0001(02/7/11)-0020(02/8/17)

今日の禁断 床下浸水

 全国に大きな爪あとを残して、台風6号は北へ去っていきました。などと他人事のようなことを言っていますが、今朝職場に行ってみたら、ものすごいことになっていてびっくり。小高い丘の上に立っている建物ですから、水害などには無縁だろうと思うのは、浅はかな間違い、中庭が一面、見事に水をたたえた巨大な池になっているではありませんか。5年前に立て替えた時に、全体が「コ」の字になるように設計、「|(縦棒)」の真ん中に大きな排水溝を設置して、雨水対策は万全のはずでした。ところが、夕べの雨は何でも1ヶ月分の量が1日で降ってしまったとかで、排水能力を超えた雨が、溜まってしまったということなのです。これにはさらに、隣の神社にある大きな池の水が、どういうわけだか流れる先がどこにもなくて、大雨の時にはすべてこちらに溢れてくるという事情も加わります。だから、中庭の池には、普段はいないはずの魚の姿がたくさん。
 これだけでしたら、別にそんなにひどいことではないのです。悲劇はしばらくして現われました。実は、職場には掘りごたつがあって、年中使えるようになっているのですが、そこへ足を入れた人が「濡れている!」。そう、さっきの水は、土台の通気口から床下に入り込んでいたのです。やはりあれだけの水量では無理もありません。と、そこで思い当たったのが、地下にある井戸ポンプのことでした。昔使っていた井戸は少し低いところにあったので、新しい建物はその上に作り、井戸のスペースが地下室のようになっていたのに、そのとき初めて気がついたのです。慌てて床板をあけて覗いてみると・・・

 かなり水は引いたように見えますが、これでも膝の下ぐらいまで(実際に入ってみました)たっぷりたまっています。バケツでくみ上げようと少しはやって見たのですが、とても手におえるものではありません。業者に連絡して、ポンプで水を抜いて、井戸ポンプはとりはずして修理に持っていってもらいました。

 「ニューフィル日記」をリニューアルしたらこんなことになりました。「ニューフィル」のことだけではないし、まして「日記」などでは決してなかった旧バージョンのタイトルを、内容に即して改めたということです。いったいどこが「禁断」で、どこが「アバンチュール」なのかという疑問には、これからおいおいお答えしていけることでしょう。
aventure number : 0001 date : 2002/7/11


今日の禁断 魔羅

 かつて「ニューフィル日記」と呼ばれていたものが形を変えて登場したのが、あまりにも早すぎるということで、各方面に憶測を呼んでいるようです。曰く、「前と何も変わっていないじゃないか」、曰く「これは最初から計画していたもので、無用の心配を招いたことは許しがたい」。確かに、表面的なことを見れば、「打ち切ります」と言った2日後には再開しているのですから、そのような非難の気持ちはわかります。しかし、人間の気持ちなど、ほんの数時間で変わってしまうことだってあるのですから、2日といえばそんな短い時間とは言えません。「ひとめぼれ」などという言葉もあることですし。
 確かに切羽詰った心境に陥ったことは紛れもない事実ですし、その気持ちが2日やそこらで回復できるとは夢にも思っていませんでした。一つには、予想外の反応の大きさもありました。目に触れた掲示板以外でも、アンケート、PCメール、携帯メール、FAX等、あらゆるメディアで寄せられた抗議の数々。なかには、この「禁断」をアップしたのがあまりに早かったため、そうとは知らずきのうになって、心に染みるメールを下さった方もおりました。この方を「うっかりもの」と揶揄することは簡単です。しかし、非難されるべきは、それほど予想外の行動をとってしまった私に他ならないのです。
 と、一部の人々を混乱に陥れた罪に対しては笑って許してもらえたふりをして、話を進めさせていただいて、構わないでしょうか?公式掲示板で、先日の技術委員会の結果についてはお知らせしましたよね。それを末廣さんに送ったものに対して、事務局に返事のFAXが届いたということで、技術委員にメールが回ってきたのは、おとといの深夜のことでした。結論から申し上げると、あの5曲の中には、末廣さんの気に入ったものは1曲もないということなのです。今までの流れを考え、ニューフィルの能力、団員の希望などを総合して決まったのが、あの5曲だったのです。やはり、末廣さんは一筋縄では行きません。「第九」を演奏してみて、私達と末廣さんとの距離は少しは近くなったかなと喜んでいた矢先のこの通告、またしても崖から谷底へ突き落とされたような気持ちです。もはや、私達には、この険しい断崖を這い登る力など残されてはいません。
 「5曲の中にはピンと来るものは何一つありません。だったら、この際これをやってみませんか?」と呈示されたのが、・・・・、なんと、漢字で表記すら出来ない、あの作曲家だったのです。今のPC環境では決して表記することの出来ない名前の作曲家を指定してくるなんて、いったいどこまで不幸な星のもとに、私達は生まれついてしまったのでしょうか。
aventure number : 0002 date : 2002/7/13


今日の禁断 駐車場

 青年文化センターの駐車場は、休みの日にはなかなか入れることが出来ません。この建物に用がある人だけではなく、すぐそばの台原森林公園などを訪れる人たちも利用するためです。ですから、今日みたいに、休みの日のコンサートを聴きに行く時には、かなり早めに出かけないことには、駐車場に入れるのは非常に困難になってきます。
 ということは分かっていましたから、2時から始まるコンサートのためには、1時少し前には会場に到着する必要がありました。予想通り、私が駐車場に入ったときには、地下1階はすでに満車、地下2階にも、空車のスペースは2台分しかなかったのですから。
 それほどまでに気合を入れて出かけていったのには、2つの理由があります。一つは、このコンサートが、私の筆頭愛人(とりあえず、1号は無視)あっチャンカッコ2号カッコとじが出演するものだったから。四人編成のフルートアンサンブルに、欠員が出てしまったので、急遽あっチャンが頼まれたというもの、二重奏などの出番もあるということですから、私としては聴きに行かないわけには行かないでしょう。もう一つの理由は、かつて「ニューフィル日記」と呼ばれていたものではお馴染みのフルーティスト、瀬尾和紀さんが聴きにくるという情報を得ていたから。瀬尾さんが、奥さんと一緒にいま仙台に来ているというのは、別のサイトの書き込みで知っていましたが、私もぜひ生瀬尾さんにお会いしようを思ったのです。
 会場は交流ホール。早めに着いたので、扉の前のロビーでブラブラして、やってくる人を観察していましたが、瀬尾さんはいつまでたっても現われません。その代わり、出番をひかえているはずのあっチャンがその辺に出てきたので、立ち話。なんだか自信がなさそうでした。そのうちに開演時間になってしまったので、とりあえず中に入ります。お客さんはやや少なめ、左右や後ろのほうはガラガラだったので、入り口に近いところに座りました。もうすぐ開演時間、瀬尾さんは駐車場に車を入れられないでマゴマゴしているのかな、などと考えていたら、後ろから「○○○さん」と私を呼ぶ声が聞こえたのです。1年ぶりの瀬尾さんご夫妻は、以前にも増して輝いていました。
 2〜3曲終わったあたりで、人が続々入ってきました。その中に、りっちゃんカッコ3号カッコとじと和重クンもいました。私の横がちょうど2つ空いていたので、並んで座ります。何でも、和重クンは駐車場がなくて泉中央まで行って車を置いてきたとか。その頃には、座席もかなり埋まって、追加の椅子を並べ始めるほど、よかったですね。
 後半には、あっチャンがドップラーの「アンダンテとロンド」の1番フルートを吹くという場面も。自分が吹くわけではないのに、なんだか私の方が緊張してしまったりして、変ですね。コンサート全体も、ヴァラエティに富んだ選曲で楽しめましたし、なかなか興味深いものでした。終わってから楽屋から出てきたあっチャンは、疲れきって放心状態、あれだけの濃い演奏をすればそれも当然でしょう。お疲れ様でした。 
aventure number : 0003 date : 2002/7/14


