
なぞの美女、Madame de la Tour の最新CD情報。
(99/9/25-99/10/20)

この画像は風夢さん(http://plaza.harmonix.ne.jp/~furm/)のご好意により使用させていただきました
10月20日
| ショパン(ゴドフスキー版)練習曲&ワルツ |
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ホルへ・ボレット(Pf)
ユニバーサル・ミュージック/POCL-90084(国内盤) |
ゴージャス大好きのまだむです。そんな私にぴったりゴドフスキー。ショパンの練習曲をもっと難しくした人で有名人。
某楽譜店に、このゴドフスキー版練習曲の楽譜があって見に行ってはうっとりして帰ってくるのが結構楽しいのね。何しろ音符の数がものすごいの。よくぞここまで!と感心。
そんな難曲。以前コンピュータで演奏させたCDもあったっけ。(ちなみに私が愛聴してるのはグランテ盤とアムラン盤。)
で、ここで紹介するのは愛すべきボレットさんの物。
DEECAのショパン名盤1200にひっそりと紛れ込んでたんだけど、これは別格でしょう。だってショパンじゃないわ。
肝心の演奏は……
リスト弾きとして有名なボレット。たぶん自分の技術に絶大なる自信をお持ちに違いない。でも昨今の上手い人を聴きなれた耳にはちょっと危なく聞こえるところがご愛嬌。
でも何度も聴くうちに愛しくなるタイプの演奏。何とも言えない味があるのね。とくにワルツ。グランテ盤は機械的かも。練習曲は難しすぎるので仕方ないでしょう。
とにかく楽しい1枚です。
10月18日
| Braunfels : Die Vögel |
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ツァグロセーク指揮 ベルリン・ドイツ響
クオン(Sop)他
DECCA/448 679-2 |
今回は旧譜だ。
まだむ仲間でオペラ好きの友人がいます。と、いっても、カレーラスから聴き出したので趣味はもっぱらイタリア物。私がしつこくワーグナーとかすすめても「ちょっとね〜」と敬遠されてしまうのね。そんな彼女が気に入ってくれたのが何と“ナクソス島のアリアドネ”。
確かにオケの編成は小さいし、メロディーもとっつきやすいわ。「もう少し他のも」と言うので、すすめたのがこちら。ブラウンフェルスの“鳥たち”。
おなじみDECCAの退廃音楽シリーズ(このシリーズについては、またの機会に)。
聴きやすいメロディー、まるでR.シュトラウスやマーラーを思わせる色彩豊かなオーケストラ、コロラトゥーラの超絶技巧と、聴きどころはたっぷりです。
ドイツでこのオペラの実演を見た友人によると、まるで劇団四季の“ライオン・キング”のようなノリだったとか。お子様にも安心しておすすめできる作品です。
1900年代もいよいよあとわずか。今世紀初頭をしみじみ振り返るのもよいかもしれませんね。
10月16日
| ブゾーニ ファウスト博士 |
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ケント・ナガノ/リヨン・オペラ
ワーナーミュージック・ジャパン/WPCS-10260(国内盤)
ERATO/3984-25501-2(輸入盤) |
またまたケント・ナガノ
今年はブゾーニの没後75年。バッハと現代の橋渡しを図った作曲家。先日の嫁選びに続く、ブゾーニマニアには本当にうれしいリリース。ゲーテのファウストだけでなく、伝説や、童話、民話などからさまざまの題材を借り、ブゾーニ自身が脚本を書いたもの。
ただ、あまりにも多くの試みを盛り込みすぎたせいで全容を理解するのは容易なことではない。音楽的にも興味深いところが多い曲。そのうえヤルナッハ版とボーモント版の2種類があるというんだから敷居は高い。
で、わたしの行き付けのCD屋さん。ゲーテ生誕記念とか称してこの曲も試聴させてくれるのね。このナガノ盤のうれしいところは、自分でプログラミングして2種類の版が楽しめることかな。
でも、店頭でこの曲全部聴いてたら変な人になってしまう。
自分で手に入れるしかないわ。語りはフィッシャー=ディースカウだし。
10月15日
| Chopin : Piano concertos Nos.1,2 |
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Krystian Zimerman(pf,cond)
Polish Festival Orchestra
DG/459 684-2 |
待ちに待ったツィメルマンのショパンピアノ協奏曲。今年はショパン没後150年ということで、その記念アルバム。
最初「なに〜ショパンの弾き振り?そんなことできるの?」とか「ポーランド祝祭オーケストラなんてどうせたいしたことないね。」など散々言ってたのだけれど、聴いてみてびっくりしちゃった。
まず、出だしからオケを思いきり歌わせてくれます。どうしてもこの曲のオケパートはないがしろにされがちじゃないですか。場合によってはカットされますでしょ?ここまで息の通った演奏は今までになかったですもの。大感激。
よくブラームスの2番は「ピアノ付きの交響曲」なんて言うけどこのショパンはオケ独奏曲とでも言おうかしら。そのくらいコントロールが利いているのね。まさに一台の楽器!
