日時 | 2001年1月14日 |
会場 | 角田市総合体育館 |
指揮 | 佐藤 寿一(2、3ステージ) 浜中 博志(1ステージ・全員合唱) |
独唱 | 渡部 ジュディス(Sop) 遠藤 恭子(Alt) 渡邉 公威(Ten) 佐藤 亮(Bas) |
合唱 | オーケストラといっしょに歌おう子供合唱団 ベートーヴェン第九「喜びのうた」を歌おう会 |
曲目 | 第1ステージ(オーケストラ+合唱) 星出豊作曲/わがふるさと モーツァルト作曲/アヴェ ヴェルム コルプス ヘンデル作曲/ハレルヤ 久石譲作曲/さんぽ、君をのせて 平吉毅州作曲/気球に乗ってどこまでも 小泉牧作曲/ふしぎなたからもの 第2ステージ(オーケストラ) ドヴォルジャーク作曲/スラブ舞曲第1、8、10番 第3ステージ(オーケストラ+合唱) ベートーヴェン作曲/交響曲第9番ニ短調第4楽章 (全員合唱:岩谷和春編曲/ふるさと) |
今年の「角田第九」は、今までと違って1月の開催。おまけに、何十年ぶりかという大雪は降るは、この冬一番の寒気団は来るわで、寒さといったら半端ではありません。ストーブを焚いたぐらいでは何の効果も無いだだっ広い体育館で、カイロやババシャツで寒さをしのいだ団員たちは、懸命のリハーサルを繰り広げました。
控室では、買いたてのi-Bookを見せびらかす 余裕の○○ちゃん。 |
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「子供合唱団」の皆さんは、寒さもものともせず 元気な歌声を聞かせてくれました。 |
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合唱団の指揮をされた浜中さん。 オケの指揮も堂に入ったもの。 |
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寿一さんのセーターの模様が気になって、 リハーサルでは(私は)集中力が低下していました。 |
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前日の夜と、本番の昼にはお弁当。 子供向けのサンドイッチとハンバーグの方が 良かったという人も。 |
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会場では、たくさんの人が 裏方の仕事をしていました。 準備の周到さには、頭が下がります。 |
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その割には、お客さんが少なめだったのは、 ちょっと気の毒な気がしました。 |
いよいよ本番です。第1ステージは降り番だったので、客席で写真を撮っていました。演奏ですか?はるか遠くのほうで何か音を出しているな、というのが分かるぐらいで、とても内容を判断できるようなものではありません。この会場で演奏者のメッセージを受け取るなんて、どだい無理な話、細かいニュアンスなど、とても聴き取ることは出来ません。
第2ステージが始まる前に、例によって市長さんのご挨拶がありました。「仙台ニューフィルハーモニー」と、しつこいぐらい「ニュー」を強調されていたのには、何かわけがあったのでしょうか。
その市長さん、我々のすぐ目の前、へたをすると目が合いそうになるほどのところに座っています。1曲終わるたびに、満足げに拍手を送ってくれる様子が、手にとるように良く見えました。
「第九」は、オケの中で聴いている分には、なかなかテンションの高いものだったのではないでしょうか。7本のコントラバスによる低音の充実感はなかなかのものでした。「寒気」ではなく、「歓喜」のテーマも、今まで見られなかったようなしっとりとした味わいがありました。そして、最初の盛り上がり、「Vor Gott!」のフェルマータ、ここまで熱く歌い上げれば、最前列の市長さんが率先して拍手をするのも納得です。ここでの拍手は去年もあったもの、これはもう、角田で「第九」が演奏される時の習慣として、定着していくことでしょう。