今日の禁断 栓抜き

 台風7号の影響は、夕べから懸念されていました。0001と同じ規模の、大雨を降らせるであろう台風が、今日のお昼頃、仙台を直撃するというのです。職場の掘りごたつは、ようやく水害から復旧したというのに、また水害が予想されるなどということは、とても耐えられません。しかし、実はそれよりももっと重大なことがあったのです。0003で再会した瀬尾さんご夫妻と、昼食をご一緒するという約束が、よりによってこの台風直撃の日に予定されていたのです。
 しかし、今日の天気は、そんな台風が近づいているにしては拍子抜けするほどの穏やかさ、どうやら帰りの交通事情を心配しながらの会食の恐れはなくなったようです。予約してあったアムス西武8階の「ブカラ」へ向かいます。お店に行ってみると、まだ瀬尾さんたちは来てないようです。というか、広い店内にはお客さんは誰もいませんでした。入り口にいたのはインド人と思われる、濃い顔つきの人。「予約してあったんですが・・・」と言っても、なんだか言葉があまり通じないようでした。身振りで「その辺に座れ」みたいなことを言ったので、とりあえず、テーブルを確保しました。このお店の人は全員インド人だということは知っていましたが、こんなところに瀬尾さんたちをお招きして果たして大丈夫だったのでしょうか。しかし、瀬尾さんたちが着いた頃にもう一人現われた店員はきちんとした日本語を話したので、まずは一安心です。
 みんなでランチを食べましたが、メインのカレーが出てくる前に出てきたサラダやチキンで、ほとんど満腹状態、メインディッシュのチキンカレーも、巨大な「ナン」が付いていますから、とても全部は食べきれないほどでした。それでも瀬尾さんは食べ盛り、奥さんの分のカレーまで平らげてましたっけ。
 他愛のない話から、わりとシビアな話まで、奥さんのリードに任せて話は弾みます。コーヒーを飲もうと思ったら「ホット、ありません」というので、隣の「CASA」に河岸を代えて、さらに話に花が咲きました。演奏家として独り立ちしてやっていくことの厳しさ、社会との葛藤、でも、瀬尾さんたちだったら、きっとそれらのことをクリアして、さらにビッグになっていくことでしょう。またそんなお話を聞けるときが、楽しみです。
 
aventure number : 0004 date : 2002/7/16


今日の禁断 バイアグラ

 おとといの練習の時に、1号様からプレゼントをいただきました。1号様のお庭で収穫されたタイベリーで作った、手作りジャム。昨日、帰りに早速ヨーグルトを購入。タイベリーのジャムを混ぜて食べてみました。非常においしかったです。甘酸っぱくて香りがよくって。甘さも控えめ。すごーくおいしかったです。。(あっチャン風)
 その1号様がお勤めになっている外資系の製薬会社の親会社が、このたびさらに大きな製薬会社に買収されたと、世間では大騒ぎになっています。私のような半分自営業みたいなものには計り知れないご心労がおありのことでしょうね。ヴィオラパート、いや、いまやニューフィル全体において、かつてなかった形でのコミュニケーションを確立した1号様のことですから、自ずと道は開かれることと思います。がんばってください。ファイザーの目玉、「バイアグラ」もあることですし。
 私の場合は、そのような薬も必要がない程の健康な生活を送っていますが、そんな人に限って、思いがけないところから大事につながりかねないことが起ってしまいます。そろそろ土用の丑の日、今日の夕ご飯はうなぎの蒲焼でした。うなぎは私の大好物、この肉厚のふわふわ感はヤバイ。箸でちぎって一口パクパク、あーおいしい。(やまっち風)
 楽しく食べ進むうちに、ちょっと気になることが。なんだか骨がとても大きくて、少し邪魔になるのです。肉はあれほどやわらかいというのに、この骨の硬さはいったい・・・・。まあ、それでもおいしさには勝てません。「おいしいものはさっさと食べる」というのが私のクセですから、骨もそのまま、呑み込みます。食べ終わってお茶を飲んでいると、なんだかのどの入り口あたりに変な異物感があるのに気が付きました。どうやら、さっきの骨が引っかかったみたいですね。まあ、そのうち抜けるでしょう。・・・と思っていましたが、どうも様子が変です。「魚の骨が刺さった時は、ご飯を丸呑みにするといい」などと、昔言っていたような気がしますが、そんなのは迷信だというのは、最近見たテレビで知っていました。ひどくなると、病院に行って抜いてもらわなければならなくなるということも。場所によっては、舌を少し動かしただけでも抜けてしまうこともあるので、いろいろやって見ましたが、どうも効果はなさそうです。ここは、一つ、実地を見てみる必要があるでしょう。
 鏡の前で口をあけて、懐中電灯で照らして見ると、ありました。「のどちんこ」のすぐ横、キラキラした粘膜の中から、見事に白い細い骨がぶら下がっています。しかし、見えてはいても、指では届きません。というか、骨を挟もうと指を2本入れると、奥までは届かないのです。こうなれば最後の手段、ちょっと恐いけど、ピンセットを持ってきて、一発勝負。まわりの粘膜に傷をつけたら大変ですから、慎重に、ねらいをすまして・・・取れました!長さは2センチぐらい、刺さっていた部分には血がべったり付いていました。
 本日の一句  呑みこむな うなぎは急に 止まれない(またまたやまっち風)
aventure number : 0005 date : 2002/7/18


