(00/5/22作成)

[概要]


コンクールのポスター
 5月の14日から18日までの間に、フィンランドのヘルシンキに於いて開催された、第2回シベリウス国際指揮者コンクールで、篠崎靖男さんが第2位に入賞されました。
 実は、このニュースが、ご本人からのメールで送られてきたのが、5月
20日の事でした。翌21日はニューフィルとのリハーサル、さっそくお祝いを言ってあげたら、その日のうちにコンクールの画像が送られてきました。とっておきの最新情報、さっそくお伝えしましよう。
 ちなみに、入賞したことで、ヘルシンキ・フィルから正式に演奏会の依頼があったそうです。さらに、フィンランド第3の町テゥルクのオーケストラからのコンサートの依頼も来たそうです。これから益々のご活躍が期待される篠崎さんですね。
 なお、このコンクールは第1回目が
1995年に開催されたという、比較的新しいものです。そのときにもやはり日本人の栗田博文さんが2位(1位なし)に入賞されています。
コンクール本番の写真
 コンクールでの篠崎さん。ファイナルではないので燕尾服は着ていないのだそうです。
賞状
 いただいた賞状です。審査員のサインがありますね。

2nd International Sibelius Conductors' Competition

フィンランド、ヘルシンキ
2000年5月14日―18

審査員
委員長 Esa-Pekka Salonen(ロス・アンジェルス・フィル音楽監督)
Okko Kamu(フィンランド国立歌劇場音楽監督)
Lawrence Foster(モンテカルロ・フィル、エルサレム響音楽監督)
Serge Dorny(ロンドン・フィル音楽監督)
Alexander Keer(アムステルダム・コンセルトヘボウ管コンマス)
Sakari Oramo(バーミンガム市立響常任指揮者)
Jorma Panula(指揮者、シベリウス・アカデミー教授)

ラウンド内容

予備審査
ビデオ審査(
Esa-Pekka Salonen、Ernst Fleischmannによる)
応募者178名より、28名通過

本選
5月14日 第1ラウンド(28名) フィンランド放送響
ベートーヴェン     エグモント序曲
リムスキーコルサコフ  シェエラザード
ストラヴィンスキー   春の祭典
13名通過
15日 第2ラウンド(13名) フィンランド放送響
ドビュッシー   海
ティエンスー   KOI(新曲) 
7名通過
16日 第3ラウンド(7名) ヘルシンキ・フィル
R・シュトラウス  ブルレスケ(Pf,Orch
ラヴェル      シェヘラザード(Sop,Orch
ルトスワウスキー  チェロ協奏曲
6名通過
17日 セミ・ファイナル(6名) ヘルシンキ・フィル
マーラー  交響曲第1番
シベリウス 交響曲第7番
4名通過
18日 ファイナル(4名)ヘルシンキ・フィル
コンサート形式により、全フィンランドに テレビ、ラジオ生中継される。
シベリウスの交響曲から1曲選択。
  (ちなみに篠崎は交響曲第2番を選択した。)
結果
第1位 
Olari Eltos(エストニア)
第2位 篠崎 靖男(日本)
第3位 Stefan Solomon(スウェーデン)

コンクール事務所
Finlandia Hall・FIN-00100 Helsinki,Finland
TEL:358-40-4024238
E-Mail: elina.siltanen@icenet.fi