今日も、別に平日なので職場にいましたが、そこにいる86歳になる母親が大きな荷物を持ってヨロヨロと私の部屋に入ってきました。通販の商品は、いつもここ宛てに送ってもらっているので、大体母親が気を利かして持ってきてくれます。いつもはCDとかそんなに重くないものですが、今日の荷物はやたらと大きくて重たそうです。でも、その箱のロゴを見て私にはなんだか分かりましたから、すぐに受け取って開けてみます。でも、「それ」にしてはなんだか大きすぎますね。そうしたら、その中にもう1個箱が入っていましたね。まるでマトリョーシカですね。
 そして、きちんとくるんであった紙をはがすと、出てきたのは立派な布張りの楽譜でした。
 これは、1週間前に注文してあった楽譜。ドイツからですが、一番安いシッピング・コストでも、こんなに早く着くんですね。今でこそ知ってますが、最初にこの「shipping」という言葉を見た時には、マジで「船で」送ってくるのではないかと思いましたよ。確かに、昔は注文しても届くまでにはかなり日にちがかかっていましたからね。でも、今ではこの「ship」というのは単に「輸送する」という意味であることは分かるようになりました。ですから、当然飛行機で運んできたのですが、そこまでして届いたその楽譜は、日本の輸入楽譜屋さんから買うのよりは、そんなシッピング・コストを含めても、ほぼ半額近くで済んでしまいましたよ。でも、同じ「B」から始まる社名でも、もう一つの有名な楽譜出版社は、なぜかネットで直接買うことが出来ないのですね。注文しても、日本の代理店を紹介してくれるだけ、もちろんその中にはさっきのぼったくりのお店もありましたね。
 この楽譜は、シベリウス全集の最新刊、ヴァイオリン協奏曲です。そこに、初めて見ることが出来る「初稿」の楽譜も一緒に入っているのですよ。去年新田さんとニューフィルがこの曲を演奏した時に、この楽譜がもうすぐ出るはずだという話を聞いて、ずっと待っていたものがやっと手に入ったことになります。ところが、この写真をFacebookに載せたら、その新田さんのところにはまだ届いていないようなコメントが寄せられましたね。私の方が先に入手できたなんて、なんか素敵。
Aventure Number : 2369 date : 2014/12/25


今日の禁断 リスト


 夕べは、私にとっては今年唯一の忘年会でした。ニューフィルではこのところ公式行事としての忘年会は行われていないので、各パートでやりたいところがそれぞれやっているようですが、今年はヴァイオリンとヴィオラが合同でヴァイオリンのメンバーの送別会も兼ねて行うことになったので、そこに混ぜてもらうことにしました。私としてはその送別会の方がメインという位置づけで。
 会場は、かつては東北大学の北門のそばにあったお店なのですが、そこが震災でもう営業できなくなったものが、今年になってやっと別の場所でリニューアル・オープンしたというところです。サイトで前もって調べてみたら、なんだか生バンドが演奏できるようなステージや機材が店内に備えてあったりして、ちょっと面白そう。
 場所は「光のページェント」で賑わう街中ですから、車は置いて地下鉄で行ってみました。ですから、地下鉄を降りて外に出たら、そのあたりはものすごい人だかり、実はまだ実物は見ていなかったので私には初ページェントです。

 しかし、あいにく結構な雪が降り始めています。本当はこのページェントの中を会場まで歩いて行きたかったのですが(もちろんひとりで)、少しでも濡れないように一番丁のアーケードを経由して細横丁まで向かいます。そのあたりは「仙台の歌舞伎町」と呼ばれているホテル街ですから、こんな日でも結構人があふれていますが、どの入り口にも「満室」の表示がありますから、どうなんでしょう。
 ヘタをしたら、間違えてそんな中に入っていきそうにもなりましたが、前もって場所の詳細は確認してあったので何事もなくお店に到着です。入ってみると奥の方に座敷があってお客さんがいるみたいですが、土間にはまだ誰もいません。貸切のようですね。サイトで見たステージもちゃんとあって、マーシャルのアンプなんかも置いてあります。かなり本格的ですね。クラヴィノーヴァですがピアノもありますし。このパートは圧倒的に女性が多いので、私は目立たないように端のテーブルに座ります。
 結局、集まったのは30人ぐらいでしょうか。出てきた料理は、皮ごとまるまんま茹でたジャガイモとか、30センチぐらいの長さのある特大コロッケとか、なんか家庭的で素朴なものばかり、終わりごろにまるでボウリングのボールぐらいの大きさの味噌焼きおにぎりが出て来た時はびっくりしましたね。そもそも、割りばしの袋にはお店の名前がハンコで押してありますし。
 盛り上がってくると、最初にわざわざ楽譜まで用意してギターを演奏した人を皮切りに、なんだか隠し芸大会みたいな感じになってきました。
 そして、宴会の仕掛け人N岡さんが用意したビンゴの時間となりました。なにしろ、iPadでビンゴ用のアプリまで持ってきているのですからすごいものです。もちろん、賞品も彼が用意しました。ところが、もうかなりの人がビンゴを出しているというのに、私はなかなか上がれません。そのうちに、まだビンゴを出していない人はもう2、3人になってしまいました。そうしたら、進行役のK苗ちゃんは「最後に残った人は罰ゲームで一発芸」なんて言い出しましたよ。まさか、私がそんなことになるなんて、あり得ませんが。
 しかし、そのまさか、あと2人となったところで他の人がビンゴになってしまったので、私は一発芸を披露しなければいけなくなってしまいましたよ。いやあ、マジでパニックです。もう泣きだしたいくらい。こうなったらヤケで、「ピアノを弾きます」と言って、ピアノの前に座ります。最初はバッハの平均律の最初の曲(グノーの「アヴェ・マリア」の伴奏)でも弾こうかと思いましたが、ちょっと最後まで弾く自信はなかったので、とっさに作戦変更、これだったらなんとか弾けそうな気がするサティの「ジムノペディ」にしました。しかし、これは「一発芸」だったと気が付いて、そんな真面目なことをやってドン引きされるよりはと、イントロの4小節だけを弾いて、そこでやめてしまいました。これが意外と好評、まずはなんとかなりました。次回はちゃんと全曲弾きますからね。
 もうそれ以上目立つことをやるつもりは全くなかったのですが、このお店のマスターが弾くギターをバックにカラオケ大会が始まると、ついついこんな感じで、もう1ステージ披露してしまいました。人前でギターを弾くなんて、何十年ぶりだったでしょう。もちろん、ニューフィルの人たちは絶対に見たことのない姿です。
 それにしても、このパートは芸達者揃い、これもN岡さんが持ち込んだヴァイオリンで、もう盛り上がること。
 そういえば、ここにいた人のほとんどは知らないはずですが、だいぶ前には「忘年パーティー」という、これはきっちりと前もって仕込んだアンサンブルなどを演奏しつつ、持ち込みの料理を楽しむという公式行事を、旭ヶ丘の大ホールで何回かやっていたことがあったことを思い出しました。
Aventure Number : 2370 date : 2014/12/27


