荒谷 俊治さん

23回定期演奏会(95/4/15)
グリンカ/歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
シベリウス/組曲「カレリア」
ショスタコーヴィチ/交響曲第5番
14回定期演奏会(89/10/21)
モーツァルト/「フィガロの結婚」序曲
ビゼー/「アルルの女」第2組曲
ベートーヴェン/交響曲第6番「田園」

プロフィール(あらたに しゅんじ)

荒谷さんの写真  1930年、広島に生れる。
 1953年、九州大学法学部、1995年同文学部を卒業。指揮を石丸寛、作曲を高山三郎の各氏に師事。
 1958年、東京放送合唱団を指揮してデビュー。以来、NHK東京・大阪・名古屋の各放送管弦楽団及び各合唱団を指揮。東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団に客演指揮。橘バレエ田(現 牧阿佐美バレエ団)、創作オペラ協会で数多くの創作バレエ、創作オペラを初演。NHKでは“音楽をどうぞ”“夢のセレナーデ”“輝くステージ”“みんなの歌”“歌のメリー・ゴーランド”“土曜コンサート”“音楽のおくりもの”など多数の番組にレギュラー出演。
 19681974年、東京フィルハーモニー交響楽団指揮者。
 1969年、文化庁派遣在外芸術研修員としてアメリカ合衆国とヨーロッパヘ留学、故ジョージ・セルのもとで研究した。
 19741980年、名古屋フィルハーモニー交響楽団常任指揮者として、名フィルを日本有数の地方交響楽団に育て上げた。殊に“名フィルと邦楽器の名手たち”のシリーズは、名フィルの新しい個性として賞賛を得た。
 1966年頃から日本オペラ協会を度々指揮して“山淑太夫”“春琴抄”他の日本の新しいオペラを初演、日本音楽団を指揮して三木稔の“序の曲”“破の曲”広瀬量平の“千夜一夜”など数多くの曲を初演している。
 在住する町田市では、1976年以来、町田フィルハーモニー交響楽団を育成、また、東京リーダー・ターフェル1925と東京コールフェラインの音楽監督を務めるとともに、故郷の福岡では、福岡OBフィル、福岡コールフェラインの音楽監督を務めるなど、アマチュアの育成にも尽力している。
 海外演奏は、1970年以来、アメリカ合衆国、ロシア、フランス、スイス、ドイツ、東南アジア、エジプト、中国、南米、韓国に及んでいる。
  訳著 エルザ・Z・ボゼル「これがオーケストラだ」(音楽之友社)
  編著 男声合唱のための「プラームス愛のワルツ集」(音楽之友社)