36回定期演奏会021012
  サン・サーンス/「サムソンとデリラ」よりバッカナール
  ラフマニノフ/
ピアノ協奏曲第2番
  フランク/交響曲ニ短調

プロフィール(まつお ようこ)

1982年フランスのブザンソン指揮者コンクールで、女性としては史上初めて、また日本人としては小澤征爾に次いで2人目の優勝という壮挙により、一躍注目を集める。以来実力と人気を兼ね備えた指揮者として着実に地歩を固めている。
名古屋市生まれ、4才よりピアノを始める。
1975年お茶の水女子大学教育学部音楽科卒業後ただちに東京芸術大学指揮科に入学,同大学院に進む。渡辺暁雄、小林研一郎両氏に師事。一年間、群馬交響楽団で学生のためのコンサートの指揮者を務める。
1981年フランスに留学。パリのエコール・ノルマル音楽院でピエール・デルヴォー氏に師事。プザンソンコンクール優勝後、帰国し、名古屋フィルを指揮して生れ故郷の名古屋にデビュー。東海テレビ賞受賞。
1983年、NHK「若い芽のコンサート」でNHK交響楽団を指揮、絶賛を博した。以後、東京交響楽団、新日本フィル、読売日本交響楽団、日本フィル、新星日本交響楽団、などを次々と指揮し高い評価をえている。1983年エイボン芸術賞受賞。
1990年、労働省婦人週間のポスターになる。期間中に講演。日本青年会議所の1990TOYP大賞文部大臣奨励賞受賞。同年11TOYP世界大賞文化部門受賞(プエルトリコで表彰式)。
1998年4月セントラル愛知交響楽団の客演常任指揮者を経て、1999年4月からは同楽団の常任指揮者に就任。セントラル愛知交響楽団とは、定期演奏会や特別演奏会などで着実に成果を上げ評価されている。2000年6月には名古屋能楽堂での能の演出を用いたモーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」公演が話題となるなど、意欲的かつ多彩な活動を展開している。
海外での活躍では、
1982年のプザンソンコンクール以来ベルギーのブリュッセルラジオ放送オーケストラの録音、コンサート、プザンソン市オーケストラ、トゥールーズ管弦楽団、パリ・シャンゼリゼ劇場でのラムルー管弦楽団など数多く指揮している。
著書「マドモアゼルがシェフだって」(かのう書房)
1993年出版。
1992年より毎年、水彩画を大潮会展に出品する。
指揮者としての演奏活動の他にピアノの演奏、講演会、コンサートの企画、司会など幅広い活動を続けている。
1982年より東京芸術大学指揮科講師。練馬交響楽団ミュージック・アドヴァイザー。神戸市演奏協会評議員。富山県民がつくるオペラ・ガラコンサート音楽監督。