今日の禁断 ヨーロッパ


 さて、「大掃除」の季節がやってきました。新しい年を迎えるにあたって家の中、ひいては心の中までもきれいにしようという年中行事です。1年間の汚れを落とし、まっさらな状態に(リセット)して次の年を迎えようということなのでしょう。ですから、1年経ってしまえば、その年の悪行までも消えてなくなる、という便利な行事です。1年で消えるものですから、10年も経ってしまえばもうそんなことがあったことすら当人は憶えていない、ということになってしまいます。これは辛いですね。
 我が家の大掃除は、そんなに大したものではありません。仏壇や照明器具などにたまったほこりを払うぐらいのことでしょうか。ところが、なにげなく天井を見たら、照明からエアコンの間に立派なクモの巣がかかっているではありませんか。いやあ、家の中でクモが巣を張るような環境になっていたなんて、ちょっとショックです。まあ、でもクモは世界中に巣(web)を張りめぐらすものですから、仕方がないのかもしれませんが。
 部屋もきれいになって、テレビをかけていたら、やたらと「期待の超新星」という言葉が聞こえてきました。どうやら、フィギュアスケートの生放送があったみたいですね。その中でとても若い選手が活躍していたので、そんな呼び方をしていたのでしょう。普通は「新星」ぐらいのいい方をするものを、さらにインパクトを強めるために「超」を付けたのでしょうね。「新星」よりもずっと「若い」星、ということで作られた「新語」だという認識ですね。でも、気持ちは分かりますが、「超新星」という言葉は昔からありました。とは言っても、それはそんな意味ではなく、例えば「太陽」のような「恒星」がなくなってしまう前の状態をあらわす天体用語として知られていました。つまり、「死ぬ一歩手前」ですから、「若い」どころか、めちゃめちゃ「年寄り」をあらわす言葉なのですよ。
 でも、これはテレビのアナウンサーが今回最初に使い始めた言葉ではありません。スケート選手と同じ意味でこの言葉を使っているCDの「帯原稿」を見たことがありますからね。もちろん、それは〇クソス・ジャパンの製品です。
 そのレコード会社で作っているCDでは、日本語の帯だけではなく、そもそも本国で使っている作品の番号でちょっと不思議なことをやっていることにも、最近気づきました。ハイドンの弦楽四重奏曲の番号が、普通のものとちょっと違っているのですよね。
 これを見ると、同じ曲に3通りの番号が付けられています。私は、あまり詳しくないのですが、実際にこのあたりの曲に親しんでいる「現場」の方に聞いてみると、普通はホーボーケン番号(Hob.)か作品番号(Op.)を使っていて、この一番最初にあるような番号はまず使うことはない、ということでしたね。そんな、誰も使わないような番号を、いったいナ○ソスはどこから引っ張り出してきたのでしょう。しかも、このメーカーは「NML」というストリーミングのサービスを行っているのですが、そこでは他のメーカーの製品まで全てこの番号で統一しています。おそらく、「番号」を頼りに検索しているユーザーには、かなりの混乱が強いられるような気がします。それが気になったので、こんな問い合わせをしてみました。
ハイドンの弦楽四重奏の番号についてお伺いします。NMLの番号表記は、一般に用いられているホーボーケン番号とは異なった、真作のみを作曲年代順に数える番号になっているようです。このような表記は、他では見ることはできませんが、この番号を設定した人物なり研究機関の名前がお分かりでしたら、お教え下さい。
 だいぶ経ってから、こんな返事がきました。なぜ返事が遅れたのかは、この回答の中に書かれています。
ナクソス・ミュージック・ライブラリーのご利用、ありがとうございます。ナクソス・ジャパン株式会社サポートセンターです。お問い合わせいただいておりました件、お返事が遅くなりまして大変に申し訳ございません。
NML内で表記しておりますハイドンの弦楽四重奏曲の番号表記ですが、ご指摘の通り、真作のみをカウントしたものとなっております。その出典ですが、オリジナルデータを作成している海外本社の担当者に問い合わせましたところ、「ニューグローヴ音楽大辞典」で採用されている表記であるとのことでございました。その項目の執筆者、あるいは作成した研究機関については返答がございませんでしたが、世界で最も詳しく、また歴史の長い音楽辞典での表記であることから信頼に足る情報と判断し、掲載しているようでございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
 いかがでしょうか?まず、日本の担当者には答えられない問題だったというところがヤバいですね。その結果、誰も使っていない番号で表記していたことに何の疑問も抱かなかった、と。本当に、このメーカーは大丈夫なのでしょうか。これは、言ってみればモーツァルトの最後の交響曲をたとえば「55番」とかに読み替えることを強要しているようなものです。今さらそんなことを言われても、だれも相手にしないでしょうね。あの「K6」ですら、今では使っている人はほとんどいないというのに。
Aventure Number : 2371 date : 2014/12/29