今日の禁断 トロピカーナ

 暑いですねーっ。こんな暑い時には、何といっても冷たい飲み物がありがたいものです。今年の私のお気に入りは「トロピカーナ」。キリンビバレッジから発売されている果汁100%のジュースです。「キリビバ」といえば、去年狂いまくっていた「ブラジン」と同じ発売元ですね。これも何かの縁でしょうか。最近知ったのですが、1000mlの紙パックに入っているトロピカーナには、プラスティックの注ぎ口が付いているものと、そうでないものとがあるのですね。いつも利用している「オカザキスーパー」には両方並んで置いてあるのですが、どこが違うのかよく分かりませんでした。タヲサンに聞くのもしゃくなのでちょっと調べて見たら、注ぎ口が付いたものは「ホームメードスタイル」、そうでないのは「スタンダードタイプ」というのだそうです。もちろん、私が愛用しているのは値段が高い「ホームメード」の方なのは、言うまでもありません。
 この「オカザキスーパー」、地域密着型のスーパーとして、小さいながらも固定客を持って健闘しています。私も、ほとんど毎日のように利用していて、レジのおばちゃんとも顔なじみ。トロピカーナも、最初のうちは店頭にないときもあったのですが、最近では必ず入手できるようになりました。信頼感、って言うんですか、ここへ来れば必ず手に入れることができる、みたいな。
 ところが、このオカザキスーパーの存在自体が、根底から揺るがざるを得ないような事態が発生したのです。ここからすぐ目と鼻の先に、県内に多くの店舗を展開している大手スーパーが進出してきました。その名は「ウジエスーパー」。(ローカルなネタですみませんねぇ。こんなスーパー誰も知らないって。)新らしもの好きの私は、早速今日、開店直後の慌しさが残る「ウジエスーパー仙台中山店」へ行ってみました。店内の広さはオカザキスーパーの2倍以上、品揃えも豊富です。何よりも、店員の迫力が違います。これは、個人商店に毛が生えたようなオカザキには見られないもの。ところが、毎日買っている物をチェックして見ると、意外な落とし穴がありました。「トロピカーナ」が置かれていないのです。これで、最低一人はお客さんを失うことはなくなったことでしょう。オカザキは。
 店をひと回りしてみると、お酒の売り場があるのが目に入りました。こんなコーナーを見つけたときの私の習性は、あるものを探してみること。それは、おなじみ「ウィルキンソン・ジンジャエール」です。もちろん、今までそれがあったのは「明治屋」だけだというのは、ご存知ですね。ところが、あったのです。「辛口」が、さりげなく。全部買い占めたい衝動に駆られましたが、とりあえず1本だけ買って帰りました。最近、「辛口」が全然辛くないという噂を聴いたので、もしかしたら、こんなおおっぴらに置いてあるものは、その辛くないものかも知れないと思ったからです。しかし、それは紛れもない「辛口」、これでわざわざ明治屋まで行かなくても簡単に手に入れられます。そのうちトロピカーナも入荷することでしょう。そうすれば、もはやオカザキスーパーには勝ち目はありません。
aventure number : 0006 date : 2002/7/20


今日の禁断 小節番号

 トップページからこちらに来た方、ちょっとびっくりしたでしょう。「禁あば」のロゴが、前回から更新の時にはキャラクターも変えるようにしたのですが(気がついてました?)、今日の分は、今までのハードボイルドタッチから一転して、「ほのぼの系」になりました。このキャラ、おそらくご存知のことでしょう。そう、あの「やくわどり」、愛人28号のサイトのマスコットとして、世界中に親しまれている、あの小鳥さんですね。これは、28号が私のために夜なべをして編んでくれたセーターやマフラーや手袋や腹巻や・・・(暑いっ!やめてくれ!)・・・ではないのですが、とにかく、このサイトのこのコーナーのためにわざわざ作ってくださったものです。タイトルの趣旨を、これほどまでに理解してくださった方を、他に知りません。このバージョン、これからは練習日の「禁あば」に使おうと思っていますから、週一でお目にかかれるはずです。末永く可愛がってください。
 さて、今日は月に1度のパート練習、管楽器の場合は分奏の日です。例によって会場は東口のパルシティ、駅のそばに出来たばかりの大きな駐車場に車を置く頃には、あれほど暑かった日差しも、どんよりとした雲に覆われて、いかにも一雨来そうな按配でした。帰りに雨に降られたらちょっと辛いので、傘を持っていきましょう。広い大通りを歩いていると、前の方になじみの後姿が。それはりっちゃんと麻里サン。残念ながら、あっチャンではありませんでした。何でも、麻里サンは、間違えて旭ヶ丘に行ってしまったそうです。いつも見かける顔が見当たらないので(誰も来てなかった)、分奏だったことに気がついて、慌ててこちらに来たのだとか。早く気がついてよかったですね。
 そのくらいだから、私にしては少し遅めだったのですが、それは高校野球のラジオを聞いていたため。宮城県予選の、今日は準々決勝、身内の母校が3校も出ていたのですが、私の母校仙台○高は惜しくもサヨナラ負け、娘の母校は東北高校を破るという大金星、そして、弟の母校の仙台□高が、シーソーゲームで決着がつかないので、ギリギリまで聞いていたのです。もし、みんな勝っていたら、ベスト4は仙台123高と仙台高校というすごいことになっていたのに、残念でした。でも、東北高校が負けたのは、ほんとによかった。
 終わる頃にも、雨は降ってませんでした。梅雨はもう明けたのでしょうね。
aventure number : 0007 date : 2002/7/23


今日の禁断 センタカ
 
 今回もまたマーキーが出ました。もうすぐアクセスカウンターが16万になるというので、例によってほんの粗品を用意させていただきました。それは、東芝EMI様ご提供のプロモーションビデオ、アーティストはあのスーパースター、エマニュエル・パユですから、「粗品」などと言っては怒られてしまうかも知れません。「珍品」と言い直しましょう。よくご質問があるのですが、カウンターはトップページの一番下にあります。一見ただのスポンサーバナーのようですが、上半分がきちんとカウンターになってますので、よろしく。
 さて、最近事務局長が入院なさっているのはご存知でしたでしょうか。盲腸炎でさる病院にご入院だったのですが、ちょっと予定より長引くということになったそうです。ゆっくり静養なさっていればよろしいのに、定期演奏会の印刷物に掲載するための「後援元」への依頼書の発送のお仕事があるというので、無理を言ってきのう1日退院させてもらったとか。揃えていただいた書類をもとに、あとの仕事は私が任されたのですが、きのうそれを受け取りにご自宅にうかがった時には、いつもと変わらない元気な様子だったので、ちょっと安心しました。私としては、点滴スタンドを引きずりまわしている姿を想像していたのですが、そんなことはありませんでした(そういう演出の「こうもり」がありましたが)。
 その発送作業は、想像以上に煩雑なものでした。特に、某教育委員会などは、たかが後援になんでここまでというぐらいの資料が要求されています。依頼書もそれぞれ別の書式があったりして、普段字を書き慣れていない私の手は、終わる頃には痙攣が走っていました。もちろん、用意されていた書類は完璧でしたから、時間さえあればいつかは終わる仕事ではありましたが、改めて事務局の仕事の渋さを認識させられました。まさに縁の下の力持ちですね。
 ところで、きのうの高校野球の結果については、あちこちでさまざまな反応が見られましたね。やはり東北高校が負けたのはショッキングだったようですが、そこを負かした相手についての配慮に欠けていたのは、関係者としてはちょっと気になりました。さるサイトでは、今年のベスト4は、どこが勝っても初出場になるみたいな、この高校の人が見たら怒り狂うような知ったかぶりを披露なさっていましたし。もう誰も覚えていないのかもしれませんが、このチームはほんの4年前にはしっかり甲子園に行っているのですよ。そこまで影が薄いというのは、宮城県ではここに負けた高校と、もう一つの私立校がほとんど毎回出場していたせいでしょう。金にあかせて全国からスーパースターを集めたチームと、地道にがんばってきたチーム、どちらが「宮城県」の代表にふさわしいかは、自ずと明らかだとは思うのですが。直子サンやしげちゃんの母校でもあるこの高校、明日の準決勝では伸び伸びとがんばって欲しいと、心から願わずにはいられません。
aventure number : 0008 date : 2002/7/24


