ニューフィル日記打ち上げヴァージョン


 演奏会が終われば、打ち上げは欠かせません。まずは公式行事、「東竜門」で行われたレセプションです。いつものことですが、Vaパートを中心にした一団は、早々と会場の一画を占拠して、乾杯の予行演習に余念がありません。(単に、みんなが揃うまで待ちきれずに飲みはじめていただけのことなのですが。)
 篠崎さん、高麗さんの到着を待って、正式な打ち上げの開始となります。本日の有料入場者数は878人。競合するコンサートが多かったことを考えると、まずまずの健闘だったのではないでしょうか。
 篠崎さんのスピーチは、練習の時と同じように温かいもの。「ぜひまた一緒にやりましょう。」という言葉に、我々の心は早くも次の共演の方に向いていました。マーラーやバルトークなんかどうでしょうということですが。


 高麗さんも、ショスタコの再挑戦(前回はアクシデントでドタキャンだったそうです。)には満足そうでした。こちらも、次回はドボコンだとか。共演のきっかけとなった「同級生」和紀クンもスピーチ。


 立食の利点を活かして、篠崎さんはまめにあちらこちらと人の間を行き来して、殆どの団員が直接話をすることができたのではないでしょうか。


 いっぽう、高麗さんといえば、もっぱらニューフィルの奇麗どころと写真に収まることに専念されていたようですね。


 とりあえず時間となったので、おなじみ「ワインバー」に移動しての二次会。広い個室が確保できて、いつかのように椅子が足らなくなってしまうということはありませんでしたが、そんな時に限って出席者が少なめというのは、皮肉なものです。しかし、風通しが良いぶん、篠崎さんや高麗さんのまわりは、いつも別の人が入れ代わり立ち代わりで、なかなか良い雰囲気だったことも確か。


 今回は、ビデオ担当のしできさんが、学校の都合で参加できなかったので、打ち上げ関係のビデオ撮影を任されたしのぶは有頂天。個人的な趣味が反映されたユニークな画像が見られるはずです。(単に、自分の好みのオトコを撮りまくっていただけのことなのですが)


 2時を過ぎて3時に近くなる頃には、お店は追い出しモード。三次会へ移行となります(おやぢだ!)。


 場所は、これもおなじみの「ライト・クォーター・アヴェニュー」。店内のモニターでは「エピソード1」が
BGVで流れていました。しのぶに説教をたれたりしていたら、いつの間にか画面はなんと「ジュラッシック・パーク」にかわっていて、窓の外は白々と明るくなっています。日の長い6月に演奏会をやったことなどありませんでしたが、考えてみたら、この時期、4時ともなればもうすっかり夜があけてしまうのですね。完璧な朝帰りとなってしまったメンバーは、それぞれの家族の厭味が待つ家路をたどるのでした。