今日の禁断 サティ


 今年ももう少しで終わろうとしています。今年の私が出演する演奏会は春(4/26)と秋(10/26)のニューフィルの定期演奏会しかなかったはずなのに、7月20日には市内のアマオケのメンバーを集めてチェロのNさんが指揮をするという演奏会に、なんと全曲トップで出演するという、とても充実した体験が飛び込んできました。これはもう今までずっとやりたかったことですから、大満足です。さらに、8月23日には、急遽「マタイ受難曲」のフルートを頼まれ、指揮者練習を半日休んで出演、これも念願だったあのソロを吹けたので、個人的には大満足でした。でも、年末に思ってもみなかったようなライブがあったのは、数に入れません。来年は3月に久しぶりに合唱のステージが予定されているので、楽しみですね。
 そんな1年を締めくくろうと、きのうはニューフィルの公式サイトのマイナーチェンジを行ってみました。まあデザイン的には何の不満もないのですが、ちょっと使い勝手が悪いところがあったものですから。
 これが今までのトップページ。現物は最下段にFacebookページが埋め込んであるのでサイトではそれが見られます。問題なのは、メニューのボタンです。これがかなり下にあるので、普通はこれを出すためにはスクロールしないといけませんでした。まあ、そんなに面倒くさくはないのですが、他のサイトを見てみるとほとんどはまず何をしなくても分かるところにきちんとメニューがあるのですね。それに気が付いてしまうと、うちのサイトがもろ欠陥品に思えてしまいます。
 そこで、このメニューをタイトルのすぐ下に持ってくることにしました。これだったら文句を言われることはないでしょう。
 と、言うのは簡単ですが、実際の作業はかなり大変でした。いえ、私もこの小さいメニューの部分は他のところで使っているので、そのままタグを張り付ければ出来るのではないかと考えていました。同じ階層にあるので、リンクも問題ありませんし。ところが、それはそんな甘いものではありませんでした。ここではボタンの画像にポインターを置くと別の画像に変わるというスクリプトを使っているのですが、その画像の指定がちょっと面倒くさかったのですね。仕方がないので、最初から手動でやり直しをしましたよ。
 それだけでなく、このメニューを置いた部分のバックグラウンドが、それまでのものだとまずいことも分かり、ここに関係したテーブルの素材も新たに作らなければいけませんでした。結局、出来上がったのは夜中すぎでしたよ。まあ、かわいがってみてください。
 一応大晦日なので、おそばを買いに街に行ってきました。いつもは横目で通り過ぎる「さん竹」の前にはいつものように各社のテレビカメラが群がっていました。ですから、それが終わった頃を見計らって、並んでそばとそばつゆをゲットです。
 さらに、「お茶の井ヶ田」の前では、初売りのためにすでに泊まり込みの人が座っていましたね。毎年同じことが、またこれからも繰り返されて、1年が過ぎていくのでしょう。でも、確実に来年は今年とは別のものになるというのが、面白いところです。今年は友達を1人減らしてしまいましたが、来年はどんな友達と巡り合えることでしょう。
Aventure Number : 2372 date : 2014/12/31


今日の禁断 フローズン


 明けましておめでとうございます。今年最初のエントリーですので、「禁断」と「おやぢ」を合体させたようなものを作ってみました。
 まずは、例によって年賀状のご紹介。
 やたらボカシが多くなってしまいましたが、一応これは無制限に見られることを前提としているステージでの書き込みですので、こんな配慮をしてみました。だからと言って、ベーシック認証やFacebookのプライバシー設定が完璧なものとは思っていませんが、一応「建前」として。
 こんな風に、今までの年賀状の紙面とは全く違ったデザインのものが出来てしまうということが、こういうイベントがいかにインパクトが強いものなのか、ということを端的に表しています。というより、ただの「親バカ」のなせる業に過ぎないのですがね。笑ってください。
 そんな、家族が減ってしまって2度目の(入籍は一昨年の末でした)大晦日、「紅白」なんかを見ていたら、相変わらずのバカ騒ぎの中に、別のところからの中継が入っていたりしたのが、妙なアクセントになっていましたね。急遽決まったというサザンは、WOWOWで生中継している映像をそのままNHKから流すという、不思議なことになっていましたね。これは全然知らなかったのですが、分かってたら先にWOWOWを見ているのでした。そして、それを「紅白」で流す直前にはどんなアクションがあったのか、ぜひ見てみたかったものだ、と。おそらく、再放送の時にはカットされているでしょうから、残念なことをしました。
 あとは、こちらはしっかり予告があった「Let It Go」のオリジナル・バージョンを聴けたのも、嬉しいことでした。なんたって、同じ曲をMay J.が歌っていた後にやってくれたものでしたから、いやでもその違いが分かってしまいます。相変わらずMay J.はサビのメロディを間違えて歌っていましたね。
 その裏でやっていたN響の「第9」を、今日になって聴くことが出来ました。今回の指揮者はフランソワ=グザビエ・ロトです。この人のCDはいろいろと聴いてきましたから、それがN響を相手にどのぐらいのことをやってくれるかが、非常に楽しみでした。しかし、このオーケストラの「第9」ですから、編成は当然16型という大きなもの、さらに合唱がおそらく300人近くにはなるだろうという大編成です。ただ、最初にこの画面を見たら、その合唱の中での男声の割合がすごく少ないのには驚きました。せいぜい80人ぐらいでしょうか。こういうアンバランスな編成がロトの指示だったのか、あるいは、単にこの音大の生徒の男女の比率を反映しただけのものなのかは分かりません。
 楽譜は、ベーレンライター版を使っていたようです。ただ、第4楽章の長いオケの部分のあとに合唱が入ってくる直前のホルンの不自然はリズムは、きれいに直されていました。これは、やはりベートーヴェンの誤記だったのだと、みんなが気付いてきたからなのでしょうか。しかし、そのような措置をとりつつも、ロトの演奏自体は、彼のいつもの徹底的に「楽譜に忠実」なものを心がける姿勢を取ったもののようでした。それは、小気味良い音符の切り方で、明確なフレージングを生み出し、的確なディクションを聴かせてくれるものでした。
 そして、合唱も、とても素晴らしいものでした。懸念されたバランスの悪さは全く感じられません。男声が作り上げたサウンドを、女声が余裕を持って包み込む、と言った感じでしょうか、大人数の女声は決して力むことなく、こんなに人数が多いことを感じさせない、とてもコンパクトな歌い方に徹していたことで、見事なバランスを作り上げていたのです。
 ただ、ソリストが、そんな軽やかなオケと合唱とは全く別の資質だったことが、ちょっとした齟齬を生んでいたでしょうか。特にテノールはもはやこういうスタイルにはついていけない硬直さをさらけ出していました。
Aventure Number : 2373 date : 2015/1/1