今日の禁断 記念品

 16万のキリ番も無事終了して、カウンターは相変わらず増加の一途をたどっています。今回のキリ番については、掲示板などには自己申告が出なかったので、あまり大騒ぎにはならなかったのですが、確かにその方はいたのです。きのうの朝、アクセス解析を開いてみてびっくりしたのは、朝の8時ごろにすでに普段のその時間の倍ぐらいのアクセスがあったこと。15万のときもそうですが、明らかにキリ番目当てにアクセスが殺到するという現象が起っていたのです。そして、11時ちょっと前に確認(カウンターが上がらないように、直接カウンターのサイトを見ます)してみたら、すでに160001、予想では午後の3時ごろかなと思っていたので、やはりかなりのハイペースでした。
 それから、メールとか掲示板を頻繁にチェックしてみたのですが、そのような動きはありません。前回1号様がとったときは、直後にカキコがあったというのに。おそらく、しつこくアクセスしてはみた人はいたものの、ちょっとした隙にほかの、キリ番など全然意識していない人がゲットしてしまったのでしょう。今回は記念品贈呈式は出来ないのでしょうか。ところが、夜遅くになって、「キリ番ゲットですが・・・」というメールが入ったのです。すぐに連絡してこなかったのは、やはり1号様同様うしろめたいことがあったようで、「かなりしつこく更新」した、と、告白されていました。その方は仙台にお住みの方でしたので、「練習日に来れば記念品を手渡せます」と言ってやったら、どうやらその方向で話が進みそうです。ですから、おそらく今回も記念品贈呈式の写真を撮ることができることでしょう。こんなことを書かれて、怖気づかなければの話ですが。
 ところで、さっきから、アクセス解析のことを書いていますが、確かに、時間ごとのアクセスとか、アクセス元だとかはこれによって克明に把握することが出来ました。しかし、最近、このサイトがちょっとおかしくなっていて、1日分のデータがまるごとなくなってしまうことが頻繁に起るのです。そこではだいぶ前から「原因を究明中」といっていますが、依然改善される兆候はありません。だから、この日ののように、このまま行くと確実に一日のアクセス数が250を超えるだろうと期待をもって次の日の朝に開いてみたら、「データがありません」という冷たいコメントを目にしてがっかりすることになるのです。
 それにしても、今では、アクセス数が毎日コンスタントに200前後を示しているのですから、このサイトの成長振りには目を見張るものがあります。もちろん、アクセスが多いということには、たんに「見てくれる人が多い」というだけでは片付けられない面もあるわけで、有体に言えば「目をつけられている」というか、「ヤバいことを書いていないかチェックする」という必要のある人が増えてきている、ということなのです。それこそが、このコーナーが「禁断」と呼ばれる所以でもあるわけです。
aventure number : 0009 date : 2002/7/27


今日の禁断 女王さまっ

 今年イギリスでは国を挙げたとても大きなお祝い事が行われているそうです。それは、「ゴールデン・ジュビリー」、イギリス(というか、UK)の国王であるエリザベス二世が、国王に就任してから50年たったというお祝いだそうです。これにちなんで、さまざまな分野で記念行事がとりおこなわれているそうで、その盛り上がりといったら、同じ時期に開催されていたサッカーの国際大会の比ではなかったといいます。私達が、まさに、例の「ワールドカップ」の喧騒の緒についた6月の初めに、ロンドンでは、なんとバッキンガム宮殿の裏庭で、大規模な野外コンサートが開かれました。当のエリザベス女王も観客に迎えて、「クラシック部門」と「ポップス部門」、それぞれ別の日に、夕方から夜を徹して豪華な出演者を迎えて壮大なイベントがとりおこなわれたのです。
 その模様は、イギリスの国営放送BBCを通じて全国に中継され、そのソースを編集したDVDやCDも、日本の店頭にも並ぶようになりました。この辺の情報は、実は一月ほど前にサンプルの音源が手に入っていたので知ってはいましたが、別に聴く気もなかったので内容についてはあまり知りませんでした。むかし流行った「バンド・エイド」みたいなものでしょうから、おおよその察しはつきましたし。
 おとといの深夜、テレビで、おそらくこのDVDと同じ内容の「ポップス部門」が放送された時も、別にビデオに撮るでもなく、長丁場(3時間)ですから途中でお風呂に入ったりしていい加減に見ていました。ロイヤルシートには、最初はチャールズ皇太子しかいなくて(あと、なんとか王子と)、エリザベスさんが席についたのはかなり遅くなってでした。フレディー・マーキュリーのいない「クイーン」とか、おそらく別撮りの「サー」・エルトン・ジョンとか、そこそこ見どころはありましたね。そして、トリをとったのが、お約束、「サー」・ポール・マッカートニーでした。「サー」のないミック・ジャガーと共演するなどという噂も流れていましたが、それが実現しなかったのは知ってましたし、曲目も分かっていたので、ジョージが作った「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」をクラプトンと共演するのだけが楽しみでした。ところが、ギターを抱えて出て来たポールは、弾き語りで、なんと「ハー・マジェスティ」を歌いだしたのですよ。ビートルズのラスト・アルバム「アビー・ロード」の最後に、隠れトラックとして入っているこのポールの曲、「女王陛下はイカしたコ、いつかモノにしてやるぜ」という、超過激な歌詞で、当時はかなりモンダイになったものです。書いてから30年たって、晴れてご本人の目の前で歌えて、ポールはほんとに満足そうでした。当の女王陛下はというと、アップになったときはあからさまな不快感が見て取れましたが、その表情はそのあとも変わらなかったので、おそらく歌われている内容も理解できないような高齢特有の症状になってしまわれていたのでしょう。
 DVDの曲目リストには載っていませんでしたが、これももちろん収録されているのでしょうね?
aventure number : 0010 date : 2002/7/29


今日の禁断 マーラー

 2週間ぶりの旭ヶ丘、なんだか、とっても長い間弦楽器の人たちの顔を見ていなかったような気がします。みんな変わりはなかったでしょうか。少し遅めに着いたのですが、ホールの中には一人、敬一郎クンしかいませんでした。何か一生懸命難しそうな曲をさらっています。でも、なんだかどこかで聴いたことがあるようなメロディー、これはいったいなんでしょう。しばらくしたら分かりました。このところ何回も繰り返し聴いていたあの曲ではありませんか。あまり耳に馴染んでいたので、かえって分からなかったというわけです。それは、マーラーの5番。もうすでにパート譜を入手して、一心不乱に弾いていましたよ。この前の技術委員会では、パートによっては難色を示しているところもあるということでしたが、これだったら大丈夫ですね。今日の技術委員会を待つまでもなく、「マラ5」は決定したも同然です。
 事務局長は入院していても、「かいほうげん」は出さなければいけません。一人だけ写真が撮れてなかった新入団員を撮影したり、入団希望者をチェックしたり、いつもは事務局の方で一本化していたデータを自分で揃えなければいけませんから、大変です。今日もヴァイオリンに更なる入団希望者があり、早速お名前をチェックです。その方は今日は見学されてましたが、それでもヴァイオリンパートは相変わらず贅沢な出席を誇っていて、ヴィオラあたりがうらやむのも無理はありませんね。そして、うれしいことに、何もネタがなくて困っていた1ページ分の空白が、ものの見事に埋まることになってしまったのです。何もなければ、適当な演奏会のチラシを載せてごまかそうと思っていたのですが、帰り際にしゅうやクンが、出来たばかりのアンサンブルの演奏会のチラシを持ってきて、「載せて下さい」と言うので、それで決まりです。ほとんど何の準備もしていなかったのに、16ページが埋まってしまうのですから、ありがたいことです。他の皆さんも、ぜひご利用になって、編集部の苦労を少なくしてくださいね。
 技術委員会では、正式に「マラ5」が決定して一安心。実は、これを見越してやはり2ページ分の記事を用意していたので、これで結論が先送りになどなっていたら、完全に穴があいてしまうところでした。そんな綱渡りで、何とか紙面は出来そうなので、後は印刷が順調に行ってくれるのを願うだけです(今まで何回書いたことでしょう)。
aventure number : 0011 date : 2002/7/30


