今日の禁断 |
ハンペン |
数日前の、1年間で一番忙しい日には、やって来たお客さんに「会報」を配りました。それは、本来ならすべてのお客さんに渡すべきものなのですが、そうやってわざわざ暑い中をやってきて受け取る人は全部で1200人のうちの300人しかいません。ですから、残りの900人には送ってやらなければいけないのですね。それも、出来るだけ早く。
ということで、この数日間はその発送作業に没頭していたことになります。まず、名簿からすでに受け取ったお客さんの分を抜いて、あて名を封筒に印刷します。あとは、だいぶ前に刷り上がっていた会報をそこに入れるだけなので、そんなに時間がかかるはずはないのですが、見開き4ページ分を一度に印刷した時に、同時に「折り」もやっておかなければいけなかったのを、取り合えず必要な300部しか折ってなかったのですね。残りはヒマな時に折ろうと思っていたのですが、そもそもヒマな時なんてあるわけがありません。結局、残りの900部を折った上に、封筒に入るように「畳む」という作業だけで、優に丸2日かかってしまうことになりました。この時期ですから、これにかかりきりになっているわけにはいきません。お客さんの応対とか、あとは、自販機の飲み物の補給ですね。今年の暑さで、久しぶりに「ちょっと目を離している隙に、カラムが空っぽになっていた」という状態になっていましたからね。
そして、袋詰め作業はきのうのうちにほぼ完了していましたが、今日の午前中に残りを仕上げて、晴れて完了です。実績としては去年と同じ、14日に発送となりました。そんなに嵩張るものでもないので、大きなプラかごに全部入ります。ただ、封筒は住所によって2種類あるので、それを区別しておかなければいけません。大きな郵便局に直接持って行くので、そこの管轄の「市内」だと、普通は80円のものが65円で送れますからね。「普通」と「市内」との山の間に、ちょっとしわが寄ってしまった会報があったので、それを目印に貼っておきます。
郵便局で差し出す時は、もう慣れたものですから、かごをテーブルの上に置いて、受け付けたおねえさんに「こっちが普通で、こっちが市内です」としっかり指示を出して、伝票を書き込みます。それを持って会計をしようと思ったら、いつの間にか担当がおねえさんからおばさんに代わっていました。お姉さんの方は、別のお客さんの相手をしています。まあ、誰が担当でも、プロなんですから問題はないはずなのに、そのおばさんはなんだか緊張感に欠けていました。せっかく仕分けをして置いてあったのに、それを全く無視して数えようとしていますよ。それでは困るので、一旦はかりに乗せたものを全部やり直してもらいます。まあ、数え間違いなどはなく、きちんと申告通りの数にはなっていたのですが、封筒以外のさっきの仕切りに使った会報の残りなども一緒にして、空になったかごだけを返してくれました。別に、それは捨ててもらえばいいので、そのままかごを受け取り、会計を済ませて帰ってきましたよ。これでひとまず今年の私の大仕事は一段落です。
職場に帰って他の仕事をしていると、社長が来て、「郵便局から電話が来て、さっきの時の忘れ物があるというので、受け取ってくる」というのです。さっき、捨ててもらうつもりで置いてきた会報を、わざわざ取りに来い、ということですね。あのおばさん、なんか抜けていると思ったら、そんな間抜けな対応をしてくれたのですね。困ったものです。まあ、社長は他にも用事があるというので行ってもらいましたがね。
少し前、郵便局が民営化される前は、こういう大量の郵便物がある時には、電話をすればこっちに来て持って行ってくれたものです。それが、民営化とともにそういう「サービス」は一切やらなくなってしまったのですから、困ったものです。今回のケースだって、以前だったら取りに来させるのではなく、持ってきてくれたはずですからね。
これが終わったからと言って、私の仕事は終わるわけではありません。今度は、延び延びになっていたニューフィルの企画書を作らなければなりません。もうチラシなどは、このようにしっかり各地に置いてありますから、今度は活字媒体への働き掛けが始まります。秋の演奏会にはまだ間がありますから、このタイミングでも充分間に合います。
そう、まだまだ夏は続くというのに、これは一体・・・。
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aventure number : 2121 |
date : 2013/8/14 |
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