各曲とも2楽章が白眉。とくに2番。とても言葉では伝えられないたたずまい。
私、彼がコンクールに優勝した時からずっとファンなの。(年がばれる?)
(ひげはちょっと生やして欲しくないけど)
ラヴェルに続く名盤誕生。これからも応援しますわ。でも、国内盤はしばらく出ないんですって。
10月12日
| UUNO KLAMI : Psalmus |
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FINLANDIA/1576-53369 |
詩篇マニアの私。最近のお気に入りはツェムリンスキー(koch 3-1486)。
今日も行き付けのCD屋でPsalmの文字に呼ばれたの。
この詩篇は「カレワラ組曲」と並びクラミの代表作の一つ。たぶん、普通に過ごしていれば名前すら聞くこともない作曲家。Textはカヤヌス。
さて、音のほうは。
う〜ん。これは北欧ぢゃないわ。
メリカント、ラウティオなどのロマンティシズムとは違うもっと色鮮やかな音作りをする人で、どちらかというとストラヴィンスキーに作風は近いわね。
それよりも近いのが映画音楽かも。そう、まさしくハリウッド。
カルミナに飽きた人なんかにおすすめしたら喜ばれそう。こういうのもいいかも。
今日はもうひとつ。
フィリップス・サムシング・スペシャル
ワーグナー管弦楽名曲集 |
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サヴァリッシュ/ウィーン交響楽団
ユニバーサル・ミュージック/PHCP 20422(国内盤) |
サヴァリッシュがウィーン交響楽団の常任になったばかりの1960年頃のばりばりの録音。
やっぱりカラヤンに対抗意識を燃やしているんだろうな。熱い思いが伝わってくるわ。
Tuttiでばらけるところもあるし、ゴージャスさに欠ける所もあるけど、なんか許せちゃうのよね〜。
最近出たバレボ,シカゴ響と比較してはいけないわ。もちろんカラヤンとも。
この頃すっかり丸くなったサヴァリッシュもこんな若い頃があったのね。
まだむ大感激。おまけに1200円。国内初CD化。
ユニバーサルさんありがとう。
10月9日
| モーツァルト他 賢者の石 |
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パールマン/ロンドン・バロック
TELARC/CD-80508 |
きのう送ったばかりなんだけど、ここんとこ新譜が目白押し。
CD屋さんで見境なく買いあさるわたしって変?じゃまになっても、中古屋はやめてね。
「賢者の石」といっても、ルパン3世とかドラクエとは無関係。モーツァルトが「魔笛」を作る1年前に、仲間の指揮者や歌手たちといっしょになって作ったオペラがあって、それが最近復元されました。これはその世界初録音盤。
で、指揮者の解説がおまけのCDになってるんだけど、どうもこれはその「魔笛」と深〜い関係(ヴァンスカとクーシスト。なんだ、それ。)にあるみたいなのね。台本書いたのがシカネーダーで、ねたは一緒。作曲した人たちも、「魔笛」のときに指揮したり歌ったりしてる人ばっかし。おまけに、モーツァルト以外の人が作った曲が、「魔笛」とそっくりなんだって。
でも、わたしが書けるのはここまで。えらそうなこと言ってて、ほんとは「魔笛」ってあんまり知らないのね。あとはjurassicさんのしごと。よろしく。
(こんなことやってて、いまにクビになるぞ)
10月8日
| つのだたかし シチリアーノ |
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ビクター・エンタテインメント/VICL 35099(国内盤)
12月1日発売予定 |
こう毎日CD屋に行ってると、なじみのお兄さんに顔覚えられちゃって。
今日はこのところ気になってるパスタのCMについて。(全国ネットかな?)
