[開山・開基のプロフィール] [写真集]


 本日は開山開基七百年遠諱にあたり、御法務御多端のところ大本山東福寺より無價室管長猊下を始め、各山御尊宿方、伊達家当主泰宗様をはじめとする御来賓、そして檀信徒の皆様に御来山いただき、御焼香賜わりましたこと深く感謝申し上げます。  また、この遠諱の記念事業として計画されました庫裏、会館の建設も、檀信徒の皆様のご協力、さらには法類近隣の御住職方のご指導をいただき壮麗なる完成を見るに至りました。心より御礼申し上げます。  さて、開山佛智禅師は大本山東福寺で聖一国師(円爾弁円)に侍された後、伊達家に要請され伊達五山(後述)を歴任され、その後東福寺第五世になられた方です。  また、伊達四世政依公は、福島県伊達郡に伊達五山(初代夫妻の寺として満勝、光明、実父母の寺として観音、興福、自身の寺としての東昌を含めた五ヶ寺…一般にいわれる北山五山の前身)を創建されたほど、仏教帰依の心が篤かった方です。  この御二人が同年月日に亡くなられたことは単なる偶然とは思われません。この不思議な御縁から七百年を経過した現在、その御恩に報いるためにも、この東昌寺を皆様とともに大切にしてゆきたいと思います。今後ともなお一層の御指導を賜わりますようお願い申し上げまして、御礼のご挨拶といたします。ありがとうございました。

平成十二年七月九日              住職 国安泰泉