今日の禁断 増量サービス

  末廣さんとの次の定期の曲目が、マーラーの交響曲第5番に決まりました。有名な曲ではありますが、何といってもマーラー、ある程度音を聴いて「予習」をしておかないことには、この複雑な音楽を理解して演奏することは困難でしょう。もちろん、皆さんの中には、すでにこの曲を演奏したことがある方もいらっしゃることでしょうし、生の演奏をお聴きになったこともあるでしょう。CDだって何枚もお持ちになっていることでしょうが、ここでは、敢えて、私が最近聴いてすっかりハマってしまったCDをご紹介しようというわけなのです。
 それは、ダニエレ・ガッティという人が、ロンドンのロイヤル・フィルを指揮して録音したものです。ガッティという1961年生まれのイタリア人指揮者、つい最近ボローニャ歌劇場を率いて来日していましたが、それほど知名度の高い人ではないはずです。かくいう私も、このロンドンの名門オーケストラの現在の音楽監督である彼のことは、今回初めて知ったのですから。とりあえず「マラ5」の新しい演奏を聴いてみようと、何の先入観もなしに聴いてみたこのCD、しかし、それは私のマーラー観を根底から揺るがしてしまうほどの強烈な体験を与えてくれたのです。
 第1楽章の冒頭、トランペットの葬送行進曲のテーマを聴くだけで、まずガッティ・ワールドに誘い込まれます。とても物悲しい音色で一吹き「タタタター」、しかし、次の「タタタター」は一瞬の間を伴って現われます。このためらいがちの重い歩みが、この楽章の性格を特徴付けています。続く弦楽器のテーマもやはりこんな、いつまでたっても先に進まない、かといって決して重苦しくはないという、不思議な雰囲気を持っています。そして、しばらく経って出現するにぎやかな部分は、まるでお祭り騒ぎのような明るさ、この対比の格差がたまりません。
 第2楽章は、嵐のような激しい音楽ですが、ガッティはここから、とても振幅の大きい、雄大な風景を見せてくれています。トゥッティでも決して雑にならないような知的なコントロールが、メンバーの一人一人に徹底されているので、出てくる音はあくまでクリアです。木管のリズムに乗って弦楽器がゆったりしたメロディーを奏でる部分は、歌い方がとても自然。かなり濃い表情付けをしているにもかかわらず、聴こえてくる音楽は何の抵抗もなくすんなり心に入ってくるという、魔法のような表現です。
 第3楽章はとてもオシャレ。3拍子の扱い方が自由自在で、その場面に応じてさまざまなリズムを見せてくれます。薄い音でワルツを踊るところなど、まるで夢を見ているよう。
 第4楽章の有名な「アダージェット」では、弦楽器は徹底して暗い音で弾き続けます。一見甘美さとは無縁の音色ですが、そこからとてつもなく深い歌を紡ぎだすのが、やはりガッティの魔法。いつの間にか、マーラーがこの曲に望んだ響きはこういうものに違いない、という確信すらわいてきます。
 終楽章、とても複雑な、多くの声部が入り乱れている音楽ですが、ここで全ての声部にはっきりとした主張が、それぞれに生命力を持って込められているというのは、驚異的です。まったく別の動きをしているものが、オーケストラ全体として見た時には全てが同じ方向を向いている、という強烈なドライブ感に支配されて、この曲は壮大なクライマックスを迎え、果てるのです。
 と、まあ、つたない表現で私の感じたことを書き連ねてみましたが、もちろんこれは皆さんに実際に聴いていただいて、この驚異的な世界を体験していただくのが一番なわけです。あるいは私とは正反対な印象を持たれるかもしれませんし、末廣さんが求めているものとは全くかけ離れた演奏であるのかもしれません。しかし、私自身は、この演奏を聴いて、マーラーの持つ世界が今まで思っていたものよりもずっとずっと広いものであることを、初めて認識させられたのです。
 正直言って、これだけのものを私達の演奏で表現することなどできっこないという、恐れさえも抱いてしまいました。そういう意味で、「参考演奏」としては、あるいは不適当なものなのかもしれません。しかし、一つの理想の世界として、一度は聴いておくべきCDであると、確信をもって言い切ることは出来るでしょう。


 このCD、録音されたのは1997年、1998年には国内盤もリリースされました。当時の「レコード芸術」では「特選盤」という評価を得たもので、それなりのセールスは上げたのでしょうが、それから4年も経ってしまえば、この程度の「新人」は忘れ去られてしまいます。おそらく、国内盤(BMGファンハウス/BVCD-1503)は今では入手できないのではないでしょうか。しかし、ご安心下さい。私の伝手で、輸入盤が1枚1,500円で手に入ることになりました。ご希望の方は、掲示板、メール等で私までご連絡ください。
aventure number : 0012 date : 2002/8/1


今日の禁断 廃盤
 
 世の中では、思っても見ないことが起るものです。0012でご紹介したCD、確かな手応えが感じられたので、とりあえず10枚ほど手元に置いておこうと、「伝手」に連絡をとってみました。出来れば6日にお渡ししたいし、そのあとだと休みが入って遅くなってしまうからです。折り返し、「伝手」からの返事を聞いて、私は唖然としてしまいました。以前の話では、マーラーの5番、20枚以上の在庫があるので、相当の希望者があっても充分にまかなえるということでした。しかし、今在庫を確認したところ、なんと現物は6枚しかないというのです。その代わり、「4番なら24枚ある」と。いったい、何が原因でこのようなことになってしまったのでしょうか。納得のいく説明が得られるまでは、とても引き下がるわけには行きません。さあ、どうなんだ!
 「伝手」の言い分は、こうです。ガッティのマーラーは、4番と5番が相次いでリリースされていて、ジャケットも非常によく似ているので、どうやらデータをコンピューターに打ち込む時に4番と5番を間違えてしまったようだと。だから、在庫品の現物を確かめて、初めて間違いに気がついたというわけ。こんなことがあるんですねえ。データ上ではたくさんあるはずのものが、実際にはなかったということ、定期的に「棚卸し」でもやっていれば、すぐ分かりそうなものですが、いったい、どういう商品管理をやっているのでしょうね。さらに悪いことは続きます。きのうも書いたように、メーカーはこのアイテムにそれほど執着はないようで、すでにこの5番のCDは廃盤になっているというのです。追加の注文をしようにも、新たに入荷する可能性は全くありません。つまり、残されたこの6枚が、現在手に入れることができる最後の商品ということになるのです。
 私がこのCDを推薦したのは、純粋に良いものを多くの人に聴いてもらいたいと思ったからです。本当に良いものをカタログに残しておかないメーカーの姿勢を非難することは簡単です。在庫の把握すらまともに出来ない流通業者の無能さをあざ笑うのも容易なこと。しかし、今私達に求められているのは、この現実に冷静に対処する思慮深さではないでしょうか。私の一途な思いが少しは伝わったのでしょう、現在の時点で、すでに3名の方が「欲しい」と言ってこられています。掲示板の3号、メールの5号、そしてアンケートの番号未定の方です(何番がいいですか?)。もちろん、この方たちには6日に現物をお渡しできると思います。しかし、残りはわずか3枚。これは、やはり早いもの順でしょうかね。なんか、人気チケットの電話予約みたいですが、完売した時点で掲示板に告知を出す予定です。
 じつは、0012と同じ物が、6日発行の「かいほうげん」にも掲載されます。仕事が立て込んできそうなので、そのページはすでにきのうのうちに印刷は完了してしまいました。こんなことになったので、まだ印刷していない1ページ目に「言い訳」を載せることにしました。そんなことやってていいわけ?
aventure number : 0013 date : 2002/8/2