今日の禁断 アップル


 今でこそ「初売り」という言葉は単なる普通名詞として使われていますが、かつてはこの言葉は仙台だけで通用する固有名詞でした。と、思います。私の感覚では。なんせ、「仙台の初売り」というのは、江戸時代から綿綿と伝えられている、言ってみれば「伝統行事」、あるいは「お祭り」と位置づけられるべきものだったのですよ。それは、単なる客寄せに過ぎない他の土地のものとは、根本から異なるものなのです。
 とは言っても、今では「本家」仙台でも、それは元の意味からは離れた「単なる客寄せ」に堕しているような気がしますが、なんたってこんな経済最優先の社会では、それもやむを得ないことなのでしょう。でも、やはりある意味非日常的な高揚感が得られるイベントでもありますから、結局は出かけることになってしまいます。
 今年は、イオンに集中的に行ってみることにしました。去年の実績だと、ここの景品が一番充実していたようなのですね。これは愚妻の見解ですが。私も、そろそろ今使っている部屋の照明があまりにもみすぼらしくなってしまったので、この際だからLEDに買い替えようと思って、それがイオンでもいいのがあれば買ってみようという気にはなっていましたから。なんせ、私の部屋の蛍光灯なんかは、ずっと前に他の和室で使っていたものをとりあえず付けてあっただけのものですから、見栄えも悪いし、ちょっと部屋の大きさにしては明るさが足りませんでしたからね。
 さらに、それが前に付いていた和室には、新しいのを付けてあったのですが、それが震災でフレームはかなりハデに壊れてはいたものの、まだちゃんと使えたので、そのまま「震災遺構」としてぶら下げていたんですよね。でも、やはりこれもそろそろ引き際かな、と思って、一緒に新しいのが欲しくなっていました。
 中山のイオンでは、確かにLEDの照明器具は置いてありました。欲しかったのは今のと同じペンダントで吊るすタイプでしたが、そんなのも種類は少ないけれどありましたから、その中からほんとにシンプルなものと、もう在庫が1箱しかなかった和風のデザインのものを1個ずつ買ってきました。それぞれ、部屋にセットしてみたら、なかなかいい感じです。
 なによりも、蛍光灯みたいなちらつきもないし、明るさもたっぷりあるし、とても満足しています。値段も出始めのころから比べるとずいぶん安くなっているようですしね。これだったら、他のところもLEDに交換したくなってしまいます。洗面所に使われているような「レフライト」という、ちょっと変わった形の電球も、全く同じ形のLEDが出ていることが分かったので、それで交換することが出来ますしね。でも、そんな特殊な形のものがすぐには出ないだろうと、そのレフライトがなくなる前にと大量に買い込んでいたものですから(なにしろ、これはよく切れます)、それをまず使い切らないことにはLED化は出来ません。
 愚妻もテナントで結構な買い物をして、それなりの景品をもらってきましたが、それ以外にもなんだか別のところで福引みたいなことをやっていることも、今日になって分かりました。そこで、また行ってみたら、5000円以上のレシートで1回くじが引けて、「大吉」が当たるとそのレシートの分がタダになるというものでした。まあ、全然あてにはしていませんでしたが、愚妻がやってみたら、見事にその「大吉」を引き当ててしまいましたよ。私は「小吉」の100円の商品券だったのに。その時の愚妻のレシートは、数万円。それと同額のプリペイドカードをもらった愚妻は、しばらく夢見心地でした。
 私だって、今朝セルフのガソリンスタンドで灯油を買ったら、スロットが当たって2缶で36円の値引きになりましたから「大儲け」ですよ。
Aventure Number : 2374 date : 2015/1/3