レスピーギの好きな人ならご存知かと思いますが、
アンナ・マンマで使われている曲は、例のリュートによる古代舞曲とアリア。
ただし元ネタの方が使われているのでみんな大慌て。(いまのところこれでしか元ネタはきけないんだ。)
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Ancient Airs and Dances
Hyperion/CDA66228
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メーカーに「あの曲はなに?」と、質問殺到したんだって。行きつけのCD屋でも、お客に訊かれて「こんなんですか?」って歌って聞かせた店員さんがいたとか。
で、急遽演奏者のクレジットいれたり、CDが発売になったりするんだって。
たしかにテレビであれが始まるとほっとしますもの。
jurassicさんのコラムねたも今月リュートだし。
これはいいことを聞いた。という感じ。
で、つのだとたかしの間に★はいれなくていいのね?
10月4日
| メシアン アッシジの聖フランチェスコ |
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1998年ザルツブルクライブ
ユニバーサル・ミュージック/POCG 10219(国内盤)
DG/445 176-2(輸入盤) |
生前のメシアンと親交があり、この曲の初演時指揮者の小澤のアシも務めた初物好きケント・ナガノ指揮。
119名のハレ管、150名のシェーンベルク合唱団、例のごとくオンドマルトノ3台。
メシアンが一生をかけて追い求めた鳥と神についての集大成とも言える大作。耳に心地よい長三和音を多用している点でもメシアン入門者におすすめできます。4枚がきついわ、なんておっしゃらず至福の時をすごしましょう。
(ここからは関東地区限定ネタ)
第6景 鳥たちへの説教 で、繰り返し使われるモティーフが「めがねのX眼」のCMにそっくり!聞こえるたび笑えちゃう。クライマックスで4回大音量で奏されるところは一聴の価値あり。
「めがねの〜めがねの〜めがねの〜めがねの〜」・・・
ひそかに愛眼オペラと呼んでます。
ありがたくも何ともない話でした。
10月1日
| マーラー 大地の歌 |
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大植英次/ミネソタ響
デヨン (Sop)
ヴィラ―ス(Ten)
Reference Recordings/RR-88CD |
音の良いことで定評のあるRRレーベル。
熱く燃え滾(たぎ)る大植の指揮。文句無し。
ところで、私はあえてこのソプラノにこだわってみたいのです。
ミシェル・デヨン。メトでレヴァインに認められフリッカ役でデビュー。
北米を中心にティルソン・トーマスやハイティンクと競演。ドイツ系の得意な人
。
EMIのDEBUTシリーズご存知ですか?
才能ある若い人の演奏を、安い値段設定(1400円前後)で多くの人に聞いてもらおうという
うれしいシリーズですが、
今年の初め、彼女のも出たのです。(CDZ573163-2)
ワーグナーのヴェーゼンドンク、デュパルク、珍しいところで
リストの「火刑台上のジャンヌダルク」(これが目当てだったんだ!)などなど
もりだくさん。
とにかく深く澄んだ声。いっぺんに魅了されました。
今回のマーラーもほんと素晴らしい。(終楽章といったら!)
もっともっと素晴らしい録音が出るに違いない人です。期待の星。
ところで大地の歌といえば、久しく入手困難だったカツァリスの
マーラー自身のピアノヴァージョン版が復刻になります。
なんと1000円!11月の末発売だって。おもちでない方どうぞです。
9月26日
Richard Strauss
Die Solo-Klavierwerke |
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KOCH SCHWANN/3-6530-2 |
シュトラウス16〜20歳のピアノ作品集。
たしかに技巧的で華やかだけど中身の無い作品。
もちろん録音も少ないが、なぜか、あのグールドはお気に入りらしい。
だからグールドを持っていればOK。あとはシュトラウス自身のピアノロール。
これで十分だと、思っていたら・・・
今年来日して素晴らしいゴルドベルクを演奏して帰っていったシュテファン・ヴラダーが
録音してくれました。
これは買い。
この人はとにかく音が美しく力強い。内容なんてどうでもいいの。
どうせ、そう言う曲だから。
実は、知られざるR.シュトラウスシリーズの7番目のリリース。
こんな変な物をだすのはARTSレーベルだけではなかったんですね。
まったくマニア向けのシリーズであります。
9月25日
はじめまして。クラシックのCDにかけては誰にも負けない知識と情報網を持っているキャリアウーマン、まだむです。jurassicさんに頼まれて、こんなコーナーを引き受けることになってしまいました。あっ、jurassicさんのことですから、もしかしたらそれっぽくでっち上げてるんじゃないかと疑ってません?実は… いいえっ!私は別人です。(と、ムキになるのが嘘っぽい?)