今日の禁断 ペンネーム

 マラ5のCD、最後の追い込みは、なかなか劇的なものがありましたね。私にしてみれば、掲示板だけではなく、メールもきちんとチェックする必要がありましたから、ハラハラものでした。さいわい、同じ時間に申込みがあるということはなかったので、一安心。それよりも、在庫が実は6枚しかなかったということが早く分かって本当によかったですね。何も知らないで20枚ぐらい注文を取ったあとで気がついたりしたら、大変なことになっているところでした。CDをめぐっての醜い争奪戦が繰り広げられるのは必至でしょうし、もちろん、それがもとで、私がニューフィル内において今まで築き上げてきた地位は、跡形もなく崩れ去っていたことでしょう。そんなことは、まあ、どうでも良いのですが、これが元で、愛人たちの心が私から離れていってしまうようなことがあれば、これ以上辛いことはありません。いや、もちろんそんなことで見切りをつけられるような事はないと信じられるだけのものはあるのですが。
 それは、何といってもこのサイトの人気。それにつけても、ここを訪れる方には色々なタイプがあるのには驚かされます。この間、「吉田ヒレカツの音楽展望」で、さる合唱団の演奏会を取り上げたのですが、それをご覧になったその合唱団の関係者の方がこんなメールを下さいました。「吉田ヒレカツというのは、あの吉田秀和さんのことですか?そうだったら、大変光栄なことです。」・・・
 もちろん、あの吉田秀和先生がこのサイトに寄稿してくださったりしていたら、私にとっても大変光栄なことで、もっともっと宣伝したりするところですが、あいにく、皆さんもすでにご存知のとおり、あの「ヒレカツ」先生はこの大音楽評論家とは全く関係のない方なのです。というか、「ヒレカツ」などというふざけたペンネームを使い始めた時から、これは秀和先生のパロディだと気付くのが、普通の人の感覚だと思っていました。カテゴリー的にも、あのエッセイが掲載されているのは「ジュラシック・ジョーク」ですしね。しかし、そのような作者の思い込みは、実は一見さんには通じにくいものでもあったのですね。最近は検索システムが発達していますから、キーワードが含まれてさえいれば何の脈絡もなく文書が探し出せます。こちらは一生懸命下準備を施して仕組んだつもりのものでも、それだけが単独で取り出されてしまっては、ただのまじめな評論になってしまうのです。だから、この方のように、本気で重鎮の書いた批評だと思ってしまうわけです。
 折り返し、その辺のことを教えてあげたら、「すっかりだまされました」とおっしゃっていました。私としては「してやったり」ですが、世の中にはそれでは済まないこともあるかもしれない、人によっては本気になって怒り出すことがないとは言えない、というような小心者としての私が口出しをするので、「ヒレカツ」シリーズには最後にちょっとしたコメントをつけることにしました。これだったら、何を言われても平気です。
aventure number : 0014 date : 2002/8/4


今日の禁断 七夕

 人間の毎日の生活というのは、何一つ意味もなく流れていくということはありません。平穏な毎日が同じように繰り返されるなどいうことは決してあることではないのです。柄にもなくそんなことを考えたのは、今日という日がなかなか変化に富んでいたから。
 コンビニで立ち読みでもしようと、何とはなしに少し早めに旭ヶ丘に着いたら、なんと駐車場が満車、ゲートの前で3台ほどの車が待っているではありませんか。平日のこの時間に満車だなんて、最近の私の記憶にはなかったことです。何か大きな催し物でもあるのかなと思ってよく考えてみたら、今日からは「仙台七夕」の本番だったのではありませんか。車で街中へ行くのは大変ですから、このような郊外の安い駐車場に止めて、地下鉄で街まで行くというのが、賢い七夕見物なのでしょう。今まで七夕の当日に旭ヶ丘で練習をやったことはなかったという盲点を付かれた感じでした。
 そのお陰で、メンバーの集まりはいつになく悪いものがありました。ヴィオラなど誰もいなかったのですから。それよりも、同じフルートのあっチャンがいないのが、やはり普通とは違うことです。よっぽどのことがない限り練習を休むことはないのですが、おそらく、練習を犠牲にするに見合うだけの玉の輿のお相手と、お見合いでもしていることでしょう。今日のメニューはラフマニノフとフランクだったのですが、そのせいで、今まで1回も吹いたことのないラフマニノフの2番を吹くハメに。
 今日がいつになく変化に富んでいたわけは、さらに、色んなものを配布することになっていたからです。メインは例の「かいほうげん」最新号、それに、練習の日程表もちょうど演奏会までの予定が確定したので、配ります。その他に、毎月の愛人手当て、「Magi」の最新号、それから、このところお騒がせしていたマラ5のCDが加わります。それぞれ誰に配るかはしっかり頭に入れてはあったのですが、実際に間違いなくそれぞれの人に手渡すのには、意外と神経を使うものです。合奏をやっている間も、どういう順序でどれとどれを配るのか、ということばかり考えていましたから、集中など出来るわけはありませんね。
 あ、それからもう一つ。0009でキリ番をゲットした方が、本当に記念品を受け取りにやってきたのですよ。せっかくだから写真でも撮っておけば良かったのですが、それは固辞されたので、私の胸の中にだけ、美しい思い出として残しておくことにしましょう。
 白状すると、何があっても変わることがないと思われていたものが、実は変わりうるものだということを思い知らされたという体験が、最も普通と違うこと。本当は失ってしまってはいけないものを手元に置いておくことを放棄したというのは、取り返しのつかないことだったのかもしれません。
aventure number : 0015 date : 2002/8/6