今日の禁断 オフコース


 「ゼロ円にしちゃいます」に味を占めた愚妻が、去年のレシートをかき集めて二匹目のどぜうをねらって再挑戦なんて言い出すものですから、結局、今年のお正月も買い物に走りまわることになってしまいました。案の定、全部100円の商品券(期限付き)でしたけどね。
 そんな、初売りで賑わう市内で信号待ちをしていたら、こんな駐車ビルが見えたので、ずいぶん大きなあ、とか思って眺めていると、そこの耐震用の筋交いがなんだか文字に見えてきました。一回そう思ってしまうと、もうこれは縦に2列並んだ「ハハハ」にしか見えなくなってしまいますよ。思い込みというやつですね。なんか、とても幸せな気分になれましたね。
 今日から仕事も普通に始まったので、職場に行ってみると、山のように振替用紙が届いていました。去年の暮れに出したDMに同封した用紙を使って、1年分の会費などを納めた人の用紙のコピーが、こんなにたくさんになっていたのですね。ざっと見たところ、200枚か300枚はありそう、これを集計しなければなにもできません。1枚の用紙に何種類かの項目の入金が書かれているので、それを項目ごとに別の紙に書き写して、ひとまとめにする、という作業です。去年から始めたこの方式は、もちろんお客さんの要望に応じて始めたものなのですが、確かにお客さんには好評のこのやり方は、受け取る側にとってはかなり煩雑なものであることが、実際に去年やってみて身にしみて感じてしまいました。とは言っても今さら引っ込める訳にも行かないので、なんとかこちらでルーティンに処理できるように手順を考えて対応する他はありません。
 でも、とっかかりさえ思い出せば、あとは単純作業なので、この休みの間に録っておいた達郎の番組を聴きながらやることにしました。私のFM環境で留守録が出来るシステムはこの職場の事務室にしかないので、いつもこんな感じで週明けはまず達郎、ということになります。今日は、それが2本ありました。そのうちの1本は年末に放送したもので、竹内まりやがゲストで出演していました。達郎やまりやのライブの話で盛り上がっていましたね。二人とも仙台でライブをやったのに、私は最初から参戦をあきらめていましたから、なんか悔しかったですね。
 そこでリクエストに答えてかけていたのが「駅」でした。これは大好きな曲で、私はまりやと同じキーで、つまり実音で歌うことが出来ます。まりやの声は低いので、ファルセットを使えば同じ音域が出せるのですね。それで一緒に歌っていると、最後になって問題のフレーズが出てきました。「今になってあなたの気持/初めて分かるの痛いほど/私だけ愛してたことも」というやつですね。今は無き、東急東横線の渋谷駅を舞台にした歌なのだそうですが、2年ぶりに電車の中で昔の恋人を見かけ、妄想にふけるという内容ですね。ですから、この最後のフレーズは、「彼が私のことだけを愛していた」のだとずっと思っていたのですが、実はもう一つの解釈もあるのだ、と、だいぶ前にこの番組の中で紹介されていたのですね。つまり、「私だけが、勝手に彼のことを愛していた」という解釈です。確かに、言われてみればこちらの方がより現実的な気がするのは、私が男だからなのでしょうか。
 同じように、同じキーでファルセットを使えば歌えるのが、小田和正の「さよなら」、「なら」の音はHですから、私には実声ではまず不可能です。これも、歌詞を細かく読んでみると、いろいろと妄想が広がる曲です。特に「愛は哀しいね/僕の代わりに君が/今日は誰かの胸に/眠るかもしれない」という部分。二人が別れることになったのは、おそらく男が浮気をしてもう女を必要としなくなったからなのでしょうが、ここで男は「君だって浮気をすることはあるじゃないか」と言っているのですよ。これだけだと男の身勝手のようにも思えますが、サビでは「愛したのは確かに君だけ/そのままの君だけ」と言ってます。これを裏返すと、もう「そのまま」ではなくなったから愛してはいない、とも解釈できますよね。さあ、悪いのはどっちだったんでしょう。
Aventure Number : 2375 date : 2015/1/5


今日の禁断 フィナーレ


 ゲルギエフとミュンヘン・フィルが仙台に来るんですね(→こちら)。ちゃんとした外国のオケが仙台で演奏するなんて、しばらくなかったような気がしますが、ピアニスト目当てにチケット争奪戦が繰り広げられるのだと思うと、ちょっと憂鬱です。まっ、ニューフィルの演奏会の集客に影響はないはずですが。
 そのニューフィル、きのうは今年初めての練習でした。職場での振替の集計作業がなかなか進まないので、もう少しやってから出かけようと思っていました。確か、曲順は「白鳥の湖」からだったはずなので、少しぐらい遅れて行っても大丈夫でしょう。でも、もしかしたらまた「少し遅くなります」みたいな連絡があって、席が空いてしまうこともありますから、まあ、音出しには間にあうようにはしましょうか。
 でも、一応念のために日程表を確認してみましょうか。なんせこれを作っているのは私ですから、間違いなどはあり得ません。というか、もし間違っていても、全ての団員がこれに従って行動しているのですから、ある意味すごいことですね。極論すれば、私が、全団員の行動を支配している、と言えるのではないでしょうか。
 その、権威ある日程表を見てみると、なんと、最初にやるのは「カルメン」だったではありませんか。いやあ、自分で作っておいて間違えるなんて、そんなこともあるんですね。危ないところでした。そうなったら、普通に少し早めに行っていないとまずいので、もう仕事はいい加減に打ち切って練習場に向かわなければいけないじゃないですか。ほんとに、日程表というのは重要なものなんですね。
 初練習なので、それぞれに「あけまして…」とか言いあっているという、新年の風景が見られるのはなんか和みます。でも、弦楽器の方面はちょっと出足が遅いでしょうか。まず椅子を並べて譜面台をセットしていると、年を越した鉄製の譜面台が、凍りつくほどに冷たくなっていました。パートの分だけ組み立てただけで、もう手が凍えるほどでしたね。それよりも、部屋の温度があんまり上がっていません。このセンターは、冬場だといつもは汗をかくぐらいにガンガン暖房をかけていませんでしたっけ?でも、指揮者は上着を脱いだワイシャツ姿で振ってますから、木管がいるあたりの中央部だけが寒いという温度分布になっているのかもしれませんね。
 前半の「カルメン」が終わって、あとは降り番なので、まずFacebookページ用の写真を撮ってみました。
 こんな感じ、結局金管はトランペットとホルンは全員出席という快挙でしたし、木管も、本吹きはほぼ全員揃っていましたから、後ろ半分は充実していますが、前半分は一部のパートを除いては空席が目立つ、という感じでしたね。こういうのをFacebookページにアップすると、その直後からどんどんリーチや「いいね!」が寄せられるので、ものすごい手応えが感じられます。まあ、一応今年もニューフィルをよろしく、みたいなコメントも付けてありますので、それなりの宣伝効果も期待できるのではないでしょうか。
 帰り際には、「白鳥の湖」のパート譜を、きれいに清書してプリントしたものがゲット出来ました。パート内の「連れ合い」さんがその道のプロなので、気を利かして作ってくれたんですね。もう見るからにやる気が起こるようなきれいな譜面です。
 前のは、手書きの上に何度もコピーを繰り返したものをダウンロードしてさらにコピーという、最悪の印刷状態でしたから、もう譜面を読みとること自体が苦痛でしたからね。
 これで、やっときちんとさらうことが出来るようになりました。すでに2番とピッコロは体験済みですが、1番も間違いなく(しかも指揮練)代わりに吹かなければいけないはずですから、これがあれば楽しく練習できることでしょう。
Aventure Number : 2376 date : 2015/1/7


