今日の禁断 |
ピーチ |
定期演奏会が終わって、いろいろあとかたずけをやっているところです。と言っても、私の場合はフィジカルな仕事はプレイガイドのチケット引上げぐらいですが、それは、私の担当は県民会館だけだったので演奏会当日にちょこっと事務室に行っただけで終わってしまいました。そういうのではなく、私の本来の仕事はもっとバーチャルなネットの世界の話です。
今までだと、まず公式のウェブサイトをきっちり更新する、ということをやっていたのですが、今回はまずFacebookページでのお知らせが先、という手順です。おそらく、その時に使った画像をもとに、ウェブサイトの方は作ることになるのでしょう。なんと言っても、Facebookは自分で作り込む必要が全くないという便利なツールですから、ついつい楽な方に流れてしまって先にこちらに手を付けることになってしまいます。ほんと、今ではウェブサイトだって出来合いのテンプレートをそのまま使ってきれいなものを簡単に作れるようになっていますからね。
でも、私としてはそんな出来合いには頼らない個性を出したいと思っていますから、写真をアップする時も撮ったままのものをそのままアップするのではなく、一工夫加えて使うようにしています。全部ではありませんがね。今回の打ち上げの差し入れの写真なんかは、きちんと2枚の写真を組み合わせて、しっかり意味を持たせるようにしてみましたが、どうでしょう。
そんなわけで、公式サイトの更新はまだ先になる予定ですが、そんなことには構わずにニューフィルは次の演奏会に向けての練習を始めました。本番の3日後にもう練習なのですから、すごいものです。いや、そのぐらいやらないと間に合わないほど、この時期は予定が立て込んでいるのですよ。今日からしばらくは、12月の初めの週に行われる「第9」の演奏会のために、集中して合奏が行われることになります。
このところ、「第9」のトップからは遠ざかっていたので、私にとってはたぶん3年ぶりのトップということになります。ですから、まずはもうすっかり忘れてしまっている1番のパートをきちんと思い出すところから、私の個人練習は始りました。ところが、この前のブルックナーの本番では、最後まできちんとしたポイントが見つからないままで終わってしまったために、なんだかコンディションが最悪になってしまっていました。無理してその場しのぎの吹き方をしていたので、ちょっと前に確かに見つけたはずの最良のポジション、なんの力みもなく低音から高音まで楽に出せるというところが、すっかり壊れてしまっていたのですね。ですから、前は楽々吹けた第9のパートが、全然吹けなくなってしまっていました。それを、1日かけてやっと前のポジションに戻す作業を行って、今日の練習ではまずまず、定期前のコンディションに戻すことが出来ました。
そうなると、今までとても辛いと思っていたところが、なんとも楽に吹けるようになっているのが分かります。今までは、もういっぱいいっぱいで吹いていたようなところでも、客観的に他のパートをきちんと聴きながら吹けるのですね。確かに、「第9」でトップを吹かないでいた間には、定期の方でかなり過酷な目にあってきました。それらのものが、きちんと自分の中で実になっていたのですね。毎年やっていた「第9」は、しっかり基準となって私のスキルを反映させてくれていたのです。 |
aventure number : 1981 |
date : 2012/11/6 |
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