今日の禁断 青虫

 夕べは、何年ぶりかに七夕を見に行ってきました。北四番丁にあるレストランに車で行って、そこの駐車場(無料)に置いたまま地下鉄で広瀬通まで行くという倹約コースです。地下鉄を降りたら、新伝馬町から大町、芭蕉の辻の手前で東一番丁を北上して、定禅寺通まで、まあ、オーソドックスなところでしょう。実は、今通った道にはそれぞれ「クリスロード」とか「マーブルロ−ドおおまち」とか、「ぶらんどーむ一番丁」とか「一番丁四丁目買物公園」などというしゃれた名前がついているのだそうですが、なんか、七夕とはミスマッチに感じられて、あえて昔の呼び名にこだわってみました。
 しかし、通りの名前が変わってしまったように、七夕飾りもいつの間にかセンスの悪い物になってしまっていたのには、ちょっとがっかりさせられました。金ぴかのお店の名前を堂々と掲げている薬屋さんは、そのお店の垢抜けないイメージそのもの、地元のサッカーチームのキャラクターをそのままぶら下げただけという芸のなさを披露している百貨店は、殿様商売の接客態度そのままとか。アーケードの天井も締め切ったままですから、風も入らず暑くてたまりません。風になびく吹流しなどという「風情」あふれるものには、もうお目にかかれないようになっているのですね。老舗の紙屋さんとか、まがりなりにも水準を保っている飾りは、ほんの数えるほど、けばけばしい下品な七夕飾りが大手を振ってまかり通っているのは、仙台の中心部でも地元の商店がどんどん中央の大企業に牙城を明け渡しているという最近の経済状況とも、おそらく無関係ではないのでしょう。
 話は全く変わって、「青虫復活」の話題です。何のことかと思われるでしょうが、トップページのアクセスカウンターのすぐ下を歩き回っている青虫君が、このところ調子が悪かったのに気がついていたのは、相当な常連さんです。あの青虫をクリックすると、「アクセス解析」というページが開くはずなのが、ここ2週間ばかり何もつながらない状態が続いていたはずです。きのうからは、青虫そのものが姿を消していましたし。これは、レンタルしていたアクセス解析のサーバーがダウンしていたためです。前にもこういうことがあったので、そのうち復旧するだろうと思っていたのですが、どうやら事態はもっと深刻だったようで、今まで運用していた無料のアクセス解析は、とうとう廃止されることになってしまったのです。使いたい人は金を払えと。これがないと、今まで重宝していたリンク元の解析とかが出来なくなってしまいますが、有料で見るほどのものでもありませんから、どこか別の同じようなサービスをしているサイトを探すことにしました。しかし、検索をかけて調べてみたのですが、この業界はかなり浮き沈みが激しいようでして、こういうものへのリンクを集めたページでも、「休止中」というのがたくさんありました。何よりも、無料でリンク元の解析までやってくれるところというのが、ほとんどないのです。
 しかし、根気よく探して、やっと、前のものよりもっと充実しているところを見つけました。個別の生ログまで見ることができるというすぐれもの、興味のある方は、青虫をクリックしてみてください。
aventure number : 0016 date : 2002/8/8


今日の禁断 ザリガニ

 勤務先の中庭が池になってしまったのは、0001でのことでした。台風が去ったあとは、なぜか猛暑に突入、あれほどあった池の水もどんどん少なくなって、おとといあたりは干上がる一歩手前でした。そうすると、まだ生き残っていた魚が泳いでいるのが良く見えます。おまけに、泥の中には、もういなくなってしまったと思っていたザリガニが。この池には井戸水が流し込めるようになっていますから、このような生き物達に安心して生活してもらえるように、少し水を増やしておきました。そして、今日見てみたら、蓮の葉っぱの間から大きなザリガニくんが顔を出してましたっけ。

 実は、「勤務先」というのは私の実家でもあるのですが、この池は最近作り変えたもので、昔は同じ場所にもっと得体の知れない、何が住んでいるのか分からないようなものがあったのです。もちろん、ザリガニは我が物顔でそこら中を泳ぎまわってましたし。これが、糸の先にするめをつけて水面にたらすと、面白いようにはさみを振りかざして飛びついてくるのです。またたく間にバケツいっぱいのザリガニの群れ、茹でてよし、そのまま殻を割って生でわさび醤油につけて食べた日には・・・
 うそですよ。キャッチ・アンド・リリース、獲るだけ獲ったらあとは池に戻しますってば。
 そんなことをやっていた頃、夏休みになるとやってくる親戚の人がいました。母のいとこという間柄ですが、私のようないなかものにとっては素晴らしく洗練されたセンスの持ち主で、特に音楽に関しての豊富な知識は、クラシックを聴き始めた私には羨望の的でした。一応サラリーマンでしたが、若い頃は実際に音楽の現場にいたこともあるという、ただのアマチュアではない、しっかりした基礎を持っていた人でした。どんな大人に対しても胡散臭さを感じられて、決して信用することのなかった、ちょっと可愛くないガキだった私が、唯一信頼を寄せることが出来て、心を開ける相手が、この人だったのです。だから、今私がこんなことをやっているのは、間違いなくこの人のお陰、「ジャンキさん」は、私の、ほとんど唯一の師匠でした。
 しかし、数年前、ジャンキさんは奥さんとお子さん二人を残して亡くなってしまいました。もう昔のように頻繁に顔を合わせるという間柄ではなくなっていましたが、もちろん東京までお葬式に行ってきました。本人の希望で終始流されていたモーツァルトのレクイエム、最後までジャンキさんは洗練されたセンスの持ち主でした。このサイトを立ち上げたのは、それから少ししてから。インターネットの情報だったら天国からでも覗くことができるはずです。きっと、ジャンキさんは見ていてくれることでしょう。
 ジャンキさんのお墓は仙台にあります。ほとんどお盆の入りに等しい今日、ジャンキさんの息子さんが、結婚したばかりの奥さんを連れてお墓参りにやってきました。
aventure number : 0017 date : 2002/8/10