今日の禁断 メータ


 正月休み明けの1週間が終わりました。結局、何百枚もの振替用紙との格闘で終わってしまいましたね。集計したものをエクセルに取り込んで、ソートをかけ台帳に書き込むというまでの一連の作業です。でも、そのエクセルへの書き込みの時に、顧客のフルネームを変換するのがとても楽になっていましたね。同じ名前をもう何年も変換していると、それをすっかり覚えてくれているのですね。いつの間にか、MS-IMEがこんな進化を遂げていたなんて。つまり、「西岡康之」さん(仮名)みたいな名前で「やすゆき」という読みの名前は「保之」、「康行」、「保幸」など、いくらでも組み合わせがあるのに、職場のPCでは「西岡」のあとに「やすゆき」とタイプすると、一発で目指す「康之」が出てくるのですね。これはとても楽、1000人以上いる顧客の名前の9割近くが、スペースキーを1回押すだけで正しい漢字に変換されるのですからね。ま、それでもこんだけ時間がかかったということは、そこに行くまでの仕上げが大変だったわけでして。普通の人だったらまず判読できないような手書きの文字を、記憶を頼りに名簿の中の漢字に当てはめるという作業とか、ATMで送られたために、住所はあるけれど、名前がないものを探す(これは簡単ですが)作業とかですね。そして、今年も住所も名前も全く書いてないものが2通ありましたね。しかし、お金を送ろうというのに自分の名前を書かないという人は、いったいどういう神経をしているのでしょうね。全く理解できません。もっと理解できないのは、そんな不完全な用紙を何の疑いもなく受け入れてしまうゆうちょ銀行のシステムです。差出人の欄が空白だったら突っ返すぐらいのことは、いとも簡単に出来そうなものなのですが。
 そんな忙しい日々も終わったので、やっと今年の「ニューイヤー・コンサート」の録画を見ることが出来ましたよ。去年は、結局見なかったような気がしますし、もうすっかりマンネリ化しているので、全部見る気はさらさらないのですが、一応フルートでは誰が乗っているかぐらいは見ておきたいですからね。
 どうやら去年あたりから映像監督がまた変わったようで、天井にレールを張りめぐらしてカメラを走らすという、最悪のプランはもうなくなったようでまずは一安心。でも、今度の人はなんだか落ち着きのないカメラワークで、やたら立見席の前の柱ばっかり見せているのには笑えましたが。しかし、フルートの席を見ると、トップはアウアーでしたがピッコロに女性奏者が座っていましたよ。
 今まで弦楽器やハープではかつての女人禁制は解かれるようになってきていますが、管楽器についてはまだまだ男社会であることに変わりはなかったこのオーケストラでの、おそらくニューイヤー・コンサート史上初めての女性管楽器奏者の登場なのでしょうか。
 カメラも、かなりこの人をアップでとらえていましたね。まさに女神です。
 ちょっと引くと、ボトムはスカートではなくパンツでしたね。編上げのヘアスタイルとともに、なんか勇ましい感じ。調べてみたら、この人は1988年生まれのオーストリア人、カリン・ボネッリでした。おととしあたりからウィーン・フィルに参加しているようですね。トゥッティでの抜き出るような音色は素晴らしく、まさに最高音としてのピッコロの存在感を示していますが、「常動曲」でのソロやファゴットとの絡みで見せていた繊細なセンスも、男性の奏者ではなかなか出せないような味がありましたね。そしてなによりもルックスですよ。去年の録画を見てみたら、ピッコロはブラインシュミット(↓)でした。
 やっぱり、「ピッコロは顔」です。
Aventure Number : 2377 date : 2015/1/9


