今日の禁断 |
エピス |
今日は、愚妻の合唱団の定期演奏会でした。開場前にホールに着くと、まだ列は出来てなくて、みんなその辺の椅子に座ったりして待機しています。私も、チラシ置き場などをチェックです。もちろん、ニューフィルのチラシはしっかり置いてありました。そこからちょっと離れたところにあったのが、「METライブビューイング」のチラシです。仙台でも上映されているので、こういうところにも置いてあるのでしょう。これは、あのカウフマンがタイトル・ロールを歌っている「パルジファル」ですね。
でも、私はこのチラシを見て、一瞬阿部寛だと思ってしまいまいましたよ。いや、他のカウフマンの写真を見ても絶対にそんなことは思わないのですが、この写真だけはもう雰囲気が似すぎ。そのうち、阿部寛がパルジファルを演じるかもしれませんね。
そんなところで遊んでいないで、コンサートを聴きに行かねばの娘。
まずは、新装なったこのホールの音響のチェックです。変わってからは、オケと合唱で、自分たちの演奏を体験したことはありますが、きちんとした合唱を聴くのは初めてですからね。これはもう、驚くほどの変わりようでした。何度もこの同じ場所で聴いてきたこの合唱団が、さらに深みのある響きで聴こえてきましたよ。やはり、後にしっかり反響板を付けた効果は絶大ですね。
今回も、いろいろな曲を演奏して楽しませてくれましたが、なかにしあかねさんの作品が、よく練れていて素敵でしたね。伴奏が作曲者自身というのも、面白いものでした。ステージのアンコールとして演奏された「今日もひとり」は、まさに時価薬籠中の完璧な演奏でした。ウィテカーのステージも、この合唱団によく合っていて、聴きごたえがありましたね。「Lux
Aurumque」の最後のピアニシモなどは、鳥肌が立つほどのすごさでした。
ただ、カーペンターズの曲を信長貴富が編曲したものは、ちょっと余裕がない感じ。こういう曲でこそ、合唱団の持ち味である楽しさいっぱいの演奏を聴かせて欲しかったのですが。
ブラームスの「ドイツ・レクイエム」から1曲だけ演奏したのは、次回に全曲をオケ付きでやるために予告編でしょうか。なんでも、この曲のために賛助団員を募集するそうですよ。どんなブラームスになるのか、楽しみですね。
私は、ブラームスを歌う気は全くありませんが、ヴェルディの「レクイエム」を東北大が演奏するのに、その合唱を私の大学時代の合唱団のOBなどが中心になって結成された合唱団が担当するということを最近になった知ったので、一応エントリーして、初めてその練習に参加してきました。会場は、老朽化した練習場を取り壊して、新しく建てられた男声合唱団の練習場です。そんなに広くないところに100人近くのメンバーがぎっしり入っていました。椅子が足らなくなったのだそうです。もうすでに1月から練習は始っていたので、しっかり予習はして行ったのですが、どうもまだ付いていけなくなるほどの仕上がりではなかったので、一安心です。というか、今日、「サンクトゥス」の二重合唱を初めて全体でやったのだそうですが、一番後ろに座ったら私の歌う第2コーラスのテナーの声が全く聴こえて来なくて、ちょっと不安になってしまいましたよ。
毎回、本番の指揮者が練習をするという、とても贅沢な体制での練習計画が作られているようです。それはそれで素晴らしいことなのですが、私としてはパート練習をみっちりやってほしいところ。でも、もしかしたら、もうすでにそういう段階は終わっているのかもしれませんね。 |
aventure number : 2042 |
date : 2013/3/9 |
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