今日の禁断 三本立て

 いよいよお盆ですね。一応今日からが正式のお盆ですが、実質的には先週末にはお盆に入っていたというのは0017でも書いた通りです。きのうあたりは、実家でお盆を迎えたいという人たちを送り迎えしたりして、更新する気力もなくなるほど疲れて帰ってきました。しかし、家へ帰れば一人だけですから、好きなことが出来ますので、とりあえず映画を見放題といきましょう。
 おととい見たのは、ナイト・シャマラン、ブルース・ウィリスという「シックス・センス」のコンビによる「アンブレイカブル」でした。思い切り凝った展開で、しばらく経つまで何がどう関連しているのかわからない状態が続きますが、運びが丁寧なので訳が分からなくなってしまうことはありません。息つく暇もなく、最後近くまでどんどん引っ張られていく快感は、なかなかのものです。しかし、本当にすごいのは終わりも終わり、もう物語りは落着したと思った瞬間のどんでん返し。前作も、それで思い切りやられてしまいましたが、ここでも完璧に製作者の罠にかかってしまったというわけです。その辺の不気味さをうまく出しているのが、サミュエル・L・ジャクソン。そこへ行くと、ブルース・ウィリスは、いまいち主体性のない演技、最後のからくりが分かってしまうと、完全なアホとしか見えなくなってしまいます。冒頭、列車の中で隣に座った女の子をナンパしようとするのも、エピソードとしての必然性に欠けていますし。重要なモチーフである「コミック」に関しても、日本のハイレベルな作品を見慣れている立場からは、ちょっと説得力が感じられません。しかし、逆に、画一的なパターンしか持ち得ない「アメコミ」だからこそ、このような世界が成り立つのだ、とも言えるわけですが。
 つまり、こういう映画の場合は、ストーリー展開の性格上、こんな抽象的な書き方でしか紹介出来ないということです。肝心の部分をぼかしても、なおかつ説得力のある文章を書くという手法は、専門のCDレビューではほぼマスターできていますが、映画の場合はまだまだ、シロートの域を出ることはありません。
 次に、きのう見たのは、ポール・バーホーベンの「インビジブル」。いかにも原題をそのままカタカナに変えただけのような邦題(「アンブレイカブル」はそう)ですが、実は原題は「Hollow Man」というのだそうです。これはもう、ストーリー云々よりは、「透明人間」の映像化が、その見せ場の全て。あとは、サービス・カットとしての、セクシーな映像でしょう。せっかくのエリザベス・シューが、やや控え目な露出度のため、欲求不満は残りますが。ケビン・ベーコンは、この手の役にはうってつけ、最後、半分透明でなくなった姿を全身さらして、火の中に落ちて行くというようなみっともない姿は、まさに彼のために用意されたようなものでしょう。
 そして今日は、クレイ・アニメ「チキン・ラン」を見ようと思って、10分でつまらなくなってやめてしまいました。キャラクターが完璧に私の審美眼とは相容れないもの、それに、あれだけ設定が甘いと、とても最後まで見るだけの勇気など起りません。
aventure number : 0018 date : 2002/8/13


今日の禁断 発売中止

 中央ヨーロッパの大水害は、連日マスコミで大々的に報道されていますね。特に、チェコの首都プラハの街中を流れる「ブルタバ川」の水位が上がったというニュースは、繰り返し伝えられていました。このブルタバ川、私達には、何といっても「モルダウ川」としてお馴染みですから、関心もひとしお、もはや一般的な呼び名では「モルダウ」が使われることはないという事実にも、認識を新たにさせられたものです。ですから、例のスメタナが作った交響詩「わが祖国」の2曲目も、そろそろ「ブルタバ」、あるいは「ヴルタヴァ」といわなければならなくなってくるのでしょう。
 きのうあたりからは、「ドレスデン」という、普段のニュースにはまず登場することはない、しかし、私達にとってはやはり馴染み深い地名が頻繁に登場するようになりました。「ゼンパー・オペラが浸水した」などと報道されれば、不謹慎ながら、そんなに大々的に取り上げられて、ちょっとうれしくなったりします(ほんと、不謹慎)。ドレスデンで氾濫したのは「エルベ川」、しかし、もちろん、ヨーロッパに行ったこともなければ、ヨーロッパの地理にも疎い私にとって見れば、これらの地名は断片的に頭に入っているだけで、どのようなつながりを持っているのか、などというのは完璧に理解の外にあります。そこで、そのあたりの知識を体系的に習得するために、世界地図帳を買ってきました。今、世界はめまぐるしく変貌を遂げています。最新の地理情報を手元に置いておくことこそが、サイトの主宰者としての務め、という考えももちろんあったことは、言うまでもありません(実は、ちょっと前にイスラエルの「リション・レジオン」という地名がわからなくて苦労したことがありましたから)。
 その地図帳で見てみると、いろいろなことが分かりました。というか、逆に、いかに今まで無知だったかということにもなるわけですが、プラハとドレスデンというのは、すぐそばなのですね。チェコとドイツという別の国ですからどんなに離れているのかと思ったら、距離にしてほんの150km程度、仙台から盛岡までよりも近いのですよ。新幹線だったら1時間もかからないところです(あ、もちろん日本での話。チェコ-ドレスデンには新幹線「こまち」は走ってません。)。
 さらに、ブルタブ川というのは、エルベ川の支流だということもわかりました。それで納得です。チェコのあの濁流は、そのままドレスデンまで流れていって、ゼンパー・オペラを水浸しにしたのですね。
 ところで、先ほどの「わが祖国」ですが、最近さる大物指揮者がこの曲のCDを出したと思いねえ、八っぁん。ところが、それが店頭に並んだという時に、いきなりメーカーさんから発売中止のお達しがあったそうなのです。これは、水害にあったチェコの国民感情を配慮しての措置だったのでしょうか(ちがうと思う)。
aventure number : 0019 date : 2002/8/15


今日の禁断 牛タン

 「新幹線の駅は、牛タンラッシュです。」というアナウンスがテレビから聞こえてきました。仙台名物の「牛タン」が、駅のホームにぎゅうぎゅう詰め(牛牛詰め、ね)になっているところを想像して、思わず「ほう」とうれしくなったら、単なる「Uターンラッシュ」の聞き間違いでした。お盆をふるさとや行楽地で過ごした人たちが、また都会へ帰ってくるのが同じ時期に集中することから、「ラッシュ」になるということなのですね。しかし、一度「牛タンラッシュ」が刷り込まれてしまうと、もういけません。それからは、空港も高速道路も、牛タンだらけになってしまっています。
 そんな季節なんですね。フツーの人はお盆=お休み、だから、ニューフィルも練習はお休みになって、みんなふるさとや行楽地へ行かれたことでしょう。今度の練習には、各地からのお土産で、ピアノの上は楽器を置くスペースもなくなることでしょう。しかし、なぜかこの時期が一番忙しい私としては、連日自販機のチェックに余念がありませんでした。職場には赤い色の缶入りの飲料水を販売する機械が置いてあって、商品の補充は私の日課です。小銭の詰まりのようなちょっとしたトラブルでしたら、わけなく修理することも出来ますよ。新製品の情報にも詳しいですし。
 お盆の前には、売上げを見越して少し多めに商品を仕入れておきます。長年の勘で、ほとんど不足させることはないのですが、たまに売れ方が多すぎて補充するものがなくなってしまうこともあります。今回は、青いパッケージの健康飲料がすぐなくなってしまいました。これは、今まで普通の缶だったものが、一斉にボトル缶に変わったため、飲みやすさが受けてよく売れたのでしょう。しかし、注文してもすぐ配達されるわけではないので、できることなら売り逃がさないために、小売店ででも買ってきて補充をしておきたいところです。そこで、以前にもケースで買ったことのある「やまや」に行ってみたのですが、いまやPETボトルの全盛期ですから、もはや缶のケースなど置いてありませんでした。仕方がありません、「売り切れ」になってしまいますが、我慢してもらいましょう。
 しかし、ここで、思いもかけない収穫がありました。以前は置いてなかった「ウィルキンソン・ジンジャエール」の辛口が、潤沢に陳列されているではありませんか。0006のスーパーにも置いてありましたし、最近はそんなに苦労しなくても手に入るようになっているのですね。
 ところが、です。今日そのスーパーに行ってみたら、あれほどあった「辛口」が、全て「ドライ」、つまり「カナダドライ」と同じ味の普通の物に変わっていたのですよ。陳列スペースはそのままですから、別に「辛口」が切れているというわけではありません。つまり、もうここでは「辛口」を買うことは出来なくなってしまったのです。「捨てる神あれば拾う神あり」というやつですか(ちょっと違う?)。
aventure number : 0020 date : 2002/8/17

02/8/20-9/21