今日の禁断 ツミレ


 きのうは、ニューフィルの団員総会でした。毎年この時期にやっている、まあいわゆる「団体」には欠かせない年間の行事の承認や、会計の報告などが議題となる集まりです。いやしくも、会員(団員)からお金を取って活動を行っている団体ですから、その使い道については公正に行われているかといったようなことはきちんとオープンにする必要はありますから、こういうことは同じアマチュアの音楽団体では必ず行われていることなのでしょう。ただ、ニューフィルの場合は、非常に事前の準備が整っていますから、ここでは大筋についてはまず問題なく承認されることになります。ですから、それ以外の、普段の練習の時にはなかなか言う機会のないような話をする場として、これは非常に貴重なものとなっているのではないでしょうか。実際の話、団を構成しているメンバーが一人残らず集まるという機会などというのは、演奏会の前日と当日ぐらいしかありませんからね。
 もちろん、演奏会の当日などはその演奏を仕上げることだけに時間を使いますから、それ以外の話など出来るわけもありません。ですから、年に1度ぐらいは団員が全員集まってそういう話が出来るような機会としても、この団員総会が機能すればいいのではないか、とはだれしもが思うことなのでしょうが、あいにくそこまでのコンセプトは団員全員に浸透しているわけではなく、きのうも集まったのは全団員の37%という人数でしたね。ま、そんなところが現状です。まあ、これは各自の意識の問題なのでしょうし、練習以外でニューフィルに関わることはそもそも必要としていない人もいるはずですから、どうなるものでもないような気もしますが、ちょっとさびしいことですね。
 でも、今回はなんだか新しい行事を始めよう、みたいな動きも見られて、なかなか意義深い総会だったような気はしますがね。
 それに引き続いて、やはり恒例行事の新年会が行われます。こちらは、最近は少しずつ人数は増えてきて、なかなかいい傾向だと思っていたら、今年はなんと参加者が19人ですって。そんなハンパな人数ですから、会場もなんだか狭っ苦しいところに押しこめられたという感じでした。いや、なにしろ1回座ったら奥の人は外に出られなくなってしまうようなテーブルの配置なので、結構我慢をしていた人もいたみたいでしたよ。終わりごろになって、端の人がトイレに立ったら、半分ぐらいの人がそれに続いて、奥の方はみんな空席になってしまいましたからね。それで、トイレから帰って来てみると、そこにみんな詰めて座っていたので、大幅な「席替え」が行われてしまっていました。ま、いろんな人としゃべれたので、楽しかったんですけどね。その場でFacebookの友達申請をやり取りしたり、とか。でも、うどんを大きなドンブリに持ってきて、それを小鉢に取り分けて食べる、というのには笑えましたね。私は、ウドンがトングでつかまれているという光景を初めて見ました。
 ちなみに、総会、新年会とフルートパートだけは全員出席でしたよ。これは快挙。
 今日は愚妻とお買いもの、私のお目当ては新しいジーンズですが、それは泉のアウトレットでしか買えないので、まずはタピオでご飯を食べてから、と、レストラン街へ行ったらすごい人が待ってます。そもそもここのレストランでおいしかったところなんか全然なかったような気がしたので、初めてフードコートに行ってみたらほぼ満席、奇跡的に食べ終った人を見つけて窓際の席をゲットです。でも、Cafe ごはん Kiechan'sのカツ重がとてもおいしくて、嬉しい誤算でした。
 そして、目指すEDWINで、LEEのBoutsCutを探します。かつてはユニクロでさえ作っていたこのタイプのジーンズは、今ではどこに行っても置いてなくて、唯一ここだけで入手できていたのですが、最後に買ってからもう何年か経っていますから、果たしてまだあるのかは不安でした。
 でもこのように、しっかり色違いで各サイズが完璧に揃っていたのには、感激してしまいましたね。これだったら、まだまだ欲しい時には手に入れることが出来るでしょう。世の中はスリムやストレートが全盛ですが、私は絶対にあれだけは履きたくないものですから。
Aventure Number : 2378 date : 2015/1/11


今日の禁断 マエストロ


 まだ松の内ですから、この間娘が結婚式を挙げた神社に初詣に行ってみようと思いました。この神社は市内ではトップ3に入る初詣の名所ですから、元旦なんかに行っても混雑して大変ですからね。つまり、ここは歩いて行こうとするとものすごく長い石段を登らなければならないのですよ。ですから、できれば車で本殿がある上まで行きたかったのですよ。ところが、その通路というのはものすごい勾配がある上に車が1台やっと通れるぐらいの幅しかないものですから、渋滞は必至でしょうしね。
 そこで、まず先週、どんな感じかその道まで行ってみました。こっちからだと、旧4号線を南下して、愛宕橋を渡ったところで右折することになります。ところが、右折しようと右折レーンに入ったら、もう交差点の中からその先まですでに車がぎっしり、信号が変わってもそのままは進めずに、かなり大回りで隙間に入り込むことが出来たぐらいに混んでます。そして、その列が全く先に進まないのですね。これは想像以上の渋滞でした。これではいつになったら上に行けるか分からないので、ちょっと進んだあたりでUターンして、その日は帰ってきましたよ。
 そして、きのうはそのリベンジです。もうさすがに初詣の人もいないのか、その道は楽々通れて、神社への道にも難なく入れました。ところが、その先には警備員が立って交通整理をしているではありませんか。やはり、まだまだ参拝客はいるのでしょうか。確かに、その先にある大きな駐車場はほぼ満車でした。でも、確かそのさらに上にも駐車場があったはず、と思っていたら、そこにいたもう一人の警備員が、そちらの方へ誘導してくれましたよ。そして、上に行ったらまた警備員がいて、本殿からはちょっと離れたとても駐車場とは思えないようなところに停めさせられました。見たら、その先に、さっきの下の駐車場に続く細い道があります。帰りはこっちを通って帰れ、ということなのでしょう。さすが、毎年やっていることなので、しっかりノウハウがあるのですね。でも、元日などはとてもこんな人数ではないはずですから、これだけやってもかなりの混雑ぶりだったのでしょう。
 ここにあるのが山門、その先の正面にあるのが、娘の結婚式が行われた本殿です。外から見ると、また感じが違いますね。
 そして、その右手の空き地では、すでに「どんと祭」に向けての準備が整っていました。
 もうすでに締め飾りなどを持ってきた人もいるみたいです。その先には市街地が一望のもとに広がっています。ということは、ここでの焚き上げの火は、市内からでもはっきり見えるのではないでしょうか。
 その前の日の「題名のない音楽会」では、MCの指揮者が「未完成」の第2楽章を演奏していました。実は、この人の指揮する同じ曲を最近聴いてとても失望したばかりなので、真面目に聴くつもりもなかったのですが、聴いているうちについ引き込まれてしまいました。あのSACDの演奏とは全然違ったまさに「生きている」演奏がそこからは聴こえて来たのです。管楽器はのびのびと歌っていますし、指揮者はオケ全体で確かなメッセージを語ることに成功していました。こんなものを聴いてしまうと、なおさら「商品」のための録音があれほどつまらなかったことに対する怒りがわいてきてしまいます。これだけの指揮が出来るのに、なんであんな中途半端な商品を作ってしまったのでしょう。サントラならサントラと割りきって、そのような売り方をすれば少しは許されたものを。
Aventure Number : 2378 date : 2015/1/13


