今日の禁断 |
セミヌード |
「下の段に6が3つ並びましたね」と、きのうなら書けたのですが、惜しいことをしました。なにしろ、このところ寸暇を惜しんで原稿書きをしているものですから、とうとうきのうはJPの更新までは手が回りませんでした。何の因果か、今練習している「第九」の新しいCDのレビューを今週中に書かなければならなくなってしまって、パニック状態です。しかも、2枚ですよ。きのうやっと送られてきたサンプルを聴いて、それぞれ2,000字、合計4000字の原稿を週末までに仕上げないことには、私のライター生命が絶たれてしまうのですから、大変です。正直、今日あたりは「第九」なんか聴きたくもない感じ。幸い、指揮の鎌サンはほんのサワリだけ練習して終わってしまいましたから、助かりました。
原稿にかかる前にやっていたのが、「マラ5」の対訳作りです。次回の「かいほうげん」に掲載しようと思ったのですが、すでに皆さんの手には楽譜も渡り、密かにさらい始めていることでしょうから、少しでも早く役立てるようにと、「増刊号」という形で今日発行しました。ほんとは、私自身がさらっていて不自由だったので、ほとんど自分のために作ったようなものなのですが、まあ、使ってみてください。実は、こういうことをやるのは2回目。4年前に「巨人」をやった時に初めて作ったものでした。ただ、あれは登場順に並べていたため、多少使いづらかったことでしょう。今回はその反省を踏まえて、きちんとアルファベット順に並べ替えました。PDFでアップしてありますので、ご覧になりたい方はどうぞ。ちなみに、この翻訳にあたっては、何も参考にせず私の力だけでやってみました。どうやら他のアマオケでも同じことをやった人がいるようですが、私と同じようなところで苦労している様子がありありとわかって、ほほえましいものがあります。実際に自分で訳した人にだけわかる連帯感、みたいなものでしょうか。ただ、私の場合は、「ピッコロに持ち替えて」というような音楽表現には無関係な指示は潔く省いたというのが、かすかな誇りです。ちなみに、印刷直後に判明したミスタイプがあります。PDFのほうでは直してありますので、捜してみて下さい。見つけた方には、何か賞品を用意しましょうか。
賞品といえば、驚いたことに0052で愛人たち(「愚愛人」というべきでしょうか)にお願いして出してもらった「Magi」アンケートで当選してしまった人がいたのですよ。それは3号のりっちゃん。メーカーから送られてきたサンプラーのCDを見せてくれました。「厳正なる抽選の結果」当選したようですが、確か当選者は5人しかいなかったはず、いったい何人ぐらい応募したのでしょう。仙台の愛人からの葉書が大半を占めてたりして。50枚とか。その「Magi」ですが、先週は間に合わなかったので、晴れて今週配達です。一様に表紙の「BOND」には強いインパクトを感じていたようですが、彼女達が弦楽四重奏の奏者だと知っていた人は皆無でした。「どこのシンガー?」とか。それが、まっとうなクラシックファンというものです。 |
aventure number : 0066 |
date : 2002/11/7 |
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