byH.W.(Tp)
つい先月のことです。「この前のアレ観た?」「ウンウン、夜中にやってたアレだろ」「俺、アレの1日目を録りそこなったんだ・・・・」こんな話が聞こえてきました。高音研の休み時間での事です。(コーオンケンといっても「ハイ・トーン研究会」ではありません。ひらたく言えば高校の音楽教員の集会の事なのですが、この中にニューフィルゆかりの方々が6人もいれば、まんざら他人事でもないでしょう・・・・)
そのアレとは、どうやら超有名トランペット奏者のウイントン・マルサリスと小澤征爾(説明無用)が出て、昔にバーンスタインがやっていた青少年のための音楽講座の現代版をBS放送でやっていた事らしいのですが、その時はあまり気にも留めませんでした。しばらくたってから、楽器屋で立ち読みしていた「バンドピープル」という子供向けの吹奏楽雑誌に、このアレのレーザーディスク(以下LD)の記事が載っていました。何となくおもしろそうだし、2枚4面で9000円ならと思って買ってみたら、大当たりだった!!
その4面(四話)を簡単に紹介してみますと、
ウイントン・マルサリスといっても御存知の無い方もいらっしゃるでしょうが、1983年にクラシックの協奏曲とジャズの2枚の初アルバムがどちらもグラミー賞を獲得するという華々しいデビューを飾ったアメリカのトランペット奏者ですが、LDの所々で吹くラッパが実にウマイ!(そういえば昨年12月31日に一関のベイシーで聴いた彼のラッパがまだ耳に残っているなあ・・・・)
もちろん小澤サンの指揮するタングルウッドミュージックセンターのオーケストラと吹奏楽団も上手だが、これらの演奏を聴いているだけでも、とても楽しいのは言うまでもありません。
各々が56〜58分で、冒頭のタングルウッドの森をバックにした小澤サンが「私はオザワセイジです」と話す以外は全て字幕というこのLDは、バーンスタインの番組と比べて少々高度な内容となっていると思われます。(ウチの生徒じゃ全部はもたないでしょう・・・・)が、クラシック音楽を愛する者なら、一見の価値は充分にあるでしょう。
興味のある方、観てみたい方はTpの渡部まで!!
鈴木和重さん 菊地雅彦さん マルサリス 渡部さん |
一関のジャズ喫茶「べイシー」でのライブの後、96年1月1日AM2:30ごろに撮影された写真です。ところで、「小成田徹の小粋なエッセー」ってどうなってしまったのでしょう。楽しみにしていたのに・・・・