今日の禁断 ダーツ


 オケをやっていると、フルート以外にたまにピッコロも吹かなければいけない時があります。今やっている「カルメン」だって、一応1番をやることになっていますが、1曲だけ持ち替えでピッコロを吹く部分があります。それに、自分のパートではなくても、ピッコロを吹く人が休んだりすれば急遽代わりに吹かなければいけませんから、ピッコロはいつも持ち歩いています。というか、フルートのケースに一緒にピッコロも入るようになっているんですけどね。
 ピッコロは木製ですから、中に水がたまらないように常に掃除をする必要があります。あまり水がたまると、今度は穴がふさがってしまって音が出なくなることもあるので、この作業は欠かせません。掃除をする時には、「掃除棒」という細い棒に布切れを巻きつけて楽器の中を吹くのですが、普通の掃除棒は短いので、楽器を2つに分解しないと、全部の水分を取ることはできません。演奏中などはそんな時間がないので、困ってしまいます。
 ですから、私はずいぶん前から、組み立てた状態でも内部が全部吹けるような掃除棒を自分で作って使っていました。いや、実は仙台フィルの人がやっているのを見て、教えてもらったのですけどね。それが、写真の右端の2本です。
 ただ、これはそれこそ「ちりはたき」見たいにヒラヒラの布が付いているだけなので、あまり細かいところまでは届かずに、頭部管のすみなどは水滴が残ったままでした。でも、とりあえずトーンホールまわりの水は取れるので、ずっと愛用していました。しかし、これもだいぶ年季が入って来たので、そろそろ新しいのを作ろうかとも思いましたが、こういう需要はあるはずなので、もしかしたらこんな商品があるのではないか、と探して見ることにしました。
 最初にネットで見つけたのは、木製の少し長めの掃除棒です(写真の真ん中)。「三響用」なんて書いてありましたが、どこのメーカーでも同じだろうと思って買ってみました。そうしたら、太すぎて私のピッコロには差し込めないのですね。考えてみたら、「三響」のピッコロは金属製で、管の形は木製のようにテーパーがかかっているのではなく直管なのでした。ですから、この太さでも楽々挿入出来るのですね。これは完全な失敗でした。
 さらに、しばらくいろいろ調べているうちに、「ピッコロフラッグ」という言葉が見つかりました。画像を見てみると、かなり細いものですが、先にかなりしっかりした布状のものが四角形になって付いています。これだったら、理想的な掃除棒ではありませんか。でも、いざそれを買おうと思っても、どこでも「売り切れ」になっています。どんなサイトでも「人気商品なので、入荷の見込みはありません」というようなコメントが見つかります。でも、あきらめずに探したら、「少量ですが入荷しました」というところを見つけました。本当は何種類かの色違いがあるようなのですが、ここではグリーンしかないようです。でも、この際色の好みなんか言ってられませんから即注文をしてしまいました。そこは高知県あたりの楽器店だったのですが、2日後の今日、届いてしまいました。これが、写真の左端です。先っぽはこんな感じ。
 今日は木管の分奏だったので、さっそく持って行きます。いやあ、これは素晴らしい。ピッコロに奥まで差し込んで、軽く回転させながら抜きとると、この旗状の布の先にしっかり水分が吸いこまれています。頭部管の中も、カラカラに吹きとれてます。
 ただ、これは値段がかなり高いんですよね。それと、いったいどこで作ったものなのか、全く分かりません。なんか、不思議な商品です。
Aventure Number : 2379 date : 2015/1/15


今日の禁断 バラ


 ニューフィルの4月末の演奏会のチラシのゲラが出来上がってきました。3ヶ月以上前なのでずいぶん早いのでは、と思われるかもしれませんが、最近はこういうスケジュールがすっかり定着しています。なんたってプロのデザイナーを団員として抱えていますから、もうビジネスライクにきっちりと作業工程が提案されて、それに従っていれば充分な宣伝期間を取ることができるようにチラシやポスターが出来上がってきます。そして、毎回そのクオリティの高さに感心させられているのです。曲目のイメージを的確に表現したデザインは、団員にも、そしてお客さんにもいつも大好評です。
 今回は、いつもの「定期演奏会」ではなく、「スプリングコンサート」というタイトルの演奏会になっています。たまにはそういうコンセプトの演奏会もやってみようということで、こういうことになりました。ですから、チラシのデザインもそれにマッチするように、かなり親しみやすいデザインになっています。ただ、その現物はまだ色々と手直しが必要なので公開は出来ません。それでも、デザインの中心となるコンサートのロゴだったら、もうお見せしてもいいでしょう。こんなんです。
 いかにも「春」らしい、爽やかな色合いがいいですね。
 それとともに、この演奏会ではよりその内容を知ってもらおうということで、「サブタイトル」あるいは「キャッチ・コピー」というものをタイトル以外に設けることが決まっていました。しかし、演奏会のコンセプトを端的にあらわしたコピーなどというものは、いざ作ろうとすると我々シロートには難しいものであることが分かりました。一応団員にもアイディアを出してほしいと告知したり、技術委員会で話し合ったりしたのですが、なかなか「これ」というものが出てきませんでした。かくなる上は、と、以前新田さんの演奏会の時にいつの間にか「北欧の響き」という素敵なコピーが入ったチラシを作っていたデザイナーさんにお任せしようということになりました。困った時の「丸投げ」ですね。でも、彼女だったらきっと期待にこたえてくれることでしょう。
 ですから、夕べ送られてきたゲラの画像では、いったいどんなキャッチが出来ているのかが、真っ先にチェックしたところです。なんたって、それが一番気になっていましたからね。それは、こんな感じでした。
 なるほど、こうきましたか。ルビを使うなんてちょっと反則っぽいところがありますが、さすがはプロの仕事ですね(漢字のルビはウェブサイトでは表示できないので、画像をそのまま使いました)。これだったら、内容がコンパクトに伝わるような気がします。ご苦労様でした。スケジュール通りだと、今月末には印刷が出来上がってくるはずです。まあ、その前にはこちらでチラシの完成版をご紹介できるでしょうから、楽しみにしていてください。
Aventure Number : 2380 date : 2015/1/17

15/1/19-15/2/26